JPH09111431A - 溶融金属めっき設備におけるトップロール手入れ装置 - Google Patents

溶融金属めっき設備におけるトップロール手入れ装置

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JPH09111431A
JPH09111431A JP27303595A JP27303595A JPH09111431A JP H09111431 A JPH09111431 A JP H09111431A JP 27303595 A JP27303595 A JP 27303595A JP 27303595 A JP27303595 A JP 27303595A JP H09111431 A JPH09111431 A JP H09111431A
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JP
Japan
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top roll
polishing
image
area
brightness
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JP27303595A
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English (en)
Inventor
Hideya Iwamoto
英哉 岩本
Toyoji Mano
豊司 真野
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication date
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  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
  • Coating With Molten Metal (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 トップロール2の研磨手段10と、照明
手段3と、トップロール2の表面の一定面積を撮影する
撮影手段4と、撮影した画像を定期的に静止画像として
記録する画像記録部5と、記録画像において一定以上の
輝度の輝点の面積の全面積に占める割合が一定値を超え
たか否かを判別する輝点面積判断部6と、この輝点面積
が一定の値を超えたとの情報に基づいて前記研磨手段1
0を始動してトップロールを研磨させる研磨制御部7と
からなるトップロール手入れ装置1。 【効果】 傷の大きさを直接見るのではなく、その前兆
としての汚れを観察するようにしたので、読み取りエラ
ーの心配がなく、好適な時期に研磨手段を始動させるこ
とができる。また、走査型でないので、照明走行手段や
ポリゴンミラーなどの複雑な手段を必要としないので、
装置の故障率が小さく、保守点検が容易となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は溶融金属めっき設備
におけるトップロール手入れ装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は代表的な溶融金属めっき設備のレ
イアウト図であり、溶融金属めっき設備100は、溶融
金属浴101、加熱帯102、保温帯103、冷却帯1
04、シールロール105及びトップロール106から
なり、連続焼鈍炉108で加熱焼鈍された鋼帯109
に、溶融金属浴101で溶融金属を付け、この溶融金属
を加熱帯102で加熱し、保温帯103で温度保持し、
冷却帯104で冷却することで鉄と溶融金属(例えば亜
鉛)の合金化処理を実施する。鉛直に且つ下から上に移
動する鋼帯109に上記合金化処理を施したのち、トッ
プロール106で90゜曲げて水平に向きを変える。
【0003】溶融亜鉛めっきの場合、トップロール10
6におけるめっき鋼帯109の温度は150〜350℃
であり、まだめっき膜の硬度は小さい。そこで、トップ
ロール106で曲げ、その後に戻されことにより、めっ
き膜に亀裂が入りめっき膜が微小な粉末の形態で剥離す
ることがある。この粉末がトップロール106に付着
し、後続の鋼帯109に擦り傷や凹部を形成することに
なる。擦り傷や凹部は強度低下の起点となりやすく、且
つ商品性を著しく損ねるので、トップロール106の表
面を観察し、適宜研磨する必要がある。
【0004】従来は、目視確認をして観察者の判断に基
づいて砥石又はサンドペーパでトップロール106を研
磨していた。これでは、個人差的誤差が発生すること、
観察者の負担が大きいことから、観察、判断及び研磨を
自動化する必要がある。
【0005】本出願人は、先に実開平4−1436号公
報「ロール検査装置」にて、ロール表面をロール軸方向
へ走査する投光器及び受光器で探傷し、mm単位の傷を
発見し、掃拭装置で表面を掃拭するという装置を提案し
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記装置はロ
ールショップ等でロールをゆっくり検査し、再研磨する
には適しているものの、トップロールの検査に適用する
には次の問題がある。 走査式検査装置であるため走査している線(しかもロ
ール長の1/2以下の長さ)以外の部分は、そのときに
は状態が分からない。ロールが停止していれば問題ない
が、トップロール106は回転しているためにロール表
面をスパイラル(螺旋)状に検査することとなり、信号
の処理が難しくなる。 投光器はロール軸方向へ移動可能に構成し、受光器に
ポリゴンミラー(多面鏡)を内蔵し、このポリゴンミラ
ーを正確に高速に回転させなければならず、装置が高価
となる。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで上記従来技術より
もトップロールの自動観察及び研磨に適した技術を確立
することを目的に検討を開始した。先ず、本発明者等
は、使用中のトップロールの表面を注意深く観察し、ト
ップロールの表面が時間経過とともに汚れてくることを
見出し、全体的に輝度が増大することを見出した。更
に、トップロールの汚れの素はめっき膜から剥離した粉
末で且つこの粉末が極めて微細であることを見出した。
【0008】そこで、次のプロセスを仮定した。粉末付
着開始→次の粉末が未付着面に新たに付着する及び次の
粉末が先の粉末に付着する→前者であれば、ロール表面
の粉末付着面積割合が時間と共に大きくなる。後者であ
れば、粉末が時間と共に大きな粒となり、鋼帯にmm単
位の傷をつけることとなる。前者と後者は観察上は同時
に進行していると認められた。そこで、本発明者等は粒
や傷を直接検出するのではなく、汚れを定量的に観察す
ることで傷つき等の不都合の発生する前に、ロールを研
磨するという技術を確立するに至った。
【0009】具体的には、請求項1のトップロール手入
れ装置は、トップロールの表面を研磨する研磨手段と、
トップロールのめっき鋼帯に当接していない部分を明る
くする照明手段と、この照明手段から照射した光の反射
光を受光してトップロールの表面の一定面積を撮影する
撮影手段と、撮影した画像を定期的に静止画像として記
録する画像記録部と、記録画像において一定以上の輝度
の輝点の面積の全面積に占める割合が一定値を超えたか
否かを判別する輝点面積判断部と、この輝点面積が一定
の値を超えたとの情報に基づいて前記研磨手段を始動し
てトップロールを研磨させる研磨制御部とからなる。
【0010】請求項2のトップロール手入れ装置は、ト
ップロールの表面を研磨する研磨手段と、トップロール
のめっき鋼帯に当接していない部分を明るくする照明手
段と、この照明手段から照射した光の反射光を受光して
トップロールの表面の一定面積を撮影する撮影手段と、
撮影した画像を定期的に静止画像として記録する画像記
録部と、記録画像における輝点中で最も輝度の高い輝点
の輝度が所定値を超えたか否かを判別する最高輝度判断
部と、この最高輝度が所定値を超えたとの情報に基づい
て前記研磨手段を始動してトップロールを研磨させる研
磨制御部とからなる。
【0011】傷の大きさを直接見るのではなく、その前
兆としての汚れを観察するようにしたので、読み取りエ
ラーの心配がなく、好適な時期に研磨手段を始動させる
ことができる。また、走査型でないので、照明走行手段
やポリゴンミラーなどの複雑な手段を必要としないの
で、装置の故障率が小さく、保守点検が容易となる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見る
ものとする。図1は本発明に係るトップロールのトップ
ロール手入れ装置の原理図である。トップロール手入れ
装置1は、トップロール2の表面を研磨する研磨手段1
0と、トップロール2のめっき鋼帯Wに当接していない
部分を明るくする照明手段3と、この照明手段3から照
射した光の反射光を受光してトップロール2の表面の一
定面積を撮影する撮影手段4と、撮影した画像を定期的
に静止画像として記録する画像記録部5と、記録画像に
おいて一定以上の輝度の輝点の面積の全面積に占める割
合が一定値を超えたか否かを判別する輝点面積判断部6
と、この輝点面積が一定の値を超えたとの情報に基づい
て前記研磨手段10を始動してトップロールを研磨させ
る研磨制御部7とからなる。上記画像記録部5、輝点面
積判断部6及び研磨制御部7を、一個の制御手段に集約
することは差支えない。
【0013】照明手段3は例えば500Wのハロゲンラ
ンプであり、散乱する反射光を測定するために角度45
゜でカメラ視野中心を狙って設置する。なお、カメラの
軸と照明手段3の軸を同軸にして、正反射光のみを利用
するようにしてもよい。撮影手段4は、防熱ケースに収
納した2次元CCD(固体撮像デバイス)カメラであ
り、このカメラは測定視野が約300mm×300mm
であり、分解能は約0.5mmであり、電子シャッタを
備え露出時間を1/1000秒の静止画像を捉えること
ができる。
【0014】図2は本発明に係る研磨手段の正面図であ
り、研磨手段10はベースフレーム11と、レール1
2,12上を図面表裏方向に移動するスライドベース1
3と、このスライドベース13に設けた傾斜ベース14
と、この傾斜ベース14上をレール15を介してスライ
ドするスライダ16と、このスライダ16に取付けたモ
ータ17並びに研磨ロール18と、シリンダ19と次図
で述べる要素からなる。シリンダ19を進動させれば、
研磨ロール18を図示せぬトップロールに当接すること
ができる。
【0015】図3は本発明に係る研磨手段の平面図であ
り、前記研磨ロール18,18は周面にサンドペーパな
どの研磨材を備え、軸受21,21で水平に支持された
軸22に取付けたものであり、この軸22はベルト23
を介してモータ17で回動される。また、傾斜ベース1
4は減速機付きモータ25及び送りねじ26の作用でレ
ール12,12に沿って往復移動する。
【0016】以上に述べたトップロールの手入れ装置の
作用を次に説明する。図4は本発明の第1実施例に係る
作動フロー図であり、図中、ST××はステップ番号を
示す。 ST01;図1において撮影手段4で得た静止画像情報
を画Aで示す。例えば、画Aは照明の関係で、右下が明
るく左上に向うほど暗くなるとする。波紋線は明度分布
を模式的に示したものである。
【0017】また、本実施例ではトップロール2の表面
に黒色のWC−12Co(12%のコバルトを含む炭化
タングステン)を溶射した。この様なトップロール2に
白灰色の亜鉛が付着すると、この亜鉛が輝点となる。例
えば、画Aに輝点P1〜P4が存在しているとする。
【0018】ST02;前記画Aを図1の画像記録手段
5で記録するとともに、480×480画素に分割す
る。これを画Bで示す。 ST03;画Bをシェーディング処理する。このシェー
ディングは、照明手段4の照明ムラなどの影響をなくす
目的で実施する処理である。詳しくは、通常の照明手段
4では、その照明範囲内で端から端まで明るさが均一で
はなく、さらにカメラの各画素にも感度のばらつきが存
在する。また、カメラのF値が小さくなると、視野の中
心に比較して端からの入射光量が少なくなってしまう。
この様な原因のために発生するムラをシェーディングと
いい、この影響をなくす補正がシェーディング補正であ
る。本実施例ではシェーディング補正は、原画像を3×
3画素で平均する画像処理を50回行なうこととした。
平均化処理を繰り返したために輝点は消失し、背景のみ
が残る。これを画Cで示す。
【0019】ST04;前記画Bから前記画Cを差し引
く。すると、画Dに示す通り、輝点P1〜P4のみが残
る。この輝点P1〜P4は0〜100のいずれかの輝度
を有する。従って、輝点P1〜P4はそれぞれの輝度に
応じて画面上で輝くことになる。しかし、これを識別す
ることは容易でないので、次のしきい値処理を施す。 ST05;例えば、しきい値を30(輝度)とし、この
しきい値を超えた画素に輝度指標255を与え、しきい
値以下の画素に輝度指標0を与える。汎用のディスプレ
イは輝度を0〜255の256段階に表示することがで
きる。そこで、255と0を与えたわけであり、実際的
には255は明点、0は暗点(見えない)となる。輝点
P1及びP4に255を与えられ、輝点P2及びP3に
0が与えられたとすると、画Eに示す通りに黒地に輝点
P1及びP4が表示される。これで、ディスプレイを見
るだけで、問題となる亜鉛の付着の位置が簡単に確認で
きる。
【0020】ST06;しきい値を超えた画素の数を数
える。 ST07;この画素の総数の全画素(480×480)
に占める割合が、α(例えば0.05=5%)を超えた
らST08へ進む。 ST08;研磨手段を始動して、トップロールの表面を
研磨する。 以上に述べた方法は輝度指標255の画素が全体に占め
る割合を調べるもので、面積比率を調べることと同意で
ある。従って、この方法を「面積法」と呼ぶことにす
る。
【0021】次に本発明の第2実施例を説明するが、そ
のための装置は図1において、輝点面積判別部6を、最
高輝点判別部8に変更する。即ち、第2実施例のための
トップロール手入れ装置1Aは、トップロール2の表面
を研磨する研磨手段10と、トップロール2のめっき鋼
帯に当接していない部分を明るくする照明手段3と、こ
の照明手段3から照射した光の反射光を受光してトップ
ロール2の表面の一定面積を撮影する撮影手段4と、撮
影した画像を定期的に静止画像として記録する画像記録
部5と、記録画像における輝点中で最も輝度の高い輝点
の輝度(これを最高輝度という)が所定値を超えたか否
かを判別する最高輝度判断部8と、この最高輝度が所定
値を超えたとの情報に基づいて前記研磨手段10を始動
してトップロールを研磨させる研磨制御部7とからな
る。
【0022】図5は本発明の第2実施例に係る作動フロ
ー図であり、第1実施例と区別するために、ST××に
11以上の番号を与える。なお、ST11〜ST14は
前記ST01〜ST04と同じであるが、再度説明す
る。
【0023】ST11;図1の撮影手段4で得た静止画
像情報を画Aで示す。波紋線は明度分布を模式的に示し
たものである。例えば、画Aに輝点P1〜P4が存在し
ているとする。
【0024】ST12;前記画Aを図1の画像記録手段
5で記録するとともに、480×480画素に分割す
る。これを画Bで示す。 ST13;画Bをシェーディング処理する。本実施例で
はシェーディング補正は、原画像を3×3画素で平均す
る画像処理を50回行なうこととした。平均化処理を繰
り返したために輝点は消失し、背景のみが残る。これを
画Cで示す。
【0025】ST14;前記画Bから前記画Cを差し引
く。すると、画Dに示す通り、輝点P1〜P4のみが残
る。この輝点P1〜P4は0〜100のいずれかの輝度
を有する。従って、輝点P1〜P4はそれぞれの輝度に
応じて画面上で輝くことになる。しかし、これを識別す
ることは容易でないので、次の処理を施す。 ST15;上記輝点P1〜P4のなかから輝度の一番大
きいものを探す。例えば、輝点P4が最高輝度であり、
その輝度は55であったとする。 ST16;上記最高輝度が、しきい値(例えば輝度5
0)以上であるか否かを調べる。しきい値以上であれ
ば、ST17に進む。 ST17;研磨手段を始動して、トップロールの表面を
研磨する。 以上に述べた方法は最高輝度を調べるものであるから、
この方法を「最高輝度法」と呼ぶことにする。
【0026】
【実施例】本発明に係る実施例を次に説明する。実施例
に係る諸条件は次の通りである。 トップロールのサイズ :外径1200mm、胴長2100mm トップロールの表面処理 :WC−12Co めっき鋼板の種類 :合金化溶融亜鉛めっき鋼板 めっき鋼板の厚さ :0.35〜2.3mm めっき鋼板の幅 :600〜1880mm めっき鋼板の温度 :150〜350℃ 面積法におけるしきい値 :5%
【0027】図6は本発明の面積法によってトップロー
ルを研磨したときの実施例グラフであり、横軸は時間、
縦軸は面積率(%)である。図中、B点から本発明を適
用する。この時点で面積率は15%以上であり、しきい
値の5%を超えているので、図4のST07,08によ
り研磨手段が作動して、ロールの表面を研磨する。する
と、C点に示す通りに面積率はほぼ0になる。すなわ
ち、トップロールの表面は綺麗になったことを示す。こ
の状態が20分程度つづき、その後、面積率が増加し始
める。D点でしきい値を超えるので、慣性遅れの後、E
点で研磨手段が再作動する。▽は研磨手段の始動タイミ
ングを示す。以下、同様のサイクルを繰り返す。以上の
制御は基本的に自動的に実施するが、面積法の場合は、
ディスプレイに亜鉛の付着点がはっきり現われるので、
目視による識別が容易である。
【0028】図7は本発明の最高輝度法によってトップ
ロールを研磨したときの実施例グラフであり、横軸は時
間、縦軸は最高輝度である。輝度については、次の様な
データが知られている。 製品品質上問題とならない範囲 :輝度30未満 自動車外装用鋼板でシビアーなもの :輝度40以下 一般鋼板で表面転写が問題となる範囲 :輝度60以上 上限輝度 :輝度70程度 そこで、最高輝度法においていは、しきい値を50とす
る。図中、G点から本発明を適用する。この時点で最高
輝度は70であり、しきい値の50を超えているので、
図5のST16,17により研磨手段が作動して、ロー
ルの表面を研磨する。すると、H点に示す通りに最高輝
度は20程度まで下がる。45分程度で最高輝度がしき
い値を超えるので、この時点で再研磨を実施する。以
下、このサイクルを繰り返す。この最高輝度法は一点の
みをモニターすればよいから、制御部における処理負担
が面積法よりも軽くなり、処理時間が短い。よって、制
御部を比較的低級な安価な機器で構成できるという特徴
がある。
【0029】尚、前記しきい値は対象製品の特性や操業
条件に応じて適宜変更すればよい。また、上記面積法と
最高輝度法とを併用することは差支えない。
【0030】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1は、トップロール手入れ装置を、トップ
ロールの研磨手段と、トップロールを照す照明手段と、
トップロールの表面の一定面積を撮影する撮影手段と、
撮影した画像を静止画像として記録する画像記録部と、
記録画像において一定以上の輝度の輝点の面積の全面積
に占める割合が一定値を超えたか否かを判別する輝点面
積判断部と、この輝点面積が一定の値を超えたとの情報
に基づいて前記研磨手段を始動してトップロールを研磨
させる研磨制御部とから構成し、傷の大きさを直接見る
のではなく、その前兆としての汚れを観察するようにし
たので、読み取りエラーの心配がなく、好適な時期に研
磨手段を始動させることができる。また、走査型でない
ので、照明走行手段やポリゴンミラーなどの複雑な手段
を必要としないので、装置の故障率が小さく、保守点検
が容易となる。更に、ディスプレイを見るだけで、問題
となる亜鉛の付着の位置及び面積が簡単に確認できるの
で、装置運転者の負担が軽くなる。
【0031】請求項2は、トップロール手入れ装置を、
トップロールを研磨する研磨手段と、トップロールを照
す照明手段と、トップロールの表面の一定面積を撮影す
る撮影手段と、撮影した画像を定期的に静止画像として
記録する画像記録部と、記録画像における輝点中で最も
輝度の高い輝点の輝度が所定値を超えたか否かを判別す
る最高輝度判断部と、この最高輝度が所定値を超えたと
の情報に基づいて前記研磨手段を始動してトップロール
を研磨させる研磨制御部とから構成し、傷の大きさを直
接見るのではなく、その前兆としての汚れを観察するよ
うにしたので、読み取りエラーの心配がなく、好適な時
期に研磨手段を始動させることができる。また、走査型
でないので、照明走行手段やポリゴンミラーなどの複雑
な手段を必要としないので、装置の故障率が小さく、保
守点検が容易となる。更に、最高輝度の一点のみをモニ
ターすればよいから、制御部における処理負担が請求項
1よりも軽くなり、処理時間が短い。よって、制御部を
比較的低級な安価な機器で構成できる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るトップロールのトップロール手入
れ装置の原理図
【図2】本発明に係る研磨手段の正面図
【図3】本発明に係る研磨手段の平面図
【図4】本発明の第1実施例に係る作動フロー図
【図5】本発明の第2実施例に係る作動フロー図
【図6】本発明の面積法によってトップロールを研磨し
たときの実施例グラフ
【図7】本発明の最高輝度法によってトップロールを研
磨したときの実施例グラフ
【図8】代表的な溶融金属めっき設備のレイアウト図
【符号の説明】
1,1A…トップロール手入れ装置、2…トップロー
ル、3…照明手段、4…撮影手段、5…画像記録部、6
…輝点面積判別部、7…研磨制御部、8…最高輝度判別
部、10…研磨手段、18…研磨ロール、101…溶融
金属浴、W…めっき鋼帯。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶融金属浴通過後の高温状態にある、溶
    融金属凝固直後のめっき鋼帯を搬送するためのトップロ
    ールの手入れ装置において、 このトップロール手入れ装置は、トップロールの表面を
    研磨する研磨手段と、トップロールのめっき鋼帯に当接
    していない部分を明るくする照明手段と、この照明手段
    から照射した光の反射光を受光してトップロールの表面
    の一定面積を撮影する撮影手段と、撮影した画像を定期
    的に静止画像として記録する画像記録部と、記録画像に
    おいて一定以上の輝度の輝点の面積の全面積に占める割
    合が一定値を超えたか否かを判別する輝点面積判断部
    と、この輝点面積が一定の値を超えたとの情報に基づい
    て前記研磨手段を始動してトップロールを研磨させる研
    磨制御部とからなることを特徴とした溶融金属めっき設
    備におけるトップロール手入れ装置。
  2. 【請求項2】 溶融金属浴通過後の高温状態にある、溶
    融金属凝固直後のめっき鋼帯を搬送するためのトップロ
    ールの手入れ装置において、 このトップロール手入れ装置は、トップロールの表面を
    研磨する研磨手段と、トップロールのめっき鋼帯に当接
    していない部分を明るくする照明手段と、この照明手段
    から照射した光の反射光を受光してトップロールの表面
    の一定面積を撮影する撮影手段と、撮影した画像を定期
    的に静止画像として記録する画像記録部と、記録画像に
    おける輝点中で最も輝度の高い輝点の輝度が所定値を超
    えたか否かを判別する最高輝度判断部と、この最高輝度
    が所定値を超えたとの情報に基づいて前記研磨手段を始
    動してトップロールを研磨させる研磨制御部とからなる
    ことを特徴とした溶融金属めっき設備におけるトップロ
    ール手入れ装置。
JP27303595A 1995-10-20 1995-10-20 溶融金属めっき設備におけるトップロール手入れ装置 Pending JPH09111431A (ja)

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