JPH0899219A - 歯車のバニッシング装置 - Google Patents

歯車のバニッシング装置

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JPH0899219A
JPH0899219A JP23796894A JP23796894A JPH0899219A JP H0899219 A JPH0899219 A JP H0899219A JP 23796894 A JP23796894 A JP 23796894A JP 23796894 A JP23796894 A JP 23796894A JP H0899219 A JPH0899219 A JP H0899219A
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JP
Japan
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gear
burnishing
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work
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JP23796894A
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Eiji Sasaki
栄司 佐々木
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Ando Electric Co Ltd
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Ando Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 機構を簡略化して、設備の低コスト化を図る
ことのできる歯車のバニッシング装置を提供することを
目的とする。 【構成】 ワーク歯車Gの歯面の両側端部をバニッシン
グするための第一バニッシング歯25と、ワーク歯車G
の歯面の歯先部をバニッシングするための第二バニッシ
ング歯26とを、バニッシングギヤ13の同一円周上に
一体に形成した構成とし、さらに、ワーク歯車Gをバニ
ッシングギヤ13に押し付ける加圧機構と、バニッシン
グギヤ13を回転駆動させる駆動機構とを備える構成と
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、自動車用歯車
等の歯車を加工するに際して、加工中または搬送中等に
発生した歯面の微小バリ、カエリ等を除去するのに用い
て好適な歯車のバニッシング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車用歯車等の歯車を加工す
るに際しては、図5に示すように、歯車Gの歯面の両側
端部A,Bおよび歯先部Cにバリ、カエリが発生するこ
とがある。
【0003】従来、このようなバリ,カエリを除去する
には、例えば以下に示すようなバニッシング装置が用い
られていた。図6(a)に示すように、バニッシング装
置1は、加工すべきワーク歯車Gを中心として、これを
取り囲むようにして、捩れ角の大きな歯3a(図6
(b)参照)を有したバニッシングギヤ3と、捩れ角の
小さな歯4a(図6(c)参照)を有したバニッシング
ギヤ4と、加工すべきワーク歯車Gの歯の圧力角よりも
大きな圧力角の歯5a(図6(d)参照)を有したバニ
ッシングギヤ5とが備えられている。そして、このよう
なバニッシング装置1では、バニッシングギヤ3,4,
5を、加工すべきワーク歯車Gに噛み合わせつつ押しつ
けることによって、バニッシングギヤ3,4でワーク歯
車Gの歯面の両側端部A,Bをバニッシングするととも
に、バニッシングギヤ5でワーク歯車Gの歯先部Cをバ
ニッシングし、これによってワーク歯車Gに発生したバ
リ,カエリを除去するようになっている。
【0004】また、これ以外にも、ワーク歯車Gよりも
大きな圧力角を有した一つのバニッシングギヤを、ワー
ク歯車Gに対して上下方向に揺動させることによって両
側端部A,Bおよび歯先部C(図5参照)をバニッシン
グする装置もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の歯車のバニッシング装置には、以下のよ
うな問題が存在する。すなわち、図6に示したバニッシ
ング装置1では、3個のバニッシングギヤ3,4,5が
備えられているが、これらバニッシングギヤ3,4,5
はいずれも高価なものであるため、設備コストが高くな
るという問題がある。しかも、これらバニッシングギヤ
3,4,5をワーク歯車Gに噛み合わせつつ押しつける
ためには、それぞれにスピンドル等の支持機構と加圧機
構とが必要であり、これらの機構が複雑であるとともに
複数セット必要であるため、これにともなって設備コス
トが高くなるという問題がある。
【0006】また、バニッシングギヤを揺動させる機構
のバニッシング装置では、バニッシングギヤは一つのみ
であるため、この点では前記バニッシング装置1(図6
参照)よりコストを低減することができるものの、高い
加工精度を確保するためにはバニッシングギヤを高精度
で揺動させなければならないため、これを揺動するため
の揺動機構が非常に複雑な構成となり、これが設備コス
トの低減の妨げとなるという問題がある。本発明は、以
上のような点を考慮してなされたもので、機構を簡略化
して、設備の低コスト化を図ることのできる歯車のバニ
ッシング装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
加工すべきワーク歯車の歯面の両側端部および歯先部を
バニッシングするための装置であって、該バニッシング
装置には、前記ワーク歯車の歯幅よりも大きな歯幅を有
し、かつその歯面が凹曲面とされて該凹曲面の曲率半径
が前記ワーク歯車のクラウニング半径よりも小さく設定
された第一のバニッシング歯と、前記ワーク歯車よりも
大きな圧力角を有する第二のバニッシング歯とを同一円
周上に備えてなるバニッシングギヤが備えられるととも
に、前記ワーク歯車とバニッシングギヤの少なくともい
ずれか一方を回転駆動させる駆動機構と、前記ワーク歯
車とバニッシングギヤのいずれか一方を他方に向けて押
しつける加圧機構とが備えられていることを特徴として
いる。
【0008】請求項2に係る発明は、請求項1記載の歯
車のバニッシング装置において、前記ワーク歯車の回転
軸方向への移動を拘束する固定機構が備えられているこ
とを特徴としている。
【0009】
【作用】請求項1記載の発明では、バニッシング装置
に、加工すべきワーク歯車の歯幅よりも大きな歯幅を有
し、かつその歯面が凹曲面とされて該凹曲面の曲率半径
が前記ワーク歯車のクラウニング半径よりも小さく設定
された第一のバニッシング歯と、ワーク歯車よりも大き
な圧力角を有する第二のバニッシング歯とを同一円周上
に形成したバニッシングギヤを備える構成とした。そし
て、ワーク歯車とバニッシングギヤの少なくともいずれ
か一方を駆動機構で回転駆動させるとともに、加圧機構
で前記ワーク歯車とバニッシングギヤのいずれか一方を
他方に向けて押しつけると、ワーク歯車には、バニッシ
ングギヤの第一,第二のバニッシング歯が噛み合うこと
になる。この時、ワーク歯車の歯にバニッシングギヤに
形成された第一のバニッシング歯が噛み合うと、第一の
バニッシング歯の歯面がワーク歯車の歯面の両側端部に
圧接され、これによってワーク歯車の歯面の両側端部が
バニッシングされる。また、第二のバニッシング歯の歯
面とワーク歯車の歯面の歯先部とが噛み合うと、これに
よってワーク歯車の歯面の歯先部がバニッシングされ
る。このようにしてバニッシング装置のバニッシングギ
ヤでワーク歯車の歯面をバニッシングすることができ
る。また、第一のバニッシング歯と第二のバニッシング
歯とが同一のバニッシングギヤに形成されているので、
バニッシングギヤおよびこれを駆動させる駆動機構等が
1セットのみですみ、装置の機構が簡略化される。
【0010】請求項2記載の発明では、バニッシング装
置に、ワーク歯車の回転軸方向への移動を拘束する固定
機構を備える構成とした。例えばヘリカルギヤ等を加工
するに際しては、ワーク歯車,すなわちヘリカルギヤと
バニッシングギヤの第一のバニッシング歯との間にワー
ク歯車をその回転軸方向に移動させる力が生じる。この
ような場合に、前記固定機構によって、ワーク歯車が回
転軸方向にずれるのを防ぐことができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明を図面に示す一実施例を参照し
て説明する。ここでは、例えばヘリカルギヤをワーク歯
車とする場合の実施例を用いて説明する。図1は、本発
明に係る歯車のバニッシング装置の一例を示すものであ
る。図1に示すように、バニッシング装置10は、加工
すべきワーク歯車Gを保持するワーク保持部12と、ワ
ーク歯車Gにバニッシング加工を施すためのバニッシン
グギヤ13を備えた加工部14とから概略構成されてい
る。
【0012】ワーク保持部12は、台車15上に、例え
ば鉛直方向に延在するスピンドル16が回転自在に設け
られた構成となっており、このスピンドル16にワーク
歯車Gがセットされる構成となっている。この台車15
は、スライドベース15a,15a,…を備えており、
ガイドレール15bに沿った方向(図中左右方向)に移
動自在とされている。そして、台車15の側方には、該
台車15の移動方向に沿って伸縮駆動される例えば空圧
シリンダ等の加圧機構17が設置されている。これによ
り、加圧機構17で台車15を加工部14側に向けて押
圧すると、ワーク歯車Gがバニッシングギヤ13側に押
しつけられるようになっている。
【0013】また、台車15の上方には、スピンドル1
6にセットされたワーク歯車Gを、その回転軸方向に移
動しないよう固定するための固定機構18が設けられて
いる。この固定機構18は、ワーク歯車Gの上側の側面
に当接する支圧部19と、該支圧部19を下方に向けて
押圧する空圧シリンダ20とから構成されている。
【0014】一方、加工部14は、基台21上に、駆動
モータ22によって回転駆動されるスピンドル23が設
けられ、このスピンドル23には、前記ワーク保持部1
2にセットされるワーク歯車Gと同一高さに、バニッシ
ングギヤ13が一体に設けられている。これら駆動モー
タ22とスピンドル23とから、バニッシングギヤ13
を回転駆動させるための駆動機構24が構成されてい
る。
【0015】図2に示すように、バニッシングギヤ13
の外周部には、ワーク歯車Gにバニッシングを施すた
め、半周にわたって所定数の第一バニッシング歯(第一
のバニッシング歯)25が形成され、残りの半周にわた
って所定数の第二バニッシング歯(第二のバニッシング
歯)26が形成されている。
【0016】なお、これら第一バニッシング歯25と第
二バニッシング歯26の歯数は、それぞれ、加工すべき
ワーク歯車Gの歯数と同数以上とするのが好ましい。も
ちろん、第一バニッシング歯25,第二バニッシング歯
26の歯数をワーク歯車Gの歯数以下としてもよいが、
この場合には、第一バニッシング歯25,第二バニッシ
ング歯26の歯数をワーク歯車Gの歯数の約数としなけ
れば、何回転もさせなければワーク歯車Gの各歯に第一
バニッシング歯25,第二バニッシング歯26を噛み合
わすことができない。このため、バニッシング時の加工
効率が悪く、加工に時間がかかるばかりか、第一バニッ
シング歯25,第二バニッシング歯26の摩耗が早くな
るという問題がある。また、第一バニッシング歯25,
第二バニッシング歯26とワーク歯車Gの歯数を同じに
してもよいが、この場合には、噛み合う歯の組み合わせ
が何回転しても同一なので第一バニッシング歯25と第
二バニッシング歯26とが隣接する部分と噛み合うワー
ク歯面のバニッシング効果が低下するという問題があ
る。
【0017】図3に示すように、各第一バニッシング歯
25は、加工すべきワーク歯車Gの各歯27の歯幅より
も大きな歯幅を有し、かつ、歯27と同じ捩れ角で形成
されている。また、各第一バニッシング歯25の歯面2
5a,25aは、それぞれ凹曲面形状とされており、そ
の凹曲面の曲率半径(ホローリード半径)R1は、ワー
ク歯車Gの各歯27の歯面のクラウニング半径R2より
も一定寸法小さく設定されている。これにより、第一バ
ニッシング歯25とワーク歯車Gの歯27とが噛み合っ
たときには、第一バニッシング歯25は、各歯27の歯
面の両側端部A,Bに接することになる。
【0018】図4に示すように、第二バニッシング歯2
6は、ワーク歯車Gの各歯27の圧力角よりも大きな圧
力角を有した形状とされている。これにより、第二バニ
ッシング歯26とワーク歯車Gの歯27とが噛み合った
ときには、第二バニッシング歯26は、各歯27の歯面
の歯先部Cに接することになる。
【0019】次に、上記のような構成からなるバニッシ
ング装置10の作用について説明する。図1に示したよ
うに、バニッシング装置10でワーク歯車Gにバニッシ
ング加工を施すには、まず、加工すべきワーク歯車Gを
ワーク保持部12のスピンドル16にセットする。そし
て、固定機構18の空圧シリンダ20を伸長させて支圧
部19でワーク歯車Gを上方から押圧してこれを固定す
る。次いで、加圧機構17により台車15を加工部14
側に押圧し、ワーク歯車Gを加工部14のバニッシング
ギヤ13に押圧しつつ噛み合わせる。そして、駆動機構
24の駆動モータ22によりスピンドル23およびバニ
ッシングギヤ13を回転駆動させる。
【0020】このようにしてワーク歯車Gとバニッシン
グギヤ13とを押圧しつつ噛み合わせた状態で、例えば
1回転させると、ワーク歯車Gの各歯27には、バニッ
シングギヤ13の第一バニッシング歯25と第二バニッ
シング歯26とがそれぞれ少なくとも一回ずつ噛み合う
ことになる。図3に示したように、ワーク歯車Gの各歯
27と第一バニッシング歯25とが噛み合ったときに
は、第一バニッシング歯25の歯面25aがワーク歯車
Gの歯面の両側端部A,Bに圧接され、ここに生じてい
たバリやカエリが除去される。また、図4に示したよう
に、ワーク歯車Gの各歯27と第二バニッシング歯26
とが噛み合ったときには、第二バニッシング歯26の歯
面26aが各歯面の歯先部Cに圧接されて、ここに生じ
ていたバリやカエリが除去される。このようにして、バ
ニッシングギヤ13を、例えば一方向に2回転させた
後,これとは逆の方向に2回転させることによって、ワ
ーク歯車Gの全ての歯27の歯面の両側端部A,Bおよ
び歯先部Cがバニッシングされて、バリやカエリが除去
されるようになっている。
【0021】なお、ワーク歯車Gがヘリカルギアである
ため、バニッシングギヤ13を、図3中符号(ニ)の方
向に回転駆動させたときには、第一バニッシング歯25
から作用する力によって、ワーク歯車Gにはこれがその
回転軸方向に持ち上げられる方向の力が作用する。しか
し、ワーク歯車Gは、前記固定機構18によって下方に
押圧されているので、浮き上がることなく確実に固定さ
れた状態で加工されるようになっている。なお、このよ
うにバニッシングギヤ13からワーク歯車Gに作用する
力が変化するのに対応して、図1に示した前記固定機構
18に、空圧シリンダ20での押圧力を制御する圧力制
御機構(図示なし)を備える構成としてもよい。
【0022】上述したバニッシング装置10では、ワー
ク歯車Gの歯面の両側端部A,Bをバニッシングするた
めの第一バニッシング歯25と、歯先部Cをバニッシン
グするための第二バニッシング歯26とが、バニッシン
グギヤ13の同一円周上に一体に形成された構成となっ
ている。これにより、ワーク歯車Gを加圧機構17でバ
ニッシングギヤ13に押し付けつつ、バニッシングギヤ
13を駆動モータ22で回転駆動させることによって、
ワーク歯車Gの各歯面の両側端部A,Bおよび歯先部C
をバニッシング加工することができる。このように、一
つのバニッシングギヤ13のみでバニッシング加工を施
すことができるので、高価なバニッシングギヤ13およ
びこれを駆動させるための駆動機構24等が1セットの
みで済み、またバニッシングギヤ13を揺動させる必要
もないので、バニッシング装置10の構造が非常に簡略
化される。したがって、設備コストを大幅に削減するこ
とができ、これにともなってワーク歯車Gのバニッシン
グ加工にかかるコストも低減することが可能となる。
【0023】また、バニッシング装置10には、固定機
構18が備えられた構成となっている。これにより、ヘ
リカルギヤであるワーク歯車Gを加工するに際して、こ
の固定機構18でワーク歯車Gが回転軸方向にずれるの
を防ぐことができ、円滑にバニッシング加工を施すこと
ができる。
【0024】なお、上記実施例において、固定機構18
を、支圧部19と空圧シリンダ20とから構成し、ワー
ク歯車Gを上方から押さえ付ける構成としたが、このワ
ーク歯車Gをその回転軸方向にずれないように固定でき
るのであれば、その固定構造は限定するものではなく、
例えばワーク歯車Gを回転軸挿通用の穴においてチャッ
クするようにしてもよい。また、加工すべきワーク歯車
Gがヘリカルギヤではなく、通常の平歯車の場合には、
当然第一バニッシング歯25の捩じれ角は0度となる。
また、この場合には第一バニッシング歯25からワーク
歯車Gに、これを持ち上げる力が作用しないため、固定
機構18を廃しても良い。さらには、バニッシングギヤ
13を駆動モータ22で回転駆動させる構成としたが、
ワーク歯車Gを回転駆動させるようにしてもよい。同様
に、ワーク歯車Gを加圧機構17でバニッシングギヤ1
3側に押し付ける構成としたが、バニッシングギヤ13
をワーク歯車G側に押し付ける構成としてもよい。これ
以外にも、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば、上
記構成をいかなるものとしてもよいのは言うまでもな
い。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る歯
車のバニッシング装置によれば、ワーク歯車の歯面の両
側端部をバニッシングするための第一のバニッシング歯
と、ワーク歯車の歯面の歯先部をバニッシングするため
の第二のバニッシング歯とを、同一のバニッシングギヤ
に形成する構成とした。これにより、ワーク歯車の歯面
の両側端部および歯先部をバニッシングするためのバニ
ッシングギヤおよびこれを駆動させる駆動機構等が1セ
ットのみですみ、装置の機構を簡略化することが可能と
なる。この結果、設備コストを大幅に削減するととも
に、ワーク歯車のバニッシング加工にかかるコストも低
減することが可能となる。
【0026】請求項2に係る歯車のバニッシング装置に
よれば、バニッシング装置に、ワーク歯車の回転軸方向
への移動を拘束する固定機構を備える構成とした。これ
により、例えばヘリカルギヤ等、捩じれ角を有したワー
ク歯車を加工するに際して、ワーク歯車とバニッシング
ギヤの第一のバニッシング歯との間にワーク歯車をその
回転軸方向に移動させる力が生じた場合に、前記固定機
構によって、ワーク歯車がその回転軸線方向にズレるの
を防ぎ、歯面のバニッシング加工を円滑に行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る歯車のバニッシング装置の一例を
示す正面図である。
【図2】前記バニッシング装置に備えたバニッシングギ
ヤとワーク歯車とを示す平面図である。
【図3】前記バニッシング装置に備えたバニッシングギ
ヤの第一バニッシング歯とワーク歯車との噛み合い状態
を示す正断面図である。
【図4】前記バニッシング装置に備えたバニッシングギ
ヤの第二バニッシング歯とワーク歯車との噛み合い状態
を示す平面図である。
【図5】加工すべきワーク歯車の一部を示す斜視図であ
る。
【図6】従来の歯車のバニッシング装置の一例を示す図
である。
【符号の説明】
10 バニッシング装置 13 バニッシングギヤ 17 加圧機構 18 固定機構 24 駆動機構 25 第一バニッシング歯(第一のバニッシング歯) 26 第二バニッシング歯(第二のバニッシング歯) 27 歯 A,B 側端部 C 歯先部 G ワーク歯車

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工すべきワーク歯車の歯面の両側端部
    および歯先部をバニッシングするための装置であって、
    該バニッシング装置には、前記ワーク歯車の歯幅よりも
    大きな歯幅を有し、かつその歯面が凹曲面とされて該凹
    曲面の曲率半径が前記ワーク歯車のクラウニング半径よ
    りも小さく設定された第一のバニッシング歯と、前記ワ
    ーク歯車よりも大きな圧力角を有する第二のバニッシン
    グ歯とを同一円周上に備えてなるバニッシングギヤが備
    えられるとともに、前記ワーク歯車とバニッシングギヤ
    の少なくともいずれか一方を回転駆動させる駆動機構
    と、前記ワーク歯車とバニッシングギヤのいずれか一方
    を他方に向けて押しつける加圧機構とが備えられている
    ことを特徴とする歯車のバニッシング装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の歯車のバニッシング装置
    において、前記ワーク歯車の回転軸方向への移動を拘束
    する固定機構が備えられていることを特徴とする歯車の
    バニッシング装置。
JP23796894A 1994-09-30 1994-09-30 歯車のバニッシング装置 Withdrawn JPH0899219A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114670069A (zh) * 2022-04-07 2022-06-28 深圳市合发齿轮机械有限公司 一种齿轮端面磨平抛光装置

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