JPH0894272A - 縦型吸収器用伝熱管及びその製造方法 - Google Patents

縦型吸収器用伝熱管及びその製造方法

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JPH0894272A
JPH0894272A JP6226446A JP22644694A JPH0894272A JP H0894272 A JPH0894272 A JP H0894272A JP 6226446 A JP6226446 A JP 6226446A JP 22644694 A JP22644694 A JP 22644694A JP H0894272 A JPH0894272 A JP H0894272A
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JP
Japan
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heat transfer
groove
transfer tube
tube
grooves
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JP6226446A
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Yasutoshi Mori
康敏 森
Toshiaki Hashizume
利明 橋爪
Koji Yamamoto
孝司 山本
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Furukawa Electric Co Ltd
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Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/62Absorption based systems

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水蒸気の吸収効率を高めた縦型吸収器用伝熱
管を提供する。 【構成】 管内面に沿って吸収液を流下させるととも
に、管内に水蒸気を通し、前記吸収液に水蒸気を吸収さ
せる吸収器用伝熱管において、前記伝熱管1の内面に、
互いに交差する溝aと溝bが、それぞれ管軸に対して35
度〜45度の角度をもって形成されている。 【効果】 伝熱管1の内面に、互いに交差する溝aと溝
bが形成されているので、内面積が増大し、又交差する
溝で囲まれた島状部位2には溝a、bから吸収液が供給
され易い。前記溝aと溝bの管軸に対する角度(リード
角)θが35度〜45度なので、吸収液が溝から逸脱して島
状部位に流出し易く、又島状部位2の四辺形が縦長の形
状となり、吸収液が保持され易い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、吸収冷凍機や吸収ヒー
トポンプ等に用いられる縦型吸収器用伝熱管に関し、特
に伝熱管の内面積を増大させ、且つその内面形状を吸収
液が均一に保持されるようにして水蒸気の吸収効率を高
めた縦型吸収器用伝熱管に関する。
【0002】
【従来の技術】吸収冷凍器や吸収ヒートポンプは、高真
空下での水の蒸発潜熱を利用した冷却器で、室内冷房等
に用いられている。前記吸収冷凍器には、発生する水蒸
気を吸収液に吸収させる為の縦型吸収器用伝熱管が組込
まれている。前記縦型吸収器用伝熱管には、図6に示す
ように、内面5が平滑な平滑管(図6イ)、又は内面に
1方向にスパイラル溝6を形成した内面溝付管(図6
ロ)、又は内外両面に縦溝7を形成したダブルフルート
管(図6ハ)等がある。このような縦型吸収器用伝熱管
では、伝熱管の内面に、臭化リチウム(LiBr)やア
ンモニア等の吸収液を流下させ、この吸収液に水蒸気を
吸収させる。吸収液は温度が高くなると吸収能力が低下
するので、吸収液は伝熱管の外周を水冷して冷却する。
そして、吸収液の吸収効率を高めるには、伝熱管の内面
積を増加させ、その内面全体に吸収液を均一に保持さ
せ、且つゆっくり流下させて吸収液と水蒸気との接触面
積及び接触時間を増やすことが必要である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の吸収器用伝熱管
のうち、平滑管は内面積が小さく十分な吸収効率が得ら
れない。又内面溝付管及びダブルフルート管は、溝が一
方向にのみ形成されていて、形成し得る溝数及び溝長さ
に限度があり、吸収液の保持性に劣る。このように従来
の吸収器用伝熱管はいずれも、吸収液の水蒸気吸収効率
が低かった。本発明は、伝熱管の内面を所定形状に形成
して、吸収液が伝熱管の内面全体に均一に保持されるよ
うにして、吸収液の水蒸気吸収効率を高めた吸収器用伝
熱管を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、内面
に沿って吸収液を流下させるとともに、内部に水蒸気を
通し、外面を冷却媒体で冷却して、前記吸収液に水蒸気
を吸収させる吸収器用伝熱管において、前記伝熱管の内
面に、互いに交差する溝aと溝bが形成され、前記溝a
と溝bの管軸に対する角度θが35度〜45度であることを
特徴とする縦型吸収器用伝熱管である。
【0005】図1イ、ロは、それぞれこの発明の伝熱管
の態様を示す部分切欠図及びその内面拡大図である。伝
熱管1の内面に互いに交差する溝a、bが形成されてお
り、この溝a、bの管軸に対する角度θ1 、θ2 は、そ
れぞれ35〜45度の角度をもって形成されている。この発
明の縦型吸収器用伝熱管は、溝を交差させて形成して内
面積を増大させ、且つ交差する溝で内面を島状に囲ん
で、この島状部位2に溝から吸収液が供給され易いよう
にしたものである。前記溝aと溝bの管軸に対する角度
(リード角)θを35度〜45度に限定した理由は、リード
角θが35度未満では、吸収液が溝内を流れ易くなり、溝
から逸脱して島状部位に流出する吸収液量が減少し、又
45度を超えると島状部位の四辺形が横に長くなり、島状
部位での吸収液の保持性が低下する為である。
【0006】前記リード角θの最適値(限定値)は、短
尺材を用いて作製した伝熱管について実験を行い求めた
ものである。その実験結果の一部を図2イ、ロに示す。
図2イ、ロは、それぞれリード角θに対する吸収液の濡
れ面積率と熱伝達率の関係図である。リード角が35度か
ら45度の範囲で、濡れ面積率及び熱伝達率が高い値を示
している。ここで、熱伝達率が高いということは、吸収
液の水蒸気吸収効率が高いことを意味する。
【0007】請求項2の発明は、互いに交差する溝aと
溝bで囲まれる島状部位に基部が平行四辺形の山形状突
起が形成されており、前記山形状突起の基部の1辺の長
さLが 0.3mm以上、1mm以下であり、溝aの幅W1 がL
以下であり、溝bの幅W2 がL/6以上、L/2以下で
あることを特徴とする請求項1記載の縦型吸収器用伝熱
管である。
【0008】図3イ、ロは、この発明の伝熱管の態様を
示す内面拡大図、図3ハは溝で囲まれた島状部位の斜視
図である。この伝熱管1は、溝a、bに囲まれた島状部
位12が山形状に突起したもので、図3イに示したもの
は、溝aの幅W1 と溝bの幅W 2 が同じ幅のもの、図3
ロに示したものは、溝aの幅W1 が溝bの幅W2 に較べ
て大きいものである。この発明において、交差する溝a
と溝bで囲まれる島状部位12を山形状に突起させた理由
は、島状部位の表面積を増大させ、且つそこに保持され
る吸収液の流下速度を遅くする為である。前記島状部位
12の基部の長さLを 0.3mm以上、1mm以下に限定した理
由は、前記Lが 0.3mm未満では成形加工が困難であり、
1mmを超えると全体の内面積が減少する為である。又溝
aの幅W1 をL以下に、溝bの幅W2 をL/6以上、L
/2以下に限定した理由は、一方の溝幅がLを超え、他
方の溝幅がL/2を超えると全体の内面積が減少し、又
少なくとも一方の溝幅をL/6以上にしておかないと、
山形状突起の形成が困難になる為である。山形状突起の
形状は、図3ハに示したような寄せ棟型が加工性、吸収
液保持性の点で好ましいが、これに限るものではない。
【0009】請求項3の発明は溝aの幅W1 と溝bの幅
2 の溝幅比〔W1/W2〕が2以上であることを特徴とす
る請求項1又は請求項2記載の縦型吸収器用伝熱管であ
る。この発明で、溝幅比〔W1/W2〕を2以上に限定した
理由は、この限定した比率において、溝部分にも吸収液
が良好に保持されるようになる為である。
【0010】請求項4の発明は、伝熱管の内面、又は内
面と外面の両面に耐食性を有する親水性皮膜を形成した
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3記載の縦型吸収
器用伝熱管である。この発明によれば、吸収液が伝熱管
内面により均一に万遍なく広がり、水蒸気との接触面積
が増大する。又吸収液の冷却も効率よくなされる。更に
伝熱管の耐食性も向上する。
【0011】請求項5の発明は、金属素管の内部に配置
した溝付プラグと、前記金属素管の外周に配置した転造
治具とで金属素管を内外から押圧して、前記金属素管の
内面に、基部が平行四辺形の山形状突起を角部を軸方向
に向けて密に等間隔に形成し、次いで前記山形状突起を
内面に形成した金属素管に、引抜加工を施すことを特徴
とする請求項2又は請求項3記載の縦型吸収器用伝熱管
の製造方法である。
【0012】内面に交差する溝を形成するには、始めに
溝aを、次にその上から溝bをという具合に溝加工を2
回行う。従って、溝部には、図4に示すように、溝付プ
ラグで1度だけ押圧される部分3と、2度押圧される部
分4とが存在し、これを引抜加工すると、溝付プラグに
より1度だけ押圧された部分3は軟質な為、より大きく
引延ばされ、2度押圧された部分4は硬質の為変形量が
少なく、その結果、図3ロに示すように溝aと溝bとで
幅が異なる内面溝付管が形成される。
【0013】この発明の縮径率と溝幅比〔W1/W2〕との
関係、及び溝幅比〔W1/W2〕と熱伝達率との関係を、短
尺材を用いて作製した伝熱管について実験し求めた。そ
のときの実験結果の一部を図5イ、ロに示す。図5イ、
ロはそれぞれ縮径率に対する溝幅比〔W1/W2〕と、前記
溝幅比〔W1/W2〕に対する熱伝達率の関係を示す図であ
る。溝幅比〔W1/W2〕は縮径率が10%を越えたあたりか
ら上昇し始め、50%で最大値を示す(図5イ)。熱伝達
率は溝幅比〔W1/W2〕が 1.5を超えたあたりから上昇し
始め、3を超えると低下している(図5ロ)。このこと
から、引抜加工の縮径率が10%未満では、溝aと溝bと
の幅に差が明瞭に現れず、前記縮径率が50%を超えると
山形状突起が平坦になって、その突起効果が現れなくな
る。従って、縮径率は10〜50%が好ましい。
【0014】
【作用】請求項1の発明では、伝熱管の内面に、互いに
交差する溝aと溝bが形成されているので、内面積が増
大し、又交差する溝で囲まれた島状部位には溝から吸収
液が供給され易い。前記溝aと溝bの管軸に対する角度
(リード角)θが35度〜45度なので、吸収液が溝から逸
脱して島状部位に流出し易く、又島状部位の四辺形が縦
長の形状となり、吸収液が保持され易い。
【0015】請求項2の発明では、互いに交差する溝a
と溝bで囲まれる島状部位に基部が平行四辺形の山形状
突起が形成されているので、島状部位の表面積が増大
し、且つそこに保持される吸収液量の流下速度が遅くな
る。又前記山形状突起の基部の1辺の長さLが 0.3mm以
上なので成形加工が容易であり、又前記Lが1mm以下で
あり、又溝aの幅W1 がL以下、幅W2 がL/2以下な
ので全体の内面積を広くとれる。又溝bの幅W2 がL/
6以上なので山形状突起の形成が容易に行える。
【0016】請求項3の発明では、溝aの幅W1 と溝b
の幅W2 の溝幅比〔W1/W2〕を2以上に限定したので、
溝部分にも吸収液が良好に保持されるようになる。
【0017】請求項4の発明では、伝熱管の内面、又は
内面と外面に耐食性を有する親水性皮膜を形成したの
で、伝熱管内面に吸収液がより均一に万遍なく保持され
水蒸気との接触面積が増大する。又吸収液の冷却も効率
よくなされる。更に伝熱管の耐食性も向上する。
【0018】請求項5の発明では、溝付プラグを用いた
溝形成法により、基部が平行四辺形の山形状突起を角部
を軸方向に向けて密に等間隔に形成した内面溝付管を製
造し、これに引抜加工を施すので、請求項2又は請求項
3記載の内面溝付管を容易に製造できる。
【0019】
【実施例】以下に、本発明を実施例により詳細に説明す
る。 (実施例1)外径10mm、内径6mmφの純銅管の内部に、
溝付プラグを配置し、前記溝付プラグ配置位置の外周に
転造治具を配置して、前記純銅管を前記溝付プラグと転
造治具とで押圧しつつ引抜加工して、一方向に溝が形成
された伝熱素管を作製した。次にこの伝熱素管に溝の向
きの異なる溝付プラグを用いて再度引抜き加工を施し
て、内面に交差する溝を有する外径8mmφ、内径5mmφ
の伝熱管を製造した。溝付プラグには、外面形状が種々
異なるものを用いて、溝の管軸とのなす角度(リード
角)θを変化させ、又溝で囲まれた島状部位は、平坦な
もの(図1ロ)と山状突起のあるもの(図3イ)の2種
類を作製した。
【0020】(実施例2)実施例1と同様の方法によ
り、リード角θと溝幅が種々異なり、島状部位が山形状
に突起した内面溝付管を作製し、次にこの内面溝付管を
種々の縮径率で引抜加工して、図3ロに示す内面形状の
伝熱管を製造した。
【0021】得られた各々の伝熱管内を真空に脱気し、
そこに水蒸気を通して熱伝達率を調べた。吸収液には臭
化リチウム(LiBr)の60%水溶液を用い、前記伝熱
管の内面に沿って流下させた。管外周面は水冷して吸収
液を冷却した。結果を表1に示す。比較の為従来の伝熱
管についても同様の調査を行った。
【0022】
【表1】
【0023】表1より明らかなように、本発明例品(N
o.1〜15) は従来例品(No.18 〜20)に較べて熱伝達率、
即ち吸収液の水蒸気吸収効率が極めて高いものであっ
た。本発明例品のうち、No.4〜6 は島状部位を山形状に
突起させた為、島状部位が平坦なNo.1〜3 に較べて熱伝
達率が上昇した。No.7〜9 は、引抜加工を施して、溝幅
比〔W1/W2〕を1.5 にしたので、溝形状が吸収液を保持
し易い形状になり、熱伝達率が更に向上した。No.10 〜
12は溝幅比〔W1/W2〕を2以上に高めたので、前記溝形
状が吸収液を極めて保持し易い形状となり、熱伝達率が
一段と向上した。しかしNo.13 はW1 がLを超えた為、
又No.14 はLが1mmを超えた為、又No.15は縮径率が50
%を超えて山形状突起が平坦となった為、いずれも伝熱
管の内面積が減少する等して熱伝達率が若干低下した。
他方、比較例品(No.16 、17)はリード角θが本発明の
限定値を外れ、吸収液の保持性が悪化して、いずれも熱
伝達率が低下した。
【0024】(実施例3)実施例1にて製造した伝熱管
(表1のNo.10 〜12) の内外面に親水性皮膜(水ガラス
系コートタイプの親水処理剤)を塗布し、焼付けた他
は、実施例1と同じ方法により熱伝達率を測定した。又
塩水噴霧試験により耐食性を調査した。耐食性は腐食減
量率により表した。比較の為、親水性皮膜を形成しない
ものについても同様の調査を行った。結果を表2に示
す。
【0025】
【表2】
【0026】表2より明らかなように、親水性皮膜を形
成したもの(No.21 〜23) は、親水性皮膜を形成しない
もの(No.10 〜12) に較べて、熱伝達率が向上した。こ
れは伝熱管内面に焼付けられた親水性皮膜が、上方から
流下する臭化リチウムを薄く引延ばし、その伝熱管内面
の濡れ面積を増大させた為である。又伝熱管外周の親水
性皮膜が伝熱管の冷却能を高め、吸収液の冷却を促進し
た為でもある。更に、本発明例品は耐食性も大幅に改善
された。
【0027】
【効果】以上述べたように、本発明の伝熱管は、内面積
が広く、且つ内面形状が吸収液を均一に保持し易い形状
なので、吸収液の水蒸気吸収効率が高い。伝熱管の内面
又は内外面に耐食性を有する親水性皮膜を形成すること
により、前記吸収効率の向上並びに伝熱管の耐食性改善
がなされる。又前記伝熱管は、従来の溝付プラグを用い
た内面溝付法や引抜加工法の適用により容易に製造する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明伝熱管の態様を示す部分切欠図及びその
内面説明図である。
【図2】図1に示した伝熱管内面のリード角θに対する
吸収液の濡れ面積率と熱伝達率との関係図である。
【図3】本発明伝熱管の他の態様を示す内面説明図及び
島状部位の斜視図である。
【図4】本発明伝熱管の製造方法の説明図である。
【図5】図3に示した伝熱管の製造における引抜き縮径
率と溝幅比との関係図、及び溝幅比と熱伝達率との関係
図である。
【図6】従来の伝熱管の部分切欠図又は斜視説明図であ
る。
【符号の説明】
1───伝熱管 2,12──島状部位 3───伝熱管内面の溝付プラグで1度だけ押圧された
部分 4───伝熱管内面の溝付プラグで2度押圧された部分 5───内面 6───スパイラル溝 7───縦溝 a,b ──溝

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内面に沿って吸収液を流下させるととも
    に、内部に水蒸気を通し、外面を冷却媒体で冷却して、
    前記吸収液に水蒸気を吸収させる吸収器用伝熱管におい
    て、前記伝熱管の内面に、互いに交差する溝aと溝bが
    形成され、前記溝aと溝bの管軸に対する角度θが35度
    〜45度であることを特徴とする縦型吸収器用伝熱管。
  2. 【請求項2】 互いに交差する溝aと溝bで囲まれる島
    状部位に基部が平行四辺形の山形状突起が形成されてお
    り、前記山形状突起の基部の1辺の長さLが0.3 mm以
    上、1mm以下であり、溝aの幅W1 がL以下であり、溝
    bの幅W2 がL/6以上、L/2以下であることを特徴
    とする請求項1記載の縦型吸収器用伝熱管。
  3. 【請求項3】 溝aの幅W1 と溝bの幅W2 の溝幅比
    〔W1/W2〕が2以上であることを特徴とする請求項1又
    は請求項2記載の縦型吸収器用伝熱管。
  4. 【請求項4】 伝熱管の内面、又は内面と外面に耐食性
    を有する親水性皮膜を形成したことを特徴とする請求項
    1乃至請求項3記載の縦型吸収器用伝熱管。
  5. 【請求項5】 金属素管の内部に配置した溝付プラグ
    と、前記金属素管の外周に配置した転造治具とで金属素
    管を内外から押圧して、前記金属素管の内面に、基部が
    平行四辺形の山形状突起を角部を軸方向に向けて密に等
    間隔に形成し、次いで前記山形状突起を内面に形成した
    金属素管に、引抜加工を施すことを特徴とする請求項2
    又は請求項3記載の縦型吸収器用伝熱管の製造方法。
JP6226446A 1994-09-21 1994-09-21 縦型吸収器用伝熱管及びその製造方法 Pending JPH0894272A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004042311A1 (en) * 2002-11-07 2004-05-21 Pratt & Whitney Canada Corp. Heat exchanger with fins formed from slots
JP2010216793A (ja) * 2009-03-16 2010-09-30 Masahisa Fujimoto 吸収冷却器、熱交換器

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004042311A1 (en) * 2002-11-07 2004-05-21 Pratt & Whitney Canada Corp. Heat exchanger with fins formed from slots
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