JPH09100965A - 配管部材及び環状シール部材 - Google Patents

配管部材及び環状シール部材

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JPH09100965A
JPH09100965A JP7260057A JP26005795A JPH09100965A JP H09100965 A JPH09100965 A JP H09100965A JP 7260057 A JP7260057 A JP 7260057A JP 26005795 A JP26005795 A JP 26005795A JP H09100965 A JPH09100965 A JP H09100965A
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JP
Japan
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seal member
resin hose
peripheral surface
insert
insert portion
Prior art date
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Pending
Application number
JP7260057A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Kodama
勉 小玉
Koichi Kitamura
浩一 北村
Kimita Kato
公太 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Riko Co Ltd filed Critical Sumitomo Riko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】樹脂ホースに簡単に挿着保持でき、しかもシー
ル性の高い配管部材を低コストで提供する。 【解決手段】樹脂ホース4の開口端部40に挿入保持さ
れる管状のインサート部10を一端側に有する筒状の配
管部材(雌部材1)において、インサート部10の先端
開口部には遠心方向に突出するバルジ部11が形成さ
れ、インサート部10の先端開口部から軸方向に間隔を
隔てた位置には遠心方向に突出するビード部12が形成
されている。そして、インサート部10の局部外周面、
すなわちビード部12の外周面には、ビード部12に係
合可能な環状凹部5cが形成された環状シール部材5が
装着されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はガソリン、オイル、
水及びエアなどの流体を移送する樹脂ホースやパイプ等
を連結するための筒状の配管部材、及びこのような配管
部材などに装着可能な環状シール部材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、樹脂ホースとパイプ、接続継手等
の筒状の配管部材とを接続する場合、配管部材の一端側
に形成された管状のインサート部外周面に環状の突部を
設け、このインサート部に樹脂ホースを直接嵌合、接続
していた。しかし、樹脂ホースとインサート部とのシー
ル性能は、樹脂ホースの圧入、挿入時に発生する緊迫力
により付与されるため、使用中に樹脂ホースが加熱され
ると樹脂の応力緩和が生じ、上記緊迫力の低下により洩
れに至ることがあった。特に、メンテナンスや振動等に
より接続部に回転等の動きが生じると、初期の応力バラ
ンス(締め付け応力)が崩れ、更にシール性が低下す
る。
【0003】一方、実開昭57−124692号公報に
は、図27及び図28に示すように樹脂ホース70と金
属パイプ80とを嵌め込み式に連結する構造において、
樹脂ホース70と金属パイプ80との間に筒状ゴムパッ
キン90を介在させて連結部におけるシール性を向上さ
せる技術が開示されている。この連結構造では、樹脂ホ
ース70の受口71の内周に環状凹部71aが設けら
れ、筒状ゴムパッキン90に該環状凹部71aに係合す
る膨出部90aを設けられ、金属パイプ80の外周に該
膨出部90aに係合する環状凸部80aを設られてい
る。また、筒状ゴムパッキン90の一端側に樹脂ホース
70の受口71端部に係止可能な鍔部91が設けられて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の連
結構造では、樹脂ホース70と金属パイプ80とを接続
する際に、図27に示すように、まず樹脂ホース70の
受口71内に筒状ゴムパッキン90を挿入し、その後筒
状ゴムパッキン90内に金属パイプ80を挿入する必要
があり、その操作が面倒であった。また、樹脂ホース7
0内に挿入される金属パイプ80のインサート部のほぼ
全体を筒状ゴムパッキン90でシールする構成であるた
め、大きな筒状ゴムパッキン90を必要とし、コスト的
にも不利であった。
【0005】本発明は、樹脂ホースを配管部材のインサ
ート部に簡単に挿着することができ、しかも低コストで
樹脂ホースとインサート部とのシール性を確保すること
ができる配管部材及び環状シール部材を提供することを
解決すべき技術課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する請求
項1記載の配管部材は、樹脂ホースの開口端部に挿入保
持される管状のインサート部を一端側に有する筒状の配
管部材において、上記インサート部の先端開口部から軸
方向に間隔を隔てた位置には遠心方向に突出する環状の
ビード部が形成され、該ビード部の外周面には弾性体よ
りなる環状のシール部材が装着されていることを特徴と
する。
【0007】上記課題を解決する請求項2記載の配管部
材は、樹脂ホースの開口端部に挿入保持される管状のイ
ンサート部を一端側に有する筒状の配管部材において、
上記インサート部の先端開口部には遠心方向に突出する
環状のバルジ部が形成されるとともに、上記インサート
部の先端開口部から軸方向に間隔を隔てた位置には遠心
方向に突出する環状のビード部が形成され、該バルジ部
と該ビード部との間のインサート部の外周面には弾性体
よりなる環状のシール部材が装着されていることを特徴
とする。
【0008】上記課題を解決する請求項3記載の配管部
材は、樹脂ホースの開口端部に挿入保持される管状のイ
ンサート部を一端側に有する筒状の配管部材において、
上記インサート部の先端開口部には遠心方向に突出する
環状のバルジ部が形成され、該バルジ部背後の外周面に
は弾性体よりなる環状のシール部材が装着されているこ
とを特徴とする。
【0009】請求項1乃至3記載の配管部材の好ましい
態様において、前記シール部材の断面形状は、前記イン
サート部の外面形状に整合する凹部又は凸部を内面側に
有している。この態様によれば、シール部材はインサー
ト部外周面に高い結合力をもって装着されるので、樹脂
ホースの開口端部にインサート部を挿入保持させる際や
挿入保持させた状態において、シール部材が装着位置か
らずれたりすることを防止でき、高いシール性を確保す
ることが可能となる。
【0010】請求項1乃至3記載の配管部材の好ましい
態様において、前記シール部材の断面形状は、前記イン
サート部の外面形状に整合する平坦部を内面側に有して
いる。この態様によれば、樹脂ホースの開口端部にイン
サート部を挿入保持させた状態において、シール部材の
内周面がインサート部の外周面に面当たりで当接される
ので、高いシール性を確保することができる。
【0011】請求項1乃至3記載の配管部材の好ましい
態様において、前記シール部材の断面形状は、前記樹脂
ホースの開口端部に前記インサート部が挿入保持された
状態で樹脂ホースの内周面に圧接される凸部を外面側に
有している。この態様によれば、樹脂ホースの開口端部
にインサート部を挿入保持させた状態において、シール
部材の外面側の凸部が樹脂ホースの内周面に圧接される
ことにより、高いシール性を確保することができる。
【0012】上記課題を解決する請求項7記載の環状シ
ール部材は、樹脂ホースの開口端部に挿入保持される筒
状の配管部材のインサート部の局部外周面に装着される
弾性体よりなる環状シール部材であって、上記シール部
材の断面形状は、上記インサート部の外面形状に整合す
る凹部又は凸部を内面側に有していることを特徴とす
る。
【0013】上記課題を解決する請求項8記載の環状シ
ール部材は、樹脂ホースの開口端部に挿入保持される筒
状の配管部材のインサート部の局部外周面に装着される
弾性体よりなる環状シール部材であって、上記シール部
材の断面形状は、上記インサート部の外面形状に整合す
る平坦部を内面側に有していることを特徴とする。上記
課題を解決する請求項9記載の環状シール部材は、樹脂
ホースの開口端部に挿入保持される筒状の配管部材のイ
ンサート部の局部外周面に装着される弾性体よりなる環
状シール部材であって、上記シール部材の断面形状は、
上記樹脂ホースの開口端部に上記インサート部が挿入保
持された状態で樹脂ホースの内周面に圧接される凸部を
外面側に有していることを特徴とする。
【0014】なお、配管部材には、金属パイプ等と樹脂
ホースとを連結するための継手や、雌部材及び雄部材よ
りなるコネクタの他、樹脂ホースの開口端部に挿入保持
されるインサート部が一端側に形成された配管用パイプ
も含まれる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照しつつ説明する。 (実施形態1)本実施形態は、雄部材及び雌部材よりな
る継手に本発明を適用したもので、図1及び図2に示す
ようにこの継手は、筒状をなす金属製の雌部材1と、筒
状をなす金属製の雄部材2と、雌部材2内に配置された
バネ鋼からなる係止部材3とから構成されている。
【0016】雌部材1は、軸方向一端に樹脂ホース4の
開口端部40に挿入保持される一定肉厚の管状のインサ
ート部10が形成されている。このインサート部10に
は、遠心方向に突出する環状のバルジ部11が先端開口
部に形成され、またバルジ部11から軸方向に間隔を隔
てた位置に遠心方向に突出する環状のビード部12が形
成されている。バルジ部11は、先端に向かうに連れて
求心方向に延びる先端側テーパ外周面11aと、後端に
向かうに連れて求心方向に延びる後端側テーパ外周面1
1bとを有している。また、ビード部12の外面側断面
形状は略半円形状とされている。なお、インサート部1
0の外径は8mm、バルジ部11の外径は8.6mm、
ビード部12の外径は8.6mmとされている。また、
インサート部10が挿入保持される樹脂ホース4は、内
径が6mmで、肉厚が1mmである。
【0017】本実施形態では、上記ビード部12の外周
面にフッ素ゴム、クロロシリコンゴム、ニトリル・ブタ
ジエンゴム(NBR)等の弾性体よりなる環状のシール
部材5が装着されている。このシール部材5の断面形状
は、図3にも示すように、インサート部10のビード部
12の凸状外面形状に整合する凹部を内面側に有してい
る略半円形状である。すなわち、シール部材5の外周側
には樹脂ホース4にインサート部10が挿入保持された
状態で樹脂ホース4の内周面に当接する円弧状凸部5a
が形成され、またシール部材5の内面側にはインサート
部10に面当たりで当接する内面平坦部5bとビード部
12に係合する環状凹部5cとが形成されている。
【0018】なお、雌部材1の軸方向他端側には、Cリ
ング形状の係止部材3を介して雄部材2が挿入保持され
る受筒部14が拡径加工により形成されている。この受
筒部14は、先端の開口部14aから奥側に段階的に小
径とされた複数の異径の内周面を備えている。すなわ
ち、開口部14aから軸方向の奥側に向かって、第1内
周面14b、第2内周面14c、第3内周面14dとさ
れ、第1内周面14bには上記係止部材3が配設保持さ
れ、第2内周面14cにはブッシュ15、Oリング1
6、カラー17が配設保持されている。なお、第3内周
面14dは、受筒部14内に上記雄部材2が挿入保持さ
れた状態で、雄部材2の先端外周面と嵌合する。
【0019】また雄部材2は、図2に示すように、軸方
向一端から所定の距離位置に遠心方向に突出したリング
状突起20を有している。そして、雄部材2が雌部材1
の受筒部14内に挿入保持された状態で、係止部材3の
一端が雄部材2のリング状突起20に係止され、また係
止部材3の他端が雌部材1の受筒部14の開口部14a
に係止されることにより、雌部材1と雄部材2とが連結
される。
【0020】さて、本実施形態において、樹脂ホース4
に雌部材1のインサート部10を挿着するには、予めシ
ール部材5が装着されたインサート部10を樹脂ホース
4の開口端部40に挿入するという単純な作業により、
樹脂ホース4の開口端部40にインサート部10を圧入
により嵌合させて挿入保持させることができる。このと
き、シール部材5はインサート部10のビード部12の
みに部分的に装着されているので、シール部材5が例え
ばインサート部10の外周面全体を覆うように装着され
ている場合と比較して、小さな挿入抵抗をもって容易に
挿入することができる。
【0021】また、樹脂ホース4にインサート部10が
挿入保持された状態では、図4に示すように、インサー
ト部10のビード部12の外周面に装着されたシール部
材5は、外面側で円弧状凸部5aの先端が樹脂ホース4
の内周面に圧接され、内面側でシール部材5の内面平坦
部5bがインサート部10の外周面に面当たりで当接す
るとともに、環状凹部5cがビード部12に結合してい
るので、高いシール性を確保することができる。したが
って、使用中に樹脂ホース4が加熱されて圧入による緊
迫力が低下した場合や、振動等により樹脂ホース4及び
インサート部10間に回転等の動きが生じた場合であっ
ても、シール部材5により高いシール性を確保して洩れ
を防ぐことが可能である。
【0022】さらに、シール部材5はインサート部10
に部分的に装着されているので、シール部材5が例えば
インサート部10の外周面全体を覆うように装着されて
いる場合と比較して、材料費を低く抑えることができ
る。また本実施形態は、金属製で一定肉厚の管状のイン
サート部10を拡径加工してバルジ部11及びビード部
12を形成し、ビード部12の外周面に環状のシール部
材5をシール部材5の熱収縮性を利用して装着させたと
いう極めて簡単な構造であり、しかも容易に製造するこ
とができる。したがって本実施形態はコスト的にも有利
となる。
【0023】なお、上記実施形態1において、シール部
材5及びビード部12の形状は特に限定されるものでは
なく、以下に例示列挙するように種々の態様とすること
ができる。すなわち、シール部材5の断面形状として
は、例えば、図5に示すように、樹脂ホース4の開口端
部40にインサート部10が挿入保持された状態で樹脂
ホース4の内周面に面当たりで圧接される外面当り部5
dを外面側に形成したり、図6に示すように樹脂ホース
4の開口端部40にインサート部10が挿入保持された
状態で樹脂ホース4の内周面に圧接される1条又は2条
以上の環状凸部5eを平坦状外周面5fに形成したりす
ることができる。
【0024】また、ビード部12の態様としては、例え
ば、図7に示すようにビード部12のバルジ部11側の
先端面をフラットな略垂直面12aとしたり、図8に示
すようにビード部12の頂点にリング状溝12cを形成
したり、図9に示すようにビード部12を軸方向に連続
的に2個以上設けたりすることにより、ビード部12に
対するシール部材5の結合力及びシール性を高めること
ができる。図7に示すようにビード部12に略垂直面1
2bを形成した場合は、シール部材5の内周面形状もビ
ード部12の外周面形状と整合するように、図10に示
すようにシール部材5の環状凹部5cのバルジ部11側
の面をフラットな略垂直面5gとする。また、図8に示
すようにビード部12の頂点にリング状溝12cを形成
した場合は、図11及び図12に示すようにシール部材
5の環状凹部5c内に上記リング状溝12cに整合する
リング状突部5hを形成する。なお、図12に示すシー
ル部材5は、図6に示すシール部材5と同様に環状凸部
5e及び平坦状外周面5fを形成したものである。さら
に、図9に示すようにビード部12を2個以上設けた場
合は、図13に示すようにシール部材5の内周面にビー
ド部12と同数の環状凹部5cを形成する。
【0025】(実施形態2)本実施形態2は、図14に
示すようにバルジ部11とビード部12との間のインサ
ート部10の外周面にシール部材6を装着するととも
に、シール部材6の形状を異ならせたこと以外は上記実
施形態1と同様の構成である。このシール部材6の断面
形状は、図15にも示すように、インサート部10の外
面形状に整合してインサート部10の外周面に面当たり
で当接する内面平坦部6aを内面側に有している。ま
た、シール部材6の外周面は平坦状外周面6bとされ、
この平坦状外周面6bには、樹脂ホース4の開口端部4
0にインサート部10が挿入保持された状態で樹脂ホー
ス4の内周面に圧接される環状凸部6cが形成されてい
る。
【0026】なお、本実施形態2においても、シール部
材6の形状は特に限定されるものではなく、以下に例示
列挙するように種々の態様とすることができる。すなわ
ち、シール部材6の態様としては、例えば、図16に示
すように環状凸部6cの数を2個以上としたり、図17
に示すようにシール部材6の外周側を樹脂ホース4にイ
ンサート部10が挿入保持された状態で樹脂ホース4の
内周面に当接する円弧状凸部6dとしたりすることがで
きる。また、図18及び図19に示すようにシール部材
6の内面平坦部6aにリング状突部6eを形成するとと
もに、図20に示すようにインサート部10の外周面に
該リング状突部6eと係合するリング状溝10aを形成
することにより、シール部材6のインサート部10に対
する結合力及びシール性を高めることもできる。
【0027】(実施形態3)本実施形態3は、図21に
示すようにバルジ部11の背後の後端側テーパ外周面1
1bにシール部材7を装着するとともに、シール部材7
の形状を異ならせたこと以外は上記実施形態1と同様の
構成である。このシール部材7の断面形状は、図22に
も示すように、バルジ部11の後端側テーパ外周面11
bに面当たりで当接する内面平坦部7aを内面側に有し
ている。また、シール部材7の外周面は、樹脂ホース4
にインサート部10が挿入保持された状態で樹脂ホース
4の内周面に当接する円弧状凸部7bとされている。
【0028】なお、本実施形態3においても、シール部
材7の形状は特に限定されるものではなく、以下に例示
列挙するように種々の態様とすることができる。すなわ
ち、シール部材7の態様としては、例えば、図23に示
すように円弧状凸部7bの表面に、樹脂ホース4にイン
サート部10が挿入保持された状態で樹脂ホース4の内
周面に当接する環状凸部7cを形成したりすることがで
きる。また、図24に示すようにシール部材7の内面平
坦部7aにリング状突部7dを形成するとともに、図2
5に示すようにバルジ部11の後端側テーパ外周面11
bに該リング状突部7dと係合するリング状溝11cを
形成することにより、シール部材7のバルジ部11に対
する結合力及びシール性を高めることもできる。さら
に、図26に示すようにシール部材7の後端側(ビード
部12側)に、インサート部10の外周面に面当たりで
当接する内面当り部7eを一体的に設けることによって
も、シール部材7のバルジ部11に対する結合力及びシ
ール性を高めることもできる。
【0029】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の配管部材
は、バルジ部やビード部を設けたインサート部の外周面
に部分的に環状シール部材を装着したものであるから、
このインサート部を樹脂ホースの開口端部に圧入による
という単純な作業により、樹脂ホースの開口端部にイン
サート部を挿入保持させることができ、しかも挿入保持
された状態においてはシール部材により高いシール性を
確保することができる。また、本発明の配管部材は、拡
径加工等によりバルジ部及びビード部を形成したインサ
ート部にシール部材を装着したという極めて簡単な構造
であり、しかも容易に製造することができるので、コス
ト的にも有利となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1に係り、雌部材の全体構成を説明す
る断面図である。
【図2】実施形態1に係り、雌部材に雄部材を挿入する
際の断面図である。
【図3】実施形態1に係り、環状シール部材の断面形状
を示す部分断面部である。
【図4】実施形態1に係り、樹脂ホースの開口端部にイ
ンサート部を挿入保持した状態を説明する断面図であ
る。
【図5】実施形態1に係り、環状シール部材の断面形状
の他の態様を示す部分断面部である。
【図6】実施形態1に係り、環状シール部材の断面形状
の他の態様を示す部分断面部である。
【図7】実施形態1に係り、ビード部の他の態様を説明
する部分断面部である。
【図8】実施形態1に係り、ビード部の他の態様を説明
する部分断面部である。
【図9】実施形態1に係り、ビード部の他の態様を説明
する部分断面部である。
【図10】実施形態1に係り、環状シール部材の断面形
状の他の態様を示す部分断面部である。
【図11】実施形態1に係り、環状シール部材の断面形
状の他の態様を示す部分断面部である。
【図12】実施形態1に係り、環状シール部材の断面形
状の他の態様を示す部分断面部である。
【図13】実施形態1に係り、環状シール部材の断面形
状の他の態様を示す部分断面部である。
【図14】実施形態2に係り、雌部材の全体構成を説明
する断面図である。
【図15】実施形態2に係り、環状シール部材の断面形
状を示す部分断面部である。
【図16】実施形態2に係り、環状シール部材の断面形
状の他の態様を示す部分断面部である。
【図17】実施形態2に係り、環状シール部材の断面形
状の他の態様を示す部分断面部である。
【図18】実施形態2に係り、環状シール部材の断面形
状の他の態様を示す部分断面部である。
【図19】実施形態2に係り、環状シール部材の断面形
状の他の態様を示す部分断面部である。
【図20】実施形態2に係り、インサート部の他の態様
を説明する部分断面部である。
【図21】実施形態3に係り、雌部材の全体構成を説明
する断面図である。
【図22】実施形態3に係り、環状シール部材の断面形
状を示す部分断面部である。
【図23】実施形態3に係り、環状シール部材の断面形
状の他の態様を示す部分断面部である。
【図24】実施形態3に係り、環状シール部材の断面形
状の他の態様を示す部分断面部である。
【図25】実施形態3に係り、バルジ部の他の態様を説
明する部分断面部である。
【図26】実施形態3に係り、環状シール部材の断面形
状の他の態様を示す部分断面部である。
【図27】従来例に係り、樹脂ホースと金属パイプとを
連結する様子を説明する断面図である。
【図28】従来例に係り、樹脂ホースと金属パイプとを
連結した状態を説明する断面図である。
【符号の説明】
1は雌部材、10はインサート部、11はバルジ部、1
1aは先端側テーパ外周面、11bは後端側テーパ外周
面、12はビード部、4は樹脂ホース、40は開口端
部、5、6、7は環状シール部材、5b、6a、7aは
内面平坦部、5a、7bは円弧状突部、5cは環状凹
部、5e、6c、7cは環状凸部である。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】樹脂ホースの開口端部に挿入保持される管
    状のインサート部を一端側に有する筒状の配管部材にお
    いて、 上記インサート部の先端開口部から軸方向に間隔を隔て
    た位置には遠心方向に突出する環状のビード部が形成さ
    れ、該ビード部の外周面には弾性体よりなる環状のシー
    ル部材が装着されていることを特徴とする配管部材。
  2. 【請求項2】樹脂ホースの開口端部に挿入保持される管
    状のインサート部を一端側に有する筒状の配管部材にお
    いて、 上記インサート部の先端開口部には遠心方向に突出する
    環状のバルジ部が形成されるとともに、上記インサート
    部の先端開口部から軸方向に間隔を隔てた位置には遠心
    方向に突出する環状のビード部が形成され、該バルジ部
    と該ビード部との間のインサート部の外周面には弾性体
    よりなる環状のシール部材が装着されていることを特徴
    とする配管部材。
  3. 【請求項3】樹脂ホースの開口端部に挿入保持される管
    状のインサート部を一端側に有する筒状の配管部材にお
    いて、 上記インサート部の先端開口部には遠心方向に突出する
    環状のバルジ部が形成され、該バルジ部背後の外周面に
    は弾性体よりなる環状のシール部材が装着されているこ
    とを特徴とする配管部材。
  4. 【請求項4】前記シール部材の断面形状は、前記インサ
    ート部の外面形状に整合する凹部又は凸部を内面側に有
    していることを特徴とする請求項1乃至3記載の配管部
    材。
  5. 【請求項5】前記シール部材の断面形状は、前記インサ
    ート部の外面形状に整合する平坦部を内面側に有してい
    ることを特徴とする請求項1乃至3記載の配管部材。
  6. 【請求項6】前記シール部材の断面形状は、前記樹脂ホ
    ースの開口端部に前記インサート部が挿入保持された状
    態で樹脂ホースの内周面に圧接される凸部を外面側に有
    していることを特徴とする請求項1乃至3記載の配管部
    材。
  7. 【請求項7】樹脂ホースの開口端部に挿入保持される筒
    状の配管部材のインサート部の局部外周面に装着される
    弾性体よりなる環状シール部材であって、 上記シール部材の断面形状は、上記インサート部の外面
    形状に整合する凹部又は凸部を内面側に有していること
    を特徴とする環状シール部材。
  8. 【請求項8】樹脂ホースの開口端部に挿入保持される筒
    状の配管部材のインサート部の局部外周面に装着される
    弾性体よりなる環状シール部材であって、 上記シール部材の断面形状は、上記インサート部の外面
    形状に整合する平坦部を内面側に有していることを特徴
    とする環状シール部材。
  9. 【請求項9】樹脂ホースの開口端部に挿入保持される筒
    状の配管部材のインサート部の局部外周面に装着される
    弾性体よりなる環状シール部材であって、 上記シール部材の断面形状は、上記樹脂ホースの開口端
    部に上記インサート部が挿入保持された状態で樹脂ホー
    スの内周面に圧接される凸部を外面側に有していること
    を特徴とする環状シール部材。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003071180A1 (fr) * 2002-02-21 2003-08-28 Sanoh Kogyo Kabushiki Kaisha Structure de raccordement d'extremite de tube metallique
JP2015140820A (ja) * 2014-01-27 2015-08-03 富士重工業株式会社 接続管構造
EP4060212A1 (en) * 2021-03-18 2022-09-21 Uponor Innovation AB Pipe connection and method of producing pipe connection

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