JPH09108749A - 板材加工機におけるオイルミスト装置 - Google Patents

板材加工機におけるオイルミスト装置

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JPH09108749A
JPH09108749A JP27114995A JP27114995A JPH09108749A JP H09108749 A JPH09108749 A JP H09108749A JP 27114995 A JP27114995 A JP 27114995A JP 27114995 A JP27114995 A JP 27114995A JP H09108749 A JPH09108749 A JP H09108749A
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JP
Japan
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oil mist
striker
discharge port
oil
valve
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JP27114995A
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English (en)
Inventor
Koji Kawaguchi
晃司 川口
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Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ストライカとガイドナットの間の
微小な間隙からオイルミストが噴出することを抑制する
ことを目的とする。 【解決手段】 タップホルダ23の内部にオイルミスト
通路73を上端部から下端部にかけて設け、ストライカ
13の内部に供給ポート79と排出ポート81を備えた
弁室83を設け、弁室83に排出ポート81の開閉作動
を調節する弁体103を設け、上記ストライカ13がガ
イドナット61を上方向から押圧したときに、弁体10
3が排出ポート81を開いてこの排出ポート81とエア
源89が連通されるように構成してなることを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パンチプレスの如
き板材加工機において、タップ又はパンチヘッドの如き
工具に対してオイルミストを噴射することにより工具の
磨耗軽減を図るオイルミスト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】タレットパンチプレスの如き板材加工機
における従来のオイルミスト装置について説明する。
尚、タレットパンチプレスは、公知の如く、回転可能な
タレットと、このタレットに昇降可能に設けた工具ホル
ダと、この工具ホルダの下部に備えた工具と、工具ホル
ダを上方向から押圧するためタレットの上方位置に設け
たストライカとを備えている。
【0003】上記工具ホルダの内部にはオイルミスト通
路が上端部から下端部にかけて設けてあり、上記ストラ
イカの内部には供給ポートと排出ポートを備えたサブオ
イルミスト通路が設けてある。そして、ストライカが工
具ホルダを上方向から押圧したときに、サブオイルミス
ト通路における排出ポートがオイルミスト通路の上端に
連通するように構成してあって、サブオイルミスト通路
における供給ポートはオイルミスト回路を介してエア源
に接続してある。上記オイルミスト回路の途中には少量
の油を滴下するルブリケータ、及び切換えバルブが配設
してある。ここで、切換えバルブは、適宜のセンサによ
りストライカが工具ホルダに接触したことを検知したと
きに、エア源と供給ポートを連通させる作用を有する。
【0004】従って、ストライカにより工具ホルダを上
方向から押圧することにより、板材に対して所望の板材
加工を行うことができる。このとき、適宜のセンサによ
りストライカが工具ホルダに接触したことが検知される
と、切換え弁が適宜に作動して供給ポートとエア源を連
通せしめ、オイルミストがオイルミスト回路、サブオイ
ルミスト通路、オイルミスト通路を通って、工具に対し
て噴射せしめられる。これによって、工具の磨耗軽減を
図ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のオイル
ミスト装置においては、適宜のセンサの検知条件如何に
よっては、ストライカが工具ホルダを上方向から押圧す
る直前に切換え弁が作動する場合があり、ルブリケータ
による油の滴下量が多いと、ストライカと工具ホルダと
の間の微小な間隙からオイルミストが噴出して作業環境
が著しく悪くなるという問題がある。
【0006】一方、この問題を軽減するためルブリケー
タによる油の滴下量を少なくすると、工具の磨耗軽減を
充分に図ることができない。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述の如き従来の問題点
を解決するために、本発明においては、第1の手段とし
て、工具支持部材に下端部に工具を備えた工具ホルダを
昇降可能に設け、上記工具支持部材の上方位置に工具ホ
ルダを上方向から押圧するストライカを設けてなる板材
加工機において、上記工具ホルダの内部にオイルミスト
通路を上端部から下端部にかけて設け、上記ストライカ
の内部に供給ポートと排出ポートを備えた弁室を設け、
上記ストライカが工具ホルダを上方向から押圧したとき
に、排出ポートとオイルミスト通路の上端が連通される
ように構成し、上記供給ポートにオイルミスト回路を介
してエア源を接続し、このオイルミスト回路の途中に油
を滴下するルブリケータを配設し、上記弁室に排出ポー
トの開閉作動を調節する弁体を設け、ストライカが工具
ホルダを上方向から押圧したときに、弁体が排出ポート
を開いて排出ポートとエア源が連通されるように構成し
てなることを特徴とする。
【0008】第2の手段として、工具支持部材に下端部
にタップを備えたタップホルダを昇降可能且つ回転可能
に設け、このタップホルダの上端部にガイドナットを螺
合し、このガイドナットを上方向へ付勢する第1付勢部
材を設け、上記タップホルダを回転させる回転作動装置
を設け、上記工具支持部材の上方位置にガイドナットを
上方向から押圧するストライカを設けてなる板材加工機
において、上記タップホルダの内部にオイルミスト通路
を上端部から下端部にかけて設け、上記ストライカの内
部に供給ポートと排出ポートを備えた弁室を設け、上記
ストライカがガイドナットを上方向から押圧したとき
に、排出ポートとオイルミスト通路の上端が連通される
ように構成し、上記供給ポートにオイルミスト回路を介
してエア源を接続し、このオイルミスト回路の途中に油
を滴下するルブリケータを配設し、上記弁室に排出ポー
トの開閉作動を調節する弁体を設け、上記ストライカが
ガイドナットを上方向から押圧したときに、弁体が排出
ポートを開いてこの排出ポートとエア源が連通されるよ
うに構成してなることを特徴とする。
【0009】第3の手段として、第1又は第2の手段の
構成要件の他に、前記オイルミスト回路の途中に、油を
滴下する小型ポンプを備えたサブ回路を接続してなるこ
とを特徴とする。
【0010】第4の手段として、工具支持部材に下端部
に工具を備えた工具ホルダを昇降可能に設け、上記工具
支持部材の上方位置に工具ホルダを上方向から押圧する
ストライカを設けてなる板材加工機において、工具ホル
ダの内部にオイルミスト通路を上端部から下端部にかけ
て設け、上記ストライカの内部に供給ポートと排出ポー
トを備えた弁室を設け、上記ストライカが工具ホルダを
上方向から押圧したときに、排出ポートとオイルミスト
通路の上端が連通されるように構成し、上記供給ポート
にオイルミスト回路を介してエア源を接続し、このオイ
ルミスト回路の途中に、油を滴下する小型ポンプを備え
たサブ回路を接続し、上記弁室に排出ポートの開閉作動
を調節する弁体を設け、ストライカが工具ホルダを上方
向から押圧したときに、弁体が排出ポートを開いてこの
排出ポートとエア源が連通されるように構成してなるこ
とを特徴とする。
【0011】第5の手段として、工具支持部材に下端部
にタップを備えたタップホルダを昇降可能且つ回転可能
に設け、このタップホルダの上端部にガイドナットを螺
合し、このガイドナットを上方向へ付勢する第1付勢部
材を設け、上記タップホルダを回転させる回転作動装置
を設け、上記工具支持部材の上方位置にガイドナットを
上方向から押圧するストライカを設けてなる板材加工機
において、上記タップホルダの内部にオイルミスト通路
を上端部から下端部にかけて設け、上記ストライカの内
部に供給ポートと排出ポートを備えた弁室を設け、上記
ストライカがガイドナットを上方向から押圧したとき
に、この排出ポートとオイルミスト通路の上端が連通さ
れるように構成し、上記供給ポートにオイルミスト回路
を介してエア源を接続し、このオイルミスト回路の途中
に、油を滴下する小型ポンプを備えたサブ回路を接続
し、上記弁室に排出ポートの開閉作動を調節する弁体を
設け、上記ストライカがガイドナットを上方向から押圧
したときに、弁体が排出ポートを開いてこの排出ポート
とエア源が連通されるように構成してなることを特徴と
する。
【0012】第6の手段として、第1〜第5の手段のう
ちのいずれかの手段の構成要件の他に、前記弁体を前記
排出ポートを閉じる方向へ付勢する第2付勢部材を設
け、この弁体に、前記ストライカの下部に昇降可能に支
持された押圧ロッドを設け、弁体が排出ポートを閉じた
ときに、押圧ロッドがストライカの下面に対して下方向
へ突出するように構成してなることを特徴とする。
【0013】第7の手段として、第6の手段の構成要件
の他に、前記弁室に外方向へ突出した段差部を設け、弁
室の下面から段差部までの長さを、前記弁体が排出ポー
トを閉じたときの前記ストライカの下面に対して押圧ロ
ッドが没入したときに、前記弁体がこの段差部の上側部
分と下側部分の間に位置するように構成し、弁室におけ
る段差部よりも下側部分の側面に弁体の側面が摺動する
ように、弁室における下側部分の形状を弁体に対応した
形状に構成してなることを特徴とする。
【0014】従って、第1又は第4の手段にあっては、
ストライカにより工具ホルダを上方向から押圧すること
により、工具により板材に対して所望の加工を行うこと
ができる。
【0015】第2又は第5の手段にあっては、ストライ
カによりガイドナットを上方向から押圧することによ
り、ガイドナット及びタップホルダを付勢部材の付勢力
に抗して加工せしめる。更に、回転作動装置によりタッ
プホルダを回転させることにより、ガイドナットの作用
も相俟って、タップは回転しつつ下降して、板材に対し
て所望のタッピング加工(板材加工の一例)を行うこと
ができる。
【0016】上記作用の下で、ストライカが工具ホルダ
又はガイドナットを上方向から押圧すると、押圧ロッド
は第2付勢部材の付勢力に抗ししつつストライカの下面
に対して没入して、弁体が弁室内を上方向へ移動する。
これによって、排出ポートが開くと共に、弁体が段差部
の上側部分と下側部分の間に位置して、弁体と段差部と
の間に空間が生じる。そのため、排出ポートとエア源が
連通されて、オイルミストがオイルミスト回路、弁室、
オイルミスト通路を介して工具又はタップに対して噴射
される。
【0017】第3〜第5の手段によれば、ルブリケータ
により油を滴下する他に又は代わりに、小型ポンプの作
動により油を滴下しているため、工具又はタップの磨耗
軽減を充分に図ることができるものである。
【0018】
【発明の実施の形態】図3〜図5を参照するに、発明の
実施の形態に係わるタレットパンチプレス1はブリッジ
型の本体フレーム3をベースにしており、この本体フレ
ーム3は上下に対向した上部フレーム5と下部フレーム
7とを備えている。上部フレーム5には複数の打抜き用
パンチ(図示省略)を備えた上部タレット9が回転可能
に設けてあり、下部フレーム7には打抜き用ダイ(図示
省略)を備えた下部タレット11が回転可能に設けてあ
る。ここで、上部タレット9及び下部タレット11はタ
レット用サーボモータ(図示省略)の駆動により同期し
て回転するものである。そして、上部フレーム5には所
定の打抜き用パンチを上方向から押圧するストライカ1
3が設けてあり、このストライカ13は移送シリンダ
(図示省略)の作動により上部タレット9の径方向へ移
動可能である。
【0019】従って、板材Wを上部タレット9と下部タ
レット11の間の所定位置に位置決めすると共に、タレ
ット用サーボモータの駆動により上部タレット9と下部
タレット11を同期して回転させることにより所定の打
抜き用パンチ及びダイをストライカ13の垂直下方位置
に位置決めする。そして、ストライカ13により所定の
打抜き用パンチを上方向から押圧することにより、板材
Wに対して打抜き加工を行なうことができる。
【0020】タレットパンチプレス1は、上述の打抜き
加工を行なう他に、板材Wに対してタッピング加工を行
なうタッピング部15を備えている。以下このタッピン
グ部15について詳細に説明する。
【0021】上部タレット9には複数の支持孔17が径
方向へ適宜間隔に設けてあり、各支持孔17にはガイド
スリーブ19が昇降可能に設けてある。尚、各ガイドス
リーブ19は適宜のスプリング21によって上方向へ付
勢可能である。
【0022】各ガイドスリーブ19の上部にはタップホ
ルダ23が軸受25を介して回転可能に設けてあり、各
タップホルダ23は着脱可能なタップ27を備えてい
る。ここで、軸受25の内輪はタップホルダ23の段差
部に位置してあって、スプリング21によって軸受25
の内輪をタップホルダ23の段差部に当接する上方向へ
付勢していることより、タップホルダ23とガイドスリ
ーブ19は一体的に昇降するものである。各ガイドスリ
ーブ19の下部には板材Wを上方向から押圧する筒状の
ワーク押圧部材29が設けてあり、ワーク押圧部材29
はガイドキー31によってガイドスリーブ19に対して
昇降可能であって、適宜のスプリング33によって下方
向へ付勢されるものである。
【0023】各タップホルダ23は雄スプライン部35
を備えており、上部タレット9の一部を構成する支持ブ
ロック37には対応する雄スプライン部35にスプライ
ン嵌合可能な雌スプライン部39を備えた複数の従動ギ
ア41が軸受43を介してそれぞれ設けてある。ここ
で、雄スプライン部35が対応する雌スプライン部39
にスプライン嵌合しないときに、雄スプライン部35が
雌スプライン部39の上側に位置するように構成してあ
って、複数の従動ギア41はそれぞれ噛合してある。上
記支持ブロック37には駆動ギア45が回転可能に設け
てあり、この駆動ギア45は適宜の従動ギア41に噛合
してある。この駆動ギア45を回転させるため、上部フ
レーム5には駆動モータ47が昇降シリンダ49の作動
により昇降可能に設けてあって、この駆動モータ47の
出力軸51がプーリ53,55、ベルト57を介して駆
動ギア45に接続可能に構成してある。尚、昇降シリン
ダ49の作動により駆動モータ47を下降させることに
より出力軸51はプーリ53に接続され、昇降シリンダ
49の作動により駆動モータ47を上昇させることによ
り出力軸51とプーリ53との接続状態は遮断されるも
のである。
【0024】各タップホルダ23の上端部にはガイドね
じ59が設けてあり、このガイドねじ59にはガイドナ
ット61が螺合してある。各ガイドナット61は、支持
ブロック37における従動ギア41の上側に設けた支持
スリーブ63によって昇降可能に支持されてあって、適
宜のスプリング65によって上方向へ付勢可能である。
【0025】前記下部タレット11には対応するタップ
27が進入可能なタップ進入孔67を備えた複数のダイ
69が径方向へ適宜間隔に設けてある。
【0026】次に、本発明の実施の形態の要部であるオ
イルミスト装置71について説明する。
【0027】上記タップホルダ23の内部にはオイルミ
スト通路73が上端部から下端部にかけて設けてあり、
タップホルダ23の下側にはラッパ状のオイルミストガ
イド75が設けてある。上記ガイドナット61の上面に
はOリング77(環状のシール部材の一例)が設けてあ
る。
【0028】前記ストライカ13の内部には供給ポート
79と排出ポート81を備えた弁室83が設けてあり、
この弁室83の中央部には周溝(外方向へ突出した段差
部の一例)85が設けてある。ここで、ストライカ13
が所定のガイドナット61を上方向から押圧した時に、
排出ポート81が所定のオイルミスト通路73の上端と
連通することができるものである。
【0029】上記供給ポート79にはオイルミスト回路
87を介してエア源89が接続してあり、このオイルミ
スト回路87の途中には切換えバルブ91が配設してあ
る。又、オイルミスト回路87における切換えバルブ9
1とエア源89の間にはフィルタ93、リリーフバルブ
95、油を滴下するルブリケータ97がそれぞれ配設し
てあり、オイルミスト回路87における供給ポート79
と切換えバルブ91の間には油を滴下する小型ポンプ9
9を備えたサブ回路101が接続してある。
【0030】上記弁室83には排出ポート81の開閉作
動を調節する円板状の弁体103が上下方向へ移動可能
に設けてあり、弁室83における弁体103の上側には
弁体103を下方向へ付勢するスプリング105が設け
てある。上記弁体103には、ストライカ103の下部
に昇降自在に支持された複数の押圧ロッド107が一体
的に設けてある。ここで、図2に示すように、ストライ
カ13の下面に対して押圧ロッド107が没入したとき
に弁体103が周溝85の上側部分と下側部分の間に位
置するように構成してある。又、弁室83における周溝
85よりも下側部分の側面に弁体103の側面が上下方
向へ摺動するように、弁室83の下側部分は弁体103
の形状に対応した形状に構成してある。
【0031】次に、本発明の実施の形態の作用について
説明する。
【0032】上部タレット9と下部タレット11の間の
所定位置に板材Wを移動位置決めする。又、タレット用
サーボモータの駆動により上部タレット9と下部タレッ
ト11を同期して回転させると共に、移送シリンダの作
動によりストライカ13を上部タレット9の径方向へ適
宜移動させることにより、ストライカ13を所定のガイ
ドナット61の垂直上方位置に位置せしめる。
【0033】次に、ストライカ13により所定のガイド
ナット61を上方向から押圧することにより、所定のタ
ップホルダ23を下降させて、所定の雄スプライン部3
5を所定の雌スプライン部39にスプライン嵌合せしめ
る。又、所定のタップホルダ23の下降によって、所定
のガイドスリーブ19がスプリング21の付勢力に抗し
て下降すると共に、所定のワーク押圧部材29が下降し
て板材Wを上方向から押圧する。尚、ワーク押圧部材2
9が板材Wに当接した後においては、ワーク押圧部材2
9はスプリング33の付勢力に抗してガイドスリーブ1
9に対して相対的に上昇する。
【0034】所定の雄スプライン部35を所定の雌スプ
ライン部39にスプライン嵌合せしめた後に、駆動モー
タ47の駆動により駆動ギア45を回転させて、複数の
従動ギア41(所定の従動ギア41を含む)を回転させ
ることにより、所定のガイドナット61の作用も相俟っ
て、所定のタップ27を回転させつつ下降させて、板材
Wに対してタッピング加工を行う。このとき、所定のガ
イドナット61はスプリング65の付勢力によって下降
しないものである。
【0035】上述の作用の下で、ストライカ13が所定
のガイドナット61を上方向から押圧すると、複数の押
圧ロッド107はスプリング105の付勢力に抗ししつ
つストライカ13の下面に対して上方向へ没入して、弁
室83において弁体103が上方向へ移動する。これに
よって、排出ポート81が開くと共に、弁体103が周
溝85の上側部分と下側部分の間に位置して、弁体10
3と周溝85の間に空間が生じる。そのため、排出ポー
ト81とエア源89が連通して、オイルミストがオイル
ミスト回路87、弁室83、オイルミスト通路73を介
して所定のタップ27に対して噴射されて、所定のタッ
プ27の磨耗軽減を図ることができる。
【0036】また、ルブリケータ77の他に、小型ポン
プ99の作動により油を滴下しているため、油の充分な
滴下量の下で所定のタップ27の磨耗軽減を充分に図る
ことができる。
【0037】以上の如き本発明の実施の形態によれば、
ストライカ13により所定のガイドナット61を上方向
から押圧したときに、弁体103の作動により排出ポー
ト81が開いて、排出ポート81とエア源89が連通さ
れるため、油の滴下量を多くしても、ストライカ13と
所定のガイドナット61の間の微小な間隙からオイルミ
ストが噴出することを抑制することができる。従って、
作業環境向上の効果を図ることができると共に、タップ
27の磨耗軽減を図ってタップ27の寿命向上を図るこ
とができる。
【0038】
【発明の効果】以上の如き請求項1〜請求項5のうちの
いずれかの請求項に記載の発明によれば、ストライカに
より工具ホルダ又はガイドナット上方向から押圧したと
きに、弁体の作動により排出ポートを開いて、排出ポー
トとエア源を連通させているため、油の滴下量を多くし
ても、ストライカと工具ホルダ又はガイドナットの間の
微小な間隙からオイルミストが噴出することを抑制する
ことができる。従って、作業環境向上の効果を図ること
ができると共に、工具又はタップの磨耗軽減を充分図っ
て、工具又はタップの寿命向上を図ることができる。
【0039】請求項3に記載の発明によれば、上記効果
を奏する他に、油の滴下量をより多くして、工具又はタ
ップの寿命をより向上せしめることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】オイルミスト装置の要部を示す図である。
【図2】ストライカがガイドナットを上方向から押圧し
た状態を示す図である。
【図3】図4におけるIII-III 線に沿った図である。
【図4】タップ加工部を示す図である。
【図5】タレットパンチプレスの部分斜視図である。
【符号の説明】
1 タレットパンチプレス 9 上部タレット 13 ストライカ 15 タッピング加工部 23 タップホルダ 27 タップ 61 ガイドナット 71 オイルミスト装置 73 オイルミスト通路 79 供給ポート 81 排出ポート 83 弁室 85 周溝 87 オイルミスト回路 89 エア源 97 小型ポンプ 101 サブ回路 103 弁体 105 スプリング 107 押圧ロッド

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工具支持部材に下端部に工具を備えた工
    具ホルダを昇降可能に設け、上記工具支持部材の上方位
    置に工具ホルダを上方向から押圧するストライカを設け
    てなる板材加工機において、 上記工具ホルダの内部にオイルミスト通路を上端部から
    下端部にかけて設け、上記ストライカの内部に供給ポー
    トと排出ポートを備えた弁室を設け、上記ストライカが
    工具ホルダを上方向から押圧したときに、排出ポートと
    オイルミスト通路の上端が連通されるように構成し、上
    記供給ポートにオイルミスト回路を介してエア源を接続
    し、このオイルミスト回路の途中に油を滴下するルブリ
    ケータを配設し、上記弁室に排出ポートの開閉作動を調
    節する弁体を設け、ストライカが工具ホルダを上方向か
    ら押圧したときに、弁体が排出ポートを開いて排出ポー
    トとエア源が連通されるように構成してなることを特徴
    とする板材加工機におけるオイルミスト装置。
  2. 【請求項2】 工具支持部材に下端部にタップを備えた
    タップホルダを昇降可能且つ回転可能に設け、このタッ
    プホルダの上端部にガイドナットを螺合し、このガイド
    ナットを上方向へ付勢する第1付勢部材を設け、上記タ
    ップホルダを回転させる回転作動装置を設け、上記工具
    支持部材の上方位置にガイドナットを上方向から押圧す
    るストライカを設けてなる板材加工機において、 上記タップホルダの内部にオイルミスト通路を上端部か
    ら下端部にかけて設け、上記ストライカの内部に供給ポ
    ートと排出ポートを備えた弁室を設け、上記ストライカ
    がガイドナットを上方向から押圧したときに、排出ポー
    トとオイルミスト通路の上端が連通されるように構成
    し、上記供給ポートにオイルミスト回路を介してエア源
    を接続し、このオイルミスト回路の途中に油を滴下する
    ルブリケータを配設し、上記弁室に排出ポートの開閉作
    動を調節する弁体を設け、上記ストライカがガイドナッ
    トを上方向から押圧したときに、弁体が排出ポートを開
    いてこの排出ポートとエア源が連通されるように構成し
    てなることを特徴とする板材加工機におけるオイルミス
    ト装置。
  3. 【請求項3】 前記オイルミスト回路の途中に、油を滴
    下する小型ポンプを備えたサブ回路を接続してなること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の板材加工機
    におけるオイルミスト装置。
  4. 【請求項4】 前記弁体を前記排出ポートを閉じる方向
    へ付勢する第2付勢部材を設け、この弁体に、前記スト
    ライカの下部に昇降可能に支持された押圧ロッドを設
    け、弁体が排出ポートを閉じたときに、押圧ロッドがス
    ライダの下面に対して下方向へ突出するように構成して
    なることを特徴とする請求項1〜請求項3のうちのいず
    れかの請求項に記載の板材加工機におけるオイルミスト
    装置。
  5. 【請求項5】 前記弁室に外方向へ突出した段差部を設
    け、前記ストライカの下面に対して押圧ロッドが没入し
    たときに、前記弁体がこの段差部の上側部分と下側部分
    の間に位置するように構成し、弁室における段差部より
    も下側部分の側面に弁体の側面が摺動するように、弁室
    における下側部分の形状を弁体に対応した形状に構成し
    てなることを特徴とする請求項4に記載の板材加工機に
    おけるオイルミスト装置。
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