JPH0896438A - 磁気テープ装置 - Google Patents

磁気テープ装置

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JPH0896438A
JPH0896438A JP6224825A JP22482594A JPH0896438A JP H0896438 A JPH0896438 A JP H0896438A JP 6224825 A JP6224825 A JP 6224825A JP 22482594 A JP22482594 A JP 22482594A JP H0896438 A JPH0896438 A JP H0896438A
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JP
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magnetic head
temperature
magnetic
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JP6224825A
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Inventor
Noriaki Hoshino
敬亮 星野
Akira Takano
明 高野
Masakichi Kobayashi
政吉 小林
Masaru Oshita
勝 大下
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は磁気テープ装置に関し、装置の小型
化・低コスト化に適し、装置内の温度に係わらず磁気テ
ープと磁気ヘッドの吸着を良好に防止し得るものの提供
を目的とする。 【構成】 磁気テープ50に対してデータの記録/再生
を行う磁気ヘッド34と、磁気テープ50を磁気ヘッド
34に対して接触させながら走行させる手段と、記録/
再生動作が行われない休止期間内に磁気テープ50につ
いて微小距離の往復走行動作を予め定められた周期をお
いて行わせる手段と、磁気ヘッド34の近傍の温度を検
出する温度センサ62と、その検出温度に基づいて前記
周期を変化させる制御手段とから構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気テープに対するデ
ータの記録/再生を行う磁気テープ装置に関する。
【0002】近年、コンピュータの外部記憶装置とし
て、記憶媒体として磁気テープを用いた磁気テープ装置
が開発され実用に供されている。磁気テープ装置におけ
る記録/再生動作に際しては、磁気テープは磁気ヘッド
に接触しながら走行する。記録/再生処理の待機時に
は、磁気テープは磁気ヘッドに接触した状態にあるの
で、この状態が長時間に及ぶ場合磁気テープが磁気ヘッ
ドに吸着することがあり、その対策が要望されている。
【0003】特に、磁気テープと磁気ヘッドの当接を良
好にするために磁気ヘッドの磁気テープ接触面にエアの
逃溝を施してある場合には、この溝の形状が磁気テープ
に転写され、磁気テープに凹凸が生じて記録/再生時の
エラーの原因となることがあり、その対策が要望されて
いる。
【0004】
【従来の技術】磁気テープが磁気ヘッドに吸着すること
を防止し或いは溝形状が磁気テープに転写されることを
防止するための従来の方法の1つは、磁気ヘッドの中央
部に空隙を設け、エアポンプを用いてこの空隙からエア
を磁気テープに吹きつけることにより、磁気テープと磁
気ヘッドの接触を回避するものである。
【0005】従来の方法の他の1つは、磁気ヘッドの記
録/再生動作が行われない休止期間内に、磁気テープに
ついて微小距離の往復走行動作を行わせるものである。
(特公昭57−8533号)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の前者の方法によ
る場合、磁気テープと磁気ヘッドの接触を回避するため
に高価で大きなエアポンプが必要になり、磁気テープ装
置の小型化及び低コスト化が困難になるという問題があ
る。
【0007】従来の後者の方法においては、磁気テープ
についての微小距離の往復走行動作は、通常、予め定め
られた周期をおいて行われるのであるが、この周期は磁
気テープ装置内の温度に係わらず一定に設定されるた
め、次のような不都合が生じる。即ち、一般的には、磁
気テープと磁気ヘッドの吸着は高温になるほど生じやす
いのであるが、低温であるにもかかわらず前述の周期が
必要以上に短く設定されていると往復走行動作によって
磁気テープが傷むし、高温であるにもかかわらず長い周
期が設定されていると磁気テープと磁気ヘッドの吸着を
防止し得ないのである。
【0008】よって、本発明の目的は、装置の小型化・
低コスト化に適し、装置内の温度に係わらず磁気テープ
と磁気ヘッドの吸着を良好に防止し得る磁気テープ装置
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によると、磁気テ
ープに対してデータの記録/再生を行う磁気ヘッドと、
該磁気ヘッドの記録/再生動作に対応して上記磁気テ
ープを磁気ヘッドに対して接触させながら走行させる駆
動手段と、上記磁気ヘッドの記録/再生動作が行われな
い休止期間内に、上記磁気テープについて微小距離の往
復走行動作を予め定められた周期を置いて行わせる手段
と、上記磁気ヘッドの近傍の温度を検出する温度センサ
と、該温度センサの検出温度に基づいて上記周期を変化
させる制御手段とを備えた磁気テープ装置(第1の構
成)が提供される。
【0010】本発明の他の側面によると、磁気テープに
対してデータの記録/再生を行う磁気ヘッドと、該磁気
ヘッドの記録/再生動作に対応して上記磁気テープを上
記磁気ヘッドに対して接触させながら走行させる駆動手
段と、上記磁気ヘッドの記録/再生動作が行われない休
止期間内に上記磁気テープのテンションを変化させる制
御手段とを備えた磁気テープ装置(第2の構成)が提供
される。
【0011】本発明の第2の構成にかかる磁気テープ装
置は、望ましくは、磁気ヘッドの近傍の温度を検出する
温度センサを更に備え、この温度センサの検出温度に基
づいて制御手段がテンションを変化させる。
【0012】本発明の更に他の側面によると、磁気テー
プに対してデータの記録/再生を行う磁気ヘッドと、該
磁気ヘッドの記録/再生動作に対応して上記磁気テープ
を上記磁気ヘッドに対して接触させながら走行させる駆
動手段と、上記磁気ヘッドの近傍の温度を検出する温度
センサと、上記磁気ヘッドの記録/再生動作が行われな
い休止期間内に、上記温度センサの検出温度が基準温度
よりも高いときに上記磁気テープと上記磁気ヘッドの接
触を解除する解除手段とを備えた磁気テープ装置(第3
の構成)が提供される。
【0013】
【作用】本発明の第1乃至第3の構成のいずれかによる
と、磁気テープと磁気ヘッドの接触を回避するためのエ
アポンプが不要になるので、装置の小型化・低コスト化
が可能になる。また、磁気ヘッドの近傍の温度を検出す
る温度センサを設け、その検出温度に基づいて種々の制
御を行うようにしているので、装置内の温度に係わらず
磁気テープと磁気ヘッドの吸着を良好に防止し得るよう
になる。
【0014】特に、磁気テープと磁気ヘッドの当接を良
好にするために磁気ヘッドの磁気テープ接触面にエアの
逃溝を施してある場合には、この溝の形状が磁気テープ
に転写され磁気テープに凹凸が生じて記録/再生時のエ
ラーの原因となることがあるが、本発明によるとこれが
防止される。
【0015】
【実施例】以下本発明の実施例を添付図面に沿って詳細
に説明する。図1は本発明を適用可能な磁気テープ装置
を背面側から見た斜視図である。この磁気テープ装置
は、本体フレーム2と、本体フレーム2の両端にそれぞ
れ固定されたオペレータパネル4及びバックパネル6
と、これらに対して着脱可能に取り付けられたカバー8
とを有している。バックパネル6には、装置の内外で空
気を流通させるためのファン10が設けられている。フ
ァン10の駆動制御については後述する。
【0016】図2はこの磁気テープ装置を正面側から見
た斜視図であり、この図にはカバーが取り外された状態
が示されている。オペレータパネル4には、エアフィル
タ12と、磁気テープカートリッジの挿入口14と、ス
イッチ16とが設けられている。
【0017】装置内部には、挿入口14の側から順にロ
ーダアセンブリ18とスレッダアセンブリ20とが設け
られている。スレッダアセンブリ20は磁気テープカー
トリッジの後述するリーダブロックに係合するピン22
を有しており、このピン22は、溝24に沿って移動し
てリーダブロックを案内する。
【0018】スレッダアセンブリ20とバックパネル6
の間で符号26で示されているのは従来装置において磁
気ヘッドと磁気テープの接触を回避するために使用され
ていたエアポンプを示している。このエアポンプ26は
以下に説明する本発明の実施例では不要であり、その分
装置の小型化が可能になる。
【0019】図3はスレッダアセンブリ20を取り外し
た状態を示す磁気テープ装置の斜視図である。スレッダ
アセンブリ20の下方には、ローダアセンブリ18の側
から順にマシンリール28とヘッドアセンブリ30とが
設けられている。
【0020】図4はヘッドアセンブリ30の斜視図であ
る。フレーム32の概略中央には磁気ヘッド34が固定
されており、この磁気ヘッド34のテープ接触面には磁
気テープとの接触性を良好に保つためにエアの逃溝34
Aが形成されている。
【0021】フレーム32上の磁気ヘッド34の両側に
は、磁気テープの走行に従って従動するローラガイド3
6及び38がそれぞれ回転可能に設けられている。ま
た、ローラガイド36と磁気ヘッド34の間にはテープ
クリーナ40が設けられている。
【0022】テープクリーナ40は超硬合金等からなる
2つのエッジ42及び44を有しており、エッジ42及
び44が走行中の磁気テープに極めて浅い角度で接触す
ることによって、磁気テープに付着した汚れが掻き落と
されるようになっている。
【0023】図5は本発明の第1、第2実施例における
磁気テープ装置の主要部の平面図、図6は同主要部の側
面図である。符号46はローダアセンブリ18(図3参
照)によって装置内部の所定位置にセットされた磁気テ
ープカートリッジを表している。磁気テープカートリッ
ジ46は、カートリッジケース47と、カートリッジケ
ース47内に設けられたハブ48と、その一端はハブ4
8に固定されその他端にはリーダブロック52が設けら
れた磁気テープ50とからなる。
【0024】磁気テープ50がハブ48に巻き取られた
状態にあっては、リーダブロック52はカートリッジケ
ース47の四隅の1つに形成された溝54に着座してい
る。図5に示されているのは、リーダブロック52がス
レッダアセンブリ20のピン22(図2参照)によって
案内されてマシンリール28の切り込み28Aに装着さ
れた状態である。
【0025】ハブ48はファイルリール56(図6参
照)に装着され、ファイルリール56はファイルリール
モータ58によって駆動される。一方、マシンリール2
8は、ファイルリールモータ58とは別に独立して回転
制御されるマシンリールモータ60によって駆動され
る。
【0026】図2のスレッダアセンブリ20の動作を図
2及び図5により説明する。磁気テープカートリッジ4
6がローダアセンブリ18により所定位置にセットされ
ると、図2の位置にあるピン22がカートリッジケース
47の溝54に着座しているリーダブロック52に係合
する。
【0027】図示しない駆動手段によってピン22が溝
24に沿って移動すると、これに伴って磁気テープ50
の先端(リーダブロック52)はローラガイド36、磁
気ヘッド34及びローラガイド38に沿って案内され、
マシンリール28の切り込み28Aに装着される。この
とき、ピン22はマシンリール28の回転中心に位置
し、磁気テープ50の走行動作に際してはピン22がマ
シンリール28の回転を邪魔することがない。
【0028】尚、磁気テープ50をカートリッジケース
47内に巻き戻す場合には、上述とは逆の動作がなされ
る。これら一連の動作に際して、ファイルリールモータ
58及びマシンリールモータ60はそれぞれ別個に回転
制御され、磁気テープ50の走行速度及びテンション等
が適度に制御されるようになっている。尚、モータの回
転制御については、マイクロコンピュータ等を用いた通
常の回路により行うことができるので、その説明につい
ては省略する。
【0029】図5において符号62は本発明で特徴的な
温度センサを表しており、この温度センサ62は磁気ヘ
ッド34の近傍に設けられている。温度センサ62は、
例えば、図4に示されるヘッドアセンブリにおけるヘッ
ドクリーナ40の近傍或いは磁気ヘッド34とローラガ
イド38の間に設けられる。
【0030】図7は温度センサの接続図を例示してい
る。レギュレータ64は、例えば、5Vの入力電圧によ
って安定した2.5Vの出力電圧を有する。レギュレー
タ64の出力ポートは抵抗66の第1端子に接続され、
抵抗66の第2端子は、温度センサ62の第1端子及び
演算増幅器68のマイナス側入力ポートに接続される。
【0031】温度センサ62の第2端子は接地され、演
算増幅器68のプラス側入力ポートは抵抗72を介して
接地される。演算増幅器68のマイナス側入力ポートと
出力ポートの間には抵抗70が接続される。
【0032】温度センサ62はこの実施例では温度によ
って流れる電流が変化するものであり、その変化率は例
えば1μA/Kである。温度センサ62の温度が変化す
ると流れる電流が変化し、これに伴って温度センサ62
の第1端子の電位が変化するので、これを演算増幅器6
8によって電圧信号として出力するものである。このよ
うに検出温度が反映される情報を電圧信号として取り出
すことによって、検出温度に基づく制御を行うための回
路をデジタル回路により構成することが容易になる。
【0033】図8は本発明の第1実施例における動作の
フローチャートである。この実施例では、磁気ヘッドの
記録/再生動作が行われない休止期間内に、磁気テープ
について微小距離の往復走行動作が行われる。この往復
走行動作は、例えば5分、10分といった予め定められ
た周期をおいて行われる。
【0034】まず、ステップ101では磁気テープのロ
ーディングが開始される。ステップ102でローディン
グの完了が確認されると待機状態となり、ステップ10
3で記録/再生命令が出されているか否かが判断され
る。記録/再生命令が出されていない場合には、Pを変
数とするルーチンに入り、記録/再生命令が出されてい
る場合にはステップ113に進む。
【0035】まず、このルーチンについて説明する。ス
テップ103で記録/再生命令が出されていないと判断
されてステップ104に進むと、変数Pに1が加えられ
る。続いてステップ105では磁気ヘッド近傍の温度が
測定され、その測定値Xが基準温度T(例えば25°
C)を越えているか否かが判定される。
【0036】測定値Xが基準温度Tよりも高い場合に
は、ステップ106に進み、変数PがS1(Pの1つの
上限値となる変数)と比較され、PがS1よりも小さい
場合には、ステップ107に進む。ステップ107では
ファンの回転速度を上げ、更にステップ108で往復走
行の周期が縮小化された後ステップ104に戻る。
【0037】ステップ106でPがS1と等しいかそれ
よりも大きいと判断された場合には、ステップ112に
進み、Pが0にリセットされた後、ステップ103に戻
る。ステップ105で温度の測定値Xが基準温度Tより
も低いと判断された場合には、ステップ109に進み変
数PがS2(Pの1つの上限値となる変数)と比較され
る。PがS2よりも小さい場合には、ステップ110に
進み、ファンの回転速度が通常値に戻され、更にステッ
プ111で往復走行の周期が通常化された後、ステップ
104に戻る。
【0038】ステップ109でPがS2と等しいかそれ
よりも大きいと判断された場合には、ステップ112に
進みPが0にリセットされた後、ステップ103に戻
る。ステップ103で記録/再生命令が出されていると
判断された場合には、ステップ113に進み往復走行が
停止される。その後ステップ114に進み、ファンの回
転速度が通常値にされた後ステップ115で記録/再生
処理が行われる。
【0039】尚、変数S1,S2は上述のフローチャー
トのルーチンのランニングスピードを決定するための値
である。図9は本発明の第2実施例におけるフローチャ
ートである。この実施例では、磁気ヘッドの記録/再生
動作が行われない休止期間内に、温度センサの測定温度
に基づいて磁気テープのテンションを変化させる手段が
採用されている。
【0040】ステップ101〜107,109,11
0,112,114,115の各処理は図8の第1実施
例における各処理と同様であるのでその説明を省略す
る。この実施例では、温度センサの測定温度Xが基準温
度Tよりも高いときに、往復走行周期を縮小化すること
(ステップ108)に代えて、ステップ201で磁気テ
ープのテンションの設定値を低くし、一方、温度センサ
の測定温度Xが基準温度Tよりも低いときには、往復走
行周期を通常化すること(ステップ111)に代えて、
ステップ202で磁気テープのテンションの設定値を通
常値にしている。尚、磁気テープのテンションの通常値
は、この実施例では、例えば200gである。また、磁
気テープのテンションの制御は、ファイルリールモータ
58及びマシンリールモータ60の駆動電流の制御によ
り行うことができる。
【0041】また、記録/再生命令が出されたときに往
復走行を停止すること(ステップ113)に代えて、ス
テップ203で磁気テープのテンションの設定値を通常
値に戻している。
【0042】図10は本発明の第3実施例における磁気
テープ装置の主要部の平面図である。この実施例では、
ローラガイド36,38を可動フレーム72により支持
し、この可動フレーム72をソレノイド74により図中
の矢印A方向に移動可能にしている。
【0043】ローラガイド36,38及び可動フレーム
72が図中で実線で示される相対的に左側の位置にある
ときには、磁気テープ50を磁気ヘッド34に対して接
触させながら走行させることができ、ローラガイド3
6,38及び可動フレーム72が図中の破線で示される
相対的に右側の位置にあるときには、磁気テープ50を
磁気ヘッド34に対して接触させないで走行させること
ができる。以下、実線で示される位置を通常位置と称す
る。
【0044】図11は本発明の第3実施例におけるフロ
ーチャートである。この実施例における記録/再生命令
が出されていない場合(ステップ103)のルーチンは
次の通りである。
【0045】温度センサによる測定温度Xが基準温度T
よりも高い場合(ステップ105)には、ステップ10
7でファンを高速回転にした後、ステップ301でソレ
ノイド74(図10参照)を動作させて、磁気テープ5
0が磁気ヘッド34に接触しない位置にローラガイド3
6,38を移動させる。また、温度センサによる測定温
度Xが基準温度Tよりも低い場合には、ステップ110
でファンを通常回転に戻した後、ステップ302でロー
ラガイド36,38を通常位置に移動させる。
【0046】ステップ103で記録/再生命令が出され
ていると判断された場合には、ステップ303でローラ
ガイド36,38を通常位置にして、更にステップ11
4でファンを通常回転にした後、記録/再生処理が行わ
れる(ステップ115)。
【0047】図12は本発明の第4実施例における磁気
テープ装置の主要部の平面図である。この実施例では、
ローラガイド36,38間の磁気テープ50の走行経路
に沿って一対のピン76,78を設けている。
【0048】ピン76,78は可動フレーム80に固定
され、可動フレーム80はソレノイド82によって図中
の矢印B方向に移動可能である。ピン76,78は図中
の実線で示される相対的に左側の位置(通常位置)にあ
るときには、磁気テープ50とは非接触であり、このと
き磁気テープ50と磁気ヘッド34の接触状態が保たれ
ている。また、ピン76,78が図中の破線で示される
相対的に右側の位置に移動すると、これに伴ってローラ
ガイド36,38間の磁気テープ50も図中の右方向に
移動し、磁気テープ50と磁気ヘッド34の接触状態が
解除される。
【0049】図13は本発明の第4実施例におけるフロ
ーチャートである。ステップ103で記録/再生命令が
出されていないと判断された場合におけるルーチンは以
下の通りである。
【0050】ステップ105で温度センサによる測定温
度Xが基準温度Tよりも高いと判断された場合には、ス
テップ107でファンを高速回転にした後、ステップ4
01でソレノイド82を動作させ、磁気テープ50と磁
気ヘッド34が接触しない位置にピン76,78を移動
する。
【0051】ステップ105で温度センサによる測定温
度Xが基準温度Tよりも低いと判断された場合には、ス
テップ110でファンを通常回転にした後、ステップ4
02でピン76,78を通常位置に移動する。
【0052】ステップ103で記録/再生命令が出され
ていると判断された場合には、ステップ403でピン7
6,78を通常位置に移動した後、ステップ114でフ
ァンを通常回転にし、その後、ステップ115で記録/
再生処理が実行される。
【0053】尚、第1実施例における磁気テープの往復
走行動作の微小距離は例えば30cmである。以上説明し
た各実施例のフローチャートの動作を行わせるためのハ
ードウエアの構成例を図14に示す。温度測定データや
プログラム内容を記憶するための内部レジスタ81を有
するMPU(マイクロプロセッサユニット)82は、イ
ンタフェイス制御回路83を介して図示しないホストコ
ンピュータに接続される。温度センサ62からの温度測
定データはMPU82に供給される。
【0054】そして、各種プログラムに基づく演算結果
がMPU82からローディング機構85の駆動回路86
とファンモータ87の駆動回路88と磁気ヘッド34を
制御する記録/再生/消去制御回路90とリールモータ
91の駆動回路92とに供給される。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
装置の小型化・低コスト化に適し、装置内の温度に係わ
らず磁気テープと磁気ヘッドの吸着を良好に防止し得る
磁気テープの提供が可能になるという効果を奏する。
【0056】また、磁気テープと磁気ヘッドの当接を良
好にするために磁気ヘッドの磁気テープ接触面にエアの
逃溝を施してある場合に、この溝の形状が磁気テープに
転写されることが防止され、記録/再生時のエラーのお
それがなくなるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における磁気テープ装置を背面
側から見た斜視図である。
【図2】本発明の実施例における磁気テープ装置を正面
側から見た斜視図(カバーを外した状態)である。
【図3】本発明の実施例における磁気テープ装置を正面
側から見た斜視図(スレッダアセンブリを外した状態)
である。
【図4】ヘッドアセンブリの斜視図である。
【図5】本発明の第1、第2実施例における磁気テープ
装置の主要部の平面図である。
【図6】本発明の第1、第2実施例における磁気テープ
装置の主要部の側面図である。
【図7】温度センサの接続図である。
【図8】本発明の第1実施例におけるフローチャートで
ある。
【図9】本発明の第2実施例におけるフローチャートで
ある。
【図10】本発明の第3実施例における磁気テープ装置
の主要部の平面図である。
【図11】本発明の第3実施例におけるフローチャート
である。
【図12】本発明の第4実施例における磁気テープ装置
の主要部の平面図である。
【図13】本発明の第4実施例におけるフローチャート
である。
【図14】本発明の各実施例におけるフローチャートの
動作を行わせるためのハードウエアの構成例を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
34 磁気ヘッド 36,38 ローラガイド 50 磁気テープ 62 温度センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大下 勝 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気テープに対してデータの記録/再生
    を行う磁気ヘッドと、 該磁気ヘッドの記録/再生動作に対応して上記磁気テー
    プを上記磁気ヘッドに対して接触させながら走行させる
    駆動手段と、 上記磁気ヘッドの記録/再生動作が行われない休止期間
    内に、上記磁気テープについて微小距離の往復走行動作
    を予め定められた周期をおいて行わせる手段と、 上記磁気ヘッドの近傍の温度を検出する温度センサと、 該温度センサの検出温度に基づいて上記周期を変化させ
    る制御手段とを備えた磁気テープ装置。
  2. 【請求項2】 上記制御手段は、上記検出温度が基準温
    度よりも高いときに上記周期を短くする請求項1に記載
    の磁気テープ装置。
  3. 【請求項3】 上記磁気テープ装置の内外で空気を流通
    させるファンと、 上記検出温度に基づいて上記ファンの回転速度を変化さ
    せる手段とを更に備えた請求項1に記載の磁気テープ装
    置。
  4. 【請求項4】 磁気テープに対してデータの記録/再生
    を行う磁気ヘッドと、 該磁気ヘッドの記録/再生動作に対応して上記磁気テー
    プを上記磁気ヘッドに対して接触させながら走行させる
    駆動手段と、 上記磁気ヘッドの記録/再生動作が行われない休止期間
    内に上記磁気テープのテンションを変化させる制御手段
    とを備えた磁気テープ装置。
  5. 【請求項5】 上記磁気ヘッドの近傍の温度を検出する
    温度センサを更に備え、上記制御手段は上記温度センサ
    の検出温度に基づいて上記テンションを変化させる請求
    項4に記載の磁気テープ装置。
  6. 【請求項6】 上記制御手段は、上記検出温度が基準温
    度よりも高いときに上記テンションを低下させる請求項
    5に記載の磁気テープ装置。
  7. 【請求項7】 上記磁気テープ装置の内外で空気を流通
    させるファンと、 上記検出温度に基づいて上記ファンの回転速度を変化さ
    せる手段とを更に備えた請求項5に記載の磁気テープ装
    置。
  8. 【請求項8】 磁気テープに対してデータの記録/再生
    を行う磁気ヘッドと、 該磁気ヘッドの記録/再生動作に対応して上記磁気テー
    プを上記磁気ヘッドに対して接触させながら走行させる
    駆動手段と、 上記磁気ヘッドの近傍の温度を検出する温度センサと、 上記磁気ヘッドの記録/再生動作が行われない休止期間
    内に、上記温度センサの検出温度が基準温度よりも高い
    ときに上記磁気テープと上記磁気ヘッドの接触を解除す
    る解除手段とを備えた磁気テープ装置。
  9. 【請求項9】 上記磁気テープの走行経路を形成するガ
    イドを更に備え、 上記解除手段は上記ガイドを変位させる手段を含む請求
    項8に記載の磁気テープ装置。
  10. 【請求項10】 上記磁気テープの走行経路の上記磁気
    ヘッド側に設けられたピンを更に備え、 上記解除手段は上記ピンを変位させる手段を含む請求項
    8に記載の磁気テープ装置。
  11. 【請求項11】 上記磁気テープ装置の内外で空気を流
    通させるファンと、 上記検出温度に基づいて上記ファンの回転速度を変化さ
    せる手段とを更に備えた請求項8に記載の磁気テープ装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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