JPH09110268A - 輪転印刷機用シータの減速装置 - Google Patents

輪転印刷機用シータの減速装置

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JPH09110268A
JPH09110268A JP7289294A JP28929495A JPH09110268A JP H09110268 A JPH09110268 A JP H09110268A JP 7289294 A JP7289294 A JP 7289294A JP 28929495 A JP28929495 A JP 28929495A JP H09110268 A JPH09110268 A JP H09110268A
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speed
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swing arm
speed reduction
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 輪転印刷機のシータに設けられた減速ロール
の転接力を簡単に調整することができるとともに、ロー
ルを簡単に浮上位置に保持できるようにする。 【解決手段】 フレームに軸支される揺動アームに取り
付けられ減速ロールを有し、この減速ロールを搬送ベル
トに転接させてカット紙を転接噛み合い部にて受け止め
るようにした減速装置である。減速ロール46の転接圧
力の調整機構を固定架台と揺動アーム50との間を連結
するスプリング伸縮機構58により構成する。この伸縮
機構の固定架台への取り付け部にはノッチ付き回転ノブ
60を設け、スプリング押圧力を段階調整可能とする。
前記減速ロール46をスプリング付勢力に抗して搬送面
から浮上した位置に保持する持ち上げ保持機構を設け
る。これは揺動アーム50に設けたステーシャフト74
と、固定架台に取り付けられて前記揺動アームの持ち上
げ操作に連動して前記ステーシャフトへの係止位置に移
動され係止可能としたサポート76とにより構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は輪転印刷機用シータ
の減速装置に係り、特に輪転印刷機から送給されてくる
印刷ウェブを所定長さに裁断したカット紙をスタック部
に搬送する経路にて高速搬送されてくるカット紙を供給
積層するに適した速度に減速するために設けられている
減速ロールを備えた減速装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】オフセット輪転印刷設備の最終段には、
印刷機ユニットから送給されてくる印刷ウェブを所定の
長さに断裁して枚葉状態にし、これを順次積層するシー
タ装置が設置されている場合がある。このシータ装置
は、印刷速度で高速搬送されてくる印刷ウェブを断裁す
るカット部と、このカット部でのカット長さがばらつか
ないようにテンションを掛け、また後段の低速部で紙を
重ねる際のタイミングをとるためなどのために印刷速度
より若干速い速度で高速搬送する高速搬送部と、最終段
のスタック部への積層のために搬送速度を積層に影響し
ない速度まで低下している低速搬送部とを備えている。
【0003】この種のシータでは、高速搬送部から低速
搬送部へカット紙を受け渡すために減速装置が用いられ
ており、従来から高速搬送部から排出されるカット紙の
先端を低速搬送部に接する減速ロール(スケアリングロ
ール)によって受け止めて低速搬送部上に一旦停止状態
として載せるとともに曲って搬送されてくるカット紙の
整列をなし、その後に低速搬送部で搬送する方法が一般
的に採用されている。このような減速ロールを備えた減
速装置では、低速搬送部へのロール接触圧が重要となっ
ており、接触圧を高くするとカット紙の先端を傷め、低
くすると減速機能を失ってしまう。また、カット紙の厚
さや、印刷状態によっても接触圧の調整あるいは無接触
状態とする必要性が要求される。このため、接触圧の調
整機構が設けられており、例えば、実公平1−3683
6号公報には、調節ネジにより減速ロールの接触圧を調
整するようにした技術が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の減速ロ
ールを用いた装置では、調整ネジによる締め込み量の調
整によって接触圧を調整し、あるいはロールと搬送部と
の隙間を調整するようになっているため、調整圧力を把
握しながら調整することが困難であり、また調整量を任
意に設定することが困難であるという問題があった。更
に、カット紙の印刷状況により紙面の一定領域に対応す
る減速ロールを無接触状態とする必要がある場合、ロー
ルが完全に搬送部から離反する浮上位置まで持ち上げる
必要があるが、従来の構造ではその所定量だけ調整ネジ
を回転操作し続けなければならず、ねじ結合構造が離反
操作には逆に不具合となってしまうという相反する問題
を生じていた。
【0005】本発明は、上記従来の問題点に着目し、減
速ロールの調整を接触圧力を把握しながら任意に簡単調
整することが可能であるとともに、ロールを浮上位置ま
で持ち上げる場合にもワンタッチ操作で行うことができ
るようにした輪転印刷機用シータの減速装置を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る輪転印刷機用シータの減速装置は、フ
レームに軸支される揺動アームに取り付けられ減速ロー
ルを有し、この減速ロールを搬送ベルトに転接させてカ
ット紙を転接噛み合い部にて受け止めるようにした減速
装置であって、前記減速ロールの転接圧力の調整機構を
フレーム側と揺動アームとの間に設けたスプリング伸縮
機構により構成するとともにスプリング付勢力の調整部
を設け、かつ前記減速ロールを前記スプリング付勢力に
抗して搬送面から浮上した位置に保持する持ち上げ保持
機構を設けたものである。
【0007】この場合において、前記スプリング付勢力
調整部は固定架台に螺着されるノッチ付き回転ノブによ
りスプリング押圧力を段階的に調整可能とする。また、
前記持ち上げ機構は、揺動アームに設けた係合部と、固
定架台に取り付けられて前記揺動アームの持ち上げ操作
に連動して前記係合部への係止位置に移動する係止部と
により構成し、係合部の係止によりロール浮上位置保持
を可能とすればよい。
【0008】更に、詳細には、輪転印刷機用シータの減
速装置は、フレームに軸支される揺動アームに取り付け
られ減速ロールを有し、この減速ロールを搬送ベルトに
転接させてカット紙を転接噛み合い部にて受け止めるよ
うにした減速装置であって、前記減速ロールの転接圧力
の調整機構をフレーム側固定架台と揺動アームとの間を
スプリング伸縮機構により連結するとともにこの伸縮機
構の固定架台への取り付け部にはノッチ付き回転ノブに
よりスプリング押圧力を段階調整可能とし、かつ前記減
速ロールを前記スプリング付勢力に抗して搬送面から浮
上した位置に保持する持ち上げ保持機構を設け、これを
揺動アームに設けた係合部と、固定架台に取り付けられ
て前記揺動アームの持ち上げ操作に連動して前記係合部
への係止位置に移動され係止可能とした係止部とにより
構成する。
【0009】
【作用】上記構成によれば、揺動アームをスプリング付
勢により加圧して減速ロールが所定の圧力で転接可能と
され、スプリング付勢力を調整できるため、非常に軽い
接触圧を容易に設定することができる。そして、印刷カ
ット紙の印刷状況により接触回避が必要な場合には、保
持機構があるために単にロール側を持ち上げることによ
り持ち上げ位置で保持されることになり、非接触状態を
簡単に設定することができる。すなわち、スプリングに
よる軽圧下状態を容易に設定できるようにしつつ、スプ
リングによる撓みを利用してロールを浮上位置に容易に
保持させることができるのである。これにより、印刷状
況により部分的に減速ロールが紙面を転動することを停
止し、印刷汚れが生じないようにすることが簡単に操作
できるのである。上記スプリング伸縮機構の付勢力調整
を、ノッチ付き回転ノブによりスプリングの締め込み量
を加減できるようにすることで、例えば100g単位の
接触圧の調整が簡単にでき、シータの運転作業状況に合
わせた調整を容易に行うことができ、カット紙の厚さ等
に対応する調整が極めて簡単になっている。
【0010】また、持ち上げ機構はロールおよび揺動ア
ームの持ち上げ動作を行った場合にこれに連動してアー
ムに設けた係合部への係止位置に移動する係止部を設け
ているため、単に持ち上げ動作によりロールを浮上位置
に係合保持できる。したがって、カット紙の印刷面へロ
ールが接触しないようにしようとする場合、単にロール
側の持ち上げ動作により簡単に行われ、これを解除する
場合には元の設定圧に復元することになり、再度の調整
作業が不要となっている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る輪転印刷機
用シータの減速装置の具体的実施形態を図面を参照して
詳細に説明する。まず、図4は輪転印刷機用シータの概
略構成図を示している。シータ10は、印刷ユニット
(図示せず)から送られてくる印刷ウェブ12の流れ方
向に沿ってカット部14、高速搬送部16、低速搬送部
18、およびスタック部20を備えている。印刷ユニッ
トからの印刷ウェブ12は複数のガイドロール22を介
してカット部14側に導入されるが、カット部14の入
口にはドローロール24とこれに転接される押えロール
26が設けられている。ドローロール24は印刷ユニッ
トの印刷胴と同期した回転駆動がなされ、印刷速度より
若干速い速度でウェブ12をカット部14に搬送供給す
るものとなっている。なお、ドローロール24の直前部
にはコンペンセータロール28が設けられ、カット部1
4でのカット位置調整を行わせるようにしている。
【0012】ドローロール24から送り出される印刷ウ
ェブ12はカット部14に導入されるが、これは印刷ウ
ェブ12の上面部に転接されるフライングナイフ30と
下面部に配設される固定ナイフによって構成されてい
る。フライングナイフ30はナイフ胴の外周部の1ヵ所
または2ヵ所にナイフを設けたもので、印刷ウェブ12
の搬送速度より速い周速によって所定の長さに印刷ウェ
ブ12を断裁するものとなっている。これによりカット
部14からはカット紙が排出されることになる。
【0013】このようなカット部14の出口部から紙の
流れ方向に沿って高速搬送部16と低速搬送部18が連
続して配置されているが、これらはカット紙の下面に配
置された下部高速テープ32と下部低速テープ34とか
ら構成されている。そして、これらの高速および低速テ
ープ32、34により送られるカット紙の上面に配置さ
れる上部押えテープ36が設けられている。
【0014】下部高速テープ32は一対のロール32
A、32B間に搬送テープ32Tを巻きかけて構成され
ており、出口側のロール32Bを駆動ロールとして搬送
テープ32Tを印刷速度(印刷ウェブ12の搬送速度)
よりは速い速度の高速で周回駆動させるようにして、カ
ット部14から排出されるカット紙同志が互いに隙間が
あくようにしている。同様に、下部低速テープ34は一
対のロール33A、34B間に搬送テープ34Tを巻き
かけて構成されており、出口側のロール34Bを駆動ロ
ールとして、搬送テープ34Tをスタック部20へのカ
ット紙送り込みが可能な程度まで低速にして周回駆動さ
せるようにしている。下部高速テープ32および下部低
速テープ34の上面に配置される上部押えテープ36
は、高速テープ32および低速テープ34との間に紙搬
送隙間が形成されるように対面して、テープ32、34
上を搬送するカット紙の表面を押えるが、これは高速テ
ープ32の搬送速度に見合う搬送速度で周回駆動される
ようになっている。
【0015】カット紙は上述のテープ32、34、36
により搬送されるが、高速状態から低速状態に移行させ
るために、低速搬送テープ34との対面部分における上
部押えテープ36側に実施例に係る減速装置40が設け
られている。この詳細を図1〜3に示す。図1は部分断
面側面図、図2は平面図および横断面図、図3は全体配
置の平面図である。これらの図に示しているように、左
右のシャフト受け41に渡しかけられて低速搬送テープ
34の上面でこれを横断するようにヒンジシャフト44
が設置されている。シャフト受け41はベルトアーム4
3の溝にはまり、ヒンジシャフト44を含む全体がシャ
フト受け41により前後位置が調整できるようになって
いる。このヒンジシャフト44には所定間隔をおいて、
複数の減速ロール46を低速搬送テープ34に対して接
離可能に取り付けている(図3参照)。この減速ロール
46は高速搬送されてきたカット紙の先端を低速搬送テ
ープ34との間の噛み込み隙間で受け止め、低速搬送テ
ープ34側にカット紙を移載して減速させるもので、低
速搬送テープ34の表面に軽い接触圧で転接されるよう
になっている。
【0016】減速ロール46をテープから接離させるた
めに、当該減速ロール46は、前記ヒンジシャフト44
にブッシュ48を介して回動可能に取り付けられた揺動
アーム50の先端に取り付けられている。揺動アーム5
0は2枚のアーム平板を対面させて構成されており、先
端部に固定軸52を取り付け、これに減速ロール46を
取り付けるようにしている。また、アーム平板の間に位
置して前記ヒンジシャフト44に固定架台としてのスタ
ンドブロック54が固定立設されている。当該スタンド
ブロック54の上部には水平プレート56が取り付けら
れ、この水平プレート56と前記揺動アーム50との間
にスプリング伸縮機構58を配設して、前記減速ロール
46がテープに接触する圧力を調整できるようにしてい
る。
【0017】スプリング伸縮機構58は、前記水平プレ
ート56に螺着される回転ノブ60と、当該回転ノブ6
0にスプリング62を介してテレスコピック嵌合する連
結ロッド64とを備え、連結ロッド64を揺動アーム5
0に枢着して構成されている。すなわち、回転ノブ60
の内部にスプリング収納孔66を下端面側から穿設して
スプリング62を収容し、前記連結ロッド64を収納孔
66の開口から差込むようにしている。連結ロッド64
の差込み部分には座板68が形成されて前記スプリング
62を受けるようにし、スプリング押圧力により連結ロ
ッド64が減速ロール46をテープ転接方向に押圧する
ようにしている。
【0018】前記回転ノブ60は水平プレート56に螺
着されているため、押圧力調整部として機能するが、調
整力が把握できるようにスプリング押圧力を段階的に調
整可能とされている。このため、回転ノブ60の外周面
にはノッチ70が形成され、一方、前記スタンドブロッ
ク54には回転ノブ60の半径方向に向けて配置されて
前記ノッチ70に突起を係合可能としたスプリングプラ
ンジャ72を取り付けておき、ノッチ間隔で回転ノブ6
0を間欠的に回転操作できるようにしている。そして、
各ノッチ位置に対応してスプリング押圧力の調整力を明
示するように回転ノブ60の上端面に調整力が例えば1
00g単位となるように目盛りを付している(図示せ
ず)。
【0019】上記構成により減速ロール46はスプリン
グ調整機構58によりテープへの押圧力が調整できるよ
うにされ、最適な転接状態とすることができるが、同時
に紙質や印刷状態により、減速ロール46をテープから
浮上させた位置に保持できるようになっている。このた
め、前記スタンドブロック54を挟んで減速ロール46
の取り付け側と反対側の前記揺動アーム50の端部には
ステーシャフト74が平板アーム間に渡し掛けられてい
る。一方、ステーシャフト74の上方に位置する前記水
平プレート56の端部にはサポート76が回転自在に垂
下されている。サポート76の下端にはV字の切欠78
が形成され、この切欠78が前記ステーシャフト74に
係合することにより、減速ロール46が持ち上げ状態と
なってテープから離反した位置に保持されるようになっ
ている。この持ち上げ保持が簡単に行われるように、サ
ポート76は軸支位置より下方でスタンドブロック54
との間に配置された牽引スプリング80により図1で反
時計方向に回転付勢され、通常はステーシャフト74の
側面に常時接合するようになっている。そして、減速ロ
ール46が持ち上げられたときに、ステーシャフト74
を乗り越えるように回動され、ほぼ垂直状態となってV
字切欠78にステーシャフト74が係合され、この位置
で揺動アーム50を位置保持させるものとしている。ま
た、サポート76が不要に回転されないようにスタンド
ブロック54にストッパ82を設けている。このストッ
パ82はスタンドブロック54をヒンジシャフト44に
固定するためのものであるが、同時にサポート76のス
トッパを兼用させているものである。
【0020】なお、図中、84はベルト押えローラであ
り、ヒンジシャフト44に取り付けられたサイドアーム
42に保持されて前記ヒンジシャフト44と平行となる
ように配置され、上部押えテープ36の走行レベルを調
整している。また、上記減速装置にて停止されるカット
紙の後縁を押えるスナッパロール86が低速テープ34
の入口側に配置され(図4参照)、高速搬送されてくる
カット紙の後端を1枚1枚押え込み、減速装置とともに
低速テープ34への受け渡しを円滑に行うようにしてい
る。
【0021】このように構成された輪転印刷機用シータ
の減速装置は、減速ロール46が揺動アーム50により
低速テープ34に転接して従動回転されつつ転動されて
いるが、高速テープ32から送られてくるカット紙の後
端がスナッパロール86により押え込まれた直後に、減
速ロール46の噛み込み隙間にてカット紙先端を受け止
めて減速させる。この減速ロール46の接触圧はロール
側の自重とスプリング62による押圧力により設定され
るが、紙質や印刷状態によって変更する必要が生じる。
この場合には、ノッチ付き回転ノブ60を回転操作する
ことにより、スプリング62の押圧力を調整することが
でき、しかもノッチ70とスプリングプランジャ72と
の係合により段階的に行うことができる。ノッチ70の
間隔を押圧力の調整単位となるように目盛りを付してい
るため、直接押圧力の調整を目視確認しつつ行うことが
できる。
【0022】また、印刷状態によっては部分的に減速ロ
ール46をカット紙から離す必要が生じるが、この場合
には減速ロール46若しくは揺動アーム50を持ち上げ
るだけで、アーム後端のステーシャフト74が自動的に
サポート76に係合され、減速ロール46を浮上位置に
保持させることができる。この操作はワンタッチで行う
ことができるため、即応性に優れたものとなっている。
そして、浮上保持から通常の転接状態に移行する場合に
は、サポート76を外すことで簡単に行われ、復帰した
減速ロール46の接触圧は初期に設定した押圧力となる
ので、再度の調整作業が不要となる。
【0023】なお、上記実施例において、減速ロール4
6の持ち上げ保持は揺動アーム50の後端部を上方から
押え込んで行うように構成しているが、減速ロール46
側のアーム部分をフック係合させるようにして持ち上げ
することで実現することも可能である。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
減速ロールの転接圧力の調整機構をフレーム側と揺動ア
ームとの間に設けたスプリング伸縮機構により構成する
とともにスプリング付勢力の調整部を設け、かつ前記減
速ロールを前記スプリング付勢力に抗して搬送面から浮
上した位置に保持する持ち上げ保持機構を設けたことに
より、減速ロールの調整を接触圧力を任意に簡単調整す
ることが可能であるとともに、ロールを浮上位置まで持
ち上げ保持できるので、紙質や印刷状況に応じた調整作
業が極めて簡単に行うことができる効果が得られる。ま
た、スプリング付勢力調整部を固定架台に螺着されるノ
ッチ付き回転ノブによりスプリング押圧力が段階的に調
整されるように構成することで、調整力のバラツキを防
止することができる。更に持ち上げ機構を、揺動アーム
に設けた係合部と、固定架台に取り付けられて前記揺動
アームの持ち上げ操作に連動して前記係合部への係止位
置に移動する係止部とにより構成することにより、ワン
タッチで持ち上げ操作ができるとともに、持ち上げ解除
を行った場合には元の設定された押圧力が維持されるの
で、再設定の必要がなくなるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る減速装置の側面図である。
【図2】同実施例装置の部分断面平面図である。
【図3】同実施例装置の全体平面図である。
【図4】シータの全体構成を示す側面図である。
【符号の説明】
10 シータ 12 印刷ウェブ 14 カット部 16 高速搬送部 18 低速搬送部 20 スタック部 22 ガイドロール 24 ドローロール 26 押えロール 28 コンペンセータロール 30 フライングナイフ 32 下部高速テープ 34 下部低速テープ 36 上部押えテープ 40 減速装置 42 サイドフレーム 44 ヒンジシャフト 46 減速ロール 48 ブッシュ 50 揺動アーム 52 固定軸 54 スタンドブロック 56 水平プレート 58 スプリング伸縮機構 60 回転ノブ 62 スプリング 64 連結ロッド 66 スプリング収納孔 68 座板 70 ノッチ 72 スプリングプランジャ 74 ステーシャフト 76 サポート 78 V字切欠 80 牽引スプリング 82 ストッパ 84 ベルト押えローラ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームに軸支される揺動アームに取り
    付けられ減速ロールを有し、この減速ロールを搬送ベル
    トに転接させてカット紙を転接噛み合い部にて受け止め
    るようにした減速装置であって、前記減速ロールの転接
    圧力の調整機構をフレーム側と揺動アームとの間に設け
    たスプリング伸縮機構により構成するとともにスプリン
    グ付勢力の調整部を設け、かつ前記減速ロールを前記ス
    プリング付勢力に抗して搬送面から浮上した位置に保持
    する持ち上げ保持機構を設けたことを特徴とする輪転印
    刷機用シータの減速装置。
  2. 【請求項2】 前記スプリング付勢力調整部は固定架台
    に螺着されるノッチ付き回転ノブによりスプリング押圧
    力を段階的に調整可能としたことを特徴とする請求項1
    に記載の輪転印刷機用シータの減速装置。
  3. 【請求項3】 前記持ち上げ機構は、揺動アームに設け
    た係合部と、固定架台に取り付けられて前記揺動アーム
    の持ち上げ操作に連動して前記係合部への係止位置に移
    動する係止部とにより構成され、係合部の係止によりロ
    ール浮上位置保持を可能としてなることを特徴とする請
    求項1に記載の輪転印刷機用シータの減速装置。
  4. 【請求項4】 フレームに軸支される揺動アームに取り
    付けられ減速ロールを有し、この減速ロールを搬送ベル
    トに転接させてカット紙を転接噛み合い部にて受け止め
    るようにした減速装置であって、前記減速ロールの転接
    圧力の調整機構をフレーム側固定架台と揺動アームとの
    間を連結するスプリング伸縮機構により構成し、この伸
    縮機構の固定架台への取り付け部にはノッチ付き回転ノ
    ブによりスプリング押圧力を段階調整可能とし、かつ前
    記減速ロールを前記スプリング付勢力に抗して搬送面か
    ら浮上した位置に保持する持ち上げ保持機構を設け、こ
    れを揺動アームに設けた係合部と、固定架台に取り付け
    られて前記揺動アームの持ち上げ操作に連動して前記係
    合部への係止位置に移動され係止可能とした係止部とに
    より構成したことを特徴とする輪転印刷機用シータの減
    速装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6437002B1 (en) 1998-05-15 2002-08-20 Showa Denko K.K. Agent for preventing and treating skin diseases
CN107758399A (zh) * 2017-11-07 2018-03-06 江苏飞视文化发展有限公司 一种包装袋检品机
CN109677984A (zh) * 2019-01-16 2019-04-26 王桂芳 一种折页机中的旋转减速装置

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