JPH0910842A - 歪矯正装置 - Google Patents

歪矯正装置

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JPH0910842A
JPH0910842A JP18341395A JP18341395A JPH0910842A JP H0910842 A JPH0910842 A JP H0910842A JP 18341395 A JP18341395 A JP 18341395A JP 18341395 A JP18341395 A JP 18341395A JP H0910842 A JPH0910842 A JP H0910842A
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rollers
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Yasutoshi Takahashi
靖利 高橋
Akira Murano
侃 村野
Yasuhiro Yamaguchi
泰博 山口
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被矯正材表面に溶接された補助材の任意の幅
広さに応じて、補助材の両側を押圧回転する左右のロー
ラの間隔を簡単に変えて、任意の幅広さの補助材の両側
の歪みを容易にしかも同時に且つ左右両側の押圧力の大
きさを各々変えて矯正でき、また、必要に応じて補助材
の片側の歪みのみを矯正する。 【構成】 離間して設置した左右の支柱3,3の上部間
に上部横桁2を横設し、被矯正材a表面に溶接された補
助材bの片側の被矯正材a表面を押圧する1個の上部ロ
ーラ6を圧下する液圧シリンダ5を上部横桁2に横移動
自在に複数設け、軸芯廻りに正逆回転自在な駆動シャフ
ト7を左右の支柱3,3の下部間に横設し、上記上部ロ
ーラ6と上下で協働して被矯正材bを挟圧して歪みを矯
正する複数の下部ローラ8を駆動シャフト7に横移動自
在に設け、上記駆動シャフト7を挟んでその前後に被矯
正材aを搬送する横長な搬送ローラ11を昇降自在に横
設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば船舶、橋梁、
鋼構造物などの製作において補助材の取付け時に生じた
溶接歪みを矯正する歪矯正装置に係り、特に、補助材の
任意の幅広さに応じて、補助材の両側を押圧回転するロ
ーラの間隔を簡単に変えて、任意の幅広さの補助材の両
側の歪みを同時に矯正でき、また両側の押圧力を各々任
意に変えることができ、しかも必要に応じて補助材の片
側の歪みのみを矯正する歪矯正装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば船舶、橋梁、鋼構造物など
の製作においては、主要鋼板の母材にこれを例えば補強
するリブなどの補助材を溶接によって取付ける作業が行
われる。補助材を溶接で取付けると主要鋼板の母材は溶
接によって歪みが生じる。
【0003】この溶接歪みを矯正する装置として、例え
ば特公平7−32929の『多連装連続歪矯正装置』が
知られている。この特公平7−32929の『多連装連
続歪矯正装置』は、各種大型船舶の船殻構造に適用され
る平板ブロック等の歪を矯正するための装置である。
【0004】上記特公平7−32929の『多連装連続
歪矯正装置』は、同公告公報の第2図に示すように、門
型の昇降用ガイドの内側の左右両側面にそれぞれ取付け
られた従動ローラによって補助材の両側の母材表面を押
圧回転することにより、補助材を挟んでその両側の母材
に生じた歪みを同時に矯正することができる特徴を備え
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記上
記特公平7−32929の『多連装連続歪矯正装置』
は、同公告公報の第2図から明らかなように、補助材の
両側の母材表面を押圧回転する従動ローラは固定形状の
門型の昇降用ガイドの内側の左右両側面にそれぞれ取付
けられていて、左右の従動ローラの間隔は一定で、しか
も左右のローラの押圧力を個々に変えることができな
い。
【0006】このため、図6〜図10に示すような補助
材の幅が広いものの場合には、固定形状の門型の昇降用
ガイドの幅間隔を換える必要があり、補助材の幅広さに
応じて、その都度、その幅広さに対応した固定形状の門
型の昇降用ガイドに換えなければ使用できず、しかも補
助材の左右の部位で押圧力を変える必要がある時に対応
することができないという問題があった。
【0007】この発明は、上記のような課題に鑑み、そ
の課題を解決すべく創案されたものであって、その目的
とするところは、被矯正材表面に溶接された補助材の任
意の幅広さに応じて、補助材の両側を押圧回転する左右
のローラの間隔を簡単に変えて、任意の幅広さの補助材
の両側の歪みを容易にしかも同時に且つ左右両側の押圧
力の大きさを各々変えて矯正でき、また、必要に応じて
補助材の片側の歪みのみを矯正することもできる歪矯正
装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めにこの発明は、離間して設置した左右の支柱の上部間
に上部横桁を横設し、被矯正材表面に溶接された補助材
の片側の被矯正材表面を押圧する1個の上部ローラを圧
下する液圧シリンダを上部横桁に横移動自在に複数設
け、軸芯廻りに正逆回転自在な駆動シャフトを左右の支
柱の下部間に横設し、上記上部ローラと上下で協働して
被矯正材を挟圧して歪みを矯正する複数の下部ローラを
駆動シャフトに横移動自在に設け、上記駆動シャフトを
挟んでその前後に被矯正材を搬送する横長な搬送ローラ
を昇降自在に横設した構成よりなるものである。
【0009】
【作用】以上のような構成を有するこの発明は、次のよ
うに作用する。すなわち、被矯正材に溶接された補助材
の左側及び右側を押圧する各上部ローラ及び下部ローラ
は独立して横移動して、補助材の任意の幅広さに応じ
て、補助材の両側を押圧回転する左右の上部ローラ及び
下部ローラの間隔を簡単に変えることができ、任意の幅
広さの補助材の両側の歪みを容易にしかも同時に且つ左
右両側の押圧力の大きさを各々変えて矯正するよう作用
し、また、必要に応じて補助材の片側の歪みのみを矯正
するように作用する。
【0010】
【実施例】以下、図面に記載の実施例に基づいてこの発
明をより具体的に説明する。ここで、図1は歪矯正装置
の正面図、図2は歪矯正装置の平面図、図3は歪矯正装
置の正面の断面図、図4は歪矯正装置の側面の断面図、
図5は歪矯正装置の正面の部分拡大図である。
【0011】図において、歪矯正装置1は、補助材の任
意の幅広さに応じて、補助材の両側を押圧回転するロー
ラの間隔を簡単に変えて、任意の幅広さの補助材の両側
の歪みを同時に且つ左右両側の押圧力の大きさを各々変
えて矯正でき、しかも必要に応じて補助材の片側の歪み
のみを矯正することもできる特徴を有している。
【0012】歪矯正装置1は、左右の支柱3,3間の上
部に横設された上部横桁2、該上部横桁2に横移動自在
に複数設けられ、1個の上部ローラ6を圧下する液圧シ
リンダ5、左右の支柱3,3間の上部に横設された駆動
シャフト7、駆動シャフト7に横移動自在に設けられた
複数の下部ローラ8、被矯正材aを搬送する搬送ローラ
11などから主に構成されている。
【0013】歪矯正装置1の機枠の上部側を構成する上
部横桁2は、離間して設置された左右の支柱3,3の上
部間に横設されている。上部横桁2は横方向に長い2個
の箱桁2a,2aを前後に空間を開けて並設したものか
ら構成され、前後の箱桁2a,2aの間の空間には液圧
シリンダ5及び上部ローラ6を保持した複数の上部ロー
ラフレーム4が横移動自在に取付けられている。上部横
桁2を構成する前後の箱桁2a,2aの上面には横方向
にラック2b,2bが敷設されている。
【0014】各上部ローラフレーム4にはその上部側に
1基の液圧シリンダ5が下向きに取付けられ、又その下
部側に1個の上部ローラ6が上下方向に移動自在に取付
けられている。各上部ローラフレーム4には1基の液圧
シリンダ5と、この1基の液圧シリンダ5によって圧下
される1個の上部ローラ6が取付けられている。
【0015】各上部ローラフレーム4は略箱型状の形状
をしており、その上部側は上部横桁2の上面より上方に
突出しており、又下部側は上部横桁2の下面より下方に
突出し、その内部は中空状になっている。そして、上部
横桁2より上方に突出している上部ローラフレーム4の
上端面には液圧シリンダ5が下向きに取付けられてい
る。
【0016】この液圧シリンダ5に液圧を供給してピス
トンロッド5aを伸縮させる液圧ユニット5bが図面で
右側の支柱3の上端に側方に張り出して設置されてお
り、各液圧シリンダ5と液圧ユニット5bとの間に液体
を供給するホース5cが配設されている。又各液圧シリ
ンダ5の圧力計5dがその真下の支柱3の上部正面に取
付けられている。液圧シリンダ5には例えば油圧シリン
ダが使用されている。
【0017】液圧シリンダ5はそのピストンロッド5a
が上部ローラフレーム4の上端から内部の空間を真下に
向かって取付けられていて、ピストンロッド5aの先端
は上部ローラフレーム4の下部側に取付けられた昇降フ
レーム4aの上面に連結されている。昇降フレーム4a
は液圧シリンダ5のピストンロッド5aの伸縮によって
昇降する構造になっている。
【0018】上部ローラフレーム4の中間部から下部側
にかけてはこの昇降フレーム4aを昇降自在にガイドす
るスライドガイド4bが設けられていて、このスライド
ガイド4bによって昇降フレーム4aは昇降自在に保持
されている。1基の液圧シリンダ5によって昇降する昇
降フレーム4aの下部には1個の上部ローラ取付板4c
が下向きに取付けられている。
【0019】この1個の上部ローラ取付板4cの一側面
には1個の上部ローラ6が回転自在に軸支されている。
各上部ローラ6は上部ローラ取付板4cの交互に異なる
側面に取付けられていて、2個で1組のペアになる左右
の上部ローラ6同士は、互いに向かいように上部ローラ
取付板4cの向かい合う側面に取付けられている。
【0020】そして、1個の上部ローラ6は昇降フレー
ム4a及び上部ローラ取付板4cを介して1基の液圧シ
リンダ5によって下向きに加圧されて、補助材bが溶接
された被矯正材a表面の片側を押圧する。これとペアと
なる他方の1個の上部ローラ6も昇降フレーム4a及び
上部ローラ取付板4cを介して1基の液圧シリンダ5に
よって下向きに加圧されて、補助材bが溶接された被矯
正材a表面の他方側を押圧し、2基の液圧シリンダ5と
2個の上部ローラ6とにより、被矯正材aに溶接された
補助材bの左右両側を押圧して矯正するようになってい
る。
【0021】この場合において、図に示すように補助材
bが逆U字状リブのように横幅が広いときには、片方の
液圧シリンダ5及び上部ローラ6は補助材bを左右から
挟むことができるように上部横桁2上を横移動する。
【0022】各上部ローラフレーム4の上部横桁2より
上方の前部側面及び後部側面には、上記上部横桁2の箱
桁2a,2aの上面に敷設されたラック2b,2bと噛
み合うピニオン4d,4dがそれぞれ取付けられてい
る。ピニオン4dは前部側面及び後部側面にそれぞれ2
個づつ取付けられている。各上部ローラフレーム4の前
部側面及び後部側面のピニオン4d,4dが上部横桁2
の箱桁2a,2aの上面に敷設されたラック2b,2b
と噛み合いながら転動することにより、各上部ローラフ
レーム4は上部横桁2を横移動する構造になっている。
【0023】各上部ローラフレーム4の前部側面のピニ
オン4dと後部側面のピニオン4dは前後方向に貫通し
て取付けられた回転軸の両端に固設されている。また、
上部ローラフレーム4の上部には回転軸を介してピニオ
ン4d,4dを駆動する上部横移動用モーター4eが取
付けられている。この上部横移動用モーター4eに両端
にピニオン4d,4dを固設した回転軸が連動連結され
ている。
【0024】離間して立設された左右の支柱3,3の下
部間には駆動シャフト7が横設されている。駆動シャフ
ト7はその両端が左右の支柱3,3に正逆回転自在に軸
支されている。左右の支柱3,3の外側の側面には駆動
シャフト7を駆動する駆動モーター7a,7aが取付け
られており、駆動シャフト7の両端側はこの左右の駆動
モーター7a,7aに連動連結されている。
【0025】駆動シャフト7は、上方の上部横桁2を横
移動する上部ローラフレーム4の下部に取付けられた上
部ローラ6の横移動する軌跡上の真下に平行に取付けら
れている。駆動シャフト7には複数の下部ローラ8が横
移動自在に装着されている。各下部ローラ8は駆動シャ
フト7の回転に連動して一体となって回転する。
【0026】下部ローラ8は上記の上部ローラ6と協働
して上下から被矯正材aを挟圧して歪みを矯正するもの
で、上部ローラ6と同数が駆動シャフト7に取付けられ
ている。各下部ローラ8は、その両側に軸受け8a,8
aが設けられていて、左右の軸受け8a,8aの間に挟
まれて駆動シャフト7に取付けられている。
【0027】各下部ローラ8を挟む左右の軸受け8a,
8aは、各下部ローラフレーム9に連結されている。1
個の下部ローラに1個の下部ローラフレーム9が対応し
て設けられていて、各下部ローラ8は左右の軸受け8
a,8aを介して下部ローラフレーム9に連動連結され
ている。
【0028】駆動シャフト7が横設された左右の支柱
3,3の下部には駆動シャフト7を挟んで下部横桁10
が横設されている。下部横桁10は横方向に長い2個の
箱桁10a,10aを前後に空間を開けて平行に配置し
たものから構成されている。前後に配置された下部横桁
10の箱桁10a,10aの内側側面にはそれぞれラッ
ク10b,10bが横設されている。
【0029】上記の下部ローラフレーム9の下部には、
下部横桁10の箱桁10a,10aの内側側面に横設さ
れた上記ラック10b,10bと噛み合うピニオン9
a,9aがそれぞれ取付けられている。ピニオン9a,
9aは下部ローラフレーム9の下部の前後にそれぞれ取
付けられている。
【0030】各下部ローラフレーム9の前後のピニオン
9a,9aが下部横桁10の箱桁10a,10aの内側
側面に敷設されたラック10b,10bの下面と噛み合
いながら転動することにより、各下部ローラフレーム9
は下部横桁10を横移動し、この横移動する下部ローラ
フレーム9によって下部ローラ8も駆動シャフト7上を
横移動する構造になっている。
【0031】各下部ローラフレーム9の前後のピニオン
9a,9aは前後方向に取付けられた回転軸の両端に固
設されている。また、下部ローラフレーム9の下部には
回転軸を介してピニオン9a,9aを駆動する下部横移
動用モーター9bが取付けられている。この下部横移動
用モーター9bには両端にピニオン9a,9aを固設し
た回転軸が連動連結されている。
【0032】駆動シャフト7及び下部横桁10を挟んで
その前後には、被矯正材aを搬送する横長な搬送ローラ
11,11が横設されている。前後の搬送ローラ11,
11はそれぞれ昇降自在に取付けられ、各搬送ローラ1
1,11の左右両端は軸受け11a,11aに回転自在
に軸支されている。各搬送ローラ11,11を軸支する
軸受け11a,11aは上向きに伸縮する下部液圧シリ
ンダ11b,11bに支持されており、この下部液圧シ
リンダ11b,11bが上向きに伸縮することによっ
て、各搬送ローラ11,11は昇降する構造になってい
る。
【0033】左右の支柱3,3側には、図においてその
右側に基準ガイドローラ12,12が、又左側に移動ガ
イドローラ13,13がそれぞれ設置されている。基準
ガイドローラ12及び移動ガイドローラ13は、上部ロ
ーラ6及び下部ローラ8で矯正される被矯正材aの横方
向の位置を適正位置に調整するもので、前部側の搬送ロ
ーラ11と下部横桁10との間、及び下部横桁10と後
部側の搬送ローラ11との間に、それぞれ2基づつ配置
されている。このうち、移動ガイドローラ13は歪矯正
装置1の横方向に移動して被矯正材aの横端に当接して
被矯正材aの横方向のずれを適正位置に調整する。
【0034】次に、上記実施例の構成に基づく動作につ
いて以下説明する。歪矯正装置1の搬送ローラ11,1
1を上昇させて、表面に補助材bが溶接されて歪みを生
じている被矯正材aを、該歪矯正装置1の左右の支柱
3,3及び上部横桁2で門型状に形成された内部に送り
込む。この場合、左右の支柱3,3の内側に設置された
基準ガイドローラ12及び移動ガイドローラ13によっ
て、送り込まれる被矯正材aの横方向のずれを調整す
る。
【0035】上部横桁2に取付けられた各上部ローラフ
レーム4を横移動させて、各上部ローラフレーム4の下
方に取付けた1個の上部ローラ6が被矯正材aの表面に
溶接された補助材bの左側位置及び右側位置の上方にく
るように、各上部ローラフレーム4を上部横桁2上を横
移動させる。
【0036】各上部ローラフレーム4の横移動は、上部
横移動用モーター4eを駆動して前後のピニオン4d,
4dを回転させ、回転するピニオン4d,4dが上部横
桁2の前後に並設された箱桁2a,2a上面のラック2
b,2b上を噛み合いながら転動することにより行われ
る。
【0037】この操作によって、被矯正材aの表面に溶
接された補助材bの左側位置及び右側位置の上方には、
別体の各上部ローラフレーム4が位置することになる。
この場合、被矯正材aの表面に溶接された補助材bの左
側位置及び右側位置の上方に位置する上部ローラフレー
ム4はそれぞれ独立に横移動する。
【0038】このため、補助材bが図面に示す逆U字状
リブのように横幅が広いときには、補助材bの左側位置
及び右側位置の上方に位置する各上部ローラフレーム4
をそれぞれ独立して横移動させることによって簡単に横
幅の調整でき、任意の横幅を有する補助材bに対して簡
単に対応できる。
【0039】被矯正材aの表面に溶接された補助材bの
左側位置及び右側位置の上方に、各上部ローラフレーム
4を横移動させた後、各上部ローラフレーム4に取付け
られた液圧シリンダ5を駆動させて、液圧シリンダ5の
ピストンロッド5aの下方に伸長させる。ピストンロッ
ド5aの下方への伸長は液圧ユニットから液圧をホース
を通じて液圧シリンダ5に供給することによって行われ
る。
【0040】補助材bの左側位置の上方の上部ローラフ
レーム4に取付けられた液圧シリンダ5のピストンロッ
ド5aが下方に伸長すると、ピストンロッド5aの先端
つまり下端に連結されている昇降フレーム4aはスライ
ドガイド4bに沿って下降する。この下降する昇降フレ
ーム4aの下部の上部ローラ取付板4cの側面には1個
の上部ローラ6が取付けられており、液圧シリンダ5の
駆動により上部ローラ6は下降して補助材bの左側位置
に下りてくる。
【0041】同様に、補助材bの右側位置の上方の上部
ローラフレーム4に取付けられた液圧シリンダ5のピス
トンロッド5aが下方に伸長すると、ピストンロッド5
aの先端つまり下端に連結されている昇降フレーム4a
はスライドガイド4bに沿って下降する。この下降する
昇降フレーム4aの下部の上部ローラ取付板4cの側面
には1個の上部ローラ6が取付けられており、液圧シリ
ンダ5の駆動により上部ローラ6は下降して補助材bの
右側位置に下りてくる。
【0042】また、上記の上部ローラ6の動作と並行し
て或いはその前後に、各上部ローラフレーム4の上部ロ
ーラ6と被矯正材aを挟んで下部ローラ8が上下で対応
する位置にくるように各下部ローラフレーム9を横移動
させる。
【0043】各下部ローラフレーム9の横移動は、下部
横移動用モーター9bを駆動して前後のピニオン9a,
9aを回転させ、回転するピニオン9a,9aが下部横
桁10の前後に並設された箱桁10a,10aの内側側
面のラック10b,10bの下面を噛み合いながら転動
することにより行われる。
【0044】各下部ローラフレーム9の横移動により、
下部ローラフレーム9に連結された左右の軸受け8a,
8aは横移動し、この左右の軸受け8a,8aの間に挟
まれた下部ローラ8も一体となって横移動して、各上部
ローラ6と上下に対応する位置にくる。
【0045】このようにして、被矯正材aの表面に溶接
された補助材bの左右両側をそれぞれ1個の上部ローラ
6と下部ローラ8とにより上下で挟んだ状態で、さら
に、各液圧シリンダ5のピストンロッド5aを下方に伸
長させる。これにより、ピストンロッド5aの下端に昇
降フレーム4a及び上部ローラ取付板4cを介して連結
された各1個の上部ローラ6は、被矯正材aの表面に溶
接された補助材bの左右両側をそれぞれ押圧する。
【0046】上下の上部ローラ6と下部ローラ8とによ
って歪みを取り除く作業時においては、上部ローラ6か
らの押圧を受けてその反作用によって被矯正材aを下方
から押圧する下部ローラ8が装着されている駆動シャフ
ト7が被矯正材aを前方に送り出す方向に低速で回転さ
せて、下部ローラ8を回転させる。
【0047】駆動シャフト7の回転はその両端側の駆動
モーター7a,7aを駆動させることにより行う。下部
ローラ8の回転により被矯正材aを挟んで上方の上部ロ
ーラ6もこれに連動して逆方向に回転して、被矯正材a
を前方方向に送り出す方向に回転する。
【0048】これにより、歪みを有する被矯正材aは押
圧回転する上下の上部ローラ6と下部ローラ8との間を
通過中に、上下から挟圧されて歪みが取り除かれて前方
に搬送される。歪みを有する被矯正材aは上部ローラ6
による押圧によって、上下の上部ローラ6と下部ローラ
8とによって上下から挟圧され、歪み方向と逆方向に変
形されてその歪みが取り除かれる。
【0049】被矯正材aの表面に溶接された補助材bの
左側及び右側を押圧回転する上下の各上部ローラ6及び
各下部ローラ8は、それぞれ独立して横移動し、又各1
個の上部ローラ6は各1基の液圧シリンダ5によって駆
動されるので、補助材bの左側又は右側の押圧力の大き
さを各々変えて矯正することができる。また、必要に応
じて、補助材bの左側又は右側の片側のみの歪みを矯正
することもできる。
【0050】なお、この発明は上記実施例に限定される
ものではなく、この発明の精神を逸脱しない範囲で種々
の改変をなし得ることは勿論である。
【0051】
【発明の効果】以上の記載より明らかなように、この発
明に係る歪矯正装置によれば、被矯正材に溶接された補
助材の左側及び右側を押圧する各上部ローラ及び下部ロ
ーラは独立して横移動できるので、補助材の任意の幅広
さに応じて、補助材の両側を押圧回転する左右の上部ロ
ーラ及び下部ローラの間隔を簡単に変えることができ、
任意の幅広さの補助材の両側の歪みを容易にしかも同時
に且つ左右両側の押圧力の大きさを各々変えて矯正する
ことができる。また、必要に応じて補助材の片側の歪み
のみを矯正することもできる等、極めて新規的有益なる
効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す歪矯正装置の正面図で
ある。
【図2】この発明の実施例を示す歪矯正装置の平面図で
ある。
【図3】この発明の実施例を示す歪矯正装置の正面の断
面図である。
【図4】この発明の実施例を示す歪矯正装置の側面の断
面図である。
【図5】この発明の実施例を示す歪矯正装置の正面の部
分拡大図である。
【図6】被矯正材の斜視図である。
【図7】歪みを有する被矯正材の正面の断面図である。
【図8】被矯正材の歪みの除去中の部分断面図である。
【図9】被矯正材の歪みの除去中の部分断面図である。
【図10】歪み除去後の被矯正材の正面の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 歪矯正装置 2 上部横桁 2a 箱桁 2b ラック 3 支柱 4 上部ローラフレーム 4a 昇降フレーム 4b スライドガイド 4c 上部ローラ取付板 4d ピニオン 4e 上部横移動用モーター 5 液圧シリンダ 5a ピストンロッド 5b 液圧ユニット 5c ホース 5d 圧力計 6 上部ローラ 7 駆動シャフト 7a 駆動モーター 8 下部ローラ 8a 軸受け 9 下部ローラフレーム 9a ピニオン 9b 下部横移動用モーター 10 下部横桁 10a 箱桁 10b ラック 11 搬送ローラ 11a 軸受け 11b 下部液圧シリンダ 12 基準ガイドローラ 13 移動ガイドローラ a 被矯正材 b 補助材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 離間して設置した左右の支柱の上部間に
    上部横桁を横設し、被矯正材表面に溶接された補助材の
    片側の被矯正材表面を押圧する1個の上部ローラを圧下
    する液圧シリンダを上部横桁に横移動自在に複数設け、
    軸芯廻りに正逆回転自在な駆動シャフトを左右の支柱の
    下部間に横設し、上記上部ローラと上下で協働して被矯
    正材を挟圧して歪みを矯正する複数の下部ローラを駆動
    シャフトに横移動自在に設け、上記駆動シャフトを挟ん
    でその前後に被矯正材を搬送する横長な搬送ローラを昇
    降自在に横設したことを特徴とする歪矯正装置。
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