JPH09100616A - 畳 - Google Patents

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JPH09100616A
JPH09100616A JP28800495A JP28800495A JPH09100616A JP H09100616 A JPH09100616 A JP H09100616A JP 28800495 A JP28800495 A JP 28800495A JP 28800495 A JP28800495 A JP 28800495A JP H09100616 A JPH09100616 A JP H09100616A
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JP
Japan
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tatami mat
tatami
floor
engaged
sheet
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Pending
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JP28800495A
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English (en)
Inventor
Ichio Ushio
市雄 牛尾
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KURANAMI KK
Original Assignee
KURANAMI KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 遮音性、調湿性に優れた畳を提供するもので
ある。 【構成】 床に発泡ポリオレフィンシ−トを用い、表面
に畳表または剛性通気性シ−ト材を裏面に積層した畳表
を被覆する。発泡ポリオレフィンシ−トには貫通穴を設
けて、裏面にシ−トを接着して、貫通穴に吸放湿性のシ
リカゲルを充填してもよい。畳は帯状板の表面略中央部
に長さ方向に伸長した係合片の突設された下型を係合片
が上方に突出するように部屋の床板上に配置して、帯状
板を床板に固着した後、係合片の両側に畳を配置して、
帯状板の表面に縁布が貼付けられかつ裏面略中央部に前
記下型の係合片と係合可能な被係合片が長さ方向に伸長
して突設された上型の被係合片を下型の係合片に嵌合さ
せて接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遮音性に優れ、しか
も、調湿機能を有する畳に関する。
【0002】
【従来技術】近年、住宅は、洋風化され、床がフロ−リ
ングの洋室が多くなってきているが、まだ床が畳の和室
をなくするまでには至っていないのが実状である。和室
の場合、床板を畳の厚さに相当する50〜55mm洋室
より低くしなければならず、また、畳を敷き詰めなけれ
ばならないので、洋室に統一した場合に比べて施工費が
高くなる。そこで、プレハブ住宅業界などでは床板を洋
室の高さに統一して、和室には10〜15mm程度の薄
い畳を敷き、畳による段差が歩行の障害にならないよう
にすることが試みられている。
【0003】畳を薄くするには、従来から床に使用され
ているインシュレ−ションボ−ドや発泡ポリスチレン板
を薄くすればよいのであるが、床を薄くすると、床の衝
撃緩和作用も失われるため、床板の上に直接畳表を敷い
たような感触しか得られず、また、和室が二階にある場
合、二階で歩く足音が階下に響きわたるという問題があ
った。また、畳製造の際には部屋の寸法に合わせて床を
切断するので、切断屑が多量に発生するが、この切断屑
は通常焼却により処分している。しかし、床が合成糊を
多量に含んだインシュレ−ションボ−ドや発泡ポリスチ
レン板であると、黒煙や有毒な分解ガスが多量に発生す
るため、排ガス処理装置を備えた焼却炉で焼却しても、
完全に除去することが困難であった。
【0004】また、畳を薄くすると、畳が有している調
湿機能が失われ、湿度の高い日が連続すると、湿気を帯
び、しばらく部屋を使用しないとかびが生える。この対
策としては、(1)畳の下に吸湿と放湿とを繰り返し
て、湿度を一定に保つ吸放湿性の粒状シリカゲルを散布
しておく方法、(2)畳の上に前記のようなシリカゲル
を散布して、樹脂フィルムで覆うことにより密封し、そ
の状態で数日放置した後、樹脂フィルムとシリカゲルを
除去する方法、(3)畳製造の際に床と畳表との間に粒
状シリカゲルを散布しておく方法等が知られている。
【0005】しかし、(1)の方法は、調湿作用が畳の
表側にまで達しないため、表側の湿気を防止できない。
また、(2)の方法は樹脂フィルムとシリカゲルを除去
してしまうと、畳が吸湿を開始するため、一時的な効果
しか得られない。さらに、(3)の方法は畳表が周囲し
か床に固着されていないため、畳の移動や運搬の際に畳
を傾けると、シリカゲルが粒状であるため、周囲に集
り、再分散困難になってしまうので、表面全体を調湿で
きない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、遮音性に優
れ、シリカゲルで表面全体の調湿が可能な畳を提供する
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1発明は、発
泡ポリオレフィンシ−トの表面に畳表もしくは剛性通気
性シ−ト材を裏面に積層した畳表を載置した畳とした。
また、第2発明は第1発明の畳裏面に遮音性シ−トを接
着した畳とした。さらに、第3発明は第1発明の畳の発
泡ポリオレフィンシ−トに表裏方向への貫通穴を複数設
けて、その裏面にシ−ト材もしくはフィルムを貼付け、
貫通穴に吸放湿性のシリカゲルを充填した。さらに、第
4発明は帯状板の表面略中央部に長さ方向に伸長した係
合片の突設された下型を係合片が上方に突出するように
部屋の床板上に配置して、帯状板を床板に固着した後、
係合片の両側に前記第1、2または第3発明の畳を配置
して、帯状板の表面に縁布が貼付けられかつ裏面略中央
部に前記下型の係合片と係合可能な被係合片が長さ方向
に伸長して突設された上型の被係合片を下型の係合片に
嵌合させ、畳を接続した。
【0008】
【作用】第1発明において、床の発泡ポリオレフィンシ
−トは、衝撃緩和作用を有するので、厚さを10〜15
mmと薄くして、床板の上に直接敷いても、感触は柔ら
かく、二階の足音も階下に響きわたりにくい。また、ポ
リオレフィンは焼却しても、炭酸ガスと水しか発生しな
いので、黒煙や有毒な分解ガスが多量に発生することが
ない。床の表面を被覆する畳表は畳表単独であると、剛
性がないので、床に接着する。一方、畳表が剛性通気性
シ−ト材を裏面に積層したものの場合、剛性通気性シ−
ト材として、合成繊維不織布のようなものを積層する
と、剛性が大きくなるので、周囲の一部または全体を両
面テ−プで床に接着するとか、周囲を接着せずに、ある
いは周囲の一部または全体を前記のように接着して、第
4発明に示す下型と上型からなる接続具で周囲を押さえ
ればよい。なお、畳表は床と概略同一寸法にするのが好
ましい。
【0009】第2発明においては、床の発泡ポリオレフ
ィンシ−トの裏面に遮音シ−トが接着されているので、
床の遮音性が一層高くなる。遮音シ−トとしては、金属
粉末を合成樹脂バインダ−で基材シ−ト材に固着した単
位面積当たり重量の重いもの、例えば、鐘淵化学工業
(株)製のサイレンスS−1を使用すればよい。
【0010】第3発明においては、シリカゲルが床の発
泡ポリオレフィンシ−トに設けた貫通穴に充填されてい
るので、畳表が表面全面にわたり接着されている場合は
畳を運搬してもシリカゲルが特定の部位に集まることが
ない。一方、畳表が通気性シ−ト材を裏面に積層したも
ので、発泡ポリオレフィンシ−トの床に載置されている
場合は、床を貫通穴の開口側が上側になるように部屋に
敷き詰めて、その上に畳表を載置し、周囲の一部または
全体を床に固着するとか、載置したままの状態で第4発
明で使用する下型と上型からなる接続具で周囲を押さえ
ればよい。なお、貫通穴は床1枚(長さ約1800m
m、幅約900mm)当たり5〜15mmφの貫通穴を
全体に分散させた状態で500〜1000個あけ、各穴
に吸放湿性の粒状シリカゲルを充填すればよい。
【0011】第4発明では、下型に上型を嵌合させる
と、上型の帯状板表面には縁布が貼付けられているの
で、畳縁が形成される。一般に、発泡ポリオレフィンシ
−トの床を使用した畳への畳縁取り付けは床が伸縮する
ので、縫い付け法では凹凸が発生し、縫い付け強度も弱
い。また、接着法で取り付けても、床が伸縮するので、
容易に剥離してしまう。しかし、本発明のように接続具
で畳縁を形成すれば、このような問題がない。また、上
型の係合片は帯状板の表面略中央部に設けられているの
で、両側の畳を覆い、畳表の端部が床の端面に折り曲げ
られていなくても隠れてしまい、外部から見えない。な
お、下型と上型の係合片は開口部が内部より狭い凹条と
この凹条の開口部より広い凸条とで係合させるのが好ま
しい。
【0012】発泡ポリオレフィンシ−トの樹脂として
は、ポリエチレン、ポリプロピレンなどが挙げられ、発
泡倍率は低倍率のものが好ましい。シ−ト中には種々の
無機化合物を添加して、難燃性にしてもよい。このよう
な添加剤としては、カルシウム化合物(例えば、炭酸カ
ルシウム、硫酸カルシウムなど)、ケイ素化合物(例え
ば、ケイ酸カルシウム)、金属酸化物(例えば、酸化亜
鉛、酸化チタン)、白土、粘土などが挙げられる。
【0013】
【実施例】
実施例1 図1は、本発明に係る畳の第1実施例を示すもので、床
の発泡ポリエチレンシ−ト1の表面には畳表2が全面に
接着されている。
【0014】実施例2 図2は、本発明に係る畳の第2実施例を示すもので、床
の発泡ポリエチレンシ−ト1の表面には、裏面に合成繊
維の不織布3を接着剤で積層した畳表2が載置されてい
る。
【0015】実施例3 図3は、本発明に係る畳の第3実施例を示すもので、実
施例1または実施例2の畳の裏面側発泡ポリエチレンシ
−ト1に金属粉末を含有する遮音シ−ト4を接着したも
のである。
【0016】実施例4 図4は、本発明に係る畳の第4実施例を示すもので、床
の発泡ポリエチレンシ−ト1には多数の貫通穴5が表裏
方向にあけられ、表面に畳表2または裏面に合成繊維の
不織布3を接着剤で積層した畳表2を被覆してあり、裏
面には合成樹脂シ−ト6が接着されている。そして、貫
通穴5の内部には吸放湿性のシリカゲル7が充填されて
いる。合成樹脂シ−ト6は実施例3で使用した遮音シ−
ト4に置換可能である。
【0017】実施例5 図5は、本発明に係る畳の第5実施例を示すもので、部
屋の床板8には、畳Tの接続具9の下型10が固着され
ている。この下型10は合成樹脂製の平坦な帯状板11
の表面略中央部に溝型係合凹条12を全長にわたり一体
的に突設したもので、溝型係合凹条12は上部が開口
し、かつ、内部が断面で円形に拡大している。帯状板1
1は部屋の床板上に固着材(例えば、ホッチキス針や両
面テ−プなど)で固着されている。
【0018】上型13は合成樹脂製の帯状板14の表面
側全体に縁布15を接着剤で貼付け、裏面側中央部に断
面が円形になった蒲鉾型被係合凸条16を先端に有する
係合片17が一体的に突設したもので、蒲鉾型被係合凸
条16の外径は溝型係合凹条12の開口部幅より大き
く、円形部内径より若干小さくなっている。この上型1
3は帯状板14の幅方向両側を裏面側に湾曲させてあ
り、係合片17の蒲鉾型被係合凸条16は下型10の溝
型係合凹条12に嵌合させてある。
【0019】下型10の両側には、畳Tの端部が帯状板
11の上に載置され、その上側を上型13の帯状板14
が押圧している。この畳Tは実施例1〜4に示したもの
のいずれでもよい。なお、接続具9では下型10に上型
13のように係合片17を設けて、その先端に溝型係合
凹条12を設け、上型13の係合片17を短くするよう
にしてもよい。また、下型10に蒲鉾型被係合凸条16
を設け、上型13には溝型係合凹条12を設けるように
してもよい。
【0020】
【発明の効果】以上のように、本発明の畳は、床が発泡
ポリオレフィンシ−トであるので、畳を薄くしても、衝
撃緩和作用があり、遮音性に優れている。また、製造の
際に発生する切断屑を焼却処理しても黒煙や有毒な分解
ガスが発生しない。さらに、発泡ポリオレフィンシ−ト
には貫通穴を複数設けて、その貫通穴に吸放湿性のシリ
カゲルを充填してあるので、畳を薄くしても、調湿機能
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】は本発明に係る畳の第1実施例断面図である。
【図2】は本発明に係る畳の第2実施例断面図である。
【図3】は本発明に係る畳の第3実施例断面図である。
【図4】は本発明に係る畳の第4実施例断面図である。
【図5】は本発明に係る畳の第5実施例断面図である。
【符号の説明】
1…発泡ポリエチレンシ−ト、2…畳表、3…不織布、
4…遮音シ−ト、5…貫通穴、6…合成樹脂シ−ト、7
…シリカゲル、8…床板、9…接続具、10…下型、1
1…帯状板、12…溝型係合凹条、13…上型、14…
帯状板、15…縁布、16…蒲鉾型被係合凸条、17…
係合片、T…畳、

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発泡ポリオレフィンシ−トの表面に畳表
    もしくは剛性通気性シ−ト材を裏面に積層した畳表を被
    覆したことを特徴とする畳。
  2. 【請求項2】 剛性通気性シ−ト材が不織布であること
    を特徴とする請求項1に記載の畳。
  3. 【請求項3】 請求項1の畳裏面に遮音性シ−トを接着
    したことを特徴とする畳。
  4. 【請求項4】 請求項1の畳の発泡ポリオレフィンシ−
    トに表裏方向への貫通穴を複数設けて、その裏面にシ−
    ト材もしくはフィルムを貼付け、貫通穴に吸放湿性のシ
    リカゲルを充填したことを特徴とする畳。
  5. 【請求項5】 シ−ト材が金属粉末を含有する遮音性シ
    −トであることを特徴とする請求項4に記載の畳。
  6. 【請求項6】 帯状板の表面略中央部に長さ方向に伸長
    した係合片の突設された下型を係合片が上方に突出する
    ように部屋の床板上に配置して、帯状板を床板に固着し
    た後、係合片の両側に請求項1、3または4の畳を配置
    して、帯状板の表面に縁布が貼付けられかつ裏面略中央
    部に前記下型の係合片と係合可能な被係合片が長さ方向
    に伸長して突設された上型の被係合片を下型の係合片に
    嵌合させ、畳を接続したことを特徴とする畳。
JP28800495A 1995-10-09 1995-10-09 Pending JPH09100616A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0849450A1 (en) 1996-12-19 1998-06-24 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha A vertical internal combustion engine
JP2013002245A (ja) * 2011-06-21 2013-01-07 Daiken Corp 見切り部材セットとその施工方法
WO2020082397A1 (zh) * 2018-10-22 2020-04-30 陆纪互 装饰板材

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