JPH09114398A - 有機elディスプレイ - Google Patents

有機elディスプレイ

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Publication number
JPH09114398A
JPH09114398A JP7275929A JP27592995A JPH09114398A JP H09114398 A JPH09114398 A JP H09114398A JP 7275929 A JP7275929 A JP 7275929A JP 27592995 A JP27592995 A JP 27592995A JP H09114398 A JPH09114398 A JP H09114398A
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JP
Japan
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organic
pixel
electrode line
display
electrode
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Application number
JP7275929A
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English (en)
Inventor
Chishio Hosokawa
地潮 細川
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Idemitsu Kosan Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Kosan Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP7275929A priority Critical patent/JPH09114398A/ja
Publication of JPH09114398A publication Critical patent/JPH09114398A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K59/00Integrated devices, or assemblies of multiple devices, comprising at least one organic light-emitting element covered by group H10K50/00
    • H10K59/10OLED displays
    • H10K59/12Active-matrix OLED [AMOLED] displays

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  • Electroluminescent Light Sources (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 駆動素子の劣化を阻止し、かつ、テレビジョ
ン映像表示を可能にするとともに、高画素輝度が得ら
れ、かつ、駆動集積回路の組み込みを容易にして、高品
質のテレビジョン映像表示装置などの薄型化、携帯の利
便性の向上を図る。 【解決手段】 SCAN電極線1,DATA電極線2及
びCOMMON電極線3が、単結晶Si上に絶縁皮膜を
介し、平行して配置され、単結晶SiのMOS素子Tr
1が、ゲート(G)がSCAN電極線1と接続され、ド
レイン(D)とDATA電極線2が接続され、ソース
(S)がコンデンサCを通じてCOMMON電極線3と
接続して、それぞれ形成されている。単結晶SiのMO
S素子Tr2のゲートがコンデンサCに接続され、か
つ、ソースがCOMMON電極線3と接続され、ドレイ
ンが画素電極5の一方に接続されている。画素電極5の
他方がCOMMON電極線3に接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駆動素子のスイッ
チング動作で画素EL素子が発光し、又は発光を停止し
てテレビジョン映像などの情報を画面表示する有機EL
ディスプレイ有機EL(Electro Luminescence)表示素子
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の有機ELディスプレイで
は主に単純マトリックス駆動が行われている。しかし、
この単純マトリックス駆動方式では、配置できるライン
数が100〜200程度であり、高精細な表示画像を得
ることがむずかしいため、その改善が種々行われてい
た。
【0003】これらの改善技術としては、特開平5−3
46592号、特開平6−325869号、特開平7−
111341号、及び、EP−0572779号に開示
された技術が知られている。
【0004】特開平5−346592号のものは、平面
型表示装置の駆動素子用基板にあって、アクティブマト
リックスの駆動素子として単結晶シリコン(C−Si)
によるMOS電界効果トランジスタ(FET)を用いて
いる。また、特開平6−325869号のものは、有機
電界発光素子をアクティブマトリックスで駆動し、液晶
ディスプレイに用いるTFT(Thin Film Transister)を
アクティブ素子として用いている。さらに、特開平7−
111341号のものも、特開平6−325869号の
ものと類似し、TFTを用いている。さらに、EP−0
572779号ののものは、有機ELディスプレイにあ
って半導体の結晶内部にアクティブ素子を形成してい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来例の特開平5−346592号のものは有機EL
を用いたものではなく、また、1個のみのMOSFET
が画素ごとに設けられているため、有機EL素子を用い
たとしても、テレビジョン映像信号の1フレーム期間中
有機EL素子をオン状態にしておくことができない。さ
らに、特開平6−325869号及び特開平7−111
341号のものは、TFTの半導体材料にアモルファス
Siを用いているが、このアモルファスSiは通電によ
って劣化し易く、TFT素子の寿命が短くなってしま
う。
【0006】また、EP−0572779号のものは、
アクティブ素子としてバイポーラトランジスタを用いて
おり、構造が複雑化する。さらに、一画素を形成するE
L素子の1個に対してトランジスタが1個であるため、
アクティブマトリックスを用いても画素EL素子の点灯
が、その要求時間を持続できない。またさらに、画素E
L素子の画素電極がCaであるため酸化し易く、製造プ
ロセスでの劣化が生じ易い。
【0007】このように、従来の技術は、劣化が生じ易
く、また、テレビジョン映像表示が困難であり、画素輝
度を高くできないため、高品質のテレビジョン映像表示
装置などの、より薄型化、配置及び携帯の利便性の向上
の要求に対応できないという欠点がある。
【0008】本発明は、このような従来の技術における
課題を解決するものであり、駆動素子の劣化が阻止さ
れ、かつ、テレビジョン映像表示が可能になるととも
に、画素内での駆動素子の専有面積が低減して高画素輝
度が得られ、かつ、駆動集積回路の組み込みが容易にな
って、高品質のテレビジョン映像表示装置などの、より
薄型化、携帯の利便性等の要求に対応できるようにした
有機ELディスプレイの提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に本発明は、単結晶シリコンウェーハを用いなくとも、
MOS電界効果トランジスタのドレイン−ソース間(活
性層)が単結晶ならば、実現できるようにしてある。
【0010】請求項1記載の発明は、複数の信号電極
線、走査電極線及び共通電極線の間に画素EL素子が配
置され、信号電極線と走査電極線との交差近傍に設けら
れる電気スイッチが走査信号パルス及び信号パルスでス
イッチング動作し、画素EL素子が発光又は発光停止し
て画像表示を行うアクティブマトリックスの有機ELデ
ィスプレイであって、前記電気スイッチは、単結晶シリ
コンで活性層が形成された二つのMOS電界効果トラン
ジスタ駆動素子からなり、前記画素EL素子の画素電極
を前記電気スイッチによりスイッチングする構成として
ある。
【0011】請求項2記載の有機ELディスプレイは、
電気スイッチの第1MOS電界効果トランジスタ駆動素
子のゲートと走査電極線とが接続され、かつ、ドレイン
と信号電極線とが接続されるとともに、ソースがコンデ
ンサの一端と接続され、かつ、第2MOS電界効果トラ
ンジスタ駆動素子のゲートがコンデンサの一端と接続さ
れ、さらに、ソースが共通電極線と接続され、かつ、ド
レインが画素EL素子の一方の画素電極に接続される構
成としてある。
【0012】請求項3記載の有機ELディスプレイは、
単結晶シリコンの内部に電気スイッチを構成する素子の
一部が形成され、この素子と信号電極線又は走査電極線
を絶縁する層が単結晶シリコン表面に形成され、かつ、
信号電極線又は走査電極線が絶縁層上に密着して形成し
た構成としてある。
【0013】請求項4記載の有機ELディスプレイは、
電気スイッチと接続される画素EL素子の画素電極を、
非アルカリ金属、非アルカリ土類金属である低仕事関数
の化合物又は金属とした構成としてある。
【0014】請求項5記載の有機ELディスプレイは、
電気スイッチに接続される画素EL素子の画素電極がP
型シリコン、N型シリコン、ITO,InZnOのいず
れかとした構成としてある。
【0015】請求項6記載の有機ELディスプレイは、
信号電極線、走査電極線及び電気スイッチ及び共通電極
が絶縁膜中に埋め込まれ、画素EL素子の画素電極に対
向する電極と、絶縁膜中に埋め込まれた信号電極線、走
査電極線及び電気スイッチ及び共通電極とを絶縁するた
めに、前記絶縁膜の絶縁破壊強度が2〜10MV/cm
とした構成としてある。
【0016】請求項7記載の有機ELディスプレイは、
選択酸化膜が設けられていない箇所にMOS電界効果ト
ランジスタが設けられており、さらに前記選択酸化膜上
の一部に透明な画素電極を形成するとともに、この透明
な画素電極の下部層を取り除いた構成としてある。
【0017】このような有機ELディスプレイによれ
ば、アクティブマトリックスで構成されているので、テ
レビジョン映像信号などの1フレーム期間の画像を表示
できるようになり、テレビジョン映像表示装置などに適
用可能になる。また、電気スイッチの二つのMOS電界
効果トランジスタ駆動素子の活性層が単結晶シリコンで
形成されているので、例えば、アモルファスシリコンを
用いた場合に比較して、MOS電界効果トランジスタ駆
動素子の劣化を有効に阻止することができ、かつ、MO
S電界効果トランジスタ駆動素子の形状が小さくなっ
て、画素電極の専有する割合を画素に対して大きくする
ことができる。すなわち、開口率が大きくなって、高輝
度が得られるようになる。
【0018】さらに、単結晶シリコン基板を用いている
ので、熱伝導率が良く、有機EL素子の熱疲労による劣
化が阻止される。また、単結晶シリコン上に形成する絶
縁膜の作製時に基板温度を、例えば、200℃以上の高
温とすることができるので、絶縁膜が高耐圧(2〜10
MV/cm)を得られ、絶縁不良による素子の機能停止
や劣化が阻止される。またさらに、単結晶シリコンのウ
ェーハを用いているので、電気スイッチを駆動する、図
示しないシフトレジスタやラッチ回路を含む駆動集積回
路(IC)の組み込みが容易になる。この場合、駆動駆
動集積回路を外付けする必要がなくなり、外部の取り出
し線が、アモルファスシリコンを用いた場合に比較し
て、例えば、10本以下に低減され、小型化が促進され
る。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明の有機ELディスプ
レイの実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。図
1は本発明の有機ELディスプレイの実施形態における
平面構造を示す平面図である。図2は図1中のA−A線
における断面構成を示す断面図であり、図3は、図1及
び図2に示す電気スイッチの電気的構成を示す回路図で
ある。
【0020】図1、図2及び図3の有機ELディスプレ
イには、図示しない駆動集積回路(IC)からテレビジ
ョン映像信号などを画面表示するための走査(SCA
N)信号が入力されるSCAN電極線1が、単結晶Si
(C−Si)上に絶縁皮膜を介して平行に配置されてい
る。また、データ(DATA)信号が供給されるDAT
A電極線2が単結晶Si上に絶縁皮膜を介して平行して
配置されている。さらに、共通(COMMON)電極線
3が単結晶Si上に絶縁皮膜を介して平行して配置され
ている。この二次元配列の画素(有機EL素子)数がN
×Mの場合、SCAN電極線1及びCOMMON電極線
3はN本、DATA電極線2はM本が設けられる。
【0021】このSCAN電極線1、DATA電極線2
及びCOMMON電極線3で囲まれた部分が一つの画素
(有機EL素子)である。この画素には、有機EL素子
をオン・オフ(スイッチング駆動)するための電気スイ
ッチが設けられている。この電気スイッチは、活性層が
単結晶SiのMOS電界効果トランジスタ(FET)駆
動素子Tr1,Tr2(以下、単にMOS素子Tr1,
Tr2と記載する)からなり、さらにコンデンサCを有
している。そして、これらは絶縁層10内に形成されて
いる。
【0022】この電気スイッチのMOS素子Tr1は、
そのゲート(G)がSCAN電極線1と接続され、ドレ
イン(D)がDATA電極線2と接続されている。ま
た、MOS素子Tr1のソース(S)がコンデンサCを
通じてCOMMON電極線3と接続されている。さら
に、MOS素子Tr2のゲートがMOS素子Tr1のソ
ースと接続され、かつ、ソースがCOMMON電極線3
と接続されている。
【0023】MOS素子Tr2のドレインは画素電極5
の一方に接続され、また、この画素電極5の他方がCO
MMON電極線3に接続されている。MOS素子Tr
1,Tr2は、画素ごとに設けられている。すなわち、
二次元配列の画素数がN×Mの場合、この合計数が設け
られている。なお、これらの接続は、必要に応じて配線
を介して行われる。
【0024】次に、以上のように構成される電気スイッ
チの動作について説明する。電気スイッチは、MOS素
子Tr1のゲートにSCAN電極線1から駆動パルスの
SCAN信号が入力された際に、オン(導通)し、DA
TA電極線2からのDATA信号がドレイン、ソースを
通じてコンデンサCに充電される。SCAN信号が未入
力の場合、MOS素子Tr1はオフ(非導通)となり、
コンデンサCの電荷は充電のままである。
【0025】したがって、このコンデンサCが充電中
は、この電位がMOS素子Tr2のゲートに印加されて
オン状態となり、COMMON電極線3と画素電極5と
が導通状態となる。この結果、画素電極5に形成されて
いる有機EL素子が継続して発光する。その後、SCA
N電極線1の駆動パルス(SCAN信号)が入力されな
くなると、MOS素子Tr1,Tr2がMOS素子Tr
1のリーク電流によりオフとなり、有機EL素子の発光
が停止する。しかし、この停止するまでの時間は1フレ
ームに要する時間に比べ長いので問題は生じない。な
お、駆動パルス(SCAN信号)が入力され、かつ、D
ATA信号が入力されない場合、コンデンサCの充電電
荷が放電してMOS素子Tr2がオフとなり、その発光
を停止する。
【0026】ここでMOS素子Tr1,Tr2は、ゲー
トに正電位が規定値以上印加されている場合に、ドレイ
ンからソースにドレイン電圧VD >0の条件で電流が流
れる。これは、MOS素子Tr1,Tr2がNマイナス
(−)チャネル型の場合であり、したがって、ドレイン
電圧VD <0、ゲート電圧VG <0のときに、MOS素
子Tr1,Tr2になるようにP−チャネル型を用いて
もよく、SCAN電極線1,DATA電極線2及びCO
MMON電極線3に加える信号の電位によって適宜、そ
の選択を行えばよい。
【0027】また、図2に示すように単結晶SiはP型
とし、これにPチャネル型MOSを設けた例を示してい
るが、単結晶SiがN型の場合でも、この単結晶Si上
にP型エピタキシャルSi層を設け、Nプラス(+)チ
ャネル型のドレイン、ソースを設ければ、NチャネルM
OS素子が形成できる。これとは逆に、単結晶SiがN
型である場合にも、Pチャネル型、Nチャネル型の両方
のMOS素子Tr1,Tr2形成できことは自明であ
る。
【0028】また、MOS素子Tr1,Tr2は、ドレ
イン−ソース間が単結晶であれば本発明のMOS素子と
して用いることができるので、MOS素子Tr1,Tr
2を形成するウェーハ14が多結晶Siだとしても、M
OS素子部分が単結晶Siを用いていればよい。すなわ
ち、MOS素子Tr1,Tr2のドレイン−ソース間
(活性層)が、単結晶であればよい。
【0029】なお、MOS素子Tr1,Tr2は、John
Wiley&SONS社出版、S.MSze著「Physics of
Semiconductor device 」P431〜507に記載され
るように、その各種の変形が可能である。また、この素
子の製作方法は周知であり、例えば、東京大学出版、庄
克房著「半導体技術」、又は、東京大学出版、菅野卓雄
著、「集積回路技術」などに記載がある製作方法を用い
ればよい。
【0030】一つの重要な変形例としては、MOS素子
Tr1,Tr2を公知技術である選択酸化膜(LOCO
S)の間に埋め込む形で形成することができる。また、
ゲート電極をポリシリコンで形成することも可能であ
る。このとき、LOCOS部分はSiO2であるので、
LOCOSの下部のSiウェーハ又はSi結晶をエッチ
ングすることでLOCOSを光透過性の窓として用いる
ことができる。このように形成されたLOCOSによる
窓部分に有機EL素子を形成すれば、有機ELの画素電
極を透明とすることでSiウェハー側より素子の発光を
取り出すことができる。
【0031】このように、画素(有機EL素子)ごとに
設けられた電気スイッチに、例えば、テレビジョン映像
のSCAN信号及びDATA信号が図示しない駆動集積
回路(IC)から入力されて発光する。この場合、画素
(有機EL素子)は、アクティブマトリックスで構成さ
れているので、テレビジョン映像信号などの1フレーム
期間の画像が表示できるようになり、テレビジョン映像
表示装置などに適用可能になる。
【0032】以下、このように構成される各部を、その
特性改善内容と併せて説明する。まず、電気スイッチに
ついて説明する。1画素に流れる電流は1μA以上とな
る。この電流はMOS素子Tr2を流れる。このMOS
素子Tr2をアモルファスSiで作製した場合は、流れ
る電流でアモルファスSiが劣化するが、ここでは単結
晶Siを用いており、大電流が流れても劣化しない。
【0033】また、アモルファスSiにおける電荷移動
度は1cm2/V・S以下、多結晶(Poly)Siにおける
電荷移動度は50cm2/V・S以下であるので、MO
S素子Tr2をアモルファスSiで作製した場合、その
面積が大きくなる。このようなアモルファスSiを用い
た例は、前記の特開平6−325869号に開示されて
いるが、この従来例のMOS素子は、その形状が大きく
なるので開口率はわずか56%である。
【0034】この実施形態では単結晶SiでMOS素子
Tr1及びTr2を作製しており、その電荷移動度が数
百cm2/V・S程度と大きいので、MOS素子Tr1
及びTr2の面積を小さくすることができる。換言すれ
ば、画素電極の専有する割合が画素に対して大きくで
き、開口率が大きくなって、高輝度が得られるようにな
る。さらに、単結晶Si基板を用いているので熱伝導率
が良く、有機EL素子の熱疲労による劣化が阻止され
る。
【0035】また、単結晶Si上に作製された絶縁膜は
SiO2 ,Si34 、ポリイミドなどの各種の材料を
用いることができるが、その作製時に基板温度を200
℃以上に高くできるので、高耐圧(2〜10MV/c
m)のものが得られ、絶縁不良による素子の機能停止や
劣化を阻止できる。したがって、単結晶Siに対してア
モルファスSiを用いた場合でも、その温度を200℃
以上にできないが故に発生する、耐圧不良の膜が形成さ
れ易いという問題を解決することができる。
【0036】さらに、SCAN電極線1,DATA電極
線2及びCOMMON電極線3に接続されて、電気スイ
ッチ(MOS素子Tr1,Tr2)を駆動する図示しな
い駆動ICを同一の単結晶Siのウェーハ上に組み込む
ことができ、駆動ICを外付けする必要がなくなるの
で、外部の取り出し線を、例えば、10本以下にするこ
とができる。なお、この単結晶Siを用いた場合に対し
て、アモルファスSiを用いた場合、駆動ICを組み込
むことができないため、二次元配列の画素数がN×Mの
場合、M+2N本の外部の取り出し線が必要となり、そ
の実装に困難を伴うことになる。この実施形態では、こ
の問題が解決される。
【0037】次に、SCAN電極線1,DATA電極線
2及びCOMMON電極線3、及び、電気スイッチ内の
配線並びに他の部分との接続について説明する。これら
の接続は、低い抵抗値の金属薄膜を用いる。好ましい材
料としてはAl,Cr,Taなどを挙げることができ
る。ゲートの電極、及び、ドレイン、ソースとの配線の
接続には多結晶Siを用いるのが好ましい。これらの金
属薄膜はスパッタリング、蒸着で形成する。これらの配
線、電極及び、接続のパターニングには、周知のフォト
エッチングの製法を用いる。
【0038】次に、絶縁膜(絶縁層)10について説明
する。Siウェーハ、電極、配線、接続の相互を絶縁す
る場合、図2に示すように絶縁層10を形成する。この
絶縁層10としてはSiO2 ,Si34 、ポリイミド
が好ましい。また、Siウェーハに密着して用いるとき
は、単結晶Siを熱酸化して形成したSiO2 が高耐圧
(5〜10MV/cm)を得られるので、この熱酸化に
よるSiO2 を用いる。
【0039】この金属配線、電極上に形成する絶縁層1
0は、CVD法によるSiO2 ,CVD法によるSi3
4 、スピンコートにより形成されたポリイミド材が最
適である。CVD法としては、熱CVD、プラズマCV
Dを用いることもできる。これらの絶縁膜10を開口し
て下部の半導体又は金属と接続する場合、この開口のパ
ターンニングには、周知のフォトエッチングの製法を用
いる。
【0040】なお、MOS素子Tr1,Tr2はSCA
N電極線1,DATA電極線2,COMMON電極線3
及びコンデンサC上に有機EL素子の画素電極に対向す
る電極(対向電極)が設けられる場合、図3に示すよう
にMOS素子Tr1,Tr2,SCAN電極線1,DA
TA電極線2,COMMON電極線3及びコンデンサC
と、対向電極との間を絶縁する。この場合、絶縁破壊強
度2MV/cm以上の絶縁層10を形成することが好ま
しい。これは有機ELの対向電極に印加される電圧が通
常5〜20V(絶対値)であり、この使用域での絶縁不
良による素子の破壊や不動作を防止するためである。
【0041】画素電極は有機EL素子の一方の電極に配
置する。画素電極を正極とすれば、これに用いる材質
は、仕事関数4.5eV以上の化合物、又は金属であ
り、例えば、ITO,SnO2:Sb,Au,Pt,Z
nO:Al,Niなどが好ましい。また、画素電極を陰
極とする場合は、低仕事関数(仕事関数4.1eV)の
化合物、又は、金属が好ましく、例えば、Al:Li、
Mg:Agなどをフォトエッチングすると表面に酸化物
が形成されるので、その使用は困難となる。耐食性を考
慮する場合は、非アルカリ土類、非アルカリ金属から選
択して用いるのが好ましく、例えば、LaB6 などでの
ホウ化金属、TiNなどの窒化金属を用いるとよい。
【0042】次に、有機EL素子部分について説明す
る。有機EL素子の層構成は、有機EL素子として機能
するものであれば、特に限定されないが、この層構成の
具体例として、画素電極上の積層順が下記の(1)〜
(4)のようになっているものを挙げることができる。 (1)陽極(画素電極)/発光層/陰極(対向電極) (2)陽極(画素電極)/発光層/電子注入層/陰極
(対向電極) (3)陽極(画素電極)/正孔注入層/発光層/陰極
(対向電極) (4)陽極(画素電極)/正孔注入層/発光層/電子注
入層/陰極(対向電極) なお、この(1)〜(4)にあって、画素電極を陽極と
しているが、陰極としてもよい。ここで、発光層は、通
常1種又は複数種の有機発光材料によって形成される
が、有機発光材料と正孔注入材料及び/又は電子注入と
の混合物で形成する。
【0043】発光層の材料(有機発光材料)は、有機E
L素子用の発光層、すなわち、電界印加時に陽極又は正
孔注入層から正孔を注入することができるとともに、陰
極又は電子注入層から電子を注入できる注入機能や、注
入された電荷(電子と正孔の少なくとも一方)を電界の
力で移動させる輸送機能、電子と正孔の再結合の場を提
供して、これを発光につなげる発光機能等を有する層を
形成することができるものであればよい。
【0044】具体的には、ベンゾチアゾール系、ベンゾ
イミダゾール系、ベンゾオキサゾール系等の系の蛍光増
白剤や、金属キレート化オキシノイド化合物、スチリル
ベンゼン系化合物、ジスチリルピラジン誘導体、ポリフ
ェニル系化合物、12−フタロペリノン、1,4−ジフ
ェニル−1,3−ブタジエン、1,1,4,4−テトラ
フェニル−1,3−ブタジエン、ナフタルイミド誘導
体、ペリレン誘導体、オキサジアゾール誘導体、アルダ
ジン誘導体、ピラジリン誘導体、シクロペンタジエン誘
導体、ピロロピロール誘導体、スチリルアミン誘導体、
クマリン系化合物、芳香族ジメチリディン化合物、8−
キノリノール誘導体等の金属錯体等を挙げることができ
る。また、ポリフェニレンビニレン類などの全共役系ポ
リマーなども挙げられる。なお、発光層の厚さは特に限
定されないが、通常は5nm〜5μmの範囲で適宜選択
する。
【0045】正孔注入層の材料(正孔注入材料)は、正
孔の注入性と電子の障壁性のいずれかを有していればよ
い。その具体例としては、トリアゾール誘導体、オキサ
ジアゾール誘導体、イミダゾール誘導体、ポリアリール
アルカン誘導体、ピラゾリン誘導体、ピラゾロン誘導
体、フェニレンジアミン誘導体、アリールアミン誘導
体、アミノ置換カルコン誘導体、オキサゾール誘導体、
スチリルアントラセン誘導体、フルオレノン誘導体、ヒ
ドラゾン誘導体、スチルベン誘導体、シラザン誘導体、
ポリシラ系化合物、アニリン系共重合体、チオフェンオ
リゴマー等の導電性高分子オリゴマー、ポルフィリン化
合物、芳香族第三級アミン化合物、スチリルアミン化合
物、芳香族ジメチリディン系化合物等を挙げることがで
きる。
【0046】正孔注入層の厚さも、特に限定されない
が、通常は5nm〜5μmの範囲で適宜選択する。正孔
注入層は、前記の材料の1種又は2種以上からなる一層
の構造であってもよいし、同一組成又は異種組成の複数
層からなる複数層構造であってもよい。
【0047】電子注入層は、陰極から注入された電子を
発光層に伝達する機能を有していればよく、その材料
(電子注入材料)の具体例としては、ニトロ置換フルオ
レノン誘導体、アントラキノジメタン誘導体、ジフェニ
ルキノン誘導体、チオピランジオキシド誘導体、ナフタ
レンペリレン等の複素環テトラカルボン酸無水物、カル
ボジイミド、フレオレニリデンメタン誘導体、アントラ
キノジメタン誘導体、アントロン誘導体、オキサジアゾ
ール誘導体、8−キノリノール誘導体の金属錯体、メタ
ルフリーフタロシアニンやメタルフタロシアニンあるい
は、これらの末端がアルキル基やスルホン基等で置換さ
れているもの、ジスチリルピラジン誘導体等を挙げるこ
とができる。
【0048】電子注入層の厚さも特に限定されないが、
通常は5nm〜5μmの範囲で適宜選択する。電子注入
層は前記の前記の材料の1種又は2種以上からなる一層
の構造であってもよいし、同一組成又は異種組成の複数
層からなる複数層構造でもよい。
【0049】また、有機EL素子を構成する各層(陽極
及び陰極を含む)の形成方法についても、特に限定され
ない。陽極、陰極、発光層、正孔注入層、電子注入層の
形成方法としては、例えば、真空蒸着法、スピンコート
法、キャスト法、スパッタリング法、LB法等を適用で
きが、発光層についてはスパッタリング法以外の方法
(真空蒸着法、スピンコート法、キャスト法、LB法
等)を適用することが望ましい。
【0050】発光層は、特に分子堆積膜であることが望
ましい。ここで分子堆積膜とは、気相状態の材料化合物
から沈着して形成された薄膜や、溶液状態又は液相状態
の材料化合物から固化して形成された膜である。通常、
この分子堆積膜は、LB法によって形成された薄膜(分
子累積膜)とは凝集構造、高次構造の相違や、それに起
因する機能的な相違によって区分することができる。ス
ピンコート法等によって発光層を形成する場合、樹脂な
どの結着剤と材料化合物を溶剤で溶かしてコーディング
溶液を調製する。
【0051】
【実施例】次に、製造工程の一実施例について説明す
る。図4及び図5はこの製造プロセスを説明するための
工程図である。図4(1)に示す第1工程によって、6
インチウェーハを洗浄後に乾燥した。次に熱酸化を行い
SiO2 膜を形成した。
【0052】図4(2)に示す第2工程では、コンデン
サC部分のSiO2 膜を開口した。開口はフォトレジス
トを用いてSiO2 膜をパターンニングした。次に熱拡
散炉でホウ素(ボロン)を開口部に拡散し、P+チャネ
ル層を形成した。
【0053】図4(3)に示す第3工程によって、熱酸
化を再度行い、ウェーハ全面を酸化膜で覆った。次に、
ソース及びドレインを形成する部分のSiO2 膜に開口
した。この開口はフォトレジストを用いSiO2 膜をパ
ターンニングした。
【0054】図4(4)に示す第4工程では、リンを開
口部に熱拡散して、ドレイン、ソースを形成した後に、
熱酸化して、SiO2 膜を形成した。
【0055】図5(1)に示す第5工程によって、Si
2 膜をパターンニングし、ゲート開口部を設け、ゲー
ト用酸化膜を熱酸化して形成した。
【0056】図5(2)に示す第6工程では、ソース、
ドレイン部分、及び、MOS素子Tr1のソースと接続
するコンデンサCの部分を開口し、この次にAlを全面
に蒸着した。
【0057】図5(3)に示す第7工程では、Alをパ
ターンニングして、DATA電極線2,COMMON電
極線3との接続部を形成し、さらに、DATA電極線2
とMOS素子Tr1のドレインと接続する。また、MO
S素子Tr1のソースとMOS素子Tr2のゲートの接
続を行い、MOS素子Tr2のソースとコンデンサCと
を接続し、MOS素子Tr2のソースとCOMMON電
極線3とを接続し、また、MOS素子Tr1のソースと
コンデンサCの接続を行った。
【0058】図5(4)に示す第8工程では、CVD法
によってSiO2 膜を全面に形成した。MOS素子Tr
1のゲート部分、MOS素子Tr2の部分を開口した。
LaB6 を全面に蒸着し、次に、パターンニングして、
SCAN電極線1及び画素電極を形成した。次に全面に
ポリイミドコーティング膜を形成し、画素電極5部分の
みを露出させた。
【0059】なお、MOS素子Tr1,Tr2のゲート
幅、ゲート長は、それぞれ5μmであった。画素面積は
130μm×150μmであり、開口率は75%まで達
成できた。これは前記したように単結晶Siを用いるこ
とによってMOS素子Tr1,Tr2の大きさを、従来
技術と比較して小さくできたことによるものである。
【0060】次に、有機EL素子の形成について説明す
る。図4及び図5に示す工程で作製したアクティブ素子
(MOS素子Tr1,Tr2)上の全面にAlq(8ヒ
ドロキシキノリンのAl錯体)を20nmの厚さで蒸着
し電子輸送層をとした。Alqとキナクサドンを10
0:2の重量比で蒸着し、40nm発光層とした。ここ
でキナクサドンは、蛍光分子であり、発光層に微量ドー
プすることにより、発光効率が向上することが知られて
いる。
【0061】次に、下記化学式(1)に示されるNPD
を20nm蒸着し、正孔輸送層とした。さらに、下記化
学式(2)に示されるMTDATAを100nm蒸着
し、第2正孔注入層とした。次に、CuPC(銅フタロ
シアニン)を20nm蒸着し、第1正孔注入層とした。
最後に原子比In/(In+2n)が0.67である酸
化インジュウムと酸化亜鉛の混合物をスパッタリングタ
ーゲットとし、DCマグネトロンスパッタリングにて、
InZnO(InとZnの酸化物)を基板温度60℃に
して200nmを形成し、透明導電性の陽極とした。
【0062】
【化1】
【0063】
【化2】
【0064】次に、有機ELディスプレイの表示につい
て説明する。各SCAN電極線1ごとに点灯試験を行っ
た。SCAN信号、DATA信号を加えたところでは、
EL素子が、少なくとも1/60秒間点灯していること
が確認できた。したがって、フレーム周波数60Hzで
は、MOS素子Tr1,Tr2で形成した電気スイッチ
はオンしており、また、乾燥N2 下で、この試験を30
00時間(hr)連続して行ったが、輝度の劣化は70
%に留まった。
【0065】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の有機ELディスプレイでは、アクティブマトリックス
で構成されているので、テレビジョン映像信号などの1
フレーム期間の画像が表示できるようになり、テレビジ
ョン映像表示装置などに適用可能になる。
【0066】また、電気スイッチの二つのMOS電界効
果トランジスタ駆動素子が単結晶シリコンで形成されて
いるので、MOS電界効果トランジスタ駆動素子の劣化
が阻止できるようになる。また、MOS電界効果トラン
ジスタ駆動素子の形状が小さく、画素電極の割合が大き
くなる。すなわち、開口率が大きくなって、高輝度を得
ることができるようになる。
【0067】さらに、単結晶シリコン基板を用いている
ので、熱伝導率が良く、熱疲労による劣化が阻止できる
ようになる。また、単結晶シリコン上に形成された絶縁
膜の作製時に基板温度を高くできるので、高耐圧が得ら
れ、絶縁不良による素子の機能停止や劣化を防止できる
ようになる。加えて、電気スイッチを駆動する駆動集積
回路を、同一の単結晶シリコンウェーハ上に組み込むこ
とができるので、外部取り出し線の数を低減できるよう
になる。
【0068】これらの結果から、高品質のテレビジョン
映像表示装置などの、より薄型化、携帯の利便性などの
要求に対応することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の有機ELディスプレイの実施形
態における平面構造を示す平面図である。
【図2】図2は、図1中のA−A線における断面構成を
示す断面図である。
【図3】図3は、図1及び図2に示す電気スイッチの電
気的構成を示す回路図である。
【図4】図4(1)〜(4)はこの製造プロセスの第1
〜4工程を説明するための図である。
【図5】図5(1)〜(4)はこの製造プロセスの第5
〜8工程を説明するための図である。
【符号の説明】
1 SCAN電極線 2 DATA電極線 3 COMMON電極線 5 画素電極 10 絶縁層 C コンデンサ Tr1,Tr2 MOS素子

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の信号電極線、走査電極線及び共通
    電極線の間に画素EL素子が配置され、前記信号電極線
    と前記走査電極線との交差近傍に設けられる電気スイッ
    チが走査信号パルス及び信号パルスでスイッチング動作
    し、前記画素EL素子が発光又は発光停止して画像表示
    を行うアクティブマトリックスの有機ELディスプレイ
    であって、 前記電気スイッチは、単結晶シリコンで活性層が形成さ
    れた二つのMOS電界効果トランジスタ駆動素子からな
    り、前記画素EL素子の画素電極を前記電気スイッチに
    よりスイッチングすることを特徴とする有機ELディス
    プレイ。
  2. 【請求項2】 前記請求項1記載の有機ELディスプレ
    イにおいて、 電気スイッチの第1MOS電界効果トランジスタ駆動素
    子のゲートと走査電極線とが接続され、かつ、ドレイン
    と信号電極線とが接続されるとともに、ソースがコンデ
    ンサの一端と接続され、かつ、前記第2MOS電界効果
    トランジスタ駆動素子のゲートがコンデンサの一端と接
    続され、さらに、ソースが共通電極線と接続され、か
    つ、ドレインが画素EL素子の一方の画素電極に接続さ
    れることを特徴とする有機ELディスプレイ。
  3. 【請求項3】 前記請求項1記載の有機ELディスプレ
    イにおいて、 単結晶シリコンの内部に電気スイッチを構成する素子の
    一部が形成され、この素子と信号電極線又は走査電極線
    を絶縁する層が単結晶シリコン表面に形成され、かつ、
    信号電極線又は走査電極線が絶縁層上に密着して形成さ
    れることを特徴とする有機ELディスプレイ。
  4. 【請求項4】 前記請求項1記載の有機ELディスプレ
    イにおいて、 電気スイッチと接続される画素EL素子の画素電極が非
    アルカリ金属、非アルカリ土類金属である低仕事関数の
    化合物又は金属であることを特徴とする有機ELディス
    プレイ。
  5. 【請求項5】 前記請求項1記載の有機ELディスプレ
    イにおいて、 電気スイッチに接続される画素EL素子の画素電極がP
    型シリコン、N型シリコン、ITO,InZnOのいず
    れかであることを特徴とする有機ELディスプレイ。
  6. 【請求項6】 前記請求項1記載の有機ELディスプレ
    イにおいて、 信号電極線、走査電極線及び電気スイッチ及び共通電極
    が絶縁膜中に埋め込まれ、画素EL素子の画素電極に対
    向する電極と、絶縁膜中に埋め込まれた信号電極線、走
    査電極線及び電気スイッチ及び共通電極とを絶縁するた
    めに、前記絶縁膜の絶縁破壊強度が2〜10MV/cm
    であることを特徴とする有機ELディスプレイ。
  7. 【請求項7】 前記請求項1記載の有機ELディスプレ
    イにおいて、 選択酸化膜が設けられていない箇所にMOS電界効果ト
    ランジスタが設けられており、さらに前記選択酸化膜上
    の一部に透明な画素電極を形成するとともに、この透明
    な画素電極の下部層を取り除いたことを特徴とする有機
    ELディスプレイ。
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