JPH0895379A - 現像装置及びこの現像装置を有する静電記録装置 - Google Patents

現像装置及びこの現像装置を有する静電記録装置

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JPH0895379A
JPH0895379A JP6231407A JP23140794A JPH0895379A JP H0895379 A JPH0895379 A JP H0895379A JP 6231407 A JP6231407 A JP 6231407A JP 23140794 A JP23140794 A JP 23140794A JP H0895379 A JPH0895379 A JP H0895379A
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JP
Japan
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developing
developer
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electrostatic latent
image carrier
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JP6231407A
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English (en)
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Toshimasa Toyama
敏正 遠山
Akihiko Uematsu
顕彦 植松
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/06Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
    • G03G15/08Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer
    • G03G15/09Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer using magnetic brush

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  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Magnetic Brush Developing In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】電子式写真プリンタ装置、静電記録式プリンタ
装置等の画像形成装置に関し、特に画像形成装置内に設
けられる現像装置に関し、現像剤の飛散が少なく、保守
が頻度を減らし信頼性の高い装置を提供する。 【構成】静電潜像が形成される静電潜像搬送体に磁気ブ
ラシを形成することにより二成分現像剤を搬送するとと
もに、静電潜像搬送体との現像領域では、静電潜像搬送
体の移動方向とは、反対方向に移動する現像ローラと、
現像ローラの二成分現像剤の量を規制する現像剤規制板
と、現像剤規制板から現像領域方向に突出した飛散抑止
板とにより構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、静電潜像され、画像を
形成する画像形成装置に関する。特に、電子式写真プリ
ンタ装置、静電記録式プリンタ装置等の画像形成装置内
に設けられ、静電潜像を搬送する静電潜像搬送体に対し
て現像剤を現像する現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の技術を示す図である。感光
ドラム1は、用紙に転写するための可視画像が形成され
る。現像マグロール2は、感光ドラム1に画像を現像す
るために、感光ドラム1に対し現像剤6を搬送する。
【0003】搬送マグロール3は、現像装置内に蓄積さ
れている現像剤6を現像マグロール2に供給する。ドク
ターブレード4は、現像マグロール2に付着する現像剤
6の量を規制し、現像マグロール2への現像剤6の過剰
供給を防止する。回収マグロール5は、飛散した現像剤
6を再利用するために現像装置内に回収する。
【0004】用紙に印刷を行う場合には、感光ドラム1
に対して潜像を施す。現像装置内の現像剤6を搬送マグ
ロール3により、現像マグロール2に供給する。ドクタ
ーブレード4により現像マグロール2への現像剤6の過
剰供給を防ぐとともに、現像マグロール2に所定の高さ
の磁気ブラシを形成する。
【0005】潜像を施された感光ドラム1に対して、現
像マグロール2より現像剤6(トナー)を供給すること
より、感光ドラム1に可視画像を形成する。感光ドラム
1の現像剤を用紙に転写し、用紙上に可視画像を印刷す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のように現像マグ
ロール2は、磁力により現像剤6を現像マグロール2に
により保持しているだけであり、完全に連結されている
ものではない。したがって、現像マグロール2の遠心
力、感光ドラム1が移動する際に発生する風圧により、
現像剤6が飛散する。
【0007】この飛散した現像剤6は、現像領域の近傍
にあるドクターブレード4背面に付着する。すなわち、
現像マグロール2と回収マグロール5の磁力の釣り合っ
た場所(磁力中立線)、つまり、それぞれのマグネット
ロール2、5の磁力により引っ張られない場所がドクタ
ーブレード4上に存在する。この部分に最初に付着し、
その最初に付着した現像剤6を起点として次々にドクタ
ーブレード4上に堆積していく。
【0008】ドクターブレード4上に現像剤6が堆積し
て状態で、印刷動作を続けているとドクターブレード4
背面に付着した現像剤6が更に増加し、ひいては堆積し
た現像剤6が感光ドラム1面に接触し、感光ドラム2に
現像剤6が付着してしまいドラム上の画像を汚してしま
い、用紙に印刷した結果の印刷物が汚れてしまうという
問題が生じた。
【0009】これを防止するためには、ドクターブレー
ド4上に堆積した現像剤6を人手、つまり、保守者によ
り取り除いてやれば、良好な印刷を継続することができ
る。しかし、高速な印刷を行うため、感光ドラム1、現
像マグロール2等の各部の速度を上げると、所定時間内
にドクターブレード4上に堆積する現像剤6の量も増加
する。そのため、ドクターブレード4上の清掃のための
保守の期間を短時間にする必要がある。
【0010】したがって、保守の依頼を頻繁に行う必要
が生じるため人件費も上がり、更に、印刷物を汚してし
まう可能性が高くなり、信頼性の低い画像形成装置とな
ってしまう。又、ドクターブレード4上の堆積した現像
剤6の塊が何らかの原因 (振動・堆積量増大) で現像マ
グロール4上に移動し、現像マグロール4上に局部的に
現像剤の層厚が大きくなり、ひいては感光ドラム1面に
不要な現像剤6を付着させることになった。
【0011】したがって、感光ドラム1近傍に存在する
ドクターブレード等の部材に現像剤6が多く堆積するこ
とにより、結果として印字品質を落とすことになってい
た。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の対象の現像装置
では、静電潜像が形成される静電潜像搬送体に磁気ブラ
シを形成することにより二成分現像剤を搬送するととも
に、静電潜像搬送体との現像領域では、静電潜像搬送体
の移動方向とは、反対方向に移動する現像ローラと、現
像ローラの二成分現像剤の量を規制する現像剤規制板
と、現像剤規制板から現像領域方向に突出した飛散抑止
板と有している。
【0013】更に、前記飛散抑止板の現像ローラの軸方
向の長さは、現像ローラの長さ以上に設定されている。
また、静電潜像が形成される静電潜像搬送体と、静電潜
像搬送体の下方側を可視像が静電潜像搬送体から転写さ
れる媒体を搬送する搬送手段と、該静電搬送体に磁気ブ
ラシを形成することにより二成分現像剤を搬送するとと
もに、静電潜像搬送体との現像領域では、静電潜像搬送
体の移動方向とは、反対方向に移動する現像ローラ、現
像ローラの二成分現像剤の量を規制する現像剤規制板、
現像剤規制板から現像領域方向に突出した飛散抑止板を
有する現像装置を備えている。
【0014】
【作用】現像ローラは、静電潜像が形成される静電潜像
搬送体に磁気ブラシを形成し、現像領域では、静電潜像
搬送体の移動方向とは、反対方向に移動することにより
二成分現像剤を静電潜像搬送体に搬送する。現像ローラ
に付着する二成分現像剤の量を現像剤規制板により、規
制することにより、適度な量の現像剤を現像ローラから
静電潜像搬送体に供給させることができる。
【0015】さらに、現像剤規制板から現像領域方向に
飛散抑止板を突出させることにより、現像剤が現像ロー
ラから離れたとしても、現像剤規制板の方向に飛散しな
いようにするとももに、静電潜像搬送体の移動による発
生する風圧等の影響を受けないようにしている。したが
って、現像剤規制板上に飛散する現像剤を極力するなく
でき、高速な画像形成を行ったとしても、良好な画像形
成を長期間継続して行うことができるため、保守等の手
間が掛からず、信頼性の高い画像成形装置を提供するこ
とができる。
【0016】静電潜像体は、現像ローラより供給された
現像ローラにより可視画像を現像し、その可視画像を搬
送手段により静電潜像体の下方側を搬送される媒体に転
写することにより、媒体上に可視画像を形成する。さら
に、現像剤規制板から現像領域方向に飛散抑止板を突出
させることにより、現像剤が現像ローラから離れたとし
ても、現像剤規制板の方向に飛散しないようにするとも
もに、静電潜像搬送体の移動による発生する風圧等の影
響を受けないようにしている。
【0017】したがって、現像剤が飛散せす、高速な印
刷を行ったとしても、媒体を汚すことのない良好な印刷
を長期間継続して行うことができるため、保守等の手間
が掛からず、信頼性の高い画像成形装置を提供すること
ができる。
【0018】
【実施例】図1は画像形成装置の内部搬送経路を示す図
であり、給紙部20、プリント部21、排紙部22を有
しており、それそれが搬送路23により接続されてい
る。給紙部20には、カセット20−2、ホッパ20−
3、20−4が設けされている。このカセット20−2
は、着脱自在に構成された、一時的に用紙サイズ、種類
を変更したい場合とにこのカセットに用紙をセットし、
交換する。
【0019】また、ホッパ20−3、20−4は固定式
になっており、利用頻度の多い用紙をセットしておく。
ホッパを2つ設けておくことにより、利用頻度の高い用
紙を2種類、例えば、A4サイズ、B4サイズの用紙を
セットすることができる。プリント部21には、用紙の
可視画像を転写するためのプロセス部21−2、用紙に
画像を定着させるための定着部22−3が備えている。
【0020】このプリント部21には、用紙の両面への
印刷を可能にするために、両面用紙パスを備えている。
排紙部22には、トレイ22−2、スタッカ22−3、
22−4が設けられている。このトレイ22−2は、早
急に入手したい印刷物、枚数の少ない印刷部等を収納す
るためのものである。
【0021】また、スカッタ22−3、22−4は大容
量のスタッカであり、大量の印刷物を収納するためのも
のである。スタッカを2つ設けているのめ、異なった種
類の用紙、例えば、A4サイズ、B4サイズの用紙を別
々に収納するためのものである。用紙に対し印刷を行う
場合には、給紙部20のスタッカ20−2或いはホッパ
20−3、20−4に積載された用紙の上部より用紙を
一枚ずつ繰り出すプリント部21に供給する。
【0022】プリント部21のプロセス部22−2で
は、上位装置より送信されてきた情報に基づいて形成さ
れた画像を供給されてきた用紙に転写する。転写された
画像を定着部22−3により定着し、用紙に転写した画
像が消えたり、刷れたりしないようにする。この用紙
は、トレイ22−2、或いは、スタッカ22−3、22
−4に集積される。この場合、印刷面を下にして集積さ
れるため、印刷を行う順番は1ページ目より順番に行っ
ていけば、印刷物を取り出して際、ページの順番に集積
されてくる。図2はプロセス部の構成図であり、図2に
示すように、プロセス部21−2は、感光ドラム1とそ
の周囲に配置された前帯電器31、露光部32、現像装
置33、用紙進入ガイド34、転写帯電器35、AC除
電器36、クリーナ部37、及びLED除電器38とを
備えている。
【0023】印刷に際しては、感光ドラム1を図中矢印
Aの方向、つまり、時計方向に回転させ、その表面を前
帯電器31により一様に帯電させる。次に表面に露光部
32(本実施例では、光学ユニットを使用)により情報
に応じたパターンで露光を行って静電潜像を形成する。
この静電潜像は、現像装置33からトナーを供給される
ことにより、現像されて可視画像であるトナー像とな
る。
【0024】一方、給紙部20から供給され、搬送路2
3により搬送されてきた用紙は、用紙進入ガイド34に
ガイドされて転写位置へ送られる。そして、ここで感光
ドラム1と用紙を介し対向する転写帯電器35によっ
て、感光ドラム1上のトナーを用紙へ転写する。その
後、用紙は更に搬送路23により搬送され、定着部22
−3により、用紙上のトナーは、定着部22−3にて
熱,圧力あるいは光等によって用紙に定着される。
【0025】転写工程後のドラムには用紙に転写されず
に残った残留トナーが存在し、これを感光ドラム1より
除去する必要がある。AC除電器36により残留トナー
の電荷を除去し、その後クリーナ部37にて機械的に感
光ドラム1より残留トナーを除去する。この機械的な除
去手段としては、クリーニングブレード,クリーニング
ブラシ等を使用する。
【0026】感光ドラム1より残留トナーを除去した
後、感光ドラム1の表面の電位を初期状態(例えば、0
V)にもどす為にLED除電器38により、除電を行
う。そして、次の印刷工程に備えられ、再び前帯電器3
1により感光ドラム1の表面を一様に帯電する。上述の
現像プロセスで用いられる現像剤としては、トナー成分
(着色樹脂の微粉体粒子)と磁性成分(微細な磁性体キ
ヤリア)とからなる二成分現像剤が広く知られている。
二成分現像剤を用いる現像装置は、二成分現像剤を保持
する現像剤保持容器33−3とこの現像剤保持容器33
−3内の二成分現像剤を攪拌してトナー成分と磁性体キ
ヤリア成分とを互いに摩擦帯電させる攪拌器33−2
と、その磁性体キヤリアの一部を磁力でもって吸着して
磁気ブラシを形成するマグネットローラすなわち現像ロ
ーラとを具備し、この現像ローラの一部は現像剤保持容
器33−3から露出されて感光ドラムと対面させられ
る。現像ローラの周囲に形成された磁気ブラシはトナー
成分が静電的に付着し、現像ローラの回転によりトナー
成分は磁気ブラシに伴われて感光ドラム1との対面領域
すなわち現像領域に搬送され、そこで静電潜像の現像が
行われる。
【0027】この静電潜像の現像濃度は現像領域に搬送
されるトナー量によっても左右されるので、現像濃度の
均質化のために、磁気ブラシの現像剤の穂の長さが規制
ブレード(ドクターブレード)によって規制される。現
像領域を経た現像剤を、すなわちトナー成分が低下した
現像剤はスクレーパ部材によって現像ローラから掻き取
られて攪拌器33−2側に戻される。
【0028】図3は現像装置および感光ドラムを示す図
である。本発明に係る現像装置33の一実施例を図3を
参照にしながら説明する。本実施例においての現像剤6
は、平均粒径10μmのトナー,平均粒径80μmのキ
ヤリアの混合物である現像剤を使用した。図3に示す通
り、画像を現像する部分は、図中矢印A印方向へ回転す
る感光ドラム1と、図中矢印B方向へ回転する現像ロー
ラである現像マグネットロール2と、現像マグネットロ
ール2に現像剤6を供給する搬送マグネットロール3
と、感光ドラム1より不必要な現像剤6を回収する回収
マグネットロール5と、現像マグネットロール2上の層
厚(現像剤量)を規制するための規制ブレードであるド
クターブレード4と、現像マグネットロール2からの現
像剤6の飛散抑止する飛散抑止プレート7とにより構成
される。
【0029】また、上記感光ドラム1はφ200,周速600
mm/secで回転し、図3に示すように時計回り方向に回転
する。現像マグネットロール2は、現像効率を上げるた
めに、図2に示すように2本で構成しており、どちらも
φ50, スリーブ周速600 mm/secで図3に示すように時計
回り方向に回転する。つまり、現像マグネットロール2
から感光ドラム1に現像剤6を供給する位置では、感光
ドラム1と現像マグネットロール3は、反対方向に移動
している(カウンター現像)。
【0030】本発明では感光ドラム1の移動方向上流側
の第二現像マグネットロールは影響しない為、図3で
は、図示を省略する。図3に示す搬送マグロネットロー
ルは、φ80, スリーブ周速500 mm/secで図3中では、時
計回り方向、つまり、図中矢印C方向へに回転する。回
収マグネットロール5は、φ20, スリーブ周速100 mm/s
ecで図3では、反時計回り方向、つまり、感光ドラム1
と回収マグネットロール5の対向する位置では、同一方
向に回転する。
【0031】感光ドラム1と現像マグネットロール2の
間隔は2 mm, 感光ドラム1と回収マグネットロール5の
間隔は1 mmに設定している。ドクターブレード4は、一
般的に現像装置上流で、現像剤6の搬送性を考慮して現
像領域12よりあまり離れない位置に設けられる。これ
は現像領域での現像剤6の穂立ちの量を安定化させる為
には、現像領域に近ければ近いほど良いが、搬送マグネ
ットロール3へ戻る現像剤の流れ性も考えなければなら
ないために、本実施例では現像部より60°離れた位置に
設定している。
【0032】さらに現像領域へ向かわず、搬送マグネッ
トロール3へ戻る現像剤6の流れ性を考え、ドクターブ
レード4の角度は現像マグネットロール2の接線(ブレ
ーディングポイントにて)に対して、鈍角(90°以
上) が望ましい。本実施例では約100 °に設定してい
る。さらに現像剤6の流れ性及び製造上の精度、加工の
容易性を考えるとドクターブレード4の長さ、つまり、
現像マグネットロール3付近から回収マグネットロール
5付近までの長さもある程度必要である。(10mm以
上が望ましい) 本実施例では20mmに設定している。
【0033】現像マグネットロール2には、現像領域に
現像剤6を搬送する為の搬送磁極,現像領域に現像磁
極,現像領域より現像剤を搬送するための搬送磁極が存
在する(いずれも図示せず)。ドクターブレード4の近
傍には、現像領域と同様に現像剤を穂立たせる為、搬送
磁極を設けることが一般的である。また、この搬送磁極
と現像磁極の間が広すぎる場合は、間にもう1つ搬送磁
極が必要になるが、本実施例ではこれは省略する。
【0034】現像マグネットロール2のドクターブレー
ド4の近傍にある搬送磁極は700G(ガウス)、感光
ドラム1と最接近部の現像磁極は800G(ガウス)で
あり、この磁極間角度は約60°に設定している。この
設定ならば、上記2極間に搬送磁極は必要なくなる。回
収マグネットロール5は、回収磁極(感光ドラムとの最
接近部)は、1000G(ガウス)に設定されている。
【0035】図4は、現像領域付近の斜視図である。図
4に示すように、飛散抑止プレート7は、感光ドラム1
の軸方向の長さが現像マグネットロール2の長さ(35
0mm)以上であり、高さは感光ドラム1と若干間隔(
2mm程度) をあくように設定する。そして厚みは自重
でしならない厚み(1mm程度)に設定する。材質はメ
ンテナンス時等に、感光ドラム1等の付近の部材に接触
した場合を考慮すると可撓性部材が好ましく。本実施例
ではマイラーを適用している。
【0036】設置位置としては感光ドラム1と現像マグ
ネットロール2と回収マグネットロール5に囲まれた空
間で、現像マグネットロール2上の現像剤6に接触しな
い位置に飛散抑止プレート7を設置する。図5は、飛散
抑止プレートの取付け図である。図5に示すように、ド
クターブレード4は固定ねじ50により、現像装置枠8
に固定されている。
【0037】更に、飛散抑止プレート7は、このドクタ
ーブレード4に設置されている。この飛散抑止プレート
7の設置方法としては、飛散抑止プレート7をL字の板
(L字板51)に両面接着、接着剤等により接着する
か、ビス、ねじ等が固定する。本実施例では、L型板を
ドクターブレードの背面にねじ52により止めし、設置
する。
【0038】このように設置するとすると位置精度をだ
すのが容易であり、且つ飛散抑止プレート7の先端を細
く、且つ強度を持たせることが可能である。上記のよう
な飛散抑止プレート7を所定の位置に設けることによ
り、飛散抑止プレート7の回収マグネットロール5側に
空間が確保できる。ここは飛散抑止プレート7を超えて
きた現像剤を格納する場所となる。
【0039】さらに、像形成装置において、高濃度印刷
で且つ、高速印刷(毎分150枚:A4を横方向で搬送
し、1分間に印刷できる枚数)を達成するためには感光
ドラム1と現像マグネットロール2とは現像領域12で
は、反対方向に高回転で回す必要がある(カウンター現
像)。このカウンタ現像を行うことにより、短時間で現
像マグネットロール2の現像剤6が確実に且つ、多量に
感光ドラム1に供給することができるため、感光ドラム
1及び現像マグネットロール2とを高速で回転させるこ
とができ、しかも、高濃度印刷で且つ、高速印字を実現
することができる。
【0040】しかし、現像マグネットロール2を高速回
転させると、現像剤6を保持する能力(磁力)に対して
遠心力がまさり、マグネットロールに現像剤を保持しき
れず現像剤が飛散することが起こる。さらにカウンター
現像であると、飛散した現像剤6は、現像領域12より
下流側に解析するため、既に可視画像化された感光ドラ
ム1面に付着することや、その近傍に漂う場合が多く、
これに起因して白ヌケ等の印字障害を引き起こす可能性
が高くなる。
【0041】この問題を解決する為に、現像装置内で現
像マグネットロール2の下流側に、飛散した現像剤6を
回収することを目的とした現像剤回収部が設けることが
行われている。現像剤回収部の一例として、回収マグネ
ットロール5が利用されることが多い。回収マグネット
ロール5は、現像マグネットロール2と同様に、内部に
磁石を有するスリーブの外周面に現像剤を吸着し、スリ
ーブ回転と内部磁極の設定により現像剤を搬送させる。
【0042】回収マグネットロール5の動作を説明す
る。回収マグネットロール5は、2極の磁極をもってお
り、感光ドラム1に対向した部分に回収磁極(S極)、
回転方向下流側に搬送磁極(N極)を有している。回収
磁極の磁力により、感光ドラム1より現像剤6(特にキ
ヤリア)をスリーブに吸着させ、スリーブを回転させ、
搬送磁極を通過した現像剤6は掻き落とし部材である掻
き落とし板9により掻き落とされて、再び現像装置に回
収され、攪拌される。
【0043】しかし、この回収マグネットロール5は感
光ドラム1に付着した現像剤6は除去可能であり、非常
に有効であるが、以下の様な問題点をかかえていた。こ
のような磁力を用いた現像剤回収機構を使用し、カウン
ター現像を行う画像形成装置の場合、現像領域の近傍や
ドクターブレード4にて飛散した現像剤6が、感光ドラ
ム1の近傍の部材に付着して、時間とともに多量に堆積
する場合が多々あった。
【0044】特に、現像領域の近傍にあるドクターブレ
ード4の背面に多量の現像剤6が付着してしまう。現像
剤6の付着の仕方としては回収マグネットロール5と現
像マグネットロール2の磁力のつりあった場所(磁力中
立線)、つまりそれぞれのマグネットロール2、5の磁
力により引っ張られない場所に最初に付着し、その最初
に付着した現像剤6を起点として次々にその上に堆積し
ていく。その後印字作業を続けているとドクターブレー
ド4背面に付着した現像剤6が多量に蓄積して、ひいて
は堆積した現像剤6が感光ドラム1面に接触し、感光ド
ラム上の画像を汚すという問題が生じた。
【0045】又、ドクターブレード上の蓄積現像剤の塊
が何らかの原因 (震動・堆積量増大・磁力) で現像マグ
ネットロール2上に移動し、現像マグネットロール2上
に局部的に現像剤6の層厚が大きくなり、ひいては感光
ドラム面に不要な現像剤を付着させることになった。上
記のように感光ドラム1の近傍に存在する部材に現像剤
6が大きく堆積することにより、結果として印字品質を
落とすことになっていた。
【0046】したがって、実施例では、このような問題
が発生しない画像形成装置を提供するために、現像マグ
ネットロール2と感光ドラム1と回収マグネットロール
5に囲まれた空間の現像マグネットロール2近傍で現像
マグネットロール6上の現像剤6、感光ドラム1及び回
収マグネットロール5に接触しないように現像剤6の飛
散を抑止するための飛散抑止部材である飛散抑止プレー
ト7を設けた。
【0047】更に、この飛散抑止プレート7により、現
像マグネットロール2と回収マグネットロール5の間に
現像剤6を堆積させえるスペースを確保することがより
好ましい。又、飛散抑止部材である飛散抑止プレート7
の長さは、現像剤6の端部よりの流出を考慮して、現像
マグネットロールの軸方向の長さ以上が好ましいが、現
像マグネットロール2内の磁石の幅以上の長さがあれば
実用上問題はなく、現像剤6の端部から流出を防止する
ことができる。
【0048】又、飛散抑止部材である飛散抑止プレート
7の高さは感光ドラムと若干間隔をあくように設定す
る。そして厚みは自重でしならない厚みに設定する。材
質は、保守時等に感光ドラム等の付近の部材に接触した
場合の保守者の怪我或いは、感光ドラム1に対する接触
による傷の発生等の事情を考慮すると可撓性部材が好ま
しい。
【0049】この飛散抑止部材である飛散抑止プレート
7により、現像マグネットロール2から飛散する現像剤
6を極めて少なくすることが可能となったものである。
しかも、完全に現像剤6の飛散を抑止てきれないため、
飛散抑止プレート7の回収マグネットロール5側に現像
剤6を堆積させえるスペースを確保することにより、僅
かに飛散する現像剤6を印刷に影響しないようにしたも
のである。
【0050】上述のように構成することによって、画像
形成作業を繰り返した場合にもドラム上に不必要な現像
剤を付着することなく、画像乱れの無い良質な画像を得
ることができる。
【0051】
【発明の効果】 本発明と飛散防止部材を設け
ることにより、静電潜像搬送体の近傍の部材、ドクター
ブレード背面に堆積する現像剤の量を減らすことが出来
る。また、飛散防止部材と静電潜像搬送体と回収マグネ
ットロールに囲まれた空間には、現像領域やドクターブ
レードよりの飛散現像剤のうち、飛散防止部材を超えて
きた僅かな現像剤が堆積される空間に堆積する現像剤が
極めて少なくなり、静電潜像搬送体の現像剤が接触する
までの時間が格段に伸び、印字面を汚す可能性を低く抑
えられた。
【0052】そのため、保守を行う時期の間隔を長くす
ることが、人為的なコストの削減が可能となる。さらに
上記空間、すなわち飛散防止部材と静電潜像搬送体と回
収マグネットロールに囲まれた空間に堆積した現像剤
は、飛散防止部材が現像マグネットロール側への移動を
阻んでいるため、従来のように何らかの原因 (衝撃・堆
積量増大・磁力) で、現像マグネットロールへ現像剤が
塊で、飛ぶことを防止することができた。これは蓄積現
像剤は現像マグネットロールのほうには飛散防止部材を
乗り越えた、現像剤が少量ずつしか行かなく、従来のよ
うな塊では移動しなくなったためである。
【0053】そのため、高速印刷、高濃度印刷が可能で
かつ、印刷品質の高い画像形成装置を提供するできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の内部搬送経路を示す図
【図2】プロセス部の構成図
【図3】現像装置および感光ドラム
【図4】現像領域付近の斜視図
【図5】飛散抑止プレートの取付け図
【図6】従来の技術を示す図である。
【符号の説明】
1・・・静電潜像搬送体(感光ドラム) 2・・・現像マグネットロール 3・・・搬送マグネットロール 4・・・ドクターブレード 5・・・回収マグネットロール 6・・・現像剤

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】静電潜像が形成される静電潜像搬送体に磁
    気ブラシを形成することにより二成分現像剤を搬送する
    とともに、静電潜像搬送体との現像領域では、静電潜像
    搬送体の移動方向とは、反対方向に移動する現像ローラ
    と、 現像ローラの二成分現像剤の量を規制する現像剤規制板
    と、 現像剤規制板から現像領域方向に突出した飛散抑止板と
    有することを特徴する現像装置。
  2. 【請求項2】前記飛散抑止板の現像ローラの軸方向の長
    さは、現像ローラの長さ以上であることを特徴とする請
    求項1記載の現像装置。
  3. 【請求項3】前記飛散抑止板は、現像ローラから、現像
    ローラに形成される磁気ブラシの長さより僅かに長い距
    離離して設置することを特徴とする請求項1乃至2記載
    の現像装置。
  4. 【請求項4】前記飛散抑止板は、可撓性であることを特
    徴する請求項1乃至3記載の現像装置。
  5. 【請求項5】静電潜像が形成される静電潜像搬送体と、 静電潜像搬送体の下方側を可視像が静電潜像搬送体から
    転写される媒体を搬送する搬送手段と、 該静電搬送体に磁気ブラシを形成することにより二成分
    現像剤を搬送するとともに、静電潜像搬送体との現像領
    域では、静電潜像搬送体の移動方向とは、反対方向に移
    動する現像ローラ、 現像ローラの二成分現像剤の量を規制する現像剤規制
    板、 現像剤規制板から現像領域方向に突出した飛散抑止板と
    有する現像装置とを有することを特徴とする画像記録装
    置。
  6. 【請求項6】静電潜像が形成される静電潜像搬送体に磁
    気ブラシを形成することにより二成分現像剤を搬送する
    とともに、静電潜像搬送体との現像領域では、静電潜像
    搬送体の移動方向とは、反対方向に移動する現像ローラ
    と、 現像ローラに対し二成分現像剤を供給する搬送ローラ
    と、 現像ローラの二成分現像剤の量を規制する現像剤規制板
    と、 静電潜像搬送体との対向位置では、静電潜像搬送体と同
    一方向に回動するとともに現像剤を回収する回収部材
    と、 現像剤規制板から現像領域方向に突出した飛散抑止板と
    有することを特徴する現像装置。
  7. 【請求項7】静電潜像が形成される静電潜像搬送体と、 静電潜像搬送体の下方側を可視像が静電潜像搬送体から
    転写される媒体を搬送する搬送手段と、静電潜像が形成
    される静電潜像搬送体に磁気ブラシを形成することによ
    り二成分現像剤を搬送するとともに、静電潜像搬送体と
    の現像領域では、静電潜像搬送体の移動方向とは、反対
    方向に移動する現像ローラ、 現像ローラに対し二成分現像剤を供給する搬送ローラ、 現像ローラの二成分現像剤の量を規制する現像剤規制
    板、 静電潜像搬送体との対向位置では、静電潜像搬送体と同
    一方向に回動し、現像剤を回収する回収部材、 現像剤規制板から現像領域方向に突出した飛散抑止板と
    有する現像装置とを有することを特徴する画像形成装
    置。
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