JPH0893288A - 鍵管理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 メンテナンスカードを読み取り走査させるこ
とによって、ＩＤコードなどの設定変更と、登録したＩ
Ｄコードの参照或は操作や異常の履歴情報の参照がで
き、秘密性の高いＩＤ情報を種々の管理者の持つ秘密を
知る権限の程度によって、ランク分けして保護でき、な
おかつ簡単な操作でＩＤカードの更新ができる鍵管理装
置を提供する。 【構成】 カードリーダＲではＩＤカードを読み取り走
査させ、操作キーＭＫによりＩＤコードを入力して、特
定の対応した鍵保管ボックスＢを解錠するようにした鍵
管理装置Ａにおいて、鍵管理装置Ａは、上記ＩＤカード
とは異なるメンテナンスカードを上記カードリーダＲに
よって読み取り走査させることによって、ＩＤコードな
どの設定変更と、登録したＩＤコードの参照或は操作や
異常の履歴情報の参照ができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、オフィスビルやマンシ
ョン特にインテリジェントビル等の出入口や各階に設置
されて、各部屋の入室用鍵、自動車の鍵、金庫の鍵等を
集中管理する鍵管理装置の改良に関する。

【０００２】

【従来の技術】近時、鍵管理の利便のためにオフィスビ
ルやマンション特にインテリジェントビル等において
は、各部屋の入室用鍵を集中管理するための鍵管理装置
が設置され、使用者の意向次第で、入室用鍵に限らず、
自動車の鍵、金庫の鍵等貴重な種々の鍵の保管管理にも
広く使用されるに至っている。

【０００３】従来の鍵管理装置は、複数の鍵保管ボック
スと、その側方に配設されたカードリーダとテンキー等
を有する操作部と、解錠のためのＩＤコードを登録した
ＩＤコード登録メモリと操作や異常の履歴情報を格納し
た履歴メモリとＩＤカードの発行時期情報（例えば発行
回数）を登録した発行時期登録メモリとを有するコード
登録メモリと、入室用鍵の保管及び操作情報を印字記録
するプリンタユニットと、電気信号を受けて鍵の施錠ま
たは解錠を制御する信号処理部と、操作ガイダンスや履
歴情報等の操作時に必要な情報を表示するための例えば
ＬＣＤ等の表示部と、を備えていた。

【０００４】この鍵保管ボックスの小扉を開けるには、
ＩＤカードをカードリーダで読み取らせ、暗証番号等の
暗証ＩＤコードを操作部から入力しなければならない。
鍵管理装置では、カードリーダで読み取られたＩＤカー
ドに記憶されているＩＤコードと、操作部からテンキー
等で入力された暗証ＩＤコードと、を信号処理部で予め
登録されたものと照合し、ＩＤコードと暗証ＩＤコード
とが登録のものと合致していれば、予め設定されている
特定の鍵保管ボックスの小扉を自動的に開くように設定
されている。

【０００５】また、鍵保管ボックスの小扉を閉め忘れた
り、こじ開けたりした場合等の鍵管理装置の異常に対し
ては、鍵管理装置からアラームが鳴るとともに、その異
常事態がその内部に配置されているプリンタユニットに
も印字される。このようにして入室用鍵は管理されるよ
うになっている。ところが、このような従来の鍵管理装
置では、テナントやオフィス等の各部屋の使用者には、
鍵保管ボックス解錠用のＩＤカードを１枚または複数枚
渡しているので、暗証ＩＤコードを知っている者であれ
ば、ＩＤカードを持っていれば誰でも鍵保管ボックスを
解錠し、中の鍵を取り出し使用できる。

【０００６】更に、鍵の保管及び操作情報を鍵管理装置
に内蔵させたプリンタユニットに印字して記録するよう
になっているので、管理人無用の無人で鍵の管理ができ
るようになっている。また、従来の鍵管理装置では、Ｉ
Ｄコードや暗証番号等の暗証ＩＤコードに加えて、例え
ばどの小扉を開閉するかといった鍵管理装置を機能させ
るためのＩＤ情報を設定するためには、その都度操作部
の配設されている扉を開け、内部の設定用のスイッチを
操作して設定していた。従ってＩＤ情報の設定作業を行
う場合、鍵管理装置の操作部の扉を鍵を用いて開き、設
定状態にする設定用スイッチを操作することによってＩ
Ｄ情報の登録ができる状態になる。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】ところが操作部の扉を
開けることによって操作部の扉の開閉を検知するセンサ
が作動し、操作部の扉のこじ開けとして判断処理され、
警報音を発報し、こじ開け履歴を残してしまうという問
題があった。また、操作部の扉を開けた無防備な不安定
な状態で、秘密性の高いＩＤ情報の設定作業を行わなけ
ればならないという問題もあった。

【０００８】更に操作部の扉解錠用の鍵があれば、誰で
も全ての設定の参照及び変更をすることができ、秘密保
持の求められるこのような装置では問題であった。即
ち、秘密性の高いＩＤ情報は、種々の管理者の持つ秘密
を知る権限の程度によって、ランク分けする必要があ
り、ＩＤ情報をランク分けして保護できる装置の開発が
望まれていた。

【０００９】一方、従来の鍵管理装置では、その利用者
がＩＤカードを紛失した際には、管理者がその都度、新
しいＩＤカードを新規発行して、鍵管理装置のそれまで
の古い登録データを抹消して、新しいＩＤカードのデー
タを新規に登録する作業をしなければならなかった。ま
た、その作業の間、鍵管理装置の使用ができないという
問題もあった。

【００１０】このようにＩＤカードの更新の作業は面倒
であり、簡単にＩＤカードの更新ができる鍵管理装置の
開発が望まれていた。本発明は上述の事情に鑑みてなさ
れたものであって、メンテナンスカードを読み取り走査
させることによって、ＩＤコードなどの設定変更と、登
録したＩＤコードの参照或は操作や異常の履歴情報の参
照ができ、秘密性の高いＩＤ情報を種々の管理者の持つ
秘密を知る権限の程度によって、ランク分けして保護で
き、なおかつ簡単な操作でＩＤカードの更新ができる鍵
管理装置を提供することを目的とする。

【００１１】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に提案された本発明は、次のような構成上の特徴を備え
ている。即ち、請求項１に記載された本発明は、ＩＤカ
ードに記憶された情報を読み取るカードリーダと、必要
な情報を入力操作するテンキーを含む操作キーと、操作
時などに必要な情報を表示するための表示部と、複数の
鍵を保管収容する複数の鍵保管ボックスと、解錠のため
のＩＤコードを登録したＩＤコード登録メモリと、操作
や異常の履歴情報を格納した履歴メモリと、を設け、上
記カードリーダではＩＤカードを読み取り走査させ、上
記操作キーによりＩＤコードを入力して、特定の対応し
た鍵保管ボックスを解錠するようにした鍵管理装置にお
いて、上記鍵管理装置は、上記ＩＤカードとは異なるメ
ンテナンスカードを上記カードリーダによって読み取り
走査させることによって、ＩＤコードなどの設定変更
と、登録したＩＤコードの参照或は操作や異常の履歴情
報の参照ができる構成とされている。

【００１２】請求項２に記載された本発明は、請求項１
において、上記メンテナンスカードは、ＩＤコードの設
定変更、登録したＩＤコードの参照、操作や異常の履歴
の参照などのメンテナンス機能が予め区分されて設定さ
れている。請求項３に記載された本発明は、請求項１ま
たは２において、上記メンテナンスカードは、通常のＩ
Ｄカードに、ＩＤコードの設定変更、登録したＩＤコー
ドの参照、操作や異常の履歴の参照などのメンテナンス
機能を発現させるための付加情報を記憶させて構成され
ている。

【００１３】請求項４に記載された本発明は、ＩＤカー
ドに記憶された情報を読み取るカードリーダと、必要な
情報を入力操作するためのテンキーを含む操作キーと、
操作時などに必要な情報を表示するための表示部と、複
数の鍵を保管収容する複数の鍵保管ボックスと、解錠の
ためのＩＤコードを登録したＩＤコード登録メモリと、
ＩＤカードの発行時期情報を登録した発行時期登録メモ
リと、を設け、上記カードリーダではＩＤカードを読み
取り走査させ、上記操作キーによりＩＤコードをを入力
して、特定の対応した鍵保管ボックスを解錠するように
した鍵管理装置において、上記鍵管理装置は、上記カー
ドリーダにＩＤカードを読み取り走査させた際に、ＩＤ
コードに加えて発行時期情報の登録有無を判断し、読み
取り走査させたＩＤカードに記憶された発行時期情報が
上記発行時期登録メモリに登録された発行時期情報より
も新しければ、発行時期登録メモリに登録されている発
行時期情報を自動的に更新することによって、そのＩＤ
カードより古い発行時期情報を有するＩＤカードの使用
を禁止する構成とされている。

【００１４】

【作用】本発明によれば、次のような作用が奏される。
即ち、請求項１に記載された本発明では、ＩＤカードと
は異なるメンテナンスカードをカードリーダによって読
み取り走査させるだけで、ＩＤコードなどの設定変更
と、登録したＩＤコードの参照或は操作や異常の履歴情
報の参照ができる。

【００１５】請求項２に記載された本発明では、メンテ
ナンスカードは、ＩＤコードの設定変更、登録したＩＤ
コードの参照、操作や異常の履歴の参照などのメンテナ
ンス機能が予め区分されて設定されている。そのため、
メンテナンスカードは、管理人や清掃人等の所持者に応
じて使い分けが出来る。請求項３に記載された本発明で
は、メンテナンスカードは、通常のＩＤカードに、ＩＤ
コードの設定変更、登録したＩＤコードの参照、操作や
異常の履歴の参照などのメンテナンス機能を発現させる
ための付加情報を記憶させて構成されている。

【００１６】請求項４に記載された本発明では、カード
リーダにＩＤカードを読み取り走査させた際に、ＩＤコ
ードに加えて発行時期情報の登録有無を判断し、読み取
り走査させたＩＤカードに記憶された発行時期情報が発
行時期登録メモリに登録された発行時期情報よりも新し
ければ、登録されている発行時期情報を自動的に更新で
き、これによって、そのＩＤカードより古い発行時期情
報を有するＩＤカードの使用を禁止するので、ＩＤカー
ドを紛失、盗難した場合にもセキュリティ保持ができ
る。

【００１７】

【実施例】以下、本発明に係る鍵管理装置の一実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。図１は本発明に
係る鍵管理装置の一実施例の内部構成を示したブロック
図であり、図２は本発明に係る鍵管理装置の一実施例の
外観を示す正面図である。

【００１８】本発明の鍵管理装置Ａは、複数の鍵を保管
収容する複数の鍵保管ボックスＢ…と、その鍵保管ボッ
クスＢ…の側方に配設された入力操作のために用いられ
るテンキーＴ及びその他のファンクションキーＦを含む
操作キーＭＫと、そのテンキーＴの上方に配設された操
作時などに必要な情報を表示するための表示部Ｄと、操
作キーＭＫの側方に配設されたＩＤカード及びメンテナ
ンスカードのコード情報を読み取るができるカードリー
ダＲと、装置Ａに内蔵されたＩＤコード登録メモリＭ
１、履歴メモリＭ２及び発行時期登録メモリＭ３から成
るコード登録メモリＭと、装置Ａに内蔵された各部から
の電気信号を処理して鍵の施錠及び解錠を制御する信号
処理部（ＣＰＵ）Ｃと、を備えている。尚、図２に示す
Ｓは異常発生の際にアラームを出力するためのスピーカ
ーである。

【００１９】コード登録メモリＭのＩＤコード登録メモ
リＭ１には解錠のためのＩＤコードが、履歴メモリＭ２
には操作や異常の履歴情報が、発行時期登録メモリＭ３
にはＩＤカードの発行時期情報として発行年月日やカー
ド発行回数が、各々登録格納されている。本発明の鍵管
理装置Ａでは、通常の使用モード及びメンテナンスモー
ドのいずれかのモードを選択し、使用する。通常の使用
モードは、従来のものと同じでＩＤカードのＩＤコード
とカード発行回数をカードリーダＲに読み取らせ、暗証
番号等の暗証ＩＤコードをテンキーＴ等で入力し、その
ＩＤコードと発行回数と暗証ＩＤコードとを信号処理部
Ｃで予め登録されたものと照合させ、ＩＤコードと発行
回数と暗証ＩＤコードとが登録のものと合致していれ
ば、予め設定されている特定の対応した鍵保管ボックス
Ｂを解錠するというものである。この場合、暗証ＩＤコ
ードの入力を行うことなくＩＤカードの読み取り走査だ
けで解錠するようにしてもよい。

【００２０】メンテナンスモードは、鍵管理装置Ａの管
理者が装置Ａに登録されているＩＤコードなどのＩＤ情
報の設定変更と、登録したＩＤコードの参照或は操作や
異常の履歴情報の参照ができるモードである。このメン
テナンスモードへの切り替えは、ＩＤカードとは異なる
専用のメンテナンスカードをカードリーダＲに読み取ら
せることで行われる。

【００２１】メンテナンスカードは、ＩＤコードの設定
変更、登録したＩＤコードの参照、操作や異常の履歴の
参照などのメンテナンス機能が予め区分されて設定され
ている。更にメンテナンスカードは、通常のＩＤカード
に、ＩＤコードの設定変更、登録したＩＤコードの参
照、操作や異常の履歴の参照などのメンテナンス機能を
発現させるための付加情報を記憶させて構成されている
ものである。

【００２２】秘密性の高いＩＤ情報は、種々の管理者の
持つ秘密を知る権限の程度によって、ランク分けする必
要があり、メンテナンスカードもそのランク分け（予め
区分されて設定されているメンテナンス機能）に対応し
て種々のランクのものが作成されているのである。即
ち、例えば秘密を知る権限のうち最も強い権限をもつ管
理者は、ＩＤコードなどの設定変更と、登録したＩＤコ
ードの参照及び操作や異常の履歴情報の参照の全てを実
行できるオールマイティなメンテナンスカードを持ち、
使用できる。また比較的権限の弱い管理者は、操作や異
常の履歴情報の参照のみできるメンテナンスカードしか
使用できず、ＩＤ情報の変更などは行うことができな
い。このようにＩＤ情報をランク分けして保護してい
る。

【００２３】メンテナンスカードの使用は次のようにし
て行われる。先ず、管理者がその管理者の秘密を知る権
限に応じた（メンテナンス機能が予め区分されて設定さ
れている）メンテナンスカードをカードリーダＲに読み
取らせる。すると、通常の使用モードから管理者のメン
テナンスカードのランクに応じたＩＤコードの設定変更
と、登録したＩＤコードの参照或は操作や異常の履歴情
報の参照ができるメンテナンスモードに切り替わる。

【００２４】そして、例えば液晶表示装置（ＬＣＤ）等
の表示部Ｄに操作ガイダンスが表示される。そのガイダ
ンスに従いテンキーＴその他のファンクションキーＦを
含む操作キーＭＫの操作やカードリーダＲによる読み取
りによって、ＩＤコード等の設定変更と、登録したＩＤ
コードの参照或は操作や異常の履歴情報の参照が行われ
る。

【００２５】そして、カードリーダＲによる読み取りま
たはテンキーＴその他のファンクションキーＦを含む操
作キーＭＫの操作によって、作業が終了したことを示す
入力を行う。すると、モードが切り替わり、通常の使用
モードに戻る。ところで本実施例のＩＤカードには、Ｉ
Ｄコードに加えて発行時期情報としてのＩＤカード発行
回数が記録されている。各利用者個人の同定（ＩＤ）
は、このＩＤコードとＩＤカード発行回数によりなされ
ている。

【００２６】図３は、本発明に係る鍵管理装置のＩＤカ
ード更新の際の基本動作を示すフローチャートである。
本発明の鍵管理装置ＡのＩＤカード更新の際の基本動作
を図３のステップ１００〜１０５に示す。まず利用者が
ＩＤカードをカードリーダＲに通して読み取らせる。そ
の際、信号処理部Ｃが正しいＩＤカードかどうかを判断
し、正しければＩＤコードを登録されたものと比較し、
正しいＩＤカードでない場合は、ＮＧ処理される。ここ
で、ＮＧ処理とは次のステップに移れず、失敗操作が記
録されてアラームを出力し、初めに戻る処理である。

【００２７】ＩＤコードを比較して正しいＩＤコード
（登録されたものと合致する）であれば、次にＩＤカー
ドの発行回数を発行時期登録メモリＭ３に登録されてい
る発行回数と比較し、正しいＩＤコードでない場合は、
ＮＧ処理される。発行回数を比較して登録されているも
のと一致していれば、通常の動作をして登録されている
データに基づいて特定の鍵保管ボックスＢを開け、発行
回数が小さければ、紛失したＩＤカードの不正使用とみ
なされ、不正カード使用処理がなされる。即ち、古い発
行時期情報を有するＩＤカードの使用は禁止される。

【００２８】発行回数が大きければ、自動的に登録され
ている発行回数をＩＤカードのものと同じになるように
更新し、言い換えればＩＤカード内の発行回数を発行時
期登録メモリＭ３に登録し、次に通常の動作をして登録
されているデータに基づいて特定の鍵保管ボックスＢを
開ける。従って、ＩＤカードを再発行した場合等に鍵管
理装置でのＩＤ情報の抹消及び登録の作業を行う必要が
なく、新しいＩＤカードをカードリーダＲに読み取らせ
るという簡単な操作でＩＤカードの更新ができる。特に
ＩＤカードを発行する機械装置を鍵管理装置Ａを管理し
ている会社が保有している場合には、管理会社は新しい
ＩＤカードを発行するだけでＩＤカードの更新ができ
る。また、紛失等をした古い発行時期情報を有するＩＤ
カードを使用することを禁じることもでき、より安全に
管理できる。

【００２９】尚、本発明は上述の実施例に限定されず本
発明の要旨を逸脱しない範囲において設計変更可能であ
る。

【００３０】

【発明の効果】本発明は上述のように構成されているの
で以下に示す効果を奏する。請求項１によれば、メンテ
ナンスカードをカードリーダによって読み取り走査させ
る簡単な操作によって、ＩＤコードなどの設定変更と、
登録したＩＤコードの参照或は操作や異常の履歴情報の
参照ができる。

【００３１】請求項２によれば、メンテナンスカードに
は、メンテナンス機能が予め区分されて設定されている
ので、秘密性の高いＩＤ情報を種々の管理者の持つ秘密
を知る権限の程度によって、ランク分けして保護でき、
操作が簡単な上に安全な管理を実現することができる。
請求項３によれば、メンテナンスカードは、通常のＩＤ
カードに、ＩＤコードの設定変更、登録したＩＤコード
の参照、操作や異常の履歴の参照などのメンテナンス機
能を発現させるための付加情報を記憶させて構成されて
いるので、簡単に作成できる。

【００３２】請求項４によれば、ＩＤカードを再発行し
た場合等に鍵管理装置でのＩＤ情報の抹消及び登録の作
業を行う必要がなく、新しいＩＤカードをカードリーダ
に読み取らせるという簡単な操作でＩＤカードの更新が
できる。また、紛失等をした古い発行時期情報を有する
ＩＤカードを使用することを禁じることもでき、より安
全に管理できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る鍵管理装置の一実施例の内部構成
を示したブロック図である。

【図２】本発明に係る鍵管理装置の一実施例の外観を示
す正面図である。

【図３】本発明に係る鍵管理装置のＩＤカード更新の際
の基本動作を示すフローチャートである。

【符号の説明】

Ａ 鍵管理装置 Ｂ 鍵保管ボックス Ｃ 信号処理部 Ｄ 表示部 ＭＫ 操作キー Ｍ１ ＩＤコード登録メモリ Ｍ２ 履歴メモリ Ｍ３ 発行時期登録メモリ Ｒ カードリーダ Ｔ テンキー

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】ＩＤカードに記憶された情報を読み取るカ
   ードリーダと、必要な情報を入力操作するためのテンキ
   ーを含む操作キーと、操作時などに必要な情報を表示す
   るための表示部と、複数の鍵を保管収容する複数の鍵保
   管ボックスと、解錠のためのＩＤコードを登録したＩＤ
   コード登録メモリと、操作や異常の履歴情報を格納した
   履歴メモリと、を設け、上記カードリーダではＩＤカー
   ドを読み取り走査させ、上記操作キーによりＩＤコード
   を入力して、特定の対応した鍵保管ボックスを解錠する
   ようにした鍵管理装置において、 上記鍵管理装置は、上記ＩＤカードとは異なるメンテナ
   ンスカードを上記カードリーダによって読み取り走査さ
   せることによって、ＩＤコードなどの設定変更と、登録
   したＩＤコードの参照或は操作や異常の履歴情報の参照
   ができる構成としたことを特徴とする鍵管理装置。
2. 【請求項２】上記メンテナンスカードは、ＩＤコードの
   設定変更、登録したＩＤコードの参照、操作や異常の履
   歴の参照などのメンテナンス機能が予め区分されて設定
   されている請求項１に記載の鍵管理装置。
3. 【請求項３】上記メンテナンスカードは、通常のＩＤカ
   ードに、ＩＤコードの設定変更、登録したＩＤコードの
   参照、操作や異常の履歴の参照などのメンテナンス機能
   を発現させるための付加情報を記憶させて構成されてい
   る請求項１または２に記載の鍵管理装置。
4. 【請求項４】ＩＤカードに記憶された情報を読み取るカ
   ードリーダと、必要な情報を入力操作するためのテンキ
   ーを含む操作キーと、操作時などに必要な情報を表示す
   るための表示部と、複数の鍵を保管収容する複数の鍵保
   管ボックスと、解錠のためのＩＤコードを登録したＩＤ
   コード登録メモリと、ＩＤカードの発行時期情報を登録
   した発行時期登録メモリと、を設け、上記カードリーダ
   ではＩＤカードを読み取り走査させ、上記操作キーによ
   りＩＤコードを入力して、特定の対応した鍵保管ボック
   スを解錠するようにした鍵管理装置において、 上記鍵管理装置は、上記カードリーダにＩＤカードを読
   み取り走査させた際に、ＩＤコードに加えて発行時期情
   報の登録有無を判断し、読み取り走査させたＩＤカード
   に記憶された発行時期情報が上記発行時期登録メモリに
   登録された発行時期情報よりも新しければ、発行時期登
   録メモリに登録されている発行時期情報を自動的に更新
   することによって、そのＩＤカードよりも古い発行時期
   情報を有するＩＤカードの使用を禁止する構成としたこ
   とを特徴とする鍵管理装置。