JPH09112682A - 無段変速機の変速制御装置 - Google Patents

無段変速機の変速制御装置

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JPH09112682A
JPH09112682A JP7267295A JP26729595A JPH09112682A JP H09112682 A JPH09112682 A JP H09112682A JP 7267295 A JP7267295 A JP 7267295A JP 26729595 A JP26729595 A JP 26729595A JP H09112682 A JPH09112682 A JP H09112682A
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伸介 東倉
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享良 鍋田
Tadayuki Akiyama
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジンブレーキ補正制御による惰性走行か
らの加速を滑らかに行う。 【解決手段】 運転状態に応じて入力軸の制御目標入力
回転数を演算し、入力軸回転数が制御目標入力回転数に
一致するように変速比変更手段5を制御する変速制御手
段50と、車両加速度を検出する加速度検出手段51
と、アクセルペダルの操作状況を検出する開度検出手段
52と、アクセルペダルの解放を検出したときに、加速
度が所定の範囲となるよう目標入力回転数の補正目標値
を設定するエンジンブレーキ補正値設定手段53と、こ
の目標入力回転数の補正中に、アクセルペダルの踏み込
みを検出すると、補正目標値を制御目標入力回転数へ向
けて所定の変化率で変更するエンジンブレーキ補正制御
終了手段54とを備え、変速制御手段50は、この補正
目標値に基づいて変速比変更手段5を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に搭載される
無段変速機の変速制御装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から自動車などの車両に用いられる
無段変速機としては、Vベルト式やトロイダル式(摩擦
車式)などが知られており、このような無段変速機の変
速制御装置では、エンジンのスロットル開度(またはア
クセル開度、以下同様)と、車速に基づいて無段変速機
に入力される回転数の目標値を設定し、この目標入力回
転数に応じた変速比となるように連続的に制御するもの
が知られている。
【0003】上記のような無段変速機の変速制御装置で
は、スロットル開度が小さいほど、変速比を高速側(目
標入力回転数を小さく)に設定する一方、スロットル開
度が大きいほど、変速比は低速側(目標入力回転数を大
きく)に設定しているため、下り坂走行時には、運転者
がアクセルペダルを放すことによりスロットル開度は小
さくなり、変速比は高速側に設定されて目標入力回転数
が低下するので、エンジンブレーキは効かない方向に制
御される。このため、運転者はアクセルペダルを放した
にも拘わらず、余計な加速感を感じる場合があって、下
り坂走行時にはブレーキの操作頻度が増大して、制動装
置の消耗が助長されることも考えられる。
【0004】このように、下り坂を惰性走行する際の、
頻繁なブレーキ操作を低減するものとしては、特開平6
−81932号公報などが知られており、これは、車両
の重量勾配抵抗の絶対値の増大に応じて、無段変速機の
目標入力回転数の下限値を大きく設定して、エンジンブ
レーキを積極的に作動させるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の変速制御装置においては、車両の重量勾配抵抗の絶
対値の増大に応じて、目標入力回転数の下限値を大きく
設定するので、アクセルペダルを放して下り坂を惰性走
行する場合の目標入力回転数は、平坦路を惰性走行する
場合よりも大きく設定されるため、下り坂を惰性走行中
にアクセルペダルを踏み込んだ場合の加速度は、平坦路
の惰性走行中にアクセルペダルを同等に踏み込んだ場合
の加速度よりも大きくなる。このため、惰性走行中に加
速する場合には、アクセルペダルの操作量が同じであり
ながらも、勾配に応じて加速度は異なってしまい、運転
者はアクセルペダルの操作量に対する車両の挙動を予測
するのが困難となって違和感を感じるという問題があっ
た。
【0006】また、逆に、上記のようにアクセルペダル
を解放してエンジンブレーキを要求し、上記のような目
標入力回転数の補正が行われているときに、アクセルペ
ダルが少しでも踏み込まれるとエンジンブレーキ補正制
御が中止されるが、このとき目標入力回転数を補正前の
小さな値にいきなり復帰させると、急激なアップシフト
となって加速側へのトルクが急増してショックを発生
し、運転者に違和感や不快感を与えてしまうという問題
があった。
【0007】そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなさ
れたもので、アクセルペダルを解放した惰性走行から加
速を行う際に、アクセルペダルの操作量に応じた加速を
得るとともに、急激なシフトアップによる加速度の過大
な変化を抑制して運転者に違和感や不快感を与えること
なく、車両の挙動を容易に把握可能な無段変速機の変速
制御装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、図15に
示すように、無段変速機2の変速比を変更する変速比変
更手段5と、車両の運転状態に応じて無段変速機2の入
力軸の制御目標入力回転数を演算するとともに、この入
力軸回転数が制御目標入力回転数に一致するように前記
変速比変更手段5を制御する変速制御手段50とを備え
た無段変速機の変速制御装置において、車両に発生する
加速度を検出する加速度検出手段51と、車両の惰性走
行を指令する惰性走行指令手段61と、車両の加速を指
令する加速指令手段62と、前記惰性走行が指令された
ときに、前記加速度が所定の範囲となるよう目標入力回
転数の補正目標値を設定するエンジンブレーキ補正値設
定手段53と、前記エンジンブレーキ補正値設定手段5
3が目標入力回転数の補正中に、前記加速指令手段62
からの加速指令を検出すると、補正目標値を前記運転状
態に応じた制御目標入力回転数へ向けて所定の変化率で
変更するエンジンブレーキ補正制御終了手段54とを備
え、前記変速制御手段50は、この目標入力回転数の補
正目標値に基づいて前記変速比変更手段5を制御する。
【0009】また、第2の発明は、図16に示すよう
に、無段変速機2の変速比を変更する変速比変更手段5
と、車両の運転状態に応じて無段変速機2の入力軸の制
御目標入力回転数を演算するとともに、この入力軸回転
数が制御目標入力回転数に一致するように前記変速比変
更手段5を制御する変速制御手段50とを備えた無段変
速機の変速制御装置において、車両に発生する加速度を
検出する加速度検出手段51と、アクセルペダルの操作
状況を検出する開度検出手段52と、前記開度検出手段
がアクセルペダルの解放を検出したときに、前記加速度
が所定の範囲となるよう目標入力回転数の補正目標値を
設定するエンジンブレーキ補正値設定手段53と、前記
エンジンブレーキ補正値設定手段53が目標入力回転数
の補正中に、前記開度検出手段52がアクセルペダルの
踏み込みを検出すると、補正目標値を前記運転状態に応
じた制御目標入力回転数へ向けて所定の変化率で変更す
るエンジンブレーキ補正制御終了手段54とを備え、前
記変速制御手段50は、この目標入力回転数の補正目標
値に基づいて前記変速比変更手段5を制御する。
【0010】また、第3の発明は、前記第1又は第2の
発明において、前記エンジンブレーキ補正制御終了手段
54は、前回の補正目標値と制御目標入力回転数とを比
較して、前回の補正目標値が制御目標入力回転数以上の
ときに、前回の補正目標値から所定時間当たり一定の減
算値を減じたものを補正目標値として設定する。
【0011】また、第4の発明は、前記第3の発明にお
いて、前記減算値は、前回の補正目標値と現在の補正目
標値の差が所定値以下となるように設定される。
【0012】
【作用】したがって、第1の発明は、変速制御手段は無
段変速機の入力軸回転数が、車両の運転状態に応じた制
御目標入力回転数に一致するように変速比変更手段を制
御するが、運転者等が惰性走行を指令すると、車両の加
速度が所定の範囲となるように目標入力回転数が補正さ
れ、例えば、下り坂を惰性走行する際にはエンジンブレ
ーキを効かせながら所定の加速度範囲を維持する惰性走
行が開始される。この目標入力回転数が補正される惰性
走行中に、加速指令が検出されると、所定の加速度範囲
を維持するエンジンブレーキ補正制御が終了して、目標
入力回転数は運転状態に応じた制御目標入力回転数に移
行するが、このとき、目標入力回転数は所定の変化率で
補正目標値から制御目標入力回転数に向けて徐々に変更
されるため、急激な変速比の変動を防いで、エンジンブ
レーキの補正制御を行う惰性走行から加速状態へ円滑に
移行し、滑らかな加速を実現することが可能となる。
【0013】また、第2の発明は、変速制御手段は無段
変速機の入力軸回転数が、車両の運転状態に応じた制御
目標入力回転数に一致するように変速比変更手段を制御
するが、運転者がアクセルペダルを解放したときには、
車両の加速度が所定の範囲となるように目標入力回転数
が補正され、例えば、下り坂を惰性走行する際には、エ
ンジンブレーキを効かせながら所定の加速度範囲を維持
する惰性走行が開始される。この目標入力回転数が補正
される惰性走行中に、アクセルペダルが踏み込まれる
と、所定の加速度範囲を維持するエンジンブレーキ補正
制御が終了して、目標入力回転数は運転状態に応じた制
御目標入力回転数に向けて移行するが、このとき、目標
入力回転数は所定の変化率で補正目標値から制御目標入
力回転数に向けて徐々に変更されるため、急激な変速比
の変動を防いで、エンジンブレーキの補正制御を行う惰
性走行から加速状態へ円滑に移行し、滑らかな加速を実
現することが可能となる。
【0014】また、第3の発明は、エンジンブレーキ補
正制御から加速状態への移行は、前回の補正目標値と制
御目標入力回転数とを比較して、前回の補正目標値が制
御目標入力回転数以上のときに、前回の補正目標値から
所定時間当たり一定の減算値を減じたものを補正目標値
として設定するため、目標入力回転数は少しずつ減少し
ながら滑らかに制御目標入力回転数へ移行することがで
き、惰性走行からの加速を、路面の勾配などの運転条件
の変動に拘わらず、常時アクセルペダルの操作量等の加
速指令に応じて行うことができる。
【0015】また、第4の発明は、エンジンブレーキ補
正制御から制御目標入力回転数へ移行する所定時間当た
りの減算値は、前回の補正目標値と現在の補正目標値の
差が所定値以下となるように設定されるため、目標入力
回転数が急激に減少するような変速比の過大な変動を防
いで、惰性走行からの加速を滑らかに行うことができ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0017】図1に示すように、無段変速機2(図中C
VT)は変速制御コントローラ7に制御される変速比変
更手段5によって、車両の運転状態に応じた所定の変速
比に設定されるもので、無段変速機2は、例えば、Vベ
ルト式やトロイダル式などで構成される。
【0018】変速制御コントローラ7は、マイクロプロ
セッサ等を主体に構成されており、車速VSPを検出す
る車速センサ8、スロットル開度TVOを検出するスロ
ットル開度センサ9、駆動輪回転センサ11、制動装置
の作動状態を検出するブレーキスイッチ12、車両の前
後加速度Gを検出する車両加速度センサ14、アクセル
ペダルの解放状態を検出するアイドルスイッチ15、無
段変速機2の出力軸の回転数Noを検出する出力軸回転
センサ13、無段変速機2の入力軸回転数Niを検出す
る手段として、エンジン回転数Neを検出するエンジン
回転センサ10から入力された車両の運転状態を示す信
号に基づいて、運転状態に応じた制御目標入力回転数D
SRREVを演算すると共に、アクチュエータなどから
構成された変速比変更手段5へ、入力軸回転数=エンジ
ン回転数Neが目標入力回転数に一致するように目標変
速比DSRRTOを指令し、図示しない出力軸と結合し
た駆動軸3へエンジン1からの駆動力を伝達する。
【0019】なお、本実施形態では、エンジン1と無段
変速機2の入力軸とを直結した場合を示しており、エン
ジン回転数Ne=入力軸回転数Niとなるが、エンジン
1と無段変速機2の入力軸との間に減速機構やトルクコ
ンバータ等が介装される場合には、入力軸回転センサを
設けて、この検出値を入力軸回転数Niとすればよい。
【0020】変速制御コントローラ7は、同じく車両の
運転状態に応じてエンジン1を制御するエンジン制御コ
ントローラ6に接続されており、変速制御コントローラ
7からエンジン制御コントローラ6へ変速比制御信号等
を送出する一方、エンジン制御コントローラ6からは燃
料噴射カット等の各種運転情報が送出され、エンジン1
と変速制御コントローラ7は同期的に制御される統合制
御システムを構成している。
【0021】エンジン制御コントローラ6は、車両の運
転状態に応じて燃料噴射ノズル4からの燃料噴射制御や
点火時期制御に加えて過給圧制御などを行うもので、詳
述はしないが、燃料噴射制御は、スロットル開度TV
O、エンジン回転数Ne、吸入空気量等の運転状態に応
じて行い、空燃比フィードバック制御の他、スロットル
全閉時には所定のエンジン回転数以上で燃料カットを行
う一方、スロットル全閉解除で燃料噴射リカバリー等の
制御を行うものである。本実施形態では、エンジン1を
火花点火式内燃機関で構成した場合を示す。
【0022】このような変速制御コントローラ7で行わ
れる制御の一例を、図2〜図10のフローチャートに示
し、これらフローチャートを参照しながら制御内容につ
いて詳述する。
【0023】ここで、図2は、所定時間毎、例えば5ms
ec毎に実行される変速制御のメインルーチンの概要を示
し、図3以降は、下り坂走行時等でのエンジンブレーキ
補正制御を行うサブルーチンを示しており、変速制御の
概要を説明した後、エンジンブレーキの補正制御につい
て詳述する。
【0024】〔1.変速制御〕図2のメインルーチンで
は、まず、ステップS1で上記したような各センサ等か
ら車両の運転状態を読み込み、ステップS2では、ステ
ップS1で読み込んだスロットル開度TVO及び車速V
SPに基づいて、図11に示す変速マップから無段変速
機2の入力軸回転数Ni(=エンジン回転数Ne)の目
標値である制御目標入力回転数DSRREVを演算す
る。
【0025】ステップS3では、後述するステップS1
0以降で、車両に加わる前後方向加速度Gに応じて、エ
ンジンブレーキ作動時の制御目標入力回転数DSRRE
Vの補正を行う。
【0026】そして、ステップS4では、エンジンブレ
ーキによる補正後の制御目標入力回転数DSRREV
に、入力軸回転数Niが一致するように目標変速比DS
RRTOを演算して、ステップS5で、無段変速機2の
変速比変更手段5へ制御信号を出力して、無段変速機2
の変速比を制御する。
【0027】〔2.エンジンブレーキ補正制御〕図3の
フローチャートは、上記ステップS3で行われるエンジ
ンブレーキ補正制御のサブルーチンの概要を示し、この
サブルーチンの詳細は、後述する図4〜図10のフロー
チャートのように構成されており、まず、エンジンブレ
ーキ補正制御の概要を説明する。
【0028】ステップS10では、上記メインルーチン
のステップS2で求めた制御目標入力回転数DSRRE
Vに応じて、無段変速機2の入力軸回転数Ni(以下、
単に入力軸回転数とする)の変更が可能な補正制御の範
囲を決定する。
【0029】ステップS11では、エンジンブレーキを
さらに強める必要があるか、あるいは、現在より弱める
必要があるかを判定する為、車両の前後加速度(以下、
単に加速度とする)のしきい値を演算する。
【0030】そして、ステップS12では、車両に発生
した加速度を検出し、この加速度の大きさと、ステップ
S11で求めたしきい値とを比較して、エンジンブレー
キをさらに強めるか、あるいは、さらに弱めるかの判断
を、アクセルペダルの操作状況に基づいて行う。
【0031】ステップS13では、ステップS12で求
めた加速度の大きさに応じて、エンジンブレーキ力を変
更する速さである、単位時間当たりの目標入力回転数の
補正量を演算する。
【0032】そして、ステップS14では、ステップS
13で求めた補正量に基づいて、加速度に応じたエンジ
ンブレーキ力を発生するための補正目標入力回転数DS
RENBR(補正目標値)を演算し、ステップS15
で、補正目標入力回転数DSRENBRを制御目標入力
回転数DSRREVとして新たに設定した後、上記ステ
ップS4以降のメインルーチンへ復帰して、このエンジ
ンブレーキ補正を加えた制御目標入力回転数DSRRE
Vにより目標変速比DSRRTOの演算を行うのであ
る。
【0033】以下、図4〜図10のフローチャートを参
照しながら、エンジンブレーキ補正制御の詳細について
説明する。
【0034】〔2.1 制御目標入力回転数の補正範
囲、加速度しきい値の決定〕図4は、図2のメインルー
チンに示したステップS3で行われる、サブルーチン処
理を示し、ステップS101〜S104は、上記図3に
示した概要のステップS10、S11に相当する。
【0035】ステップS101は、上記ステップS1で
読み込んだ車速VSPに基づいて、図11に示すマップ
から補正制御範囲の上限値である上限入力回転数DSR
HLMTを演算する。なお、図11に示すマップは、ス
ロットル開度(またはアクセル開度)TVOをパラメー
タとして車速VSPに応じた入力回転数を予め設定した
もので、変速制御コントローラ7の図示しないROM等
の記憶手段に格納されるものである。
【0036】一方、ステップS102では同様にして、
補正制御範囲の下限値である下限入力回転数DSRHL
MTを車速VSPに基づいて演算する。
【0037】次に、ステップS103、S104ではエ
ンジンブレーキをさらに強める必要があるか、あるい
は、現在より弱める必要があるかを判定するため、図1
2に示すマップに基づいて、加速度の加速域側のしきい
値VSPOVLMと、減速域側のしきい値VSPUDL
Mが、車速VSPに応じて演算される。
【0038】この図12に示すマップは、アクセルペダ
ルを放したとき(アイドルスイッチ15=ON)に、運
転者が期待する体感的な加速度に応じて予め設定された
もので、速度に応じて変化する所定の加速度範囲を備え
た等速域を中心にして設定されており、この等速域は物
理的な等速(加速度=0G)を示すものではなく、アク
セルペダルを放したときに運転者がほぼ等速走行である
と感じる領域であり、この等速域より上方は、運転者が
車両の加速を体感する加速域、同じく等速域より下方
は、運転者が車両の減速を体感する減速域であり、等速
域と加速域の境界が加速側しきい値VSPOVLMで、
等速域と減速域の境界が減速側しきい値VSPUDLM
である。
【0039】ここで、図12の加減速の判定マップの概
要について説明すると、運転者がアクセルペダルを放し
たときに期待する減速度は、図14に示すように、車速
VSPにほとんど関係無く、約0.06G(加速度=−
0.06G)前後であることが、本願出願人の実験等に
よって判明した。しかし、単純に減速度≒0.06Gと
した場合、運転者の体感加速度は、低車速域ではエンジ
ンブレーキ力が強すぎて違和感を与える一方、高車速域
ではエンジンブレーキ力が不足する場合がある。
【0040】そこで、目標とする減速度を、運転者の体
感加速度に応じて、低車速域では上記減速度0.06G
より低減する一方、高車速域では減速度を増大してエン
ジンブレーキ力を確保し、アクセルペダルを解放したと
きの車両加速度が、所定の加速度範囲である等速域とな
るように、エンジンブレーキ力を連続的に変化させるの
である。図12において、この等速域より上方は運転者
が車両の増速を体感する加速域であり、等速域の下方は
運転者が車両の減速を体感する減速域として設定され、
等速域と加速域及び減速域の境界が、上記したようなし
きい値VSPOVLM、VSPUDLMとして設定され
る。なお、本実施形態では、これら、しきい値VSPO
VLM及びVSPUDLMをマップとしたが、関数とし
て扱ってもよい。
【0041】なお、アクセルペダルの操作状況を検出す
る開度検出手段として、アイドルスイッチ15を用いた
例を示すが、ガソリン車あるいは気体燃料車等の予混合
式内燃機関ではスロットル開度TVOに基づいて、アク
セルペダルの解放状態を検出してもよい。
【0042】こうして、ステップS101〜S104で
補正制御範囲の上限入力回転数DSRHLMT、下限入
力回転数DSRLLMTと、加減速のしきい値VSPO
VLM、VSPUDLMをそれぞれ設定した後、図5に
示すステップS110の加減速判定処理へ進む。
【0043】〔2.2 加減速判定処理〕図5のステッ
プS110〜S118では、現在の車両の加速度が、図
12のマップにおいて、どの領域にあるかを判定するも
ので、上記図3のフローチャートのステップS12に相
当する。
【0044】まず、ステップS111では、上記ステッ
プS1で読み込んだ車速VSPが所定の低速域、例え
ば、10Km/h以下にあるかを判定し、所定の低速域にあ
ればステップS118へ進んで、車両加速度TKRAM
S6を0に設定する一方、そうでない場合には、ステッ
プS112の処理へ進む。
【0045】ステップS112では、車両の加速度を現
在の車速VSPと所定時間前、例えば、5サイクル前
(50msec前)の車速VSP-5の差分から車両加速度T
KRAMS6を求める。なお、加速度検出手段として、
車速VSPの微分値を用いた場合を示すが、車両加速度
センサ14の検出値Gや駆動輪回転センサ11の検出値
の微分値を用いてもよい。
【0046】次に、ステップS113では、車両加速度
TKRAMS6と上記ステップS103で求めた加速側
しきい値VSPOVLMとを比較し、車両加速度TKR
AMS6がしきい値VSPOVLMより大きい場合に
は、現在の車両加速度TKRAMS6が図12に示した
マップにおいて、エンジンブレーキを増大する必要のあ
る加速域にあると判定してステップS117へ進んで、
加速フラグVSPPLSに1をセットし、そうでない場
合には、ステップS114へ進んで減速域にあるかを判
定する。
【0047】ステップS114は、車両加速度TKRA
MS6が、上記ステップS104で求めた減速側しきい
値VSPUDLMより小さい場合には、ステップS11
6へ進んで減速フラグVSPMNSに1をセットし、そ
うでない場合には図12の等速域にあると判定して、ス
テップS115へ進んで等速フラグVSPEQSに1を
セットする。なお、ステップS118で車両加速度TK
RAMS6=0と設定した低速域の場合も、ステップS
115で等速フラグを1にセットする。
【0048】こうして、しきい値VSPOVLM、VS
PUDLMと車両加速度TKRAMS6とを比較するこ
とで、車両の加速度が図12のマップのどの領域にある
か、加速、減速、等速フラグにより区分けされ、この
後、図6のステップS120へ進んで、目標入力回転数
の補正量の検索と、アクセルペダル操作に応じたモード
分けを行う。
【0049】〔2.3 目標入力回転数補正量設定、運
転操作に応じたモード分け〕図6のステップS120〜
S131では、車両加速度TKRAMS6に応じた目標
入力回転数の補正量を設定した後、アクセルペダルの操
作状況、すなわち、運転者の意図に応じた場合分けを行
うもので、図3のフローチャートのステップS13に相
当する。
【0050】ステップS121、S122では、図13
に示すマップから、単位時間当たりの目標入力回転数の
補正量を車両加速度TKRAMS6の大きさと符号に応
じて、ダウンシフト補正量DDSRDNまたはアップシ
フト補正量DDSRUPとして求める。
【0051】車両加速度TKRAMS6が正の場合に
は、エンジンブレーキ力を増大するため、目標入力回転
数を増大する方向のダウンシフト補正量DDSRDN
が、負の場合にはエンジンブレーキ力を低減するため、
目標入力回転数を減少させる方向のアップシフト補正量
DDSRUPが選択され、ここで、単位時間は、処理の
実行間隔を示し、この場合では、5msecごとの目標入力
回転数補正量を示す。
【0052】この図13のマップは、本願出願人の実験
などに基づいて予め設定されたもので、車両の加速度に
応じて、ダウンシフト補正量DDSRDNまたはアップ
シフト補正量DDSRUPを変更して、エンジンブレー
キ力を増減させる速さを変化させるものであり、このマ
ップは変速制御コントローラ7の図示しないROM等の
記憶手段に格納される。
【0053】次に、ステップS123〜S131では、
アクセルペダルの操作状況の前回値と現在値の変化か
ら、運転者の加減速の意図を推定して場合分けを行う。
【0054】まず、ステップS123では、前回の処理
(5msec前)においてアイドルスイッチ15の状況を示
すフラグOLDIDLEが0であるか、すなわち、アク
セルペダルが踏まれていたかを判定し、踏まれていれば
ステップS124へ、解放されていれば(OLDIDL
E=1)ステップS125へ進む。
【0055】ステップS124では、現在のアイドルス
イッチ15の状況を示すフラグIDLEが0であるか、
すなわち、アクセルペダルが踏まれているかを判定し、
踏まれていればステップS126へ、解放されていれば
(IDLE=1)ステップS127へ進む。
【0056】ステップS126は、前回及び現在共にア
クセルペダルが継続して踏み続けられて、アイドルスイ
ッチ15はOFF、OFFの状態であり、後述するステ
ップS150の踏み込み処理へ進む。
【0057】一方、ステップS124で、現在アクセル
ペダルが解放されていると判定された場合には、アクセ
ルペダルの踏み込み状態が前回値から変化したため、ス
テップS127で現在のアイドルスイッチ15の状況を
OLDIDLE=1として更新し、ステップS128で
アイドルスイッチ15がOFFからONになって、踏み
込んでいたアクセルペダルを放した状態であると判定し
て、ステップS160の足放し処理へ進む。
【0058】一方、前回のアイドルスイッチ15がON
であったステップS125でも、上記と同様に現在のア
イドルスイッチ15の状況を示すフラグIDLEが0で
あるか、すなわち、アクセルペダルが踏まれているかを
判定し、踏まれていればステップS130へ、解放され
ていれば(IDLE=1)ステップS129へ進む。
【0059】ステップS129は、アクセルペダルが継
続して解放されているため、前回アイドルスイッチフラ
グOLDIDLEを変化させることなく、ステップS1
40の放し続け処理へ進む。
【0060】一方、ステップS125で、現在アクセル
ペダルが踏み込まれていると判定された場合には、アク
セルペダルの踏み込み状態が前回値から変化したため、
ステップS130で現在のアイドルスイッチ15の状況
をOLDIDLE=0として更新し、ステップS131
で、アイドルスイッチ15がONからOFFになって、
解放していたアクセルペダルを踏み込んだ状態であると
判定して、ステップS150の踏み込み処理へ進む。
【0061】こうして、アイドルスイッチ15の前回値
OLDIDLEと現在値IDLEを比較することによ
り、アクセルペダルの踏み込み状態の変化をステップS
140、S150、S160の3つの場合に分けて目標
入力回転数の補正をそれぞれ行い、これらステップS1
40以降が、上記図3のステップS14に相当する。
【0062】なお、上記では、アクセルペダルの操作状
況をアイドルスイッチ15により検出したが、スロット
ル開度センサ9の検出値TVOに基づいて行っても良
い。
【0063】〔2.4 アクセルペダルを継続して放し
ている場合〕図7は、アイドルスイッチ15が前回値、
現在値共にONとなるアクセルペダルを放し続けた場合
の目標入力回転数の補正処理を示し、ステップS141
では、上記ステップS110〜118で設定された加速
フラグVSPPLSが1であるか否かを判定し、1であ
れば現在の車両加速度が、図12のマップの加速域にあ
るためステップS143へ進む一方、0の場合にはステ
ップS142へ進む。
【0064】ステップS143では、エンジンブレーキ
力を増大して車両加速度を図12の加速域から等速域に
減速させるため、上記図6のステップS121で求めた
ダウンシフト補正量DDSRDNを、補正目標入力回転
数DSRENBRの前回値に加算して目標入力回転数を
増大する。
【0065】 DSRENBR=DSRENBR-1+DDSRDN なお、「-1」は前回値を示す。以下同様。
【0066】そして、ステップS144で補正制御中で
あることを示す補正制御フラグNOWCNTを1にセッ
トして、ステップS170の回転チェックへ進む。
【0067】一方、ステップS141の判定で加速域に
ない場合には、ステップS142へ進んで補正制御中で
あるか否かを判定し、補正制御中であればステップS1
45へ進んで減速域にあるか否かの判定を行う一方、補
正制御を行っていない場合にはステップS146へ進
む。
【0068】ステップS146は、目標入力回転数を補
正する必要がないため、補正目標入力回転数DSREN
BRに上記図2のステップS2で求めた制御目標入力回
転数DSRREVをセットしてステップS170へ進
む。
【0069】ステップS145では、上記図5のステッ
プS116で減速フラグVSPMNSがセットされたか
否を判定して、現在の車両加速度が図12に示すマップ
の減速域にあればステップS147へ進む一方、そうで
ない場合にはステップS170へ進む。
【0070】ステップS147では、ブレーキが踏まれ
ているか否かをブレーキスイッチ12の出力信号BRK
により判定する。ブレーキが踏まれていなければ(BR
K=0)、ステップS148へ進んで減速域における補
正処理を行う一方、ブレーキが踏まれているとき(BR
K=1)には、エンジンブレーキを弱める必要がある減
速域であっても、目標入力回転数を小さく補正すること
を禁止して運転者の制動操作を優先させるため、減速域
の補正を行わずにステップ170へ進む。
【0071】ステップS148では、エンジンブレーキ
を弱めて図12に示す減速域から等速域へ増速するた
め、上記図6のステップS122で求めたアップシフト
補正量DDSRUPを、補正目標入力回転数DSREN
BRの前回値に加えて目標入力回転数を徐々に減少させ
る(アップシフト補正量DDSRUPは負の値となるた
め、これを前回値に加えることで補正目標入力回転数D
SRENBRは減算される)。
【0072】 DSRENBR=DSRENBR-1+DDSRUP そして、ステップS170の回転チェックへ進む。
【0073】〔2.5 アクセルペダルを踏んでいる場
合〕図8のステップS150〜155は、アイドルスイ
ッチ15の現在値がOFFとなるアクセルペダルを踏み
込んだ瞬間、または踏み込み続けた場合の目標入力回転
数の補正処理を示す。
【0074】ステップS151では、補正制御中フラグ
NOWCNTの状態から、エンジンブレーキを変化させ
るために目標入力回転数を補正制御中であるか否かを判
定し、NOWCNT=1となる補正制御中であるときに
はステップS152へ進んで、補正目標入力回転数DS
RENBRと現在の運転状態に応じて図11のマップか
ら求めた制御目標入力回転数DSRREVとの大小に応
じて、エンジンブレーキ補正制御から通常の変速制御
(図11のマップに応じた制御)への移行処理を行う一
方、そうでない場合にはステップS153へ進んで、通
常の変速制御を行う。
【0075】ステップS152では、前回の処理の補正
目標入力回転数DSRENBR-1と、上記図2のステッ
プS2で求めた今回の制御目標入力回転数DSRREV
とを比較して、制御目標入力回転数DSRREVが前回
の補正目標入力回転数DSRENBR-1以下であるとき
には、エンジンブレーキ補正制御からいきなり通常の変
速制御へ切り換えると、目標入力回転数が急減するため
急激なシフトアップとなるのを防止するため、ステップ
S154へ進む一方、制御目標入力回転数DSRREV
が補正目標入力回転数DSRENBRより大きい場合に
は、アクセルペダルを踏み込んだ運転者が期待する加速
に応じてシフトダウンとなるため、ステップS153へ
進んで、エンジンブレーキ補正制御から通常の変速制御
へ切り換える。
【0076】ステップS154では、エンジンブレーキ
補正制御により大きく設定された前回の補正目標入力回
転数DSRENBR-1から所定値を減じて、徐々にシフ
トアップしながら図11のマップに応じた制御目標入力
回転数DSRREVに近付けるため、少しだけ目標入力
回転数を下げた値を今回の補正目標入力回転数DSRE
NBRとして次のように設定する。
【0077】 DSRENBR=DSRENBR-1−1 この場合では、処理の実行間隔に応じた所定時間毎(5
msec毎)に補正目標入力回転数DSRENBRを一定の
減算値、例えば1rpmずつ減じ、補正目標入力回転数D
SRENBRを所定の変化率で制御目標入力回転数DS
RREVへ徐々に近付け、エンジンブレーキ補正制御の
補正目標値から通常の変速制御による制御目標入力回転
数へ滑らかに制御目標入力回転数DSRREVを変化さ
せ、急激なシフトアップを防止するものである。
【0078】この所定の変化率で補正目標入力回転数D
SRENBR減少させる減算値は、前回の補正目標入力
回転数DSRENBR-1と今回の補正目標入力回転数D
SRENBRの差が所定値以下となるように設定され、
この所定値は、加速する際の変速比の変動が、運転者に
違和感を与えないように予め設定されたものである。
【0079】このエンジンブレーキ補正制御から通常の
変速制御への移行処理は、ステップS152で、前回の
補正目標入力回転数DSRENBR-1が制御目標入力回
転数DSRREVに等しくなるまで行われる。
【0080】そして、次にステップS171の回転リミ
ッタなしの処理へ進む。
【0081】一方、ステップS153では、エンジンブ
レーキの補正制御を終了するため、補正制御中フラグN
OWCNTを0にリセットしてから、ステップS155
で通常の変速制御へ切り換えるために、補正目標入力回
転数DSRENBRに上記ステップS2で求めた制御目
標入力回転数DSRREVを格納し、上記と同様にステ
ップS171へ進む。
【0082】〔2.6 アクセルペダルを解放した場
合〕図9のステップS160〜164は、アイドルスイ
ッチ15の前回値がOFF、現在値がONとなるアクセ
ルペダルを解放した瞬間の目標入力回転数の補正処理を
示す。
【0083】ステップS161では、前回の処理の補正
目標入力回転数DSRENBR-1と、上記図4のステッ
プS101で求めた補正制御範囲の上限入力回転数DS
RHLMTとを比較して、前回の補正目標入力回転数D
SRENBR-1が上限入力回転数DSRHLMTを超え
ているときにはステップS162へ進む一方、上限入力
回転数DSRHLMT以下の場合にはステップS163
へ進む。
【0084】ステップS162では、補正目標入力回転
数DSRENBRとして補正制御範囲の上限入力回転数
DSRHLMTを設定した後、ステップS170の回転
チェック処理へ進む。
【0085】一方、上限入力回転数DSRHLMT以下
の場合には、ステップS163で補正制御中であるかを
判定して、補正制御中でなけれ場合にはステップS16
4へ進んで、補正目標入力回転数DSRENBRに制御
目標入力回転数DSRREVを設定してステップS17
0へ進むが、補正制御中であればそのままステップS1
70の処理へ進む。
【0086】〔2.7 新制御目標入力回転数DSRR
EVの設定〕こうして、上記2.4〜2.6で、アクセ
ルペダルの操作状況を3つの場合に分けて、それぞれ補
正目標入力回転数DSRENBRを設定した後、ステッ
プS170またはS171へ進んで、エンジンブレーキ
補正制御後の制御目標入力回転数DSRREVの設定を
図10のステップS170以降で行い、このステップS
170以降が、上記図3のステップS15に相当する。
【0087】ステップS170の回転チェック処理へ進
んだ場合には、ステップS172で補正目標入力回転数
DSRENBRが、上記図4のステップS102で求め
た補正制御範囲の下限入力回転数DSRLLMT以下で
あるかを判断し、補正目標入力回転数DSRENBRが
下限入力回転数以下の場合にはステップS173へ進む
一方、そうでない場合にはステップS175へ進む。
【0088】ステップS173では、新しく補正目標入
力回転数DSRENBRとして補正制御範囲の下限入力
回転数DSRLLMTを設定した後、補正制御を終了さ
せるため補正制御中フラグNOWCNTを0にリセット
してから、ステップS177へ進む。
【0089】一方、ステップS172の判定で、補正目
標入力回転数DSRENBRが下限入力回転数DSRL
LMTを超える場合には、ステップS175で上記ステ
ップS101で求めた補正制御範囲の上限入力回転数D
SRHLMTを超えていないかを判断し、超えている場
合にはステップS176で新しく補正目標入力回転数D
SRENBRとして補正制御範囲の上限入力回転数DS
RHLMTを設定した後、ステップS177へ進む。
【0090】上記、〔2.5〕の処理からステップS1
71の回転リミッタなしの処理へ進んだ場合には、その
ままステップS177へ進む。
【0091】ステップS177では、エンジンブレーキ
補正制御によって設定された補正目標入力回転数DSR
ENBRを新たな制御目標入力回転数DSRREVとし
て設定して、上記図2のステップS4に復帰する。
【0092】こうして、エンジンブレーキの補正制御後
の補正目標入力回転数DSRENBRに応じた目標変速
比DSRRTOとなるように、無段変速機2の変速比変
更手段5が駆動されるのである。
【0093】〔3.全体的な作用〕エンジンブレーキ補
正制御は、車両加速度TKRAMS6が、図12に示し
たマップの等速域から逸脱して加速域または減速域とな
り(ステップS113、114)、アクセルペダルが継
続して解放されていることを条件に開始される(ステッ
プS129、ステップS140以降)。
【0094】こうして、アクセルペダルを放し続けて下
り坂を惰性走行する間は、図13のマップから求めたダ
ウンシフト補正量DDSRDNまたはアップシフト補正
量DDSRUPによって、エンジンブレーキを増減する
速さ(単位時間当たりの目標入力回転数の補正量)が連
続的に制御され、滑らかにエンジンブレーキ力を変化さ
せて車両加速度を等速域に収束させ、運転者の期待に応
じた減速感を実現する。
【0095】この惰性走行中に、運転者が増速するため
に少しでもアクセルペダルを踏み込むと、アクセルペダ
ルの操作状況に応じて行われるステップS123以降の
場合分け処理によって、ステップS150以降の踏み込
み処理へ移行する。
【0096】この踏み込み処理では、運転者が加速を期
待する場合であり、エンジンブレーキ補正制御から通常
の変速制御への切り換えが行われる。
【0097】補正制御フラグNOWCNTの状態に応じ
て、エンジンブレーキ補正制御中であるか否かを判定
し、アクセルペダルが踏み込まれたことによりエンジン
ブレーキ補正制御を終了させる場合には、ステップS1
52でエンジンブレーキ補正制御による前回の補正目標
入力回転数DSRENBR-1と、運転状態に基づいて図
11のマップから求めた制御目標入力回転数DSRRE
Vの大小を判定して、エンジンブレーキ補正制御から通
常の変速制御への移行を、運転者の加速要求に応じなが
ら円滑に行うものである。
【0098】一方、NOWCNT=0となる通常走行中
のアクセルペダルの踏み続け状態では、ステップS15
3、155へ進んで、図11のマップから求めた制御目
標入力回転数DSRREV(以下、マップ回転数とす
る)を目標値に設定して通常の変速制御を行う。
【0099】ここで、ステップS152では、車速VS
Pとスロットル開度TVOに応じて図11のマップから
求めたマップ回転数と、前回の補正目標入力回転数DS
RENBR-1(以下、前回値とする)とを比較して、マ
ップ回転数が前回値以下の場合には、エンジンブレーキ
補正制御から通常の変速制御への切り換えがシフトアッ
プとなるため、前記従来例のように加速度の過大な変化
によるショックを防止する必要があるため、ステップS
154へ進んで、図15(A)に示すように、エンジン
ブレーキ補正制御によって大きく設定された前回値から
マップ回転数へ徐々に近付ける。
【0100】一方、前回値よりマップ回転数の方が大き
い場合には、エンジンブレーキ補正制御から通常の変速
制御への切り換えがシフトダウンとなるため、運転者の
加速意図に応じて、目標入力回転数を大きく設定しても
良く、ステップS153、155へ進んで、図15
(B)のようにエンジンブレーキ補正制御を終了して目
標入力回転数をマップ回転数へ切り換える。
【0101】シフトアップとなる場合には、ステップS
154で、補正目標入力回転数DSRENBRを前回値
から、一定の減算値(例えば、1rpm)ずつ減少し、制
御目標入力回転数DSRREVは所定時間(処理の実行
間隔=5msec)毎に1rpmずつ徐々に減少されて、最終
的な制御目標であるマップ回転数まで徐々に減少する。
すなわち、エンジンブレーキ補正制御を終了させてから
前回値を所定の変化率で連続的に減少させながらマップ
回転数へ近付けることができ、滑らかに制御目標入力回
転数DSRREVを減少させて、エンジンブレーキ補正
制御から通常の変速制御への切換がシフトアップとなる
場合であっても、運転者に違和感を与えることなく滑ら
かに加速を行うことができる。
【0102】こうして、惰性走行中にアクセルペダルが
踏み込まれてエンジンブレーキ補正制御を終了する際に
は、エンジンブレーキ補正制御による前回値と通常の変
速制御によるマップ回転数とを比較して、エンジンブレ
ーキ補正制御から通常の変速制御への切り換えがシフト
ダウンとなる場合には、マップ回転数をそのまま目標入
力回転数に設定して、運転者の加速要求に応じたシフト
ダウンを行って加速を行う一方、エンジンブレーキ補正
制御から通常の変速制御への切り換えがシフトアップと
なる場合には、エンジンブレーキ補正制御による補正目
標入力回転数DSRENBRからいきなりマップ回転数
へ移行することはなく、前回値DSRENBR-1から所
定の減算値を処理の実行間隔に応じた所定時間毎に徐々
に減じ、運転状態に応じたマップ回転数へ向けて、制御
目標入力回転数DSRREVを連続的かつ少しずつ変化
させることが可能となり、目標入力回転数が前記従来例
のように急激に変化することはなく、急激なシフトアッ
プによって運転者に違和感や不快感を与えることがなく
なって、エンジンブレーキ補正制御から通常の変速制御
を円滑に行いながら、運転者の意図に応じて加速を行う
ことが可能となるのである。
【0103】さらに、補正目標入力回転数DSRENB
Rを、運転状態に応じたマップ回転数に近付けるための
単位時間当たりの減算値を、常時一定の値(本実施形態
では1rpm)としたため、目標入力回転数の変化率は常
時一定となって、下り坂の勾配の大小等の運転条件の変
動に拘わらず、運転者は加速操作による車両の挙動を容
易に把握することができ、前記従来例のような違和感、
不快感を解消して、無段変速機を備えた車両の運転性及
び乗心地を飛躍的に向上させることが可能となるのであ
る。
【0104】なお、上記実施形態では、アクセルペダル
の解放状態に応じて惰性走行の開始、すなわち、エンジ
ンブレーキ補正制御の開始を判定したが、定速走行制御
装置(クルーズコントローラ)等を備えた車両では、減
速指令スイッチ等の操作に応じてエンジンブレーキ補正
制御の開始を判定しても良く、又は、定速走行制御装置
からの惰性走行指令に基づいてエンジンブレーキ補正制
御を開始することもできる。
【0105】また、上記実施形態では、アクセルペダル
の踏み込み状態に応じてエンジンブレーキ補正制御の終
了を判定したが、定速走行制御装置(クルーズコントロ
ーラ)等を備えた車両では、加速指令スイッチ等の操作
に応じてエンジンブレーキ補正制御の終了を判定しても
良く、又は、定速走行制御装置からの加速指令に基づい
てエンジンブレーキ補正制御の終了を検出しても良い。
【0106】
【発明の効果】以上説明したように第1の発明は、エン
ジンブレーキ補正制御による惰性走行中に、加速指令が
検出されると、所定の加速度範囲を維持するエンジンブ
レーキ補正制御が終了して、目標入力回転数は運転状態
に応じた制御目標入力回転数に移行するが、このとき、
目標入力回転数は所定の変化率で補正目標値から制御目
標入力回転数に向けて徐々に変更されるため、急激な変
速比の変動を防いで、エンジンブレーキの補正制御を行
う惰性走行から加速状態へ円滑に移行し、滑らかな加速
を実現することが可能となり、前記従来例のように急激
なシフトアップによる加速度の過大な変動を防止して、
運転者に違和感や不快感を与えることがなくなって、無
段変速機を備えた車両の運転性及び乗心地を飛躍的に向
上させることができる。
【0107】また、第2の発明は、エンジンブレーキを
効かせながら所定の加速度範囲を維持する惰性走行中に
アクセルペダルが踏み込まれると、所定の加速度範囲を
維持するエンジンブレーキ補正制御が終了して、目標入
力回転数は運転状態に応じた制御目標入力回転数に移行
するが、このとき、目標入力回転数は所定の変化率で補
正目標値から制御目標入力回転数に向けて徐々に変更さ
れるため、急激な変速比の変動を防いで、エンジンブレ
ーキの補正制御を行う惰性走行から加速状態へ円滑に移
行し、アクセルペダルの操作量に応じて滑らかな加速を
実現することが可能となり、前記従来例のように急激な
シフトアップによる加速度の過大な変動を防止して、運
転者に違和感や不快感を与えることがなくなって、無段
変速機を備えた車両の運転性及び乗心地を飛躍的に向上
させることができる。
【0108】また、第3の発明は、エンジンブレーキ補
正制御から加速状態への移行は、前回の補正目標値と制
御目標入力回転数とを比較して、前回の補正目標値が制
御目標入力回転数以上のときに、前回の補正目標値から
所定時間当たり一定の減算値を減じたものを補正目標値
として設定するため、目標入力回転数は少しずつ減少し
ながら滑らかに制御目標入力回転数へ移行することがで
き、惰性走行からの加速を、路面の勾配などの運転条件
の変動に拘わらず、常時アクセルペダルの操作量等の加
速指令に応じて行うことができ、運転者は惰性走行中の
加速操作による車両の挙動を容易に把握することが可能
となって、無段変速機を備えた車両の運転性をさらに向
上させることができる。
【0109】また、第4の発明は、エンジンブレーキ補
正制御から制御目標入力回転数へ移行する所定時間当た
りの減算値は、前回の補正目標値と現在の補正目標値の
差が所定値以下となるように設定されるため、目標入力
回転数が急激に減少するような変速比の過大な変動を防
ぐことができ、惰性走行からの加速を円滑に行うことが
でき、路面の勾配などの運転条件の変動に拘わらず、常
時アクセルペダルの操作量に応じた加速を得ることが可
能となって、運転者は惰性走行中の加速操作による車両
の挙動を容易に把握することができ、無段変速機を備え
た車両の運転性をさらに向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す変速制御装置のブロ
ック図。
【図2】変速制御コントローラで行われる制御のメイン
ルーチンを示すフローチャート。
【図3】エンジンブレーキ補正制御のサブルーチンの概
要を示すフローチャート。
【図4】エンジンブレーキ補正制御の詳細を示し、補正
制御範囲及び加減速判定しきい値の検索処理を示すフロ
ーチャートを示す。
【図5】同じく、加速度演算及び加減速判定処理を示す
フローチャート。
【図6】同じく、目標入力回転数の補正量検索及び運転
状態に応じた場合分け処理を示すフローチャート。
【図7】同じく、アクセルペダルを放し続けた場合の補
正目標入力回転数DSRENBRの設定を示すフローチ
ャート。
【図8】同じく、アクセルペダルを踏み込んだ場合のエ
ンジンブレーキ補正制御から通常の変速制御への移行処
理を示すフローチャート。
【図9】同じく、アクセルペダルを放した瞬間の補正目
標入力回転数DSRENBRの設定を示すフローチャー
ト。
【図10】同じく、回転リミットチェック処理を示すフ
ローチャート。
【図11】スロットル開度TVOをパラメータとして、
車速VSPに応じた制御目標入力回転数DSRREVを
示す変速マップ。
【図12】車速VSPと車両加速度のしきい値の関係を
示すマップ。
【図13】車両加速度に応じた単位時間当たりのダウン
シフト補正量DDSRDN及びアップシフト補正量DD
SRUPを示すマップ。
【図14】惰性走行時に運転者が期待する減速度と車速
VSPとの関係を示すグラフ。
【図15】本発明の作用を説明する入力軸回転数とマッ
プ回転数または補正目標入力回転数の関係を示すグラフ
で、(A)はマップ回転数が前回値より小さいシフトア
ップの場合を、(B)はマップ回転数が前回値よりも大
きいシフトダウンの場合を示す。
【図16】請求項1に対応するクレーム対応図。
【図17】請求項2に対応するクレーム対応図。
【符号の説明】 1 エンジン 2 無段変速機 3 駆動軸 4 燃料噴射弁 5 変速比変更手段 6 エンジン制御コントローラ 7 変速制御コントローラ 8 車速センサ 9 スロットル開度センサ 10 エンジン回転センサ 12 ブレーキスイッチ 14 車両加速度センサ 15 アイドルスイッチ 50 変速制御手段 51 加速度検出手段 52 開度検出手段 53 エンジンブレーキ補正値設定手段 54 エンジンブレーキ補正制御終了手段 61 惰性走行指令手段 62 加速指令手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無段変速機の変速比を変更する変速比変更
    手段と、 車両の運転状態に応じて無段変速機の入力軸の制御目標
    入力回転数を演算するとともに、この入力軸回転数が制
    御目標入力回転数に一致するように前記変速比変更手段
    を制御する変速制御手段とを備えた無段変速機の変速制
    御装置において、 車両に発生する加速度を検出する加速度検出手段と、 車両の惰性走行を指令する惰性走行指令手段と、 車両の加速を指令する加速指令手段と、 前記惰性走行が指令されたときに、前記加速度が所定の
    範囲となるよう目標入力回転数の補正目標値を設定する
    エンジンブレーキ補正値設定手段と、 前記エンジンブレーキ補正値設定手段が目標入力回転数
    の補正中に、前記加速指令手段からの加速指令を検出す
    ると、補正目標値を前記運転状態に応じた制御目標入力
    回転数へ向けて所定の変化率で変更するエンジンブレー
    キ補正制御終了手段とを備え、 前記変速制御手段は、この目標入力回転数の補正目標値
    に基づいて前記変速比変更手段を制御することを特徴と
    する無段変速機の変速制御装置。
  2. 【請求項2】無段変速機の変速比を変更する変速比変更
    手段と、 車両の運転状態に応じて無段変速機の入力軸の制御目標
    入力回転数を演算するとともに、この入力軸回転数が制
    御目標入力回転数に一致するように前記変速比変更手段
    を制御する変速制御手段とを備えた無段変速機の変速制
    御装置において、 車両に発生する加速度を検出する加速度検出手段と、 アクセルペダルの操作状況を検出する開度検出手段と、 前記開度検出手段がアクセルペダルの解放を検出したと
    きに、前記加速度が所定の範囲となるよう目標入力回転
    数の補正目標値を設定するエンジンブレーキ補正値設定
    手段と、 前記エンジンブレーキ補正値設定手段が目標入力回転数
    の補正中に、前記開度検出手段がアクセルペダルの踏み
    込みを検出すると、補正目標値を前記運転状態に応じた
    制御目標入力回転数へ向けて所定の変化率で変更するエ
    ンジンブレーキ補正制御終了手段とを備え、 前記変速制御手段は、この目標入力回転数の補正目標値
    に基づいて前記変速比変更手段を制御することを特徴と
    する無段変速機の変速制御装置。
  3. 【請求項3】前記エンジンブレーキ補正制御終了手段
    は、 前回の補正目標値と制御目標入力回転数とを比較して、
    前回の補正目標値が制御目標入力回転数以上のときに、 前回の補正目標値から所定時間当たり一定の減算値を減
    じたものを補正目標値として設定することを特徴とする
    請求項1または請求項2に記載の無段変速機の変速制御
    装置。
  4. 【請求項4】前記減算値は、 前回の補正目標値と現在の補正目標値の差が所定値以下
    となるように設定されたことを特徴とする請求項3に記
    載の無段変速機の変速制御装置。
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