JPH091010A - 管内面への塗装装置 - Google Patents

管内面への塗装装置

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JPH091010A
JPH091010A JP18113695A JP18113695A JPH091010A JP H091010 A JPH091010 A JP H091010A JP 18113695 A JP18113695 A JP 18113695A JP 18113695 A JP18113695 A JP 18113695A JP H091010 A JPH091010 A JP H091010A
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JP
Japan
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coating agent
nozzle
coating
elastic body
pipe
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JP18113695A
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Taizo Kimata
泰造 木全
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Aichi Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 噴霧状になりにくい低粘度の塗布剤であって
も、鋼管等の管内面へ容易に塗装することができる管内
面への塗布装置を提供する。 【構成】 塗布剤の供給孔を内部に設け、かつ供給孔か
ら連続する吹出口を複数設けたノズル部と、該ノズル部
を高速で回転できる回転駆動部と、前記ノズル部の供給
孔に所定量の塗布剤を送り込む塗布剤供給部と、前記ノ
ズル部と塗布剤供給部を連結する連結部からなり、前記
ノズル部は、その吹出口を覆い、吹出口から噴出する塗
布剤を柔軟に蓄積する弾性体を有していることを特徴と
する管内面への塗装装置にある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋼管等の管内面へ低粘
度の塗布剤を塗り付けるための管内面への塗装装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、管内面への塗装装置としては、塗
布剤を染み込んだブラシ毛を管内面に直接押し付けて塗
布するブラシ式塗装方法と、複数の吹出孔を有するノズ
ルから塗布剤を噴霧状にして間接的に吹きかけるノズル
式塗装方法がある。ブラシ式塗装方法とは、図11に示
すように、塗布剤の供給孔を内部に設け、かつ供給孔か
ら塗布剤を噴出させるための吹出口を1つまたは複数設
けたノズル部101と、該ノズル部101を低速で回転
させる回転駆動部201と、前記ノズル部101の供給
孔に所定量の塗布剤を送り込む塗布剤供給部301と、
前記ノズル部101と塗布剤供給部301を連結する連
結部321からなり、前記ノズル部101は、その前記
吹出口を覆うようにブラシ毛111を敷設した構造であ
る。
【0003】これは、まず前期回転駆動部201の駆動
モータ211を駆動させて、その駆動力によりギア40
1が回転する。またこのギア401には、ギア411が
噛み合って配設されている。そして、ギア411はノズ
ル部101を回転可能に固定されている。したがって、
ギヤ401の回転力がギア411に伝達され、そしてノ
ズル部101が回転することにより、ノズル部101の
先端に位置するブラシ毛111が回転する。一方、前記
塗布剤供給部301は、塗布剤を貯蔵するタンクから、
ポンプ311により所定量の塗布剤をノズル部101の
供給孔に供給する。この供給に際し、ノズル部101の
供給孔と塗布剤供給部301を連結し、かつノズル部1
01の回転を塗布剤供給部301に伝動させないための
連結部321を有している。このため、ノズル部101
が回転していても、塗布剤供給部301を回転させるこ
となく塗布剤を供給することができる。そして、塗布剤
の供給により、ノズル部101の供給孔には塗布剤が充
満する。さらに吹出口からブラシ毛111に浸透するま
で塗布剤を充満させた状態でブラシ毛111を管の内面
に直接押しつけ、これにより管の内面をブラシ毛111
の幅程度だけを塗装する方法である。あるいは、ノズル
部101を固定して、管自体を回転駆動装置201によ
り回転させて、管内面に塗布剤を塗装する場合もある。
【0004】一方、ノズル式塗装方法とは、図12に示
すように、塗布剤の供給孔を内部に設け、かつ供給孔か
ら連続する吹出口162を複数設けたノズル部102
と、該ノズル部102を高速で回転させる回転駆動部2
02と、前記ノズル部102の供給孔に所定量の塗布剤
を送り込む塗布剤供給部302と、前記ノズル部102
と塗布剤供給部302を連結し、かつノズル部102の
回転を塗布剤供給部302に伝動させないための連結部
322を有する構成である。なお、図14は回転駆動部
202の回転駆動力をベルト402により伝達している
場合である。
【0005】これは、まず前記塗布剤供給部302は、
塗布剤を貯蔵するタンクからポンプ312により所定量
の塗布剤をノズル部102の供給孔に供給する。この
時、ノズル部102は、回転駆動部202の駆動モータ
212により高速回転している。このため、ノズル部1
02の供給孔内の塗布剤は、高速回転により発生してい
る遠心力で吹出口162から噴霧状になって噴射され、
管の内周面を塗装する方法である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来のブラシ式塗装方法やノズル式塗装方法には、次の
ような問題点がある。ブラシ式塗装方法では、粘度の低
い油脂、例えばグリスや防錆油等のような塗布剤であっ
ても、管の内面にさえ押圧すれば塗装することが可能で
ある。しかし、ブラシ毛が直接管の内面に当接して一定
の押圧力を維持しなければ、塗布剤の厚みを一定に保つ
ことができない上、高速で塗装することは困難である。
しかも、塗料供給部からブラシ部への塗布剤の供給圧力
が一定で、かつ徐々に行われる高度な供給構造でない
と、塗装される塗布剤の厚みにムラがでてしまう。一
方、ノズル式塗装方法では、粘度の高い液状の塗布剤で
あれば、ノズルを高速回転させることにより、塗布剤を
噴霧状に噴出させて吹きつけるという極めて安定した塗
装が、しかも高速で可能である。しかし、グリスや防錆
油等のような低粘度の塗布剤では、高速回転を行っても
塗布剤が噴霧状にならず、塗装することができない。本
発明は、係る問題点を鑑みてなされたものであって、鋼
管等の管内面への低粘度の塗布剤を塗装するための管内
面への塗布装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、塗布剤の供給
孔を内部に設け、かつ供給孔から連続する吹出口を複数
設けたノズル部と、該ノズル部を高速で回転させる回転
駆動部と、前記ノズル部の供給孔に所定量の塗布剤を送
り込む塗布剤供給部と、前記ノズル部と塗布剤供給部を
連結する連結部からなり、前記ノズル部は、その吹出口
を覆い、吹出口から噴出する塗布剤を柔軟に蓄積する弾
性体を有していることを特徴とする管内面への塗装装置
にある。
【0008】本発明において最も注目すべきことは、上
記ノズル部には、その吹出口の外側を覆い、吹出口から
噴出する塗布剤を柔軟に蓄積する弾性体を有しているこ
とにある。また、その前記弾性体は、金網状体とするこ
とが好ましい。この金網状体を使用することにより、塗
布剤を細かく、かつ不規則に裁断するとともに、塗布剤
を蓄積する柔軟性を両立する。この前記吹出口と弾性体
との間には、塗布剤が充満する間隙を有することが好ま
しい。これにより、弾性体全体に塗布剤を行き渡らせる
ことが容易となる。さらに、弾性体は吹出口を金網状体
で渦巻き状に巻き込む形状に設けるか、または吹出口を
含むノズル部の先端部を覆う袋形状に設けることが好ま
しい。また前記金網状体は、例えば、きっ甲金網、織金
網、メタルラス、ワイヤラス、エキスパンドメタル、溶
接金網等を選択できる。これらは主に金属製ではある
が、プラスチック等の化学樹脂製や化学繊維製であって
もよい。そして、前記弾性体を固定する方法として、溶
接や接着の他、かしめや嵌合、ネジ、クランプ、ピン等
が適宜使用できる。
【0009】また、本発明のノズル部先端の位置を上下
または左右、あるいは前後に調整可能な移動機構を設け
て、管の大きさや塗装する範囲の変化に応じて、最適な
位置合わせを行うことが好ましい。
【0010】
【作用および効果】本発明の管内面への塗装装置におい
ては、上記ノズル部の吹出口にはこれを覆い、吹出口か
ら噴出する塗布剤を柔軟に蓄積する弾性体を有してい
る。そのため、塗布剤供給部から供給された塗布剤が、
不均一に供給された場合であっても、弾性体の伸縮許容
量の範囲内で蓄積される。そして、高速回転するノズル
部に発生する遠心力により、塗布剤はノズル部の吹出口
からの噴出を促されて、噴霧状になり均一に吹き付ける
ことができる。
【0011】また上記弾性体は、金網状体としている。
そのため、吹出口から噴出する塗布剤に対し弾性体は柔
軟に伸び縮みして、塗布剤を蓄積することが容易である
とともに、金網状であることで吹出口よりも微細な孔径
を構成することができる。これにより、グリスや防錆油
のような低粘度の塗布剤であっても、細かく裁断されて
噴出することが可能となる。しかも、吹出口と弾性体と
の間には、塗布剤が充満できる間隙を有している。その
ため、吹出口から噴出した塗布剤が弾性体にあたり、吹
出口近傍の弾性体の一部分だけでなく、弾性体全体に充
満することが容易となり、均一な塗布剤の塗装に効果的
である。
【0012】さらに上記弾性体は、吹出口を金網状体で
渦巻き状に巻き込む形状を有したり、吹出口を含むノズ
ル部の先端部を覆う袋形状を有している。上記弾性体が
金網状体を渦巻き状を有している場合は、金網状体の孔
径が微細になりやすいし、それにより、噴出する塗布剤
が微細に裁断されて噴霧状になりやすい。また、弾性体
が袋形状を有している場合は、伸び縮みしやすいため塗
布剤の量に柔軟に蓄積しやすく、塗布剤供給部からの塗
布剤の供給圧に対し、許容範囲が広くなる。
【0013】
【実施例1】本発明の実施例1について図1〜図12を
用いて説明する。図1は本発明の実施例に係る塗装装置
の全体構成図を示す。塗装装置1は、塗布剤の供給孔を
内部に設け、かつ供給孔から連続する吹出口を1つまた
は複数設けたノズル部10と、該ノズル部10を高速で
回転できる回転駆動部20と、前記ノズル部10の供給
孔に所定量の塗布剤を送り込む塗布剤供給部30と、前
記ノズル部10と塗布剤供給部30を連結する連結部3
2からなり、前記ノズル部10は、その吹出口を覆い、
吹出口から噴出する塗布剤を柔軟に蓄積する弾性体11
を有している。
【0014】前記回転駆動部20は、駆動モータ(エア
ーモーター式)21と、その駆動力を回転力として伝達
するシャフト22と、該シャフト22の先端に固定され
た回転体40と、ノズル部10に固定された回転体41
と、該回転体40と41との間の回転力を伝達するため
のベルト42とから構成されている。また駆動モータ2
1は、電動機や油圧モータを活用してもよい。さらに駆
動伝達の方法としては、チェーンやギヤを活用しても、
回転比を可変できる構造を有していてもよい。
【0015】前記塗布剤供給装置30は、塗布剤を貯蔵
するタンクを内蔵するポンプ32と、該タンク内の塗布
剤を供給するためのホース33を有する。この塗布剤を
送り込む機構としては、シリンダーのようなものでも構
わない。またポンプやシリンダーの能力により、塗布剤
の供給圧と一定にしたり可変してもよいが、定量弁等を
供給側に設けることで調整してもよい。
【0016】本実施例1の塗布剤は、JIS規格K22
20のグリスちょう度1号相当の油脂である鉱物油系の
ネジ用防錆油を使用した。また被処理材となる管Wは、
JIS規格G3452の配管用炭素鋼鋼管(通称、SP
G)で呼び径15A(外径21.7mm×厚さ2.8m
m)のものを使用した。
【0017】図2にノズル部の外観図、図3に図2のA
−A’断面図、図4にノズル部のノズル筒の先端部分図
を示し、ノズル部について詳説する。ノズル部10は、
内部に塗布材の供給孔15を有する中空の棒状であるノ
ズル筒12と、ノズル筒12の先端近傍に設けられてい
る吹出口16を囲むように配設されている弾性体11か
らなる。この前記ノズル筒12の供給孔15は、その供
給孔15から連続する吹出口16を複数配設されてい
る。またその先端には、ナット14と螺合するボルト部
13を有している。
【0018】ノズル筒12は、外径13.8mmの棒状
で、かつ前記供給孔15から連続する12個の吹出口1
6(孔径4mm)を有する。この12個の吹出口16
は、ノズル筒12の長手方向に3個毎に、かつ4方向に
配列する。またこの吹出口16の位置は、ノズル筒12
の外周径に対し対称位置であっても良いし、不規則であ
っても良い。また1つまたは複数、あるいはノズル筒1
2の長手方向に段違い、または長孔に配置されていても
構わない。
【0019】弾性体11は、金網状体としてJIS規格
G3351のエキスパンドメタルの60×100mmの
大きさのものを使用し、これで吹出口16を渦巻き状に
巻き込んで細針金で固定し円筒状を維持できるようにし
たものである。なお、本実施例1では呼び径15Aのも
のを使用したが、100A(外径114.3mm×厚さ
4.5mm)までの呼び径の管まで、塗布可能であるこ
とが確認されている。また吹出口16を覆う弾性体11
とノズル筒12の間には、供給孔15から供給する塗布
剤を蓄積できる間隙17を有する。
【0020】そして、弾性体11をノズル筒12に固定
する場合には、ノズル筒12へ円筒状の弾性体11を差
し込み、次に前記弾性体11が抜けないようにするカラ
ー18を差し込んだ後、さらにナット14をノズル筒1
2の先端のボルト部13に螺合して固定している。
【0021】したがって、上記の塗装装置1により管W
の内面に塗装を施すにあたっては、まずノズル部10の
先端部分、特に弾性体11を管Wの所定の内面位置に配
置させる。そして、その状態で駆動モータ21を駆動さ
せてシャフト22を回転駆動させる。このシャフト22
の回転駆動により回転体40が回転し、さらに該回転体
40の円周上に連結されたベルト42が回転する。また
回転体40と同様にベルト42に連結された回転体41
にも回転力が加わる。その結果、該回転体41を固定し
ているノズル部10が回転する。
【0022】一方、塗布剤供給部30における塗布剤を
貯蔵するタンクから、ポンプ31により所定量の塗布剤
をノズル部10の供給孔15に供給する。この時、ノズ
ル部10は、回転駆動部20の駆動モータ21により回
転している。このため、単にノズル部10のノズル筒1
2と塗布剤供給部30のホース33を連結しただけで
は、回転によりホースが捩じれてしまう等の不具合を生
じる。そこで、連結部33を配設する。
【0023】連結部32は、図10に示すように、ノズ
ル筒12とホース33は、外筒34と側壁35によりそ
の内孔に嵌合している。また外筒34とノズル筒12の
間隙にはベアリング36、37が外筒34を回転可能に
支持している。このベアリング36と37は、その間隙
をカラー38にて一定に保持されている。そして、ベア
リング36や37を止め輪39にて横動を抑止してい
る。また外筒34と側壁35とは溶接で固定されている
とともに、側壁35とホース33とは溶着で固定されて
いる。したがって、ノズル筒12が回転していても、外
筒34はベアリング36、37を介しているため、回転
することなく維持される。また、塗布剤がホース33か
ら供給されて連結部32を通ってノズル筒12の供給孔
15に流動しても、ゴムパッキン50にてシールされて
いるので、塗布剤が連結部32から漏れることはない。
したがって、ノズル部10の供給孔内の塗布剤は、回転
により発生している遠心力で吹出口16から噴霧状にな
って噴出し、管Wの内周面を塗装する。
【0024】本実施例1による塗装装置1では、ノズル
部の回転数が約1000rpm、ポンプ圧が4〜5kg
f/cm2 にて塗装を行った結果、管Wの内面に厚さ
0.5〜1.0mmの塗布剤が塗装できた。またノズル
部の回転数を下げることにより塗布剤が噴霧状に成りに
くくなり、逆に回転数を上げることにより塗布剤が噴霧
状になりやすいことが認められた。さらに、ポンプ圧を
低下させることで、塗布剤の供給量を減らして塗装厚を
薄くしたり、逆にポンプ圧を上昇させることで、塗布剤
の供給量を増やして塗装厚を厚くすることができること
が認められた。
【0025】上記のように弾性体を有する塗装装置を用
いることにより、塗布剤供給部から供給される塗布剤
が、一旦弾性体にて蓄積されて、ノズル部の回転により
生じる遠心力の大きさにより、塗布剤が弾性体内部から
吹き出される。つまり、従来のノズル式塗装装置では、
ポンプから供給された塗布剤の圧力がそのまま放出され
ていたが、一旦弾性体にて柔軟に吸収されることから、
微小な定圧力をかけ続けなければならなかったものが、
一定間隔に供給するポンプであっても、対応することが
できる。また弾性体にて一旦蓄積されることから、ノズ
ル部の回転数の大きさにより、塗布剤の噴出量を調整す
ることができる。そのため、一定厚の塗装を行う調整が
容易となる。特にノズル部を高速回転させることによ
り、塗布剤の噴出を噴霧状に促すことができるから、低
粘度のグリスや防錆油等の油脂でも塗装することができ
るといった効果がある。
【0026】また吹出口と弾性体の間に間隙を設けてあ
ることから、弾性体全体に塗布剤を吸収させることも促
すことができる。しかも、弾性体はその自体が伸縮性を
有するため、ポンプによる供給圧とノズル部の回転数の
2面からの調整が可能となり、幅広い塗装制御ができ
る。
【0027】次に実施例2について、図5および図6を
用いて説明する。図5はノズル部先端部分の拡大外観図
であり、図6はその断面図を示す。実施例2のノズル部
は10aは、実施例1同様に円筒状でかつその内部に供
給孔15aを有し、該供給孔15aに連続する吹出口1
6aを有するノズル筒12aと、該ノズル筒12aの吹
出口16aを袋状に覆う弾性体11aからなる。また弾
性体11aと吹出口16aとの間には、塗布剤が蓄積で
きる間隙17aを有する。その他の塗布剤供給部および
回転駆動部等の構成は、実施例1と同様とした。本実施
例2によれば、実施例1と同様の効果を保ったまま、実
施例1に比べ部品点数を抑えることができる。
【0028】次に実施例3について、図7および図8を
用いて説明する。図7はノズル部先端部分の拡大外観図
であり、図8はそのB−B’断面図を示す。実施例3の
ノズル部10bは、実施例1のノズル部の弾性体を吹出
口の外周部分に限定した構造となっている。すなわち、
図8に示すように弾性体11bは、吹出口16bの外周
を覆うように押え具18bにて固定されてあり、強度向
上のために弾性体11bと押え具18bを溶接してもよ
い。これにより、弾性体11bでノズル筒12b全体を
覆う必要がない。
【0029】または図9のように、突部191cを設け
たノズル筒12cと、前記突部191cに嵌合するキー
溝192cを設けた押え具18cとすれば、弾性体11
cの位置が回転して吹出口16cよりズレるといった不
具合が生じなくなる。ただし、図9のノズル部は間隙を
有しない場合を示した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例1に係る塗装装置の全体構成図
【図2】本実施例1に係るノズル部の拡大外観図
【図3】本実施例1に係るA−A’断面図
【図4】本実施例1に係るノズル部のノズル筒の先端部
分図
【図5】本実施例2に係るノズル部先端部分の拡大外観
【図6】本実施例2に係るノズル部先端部分の断面図
【図7】本実施例3に係るノズル部先端部分の拡大外観
【図8】本実施例4に係るノズル部先端部分の説明図
【図9】本実施例4に係るノズル部先端部分の断面図の
他の例1
【図10】本実施例1〜4に係る連結部の説明図
【図11】従来技術の塗装装置の全体構成図(ブラシ式
塗装装置)
【図12】従来技術の塗装装置の全体構成図(ノズル式
塗装装置)
【符号の説明】
1 塗装装置 10 ノズル部 11 弾性体 12 ノズル筒 13 ボルト部 14 ナット 15 供給孔 16 吹出口 17 間隙 20 回転駆動部 21 駆動モータ 22 シャフト 30 塗布剤供給部 31 ポンプ 32 連結部 33 ホース 34 外筒 35 側壁 36、37 ベアリング 40、41 回転体 42 ベルト W 管

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】塗布剤の供給孔を内部に設け、かつ供給孔
    から連続する吹出口を複数設けたノズル部と、該ノズル
    部を高速で回転させる回転駆動部と、前記ノズル部の供
    給孔に所定量の塗布剤を送り込む塗布剤供給部と、前記
    ノズル部と塗布剤供給部を連結する連結部からなり、 前記ノズル部は、その吹出口を覆い、吹出口から噴出す
    る塗布剤を柔軟に蓄積する弾性体を有していることを特
    徴とする管内面への塗装装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記弾性体は金網状体
    とすることを特徴とする管内面への塗装装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2において、前記吹出口と
    弾性体との間には、塗布剤が充満する間隙を有すること
    を特徴とする管内面への塗装装置。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれか1つにおいて、前
    記弾性体は吹出口を金網状体で渦巻き状に巻き込む形状
    を有することを特徴とする管内面への塗装装置。
  5. 【請求項5】請求項1〜3のいずれか1つにおいて、前
    記弾性体は吹出口を含むノズル部の先端部を覆う袋形状
    を有することを特徴とする管内面への塗装装置。
  6. 【請求項6】請求項2〜5のいずれか1つにおいて、前
    記金網状体はきっ甲金網、織金網、メタルラス、ワイヤ
    ラス、エキスパンドメタル、溶接金網の1種または2種
    であることを特徴とする管内面への塗装装置。
JP18113695A 1995-06-23 1995-06-23 管内面への塗装装置 Pending JPH091010A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9539190B2 (en) 2010-05-07 2017-01-10 Conopco, Inc. Skin conditioning compositions containing 12-hydroxystearic acid
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