JPH09114999A - 作図装置 - Google Patents

作図装置

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JPH09114999A
JPH09114999A JP7272151A JP27215195A JPH09114999A JP H09114999 A JPH09114999 A JP H09114999A JP 7272151 A JP7272151 A JP 7272151A JP 27215195 A JP27215195 A JP 27215195A JP H09114999 A JPH09114999 A JP H09114999A
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Naoki Hayashi
直樹 林
Kazuo Shibuta
一夫 澁田
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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザが電子的に作図する際に、ユーザが描
いた単純な図などから、容易に見栄えのよい図を作図で
きるようにする。 【解決手段】 要素および要素同士の位置関係を指定す
るために入力された入力用紙111の画像が原稿読み取
り部112で読みとられる。読みとった画像に基づいて
要素および要素同士の位置関係が判別され、要素データ
保持部101に記憶される。同時に作図目標選択部10
9から作図目標が指示される。作図目標に応じて、図形
要素が取りうる座標点の位置や、要素の形状、要素の色
が変更される。この変更は、作図上の規則に準拠して、
作図目標に応じて行われ、変更された図は見栄えのよい
ものになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、図形を扱えるワー
ドブロセッサや、ディジタル複写機など、ディジタル画
像情報を加工する電子的な作図を行うための作図装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ワードブロセッサなどでグラフィ
カルUI(ユーザインターフェース)を利用して、エン
ドユーザが電子的に作図をすることが一般的になった。
また、カラースキャナやカラープリンタを含むコンピュ
ータシステムの普及により、グラフィックデザイナだけ
ではなく、一般ユーザでもカラーの図が作成できる環境
ができつつある。カラーの図は白黒に較べて訴求力が高
いので、顧客への提案書やプレゼンテーションのため
に、美しく分かりやすい図を容易に作成したいというユ
ーザのニーズは高い。
【0003】グラフィックデザイナではない一般ユーザ
の場合、見栄えを問わなければ、円形や矢印などを使っ
て、要素間の関係を表現でしている単純な図を作ること
は比較的容易である。しかしながら、デザイン知識のな
い一般ユーザにとっては、この単純な図をどのように変
形すれば美しく分かりやすい図になるかについてはイメ
ージするのが難しい。
【0004】ワードプロセッサやグラフィックソフトウ
ェアなど、電子的な作図に関する従来の技術では、作図
作業は、ユーザが直線や多角形や楕円形といった図の要
素を生成し、これを2次元平面上に配置するという操作
を繰り返すことで行われる。従来の技術に基づくシステ
ムで用意される編集操作系は、個々の図の要素の位置や
大きさや色を直接的にユーザが指定するものになってい
る。
【0005】従来の技術では、デザイン知識のない一般
ユーザにとっては、紙と鉛筆を使う状況に較べて「要素
の形を正円にする」「長方形をあるラインにそろえる」
程度の見栄えの良さは作りこみやすい。しかしながら、
要素の配置や形や配色のバランスを取りながら、美しい
図を作るのは一般ユーザには困難である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、ユーザが電子的に作図する
際に、ユーザが描いた単純な図などから、容易に見栄え
のよい図を作図する作図装置を提供することを目的とす
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用】この発明は、
以上の目的を達成するために、作成対象の図に含まれる
べき図の要素と、上記要素同士の位置関係とを指定する
第1の指定手段と、上記作成対象の図に反映される作図
上の規則を指定する第2の指定手段と、上記第1の指定
手段および第2の指定手段の指定に基づいて上記作図対
象の図を表す画像情報を生成する手段とを、作図装置に
設けている。
【0008】この構成によれば、ユーザが図の要素とそ
れらの配置関係とを指定し、さらに作図上の規則を指定
するだけで、作図上の規則に合致したすなわち見栄えの
よいデザインで作図を行える。
【0009】上記第1の指定手段は、媒体に描かれた画
像を読みとり、指示用の画像情報を生成する画像読み取
り手段と、上記指示用の画像情報から、上記作成対象の
図に含まれるべき図の要素と、上記要素同士の位置関係
とを検出する手段とを含むように構成できる。また、上
記画像読み取り手段は、上記媒体に描かれた画像を光学
的に読みとるように構成できる。さらに、上記検出する
手段は、上記媒体に描かれた画像の各部の色に応じて上
記要素の種類を判別するように構成してもよい。
【0010】この構成によれば、媒体にラフな絵を描い
て図の要素および配置を指定でき、また要素の属性をも
簡易に指定できる。もちらんデジタイザ等を用いて図の
要素や配置を指定するようにしてもよい。
【0011】また、上記第2の指定手段は、上記要素同
士の位置関係に関する作図上の規則を指定する手段、上
記要素の形状に関する作図上の規則を指定する手段、お
よび、上記要素の色彩に関する作図上の規則を指定する
手段のうちの少なくとも1つを有するように構成しても
よい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施例の作図装
置について図面を説明する。ここでは、この作図装置の
構成や動作を説明する前に、この作図装置を用いてどの
ように作図を行うかにその操作の全体の流れを説明して
おく。
【0013】この実施例では、格子が印刷された紙(入
力用紙111)に、カラーマーカーペンで図を描く。図
を描いてある入力用紙を光学的に読み込む。これと同時
に、タッチパネル上の選択肢から図のデザインを選択す
ると、これに基づいて図を変形したカラー原稿が出力さ
れる。
【0014】この実施例では、図の要素として「囲
み」、「矢印」、「テキスト」の3種類がある。「囲
み」は、丸や四角など、ユーザが入力用紙の上で閉曲線
で描いたものである。「矢印」は、−>の形に描かれる
ものである。「テキスト」は、図に書き込んだ文字列で
ある。
【0015】この実施例では、図を描くためのカラーマ
ーカーペンが与えられている。カラーマーカーペンは、
「囲み用」、「矢印用」、「テキスト用」といった図の
要素の種類ごとに与えられており、用途ごとに色が違
う。システムは、この色の違いを利用して、要素の種類
を検出する。
【0016】入力用紙に印刷された格子の色も、カラー
マーカーペンの色とは異なる。ユーザには、格子を基準
にしてカラーマーカーペンで図を描いてもらう。図の要
素と格子の色が違うことを利用して、要素と格子とを個
別に認識し、要素の位置関係を格子を基準にして検出す
る。
【0017】つぎに、実施例の作図装置の構成を説明す
る。なお、この作図装置は、専用のワードプロセッサや
汎用のパーソナルコンピュータ、ワークステーション、
あるいはホストのソフトウェアとして実現できる。
【0018】図1はこの作図装置を全体として示すもの
で、この図において、作図装置は、原稿読み取り部11
2および作図目標選択部109を有し、ユーザの各種指
示を受け付けるようになっている。原稿読み取り部11
2は入力用紙111にマーキング操作を行って作成した
原稿を読みとるものである。ユーザの指示は、実行部、
すなわち、要素データ変更部102、座標データ変更部
121、図印刷部123、格子検出部114、囲み検出
部115、矢印検出部116、テキスト検出部117、
色設定部118、形状設定部119、向き変更部120
等で実行される。処理制御部124は全体の制御を統括
する。
【0019】各部の実行に際しては、記憶部すなわち要
素データ保持部101、座標データ保持部103、方位
距離設定ルール保持部104、色設定ルール保持部10
5、形状設定ルール保持部106、作図目標選択肢保持
部107、選択肢−設定ルール対応保持部108、処理
対象画像保持部113が各種データを記憶する。そして
生成中の図はその都度、画面表示部122に表示され、
最終的に生成された図が図印刷部123により印刷され
る。
【0020】以下、各部の構成を詳細に説明する。
【0021】[要素データ保持部101]要素データ保
持部101は、図の要素ごとに、その形状、色、配置に
関する情報を保持する機能を持つ。この実施例では、図
の要素に関する属性データを表形式で保持する。表は、
属性と属性値の組を対応づけたものである。要素毎に一
つの表が作られ、その表をシステム内で一意に識別する
ためのIDがふられる。以下、各属性について説明す
る。
【0022】属性には、「位置」、「色」、「形状」、
「テキスト」および「表示順序」がある。属性「位置」
は、その要素の2次元平面上の位置を示す。属性値とし
て、後述する配置可能座標の座標IDをとる。属性
「色」は、その要素の色を示す。属性値として、国際照
明学会が定めたスケールであるL*a*b*でその要素
の色を表現した値をとる。属性「形状」は、その要素の
形状を示す。属性値として、ページ記述言語のPost
Script(米国アドビ・システムズ社の商標)でそ
の要素の形状を記述した値をとる。属性「テキスト」
は、要素種類がテキストの場合に、その内容を示す。属
性値として、カラービットマップデータをとる。属性
「表示順序」は、その要素が何番目に表示されるかを示
す。この実施例では、描画は上書きで行われるので、要
素が重なった場合は表示順序が後のものが手前に見え
る。属性値として、一意の正数値をとる。
【0023】[要素データ変更部102]要素データ変
更部102は、他の機能部からの命令に応じて、要素デ
ータ保持部が保持する情報を変更する機能を持つ。図の
要素の生成、すなわち新たな表の生成は、他の機能部か
ら送られる命令によって行われる。この命令を受ける
と、まず新たな一つの表を要素データ保持部101中に
作る。この時点での各属性の値は、次のようになる。 *属性「色」、「形状」、「テキスト」はnil。 *属性「表示順序」は、この時点で要素データ保持部1
01に存在する表が持つ、この属性値の最大値に1を加
えた値。
【0024】生成命令の結果として、新たに作った表の
IDを返す。
【0025】属性「色」、「形状」、「テキスト」の属
性値設定については、直接代入命令が用意されている。
この代入命令は、引数として、表のIDと代入する属性
と、代入する値とを取る。この命令を受け取ると、この
機能部は、要素データ保持部101に保持された表か
ら、引数で渡されたIDを持つものを探し、その表の属
性値を渡された値に従って置き換える。
【0026】属性「色」については、属性値を変更する
命令として、明度/彩度/色相の相対的変更命令が用意
されている。この変更命令は、引数として、表のIDと
現在の値に対する変化量を取る。表のIDは、前述の属
性値設定と同様に、代入先を調べるために用いる。変化
量は実数値で、色相変更のみ単位がラジアンの値であ
る。明度の変更は、現在のL*値に対して変化量が加算
される。彩度および色相の変更は、現在のa*値とb*
値から彩度および色相を計算し、これに変化量を加算し
た後、加算後の値をa*値とb*値に割り振る計算を行
う。なお、色相の変化量に関して、a−b座標系(aを
機軸、bを縦軸)で時計回りを「プラス変化」の向きと
する。
【0027】属性「形状」については、属性値を変更す
る命令として、大きさ/向きの変更命令が用意されてい
る。この変更命令は、引数として、表のIDと実数値を
取る。表のIDは、前述の属性値設定と同様に、代入先
を調べるために用いる。大きさの変更は、与えられた実
数値を、単位をパーセントとした長さに対する倍率とし
て扱い、この値に応じた大きさになるように現在の属性
値を変更する。向きの変更は、与えられた実数値を、度
を単位とした回転量として扱い、この値に応じて向きが
変わるように現在の属性値を変更する。なお、向きの変
更は相対的な変更であり、原稿の上に対する時計回りを
「プラス変化」の向きとする。
【0028】なお、前記の変更命令の指定方法として、
表のIDの代わりに要素種類を指定すると、もう一つの
引数の値に基づく変更がその種類の要素すべてに対して
行われる。
【0029】[座標データ保持部103]座標データ保
持部103は、図の要素を配置可能な、2次元平面上の
座標に関する情報を保持する機能を持つ。この実施例で
は、配置可能な座標の数は、入力用紙に印刷された格子
の格子点の数に一致する。ある座標のデータは、座標I
Dと、その座標の2次元上での位置を示す値とからな
る。座標IDは、座標を一意に識別するためものであ
る。この実施例では、{1,1}といった、2元の正数
値の組で表わす。
【0030】位置を示す値は、他の座標点を測定対象と
して、これに対する方位と距離で示される。測定対象と
なる座標点は一点であり、これを座標IDで示す。方位
は、測定対象が自身からみてどの方向にあるかを示すも
のであり、印刷時に上になる方向を0度として時計回り
の角度で示される。距離は、印刷の単位である、ポイン
トを単位とした非負の整数値で示される。位置を示す値
の概念図を図2に示す。例えば、図2の左上の座標点
{1,2}は座標点{1,1}を測定対象(基準)とし
て、135度の方位であり、距離は102ポイントであ
る。
【0031】[方位距離設定ルール保持部104]方位
距離設定ルール保持部104は、要素の位置関係に関す
る規則を保持する機能を持つ。この実施例では、要素の
位置関係については、座標データ保持部103に保持さ
れた座標データに対して、その方位と距離の設定に関す
るルールを保持する。
【0032】この実施例では、要素の位置関係に関する
ルールは4種類である。これらのルールは、C言語に似
た文法を持つプログラムにより、逐次的手順として記述
されている。
【0033】ルール1は、座標の配置が等間隔となり、
全体として格子状の構図をなすものである。ルール1
(rule_1(dis_val))では、すべての座
標で、隣の格子点との距離がdis_valの値に設定
される。ルール1は以下のように記述される(C言語に
類する態様で)。ルール1により実行される動作を図1
5に示す。図の記述は容易に理解できるためとくに説明
は行わない。
【0034】
【表1】 ルール2は、座標の配置が等比的に広がり、全体として
末広がりの構図をなすものである。ルール2(rule
_2(dis_val,ratio))では、間隔の初
期値をdis_valの値として、ratioの比率で
間隔が広がっていくように格子点の間隔が設定される。
ルール2は以下のように記述される。ルール2により実
行される動作を図16に示す。この図の記述も容易に理
解できるためとくに説明は行わない。
【0035】
【表2】 ルール3は、座標の配置がある任意の点を中心として同
心円状に並ぶものである。ルール3(rule_3(c
enter_point,dis_val))では、座
標center_pointを中心点として、dis_
valの値を半径差とする同心円に格子点が配置される
ようになる。ルール3は以下のように記述される。ルー
ル3により実行される動作を図17〜図20に示す。こ
れら図の記述も容易に理解できるためとくに説明は行わ
ない。
【0036】
【表3】
【0037】
【表4】 ルール4は、ある任意の点を中心に、任意の角度だけ全
体の構図を回転させるものである。ルール4(rule
_4(center_point,plus_angl
e))では、 座標center_pointを回転の
中心として、plus_angleの値だけ時計方向に
すべての座標点を回転させる。ルール4は以下のように
記述される。ルール4により実行される動作を図21に
示す。この図の記述も容易に理解できるためとくに説明
は行わない。
【0038】
【表5】 ここで、関数point_data({i,j})はシ
ステム定義であり、座標IDが{i,j}の座標データ
ヘアクセスするためのポインタを返す。これにより、p
−>position−>angleのように、座標デ
ータの各属性値を参照/代入することができる。また、
XPOINTMAX,YPOINTMAXは、配置可能
座標の第1元、第2元の最大数を示すマクロである。ま
た、関数reset_reference({i,
j})は、方位/距離設定の基準点となる座標を座標I
D{i,j}にし、この座標から測定対象の繋がりを木
状に展開するシステム定義関数である。測定対象の変更
に従って、距離と方位は、座標の配置がこの関数が適用
される前と変わらないように、適切に設定される。座標
ID{l,m}での「測定対象」の設定は次の通り。 *l<iかつm=jのとき、「測定対象」は座標ID
{l+1,m} *l>iかつm=jのとき、「測定対象」は座標ID
{l−1,m} *m>jのとき、「測定対象」は座標ID{l,m−
1} *m<jのとき、「測定対象」は座標ID{l,m+
1} これらのシステム定義関数とマクロは、後述する座標デ
ータ変更部121で定義されている。
【0039】[色設定ルール保持部105]色設定ルー
ル保持部105は、要素の配色に関する規則を保持する
機能を持つ。この実施例では、要素の属性「色」に設定
されるL*a*b*の値と、その色を表わす言葉(赤や
青など)とを対応づけた組からなる表によって、ルール
を保持している。
【0040】[形状設定ルール保持部106]形状設定
ルール保持部106は、要素の形状に関する規則を保持
する機能を持つ。「形状」については、要素属性「形
状」に設定されるPostScriptプログラムと、
その形状が示す言葉(円柱や鏃など)とを対応づけた組
からなる表を持つ。各PostScriptプログラム
で記述されている画像の大ささには、基準が設けられて
いる。ここでは、144ポイント×144ポイント(す
なわち2インチ四方)の正方形に収まるものに規定され
ている。個々の図の要素の実際の大きさは、入力用紙の
格子の間隔と選択された規則に応じて、この正方形を拡
大または縮小することで決まる。
【0041】また、各PostScriptプログラム
で記述されている、矢印要素として用いられる画像につ
いては、上向きに矢が指しているように規定されてい
る。個々の矢印要素の矢印方向は、選択された規則に応
じて、この画像を回転させることで決まる。
【0042】[作図目標選択肢保持部107]作図目標
選択肢保持部107は、作図目標の選択肢を保持する機
能を持つ。この実施例では、ある作図目標は、IDと文
字列と画像(ビットマップデータ)の組で表現される。
IDは、各作図目標を各機能部が一意に識別するための
ものであり、作図目標を示す文字列DGに一意な正数値
を続けたものである(例えば、DG3)。文字列および
画像は、ユーザがその作図目標を他のものと区別できる
言葉および図形を示している。
【0043】この実施例では、選択肢として用意されて
いる作図目標は、「図の主旨」、「図の用途」および
「図の概観」の3点から類別されている。このような類
別は、ユーザが所望の作図目標を検索しやすくなる点で
有用である。
【0044】この実施例では、作図目標の選択肢を表形
式のデータによって保持している。図3に、このデータ
の例を示す。
【0045】[選択肢−設定ルール対応保持部108]
選択肢−設定ルール対応保持部108は、作図目標選択
肢保持部に保持された作図目標と、方位距離設定ルール
保持部に保持されたルールとの対応関係、色設定ルール
保持部105および形状設定ルール保持部104と言葉
との対応関係を保持する機能を持つ。この実施例では、
作図目標のIDとルール名とそのルールへの引数の値、
ならびに、作図目標のIDと言葉とを対応づけた表形式
のデータを用いることで、対応関係を保持している。引
数が作図目標の選択時に決定される場合は、それを示す
予約語が実際の値の代わりに入る。
【0046】図4に、図3の例に基づいた、このデータ
の例を示す。各作図目標のIDと方位距離設定ルールと
色設定ルールと形状設定ルールとが対応づけられてい
る。色設定ルールと形状設定ルールについては、要素の
種類ごとに異なった色づけや形状を取ることができるよ
うに、種類ごとに言葉が対応づけられている。予約語_
calculateは印刷時に収まる長さになるように
計算することを示し、_fill_pointは任意の
格子点をユーザが入力することを示す。
【0047】[作図目標選択部109]作図目標選択部
109は、ユーザの指示により、作図目標選択肢保持部
107に保持された選択肢のうちから一つを選び、この
結果を記憶する機能を持つ。また、選択した作図目標が
可変の値を取りえる場合は、その値を指示できる機能を
持つ。また、他の機能部からの問合せに対して、指示の
結果を知らせる機能を持つ。
【0048】この実施例では、作図目標選択肢保持部1
07の類別に従って、各カテゴリーから作図目標を絞っ
て画面表示部へ表示させることができる(図5参照)。
ユーザが各カテゴリーで項目を選ぶと、この機能部は、
その項目をカテゴリーに持つ作図目標を作図目標選択肢
保持部107から調べて、その作図目標の文字列と画像
を画面表示部122へ表示させる。作図目標が複数ある
場合は、各作図目標を、作図目標を表す文字列を50音
順に並べた順序で表示させる。また、作図目標が多数あ
って表示しきれない場合は、図5に示すように、スクロ
ール可能なウインドウの表示形式が取られる。なお、各
項目をカテゴリーに持つものがなければ、何も表示させ
ない。
【0049】カテゴリーの項目の選び方は、項目表示の
部分がポップアップメニューになっており、このメニュ
ー項目から選ぶことになる(図6参照)。メニュー項目
は、ある項目に絞らないことを意味する「指定なし」
と、作図目標選択肢保持部107に保持されたデータに
ある各カテゴリーの項目である。これらは、「指定な
し」を除き、50音順に表示される。また、重複するも
のは一つだけ表示される。選択しているものには下線が
引かれて表示される。
【0050】ユーザが画面表示された作図目標の中から
ーつを選んだ場合、すなわち、図5において、作図目標
を示す文字列と画像の組を選び(選ばれたものは太線で
囲われる)、この後「OK」の領域を選択した場合、こ
の機能部は、選ばれた作図目標のIDを調べる。そし
て、選択肢−ルール対応保持部108でこのIDと対応
づけられているルールとその引数を調べ、この値を座標
データ変更部121へ渡す。このとき、引数に、ユーザ
に値を入力させることを示す予約語がある場合は、その
予約語に応じた方法でユーザに値を入力させる。例え
ば、引数の予約語が_fill_positionの場
合、ユーザにパッドを用いて原稿上の点を選択させる、
といった方法で値を入力することができる。
【0051】[マーキング操作110]原稿読み取り部
112に読み取らせる入力用紙111に、図を描く操作
である。この実施例では、複数の、互いに色が異なるカ
ラーマーカーペンを用いる。カラーマーカーペンの色
(以下、マーカー色と呼ぶ)は、「囲み用」、「矢印
用」、「文字用」というように、図の要素の種類に一意
に対応するように割当てられている。なお、この実施例
ではマーカー色は白以外のものを用いている。
【0052】[入力用紙111]入力用紙111は、原
稿読み取り部112に読み取らせる図を描くためのメデ
ィアの機能を持つ。入力用紙111上には、図の要素の
位置関係を検出する際に用いられる格子が印刷されてい
る。格子は、碁盤の目と同様に、直線が等間隔かつ直交
して並んでいるものである。格子の色は、マーカー色と
は異なる色である。なお、この実施例では、紙の色は白
であり、格子の色は白以外のものを用いている。
【0053】[原稿読み取り部112]原稿読み取り部
112は、処理対象となる白黒原稿を光学的にスキャン
して、光の三原色であるR(赤)、G(緑)、B(青)
に分解し、256階調のデジタルカラー画像データを生
成して、処理対象画像保持部113にこのデータを保持
させる。
【0054】生成されるデジタルカラー画像データの1
画素は、原稿上の0.0625mm四方(lmm2あた
り16×16画素;解像度約400dpi)に相当す
る。一つの画素データは、24ビット(連続した3バイ
トデータ)で表わされる。24ビットの最初8ビットが
Rの256階調データ、真ん中の8ビットがGの256
階調データ、最後の8ビットがBの256階調データを
示す。すべてのビットが立っている時が白色、すべての
ビットが立っていないときが黒色を示す(図7参照)。
【0055】一回のスキャンで得られるデジタルカラー
画像データは、A4一枚分に相当するもので、(336
0×4752)個の連続した画素データで表わされる。
画素データの順序は、画素データの原稿上の位置から一
意に決まる。データの順序は、原稿の短辺方向に沿った
スキャンライン(CCDで実現)を長辺方向に動かすと
いう、光学的スキャンに合わせたものである。A4を縦
長に置いたときの言葉を使えば、先頭から3360番目
までの画素データは、原稿の上端の画素を左から右に順
番に並べたものであり、以下3360個のデータをー組
にして、原稿の上から下に順番に4752組の画素デー
タが並ぶ。
【0056】[処理対象画像保持部113]処理対象画
像保持部113は、処理対象となるデジタルカラー画像
データ(以下、処理対象画像と呼ぶ)を保持する。処理
対象画像のデータサイズは、約46Mbyteである。
【0057】[格子検出部114]格子検出部114
は、処理対象画像から格子を検出し、これに基づいて座
標データ変更部121へ座標データの初期化を命令する
機能を持つ。また、他の機能部からの命令により、処理
対象画像中の特定の画素データ群に含まれる格子の情報
を返す機能を持つ。この機能部は、入力用紙111に印
刷された格子の色をあらかじめ測色して、画素データ形
式に変換したものを記憶している。また、この色に対し
て、許容範囲にある値も記憶している。この情報を利用
して、格子の検出を行う。
【0058】一つの格子線は、原稿入力時のスキャンラ
インに平行か、直行する。したがって、図7に示した処
理対象画像のデータ構造において、格子の色(許容値を
含む)に一致する画素データ群について、そのアドレス
の規則性を調べれば格子を抽出できる。
【0059】この機能部は、原稿の左右方向の格子点の
数、原稿の上下方向の格子点の数、格子点の間隔(単位
はポイント)を検出することができる。また、ある画素
データ群に対して、その画素データ群に含まれる格子点
の数、および、縦または横の格子線の何番目から何番目
までがその画素データ群に含まれるかを検出することが
できる。
【0060】[囲み検出部115]囲み検出部115
は、処理対象画像から要素種類が「囲み」である要素を
検出し、検出した要素に関わる情報を要素データ保持部
101に新たに保持させる機能を持つ。要素の検出は処
理制御部124からの命令によって行われる。一回の命
令で、処理対象画像から、未検出の「囲み」要素をーつ
検出する。後述のアルゴリズムで示すように、要素を検
出した場合はnil以外の値を返し、未検出のものがな
い場合はnilを返す。
【0061】この機能部は、「囲み用」のマーカー色を
あらかじめ測色して、画素データ形式に変換したものを
記憶している。また、この色に対して、許容範囲にある
値も記憶している。この情報を利用して、「囲み」要素
の検出を行う。
【0062】この機能部では、次のアルゴリズムで処理
が行われる。 [ステップ1] 処理対象画像の画素データに、色が
「囲み用」のマーカー色(許容範囲を含む)に一致する
ものを、処理対象画像の先頭の画素データ(すなわち、
原稿左上隅の画素)から順番に調べる。もし一致するも
のがあれば、この画素データのアドレスを「輪郭画素デ
ータアドレス」として記憶する。もしなければ、nil
を返してこの機能部の処理を終了する。 [ステップ2] 要素データ変更部へ、要素の生成命令
を送る。返ってきた値を「新規要素ID」として記憶す
る。 [ステップ3] ステップ1で見つけた画素データに対
して、原稿上でこれとつながって閉曲線をなしている、
「囲み用」のマーカー色の画素データすべてを処理対象
画像から探しだし、これらのアドレスを「輪郭画素デー
タアドレス」に追加して記憶させる。 [ステップ4] 原稿上で「輪郭画素データアドレス」
が示す閉曲線の内側にあたるすべての画素データを処理
対象画像から探しだし、これらのアドレスと「輪郭画素
データアドレス」のアドレスとを「囲み領域画素データ
アドレス」として記憶する。 [ステップ5] 格子検出手段に「囲み領域画素データ
アドレス」を渡して、原稿上でこれらが示す領域に縦の
格子線が何番目から何番目まで入っているかを調べさ
せ、結果を「縦線範囲」として記憶する。 [ステップ6] 格子検出手段に「囲み領域画素データ
アドレス」を渡して、原稿上でこれらが示す領域に横の
格子線が何番目から何番目まで入っているかを調べさ
せ、結果を「横線範囲」として記憶する。 [ステップ7] 「縦線範囲」と「横線範囲」が原稿上
で示す長方形の中心点に最も近い格子点を一つ見つけ
る。この格子点が、左からX番目の縦線と、下からY番
目の横線の交差点であるとする。このとき、「新規要素
ID」が示す要素の属性「位置」の値を{X,Y}に設
定するように、要素データ変更部へ命令を送る。 [ステップ8] 「輪郭画素データアドレス」の画素デ
ータの色をすべて白に設定する。 [ステップ9] 結果として、「新規要素ID」と「縦
線範囲」と「横線範囲」を一組にして返し、この機能部
の処理を終了する。
【0063】[矢印検出部116]矢印検出部116
は、処理対象画像から要素種類が「矢印」である要素を
検出し、検出した要素に関わる情報を要素データ保持部
101に新たに保持させる機能を持つ。
【0064】要素の検出は処理制御部からの命令によっ
て行われる。一回の命令で、処理対象画像から、未検出
の「矢印」要素をーつ検出する。後述のアルゴリズムで
示すように、要素を検出した場合はnil以外の値を返
し、未検出のものがない場合はnilを返す。この機能
部は、「矢印用」のマーカー色をあらかじめ測色して、
画素データ形式に変換したものを記憶している。また、
この色に対して、許容範囲にある値も記憶している。こ
の情報を利用して、「矢印」要素の検出を行う。
【0065】この機能部では、次のアルゴリズムで処理
が行われる。 [ステップ1] 処理対象画像の画素データに、色が
「矢印用」のマーカー色(許容範囲を含む)に一致する
ものを、処理対象画像の先頭の画素データ(すなわち、
原稿左上隅の画素)から順番に調べる。もし一致するも
のがあれば、この画素データのアドレスを「輪郭画素デ
ータアドレス」として記憶する。もしなければ、nil
を返してこの機能部の処理を終了する。 [ステップ2] 要素データ変更部102へ、図の要素
の生成命令を送る。返ってきた値を「新規要素ID」と
して記憶する。 [ステップ3] ステップ1で見つけた画素データに対
して、原稿上でこれとつながって線をなしている、「矢
印用」のマーカー色の画素データすべてを処理対象画像
から探しだし、これらのアドレスを「輪郭画素データア
ドレス」に追加して記憶させる。 [ステップ4] 原稿上で「輪郭画素データアドレス」
が示す線に対して、これを内包する最小の長方形にあた
るすべての画素データを処理対象画像から探しだし、こ
れらを「矢印領域画素データアドレス」として記憶す
る。 [ステップ5] 格子検出部114に「矢印領域画素デ
ータアドレス」を渡して、原稿上でこれらが示す領域に
縦の格子線が何番目から何番目まで入っているかを調べ
させ、結果を「縦線範囲」として記憶する。 [ステップ6] 格子検出部114に「矢印領域画素デ
ータアドレス」を渡して、原稿上でこれらが示す領域に
横の格子線が何番目から何番目まで入っているかを調べ
させ、結果を「横線範囲」として記憶する。 [ステップ7] 「縦線範囲」と「横線範囲」が原稿上
で示す長方形の中心点に最も近い格子点を一つ見つけ
る。この格子点が、左からX番目の縦線と、下からY番
目の横線の交差点であるとする。このとき、「新規要素
ID」が示す要素の属性「位置」の値を{X,Y}に設
定するように、要素データ変更部102へ命令を送る。 [ステップ8] 「輪郭画素データアドレス」から矢が
どの方位を向いているかを調べる。これはまず、矢じり
部分、すなわち、原稿上で線が3分岐している画素デー
タを探しだす。次に、3分岐している中で最も線が長い
ものをさがす。その線を構成する画素データ群のアドレ
スパターンから矢印の方向が分かり、失じり部分がその
線のどちらの端点であるかで矢の方位が分かる。この結
果を「矢の方位」として記憶する。なお、方位の基準の
とりかたは、座標データの方位と同じである。 [ステップ9] 「輪郭画素データアドレス」の画素デ
ータの色をすべて白に設定する。 [ステップ10] 結果として、「新規要素ID」と
「縦線範囲」と「横線範囲」と「矢の方位」を一組にし
て返し、この機能部の処理を終了する。
【0066】[テキスト検出部117]テキスト検出部
117は、処理対象画像から要素種類が「テキスト」で
ある要素を検出し、検出した要素に関わる情報を要素デ
ータ保持部101に保持させる機能を持つ。要素の検出
は処理制御部124からの命令によって行われる。一回
の命令で、処理対象画像から、未検出の「テキスト」要
素を一つ検出する。後述のアルゴリズムで示すように、
要素を検出した場合はnil以外の値を返し、未検出の
ものがない場合はnilを返す。
【0067】この機能部は、「テキスト用」のマーカー
色をあらかじめ測色して、画素データ形式に変換したも
のを記憶している。また、この色に対して、許容範囲に
ある値も記憶している。この情報を利用して、「テキス
ト」要素の検出を行う。
【0068】この機能部では、次のアルゴリズムで処理
が行われる。 [ステップ1] 処理対象画像の画素データに、色が
「テキスト用」のマーカー色(許容範囲を含む)に一致
するものを、処理対象画像の先頭の画素データ(すなわ
ち、原稿左上隅の画素)から順番に調べる。もし一致す
るものがあれば、この画素データのアドレスを「輪郭画
素データアドレス」として記憶する。もしなければ、n
ilを返してこの機能部の処理を終了する。 [ステップ2] 要素データ変更部102へ、図の要素
の生成命令を送る。返ってきた値を「新規要素ID」と
して記憶する。 [ステップ3] ステップ1で見つけた画素データに対
して、原稿上でこれとつながって線をなしているすべて
の画素データを処理対象画像から探しだし、これらのア
ドレスを「輪郭画素データアドレス」に追加して記憶さ
せる。 [ステップ4] 「輪郭画素データアドレス」の画素デ
ータ群から、原稿上で5mm以内に、「テキスト用」の
マーカー色を持つ画素データがないか処理対象画像を調
べる。あればステップ5へ、なければステップ6へ制御
を渡す。。 [ステップ5] ステップ4で見つけた画素データに対
して、原稿上でこれとつながって線をなしているすべて
の画素データを処理対象画像から探しだし、これらのア
ドレスを「輪郭画素データアドレス」に追加して記憶さ
せる。この後、ステップ4へ制御を戻す。 [ステップ6] 「輪郭画素データアドレス」に対し
て、原稿上でこれを内包する最小の長方形にあたるすべ
ての画素データを処理対象画像から探しだし、これらを
「テキスト領域画素データアドレス」として記憶する。 [ステップ7] 格子検出手段に「テキスト領域画素デ
ータアドレス」を渡して、原稿上でこれらが示す領域に
縦の格子線が何番目から何番目まで入っているかを調べ
させ、結果を「縦線範囲」として記憶する。 [ステップ8] 格子検出手段に「テキスト領域画素デ
ータアドレス」を渡して、原稿上でこれらが示す領域に
横の格子線が何番目から何番目まで入っているかを調べ
させ、結果を「横線範囲」として記憶する。 [ステップ9] 「縦線範囲」と「横線範囲」が原稿上
で示す長万形の中心点に最も近い格子点をーつ見つけ
る。この格子点が、左からX番目の縦線と、下からY番
目の横線の交差点であるとする。このとき、「新規要素
ID」が示す要素の属性「位置」の値を{X,Y}に設
定するように、要素データ変更部102へ命令を送る。 [ステップ10] 「テキスト領域画素データアドレ
ス」が示す部分の画像だけを処理対象画像からコピーし
たような画像データを生成する。この画像データで、テ
キストに相当する部分の画素を黒、それ以外を白にする
ように画素の色を変更する。変更後の画像データが、
「新規要素ID」が示す要素の属性「テキスト」の属性
に設定されるように、要素データ変更部102へ命令を
送る。 [ステップ11] 「輪郭画素データアドレス」の画素
データの色をすべて白に設定する。 [ステップ12] 結果として、「新規要素ID」を返
し、この機能部の処理を終了する。
【0069】[色設定部118]色設定部118は、他
の機能部からの命令により、要素の種類と選択された作
図目標に応じて、要素の色を設定する機能を持つ。設定
命令の引数は、要素データ保持部中の表のIDと、要素
種類である。
【0070】この機能部では、次のアルゴリズムで処理
が行われる。 [ステップ1] 引数として渡された表のIDと要素種
類を、各々、「新規要素ID」と「新規要素種類」とし
て記憶する。 [ステップ2] ユーザが選択した作図目標のIDを、
作図目標選択部109に問合せて調べ、その結果を「作
図目標ID」として記憶する。 [ステップ3] 選択股−設定ルール対応保持部108
中の情報で、「作図目標ID」に対応づけられた色設定
ルールで、「新規要素種類」要素のものを探し、これを
「色適用ルール」として記憶する。 [ステップ4] 色設定ルール保持部中の情報で「色適
用ルール」と対応づけられているL*a*b*値を探し
この値が「新規要素ID」の要素の属性「色」に設定さ
れるように要素データ変更部102へ変更命令を送る。
【0071】[形状設定部119]形状設定部119
は、他の機能部からの命令により、要素の種類と選択さ
れた作図目標に応じて、要素の形状を設定する機能を持
つ。設定命令の引数は、要素データ保持部101中の表
のIDと、要素種類と、左右方向の格子点数と、上下方
向の格子点数である。左右方向の格子点数とは、値を設
定する対象となる要素が、原稿上で、縦の格子線を何本
含んでいたかを示すものである。つまり、囲み検出部1
15または矢印検出部116が検出結果として返す「縦
線範囲」から得ることができる値である。上下方向の格
子点数も、これと同様である。
【0072】この機能部では、次のアルゴリズムで処理
が行われる。 [ステップ1] 引数として渡された表のIDと要素種
類と左右方向の格子点数と上下万向の格子点数を、各
々、「新規要素ID」、「新規要素種類」、「X数」、
「Y数」として記憶する。 [ステップ2] ユーザが選択した作図目標のIDを、
作図目標選択部109に問合せて調べ、その結果を「作
図目標ID」として記憶する。 [ステップ3] 選択肢−設定ルール対応保持部108
中の情報で、「作図目標ID」に対応づけられた形状設
定ルールで、「新規要素種類」要素のものを探し、これ
を「形状適用ルール」として記憶する。 [ステップ4] 形状設定ルール保持部106中の情報
で「形状適用ルール」と対応づけられているPostS
criptプログラムを探し、この値が「新規要素I
D」の要素の属性「形状」に設定されるように要素デー
タ変更部102へ変更命令を送る。 [ステップ5] 「X数」が1以外の場合、「X数」に
100をかけたものを拡大倍率(単位はパーセント)と
して、「新規要素ID」の要素が示す画像の左右方向の
長さが拡大倍率だけ拡大されるように、要素データ変更
部へ変更命令を送る。 [ステップ6] 「Y数」が1以外の場合、「Y数」に
100をかけたものを拡大倍率(単位はパーセント)と
して、「新規要素ID」の要素が示す画像の上下方向の
長さが拡大倍率だけ拡大されるように、要素データ変更
部102へ変更命令を送る。
【0073】[向き変更部120]向き変更部120
は、他の機能部からの命令により、矢印要素について、
矢の原稿上の方位と選択された作図目標に応じて、矢印
の向きを変更する機能を持つ。
【0074】形状設定部119による設定では、形状設
定ルールの規定から、矢印要素は出力画像で上を向いて
いる。この機能部は、形状設定部119による設定後
に、矢印の向きを適切なものにする。
【0075】設定命令の引数は、要素データ保持部中の
表のIDと、矢の原稿上の方位である。ここで、矢の原
稿上の方位は、矢印検出手段が、検出結果として「矢の
方位」で返すものである。これは、原稿上で上向きを0
度として、時計方向に何度の角度をなすかを示してい
る。
【0076】この変更部120は、まず、要素データ変
更部102を用いて、引数で渡された表のIDが示す要
素を矢の原稿上の方位だけ回転させる。次に、この要素
の位置に当たる配置可能座標を調べる。ここで、この座
標に隣接する4個の座標の方位に歪み、すなわち、隣接
する4個の座標が0度、90度、180度、360度の
方位になければ、この歪みに応じて矢印の向きを補正す
る。
【0077】[座標データ変更部121]座標データ変
更部121は、格子検出部114から送られた命令によ
り、座標データ保持部103の座標データを初期化する
機能を持つ。また、作図目標選択部109から送られた
命令により、方位距離ルール保持部104に保持された
ルールを用いて、座標データ保持部の座標データを変更
する機能を持つ。
【0078】この機能部は、前述のreset_ref
erence()といった、マクロやシステム定義関数
を保持しており、ルールを解釈する際にこれらを利用す
る。初期化の命令は、引数として、原稿の左右方向の格
子点の数、原稿の上下方向の格子点の数、格子点の間隔
(単位はポイント)を取る。初期化が命令されると、こ
の機能部は、まず、原稿の左右方向の格子点の数をXP
OINTMAX、原稿の上下方向の格子点の数をYPO
INTMAXとして記憶する。次に、(XPOINTM
AX × YPOINTMAX)個の配置可能座標デー
タを座標データ保持部103に生成させる。そして、各
座標データに対して、座標IDを{1,1}から{XP
OINTMAX,YPOINTMAX}まで一意に割当
てる。最後に、座標データの方位距離の初期化をするた
めに、reset_reference({1,1})
を実行した後、渡された格子点の間隔を引数としてru
le_1()を実行する。
【0079】例えば、原稿の左右方向の格子点の数を
4、原稿の上下方向の格子点の数を4、格子点の間隔を
144として初期化が命令されると、この機能部は図8
のように座標配置を設定する。
【0080】図8の初期化の状態から、他の機能部から
の命令が、rule_2(72,1.24)で座標デー
タを変更である場合、この機能部は図9のように座標配
置を設定する。
【0081】また、他の機能部からの命令が、rule
_3({3,1},72)で座標データを変更である場
合、この機能部は図10のように座標配置を設定する。
rule_3({3,2},144)の場合、図11の
ように座標配置を設定する。
【0082】[画面表示部122]画面表示部122
は、前述の各種指示/選択に運動して、選択肢や値の入
力要請などを画面に表示させる機能を持つ。
【0083】[図印刷部123]図印刷部123は、ユ
ーザの指示により、要素データ保持部に保持された要素
のデータを解釈してCMYKラスタ画像に変換し、変換
後の画像を紙/OHPシートに印刷する機能を持つ。図
の要素を描画する際は、属性「表示順序」の値の小さい
ものから順次上書きで描画する。また、方位0が必ず紙
/OHPシートで上を向くように描画する。ある要素が
属性「テキスト」に値を持つ場合は、まず属性「色」と
「形状」にしたがって描画し、そのあとで属性「テキス
ト」の値に基づいてテキストを上書きで描画する。
【0084】[処理制御部124]処理制御部124
は、処理全体の流れを統括する機能を持つ。また、シス
テム全体の起動と終了のユーザ指示を受ける機能を持
つ。
【0085】実施例における処理の流れを図12に示
す。この処理の流れは、処理制御部124によって統括
され、実行される。図12では、まず、作図目標の選択
および入力用紙を用いたラフ・スケッチの入力が行われ
ると(S1およびS2)、格子検出部114が格子を検
出し、座標データを初期化し(S3)、さらに作図目標
に応じた座標データの変更が行われる(S4)。つぎ
に、囲み検出部115により囲みが検出されるたびに色
設定と、形状設定を行う(S5、S6、S7およびS
8)。つぎに、矢印検出部116により矢印が検出され
るたびに、矢印の色、形状、および向きを設定する(S
9、S10、S11、S12およびS13)。つぎにテ
キスト検出部117によりテキストが検出されるたびに
テキストの色を設定する(S14、S15およびS1
6)。最後に図印刷部123で画像を生成して印刷を行
う(S17)。この実施例において、例えば、作図目標
「のびる」を選択し、図13の画像の入力用紙111を
入力すると、図14のような画像を生成する。図14の
図は、「のびる」という印象を持つ見栄えのよいものに
なっている。
【0086】なお、以上の実施例においては、ラフなス
ケッチを描いた入力用紙を用いて、図の要素と要素同士
の位置関係とを指定するようにしているが、図の要素と
位置関係とは、他の方法で指定することもできる。例え
ば、デジタイザで指定してもよいし、要素の組み合わせ
や、位置関係をパターン化し、対応するパターンやパラ
メータ(要素の個数等)を指定するようにしてもよい。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、単に要素および要素同士の位置関係を指定し、合わ
せて作図目標等の作図上の規則を指定するだけで、見栄
えのよい図を生成できる。とくに入力用紙にラフなスケ
ッチを描き、これで図の要素や位置関係を指定する場合
には、極めて簡単な操作で、見栄えのよい図を生成でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例を全体として示すブロック
図である。
【図2】 上述実施例における座標のデータの記述を説
明する図である。
【図3】 上述実施例の作図目標選択肢保持部107の
データ構造を説明する図である。
【図4】 上述実施例の選択肢−設定ルール対応保持部
108のデータ構造を説明する図である。
【図5】 上述実施例の作図目標選択部109が提供す
る作図目標の選択画面を示す図である。
【図6】 図5の選択画面の表示態様を説明する図であ
る。
【図7】 上述実施例の原稿読み取り部112の動作を
説明する図である。
【図8】 上述実施例の座標データ変更部121におい
てルール1を用いて座標を変更した例を示す図である。
【図9】 図8においてルール2を用いて座標を変更し
た例を示す図である。
【図10】 上述実施例の座標データ変更部121にお
いてルール3を用いて座標を変更した例を示す図であ
る。
【図11】 上述実施例の座標データ変更部121にお
いてルール3(引数を変えて)を用いて座標を変更した
例を示す図である。
【図12】 上述実施例の処理制御部124の動作を説
明するフローチャートである。
【図13】 上述実施例で用いる入力用しに描いたラフ
な原画を示す図である。
【図14】 図13の入力用紙を用い、「のびる」の作
図目標で生成した図面のデザインを示す図である。
【図15】 上述実施例の方位距離設定ルール保持部1
04に記憶されたルール1の動作を説明するフローチャ
ートである。
【図16】 上述実施例の方位距離設定ルール保持部1
04に記憶されたルール2の動作を説明するフローチャ
ートである。
【図17】 上述実施例の方位距離設定ルール保持部1
04に記憶されたルール3(全体)の動作を説明するフ
ローチャートである。
【図18】 上述実施例の方位距離設定ルール保持部1
04に記憶されたルール3の細部の動作を説明するフロ
ーチャートである。
【図19】 上述実施例の方位距離設定ルール保持部1
04に記憶されたルール3の細部の動作を説明するフロ
ーチャートである。
【図20】 上述実施例の方位距離設定ルール保持部1
04に記憶されたルール3の細部の動作を説明するフロ
ーチャートである。
【図21】 上述実施例の方位距離設定ルール保持部1
04に記憶されたルール4の動作を説明するフローチャ
ートである。
【符号の説明】
101 要素データ保持部 102 要素データ変更部 103 座標データ保持部 104 方位距離設定ルール保持部 107 作図目標選択肢保持部 108 選択肢−設定ルール対応保持部 109 作図目標選択部 111 入力用紙 112 原稿読み取り部 115 囲み検出部 116 矢印検出部 117 テキスト検出部 118 色設定部 119 形状設定部 120 向き設定部 121 座標データ変更部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作成対象の図に含まれるべき図の要素
    と、上記要素同士の位置関係とを指定する第1の指定手
    段と、 上記作成対象の図に反映される作図上の規則を指定する
    第2の指定手段と、 上記第1の指定手段および第2の指定手段の指定に基づ
    いて上記作図対象の図を表す画像情報を生成する手段と
    を有することを特徴とする作図装置。
  2. 【請求項2】 上記第1の指定手段は、 媒体に描かれた画像を読みとり、指示用の画像情報を生
    成する画像読み取り手段と、 上記指示用の画像情報から、上記作成対象の図に含まれ
    るべき図の要素と、上記要素同士の位置関係とを検出す
    る手段とを含む請求項1記載の作図装置。
  3. 【請求項3】 上記画像読み取り手段は、上記媒体に描
    かれた画像を光学的に読みとる請求項2記載の作図装
    置。
  4. 【請求項4】 上記検出する手段は、上記媒体に描かれ
    た画像の各部の色に応じて上記要素の種類を判別する請
    求項3記載の作図装置。
  5. 【請求項5】 上記第2の指定手段は、 上記要素同士の位置関係に関する作図上の規則を指定す
    る手段、 上記要素の形状に関する作図上の規則を指定する手段、
    および、 上記要素の色彩に関する作図上の規則を指定する手段の
    うちの少なくとも1つを有する請求項1、2、3または
    4記載の作図装置。
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