JPH089369Y2 - 内燃機関の二次空気供給装置 - Google Patents

内燃機関の二次空気供給装置

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JPH089369Y2
JPH089369Y2 JP1989101205U JP10120589U JPH089369Y2 JP H089369 Y2 JPH089369 Y2 JP H089369Y2 JP 1989101205 U JP1989101205 U JP 1989101205U JP 10120589 U JP10120589 U JP 10120589U JP H089369 Y2 JPH089369 Y2 JP H089369Y2
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JP
Japan
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secondary air
air supply
suction valve
expansion chamber
chamber
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JP1989101205U
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JPH0342016U (ja
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紀朗 関根
敬一 柿崎
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Subaru Corp
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Fuji Jukogyo KK
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、排気脈動を利用して排気系に二次空気を供
給する内燃機関の二次空気供給装置に関する。
[従来の技術] 従来から、エンジン排気中のHC,COを排気系で酸化さ
せたり、触媒に対する流入空燃比を一定にすべく、排気
系へ二次空気を供給する技術が知られている。
このいわゆる二次空気供給装置のひとつに、出力損失
が少なく、コスト的にも優れているエアサクション方式
があり、例えば、特開昭58−28507号公報、特開昭58−1
70813号公報に開示されている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、これらの先行技術に開示されている二
次空気供給装置では、拡張室をエアサクションバルブ
(以下「ASV」)の下流側に設け、排気脈動の高周波成
分を減衰させて、圧力変動を大きくし、ASVの圧力変動
に対する追従性をよくしているが、上記拡張室を上記エ
アサクションバルブ室の下流側に設けたため、上記ASV
の開閉に伴う脈動音を低減することはできない。
一方、拡張室をエアサクションバルブ室の上流側に設
ければASV脈動音を低減することが可能であるが、騒音
対策としては容量の大きい拡張室を必要とし艤装上問題
があるばかりでなく、脈動成分中の動圧が上記拡張室と
いう直流抵抗で低下されて二次空気供給量が減少してし
まう不都合がある。
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、二次空気
供給量を減少させることなく、脈動音の低減を図り、か
つ、コンパクトで艤装の容易な内燃機関の二次空気供給
装置を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 本考案による内燃機関の二次空気供給装置は、一端を
エアクリーナのクリーンサイドに連通し、他端を排気系
に連通する二次空気供給通路に、拡張室とエアサクショ
ンバルブ室とを介装した内燃機関の二次空気供給装置に
おいて、前記エアサクションバルブ室上流の近接した位
置に拡張室を配設し、このエアサクションバルブ室から
上流方向へ延出する二次空気導入パイプを上記拡張室内
に突出させると共に、上記拡張室から上記エアサクショ
ンバルブ室方向へ延出する二次空気吐出パイプを上記二
次空気導入パイプの外周に挿通して接続したことを特徴
とする。
[作用] 上記構成において、まず、内燃機関が駆動すると、排
気系に生じる排気脈動により二次空気供給通路に介装し
たエアサクションバルブ室のエアサクションバルブが開
閉し、このエアサクションバルブの開弁時にエアクリー
ナのクリーンサイドの吸気が上記二次空気供給通路を介
して排気系に導入される。
また、上記エアサクションバルブ室に設けたエアサク
ションバルブの開閉に伴い発生する二次空気脈動成分中
の静圧、および、脈動圧が上記エアサクションバルブ室
の上流側に配設した拡張室で減衰される。
[考案の実施例] 以下、図面に基づいて本考案の実施例について説明す
る。
図面は、本考案の一実施例を示し、第1図は二次空気
供給装置の縦断面図、第2図はエンジンの全体概略図、
第3図はアイドル回転数域における脈動音の周波数成分
を拡張室とエアサクションバルブ室との配置を変えて分
析した騒音特性図、第4図は二次空気供給量の比較を示
す線図である。
図中の符号1はエンジン本体で、このエンジン本体1
の吸気ポート1aにインテークマニホルド2を介して接続
する吸気管3にエアクリーナ4が接続されている。ま
た、上記エンジン本体1の排気ポート1bにエキゾースト
マニホルド5を介して排気管6が接続され、この排気管
6の中途に触媒コンバータ7が介装されている。なお、
符号8はスロットルバルブである。
さらに、上記エアクリーナ4のクリーンサイド4aと、
上記排気管6の上記触媒コンバータ7の上流側とが二次
空気供給通路9を介して連通され、この二次空気供給通
路9に、樹脂を素材に成形した拡張室10と鋳造成形した
エアサクションバルブ室11とが互いに近接した位置関係
を有して介装されている。
上記拡張室10の上流側に、上記二次空気供給通路9に
接続する二次空気導入パイプ10aが形成され、また、上
記拡張室10の下流側に、二次空気吐出パイプ10bが形成
されている。
また、上記エアサクションバルブ室11から上流方向へ
上記二次空気導入パイプ11aが延出され、この二次空気
導入パイプ11aが上記拡張室10の二次空気吐出パイプ10b
内に挿通されされると共に、その先端が拡張室10内に突
出され、更に、上記二次空気導入パイプ11aと、この二
次空気導入パイプ11aの外周に挿通する上記二次空気吐
出パイプ10aとが、これらの間に介装したゴムパッキン1
2を介して接続されている。さらに、上記エアサクショ
ンバルブ室11の下流側に、上記二次空気供給通路9に接
続する二次空気吐出パイプ11bが形成されている。
また、上記エアサクションバルブ室11にリードバルブ
式のエアサクションバルブ(以下「ASV」)11cが介装さ
れている。このASV11cは上記排気管6を流れる排気ガス
の脈動で開閉するもので、この排気脈動が負圧のとき開
弁して、上記排気管6に上記エアクリーナ4から二次空
気を供給する。
また、上記二次空気供給通路9の上記エアクリーナ4
のクリーンサイド4aから上記ASV室11までの距離Lを一
定とした場合、上記クリーンサイド4aから上記拡張室10
までの距離l1と、上記拡張室10と上記ASV室11との間の
接続部分の距離l2とはl1>l2の関係を有し、また、l2
組付け上、および、騒音対策上、20〜30mmが望ましい。
次に、上記構成による実施例の作用について説明す
る。
エンジンが駆動すると、排気ポート1bからブローダウ
ンした排気がエキゾーストマニホルド5、排気管6を通
り大気へ放出される。その間、上記排気の正圧波が上記
排気管6の開放端で反射して戻り、エンジン本体1のシ
リンダ、あるいは、排気バルブに衝突して再び反射さ
れ、この反射波の干渉により排気系内に脈動が発生す
る。
上記排気脈動が二次空気供給通路9に介装したASV室1
1の下流側に伝播すると、上記排気脈動が負圧のとき、
上記ASV室11に介装したASV11cが開弁し、また、上記脈
動が正圧のとき、上記ASV11cが閉弁する。
上記ASV11cが開弁すると、エアクリーナ4のクリーン
サイド4aに吸入された空気が二次供給通路9を通り、上
記排気管6へ供給され、排気中のCO,HCを酸化させると
ともに、触媒コンバータ7に対する流入空燃比を一定に
する。
一方、上記二次空気供給通路9の上記ASV11cの上流側
には、このASV11cの開閉に伴い二次空気脈動が発生す
る。
上記二次空気がエアクリーナ4のクリーンサイド4a側
から、上記二次空気供給通路9に介装した拡張室10に流
入すると膨脹して脈動成分中の静圧のみが減衰され、脈
動成分中動圧により二次空気が上記排気管6へ供給され
る。
また、上記ASV11cで反射した二次脈動の正圧波が上記
拡張室10の吐出側に突出する二次空気導入パイプ11aか
ら上記拡張室10へ伝播すると、この拡張室10内で拡張共
振して脈動音が減衰される。
その結果、排気管6に供給する二次空気流量が減少す
ることなしに、脈動音を低減させることができる。ま
た、拡張室10の二次空気吐出パイプ10bと、ASV室11の二
次空気導入パイプ11aとがゴムパッキン12を介して接続
されているので、形状がコンパクトになり艤装が容易な
ばかりか、高い剛性を得ることもできる。
第3図に破線で示す波形が本実施例と他の例とのアイ
ドリング中の脈動によって発生する脈動音の周波数成分
を解析したもので、実線で示す波形が拡張室を介装しな
い場合の脈動音の周波数成分を示す。
第3図(b)に示すように、拡張室10をエアクリーナ
4のクリーンサイド4a側に配設すると、脈動音の周波数
成分は全体的に低くなるが、第4図に示すように二次空
気供給量Qも減少する。これは、拡張室が直流抵抗とな
り、脈動成分中の動圧が低下してしまうからと解され
る。
一方、拡張室をASV室側に配設すれば、第4図に示す
ように、二次空気量Qは減少しないが、第3図(c)に
示すように、低次の周波数成分がピーク値を示してしま
う。
これに対し、本考案では、第3図(a)、第4図に示
すように、二次空気供給量Qを確保したまま、脈動音の
周波数成分をも全体的に低く抑えることができる。
なお、本考案は上記実施例に限るものではなく、例え
ば、エアサクションバルブ室の下流側に別の拡張室を配
設してもよい。
[考案の効果] 以上説明したように本考案によれば、一端をエアクリ
ーナのクリーンサイドに連通し、他端を排気系に連通す
る二次空気供給通路に、拡張室とエアサクションバルブ
室とを介装した内燃機関の二次空気供給装置において、
前記エアサクションバルブ室上流の近接した位置に拡張
室を配設し、このエアサクションバルブ室から上流方向
へ延出する二次空気導入パイプを上記拡張室内に突出さ
せると共に、上記拡張室から上記エアサクションバルブ
室方向へ延出する二次空気吐出パイプを上記二次空気導
入パイプの外周に挿通して接続したので、二次空気供給
量を減少することなく、脈動音の低減を図ることがで
き、かつ、コンパクト化が実現できて、艤装が容易にな
るなど優れた効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案の一実施例を示し、第1図は二次空気供
給装置の縦断面図、第2図はエンジンの全体概略図、第
3図はアイドル回転数域における脈動音の周波数成分を
拡張室とエアサクションバルブ室との配置を変えて分析
した騒音特性図、第4図は二次空気供給量の比較を示す
線図である。 4……エアクリーナ、4a……クリーンサイド、6……排
気系(排気管)、9……二次空気供給通路、10……拡張
室、10b……二次空気吐出パイプ、11……エアサクショ
ンバルブ室、11a……二次空気導入パイプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端をエアクリーナのクリーンサイドに連
    通し、他端を排気系に連通する二次空気供給通路に、拡
    張室とエアサクションバルブ室とを介装した内燃機関の
    二次空気供給装置において、 前記エアサクションバルブ室上流の近接した位置に拡張
    室を配設し、 このエアサクションバルブ室から上流方向へ延出する二
    次空気導入パイプを上記拡張室内に突出させると共に、 上記拡張室から上記エアサクションバルブ室方向へ延出
    する二次空気吐出パイプを上記二次空気導入パイプの外
    周に挿通して接続したことを特徴とする内燃機関の二次
    空気供給装置。
JP1989101205U 1989-08-30 1989-08-30 内燃機関の二次空気供給装置 Expired - Lifetime JPH089369Y2 (ja)

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JPS521320A (en) * 1975-06-24 1977-01-07 Mitsubishi Motors Corp Secondary air supplying apparatus
JPS5545054Y2 (ja) * 1977-07-20 1980-10-23
JPS58170813A (ja) * 1982-04-01 1983-10-07 Nippon Soken Inc 内燃機関の二次空気供給装置

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