JPH0911054A - ワーク搬送装置の一時貯留装置 - Google Patents

ワーク搬送装置の一時貯留装置

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JPH0911054A
JPH0911054A JP18826895A JP18826895A JPH0911054A JP H0911054 A JPH0911054 A JP H0911054A JP 18826895 A JP18826895 A JP 18826895A JP 18826895 A JP18826895 A JP 18826895A JP H0911054 A JPH0911054 A JP H0911054A
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JP
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conveyor
work
transfer
discharge
workpieces
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JP18826895A
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English (en)
Inventor
Takehiko Miura
毅彦 三浦
Hiroshi Konaka
弘 小中
Kenji Tsukamoto
健次 塚本
Shoichi Kita
正一 北
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Shibuya Corp
Original Assignee
Shibuya Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ワークを連続的に搬送する装置において、下流
側にワークが滞留した場合に一時貯留可能にする。 【構成】第1搬送コンベア24と第2搬送コンベア26
とが平行に配置され、これらの端部に供給側横移載装置
34が設けられ、第2搬送コンベアから第1搬送コンベ
アへワーク2を補給できる。第1搬送コンベアの下流側
に作業コンベア28と第1排出コンベア40が、また、
これらと平行に中間コンベア38と第2排出コンベア4
2が配置され、第1排出コンベアから第2排出コンベア
へ移載する排出側横移載装置44が設けられている。第
1搬送コンベアは、ワークを1個ずつ下流側の作業コン
ベアに送り、作業終了後、第1排出コンベアおよび横移
載装置から第2排出コンベアへ移乗させる。次の工程1
6への受渡しコンベア50上に満杯センサがあり、ワー
クが滞留したときには、第2排出コンベアを逆に走行さ
せ、第2搬送コンベア上に一時貯留する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンベア上に一度に供
給された多数のワークを、順次処理し排出するワーク搬
送装置に係り、特に、排出側が満杯となったときに、ワ
ークを一時貯留することができるワーク搬送装置の一時
貯留装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、無菌空間の内部でワークの包装
を除去する等の処理を行なう場合には、この無菌空間の
開閉の回数を少なくするために、所定個数のワークを一
度に搬入して密閉し、順次処理をして次の工程へ送るこ
とが好ましい。このような場合に、複数本のコンベアを
平行に配置し、作業ステーションへ順次ワークを供給す
る搬送コンベアに、他のコンベアからワークを乗り移さ
せることを可能にすれば、無菌空間内の複数のコンベア
上に一度に多数のワークを搬入し、一方のコンベアから
順次処理をして排出するとともに、このコンベアに横移
載装置を介して他方のコンベアからワークを順次補給す
ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような構成にす
れば、無菌空間内に一度に搬入したワークを、作業ステ
ーションに順次供給して処理を行なった後排出して次の
工程に送ることが可能である。しかしながら、処理した
後に送られる次の工程あるいは次の工程への受渡しを行
なうコンベア上にワークが滞留してしまった場合には、
後続のワークの処理を行なうことができなくなり、作業
の効率が低下してしまうという問題があった。
【0004】本発明は上記問題点を除くためになされた
もので、次の工程や次の工程への受渡しを行なう受渡し
コンベア上にワークが滞留した場合には、後続の処理済
みのワークを供給側のコンベア上に戻して一時貯留する
ことにより、残りのワークの処理を継続することを可能
にしたワーク搬送装置の一時貯留装置を提供することを
目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るワーク搬送
装置の一時貯留装置は、ワークを搬送する第1搬送コン
ベアと、この第1搬送コンベアと平行に配置された第2
搬送コンベアと、第1搬送コンベアの上流端と第2搬送
コンベアとの間に設けられ、第2搬送コンベア上のワー
クを第1搬送コンベアへ移載する供給側横移載装置と、
第1搬送コンベアの下流側に配置された第1排出コンベ
アと、第1排出コンベアと平行に配置され、上記第2搬
送コンベアに接続される第2排出コンベアと、第1排出
コンベアと第2排出コンベアとの間に設けられ、第1排
出コンベア上のワークを第2排出コンベア上に移載する
排出側横移載装置と、第2排出コンベアから次の工程に
ワークを送る受渡しコンベアと、受渡しコンベア上に設
けられ、このコンベア上にワークが滞留しているか否か
を検出するセンサとを備えている。
【0006】
【作用】本発明に係るワーク搬送装置の一時貯留装置で
は、第1および第2の2本の搬送コンベア上に一度にワ
ークを搬入し、これらワークを1個ずつ第1搬送コンベ
アから第1排出コンベア、排出側横移載装置、第2排出
コンベアおよび受渡しコンベアを介して次の工程に順次
送り、さらに、第1搬送コンベアの上流側には、供給側
横移載装置を介して第2搬送コンベア上のワークを補給
する。また、次の工程内のトラブル等によって受渡しコ
ンベアから次の工程へワークを供給することが不可能に
なり、この受渡しコンベア上にワークが滞留してしまっ
た場合には、センサがこれを検知し、第2排出コンベア
を受渡しコンベアと逆の方向に回転させ、ワークを供給
側の第2搬送コンベア上に戻して一時貯留する。よっ
て、第1搬送コンベア等を停止させることなく後続のワ
ークを順次供給していくことができる。そして、第2搬
送コンベア上に一時貯留しておいたワークは、その後、
受渡しコンベア上が空いたときに次の工程へ排出する。
【0007】
【実施例】以下、図示実施例により本発明を説明する。
図1および図2は、無菌空間内に設けられた包装除去装
置の全体を左半分と右半分とに分けて示す平面図であ
り、この無菌空間内に本発明の一実施例に係るワーク搬
送装置の一時貯留装置が用いられている。また、図3お
よび図4は上記包装除去装置の側面図であり、図3がそ
の左半分を、図4がその右半分を示す。上記実施例装置
は、予め滅菌処理された物品を載せたトレーを複数段積
重ねて全体を梱包材(フィルム)によって包装して成る
ワーク2を滅菌装置4内に収容し、滅菌装置4内で包装
の外面を滅菌処理した後、このワーク2を無菌空間6内
に搬入しフィルム等の包装を剥離して除去し、その後、
上記トレーおよび物品を次の工程に送るものである。
【0008】図において、4は滅菌装置であり、入口と
出口にシャッター8,10が設けられた滅菌室12を有
しており、入口シャッター8を開けて滅菌室12の内部
に所定個数のワーク2を収容した後、入口シャッタ8を
閉じてこの滅菌室12内を密閉状態にして上記ワーク2
の滅菌処理を行なう。6は上記滅菌装置4に、その出口
側のシャッター10を介して接続されるアイソレータ
(外部から遮断され高度な無菌状態が維持された空間)
と呼ばれる無菌空間であり、このアイソレータ(無菌空
間)6内に、外部の包装に滅菌処理が行なわれた上記所
定個数のワーク2をそのまま搬入し、これらワーク2を
1個ずつ作業ステーション14に供給して包装を剥離し
た後、上記トレーを次の工程(例えば、物品をトレーか
ら取り出すアンスタッカ等の装置16)に送る。
【0009】本実施例の滅菌装置4は、図5および図6
に示すように、シリンダ18によって一体的に進退動可
能な2列のコンベア20(20A,20B)を備えてお
り、これらコンベア20A,20B上に、ワーク2を2
列にして合計30個収容することができるようになって
いる。入口のシャッター8を開放して、この滅菌装置4
内のコンベア20A,20B上にワーク2を収容した
後、入口のシャッタ8を閉じて内部を密封状態とし、例
えば過酸化水素蒸気等によって滅菌する。上記ワーク2
は、包装の内部の物品は予め滅菌処理が行なわれてお
り、外部の包装だけが、搬送中における取り扱い等によ
って雑菌に汚染されているが、この滅菌装置4による外
部包装の滅菌処理によって、ワーク2の内外全体が完全
に滅菌された状態になる。なお、上記滅菌装置4内に収
容されるワーク2の個数および列数は上記数にかぎられ
るものではなく、適宜設定することができる。
【0010】上記滅菌装置4とアイソレータ6の入口と
の間は、滅菌装置4の出口側のシャッター10を介して
接続されており、この出口側シャッター10を開放する
ことにより、無菌状態を維持したまま、滅菌装置4内の
ワーク2をアイソレータ6内に搬入することができるよ
うになっている。そこで、シャッター10を開放し、上
記2列のコンベア20(20A,20B)をシリンダ1
8によって機枠22ごと前進させて、このコンベア20
の先端をアイソレータ6内に挿入する。そこでコンベア
20を運転して、滅菌処理が終了した30個のワーク2
をアイソレータ6内に搬入する。
【0011】このアイソレータ6内には、2本の搬送コ
ンベア24,26が平行に配置されている。これら2本
の搬送コンベア24,26は、通常の包装除去作業を行
なう際には、互いに逆方向に走行するようになってお
り、第1の搬送コンベア24(図1および図2の下方の
コンベア)は滅菌装置4側を上流として図1,図2の右
方向へ走行し、図の上方の第2の搬送コンベア26は、
逆に、右側から左側へ向けて走行する。滅菌装置4内に
2列で収容されて滅菌されたワーク2は、これら2本の
搬送コンベア24,26上にそのまま2列の状態で載せ
られる。ワーク2は各コンベア24,26上に15個ず
つ載せられ、先頭のワーク2は、図4に示すように、両
コンベア24,26の右側端部に位置し、最も後方のワ
ーク2は、図3に示すように、両コンベア24,26の
左側端部に位置する。なお、第1搬送コンベア24およ
び第2搬送コンベア26のチェーン24a,24b,2
6a,26bには、図3および図4に示すように、各ワ
ーク2に後方から係合して、所定の間隔に位置決めしつ
つ搬送するためのアタッチメント24c,26cが所定
間隔で取付けられており、これら両コンベア24,26
は、このアタッチメント24c,26c一個分ずつ間欠
的に走行し停止するようになっている。
【0012】上記第1搬送コンベア24の下流端に連続
して、短かい第3の搬送コンベア(作業コンベア)28
が配置されている。作業コンベア28は上記第1搬送コ
ンベア24と同方向(図2の右方向)に走行するように
なっており、この作業コンベア28内に上記ワーク2の
包装を剥離して除去する作業ステーション14が設けら
れている。作業ステーション14には、後に説明するよ
うに昇降台30(図7および図8参照)が設けられて、
上記ワーク2を昇降できるようになっており、この昇降
台30の下流側に、作業コンベア28の搬送面上に出没
可能な第1ストッパ32が設けられ、上記第1搬送コン
ベア24からこの作業コンベア28へ移送されてきたワ
ーク2を停止させる。
【0013】また、上記第1搬送コンベア24の上流端
と第2搬送コンベア26の下流端(両コンベア24,2
6の滅菌装置4側端部)との間に、これら両コンベア2
4,26を横断して供給側横移載装置34が配設されて
おり、第2搬送コンベア26の下流端に位置しているワ
ーク2を第1搬送コンベア24の上流端上に乗り移らせ
ることができる。なお、第1搬送コンベア24の上流端
の側部(図1の下方)には、供給側横移載装置34によ
って第2搬送コンベア26から乗り移ってきたワーク2
を停止させるストッパ36が設けられている。
【0014】上記作業ステーション14が設けられてい
る作業コンベア28と平行して、この作業コンベア28
と同じ長さの第4搬送コンベア(中間コンベア)38が
配置されている。この中間コンベア38には、上記第2
搬送コンベア26と等しい間隔で、各ワーク2の背面に
係合して搬送するアタッチメント(図示を省略)が取付
けられており、これら中間コンベア38と第2搬送コン
ベア26との間でスムーズにワーク2の受け渡しができ
るように両コンベア26,38は同期して走行する。
【0015】また、作業コンベア28の下流側に連続し
て、同方向(図2の右方向)に走行する第5の搬送コン
ベア(第1排出コンベア)40が配置されるとともに、
中間コンベア38に隣接して、第1排出コンベア40と
平行な第6搬送コンベア(第2排出コンベア)42が配
置されている。これら第1排出コンベア40と第2排出
コンベア42との間に、両コンベア40,42を横断し
て排出側の横移載装置44が配設されており、第1排出
コンベア40上のワーク2を図2の上方へ向けて移動さ
せて第2排出コンベア44上に乗り移らせることができ
る。なお、第1排出コンベア40の、排出側横移載装置
44よりも下流側に固定ストッパ46が設けられてお
り、上記作業ステーション14において包装が剥離され
除去された後、作業コンベア28から第1排出コンベア
40に移送されてきたワーク2は、この固定ストッパ4
6によって停止する。また、排出側横移載装置44の下
流側(図2の上方)に、ストッパ48が設けられてお
り、第1排出コンベア40側から第2排出コンベア42
側へと乗り移ったワーク2は、このストッパ48によっ
て停止する。
【0016】第2排出コンベア42の、上記中間コンベ
ア38と逆側(図2の右側)に連続して、第7の搬送コ
ンベア(受渡しコンベア)50が配置されている。この
受渡しコンベア50は、上記排出側横移載装置44が設
けられている第2排出コンベア42側から図1の右方向
へ向けて走行する。受渡しコンベア50内には、このコ
ンベア50の搬送面上に出没可能なストッパ52が設け
られており、コンベア50上に突出した際に上記ワーク
2を停止させる。さらに、受渡しコンベア50の下流側
には、次の処理工程を行なう装置16(この実施例で
は、アンスタッカ)が設けられており、包装が剥離され
たトレー内からこのアンスタッカ16により物品を取り
出して次の工程に送るようになっている。なお、包装が
剥離された後に送られる次の工程は、アンスタッカ16
に限られるものではなく、その他の処理装置であっても
良い。
【0017】図2の上側に配置されている第2排出コン
ベア42は、左右両方向に切換えて走行できるようにな
っている。本実施例に係る包装除去装置によって包装が
剥離除去されたワーク2を、アンスタッカ16等の次の
工程へ送る受渡しコンベア50上には、上記ワーク2が
このコンベア50上に滞留しているか否かを検出する満
杯センサ(図示を省略)が設けられており、このセンサ
が受渡しコンベア50上にワーク2があることを検知し
た場合には、この満杯センサからの信号によって上記第
2排出コンベア42は図2の左方へ向けて走行され、受
渡しコンベア50上にワーク2が存在しないことを検知
した場合には、上記第2排出コンベア42は図2の右方
向に走行して、包装が剥離されたワーク2を次工程のア
ンスタッカ16へ送る。なお、両方向に走行可能な第2
排出コンベア42の、中間コンベア38寄りには、この
第2排出コンベア42の搬送面上に出没可能なストッパ
54が設けられており、第2排出コンベア42が左方向
へ走行して、ワーク2を中間コンベア38へ受け渡す際
に、一度このストッパ54で停止させて、中間コンベア
38のアタッチメントに係合するようにタイミングを合
わせて受け渡すようになっている。
【0018】次に、ワーク2の包装の剥離除去作業を行
なう作業ステーション14の構成について上記図2、図
4および図7〜図10により説明する。図7は作業ステ
ーション14の平面図、図8は正面図、図9は側面図で
あり、作業コンベア28は図7の上方から下方へ向けて
走行する(矢印X参照)。本実施例装置は、外部から遮
断されたアイソレータ(無菌空間)6内でワーク2の包
装を剥離し除去する作業を行なうものであるため、作業
者56をアイソレータの内部6と隔離する必要があり、
この作業ステーション14の外側に、図11に示すよう
なハーフスーツ58が設けられている。作業者56はこ
のハーフスーツ58内に入り、アイソレータ6の外側か
ら包装の剥離作業を行なうことができるようになってい
る。なお、アイソレータ6の外部からの作業はハーフス
ーツ58を用いたものに限らず、グローブを通して両腕
だけをアイソレータ6内に挿入して作業をするようにし
ても良い。
【0019】作業コンベア28の中央部に、搬送されて
きたワーク2を載せて昇降する昇降台30が配置されて
おり、昇降シリンダ60の作動によって、上記作業コン
ベア28の搬送面よりも下方位置(図8に想像線で示す
位置)と上方位置(図8に実線で示す位置)との間で昇
降できるようになっている。この昇降台30の下流側に
は、上述のように、作業コンベア28の搬送面上に出没
可能なストッパ32が設けられており、このストッパ3
2を上昇させて、作業コンベア28によって搬送されて
きたワーク2を上記昇降台30の上方に停止させて剥離
作業を行なう。また、包装を剥離する作業が終了した
後、このストッパ32を下降させて、作業コンベア28
を運転することにより、ワーク2はこの作業コンベア2
8から下流側の第1排出コンベア40上に受け渡され
る。
【0020】昇降台30の両側(第3搬送コンベア28
の走行方向の両側)の、上記作業コンベア28の搬送面
よりも上方には、一対のスイング爪62,64が揺動可
能に設けられている。これら一対のスイング爪62,6
4は、内側すなわち昇降台30方向へ揺動したときに
は、互いに接近し、その先端部62a,64aがほぼ水
平状態となってワーク2を支持することができ、外側す
なわち作業コンベア28から遠ざかる方向へ揺動したと
きには、作業コンベア28上のワーク2に干渉しないよ
うになっている。なお、作業ステーション14には、作
業者56が操作可能な操作ボタン(図示せず)が配置さ
れており、作業の進行に応じて操作することにより、コ
ンベア28の走行および昇降台30の昇降を行なうこと
ができるようになっている。
【0021】作業コンベア28の両側には、それぞれ一
対の支持プレート66,67,68,69が基板70上
に直立して固定されており、これら両側の各一対の支持
プレート66,67,68,69に、それぞれベアリン
グ72,73,74,75を介して、作業コンベア28
の走行方向と平行な回転軸76,78が回転自在に支持
されている。これら両側に配置された回転軸76,78
の両端部に、それぞれアーム80,81,82,83が
固定され、回転軸76,78の回転に伴って一体的に回
転する。
【0022】作業コンベア28の両側にそれぞれ固定さ
れている一対の支持プレート66,67,68,69の
上端には、支点ピン84,86を介して、上記スイング
爪62,64の下端部が回転可能に支持されている。ス
イング爪62,64は、ほぼくの字状をしており、上述
のように内側に揺動したときにその上部側62a,64
aがほぼ水平状態になる。また、スイング爪62,64
の下部側62b,64bには、長孔が形成された連結ブ
ロック88,89,90,91がそれぞれ一対固定され
ており、上記両アーム80,81,82,83の上端間
に固定された連結ピン92,94が上記連結ブロック8
8,89,90,91の長孔内に挿通されている。従っ
て、両アーム80,81,82,83が回転軸76,7
8とともに揺動すると、アーム80,81,82,83
先端の連結ピン92,94が連結ブロック88,89,
90,91の長孔内を摺動することにより、各スイング
爪62,64を上記支持プレート66,67,68,6
9上端の支点ピン84,86を支点として揺動させる。
【0023】上記両側の回転軸76,78の一方の端部
にはそれぞれ連結レバー96,98の一端が固定され、
一方、これら連結レバー96,98の他端に、作動ロッ
ド100,102の先端がジョイント104,106を
介して相対回転可能に連結されている(図9および図1
0参照)。作業コンベア28の中央部の下方には、ロー
タリアクチュエータ108が配置されており(図7およ
び図9参照)、このロータリアクチュエータ108の駆
動軸108aに取付けられているくの字状のレバー11
0(図10参照)の両端に、上記両側の作動ロッド10
0,102の他端がそれぞれジョイント112,114
を介して相対回転可能に連結されている。従って、ロー
タリアクチュエータ108によってくの字状レバー11
0を所定角度回転させると、このくの字状レバー110
の両端に連結されている両作動ロッド100,102お
よび連結レバー96,98を介して回転軸76,78が
回転し、揺動アーム80,81,82,83およびスイ
ング爪62,64が揺動する。
【0024】例えば、くの字状レバー110を図10の
反時計回り方向へ回転させると、両作動ロッド100,
102が左右に遠ざかる方向に移動し、図10の左側の
回転軸78が時計回り方向へ回転して、アーム82,8
3が実線に示す傾斜位置から想像線に示す直立位置に揺
動するとともに、右側の回転軸76が反時計回り方向に
回転し、アーム80,81が実線に示す位置から想像線
に示す直立位置に揺動する。また、くの字状レバー11
0が逆に時計回り方向に回転すると、両作動ロッド10
0,102が互いに接近する方向に移動し、連結レバー
96,98および回転軸76,78を介して直立してい
た両側のアーム80、81、82、83を傾斜位置へ揺
動させる。なお、上記各支持プレート66,67,6
8,69の下端部寄りには、それぞれ外側へ向けてスト
ッパピン116,117,118,119が固定されて
おり、両アーム80,81,82,83が外側へ向けて
揺動した際に、その下端部が当って、揺動限を規制す
る。
【0025】次に、供給側および排出側の横移載装置3
4,44の構成について説明する。なお、両横移載装置
34,44の構成は基本的には同一であるので、供給側
の横移載装置34について説明し、排出側の横移載装置
44の説明は省略する。図12ないし図14は供給側の
横移載装置34を拡大して示す図であり、それぞれ平面
図、正面図および側面図である。この供給側横移載装置
34は、第1搬送コンベア24の上流端、第2搬送コン
ベア26の下流端およびこれら両搬送コンベア24,2
6の中間の下方にそれぞれ配置された3組の搬送ユニッ
ト120,122,124を備えている。これら3組の
搬送ユニット120,122,124は、2台の昇降シ
リンダ126,128上に固定された共通のプレート1
30に取付けられており、昇降シリンダ126,128
の作動により一体的に昇降する。なお、プレート130
の周囲は、アイソレータ6の底面に蛇腹132を介して
接続されており、気密を保持して昇降できるようになっ
ている。
【0026】各搬送ユニット120,122,124
は、上記第1および第2搬送コンベア24,26の走行
方向と直交する方向を向いた一対のベルト120a,1
22a,124aを備えている。各ベルト120a,1
22a,124aは、それぞれ上部に2個、下部に1個
配置されたタイミングプーリ120b,120c,12
0d,122b,122c,122d,124b,12
4c,124dに掛け回されており、一方のベルト12
0a,122a,124aの下部側のプーリ120c,
122c,124cがモータ120e,122e,12
4eの駆動軸に固定されて回転駆動される。また上部の
各2個のプーリ120b,122b,124bは、他方
のベルト120a,122a,124aが掛け回されて
いる2個のプーリ120b,122b,124bとそれ
ぞれシャフト120f,122f,124fを介して連
結されて回転を伝達される。これら3組の搬送ユニット
120,122,124は、下降しているときには、上
記ベルト120a,122a,124aの搬送面が上記
第1搬送コンベア24および第2搬送コンベア26の搬
送面よりも下方に位置し、昇降シリンダ126,128
の作動によって上昇したときには、ベルト120a,1
22a,124aの搬送面が両搬送コンベア24,26
の搬送面よりも上方に位置するようになっている。な
お、搬送ユニット120,122,124の各ベルト1
20a,122a,124aの搬送面の長さは、第1搬
送コンベア24および第2搬送コンベア26の各チェー
ン24a,24bおよび26a,26b間の距離よりも
僅かに短かく、両側のチェーン24a,24bおよび2
6a,26b間を昇降できるようになっている。
【0027】3組の搬送ユニット120,122,12
4のうち、上記第2搬送コンベア26の下方に配置され
ている搬送ユニット124(図12の右端)には、この
ユニット124の上方に搬送されてきたワーク2を正確
に位置決めする位置矯正装置134が設けられている。
この位置矯正装置134は、搬送ユニット124の両側
のベルト124aの外側に、それぞれ2本ずつ配置され
た矯正用ピン134aを備えており、これらのピン13
4aを上昇させつつ上端を内側(搬送ユニット124
側)に揺動させることにより、第2搬送コンベア26上
に停止しているワーク2の位置を矯正して正確に位置決
めする。なお、この位置矯正装置は134は、供給側横
移載装置34だけに設けられており、排出側横移載装置
44には設けられていない。
【0028】上記ベルト124aの両側に配置されてい
るそれぞれ一対の矯正用ピン134aは、ベルト124
aの走行方向と平行に配置された水平軸134bの上部
に取付けられており、これら水平軸134bの回転によ
って揺動する。両水平軸134bは、それぞれ、搬送ユ
ニット124のベルト124aの外側に配置されたガイ
ドロッド134cに沿って昇降するロッドレスシリンダ
134dに取付けられており、このロッドレスシリンダ
134dの作動により昇降する。
【0029】両水平軸134bには、図15に拡大して
示すように、下向きのレバー134eが固定され、この
レバー134eの下端にカムフォロア134fが取付け
られている。アイソレータ6の底面上の搬送ユニット1
24の両側には、上記カムフォロア134fが係合する
カム134gが固定されている。下向きのレバー134
eが固定されている水平軸134bの上部には、短かい
レバー134hが固定されており、上記ロッドレスシリ
ンダ134d上に一端が取付けられた引張りコイルばね
134jの他端がこの短かいレバー134hに連結され
ている。水平軸134b上の短かいレバー134hとロ
ッドレスシリンダ134dとの間に張られた引張りコイ
ルばね134jによって上記下向きのレバー134eに
固定されたカムフォロア134fをカム134gに圧接
させている。従って、ロッドレスシリンダ134dが下
降しているときには、下向きのレバー134eのカムフ
ォロア134fが搬送ユニット124の中心方向に向か
って移動して上方の矯正ピン134aを直立させてい
る。また、ロッドレスシリンダ134dが上昇すると、
カムフォロア134fがカム134gに押されて外側へ
振られることにより、水平軸134eの上方に固定され
ている矯正ピン134aの先端が内側へ揺動する。
【0030】上記構成に係る包装除去装置およびこの装
置内に設けられているワーク搬送装置の一時貯留装置の
作動について説明する。先ず、入口シャッター8を開い
て、滅菌装置4内のコンベア20上に2列で合計30個
のワーク2を収容する。これらワーク2は、トレーおよ
びトレー上の物品がフィルム等の梱包材で包装された構
成であり、その内部の物品は予め滅菌処理が行なわれて
いるので、この滅菌装置4では外部の包装だけが滅菌さ
れる。滅菌装置4内のワーク2の滅菌が完了すると、出
口側のシャッター10を開き、シリンダ18を作動させ
て滅菌装置のコンベア20を機枠22ごとアイソレータ
6内に挿入する。滅菌装置4のコンベア20を走行させ
て上記ワーク2をアイソレータ6内の第1搬送コンベア
24および第2搬送コンベア26上に供給する。30個
のワーク2は、両搬送コンベア24,26の右側端部か
ら左側端部まで、各アタッチメント24c,26c間に
位置するようにそれぞれ15個ずつ載せられる。アイソ
レータ6内にワーク2を供給した後、上記出口側シャッ
ター10を閉じる。
【0031】両搬送コンベア24,26上にそれぞれ1
5個ずつワーク2が供給された状態で、第1搬送コンベ
ア24を1ピッチ(アタッチメント24c1つ分)だけ
走行させる。第1搬送コンベア24の走行に同期して作
業コンベア28も回転させる。さらに、この走行ととも
に、作業コンベア28に設けられているストッパ32を
搬送面上に突出させる。第1搬送コンベア24の先頭に
位置しているワーク2が作業コンベア28上に乗り移
り、このコンベア28上に突出しているストッパ32に
よって、作業ステーション14に停止する。ここで、第
1搬送コンベア24および作業コンベア28の運転を停
止するとともに、ストッパ32を下降させる。
【0032】作業ステーション14に供給されたワーク
2に対して包装の除去作業が行なわれる。この作業ステ
ーション14では、ワーク2が供給された時点では、図
8に想像線で示すように、両側のスイング爪62,64
が外側に開いた状態になるとともに、昇降台30は第3
搬送コンベア28の搬送面の下方に位置している。この
位置で、ハーフスーツ58を着た作業者56が、ハサミ
等により包装(梱包フィルム)を切り開き、ワーク2の
上面および側面を覆っていた部分を、搬送コンベア28
のチェーンとスイング爪62,64の間に押込む。この
時、包装(フィルム)のワーク2底面を覆っていた部分
は、ワーク2と昇降台30との間に挟まれている。この
状態にした後作業者がボタンを操作し、昇降シリンダ6
0を作動させて昇降台30を上昇させる。昇降台30
は、上記位置から実線で示す位置まで上昇し、作業コン
ベア28上に停止していたワーク2をコンベア28の上
方へ持上げる。
【0033】次に、ロータリアクチュエータ108の作
動によってくの字状のレバー110を図10の反時計回
り方向に回転させる。作動ロッド100,102が外側
に移動し、連結レバー96,98および回転軸76,7
8が回転することによって、アーム80,81,82,
83を図10に実線で示す傾斜状態から想像線で示す直
立状態にする。両側のアーム80,81,82,83が
直立すると、両スイング爪62,64が内側に振られて
その先端部62a,64aが水平な状態になる。その
後、昇降シリンダ60の作動によって昇降台30を下降
させる。昇降台30が下降すると、ワーク2は途中でス
イング爪62,64によって支持され、昇降台30だけ
が下方まで下降する。ワーク2が上方に停止し、昇降台
30だけが下降すると、ワーク2を包装していたフィル
ムは昇降台30上でフリーの状態になる。作業者56は
このフィルムを引抜いた後、ボタンを操作して再び昇降
台30を上昇させる、この昇降台30によってスイング
爪62,64上に支持されていたワーク2を上方へ持ち
上げ、続いて、ロータリアクチュエータ108によって
スイング爪62,64を開放する。その後、昇降台30
を下降させると、上記包装が剥離されたワーク2は、作
業コンベア28上に降ろされる。ワーク2の包装を剥離
除去する作業が終了した後、この作業コンベア28とそ
の下流側の第1排出コンベア40を回転させる。作業ス
テーション14上のワーク2は第1排出コンベア40上
に移送される。
【0034】一方、上述した第1搬送コンベア24の1
ピッチの走行によって、先頭のワーク2が作業ステーシ
ョン14に送られた際に、同時に、先頭から2番目以降
のワーク2も1ピッチずつ前進する。第1搬送コンベア
24の走行によってその最も上流側(滅菌装置4側)の
1個所にはワーク2がない状態になる。ここで、供給側
横移載装置34によって、第2搬送コンベア26上のワ
ーク2を1個、第1搬送コンベア24上に乗り移らせ
る。先ず、3組の搬送ユニット120,122,124
が下降した状態のままで、第2搬送コンベア26の下方
に設けられている位置矯正装置134のロッドレスシリ
ンダ134d(図14参照)を上昇させる。この上昇に
よって、下方レバー134eのカムフォロア134fが
カム134gによって外側に押出され、両側の矯正ピン
134aが上昇しつつ第2搬送コンベア26側に揺動す
る(図14の実線で示す位置から想像線で示す位置に移
動する)。これら矯正ピン134aの移動によって第2
搬送コンベア26上のワークは所定の位置で正確に位置
決めされる。
【0035】ここで昇降シリンダ126,128を作動
させて3組の搬送ユニット120,122,124を上
昇させ、各組のベルト120a,122a,124a
を、上記第1および第2搬送コンベア24,26の搬送
面よりも上方へ移動させる。搬送ユニット120,12
2,124の上昇によって、第2搬送コンベア26の下
流端に位置しているワーク2は、搬送ユニット124上
に持ち上げられる。次に3組の搬送ユニット120,1
22,124を、各モータ120e、122e、124
eによって駆動し、上記ワーク2を、第2搬送コンベア
26間の搬送ユニット124から、中間の搬送ユニット
122を介して第1搬送コンベア24間の搬送ユニット
120上に乗り移らせる。搬送ユニット120,12
2,124の駆動時に、第1搬送コンベア24の側部に
設けられているストッパ36を突出させ、第2搬送コン
ベア26から乗り移ってきたワーク2を停止させる。そ
の後、昇降シリンダ126,128によって3組の搬送
ユニット120,122,124を下降させて横移載を
完了する。次に、第2搬送コンベア26を、図1および
図2の左方向へ1ピッチ分移動させる。第2搬送コンベ
ア26の走行によって下流端に移動したワーク2は、上
記位置矯正装置134の矯正ピン134aによって位置
決めされる。
【0036】また、上記作業ステーション14において
フィルムの包装が除去され、作業コンベア28から第1
排出コンベア40上に移送されたワーク2は、固定スト
ッパ46によって、排出側横移載装置44の搬送ユニッ
ト上に停止する。このように第5搬送コンベア40上に
ワーク2が送られてくると、この排出側横移載装置44
が作動する。上記供給側横移載装置34と同様に、先
ず、3組の搬送ユニットを上昇させて、第1排出コンベ
ア40上のワーク2を持ち上げ、次に、3組の搬送ユニ
ットを駆動して第1排出コンベア40上から第2排出コ
ンベア42上に乗り移らせる。3組の搬送ユニットによ
って順次送られてきたワーク2は第2排出コンベア42
の側部に設けられているストッパ48によって停止され
る。その後、搬送ユニットの回転を停止し下降させて、
搬送ユニット上のワーク2を第2排出コンベア42に引
渡す。
【0037】第2排出コンベア42の排出側(図2の右
方)に隣接して配置された受渡しコンベア50上には、
図示しない満杯センサが設けられており、このコンベア
50上にワーク2が滞留しているか否かを検知する。受
渡しコンベア50上にワーク2がない場合には、上記第
2排出コンベア42および受渡しコンベア50が図2の
右方向へ回転し、そのワーク2を受渡しコンベア50上
に送る。受渡しコンベア50上に乗り移ったワーク2
は、このコンベア50上に突出したストッパ52によっ
て停止され、位置決めされた後、次の工程(本実施例で
はアンスタッカ16)に送られる。
【0038】また、次の工程のアンスタッカ16等の処
理が遅れる等の理由によって受渡しコンベア50上にワ
ーク2が滞留していることを、上記満杯センサが感知し
た場合には、排出側横移載装置44上の第2排出コンベ
ア42を図2の左方向へ回転させる。この時、第2排出
コンベア42と中間コンベア38との間のストッパ54
を搬送面上に突出させて、そのワーク2を第2排出コン
ベア42上で停止させる。そして、中間コンベア42お
よび第2搬送コンベア26を図2の左方向へ走行させ、
これらコンベア42,26のアタッチメント26c(中
間コンベア42のアタッチメントは図示せず)に係合す
るタイミングで、ストッパ54を下降させてワーク2を
送り出す。
【0039】上述のように、作業ステーション14にお
いて少なくとも1個のワーク2の処理が済んでいるの
で、第2搬送コンベア26上のワーク2は、図1および
図2の左方へ送られており、第2搬送コンベア26の上
流端(図2の右端)にはワーク2がなく空いている。そ
こで、上記ワーク2は、この第2搬送コンベア26の空
きスペース内に一旦蓄積される。なお、本装置は、所定
個数のワーク2をアイソレータ6内に一度に供給し、順
次処理をしていくようになっており、包装を除去する作
業が済んだワーク2の数だけ、第2搬送コンベア26お
よび第1搬送コンベア24上に空きスペースがあるの
で、フィルム除去作業が終了したワーク2すべてを蓄積
することが可能である。また、第2搬送コンベア26の
空きスペース内に一旦蓄積されたワーク2は、その後、
受渡しコンベア50側が空になったときに、第2搬送コ
ンベア26、中間コンベア38および第2排出コンベア
42を図2の右方向へ走行させることにより、次の工程
に送り出すこともできる。
【0040】また、作業ステーション14では、フィル
ム除去作業が終了したワーク2が排出されたことを確認
した後、再び第1搬送コンベア24および第2搬送コン
ベア26を駆動して次のワーク2を供給する。このワー
ク2に対しても上記と同様の包装除去作業が行なわれ、
直接次の工程に送られ、あるいは一時第2搬送コンベア
26上に蓄積された後次の工程に送られる。このように
して一度にアイソレータ6内に供給されたすべてのワー
ク2(本実施例では30個)のフィルム除去作業が終了
し排出された後、上記滅菌装置4で滅菌された30個の
ワーク2が再び供給される。
【0041】以上述べたように本実施例装置によれば、
第1搬送コンベア24から作業コンベア28へ1個ずつ
ワーク2を供給し、その第1搬送コンベア24の上流側
には、供給側横移載装置34を介して、第2搬送コンベ
ア26上のワークを順次移載するようにしたので、供給
側の搬送コンベアが一列の場合よりも多数のワークを一
度にアイソレータ6内に搬入して処理を行なうことがで
きる。また、作業コンベア28に供給されたワーク2は
包装が除去された後、第1排出コンベア40、排出側横
移載装置44、第2排出コンベア42および受渡しコン
ベア50を介して次の工程に送るようになっているが、
アンスタッカ16等の次の工程あるいは次の工程への受
渡しコンベア50上に、包装除去後のワークが滞留して
しまった場合には、センサによりこれを検知して、第2
排出コンベア42を逆方向に走行させ、中間コンベア3
8を介して第2搬送コンベア26の上流側に一時貯留で
きるようにしたので、排出側が満杯になった際にも作業
を中断することなく継続することができる。従って、作
業効率が低下することがなく、処理能力が向上する。な
お、受渡しコンベア50上のワーク2が次の工程に送ら
れて、このコンベア50上が空いたときには、上記満杯
センサからの信号により、第2搬送コンベア26、中間
コンベア38および第2排出コンベア42を図1、図2
の右方向へ走行させて、一時貯留していたワーク2を排
出することができる。
【0042】なお、上記実施例では、無菌空間(アイソ
レータ)内に配置したワーク搬送装置に設けた一時貯留
装置について説明したが、その他の装置にも適用しうる
ことはいうまでもない。
【0043】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ワ
ークを搬送する第1搬送コンベアと、この第1搬送コン
ベアと平行に配置された第2搬送コンベアと、第1搬送
コンベアの上流端と第2搬送コンベアとの間に設けら
れ、第2搬送コンベア上のワークを第1搬送コンベアへ
移載する供給側横移載装置と、第1搬送コンベアの下流
側に配置された第1排出コンベアと、第1排出コンベア
と平行に配置され、上記第2搬送コンベアに接続される
第2排出コンベアと、第1排出コンベアと第2排出コン
ベアとの間に設けられ、第1排出コンベア上のワークを
第2排出コンベア上に移載する排出側横移載装置と、第
2排出コンベアから次の工程にワークを送る受渡しコン
ベアと、受渡しコンベア上に設けられ、このコンベア上
にワークが滞留しているか否かを検出するセンサとを備
え、前の工程の排出コンベアから次の工程へとワークを
受渡す受渡しコンベア上にワークが滞留してしまった場
合には、排出コンベアを反転させて、逆に前の工程の搬
送コンベア上にワークを戻して一時貯留しておくように
したので、作業の中段をする必要がなく処理能力を向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る無菌空間内での包装除
去装置の左半分を示す平面図である。
【図2】上記無菌空間内での包装除去装置の図1に続く
右半分を示す平面図である。
【図3】本発明の一実施例に係る無菌空間内での包装除
去装置の左半分を示す正面図である。
【図4】上記無菌空間内での包装除去装置の図1に続く
右半分を示す正面図である。
【図5】滅菌装置のコンベアを示す平面図である。
【図6】滅菌装置のコンベアを示す正面図である。
【図7】作業ステーションの平面図である。
【図8】作業ステーションの正面図である。
【図9】図7の右側面図である。
【図10】作業ステーションの駆動を説明する図であ
る。
【図11】作業ステーションにおける作業者の状態を示
す図である。
【図12】供給側横移載装置の平面図である。
【図13】供給側横移載装置の正面図である。
【図14】供給側横移載装置に設けられた位置矯正装置
を示す正面図である。
【図15】図14の要部を拡大して示す図である。
【符号の説明】
2 ワーク 24 第1搬送コンベア 26 第2搬送コンベア 28 作業コンベア 34 供給側横移載装置 38 中間コンベア 40 第1排出コンベア 42 第2排出コンベア 44 排出側横移載装置 50 受渡しコンベア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北 正一 石川県金沢市大豆田本町甲58番地 澁谷工 業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークを搬送する第1搬送コンベアと、
    この第1搬送コンベアと平行に配置された第2搬送コン
    ベアと、第1搬送コンベアの上流端と第2搬送コンベア
    との間に設けられ、第2搬送コンベア上のワークを第1
    搬送コンベアへ移載する供給側横移載装置と、第1搬送
    コンベアの下流側に配置された第1排出コンベアと、こ
    の第1排出コンベアと平行に配置され、上記第2搬送コ
    ンベアに接続される第2排出コンベアと、第1排出コン
    ベアと第2排出コンベアとの間に設けられ、第1排出コ
    ンベア上のワークを第2排出コンベア上に移載する排出
    側横移載装置と、第2排出コンベアから次の工程にワー
    クを送る受渡しコンベアと、受渡しコンベア上に設けら
    れ、このコンベア上にワークが滞留しているか否かを検
    出するセンサとを備え、このセンサが受渡しコンベア上
    にワークを検出しないときには、第1搬送コンベア上の
    ワークを順次第1排出コンベア、排出側横移載装置、第
    2排出コンベアおよび受渡しコンベアを介して次の工程
    に送るとともに、第2搬送コンベア上のワークを供給側
    横移載装置を介して順次第1搬送コンベアに移載し、か
    つ、上記センサが受渡しコンベア上にワークが滞留して
    いることを検知したときには、第2排出コンベアを逆方
    向に走行させてワークを第2搬送コンベア上に一時貯留
    することを特徴とするワーク搬送装置の一時貯留装置。
  2. 【請求項2】 第1搬送コンベアと第1排出コンベアと
    の間に、上記ワークの処理を行なう作業コンベアを設け
    るとともに、第2排出コンベアと第2搬送コンベアとの
    間に中間コンベアを設け、作業コンベア上で処理したワ
    ークを受渡しコンベアを介して次の工程に送り、かつ、
    上記センサが受渡しコンベア上にワークが滞留したこと
    を検知したときには、第2排出コンベアおよび中間コン
    ベアを逆方向に走行させてワークを第2搬送コンベア上
    に一時貯留することを特徴とする請求項1に記載のワー
    ク搬送装置の一時貯留装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015019873A (ja) * 2013-07-19 2015-02-02 澁谷工業株式会社 物品処理装置
CN113135400A (zh) * 2021-04-28 2021-07-20 南昌科勒有限公司 一种工件自动传送设备及工件自动传送方法

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