JPH09109368A - 輪転機用刷版 - Google Patents
輪転機用刷版Info
- Publication number
- JPH09109368A JPH09109368A JP26837895A JP26837895A JPH09109368A JP H09109368 A JPH09109368 A JP H09109368A JP 26837895 A JP26837895 A JP 26837895A JP 26837895 A JP26837895 A JP 26837895A JP H09109368 A JPH09109368 A JP H09109368A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- rotary press
- gap
- printing plate
- bite
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Manufacture Or Reproduction Of Printing Formes (AREA)
- Printing Plates And Materials Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 刷版に塑性変形を与えることなく容易に版胴
のギャップに挿入可能に構成した輪転機用刷版を提供す
る。 【解決手段】 この輪転機用刷版１は、その咬え側版先
端Ａ及び咬え尻側版先端Ｂを版胴２のギャップ２ｃに差
し込んで版胴に装着するようになっている。そして、そ
の咬え側版先端Ａ及び咬え尻側版先端Ｂを幅方向に斜め
に形成してある。
のギャップに挿入可能に構成した輪転機用刷版を提供す
る。 【解決手段】 この輪転機用刷版１は、その咬え側版先
端Ａ及び咬え尻側版先端Ｂを版胴２のギャップ２ｃに差
し込んで版胴に装着するようになっている。そして、そ
の咬え側版先端Ａ及び咬え尻側版先端Ｂを幅方向に斜め
に形成してある。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、輪転機の版胴に装
着される刷版に関する。
着される刷版に関する。
【０００２】
【従来の技術】図４に従来の輪転機用刷版を折曲げた状
態を、また、図５にこの刷版をブランケット対ブランケ
ット型オフセット輪転機の版胴に装着した状態を示して
いる。これらの図に見られるように、刷版１の咬え側の
版端Ａは、鋭角に折曲げられて版胴２の咬え部２ａに、
ギャップ２ｃを通して挿入され、咬え尻側の版端Ｂは鈍
角に１回およびほぼ直角に１回折曲げられ、版胴２の咬
え尻部２ｂ側よりギャップ２ｃを通して、版胴２に設け
られたテンションバー３の溝３ａに挿入される。
態を、また、図５にこの刷版をブランケット対ブランケ
ット型オフセット輪転機の版胴に装着した状態を示して
いる。これらの図に見られるように、刷版１の咬え側の
版端Ａは、鋭角に折曲げられて版胴２の咬え部２ａに、
ギャップ２ｃを通して挿入され、咬え尻側の版端Ｂは鈍
角に１回およびほぼ直角に１回折曲げられ、版胴２の咬
え尻部２ｂ側よりギャップ２ｃを通して、版胴２に設け
られたテンションバー３の溝３ａに挿入される。
【０００３】咬え尻側の版端Ｂを挿入後、テンションバ
ー３を図５の位置に回わし、テンションバー３の外周に
よって版端Ａ及びＢを咬え部２ａの傾斜面に押付け、刷
版１を版胴２に固定する。ギャップ２ｃの幅Ｇは紙を節
減するため、ノープリンテングエリアが極力少くなるよ
うに、数mm程度に押えられていて非常に狭く、一方ギャ
ップ２ｃの版胴２の軸方向（刷版の幅方向）の長さは約
１ないし２ｍと長い。
ー３を図５の位置に回わし、テンションバー３の外周に
よって版端Ａ及びＢを咬え部２ａの傾斜面に押付け、刷
版１を版胴２に固定する。ギャップ２ｃの幅Ｇは紙を節
減するため、ノープリンテングエリアが極力少くなるよ
うに、数mm程度に押えられていて非常に狭く、一方ギャ
ップ２ｃの版胴２の軸方向（刷版の幅方向）の長さは約
１ないし２ｍと長い。
【０００４】前記したように、版先端ＡあるいはＢの全
幅を同時にギャップ２ｃに挿入するのは困難なので版先
端挿入時、刷版１を少しねじって、版先端Ａの幅方向の
両側の端部ＡｍとＡｖのいづれか一方側の端部、例えば
端部Ａｍを先ずギャップ２ｃに挿入し、ついで順次全幅
に亘って押込んでいる。版先端Ｂのギャップ２ｃへの挿
入も同様にして行っている。
幅を同時にギャップ２ｃに挿入するのは困難なので版先
端挿入時、刷版１を少しねじって、版先端Ａの幅方向の
両側の端部ＡｍとＡｖのいづれか一方側の端部、例えば
端部Ａｍを先ずギャップ２ｃに挿入し、ついで順次全幅
に亘って押込んでいる。版先端Ｂのギャップ２ｃへの挿
入も同様にして行っている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】従来の刷版は前記した
ように版先端を版胴のギャップに挿入する時は、差し込
み先端辺幅方向におけるいずれか一方側の端部をギャッ
プに挿入し、ついで順次全幅に亘って押込むようにして
いるので操作が複雑で面倒なうえ、時間がかかる。
ように版先端を版胴のギャップに挿入する時は、差し込
み先端辺幅方向におけるいずれか一方側の端部をギャッ
プに挿入し、ついで順次全幅に亘って押込むようにして
いるので操作が複雑で面倒なうえ、時間がかかる。
【０００６】また、刷版は薄い（０．２４mmが多い）ア
ルミ板や鉄板なので、前述のように版胴のギャップへの
挿入時に刷版をねじると塑性変形を起し易い。この変形
で刷版の印刷画像が傷つけられる。本発明は挿入時刷版
をねじらずに、挿入操作が容易でかつ短時間で挿入し得
る刷版を提供することを課題としている。
ルミ板や鉄板なので、前述のように版胴のギャップへの
挿入時に刷版をねじると塑性変形を起し易い。この変形
で刷版の印刷画像が傷つけられる。本発明は挿入時刷版
をねじらずに、挿入操作が容易でかつ短時間で挿入し得
る刷版を提供することを課題としている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、咬え側及び咬
え尻側の先端を版胴のギャップに差し込んで版胴に装着
するようにした輪転機用刷版における前記課題を解決す
るため、刷版における咬え側及び咬え尻側の先端の少く
ともいづれか一方を幅方向に１箇所以上斜めに切り落し
たりすることによって斜めに形成した輪転機用刷版を提
供する。
え尻側の先端を版胴のギャップに差し込んで版胴に装着
するようにした輪転機用刷版における前記課題を解決す
るため、刷版における咬え側及び咬え尻側の先端の少く
ともいづれか一方を幅方向に１箇所以上斜めに切り落し
たりすることによって斜めに形成した輪転機用刷版を提
供する。
【０００８】本発明による輪転機用刷版は前記した構成
を有しているので、この刷版の先端を版胴のギャップに
差し込んで版胴に装着するに当っては、刷版の版先端の
幅方向の切落されていない先端部を版胴のギャップに挿
入するだけで、切落された端部は、順次、自動的にギャ
ップ内に入り込む。
を有しているので、この刷版の先端を版胴のギャップに
差し込んで版胴に装着するに当っては、刷版の版先端の
幅方向の切落されていない先端部を版胴のギャップに挿
入するだけで、切落された端部は、順次、自動的にギャ
ップ内に入り込む。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、本発明による輪転機用刷版
について図１〜図３に示した実施の形態に基づいて具体
的に説明する。なお、以下の実施の形態において、図
４，図５に示した従来の装置と同じ構成の部分には説明
を簡単にするため同じ符号を付してある。
について図１〜図３に示した実施の形態に基づいて具体
的に説明する。なお、以下の実施の形態において、図
４，図５に示した従来の装置と同じ構成の部分には説明
を簡単にするため同じ符号を付してある。
【００１０】（実施の第１形態）まず図１に示した実施
の第１形態による輪転機用刷版について説明する。この
図１に示した輪転機用刷版では刷版１の咬え側版先端Ａ
及び咬え尻側版先端Ｂの幅方向の両側の端部Ａｍ，Ａｖ
及びＢｍ，Ｂｖを斜めに切落し、中央の一部分Ｄおよび
Ｅは尖端となっている。
の第１形態による輪転機用刷版について説明する。この
図１に示した輪転機用刷版では刷版１の咬え側版先端Ａ
及び咬え尻側版先端Ｂの幅方向の両側の端部Ａｍ，Ａｖ
及びＢｍ，Ｂｖを斜めに切落し、中央の一部分Ｄおよび
Ｅは尖端となっている。
【００１１】このように構成された輪転機用刷版１を版
胴に装着する際は、その版先端Ａ，Ｂの一部分Ｄ及びＥ
をそれぞれ版胴のギャップ２ｃに挿入するだけで刷版１
の版先端Ａ及びＢが全幅に亘って自動的にギャップ２ｃ
に挿入可能となる。
胴に装着する際は、その版先端Ａ，Ｂの一部分Ｄ及びＥ
をそれぞれ版胴のギャップ２ｃに挿入するだけで刷版１
の版先端Ａ及びＢが全幅に亘って自動的にギャップ２ｃ
に挿入可能となる。
【００１２】（実施の第２形態）次に、図２に示した実
施の第２形態による輪転機用刷版について説明する。こ
の図２に示した輪転機用刷版も、図１に示した実施の第
１形態における刷版と同様、刷版１の咬え側版先端Ａ及
び咬え尻側版先端Ｂの幅方向の両側の端部Ａｍ，Ａｖ及
びＢｍ，Ｂｖを斜めに切落しているが、咬え側及び咬え
尻側の版先端の中央部ＤとＥが狭幅のフラット（切落前
の版端が残っている）となっている点が異る。
施の第２形態による輪転機用刷版について説明する。こ
の図２に示した輪転機用刷版も、図１に示した実施の第
１形態における刷版と同様、刷版１の咬え側版先端Ａ及
び咬え尻側版先端Ｂの幅方向の両側の端部Ａｍ，Ａｖ及
びＢｍ，Ｂｖを斜めに切落しているが、咬え側及び咬え
尻側の版先端の中央部ＤとＥが狭幅のフラット（切落前
の版端が残っている）となっている点が異る。
【００１３】この実施の第２形態による輪転機用刷版に
おいても実施の第１形態の場合と同様、この輪転機用刷
版１を版胴に装着する際は、その版先端Ａ，Ｂの一部分
Ｄ及びＥをそれぞれ版胴のギャップ２ｃに挿入するだけ
で刷版１の版先端Ａ及びＢが全幅に亘って自動的にギャ
ップ２ｃに挿入可能となる。
おいても実施の第１形態の場合と同様、この輪転機用刷
版１を版胴に装着する際は、その版先端Ａ，Ｂの一部分
Ｄ及びＥをそれぞれ版胴のギャップ２ｃに挿入するだけ
で刷版１の版先端Ａ及びＢが全幅に亘って自動的にギャ
ップ２ｃに挿入可能となる。
【００１４】（実施の第３形態）次に、図３に示した実
施の第３形態による輪転機用刷版について説明する。こ
の実施の第３形態による刷版では刷版１の咬え側版先端
Ａ及び咬え尻側版先端Ｂの端部Ａｍ，Ａｖ及びＢｍ，Ｂ
ｖのいづれか一方側の端部（図３では端部Ａｖ及びＢｖ
側）より全幅に渡って、斜めに切落されていて、端部Ａ
ｍ，Ｂｍ側の一部分Ｄ，Ｅは尖端となっている。
施の第３形態による輪転機用刷版について説明する。こ
の実施の第３形態による刷版では刷版１の咬え側版先端
Ａ及び咬え尻側版先端Ｂの端部Ａｍ，Ａｖ及びＢｍ，Ｂ
ｖのいづれか一方側の端部（図３では端部Ａｖ及びＢｖ
側）より全幅に渡って、斜めに切落されていて、端部Ａ
ｍ，Ｂｍ側の一部分Ｄ，Ｅは尖端となっている。
【００１５】しかしながら、破線で示すように狭いフラ
ットな部分を残して斜めに切落してもよい。刷版１の挿
入勝手により図３に示した場合と逆に端部Ａｍ，Ｂｍ側
より、全幅に渡って切落すこともある。
ットな部分を残して斜めに切落してもよい。刷版１の挿
入勝手により図３に示した場合と逆に端部Ａｍ，Ｂｍ側
より、全幅に渡って切落すこともある。
【００１６】この実施形態の場合も、先に説明したと同
様、この輪転機用刷版１を版胴に装着する際は、その版
先端Ａ，Ｂの一部分Ｄ及びＥをそれぞれ版胴のギャップ
２ｃに挿入するだけで刷版１の版先端Ａ及びＢが全幅に
亘って自動的にギャップ２ｃに挿入可能となる。
様、この輪転機用刷版１を版胴に装着する際は、その版
先端Ａ，Ｂの一部分Ｄ及びＥをそれぞれ版胴のギャップ
２ｃに挿入するだけで刷版１の版先端Ａ及びＢが全幅に
亘って自動的にギャップ２ｃに挿入可能となる。
【００１７】以上、本発明を図示した実施形態に基づい
て具体的に説明したが、本発明がこれらの実施形態に限
定されず特許請求の範囲に示す本発明の範囲内で、その
構成に種々の変更を加えてよいことはいうまでもない。
て具体的に説明したが、本発明がこれらの実施形態に限
定されず特許請求の範囲に示す本発明の範囲内で、その
構成に種々の変更を加えてよいことはいうまでもない。
【００１８】例えば、上記実施形態では刷版１の咬え側
版先端Ａ及び咬え尻側版先端Ｂの両方を幅方向に１箇所
以上斜めに形成しているが、咬え側版先端Ａ及び咬え尻
側版先端Ｂのいづれか一方に斜めの部分を形成しても従
来の刷版に比べ大きな利点をもつ刷版を提供することが
できる。
版先端Ａ及び咬え尻側版先端Ｂの両方を幅方向に１箇所
以上斜めに形成しているが、咬え側版先端Ａ及び咬え尻
側版先端Ｂのいづれか一方に斜めの部分を形成しても従
来の刷版に比べ大きな利点をもつ刷版を提供することが
できる。
【００１９】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による輪転
機用刷版においては、咬え側及び咬え尻側の先端の少く
ともいづれか一方を幅方向に１箇所以上斜めに形成して
あるので、この輪転機用刷版によれば、版先端の一部を
挿入するだけで版端が全幅にわたって自動的に版胴のギ
ャップに挿入出来る。従って、挿入操作は簡単容易で挿
入時間も短かい。
機用刷版においては、咬え側及び咬え尻側の先端の少く
ともいづれか一方を幅方向に１箇所以上斜めに形成して
あるので、この輪転機用刷版によれば、版先端の一部を
挿入するだけで版端が全幅にわたって自動的に版胴のギ
ャップに挿入出来る。従って、挿入操作は簡単容易で挿
入時間も短かい。
【００２０】また、版先端の一部を挿入するだけなの
で、挿入時刷版をねじる必要がないため、従来のように
刷版が塑性変化し刷版の画像をいためることもない。更
に刷版を自動装着装置にて版胴に装着する場合、刷版の
ギャップへの挿入が簡単容易なので自動装着装置が簡単
になり、安価に出来るうえ、信頼度（自動装着成功率）
が高くなる。
で、挿入時刷版をねじる必要がないため、従来のように
刷版が塑性変化し刷版の画像をいためることもない。更
に刷版を自動装着装置にて版胴に装着する場合、刷版の
ギャップへの挿入が簡単容易なので自動装着装置が簡単
になり、安価に出来るうえ、信頼度（自動装着成功率）
が高くなる。
【図１】本発明の実施の第１形態に係る輪転機用刷版の
斜視図。
斜視図。
【図２】本発明の実施の第２形態に係る輪転機用刷版の
斜視図。
斜視図。
【図３】本発明の実施の第３形態に係る輪転機用刷版の
斜視図。
斜視図。
【図４】従来の輪転機用刷版の斜視図。
【図５】輪転機の版胴に刷版を装着した状態を示す断面
図。
図。
１ 刷版 ２ 版胴 ２ｃ ギャップ Ａ 咬え側版先端 Ｂ 咬え尻側版先端 Ａｍ，Ａｖ，Ｂｍ，Ｂｖ 版先端Ａ，Ｂの操作側ｍおよ
び駆動側ｖの端部
び駆動側ｖの端部
Claims (1)
- 【請求項１】 咬え側及び咬え尻側の先端を版胴のギャ
ップに差し込んで版胴に装着するようにした輪転機用刷
版において、前記咬え側及び咬え尻側の先端の少くとも
いづれか一方を幅方向に１箇所以上斜めに形成したこと
を特徴とする輪転機用刷版。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26837895A JPH09109368A (ja) | 1995-10-17 | 1995-10-17 | 輪転機用刷版 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26837895A JPH09109368A (ja) | 1995-10-17 | 1995-10-17 | 輪転機用刷版 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09109368A true JPH09109368A (ja) | 1997-04-28 |
Family
ID=17457665
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26837895A Withdrawn JPH09109368A (ja) | 1995-10-17 | 1995-10-17 | 輪転機用刷版 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09109368A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11263081A (ja) * | 1998-01-17 | 1999-09-28 | Taiyo Kagaku Kogyo Kk | メタルマスクとその製造方法 |
-
1995
- 1995-10-17 JP JP26837895A patent/JPH09109368A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11263081A (ja) * | 1998-01-17 | 1999-09-28 | Taiyo Kagaku Kogyo Kk | メタルマスクとその製造方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030107 |