JPH09102342A - 面実装型同軸コネクタ及び該面実装型同軸コネクタの製造方法 - Google Patents

面実装型同軸コネクタ及び該面実装型同軸コネクタの製造方法

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JPH09102342A
JPH09102342A JP7286835A JP28683595A JPH09102342A JP H09102342 A JPH09102342 A JP H09102342A JP 7286835 A JP7286835 A JP 7286835A JP 28683595 A JP28683595 A JP 28683595A JP H09102342 A JPH09102342 A JP H09102342A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造コストの低減を図るとともに、半田付け
不良を発生させる金属の破断面が半田付け面に出ないよ
うな面実装型同軸コネクタを提供することにある。 【解決手段】 外部コンタクト2と中心コンタクト3の
2つのコンタクトを帯状の金属板に形成しそれぞれ継ぎ
桟部1で接続した打ち抜き加工したものを成形金型に入
れてインサート成形加工した後、前記2つのコンタクト
をそれぞれ継ぎ桟部1から切断する。また、帯状の金属
板から分断したリード端子の破断面は半田付けされるリ
ード端子の上側に浮かせ設けたことにより、銅箔パター
ン面にリード端子の面とを半田付けすることができるの
で半田付け不良が防げる。また、順送りプレス工程によ
って打ち抜かれるので自動成形加工が容易にできるの
で、安価な面実装型同軸コネクタが実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は携帯電話やナビゲーショ
ン機器等の比較的高い周波数を扱う高周波機器の入出力
部に取り付けられる面実装型同軸コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の面実装型同軸コネクタとしては、
例えば、図14〜図16に示すような面実装型同軸コネ
クタがある。図14に従来の面実装型同軸コネクタの斜
視図を示し、図15にその断面図を示す。また、図16
にこの面実装型同軸コネクタのリード端子を回路基板の
銅箔パターンに半田付けした半田付け状態図を示す。
【0003】図中12は外部コンタクト、13は中心コ
ンタクト、14は外部コンタクト12と中心コンタクト
13とを固定保持させる絶縁体である。また、12aは
外部コンタクト12の半田付け用のリード端子であり、
12eにその端面を示す。そして、13aは中心コンタ
クト13の半田付け用のリード端子であり、13eにそ
の端面を示す。また、5は回路基板であり、8は回路基
板5に形成してある半田付け用の銅箔パターンである。
そして、9に半田付け部を示す。
【0004】そして、このように構成された面実装型同
軸コネクタを回路基板5に取り付けるには、図16に示
した如く、半田付け用のリード端子12a及び13aを
それぞれ回路基板5に形成されている銅箔パターン8上
に載せて半田付け9をする。この半田付け9は一般的に
鏝付け半田をするが、最近では半田付け部にクリーム半
田を塗布しリフロー炉を通して半田付け9をする方法も
とられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の面実装型同軸コネクタの製造にあっては、一
般的に外部コンタクト12と中心コンタクト13とを成
形金型に固定した後に樹脂を注入して固着する方法をと
っているが、このような製造工程では、外部コンタクト
12と中心コンタクト13との2つのコンタクトを一対
にして金型内に送り込み中心コンタクト13が外部コン
タクト12の中心に位置しているかどうかを確認しなが
ら作業をしなければならなかった。なぜならば、金型寸
法のバラツキ等で外部コンタクト12と中心コンタクト
13との位置にバラツキが生じ、そのバラツキが原因で
中心コンタクト13が外部コンタクト12の中心からず
れてしまい、図示しない接続する側のコネクタとの嵌合
接続に際し、嵌合接続されない等の問題が発生するため
である。このために極めて寸法精度の高い金型が要求さ
れており、このために自動インサート加工機によるイン
サート成形加工が困難となっていた。
【0006】また、寸法精度の高い金型は金型のコスト
高を引き起こし、この影響を受けて面実装型同軸コネク
タの単品もコスト高となっていた。また、一般的に外部
コンタクト12と中心コンタクト13は、それぞれ別個
の金属板から打ち抜いて形成している関係上、その材料
取り個数に無駄が発生していた。このことも面実装型同
軸コネクタの単品をコスト高にする要因となっていた。
【0007】また、一般的にこの面実装型同軸コネクタ
は高密度実装の高周波機器等に使用されるために、この
面実装型同軸コネクタが取付けられる回路基板5に形成
されている銅箔パターン8は、極めて幅の狭いパターン
になっていた。そして、この極めて幅の狭い銅箔パター
ン8にこの面実装型同軸コネクタを半田付けするのでど
うしても、面実装型同軸コネクタのリード端子12a及
び13aの端面12e及び13eと銅箔パターン8とを
半田付けせざるを得ない。しかし、端面12e及び13
eには金型で打ち抜き加工された際にできたメッキのさ
れてない破断面が露出していたため、この端面12e及
び13eには半田が付きにくく、これらの半田付け作業
に多大に時間を費やすという問題があった。
【0008】そこで、本発明の目的はこれらの諸問題を
解決することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の面実装型同軸コ
ネクタは、請求項1においては、成形部と、該成形部内
に形成された筒状の外部コンタクトと、該外部コンタク
トの中心部に突出形成された中心コンタクトと、前記外
部コンタクトの底部に形成され該外部コンタクトに対し
直角に引き出された外部コンタクトリード端子と、前記
中心コンタクトの底部に形成され該中心コンタクトに対
し直角に引き出された中心コンタクトリード端子と、を
具備したものである。
【0010】請求項2においては、成形部と、この成形
部の一端部から一方向に引き出したリード端子と、前記
リード端子の上部方向に突出成形された中心コンタクト
とを以下の(イ)〜(ヘ)の工程によって形成すること
を特徴とする面実装型同軸コネクタの製造方法 (イ)帯状の金属板にそれぞれ継ぎ桟部で接続した、前
記外部コンタクトと前記中心コンタクトを打ち抜き加工
を施す。 (ロ)前記外部コンタクトにカーリング加工を施す。 (ハ)前記中心コンタクトに絞り加工または巻加工を施
す。 (ニ)前記中心コンタクトは前記外部コンタクトの端子
側から該外部コンタクトの相対する側に所定部から18
0度回転する。 (ホ)前記(ニ)の加工後にインサート成形加工を行
う。 (ヘ)前期継ぎ桟部より前記外部コンタクトと前記中心
コンタクトとを切断する。
【0011】請求項3においては、前記中心コンタクト
の端部は上側に向けてU曲げ加工をしたものである。
【0012】請求項4においては、外部コンタクトの端
部は前記外部コンタクトリード端子の表面より上側に浮
かしているものである。
【0013】
【作用】上記技術的手段は次のように作用する。外部コ
ンタクトと中心コンタクトの2つのコンタクトを帯状の
金属板に形成し、それぞれ継ぎ桟部で接続した打ち抜き
加工したものを成形金型に入れてインサート成形加工し
た後、前記2つのコネクタをそれぞれ継ぎ桟部から切断
することにより、従来必要としていたインサート加工時
に中心コンタクト13が外部コンタクト12の中心に位
置しているかどうかを確認する確認工程を簡略化でき
る。
【0014】また、金属板から切断したリード端子の破
断面は半田されるリード端子の上側に向けてU曲げ及び
浮かして加工をしたことにより半田をリード端子の面に
つけることができるようにしたものである。
【0015】
【実施例】図1〜図13にこの発明の一実施例を示し、
以下、本発明をこれらの図面に基づいて説明する。
【0016】図1は帯状の金属板からコネクタのコンタ
クトとなる部分を連続して成形する順送りプレス工程に
よって打ち抜かれた骨組みの斜視図、図2は外部コンタ
クトとなる部分の曲げと中心コンタクトの絞り加工また
は巻加工を施した斜視図、図3は中心コンタクトの巻き
加工方法を説明する図、図4は図2の状態から外部コン
タクトにカーリング加工を施した斜視図、図5は図4の
状態から中心コンタクトを外部コンタクトの中心に18
0゜折り曲げさせて差し込んで設置した状態を示した斜
視図、図6の(a)〜(d)は、中心コンタクトを外部
コンタクトに差し込む加工順序を説明する図、図7は図
5の状態に加工したものにインサート成形加工を施して
面実装型同軸コネクタの半完成品にしたものの斜視図、
図8は図7で加工した面実装型同軸コネクタの半完成品
状態のものを完成品にするために切断加工する切断加工
図であり、図9の(a)〜(d)はその半完成品状態に
おける切断箇所及びその断面図の詳細を示した図であ
る。図10は面実装型同軸コネクタの完成された状態を
示す斜視図、図11はその面実装型同軸コネクタの断面
図、図12は面実装型同軸コネクタのリード端子2a及
び3aを回路基板5の銅箔パターン8に半田付け9をし
た状態を示した実体図であり、図13の(a)及び
(b)はその半田付け9の詳細説明図である。
【0017】これらの図において、従来例と本発明の一
実施例の同一部分にはそれぞれ同一符号を付してその説
明を省略する。
【0018】そして、本発明である一実施例が従来例と
顕著に相違するところは外部コンタクトと中心コンタク
トの2つのコンタクトの形成方法をそれぞれ異としたこ
とにある。つまり、従来の面実装型同軸コネクタは外部
コンタクトと中心コンタクトの2つのコンタクトをそれ
ぞれ別個の金属板に形成し、それを製造工程で組み合わ
せてインサート成形加工して面実装型同軸コネクタを製
造している。
【0019】これに対し、本発明の面実装型同軸コネク
タは帯状の金属板にそれぞれ継ぎ桟部で接続した外部コ
ンタクトと中心コンタクトの2つのコンタクトを形成し
たものを、そのまま成形金型に入れてインサート成形加
工した後に前記2つのコンタクトをそれぞれ継ぎ桟部か
ら切断して面実装型同軸コネクタを製造している。
【0020】このように本発明はインサート成形加工後
に2つのコンタクトをそれぞれ継ぎ桟部から切断するこ
とにより、従来必要としていたインサート加工時に中心
コンタクト13が外部コンタクト12の中心に位置して
いるかどうかを確認する確認工程を削除することができ
る。また、金属板から切断したリード端子の破断面は半
田付けされるリード端子の上側に向けてU曲げ及び浮か
して加工をしたことにより半田をリード端子の面につけ
ることができるようにしたことを特徴としている。
【0021】図10及び図11において、2は外部コン
タクト、3は中心コンタクト、4は外部コンタクト2と
中心コンタクト3とを固定保持させる絶縁体であり、2
aは外部コンタクト2の半田付け用のリード端子、3a
は中心コンタクト3の半田付け用のリード端子である。
図10で示した外部コンタクト2は金属板を略長方形状
にプレス加工したものをカーリング加工して略円筒状に
形成してあり、中心コンタクト3は前述同様に金属板を
プレス加工したものに絞り加工または、巻加工を施した
細いピン形状の略円筒状のものである。そして、これら
の外部コンタクト2と中心コンタクト3の2つのコンタ
クトを固定保持している絶縁体4となる樹脂から構成さ
れている。
【0022】以下、図10に示す面実装型同軸コネクタ
の製造方法を図1〜図9の図面によって説明する。
【0023】図1において、Pは帯状の金属板、1a及
び1bは金型加工する際に金型のガイドとして使用する
パイロット孔、1c及び1dは金型で打ち抜かれる内側
打ち抜き部及び外側打ち抜き部、1は帯状の金属板Pに
外部コンタクト2になる略長方形状の平状部2’と中心
コンタクト3になる略円形状の平状部3’とをプレス加
工することで内部打ち抜き部1c及び外部打ち抜き部1
dを落として、平状部2’と平状部3’とを部分的に接
続する継ぎ桟部であり、2a及び2bは外部コンタクト
リード端子、2cは外部コンタクトリード端子2aと継
ぎ桟部1との段差部、2dは外部コンタクトリード端子
2aと継ぎ桟部1との接続部、3aは中心コンタクト3
になる平状部3’と継ぎ桟部1とを接続してる中心コン
タクトリード端子である。また、3bは後述する平状部
3’を曲げる際の屈曲部である。
【0024】図1に示す工程では、帯状の金属板Pにパ
イロット孔1a、1a及び1b、1bを形成し、内部打
ち抜き部1cと外部打ち抜き部1dとを金型で打ち抜い
て外部コンタクト2になる平状部2’と中心コンタクト
3になる平状部3’とを継ぎ桟部1によって支持された
状態に形成する。外部コンタクト2になる平状部2’と
継ぎ桟部1との支持は、外部コンタクト2になる平状部
2’の略長方形状の長辺の一端から所定の幅を持った外
部コンタクトリード端子2aで接続されている。この外
部コンタクトリード端子2aを中心としてその所定間隔
を隔てた両側には外部コンタクトリード端子2aと同方
向に所定の幅を持って同様に外部コンタクトリード端子
2bがそれぞれ所定の長さで延びている。しかし、この
外部コンタクトリード端子2bと継ぎ桟部1は接続され
ていない。この理由は前述した如く、外部コンタクト2
になる平状部2’と継ぎ桟部1との支持は、外部コンタ
クトリード端子2aの一箇所の支持で十分であるので、
外部コンタクト端子2bとの接続は省略してる。また、
このことは後述する切断加工時の効率をも改善すること
になる。
【0025】また、継ぎ桟部1と外部コンタクト2にな
る平状部2は外部コンタクトリード端子2aと接続部2
dで接続されているが、その間に帯状の金属板1の略板
厚分程度の寸法の段差2cを内側打ち抜き部1cを打ち
抜く時に形成しておく。
【0026】図2に示す工程では、図1の工程にて残さ
れた外部コンタクト2になる平状部2’の外部コンタク
トリード端子2a及び2b、2bが形成されている長辺
の一端に沿った箇所を支点にして、平状部2’を帯状の
金属板Pに対し上方向に略直角に曲げ起こす。また、中
心コンタクト3になる平状部3’の中心から下方に絞り
加工を施して略円筒状の中心コンタクト3を形成する。
なお、この一実施例では、中心コンタクト3は平状部
3’から絞り加工を施して形成するが、図3に示すよう
に平状部3’の上方向から下方向に向かって押し延ばし
た後に、その押し延ばした平状部3’を略円筒状に巻き
形成することもできる。
【0027】図4に示す工程では、図2の工程で平状部
2’を上方向に略直角に曲げ起こされた外部コンタクト
2にカーリング加工を施して略円筒状に形成する。この
工程で外部コンタクトリード端子2a及び2bは根本付
近から直角に曲げ且つ互いに同一面状になるように平状
面2’を曲げる。
【0028】図5に示す工程では、図2の工程で形成し
た中心コンタクト3を図4の工程で形成したカーリング
加工して略円筒状に形成した外部コンタクト2の中心の
位置に設置する。その方法は図6の(a)〜(d)に示
した如く中心コンタクトリード端子3aの屈曲部3bを
支点にし、イで示した矢印にように下方向に180°曲
げる。これによって、中心コンタクト3は外部コンタク
ト2の中心の位置に設置されることになる。
【0029】図7に示す工程では、図5の工程で外部コ
ンタクト2に中心コンタクト3を設置した状態のものに
絶縁体4となる樹脂を注入してインサート成形加工を行
う。この工程の場合は絶縁体4が外部コンタクト2の内
側や中心コンタクト3に付着しないようにこれらにマス
ク等を施して加工作業を行ったほうが良い。また、外部
コンタクトリード端子3a及び中心コンタクトリード端
子2aの半田付けに使用するリード端子にも前述の絶縁
体4の付着がないように加工作業を行ったほうが良い。
以上のように、この工程で加工した図7のものを半完成
品と呼ぶ。
【0030】図8に示す工程では、図7の工程で加工し
た面実装型同軸コネクタの半完成品と継ぎ桟部1とを切
断する。つまり、この面実装型同軸コネクタの半完成品
は、継ぎ桟部1との外部コンタクトリード端子3aと中
心コンタクトリード端子2aの2つのリード端子で接続
されているので、この2つのリード端子をロ及びハの位
置で切断する。その切断方法については以下に延べる。
【0031】まず、中心コンタクトリード端子3aの切
断は、図9の(a)に示したように継ぎ桟部1のA−
A’及びB−B’位置から切断する。このように加工し
た中心コンタクトリード端子3aは、図9の(c)の断
面図に示したようになる。一方、外部コンタクトリード
端子2aの切断は、図9の(b)に示したように継ぎ桟
部1のC−C’位置から切断する。このように加工した
外部コンタクトリード端子2aは、図9の(d)の断面
図に示したようになる。
【0032】以上の工程にて完成した面実装型同軸コネ
クタは図12に示すように、回路基板5に形成された銅
箔パターン8の上に外部コンタクトリード端子2aと中
心コンタクトリード端子3aとをそれぞれ半田付け9に
て固定する。その際に半田はリード端子2a及び3aの
メッキ面と銅箔パターン8とに付着するので半田がなじ
み確実な半田ができる。
【0033】つまり、中心コンタクトリード端子3aと
銅箔パターン8との半田付け9は図13の(a)に示す
ように、中心コンタクトリード端子3aの屈曲部3bの
面と銅箔パターン8とが半田付けされる。また、外部コ
ンタクトリード端子2aと銅箔パターン8との半田付け
9は図13の(b)に示すように外部コンタクトリード
端子2aの段差部2cの面と銅箔パターン8とが半田付
けされる。
【0034】
【発明の効果】この発明によれば、面実装型同軸コネク
タの外部コンタクトと中心コンタクトの2つのコンタク
トを帯状の金属板に形成し、それぞれ継ぎ桟部で接続し
た打ち抜き加工することにより、外部コンタクトと中心
コンタクトの位置決めがされ、そのものを成形金型に入
れてインサート成形加工した後に、前記2つのコネクタ
をそれぞれ継ぎ桟部から切断したことにより、従来必要
としていたインサート加工時に中心コンタクト13が外
部コンタクト12の中心に位置しているかどうかを確認
する確認工程を削除することができるので、製造工程を
大幅に短縮できると共に、1つのインサート成形金型で
成形加工ができる。なお、その金型寸法精度について
は、上述した如くプレスで打ち抜き加工した時点で外部
コンタクトと中心コンタクトの位置決めがされるので、
一般的な寸法精度で問題がない。
【0035】また、各端子毎にプレス加工作業を行う必
要がないためその材料取り個数に無駄がなくなる。従っ
て、以上により自動成形加工が容易にできるので、面実
装型同軸コネクタの単品が安価にできる。
【0036】また、各リード端子と回路基板に形成して
ある銅箔パターンとの半田付けについては、各リード端
子の面と銅箔パターン面とを半田付けすることができる
ので、半田がなじみやすく瞬時に半田付け作業が行え
る。また、幅の極めて狭い銅箔パターンでも半田付けが
容易に行うことができる。よって、各リード端子と回路
基板に形成してある銅箔パターンとの半田付け品質を向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による帯状の金属板からコネ
クタのコンタクトとなる部分を連続して成形する順送り
プレス工程によって打ち抜かれた骨組みの斜視図であ
る。
【図2】本発明の一実施例による外部コンタクトとなる
部分の曲げと中心コンタクトの絞り加工または巻加工を
施した斜視図である。
【図3】図2において、中心コンタクトの巻き加工方法
を説明する図である。
【図4】本発明の一実施例による図2の状態から外部コ
ンタクトのカーリング加工を施した斜視図である。
【図5】本発明の一実施例による図4の状態から中心コ
ンタクトを外部コンタクトの中心に180゜折り曲げて
設置された状態を示した斜視図である。
【図6】図5において、中心コンタクトを外部コンタク
トに設置するための加工順序を説明する図である。
【図7】本発明の一実施例による図5の状態に加工した
ものにインサート成形加工を施して面実装型同軸コネク
タの半完成品にしたものの斜視図である。
【図8】本発明の一実施例による図7で加工した面実装
型同軸コネクタの半完成品状態のものを完成品にするた
めに切断加工する切断加工図である。
【図9】図8において、面実装型同軸コネクタのリード
端子3a及び2aの切断加工図とその断面図である。
【図10】本発明の一実施例による面実装型同軸コネク
タの完成された状態を示す斜視図である。
【図11】本発明の一実施例による面実装型同軸コネク
タの断面図である。
【図12】本発明の一実施例による面実装型同軸コネク
タのリード端子2a及び3aを回路基板5の銅箔パター
ン8に半田付け9した状態を示した実体図である。
【図13】図12において、リード端子3a及び2aを
銅箔パターン8に半田付け9をした詳細説明図である。
【図14】従来例の面実装型同軸コネクタの斜視図であ
る。
【図15】従来例の面実装型同軸コネクタの断面図であ
る。
【図16】従来例の面実装型同軸コネクタのリード22
a、23aを回路基板5の銅箔パターン8に半田付け9
した状態を示した実体図である。
【符号の説明】
1 継ぎ桟部 1a、1b パイロット孔 1c 内側打ち抜き部 1d 外側打ち抜き部 2 外部コンタクト 2a、2b 外部コンタクトリード端子 2c 段差部 2d 継ぎ桟部1との接続部 2e 外部コンタクトリード端子の破断面 2’ 略長方形状の平状部 3 中心コンタクト 3a 中心コンタクトリード端子 3b 屈曲部 3c 中心コンタクトリード端子の折り返し部 3e 中心コンタクトリード端子の破断面 3’ 略円形状の平状部 4 絶縁体 5 回路基板 8 回路基板の銅箔パターン 9 半田付け P 帯状の金属板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形部と、 該成形部内に形成された筒状の外部コンタクトと、 該外部コンタクトの中心部に突出形成された中心コンタ
    クトと、 前記外部コンタクトの底部に形成され該外部コンタクト
    に対し直角に引き出された外部コンタクトリード端子
    と、 前記中心コンタクトの底部に形成され該中心コンタクト
    に対し直角に引き出された中心コンタクトリード端子
    と、を具備したことを特徴とする面実装型同軸コネク
    タ。
  2. 【請求項2】 成形部と、 該成形部内に形成された筒状の外部コンタクトと、 該外部コンタクトの中心部に突出形成された中心コンタ
    クトとを以下の(イ)〜(ヘ)の工程によって形成する
    ことを特徴とする面実装型同軸コネクタの製造方法 (イ)帯状の金属板にそれぞれ前記外部コンタクトと前
    記中心コンタクトを継ぎ桟部で接続した打ち抜き加工を
    施す。 (ロ)前記外部コンタクトにカーリング加工を施す。 (ハ)前記中心コンタクトに絞り加工または巻加工を施
    す。 (ニ)前記中心コンタクトは前記外部コンタクトの端子
    側から該外部コンタクトの相対する側に所定部から18
    0度回転する。 (ホ)前記(ニ)の加工後に樹脂を注入してインサート
    成形加工を行う。 (ヘ)前期継ぎ桟部より前記外部コンタクトと前記中心
    コンタクトとを切断する。
  3. 【請求項3】 前記中心コンタクトの端部は上側に向け
    てU曲げ加工をすることを特徴とする請求項1記載の面
    実装型同軸コネクタ。
  4. 【請求項4】 前記外部コンタクトの端部は前記外部コ
    ンタクトリード端子の表面より上側に浮かしていること
    を特徴とする請求項1または請求項3記載の面実装型同
    軸コネクタ。
JP28683595A 1995-10-06 1995-10-06 面実装型同軸コネクタ及び該面実装型同軸コネクタの製造方法 Expired - Fee Related JP3155182B2 (ja)

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