JPH0892813A - マルチフィラメントの製造方法 - Google Patents

マルチフィラメントの製造方法

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JPH0892813A
JPH0892813A JP22965094A JP22965094A JPH0892813A JP H0892813 A JPH0892813 A JP H0892813A JP 22965094 A JP22965094 A JP 22965094A JP 22965094 A JP22965094 A JP 22965094A JP H0892813 A JPH0892813 A JP H0892813A
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JP
Japan
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polypropylene
multifilament
cooling
transparency
spinning
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JP22965094A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Uda
仁 宇田
Tetsuya Takahashi
哲也 高橋
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Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
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  • Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 破断強度、光沢、透明性の優れたポリプロピ
レン製マルチフィラメントを高延伸速度で与える成形方
法を提供することを目的とする。 【構成】 紡糸工程においてポリプロピレンを溶融紡糸
して得られるポリプロピレン未延伸糸を延伸工程におい
て延伸するポリプロピレンマルチフィラメントの製造方
法において、ポリプロピレン未延伸糸の体積結晶化度が
20〜60%、複屈折率が1.0×10-4〜2.O ×10
-3であることを特徴とするポリプロピレンマルチフィラ
メントの製造方法 【効果】 紡糸、延伸がインライン式でも高延伸が可能
となり、8.5g/d以上の高強度を有し、光沢性、透
明性に優れたマルチフィラメントが得られる。また、ア
ウトライン式でも、8.5g/d以上の高強度を有し、
光沢、透明性に優れたポリプロピレンマルチフィラメン
トを1000m/分以上の延伸速度で成形することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】ポリプロピレンやポリエチレン等
のポリオレフィンからなるマルチフィラメントはロー
プ、ネット、カーペットのパイルヤーン、不織布等の原
糸等に用いられている。
【0002】
【従来の技術】通常、ポリプロピレン、ポリエチレン等
の熱可塑性樹脂からなるマルチフィラメントは紡糸ノズ
ルから吐出された多数の溶融フィラメントを数m以下の
冷却ダクトを用いて冷却雰囲気流中で冷却する紡糸工程
により製造されたポリプロピレン未延伸糸を巻きとった
後、延伸工程においてドラフトをかけて引取り製造され
ている。このように、紡糸工程で得られるポリプロピレ
ン未延伸糸を巻き取った後、延伸工程にかけるマルチフ
ィラメントの製造方法(以下、アウトライン式という)
では、破断強度が8.5g/d以上の高強度マルチフィ
ラメントを得ることができるものの、300m/分程度
の比較的低速で延伸を行う必要があり、生産性が良くな
かった。
【0003】一方、紡糸工程と延伸工程が連続している
ことを特徴とするポリプロピレンマルチフィラメントの
製造方法(以下、インライン式という)の場合では、生
産速度は高いものの、破断強度が低く、問題があった。
【0004】また、インライン式、アウトライン式にか
かわらず、従来のポリプロピレンマルチフィラメントは
ポリアミドマルチフィラメントと比較して、光沢が劣っ
ていた。さらに、透明性についても従来のポリプロピレ
ンマルチフィラメントは透明性が劣り、ガラス繊維のよ
うな透明感を得ることが出来なかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は光沢、透明性
に優れ、かつ高強度のポリプロピレンマルチフィラメン
トを高速で製造する方法を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題は、紡糸工程に
おいてポリプロピレンを溶融紡糸して得られるポリプロ
ピレン未延伸糸を延伸工程において延伸するポリプロピ
レンマルチフィラメントの製造方法において、ポリプロ
ピレン未延伸糸の体積結晶化度が20〜60%、複屈折
率が1.0×10-4〜2.0×10-3であることを特徴
とするポリプロピレンマルチフィラメントの製造方法に
より解決することができる。
【0007】すなわち、本発明者は、繊維の光沢、透明
性を向上させるのにポリプロピレン未延伸糸の結晶化
度、複屈折率を制御することが非常に重要であることを
見出し、本発明を完成させたものである。
【0008】本発明で使用されるポリプロピレンはプロ
ピレンの単独重合体またはα−オレフィンとプロピレン
との共重合体であり、プロピレンの単独重合体が好まし
い。α−オレフィンとしては、エチレン、ブテン、ヘキ
セン、4−メチル−1−ペンテン等を挙げることができ
る。
【0009】ポリプロピレンのメルトフローレート(J
IS K6758により測定され、以下、MFRという
こともある。)は特に限定されないが、一般に1.0〜
50g/10分であり、5.0〜30g/10分が好ま
しく、7.0〜25g/10分が特に好ましい。MFR
が1.0g/10分未満では溶融紡糸時の糸切れ、延伸
性の低下が生じ、特に高速延伸時に延伸性が低下してし
まう。またMFRが50g/10分を超えると、延伸性
は向上するものの、破断強度が低下してしまう。
【0010】本発明で使用されるポリプロピレンには酸
化防止剤、光安定剤、滑剤、難燃剤、無機充填剤、有機
充填剤、核剤、発泡剤などの添加剤、顔料などが含有さ
れていてもよい。また、2種以上のポリプロピレンを混
合して使用してもよく、必要によりポリエチレンなどの
他の樹脂を少量添加してもよい。
【0011】以下、本発明を図1により、説明するが、
本発明が本図に限定されないことはいうまでもない。図
1は本発明に係る装置の一例で、紡糸工程と延伸工程が
連続しているインライン式の場合を示すものである。
【0012】ポリプロピレンは押出機により溶融され、
マルチフィラメント紡糸用ノズル1から吐出されて多数
の溶融フィラメント3が形成される。成形温度はポリプ
ロピレンが劣化せずポリプロピレン未延伸糸の集合体が
成形加工できる範囲でできるだけ高い方が望ましく、通
常200〜300℃であり、230〜290℃が好まし
い。また、使用されるノズルは各吐出された多数の溶融
フィラメントが均一に冷却されるものが好ましい。
【0013】紡糸された多数の溶融フィラメントは冷却
ダクト2で冷却される。ここでの冷却は単糸フィラメン
トが互いに融着しない程度でよく、冷却ダクトの温度は
0〜70℃、風速は0.1〜0.5m/秒の範囲で糸ゆ
れが生じない程度が望ましい。冷却後、オイリングロー
ラー4により油剤が付与される。
【0014】油剤が付与されたマルチフィラメントは冷
却ロールにより冷却され、ポリプロピレン未延伸糸が得
られる。冷却ロールとしてはゴデットロール、ニップロ
ール等が使用される。
【0015】冷却ロールの表面温度は未延伸糸の体積結
晶化度に対して大きな影響を与えるので重要である。冷
却ロールの表面温度は一般に−30〜30℃であり、−
30〜4℃が好ましく、−25〜0℃が特に好ましい。
冷却ロールの表面温度が30℃を超えると、延伸性が大
幅に低下し、強度の低い繊維しか得られない。また、繊
維も若干白化しやすく光沢も悪く、透明性に欠ける。一
方、冷却ロールの表面温度が−30℃未満では破断強度
の低下が生じるため、高い破断強度を有するマルチフィ
ラメントが得られない、また、繊維表面に曇りが生じや
すく、透明性、光沢とも従来のポリプロピレンマルチフ
ィラメントと同等である。
【0016】冷却ロール表面が5℃未満、特に0℃未満
では、結露が生じたり、霜が付着するため、冷却ロール
を乾燥空気、乾燥窒素の雰囲気に置く必要がある。冷却
ロールに結露、あるいは霜が付着する場合はロール上で
の糸揺れ、集束剤の脱落が生じて延伸性が低下するた
め、高い破断強度を有するマルチフィラメントが得られ
ない。
【0017】本発明に係るポリプロピレン未延伸糸の体
積結晶化度は20〜60%であることが必要であり、3
0〜50%が好ましく、30〜40%が特に好ましい。
ポリプロピレン未延伸糸の体積結晶化度が20%未満で
は延伸性は向上するが破断強度の低下が生じる。また、
60%を超えると特に延伸速度が1000m/分以上に
おいて、延伸性が大幅に低下し、繊維も若干白化しやす
く光沢も悪く、透明性に欠ける。
【0018】ここで、体積結晶化度はポリプロピレン未
延伸糸の密度を測定し、ポリプロピレンの結晶密度とし
て0.936g/cm3 、非晶密度として0.850g
/cm3 の値を用い、 体積結晶化度=(未延伸糸の密度−0.850)/0.
086 により求められる。
【0019】本発明に係るポリプロピレン未延伸糸の複
屈折率は、1.0×10-4〜2.0×10-3が必要であ
り、3.0×10-4〜1.5×10-3が好ましく、5.
0×10-4〜1.0×10-3が特に好ましい。複屈折率
が2.0×10-3を超えると、延伸性が低下し高い強度
を有するマルチフィラメントが得られない。1.0×1
-4未満では延伸性は向上するが破断強度の低下が生
じ、高い破断強度を有するマルチフィラメントが得られ
ない。ここで、複屈折率は偏光顕微鏡によりNa−D線
(波長589mμ)の光源下で測定された値である。
【0020】ポリプロピレン未延伸糸の複屈折率はポリ
プロピレン未延伸糸の分子配向を反映しており、延伸
性、及び延伸後のマルチフィラメントの直線強度に大き
な影響を与える。
【0021】ポリプロピレン未延伸糸の複屈折率は以下
に定義する変形速度に大きく依存する。 変形速度=(V2 −V1 )/L 但し、 V1 :ノズル面での吐出速度(m/分) V2 :冷却ロールの巻取り速度(m/分) L :ノズル面と冷却ロールまでの距離(m) 変形速度は一般に50〜400min-1であり、100
〜300min-1が好ましい。変形速度が大きくなる
と、ポリプロピレン未延伸糸の複屈折率が大きくなり、
変形速度が小さくなるとポリプロピレン未延伸糸の複屈
折率が小さくなる。冷却ロールにより冷却されたポリプ
ロピレン未延伸糸は延伸工程にかけられる。インライン
式の場合、冷却ロールにより冷却後、工程を分けること
なく直ちに延伸を行う。アウトライン式の場合は冷却ロ
ールにより冷却後、巻取り機によりポリプロピレン未延
伸糸をボビン等に巻き取り、巻き取られたポリプロピレ
エン未延伸糸は別工程で延伸される。
【0022】延伸工程では加熱ゴデットロール対、熱板
延伸、熱オーブンなどにより延伸が行われる。インライ
ン式の場合は延伸速度が高速のため加熱ゴデットロール
対が好ましい。
【0023】最適な延伸温度は一般に90〜130℃で
あり、100〜125℃が好ましく、110〜120℃
が特に好ましい。延伸温度が90℃未満の場合は、延伸
糸が白化し十分な延伸倍率が得られない。また、延伸温
度が130℃を超えると、単糸切れ、単糸相互間の融着
が生じるため延伸性が急激に低下してしまう。
【0024】インライン式の場合、従来の方法では破断
強度が上げられなかったが、本発明の方法によれば8.
5g/d以上の高強力マルチフィラメントを得ることが
可能である。また、アウトライン式の場合、従来の方法
では、延伸速度が上げられなかったが、本発明の方法に
よれば、1000m/分以上の高速で延伸することが可
能である。
【0025】延伸後、延伸糸は巻取り機のボビン等に巻
き取られるが、延伸糸の用途に応じて巻き取る前に捲縮
をかけたり、撚りをかけてもよい。
【0026】
【実施例】以下、実施例、比較例により本発明をさらに
説明する。
【0027】(光沢性)実施例、比較例における繊維の
光沢性については黒い紙に繊維を並べ目視により、以下
の3段階で評価した。 A:繊維表面の光沢性に非常に優れ、ポリアミドマルチ
フィラメントと同等である。 B:繊維表面の光沢性が従来のポリプロピレンマルチフ
ィラメントより若干改善されている。 C:繊維表面の光沢があまりよくなく従来のポリプロピ
レンマルチフィラメントと同等である。
【0028】(透明性)繊維の透明性については繊維を
白色光に透かして目視により、以下の3段階で評価し
た。 A:繊維の透明性に非常に優れる。 B:繊維の透明性が従来のポリプロピレンマルチフィラ
メントより若干改善されている。 C:繊維の透明性が従来のポリプロピレンマルチフィラ
メントと同レベルである。
【0029】(複屈折率)複屈折率は偏光顕微鏡(オリ
ンパス製POM)によりNa−D線(波長589mμ)
の光源下でレベックコンペンセ−タ−を用いて測定し
た。
【0030】(実施例1)MFRが8.4g/10分の
ポリプロピレン(昭和電工(株)製ショウアロマー:T
A553−4)を、押出温度280℃にて40mmφ押
出機を用いて、0.6mmφ、68孔からなるマルチフ
ィラメント用紡糸ノズルより30g/分の吐出量で押し
出した。押し出された溶融フィラメントを冷却温度18
℃、冷却風速0.5m/分、長さ800mmからなる冷
却ダクトで冷却後、オイリングローラーで油剤を付与し
たのち、循環されたエチレングリコール水溶液により表
面温度−20℃に保持された周速度200m/分の冷却
ゴデットロールで冷却後、インライン式で表面温度11
5℃の延伸ローラー対で加熱延伸を行った。延伸前の未
延伸糸を採取し、直ちに密度測定を行い、体積結晶化度
を算出し、さらに複屈折率を測定した。物性測定の結果
を表1に示す。破断強度9.3g/dの高強度ポリプロ
ピレンマルチフィラメントが得られ、光沢性、透明性と
も良好であった。
【0031】(実施例2、3)冷却ゴデットロールの表
面温度、冷却ゴデットロールの速度を変化させた以外は
実施例1と同様に成形し、物性を測定した。結果は表1
に示す通り、延伸性、破断強度、光沢性、透明性とも良
好であった。
【0032】(比較例1)実施例1において、油剤付
着、冷却ゴデットロールを通さず、表面温度115℃の
延伸ローラー対により200m/分の速度でインライン
延伸を行った。物性は表1に示す通り、最大延伸倍率が
低く、破断強度も4. 3g/dと低かった。また、光沢
性、透明性も悪かった。
【0033】(比較例2、3)冷却ゴデットロールの表
面温度、速度を変化させた以外は実施例1と同じ方法に
より成形し、物性を評価した。結果は表1に示す通り、
最大延伸倍率が低く、破断強度も低かった。また、光沢
性、透明性も悪かった。
【0034】(実施例4)MFRが8.4g/10分の
ポリプロピレン(昭和電工(株)製ショウアロマー:T
A553−4)を、押出温度280℃にて40mmφ押
出機を用いて、0.6mmφ、68孔からなるマルチフ
ィラメント用紡糸ノズルより30g/分の吐出量で押し
出した。押し出された溶融フィラメントを冷却温度18
℃、冷却風速0.5m/分、長さ800mmからなる冷
却ダクトで冷却後、オイリングローラーで油剤を付与し
たのち、循環されたエチレングリコ−ル水溶液により表
面温度−10℃に保持された周速度200m/分の冷却
ゴデットロールで冷却後、ポリプロピレン未延伸糸をワ
インダーでボビンに巻き取った。巻き取ったポリプロピ
レン未延伸糸を別工程で、200m/分の速度で繰り出
し、表面温度115℃の延伸ローラー対で加熱延伸を行
った。結果を表1に示す通り、破断強度9.2g/dの
高強度を有する高強度ポリプロピレンマルチフィラメン
トが得られた。また、光沢性、透明性とも良好であっ
た。また、延伸速度は1800m/分と高速で成形でき
た。
【0035】(実施例5)表面温度を0℃に保持された
周速度150m/分の冷却ゴデットロールで冷却後、ポ
リプロピレン未延伸糸をワインダーでボビンに巻き取っ
た。巻き取ったポリプロピレン未延伸糸を別工程で、1
50m/分の速度で繰り出し、延伸を行った以外は実施
例4と同じ方法により成形し、物性を評価した。結果は
表1に示す通り延伸性、破断強度、光沢性、透明性が良
好であった。また、延伸速度も良好であった。
【0036】(実施例6)冷却ゴデットロールの表面温
度を5℃に保持した以外は実施例5と同様に成形し、物
性を評価した。結果は表1に示す通り延伸性、破断強
度、光沢性、透明性が良好であった。また、延伸速度も
良好であった。
【0037】(比較例4)冷却ゴデットロールの表面温
度を変化させた以外は実施例5と同様に成形し、物性を
評価した。結果は表1に示す通り延伸性、破断強度とも
低下し、光沢性、透明性とも悪かった。
【0038】(比較例5)MFRが8.4g/10分の
ポリプロピレン(昭和電工(株)製ショウアロマー:T
A553−4)を、押出温度280℃にて40mmφ押
出機を用いて、0.6mmφ、68孔からなるマルチフ
ィラメント用紡糸ノズルより30g/分の吐出量で押し
出した。押し出された溶融フィラメントを冷却温度18
℃、冷却風速0.5m/分、長さ800mmからなる冷
却ダクトで冷却後、オイリングローラーで油剤を付与し
たのち、冷却ゴデットロールは使用せず、周速度200
m/分の室温のゴデットロールで巻き取り、ポリプロピ
レン未延伸糸をワインダーでボビンに巻き取った。巻き
取ったポリプロピレン未延伸糸を別工程で、50m/分
の速度で繰り出し、延伸を行い、物性を評価した。結果
は表1に示す通り延伸性、破断強度は良好であるが、光
沢性、透明性は悪かった。
【0039】
【表1】
【0040】
【発明の効果】本発明によれば紡糸、延伸がインライン
式でも高延伸が可能となり、8.5g/d以上の高強度
を有し、光沢性、透明性に優れたマルチフィラメントが
得られる。また、アウトライン式でも、8.5g/d以
上の高強度を有し、光沢、透明性に優れたポリプロピレ
ンマルチフィラメントを1000m/分以上の延伸速度
で成形することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る成形装置の一例。
【符号の説明】
1 ノズル 2 冷却ダクト 3 未延伸マルチフィラメント 4 オイリングローラー 5 冷却ゴデットロール−1 6−1 第1加熱ゴデットロール 6−2 第2加熱ゴデットロール 7 冷却ゴデットロール−2 8 延伸マルチフィラメント 9 巻取機

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紡糸工程においてポリプロピレンを溶融
    紡糸して得られるポリプロピレン未延伸糸を延伸工程に
    おいて延伸するポリプロピレンマルチフィラメントの製
    造方法において、ポリプロピレン未延伸糸の体積結晶化
    度が20〜60%、複屈折率が1.0×10-4〜2.0
    ×10-3であることを特徴とするポリプロピレンマルチ
    フィラメントの製造方法。
  2. 【請求項2】 紡糸工程と延伸工程が連続していること
    を特徴とする請求項1記載のポリプロピレンマルチフィ
    ラメントの製造方法。
  3. 【請求項3】 ポリプロピレンマルチフィラメントの破
    断強度が8.5g/d以上である高強力ポリプロピレン
    マルチフィラメントであることを特徴とする請求項2記
    載のポリプロピレンマルチフィラメントの製造方法。
  4. 【請求項4】 紡糸工程で得られるポリプロピレン未延
    伸糸を巻き取った後、延伸工程にかけることを特徴とす
    る請求項1記載のポリプロピレンマルチフィラメントの
    製造方法。
  5. 【請求項5】 延伸速度が1000m/分以上であるこ
    とを特徴とする請求項4記載のポリプロピレンマルチフ
    ィラメントの製造方法。
JP22965094A 1994-09-26 1994-09-26 マルチフィラメントの製造方法 Pending JPH0892813A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006169680A (ja) * 2004-12-17 2006-06-29 Toray Ind Inc スクリーン紗用ポリエステルモノフィラメントの製造方法およびモノフィラメント。
JP2013249554A (ja) * 2012-05-31 2013-12-12 Toyota Motor Corp 高強度・高弾性率ポリプロピレン繊維及びその製造方法
JP2018511715A (ja) * 2015-03-09 2018-04-26 コリア インスティチュート オブ インダストリアル テクノロジー 高強度合成繊維の製造方法及びそれから製造された高強度合成繊維

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