JPH09101305A - 時間を同時に計測する尿試験紙 - Google Patents
時間を同時に計測する尿試験紙Info
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- JPH09101305A JPH09101305A JP29633895A JP29633895A JPH09101305A JP H09101305 A JPH09101305 A JP H09101305A JP 29633895 A JP29633895 A JP 29633895A JP 29633895 A JP29633895 A JP 29633895A JP H09101305 A JPH09101305 A JP H09101305A
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- time
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 判定時間の異なる項目に分けられた、複数の
試薬パッドを支持体上に一列に並んで有する目視型尿試
験紙において、試薬パッドの呈色を正しい判定時間で観
察できるようにすること。 【解決手段】 上記の目視型尿試験紙上に、尿に漬ける
と時間を計測し始める細長い形状の機構を試薬パッドの
列と平行して該支持体上に設ける。すると、時間を測定
する機構の変色が棒グラフの様に伸長する様子を観察す
るだけで、横にある試薬パッドの判定時間を確認でき、
視線をほとんど動かすことなしに試薬パッドの呈色応答
を確認できる。よって、判定時間を見誤ることなく、測
定者は的確な測定結果の目視判定を行える。
試薬パッドを支持体上に一列に並んで有する目視型尿試
験紙において、試薬パッドの呈色を正しい判定時間で観
察できるようにすること。 【解決手段】 上記の目視型尿試験紙上に、尿に漬ける
と時間を計測し始める細長い形状の機構を試薬パッドの
列と平行して該支持体上に設ける。すると、時間を測定
する機構の変色が棒グラフの様に伸長する様子を観察す
るだけで、横にある試薬パッドの判定時間を確認でき、
視線をほとんど動かすことなしに試薬パッドの呈色応答
を確認できる。よって、判定時間を見誤ることなく、測
定者は的確な測定結果の目視判定を行える。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディップ・アンド
・リード方式の尿検査で用いられる目視型尿試験紙に関
するものである。
・リード方式の尿検査で用いられる目視型尿試験紙に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】臨床検査における、尿検査に代表される
各種液体試料の初期診断情報としてのスクリーニング検
査や集団検診等の現場では、試験紙といった乾式分析用
具を用いて検査を簡便に行う所謂ディップ・アンド・リ
ード方式が主流である。ディップ・アンド・リード方式
とは、コップに入れた被検査尿に分析用具を浸した後に
引き上げて、分析用具の呈色応答を目視で読み取り、予
め別に用意されている標準色調表（色見本）と目で見て
対比することにより分析結果を判定するという方式であ
る。
各種液体試料の初期診断情報としてのスクリーニング検
査や集団検診等の現場では、試験紙といった乾式分析用
具を用いて検査を簡便に行う所謂ディップ・アンド・リ
ード方式が主流である。ディップ・アンド・リード方式
とは、コップに入れた被検査尿に分析用具を浸した後に
引き上げて、分析用具の呈色応答を目視で読み取り、予
め別に用意されている標準色調表（色見本）と目で見て
対比することにより分析結果を判定するという方式であ
る。
【０００３】ここで使用される分析用具の外観は、プラ
スチックまたは紙の短冊状の支持体上に、分析対象に対
応した各種の測定試薬を含浸させた濾紙などを小さな試
薬パッドに加工したものを１つ又は２つ以上設置した尿
試験紙が一般的である。試薬パッドは、液体試料中の分
析対象物との反応により呈色反応といった目視で判断可
能な応答を示す。
スチックまたは紙の短冊状の支持体上に、分析対象に対
応した各種の測定試薬を含浸させた濾紙などを小さな試
薬パッドに加工したものを１つ又は２つ以上設置した尿
試験紙が一般的である。試薬パッドは、液体試料中の分
析対象物との反応により呈色反応といった目視で判断可
能な応答を示す。
【０００４】この種の目視尿検査は、古くから実用化さ
れ普及している。それゆえ測定項目の数も日々増加して
おり、ＰＨ，グルコース，蛋白，ビリルビン，ケトン
体，潜血，ウロビリノーゲンなどの従来からの項目に加
えて、亜硝酸塩，白血球，比重などの測定項目が次々と
実用化されている。よって、今では１つの尿試験紙で１
０項目の検査ができる多項目尿検査用試験紙も実用化さ
れている。
れ普及している。それゆえ測定項目の数も日々増加して
おり、ＰＨ，グルコース，蛋白，ビリルビン，ケトン
体，潜血，ウロビリノーゲンなどの従来からの項目に加
えて、亜硝酸塩，白血球，比重などの測定項目が次々と
実用化されている。よって、今では１つの尿試験紙で１
０項目の検査ができる多項目尿検査用試験紙も実用化さ
れている。
【０００５】同時に使用される標準色調表には、測定項
目名と数段階の標準色と、それに対応する濃度が記され
ている。試験紙上の検出部の順序と、標準色調表の項目
の順序は一致しているので、試験紙の先端を標準色調表
に合わせると、各々の項目における試薬パッドと色見本
が隣接するようになっている。
目名と数段階の標準色と、それに対応する濃度が記され
ている。試験紙上の検出部の順序と、標準色調表の項目
の順序は一致しているので、試験紙の先端を標準色調表
に合わせると、各々の項目における試薬パッドと色見本
が隣接するようになっている。
【０００６】普通、複数の項目別検出部に含まれる試薬
の色調変化原理は項目によって異なり、判定時間も各項
目毎に異なる。そのため、試験紙を尿に浸してから反応
終了までの時間、つまり呈色応答を標準色調表と対比す
るまでの所定の時間（以下、判定時間と略す）も標準色
調表に表示されている。こういった時間表示は、取扱い
説明書や保管容器などの表面に記載されている場合が多
い。
の色調変化原理は項目によって異なり、判定時間も各項
目毎に異なる。そのため、試験紙を尿に浸してから反応
終了までの時間、つまり呈色応答を標準色調表と対比す
るまでの所定の時間（以下、判定時間と略す）も標準色
調表に表示されている。こういった時間表示は、取扱い
説明書や保管容器などの表面に記載されている場合が多
い。
【０００７】ところで、一本の尿試験紙の項目数（つま
り試薬パッドの数）が少ない場合には、標準色調表に表
示された判定時間に従って最適なタイミングに、対応す
る個々の試薬パッドの測定結果を判定することはでき
る。しかし、項目数が多くなってくると最適なタイミン
グに正しく判定することが困難になってくる。
り試薬パッドの数）が少ない場合には、標準色調表に表
示された判定時間に従って最適なタイミングに、対応す
る個々の試薬パッドの測定結果を判定することはでき
る。しかし、項目数が多くなってくると最適なタイミン
グに正しく判定することが困難になってくる。
【０００８】というのも、標準色調表の指示通りの時間
に判定しようとすれば、測定者の視線は標準色調表の表
示時間を見てから時計に移り、時計から尿試験紙に移
り、該当する試薬パッドを探してから該試薬パッドの呈
色応答を覚え、再び標準色調表に移るためである。この
ために判定に戸惑ったり、該当する試薬パッドを探して
いたりすると、判定時間通りに判定し得ない場合もあっ
た。特に、測定項目の数が増えると、測定の煩雑さが増
すことで最適なタイミングに判定出来なくなり、ひいて
は測定精度が悪くなってしまう。
に判定しようとすれば、測定者の視線は標準色調表の表
示時間を見てから時計に移り、時計から尿試験紙に移
り、該当する試薬パッドを探してから該試薬パッドの呈
色応答を覚え、再び標準色調表に移るためである。この
ために判定に戸惑ったり、該当する試薬パッドを探して
いたりすると、判定時間通りに判定し得ない場合もあっ
た。特に、測定項目の数が増えると、測定の煩雑さが増
すことで最適なタイミングに判定出来なくなり、ひいて
は測定精度が悪くなってしまう。
【０００９】また、あるタイミング（例えば、尿試験紙
を尿に浸してから３０抄後）に判定すべき試薬パッド
と、別のタイミング（例えば、尿試験紙を尿に浸してか
ら６０秒後）を有する他の試薬パッドとを見誤ったり、
尿試験紙を標準色調表に近づけて比色判定する際に尿試
験紙の配置が少しずれて、誤って隣の試薬パッドの標準
色調表を見てしまう恐れがあった。特に同色または類似
色を呈する試薬パッドが隣り合っている場合には、その
様な間違いが起こる危険性が高い。
を尿に浸してから３０抄後）に判定すべき試薬パッド
と、別のタイミング（例えば、尿試験紙を尿に浸してか
ら６０秒後）を有する他の試薬パッドとを見誤ったり、
尿試験紙を標準色調表に近づけて比色判定する際に尿試
験紙の配置が少しずれて、誤って隣の試薬パッドの標準
色調表を見てしまう恐れがあった。特に同色または類似
色を呈する試薬パッドが隣り合っている場合には、その
様な間違いが起こる危険性が高い。
【００１０】この様な間違いを引き起こす要因は、判定
時間に関する情報、試薬パッドの呈色応答と標準色調表
との対応を明確にするための情報が、標準色調表側にの
み表示されているだけであることに起因する。すなわ
ち、測定者の人為的ミスを防止するために測定者に与え
られるべき情報が試薬パッドの応答と対比される一方の
色見本にだけ載せられており、情報不足になっているの
である。
時間に関する情報、試薬パッドの呈色応答と標準色調表
との対応を明確にするための情報が、標準色調表側にの
み表示されているだけであることに起因する。すなわ
ち、測定者の人為的ミスを防止するために測定者に与え
られるべき情報が試薬パッドの応答と対比される一方の
色見本にだけ載せられており、情報不足になっているの
である。
【００１１】検査は判定時間に従って最適なタイミング
で判定を行うのが最も好ましいが、人が行う以上は最適
なタイミングに判定が行われないことも十分考えられ
る。その課題を解決するために、判定時間にある程度の
幅（例えば、判定時間３０〜６０秒など）を持たせてい
る尿試験紙がある。また、例えば判定時間３０秒などと
定められていても、判定されるタイミングに幅があるこ
とを見越して、最適なタイミングに判定されなくても、
その近傍のタイミングであれば測定結果に大きな隔たり
が生じないように、試薬パッドの呈色応答の経時的変化
を緩慢にさせる措置が施された尿試験紙もある。しか
し、上記のような措置は、最適なタイミングに判定され
ることを前提としていれば全く不必要であり、且つま
た、そのために検出感度が鈍くなるなど何らかを犠牲と
して成り立っているのが実状である。
で判定を行うのが最も好ましいが、人が行う以上は最適
なタイミングに判定が行われないことも十分考えられ
る。その課題を解決するために、判定時間にある程度の
幅（例えば、判定時間３０〜６０秒など）を持たせてい
る尿試験紙がある。また、例えば判定時間３０秒などと
定められていても、判定されるタイミングに幅があるこ
とを見越して、最適なタイミングに判定されなくても、
その近傍のタイミングであれば測定結果に大きな隔たり
が生じないように、試薬パッドの呈色応答の経時的変化
を緩慢にさせる措置が施された尿試験紙もある。しか
し、上記のような措置は、最適なタイミングに判定され
ることを前提としていれば全く不必要であり、且つま
た、そのために検出感度が鈍くなるなど何らかを犠牲と
して成り立っているのが実状である。
【００１２】また、実公昭５５−３３２５１号には、支
持体上に検査用試薬パッドと共に反応時間に応じて呈色
反応が進む標準用試薬パッドを貼付した分析用具の開示
がある。この分析用具は、標準用試薬パッドが標準色調
表の機能を有しており、判定は検査用試薬パッドの呈色
と標準用試薬パッドの呈色を対比することで行う。標準
用試薬パッドが時間に応じた呈色を示すので時間によら
ず判定ができる。しかし、この分析用具では標準用試薬
との対比による判定の為、『標準用試薬の呈色より濃い
か薄いか』という二種類の結果しか得られない。
持体上に検査用試薬パッドと共に反応時間に応じて呈色
反応が進む標準用試薬パッドを貼付した分析用具の開示
がある。この分析用具は、標準用試薬パッドが標準色調
表の機能を有しており、判定は検査用試薬パッドの呈色
と標準用試薬パッドの呈色を対比することで行う。標準
用試薬パッドが時間に応じた呈色を示すので時間によら
ず判定ができる。しかし、この分析用具では標準用試薬
との対比による判定の為、『標準用試薬の呈色より濃い
か薄いか』という二種類の結果しか得られない。
【００１３】
【発明が解決しようとする課題】よって本発明の目的
は、測定者が必要とする判定時間を見誤ることなく、測
定者が的確な測定結果の目視判定を行いやすいような分
析用具を提供することにある。
は、測定者が必要とする判定時間を見誤ることなく、測
定者が的確な測定結果の目視判定を行いやすいような分
析用具を提供することにある。
【００１４】
【課題を解決する手段】上記課題を解決するために本発
明である尿中の特定成分を検出するための項目別の複数
の試薬パッドを支持体上に有する尿試験紙は、複数の試
薬パッドがその項目による反応時間の順序で一列に並ん
で支持体上に設置されており、尿に漬けると時間を計測
し始める細長い形状の機構が試薬パッドの列と平行して
該支持体上に設けられている。
明である尿中の特定成分を検出するための項目別の複数
の試薬パッドを支持体上に有する尿試験紙は、複数の試
薬パッドがその項目による反応時間の順序で一列に並ん
で支持体上に設置されており、尿に漬けると時間を計測
し始める細長い形状の機構が試薬パッドの列と平行して
該支持体上に設けられている。
【００１５】本発明で使用される、「尿に漬けると時間
を計測し始める機構」の条件は、尿に漬けるとその一端
から変色を開始する細長い棒状の物体であって、その変
色のスピードは時間経過と何らかの相関関係にあるもの
である。変色のスピードは等速度的でも加速度的でもよ
いが、あらかじめその速度を知っておく必要がある。
を計測し始める機構」の条件は、尿に漬けるとその一端
から変色を開始する細長い棒状の物体であって、その変
色のスピードは時間経過と何らかの相関関係にあるもの
である。変色のスピードは等速度的でも加速度的でもよ
いが、あらかじめその速度を知っておく必要がある。
【００１６】
【発明の実施の形態】「尿に漬けると時間を計測し始め
る機構」の構造の一例としては、支持体上に貼った細長
い色付きテープの表面を尿を等速度で吸収して水崩壊す
る物質で覆い隠し、その上を疎水性物質で覆い、一端に
開口部を設けて水崩壊物質を露出させたものがある。機
構が尿に漬かると、開口の露出部から吸収された尿が水
崩壊物質を等速度で崩壊させて浸透してゆく。色付きテ
ープを覆い隠していた水崩壊物質は、崩壊と同時に尿と
混合されるために光透過性となり、色付きテープの色が
現れて、尿が浸透した箇所が判定できる。尿に漬ける際
に機構の全体を尿中に没しても、開口部を除く水崩壊物
質は疎水性物質で覆われているために、一度に崩壊する
心配はない。
る機構」の構造の一例としては、支持体上に貼った細長
い色付きテープの表面を尿を等速度で吸収して水崩壊す
る物質で覆い隠し、その上を疎水性物質で覆い、一端に
開口部を設けて水崩壊物質を露出させたものがある。機
構が尿に漬かると、開口の露出部から吸収された尿が水
崩壊物質を等速度で崩壊させて浸透してゆく。色付きテ
ープを覆い隠していた水崩壊物質は、崩壊と同時に尿と
混合されるために光透過性となり、色付きテープの色が
現れて、尿が浸透した箇所が判定できる。尿に漬ける際
に機構の全体を尿中に没しても、開口部を除く水崩壊物
質は疎水性物質で覆われているために、一度に崩壊する
心配はない。
【００１７】水で崩壊する物質の例としては、ポリビニ
ルピロリドンやポリビニルアルコール，ポリエチレンオ
キサイド，カルボキシメチルセルロース等の水溶性樹脂
が挙げられる。これらの物質はやや不透明なので、色付
きテープの色を十分に覆い隠すことができる。しかし、
尿の浸透性向上と、色付きテープの色を確実に覆い隠す
ことを鑑みると、再生パルプやパルプを上記水溶性樹脂
をバインダーとして抄紙した水溶性紙もまた、水で崩壊
する物質として使用できる。
ルピロリドンやポリビニルアルコール，ポリエチレンオ
キサイド，カルボキシメチルセルロース等の水溶性樹脂
が挙げられる。これらの物質はやや不透明なので、色付
きテープの色を十分に覆い隠すことができる。しかし、
尿の浸透性向上と、色付きテープの色を確実に覆い隠す
ことを鑑みると、再生パルプやパルプを上記水溶性樹脂
をバインダーとして抄紙した水溶性紙もまた、水で崩壊
する物質として使用できる。
【００１８】同じような原理で、「尿に漬けると時間を
計測し始める機構」の構造の一例として、尿を等速度で
吸い込む細長いマトリックスに、乾燥時と湿潤時とで色
調の異なる呈色物質を含ませ、そのマトリックスを疎水
性物質でコーティングし、一端に開口部を設けて呈色物
質を含むマトリックスを露出させたものがある。
計測し始める機構」の構造の一例として、尿を等速度で
吸い込む細長いマトリックスに、乾燥時と湿潤時とで色
調の異なる呈色物質を含ませ、そのマトリックスを疎水
性物質でコーティングし、一端に開口部を設けて呈色物
質を含むマトリックスを露出させたものがある。
【００１９】乾燥時と湿潤時とで色調の異なる呈色物質
の一例として、無水硫酸銅（ＩＩ）と無水塩化鉄（ＩＩ
Ｉ）がある。無水硫酸銅（ＩＩ）の乾燥時（無水和物）
は無色だが、水を与えられると５水和物を形成し青色を
呈する。同様に無水塩化鉄（ＩＩＩ）は無水和物が黒色
だが、６水和物は黄色である。いずれの無水化合物も、
水分とは速やかに水和反応する。機構を尿に漬けると、
開口の露出部から吸収された尿が無水和物を等速度で水
和させて浸透してゆく。水和と同時に変色するため、尿
が浸透した箇所が判定できる。
の一例として、無水硫酸銅（ＩＩ）と無水塩化鉄（ＩＩ
Ｉ）がある。無水硫酸銅（ＩＩ）の乾燥時（無水和物）
は無色だが、水を与えられると５水和物を形成し青色を
呈する。同様に無水塩化鉄（ＩＩＩ）は無水和物が黒色
だが、６水和物は黄色である。いずれの無水化合物も、
水分とは速やかに水和反応する。機構を尿に漬けると、
開口の露出部から吸収された尿が無水和物を等速度で水
和させて浸透してゆく。水和と同時に変色するため、尿
が浸透した箇所が判定できる。
【００２０】マトリックスの例としては、微細な多孔に
おける毛細管現象を利用して尿を前進させる濾紙や、乾
燥状態の液体吸収作用により尿を前進させるゲル状物質
が挙げられる。濾紙といった多孔性マトリックスを使用
する他に、毛細管現象を誘導できる内径を有する細い一
本のパイプでもよい。パイプの内側の空間がマトリック
スに相当する。
おける毛細管現象を利用して尿を前進させる濾紙や、乾
燥状態の液体吸収作用により尿を前進させるゲル状物質
が挙げられる。濾紙といった多孔性マトリックスを使用
する他に、毛細管現象を誘導できる内径を有する細い一
本のパイプでもよい。パイプの内側の空間がマトリック
スに相当する。
【００２１】マトリックスへ無水化合物を含ませる方法
は、水溶液にしてから濾紙に含浸させ、ゲルの場合は混
合する。その後十分に乾燥させて、マトリックス中に含
まれた水和物を無水和物に戻せばよい。毛細管現象を誘
導できる内径を有する細い一本のパイプの場合は、パイ
プの内側に無水化合物を散布しておけばよいが、普通尿
は着色しているのでパイプの場合は特に無水化合物を必
要としない。
は、水溶液にしてから濾紙に含浸させ、ゲルの場合は混
合する。その後十分に乾燥させて、マトリックス中に含
まれた水和物を無水和物に戻せばよい。毛細管現象を誘
導できる内径を有する細い一本のパイプの場合は、パイ
プの内側に無水化合物を散布しておけばよいが、普通尿
は着色しているのでパイプの場合は特に無水化合物を必
要としない。
【００２２】上記の水崩壊性物質やマトリックスを覆
い、尿に浸漬した際には露出部分を除くその全体を尿か
ら防ぐための疎水性物質は、酢酸セルロースやエチルセ
ルロースといった撥水剤や、プラスチックが使用でき
る。ただし、これら疎水性物質がマトリックス内や水崩
壊性物質内にしみ込まずに表面を覆うのみにする必要は
ある。
い、尿に浸漬した際には露出部分を除くその全体を尿か
ら防ぐための疎水性物質は、酢酸セルロースやエチルセ
ルロースといった撥水剤や、プラスチックが使用でき
る。ただし、これら疎水性物質がマトリックス内や水崩
壊性物質内にしみ込まずに表面を覆うのみにする必要は
ある。
【００２３】疎水性物質での覆い方としては、図７から
図９の断面図に示すように、水崩壊性物質やマトリック
スの部分だけを覆ってもよいし、それらを挟み込む様に
支持体上へ一枚のプラスチックをラミネートしてもよ
い。プラスチックをラミネートする場合、このプラスチ
ックは光透過性であることが望ましい。毛細管現象を誘
導できる内径を有する細い一本のパイプの場合は、大抵
パイプは水に溶けないガラスや疎水性のプラスチックで
成型されているために、疎水性物質は必要なく、パイプ
の材質そのものが「疎水性物質のコーティング」に相当
する。パイプを支持体上へ設置するだけでよい。
図９の断面図に示すように、水崩壊性物質やマトリック
スの部分だけを覆ってもよいし、それらを挟み込む様に
支持体上へ一枚のプラスチックをラミネートしてもよ
い。プラスチックをラミネートする場合、このプラスチ
ックは光透過性であることが望ましい。毛細管現象を誘
導できる内径を有する細い一本のパイプの場合は、大抵
パイプは水に溶けないガラスや疎水性のプラスチックで
成型されているために、疎水性物質は必要なく、パイプ
の材質そのものが「疎水性物質のコーティング」に相当
する。パイプを支持体上へ設置するだけでよい。
【００２４】「尿に漬けると時間を計測し始める機構」
は、そこで使用される水崩壊性物質の量やマトリックス
の断面径等からあらかじめ尿の浸透速度を調べて規定し
ておき、支持体に施す。つまり、どの時間でどの部分ま
で機構の変色が進むかを明確にしておき、図５の様に支
持体上へ目盛りで示しておく。そして、各項目の試薬パ
ッドは、機構に基づいた時間が示す位置に相当する位置
の横に設置する。また、図１〜図４のように目盛りは刻
まずに、試薬パッド側に判定時間を数字で示しておき、
機構の変色の先頭が試薬パッドの横に来ればその試薬パ
ッドの提唱を観察するようにしてもよい。
は、そこで使用される水崩壊性物質の量やマトリックス
の断面径等からあらかじめ尿の浸透速度を調べて規定し
ておき、支持体に施す。つまり、どの時間でどの部分ま
で機構の変色が進むかを明確にしておき、図５の様に支
持体上へ目盛りで示しておく。そして、各項目の試薬パ
ッドは、機構に基づいた時間が示す位置に相当する位置
の横に設置する。また、図１〜図４のように目盛りは刻
まずに、試薬パッド側に判定時間を数字で示しておき、
機構の変色の先頭が試薬パッドの横に来ればその試薬パ
ッドの提唱を観察するようにしてもよい。
【００２５】ここで、反応時間（判定時間）の異なる複
数の試薬パッドがその項目による反応時間の順序で一列
に並んでいるので、反応時間の短い項目の試薬パッドは
開口部に近い側にあることが望ましい。
数の試薬パッドがその項目による反応時間の順序で一列
に並んでいるので、反応時間の短い項目の試薬パッドは
開口部に近い側にあることが望ましい。
【００２６】時間を計測する機構に合わせて試薬パッド
の位置を決定するので、試薬パッドの判定時間の時間差
にムラがあっても、図３のように試薬パッド間の距離を
調節して並び方を変えるだけで解決できる。しかし図３
のように試薬パッドの並び方が不規則だと、大きな支持
体を用意しなけらばならず、尿を受けたコップの底が浅
い場合には全ての試薬パッドへ尿が適用されない危険性
がある。そこで図６のように、時間を計測する機構のう
ち、判定時間が３０抄の試薬パッドと６０秒の試薬パッ
ドの中間の位置に相当する部分を膨らませて、吸収され
て前進している尿が一旦そこでスピードを弱めることも
できる。こうすれば、３０秒の試薬パッドのすぐ横に６
０秒の試薬パッドを設置できる。
の位置を決定するので、試薬パッドの判定時間の時間差
にムラがあっても、図３のように試薬パッド間の距離を
調節して並び方を変えるだけで解決できる。しかし図３
のように試薬パッドの並び方が不規則だと、大きな支持
体を用意しなけらばならず、尿を受けたコップの底が浅
い場合には全ての試薬パッドへ尿が適用されない危険性
がある。そこで図６のように、時間を計測する機構のう
ち、判定時間が３０抄の試薬パッドと６０秒の試薬パッ
ドの中間の位置に相当する部分を膨らませて、吸収され
て前進している尿が一旦そこでスピードを弱めることも
できる。こうすれば、３０秒の試薬パッドのすぐ横に６
０秒の試薬パッドを設置できる。
【００２７】複数の測定項目があると、その判定時間の
うち、短い時間で済む反応の項目と長時間必要な反応の
項目がおのずと存在し、この時間差が大きい項目を有す
る場合の試験紙では、この時間を計測する機構の長さが
長くなる。つまり、水崩壊や水和反応を起こすための尿
が多く必要となる。従って、時間差が小さな場合は開口
部で確保した尿量で十分であっても、時間差が大きい場
合は開口部での尿量では不足する場合がある。そこで図
４の様に、開口部分にはある程度の尿を確保・保持する
機能を設けて露出部分へある一定の尿が供給されるよう
にしてもよい。一例として、十分な水保持性を有するマ
トリックスやゲルなどを、別パーツとして露出部分付近
へ設置する方法が挙げられる。図では、作製コストを削
減するために、時間を計測する機構で使用されるマトリ
ックスの開口露出部分を大きくはみ出させて、その部分
を尿の保持機能としている。
うち、短い時間で済む反応の項目と長時間必要な反応の
項目がおのずと存在し、この時間差が大きい項目を有す
る場合の試験紙では、この時間を計測する機構の長さが
長くなる。つまり、水崩壊や水和反応を起こすための尿
が多く必要となる。従って、時間差が小さな場合は開口
部で確保した尿量で十分であっても、時間差が大きい場
合は開口部での尿量では不足する場合がある。そこで図
４の様に、開口部分にはある程度の尿を確保・保持する
機能を設けて露出部分へある一定の尿が供給されるよう
にしてもよい。一例として、十分な水保持性を有するマ
トリックスやゲルなどを、別パーツとして露出部分付近
へ設置する方法が挙げられる。図では、作製コストを削
減するために、時間を計測する機構で使用されるマトリ
ックスの開口露出部分を大きくはみ出させて、その部分
を尿の保持機能としている。
【００２８】使用時には、尿に浸漬して引き上げてから
例えば１０秒後に、時間を計測する機構の変色の先頭位
置は１０秒後の目盛りまで伸長して、その横には１０秒
後に目視判定するべき試薬パッドが存在する。つまり、
時間を測定する機構の変色が棒グラフの様に伸長する様
子を観察するだけで、横にある試薬パッドの判定時間を
確認でき、視線をほとんど動かすことなしに試薬パッド
の呈色応答をも確認できる。また逆に、１０秒を判定時
間とする試薬パッドの横に変色の先頭位置が来れば、そ
の瞬間が浸漬から引き上げてから１０秒後に相当するの
で、その試薬パッドの呈色を観察する。
例えば１０秒後に、時間を計測する機構の変色の先頭位
置は１０秒後の目盛りまで伸長して、その横には１０秒
後に目視判定するべき試薬パッドが存在する。つまり、
時間を測定する機構の変色が棒グラフの様に伸長する様
子を観察するだけで、横にある試薬パッドの判定時間を
確認でき、視線をほとんど動かすことなしに試薬パッド
の呈色応答をも確認できる。また逆に、１０秒を判定時
間とする試薬パッドの横に変色の先頭位置が来れば、そ
の瞬間が浸漬から引き上げてから１０秒後に相当するの
で、その試薬パッドの呈色を観察する。
【００２９】時間を計測する機構には、尿を吸収する開
口露出部分の他に、尿の吸収を調節するための空気穴を
開口露出部分の反対側の一端に設けてもよい。ただし、
この空気穴から尿が浸入しないように、図１から図６に
記載されているように、尿試験紙を尿中へ浸漬しても尿
が付着しない部分、すなわち測定者が掴む把持部分にそ
の空気抜き用の開口部分を設けるとよい。
口露出部分の他に、尿の吸収を調節するための空気穴を
開口露出部分の反対側の一端に設けてもよい。ただし、
この空気穴から尿が浸入しないように、図１から図６に
記載されているように、尿試験紙を尿中へ浸漬しても尿
が付着しない部分、すなわち測定者が掴む把持部分にそ
の空気抜き用の開口部分を設けるとよい。
【００３０】図１は、本発明にかかわる尿試験紙の正面
図である。一列に並んでいる試薬パッドの横に、「尿に
漬けると時間を計測し始める機構」が設置されている。
図では、尿から引き上げて３０秒を経過した時点の状態
を示している。試薬パッドの横に示されている数字は、
その横にある試薬パッドの判定時間（秒）を支持体上へ
印刷したものである。時間を計測する機構における変色
部分の先端が、「３０（秒）」と記載されている試薬パ
ッドの横の位置までくれば３０秒が経過したことにな
り、その３０秒を判定時間とする試薬パッドを観察す
る。３０秒が経過していないので、判定時間が４０秒以
降の試薬パッドは反応しておらず、時間を計測する機構
における変色部分の先端も３０秒の位置までしか進んで
いない。この後反応は進み、時間を計測する機構におけ
る変色部分も時間経過に伴って伸長していく。図２は、
図１の尿試験紙を斜視図に示したものである。図１の尿
試験紙を横方向に断面図にしたものが図７から図９であ
る。
図である。一列に並んでいる試薬パッドの横に、「尿に
漬けると時間を計測し始める機構」が設置されている。
図では、尿から引き上げて３０秒を経過した時点の状態
を示している。試薬パッドの横に示されている数字は、
その横にある試薬パッドの判定時間（秒）を支持体上へ
印刷したものである。時間を計測する機構における変色
部分の先端が、「３０（秒）」と記載されている試薬パ
ッドの横の位置までくれば３０秒が経過したことにな
り、その３０秒を判定時間とする試薬パッドを観察す
る。３０秒が経過していないので、判定時間が４０秒以
降の試薬パッドは反応しておらず、時間を計測する機構
における変色部分の先端も３０秒の位置までしか進んで
いない。この後反応は進み、時間を計測する機構におけ
る変色部分も時間経過に伴って伸長していく。図２は、
図１の尿試験紙を斜視図に示したものである。図１の尿
試験紙を横方向に断面図にしたものが図７から図９であ
る。
【００３１】
【発明の効果】以上詳述したように、判定時間の異なる
項目別の複数の試薬パッドを支持体上に一列に並んで有
する目視型尿試験紙上に、尿に漬けると時間を計測し始
める細長い形状の機構を試薬パッドの列と平行して該支
持体上に設けたので、時間を測定する機構の変色が棒グ
ラフの様に伸長する様子を観察するだけで、横にある試
薬パッドの判定時間を確認でき、視線をほとんど動かす
ことなしに試薬パッドの呈色応答を確認できる。よって
判定時間を見誤ることなく、測定者は的確な測定結果の
目視判定を行える。
項目別の複数の試薬パッドを支持体上に一列に並んで有
する目視型尿試験紙上に、尿に漬けると時間を計測し始
める細長い形状の機構を試薬パッドの列と平行して該支
持体上に設けたので、時間を測定する機構の変色が棒グ
ラフの様に伸長する様子を観察するだけで、横にある試
薬パッドの判定時間を確認でき、視線をほとんど動かす
ことなしに試薬パッドの呈色応答を確認できる。よって
判定時間を見誤ることなく、測定者は的確な測定結果の
目視判定を行える。
【図１】は、本発明に関わる尿試験紙の正面図である。
【図２】は、本発明に関わる尿試験紙の斜視図である。
【図３】〜
【図６】は、本発明の各実施態様を表す正面図である。
【図７】〜
【図９】は、本発明に関わる尿試験紙の断面図である。
Claims (10)
- 【請求項１】 尿中の特定成分を検出するための項目別
の複数の試薬パッドを支持体上に有する尿試験紙であっ
て、複数の試薬パッドはその項目による反応時間の順序
で一列に並んで支持体上に設置されており、尿に漬ける
と時間を計測し始める細長い形状の機構が試薬パッドの
列と平行して該支持体上に設けられていることを特徴と
する尿試験紙。 - 【請求項２】 尿に漬けると時間を計測し始める機構は
細長い棒状であり、尿に触れるとその棒状の一端から色
が変化し始め、時間経過に伴ってその色変化部分が伸長
するものである、特許請求の範囲第１項に記載の尿試験
紙。 - 【請求項３】 色変化部分の伸長の出発点に近い側ほど
反応時間の短い項目の試薬パッドが設置されている、特
許請求の範囲第１又は２項に記載の尿試験紙。 - 【請求項４】 尿に漬けると時間を計測し始める機構
は、支持体上に貼った細長い色付きテープの表面を尿を
吸収して水崩壊する物質で覆い隠したものを疎水性物質
で覆い、一端に開口部を設けることにより水崩壊物質を
露出させたものである、特許請求の範囲第１から３項の
いずれかに記載の尿試験紙。 - 【請求項５】 尿に漬けると時間を計測し始める機構
は、尿を吸い込む細長いマトリックスに乾燥時と湿潤時
とで色調の異なる呈色物質を含ませてそのマトリックス
を疎水性物質で覆い、一端に開口部を設けることにより
呈色物質を含むマトリックスを露出させたものである、
特許請求の範囲第１から３項のいずれかに記載の尿試験
紙。 - 【請求項６】 乾燥時と湿潤時とで色調の異なる呈色物
質が硫酸銅（ＩＩ）である、特許請求の範囲第５項に記
載の尿試験紙。 - 【請求項７】 乾燥時と湿潤時とで色調の異なる呈色物
質が塩化鉄（ＩＩＩ）である、特許請求の範囲第５項に
記載の尿試験紙。 - 【請求項８】 各項目の試薬パッドは、尿に漬けると時
間を計測し始める機構に基づいた時間が示す位置に相当
する位置に設置されている、特許請求の範囲第１から７
項のいずれかに記載の尿試験紙。 - 【請求項９】 開口部分にはある程度の尿を保持する機
能を有する、特許請求の範囲第１から８項のいずれかに
記載の尿試験紙。 - 【請求項１０】 開口部分の反対側の一端に空気抜き用
の開口を有し、尿に浸漬した際には該空気抜き用開口は
尿中に漬からない、特許請求の範囲第１から９項のいず
れかに記載の尿試験紙。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29633895A JP3536267B2 (ja) | 1995-10-06 | 1995-10-06 | 時間を同時に計測する尿試験紙 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29633895A JP3536267B2 (ja) | 1995-10-06 | 1995-10-06 | 時間を同時に計測する尿試験紙 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09101305A true JPH09101305A (ja) | 1997-04-15 |
| JP3536267B2 JP3536267B2 (ja) | 2004-06-07 |
Family
ID=17832258
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29633895A Expired - Fee Related JP3536267B2 (ja) | 1995-10-06 | 1995-10-06 | 時間を同時に計測する尿試験紙 |
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|---|---|
| JP (1) | JP3536267B2 (ja) |
Cited By (16)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09101298A (ja) * | 1995-10-06 | 1997-04-15 | Kdk Corp | 液体試料分析用具 |
| KR20000054483A (ko) * | 2000-05-04 | 2000-09-05 | 임준기 | 건강 지표 검사 부위가 부착된 자가 임신 진단 키트 |
| KR20000054484A (ko) * | 2000-05-04 | 2000-09-05 | 임준기 | 건강 지표 검사 부위가 부착된 자가 배란 진단 키트 |
| JP2002543383A (ja) * | 1999-04-22 | 2002-12-17 | イネオス シリカス リミテッド | 湿度指示剤 |
| JP2003533678A (ja) * | 2000-05-05 | 2003-11-11 | フアルマシア・ダイアグノステイクス・アー・ベー | タイマー機能を有する検定装置 |
| KR101452897B1 (ko) * | 2013-03-25 | 2014-10-22 | 한남대학교 산학협력단 | 캡슐형 소변 검사 키트 |
| JP2015536465A (ja) * | 2013-01-07 | 2015-12-21 | アイセンサー・インコーポレイテッドｉＸｅｎｓｏｒ Ｉｎｃ． | 試験紙及び試験紙の読取方法 |
| US9778200B2 (en) | 2012-12-18 | 2017-10-03 | Ixensor Co., Ltd. | Method and apparatus for analyte measurement |
| CN108061732A (zh) * | 2018-01-18 | 2018-05-22 | 重庆工商大学 | 一种可穿戴式智能尿检***及尿检方法 |
| KR20180111739A (ko) * | 2018-10-01 | 2018-10-11 | 한양대학교 산학협력단 | 검사 스트립 |
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| JP2019120557A (ja) * | 2017-12-28 | 2019-07-22 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 | アッセイ装置 |
| CN111426682A (zh) * | 2020-03-18 | 2020-07-17 | 重庆诺思达医疗器械有限公司 | 一种检测疾病的方法、装置、设备及可读存储介质 |
| WO2023018020A1 (ko) * | 2021-08-11 | 2023-02-16 | 옐로시스 주식회사 | 소변 검사용 키트 |
| KR102526347B1 (ko) * | 2022-08-17 | 2023-04-26 | 강원대학교산학협력단 | 리트머스 시험지를 이용한 스마트팜 양액 pH 측정장치 |
| CN117269160A (zh) * | 2023-11-20 | 2023-12-22 | 露乐健康科技股份有限公司 | 基于尿液分析的检测设备及*** |
-
1995
- 1995-10-06 JP JP29633895A patent/JP3536267B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JPH09101298A (ja) * | 1995-10-06 | 1997-04-15 | Kdk Corp | 液体試料分析用具 |
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|---|---|
| JP3536267B2 (ja) | 2004-06-07 |
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