JPH089221B2 - 蛍光シートおよびその製造方法 - Google Patents

蛍光シートおよびその製造方法

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JPH089221B2 JP3146583A JP14658391A JPH089221B2 JP H089221 B2 JPH089221 B2 JP H089221B2 JP 3146583 A JP3146583 A JP 3146583A JP 14658391 A JP14658391 A JP 14658391A JP H089221 B2 JPH089221 B2 JP H089221B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高耐候性の蛍光シートに
関し、蛍光色が有する高視認性を利用して、広告・宣伝
・装飾の分野で看板、ウインドステッカーなど、安全・
防災の分野で標識、配管識別などに使用される蛍光シー
トに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
蛍光シートは各種生産されており、その多くは目的に合
った粘着剤等の加工がされており、蛍光色の高い視認
性、加工し易さより看板、ステッカー等に広く使用され
ている。又、蛍光シートの発色性の基となる蛍光染料が
発達し、蛍光染料の染着微粉末化による高性能蛍光顔料
が開発されている。
【0003】しかし、現在の蛍光シートの多くは蛍光着
色層及び紫外線吸収層に溶剤系ワニスに蛍光顔料、紫外
線吸収剤等を混練した溶剤系のコーティング剤を用い、
シート強度等は反射層に用いる白色あるいは共色の塩化
ビニルフィルム等に主に依存している。その結果、白色
あるいは共色の塩化ビニルフィルムの場合、反射層とし
て必要な隠蔽率を有することとシート強度への寄与が大
きいことの両方が必要なため、実用上カレンダー法に於
ては70μm、ゾルコーティング法に於ても50μmの
膜厚が最低限必要であった。又、蛍光シートの場合、全
体の厚さは用途によっても異なるが一般に耐候性に問題
がなく蛍光色が維持できる範囲で薄いほど良い。ある程
度の厚さが求められる場合には他のフィルムとのラミネ
ート等により容易に厚くすることが可能であるが、薄さ
が求められる場合には耐候性等を犠牲にして蛍光着色層
を薄くしていた。
【0004】従って、本発明の目的は、高彩度、高耐候
性でしかも薄手タイプの蛍光シートを提供することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に従って、(A)
可視光線透過率が70%以上、紫外線透過率が0〜30
%で膜厚が5〜150μmのフイルムから成る紫外線吸
収層、その上に(B)膜厚が50〜200μmの蛍光着
色層、(C)隠蔽率が70%以上で膜厚が5〜50μm
の反射層を設けて成る蛍光シートが提供される。
【0006】蛍光着色層は、耐候性の良好な蛍光顔料を
多量に含有する塗料を厚く塗工するほど発色性、耐候性
は向上するが、蛍光顔料分が多いためシート強度への寄
与は小さい。又、蛍光着色層として透明塩化ビニル樹脂
等に蛍光染料を用いて染着あるいは蛍光顔料を混入して
着色し、熱カレンダー法、ゾルコーティング法にてフィ
ルム化した場合蛍光着色層にシート強度を依存させるこ
とは可能であるが、発色性、耐候性等が低下し易い。
【0007】そこで、本発明に於てはシート強度を主に
紫外線吸収層に依存させ、従来シート強度等を依存させ
ていた反射層はチタンホワイト等の着色剤の含有量を多
くして隠蔽率を向上させた白色塗料の塗工層とすること
により膜厚を薄くすることを可能にした。更に、反射機
能を保持させながら接着機能、粘着機能、共色機能等を
付加することが容易にできる様になった。又、工程的に
従来は反射層の上に蛍光着色層を塗工により設け更に紫
外線吸収層を塗工により設けていたが、本発明に於ては
基本的に紫外線吸収層の上に蛍光着色層を塗工により設
け最後に反射層を塗工により設けているため、反射層の
ロット数量を少なくでき、共色機能、接着機能、粘着機
能等の付加も容易になった。
【0008】まず、紫外線吸収層について説明する。樹
脂に紫外線吸収剤等を溶解・分散等した紫外線吸収層
は、引張り強度600gf/10mm以上、引張り伸度
10%以上(試験方法:JIS Z0237項目6、引
張強さ及び伸び)とシート強度への寄与が大きく、可視
光線(400〜720nm)透過率70%以上、紫外線
(400nm以下)透過率0〜30%のフィルムであ
る。
【0009】紫外線吸収剤としては、有機系紫外線吸収
剤として例えばベンゾトリアゾール系のチヌビン32
8,チヌビン900(チバ・ガイギー社製)、マークL
A−32(旭電化工業社製);ベンゾフェノン系のユビ
ナールD−49(BASF社製)、サイアソルブUV−
24(アメリカンサイアナミド社製)、マーク1413
(旭電化工業社製);修酸アニリド系のサンドーボアV
SU(サンドー社製)等、無機系紫外線吸収剤として例
えば超微粒子酸化亜鉛のZnO−100( 住友セメント
社製);超微粒子酸化チタンのIT−S(出光興産社
製)等を必要に応じて単独あるいは2種以上組み合せて
使用することができる。上記紫外線吸収剤に酸化防止剤
あるいは光安定剤をそれぞれ単独あるいは2種以上組み
合わせて併用することができる。酸化防止剤としては、
例えばフェノール系のイルガノックス1010(チバ・
ガイギー社製)、マークAO−20(旭電化工業社
製)、ホスファイト系のマークPEP−36(旭電化工
業社製)、チオエーテル系のマークAO−23(旭電化
工業社製)などがあげられる。光安定剤としては、例え
ばヒンダードアミン系のマークLA−57(旭電化工業
社製)、サノールLS−744(三共社製)等が挙げら
れる。
【0010】紫外線吸収層の形成は、前述の紫外線吸収
剤を溶解あるいは分散したアクリル樹脂系、塩化ビニル
樹脂系、ウレタン樹脂系、セルロース樹脂系、フッ素樹
脂系、アクリルシリコーン樹脂系等の溶剤系樹脂ワニ
ス;アクリル樹脂系エマルジョン、エチレン−酢ビ樹脂
系エマルジョン等、塩化ビニリデン樹脂系ラテックス等
の水系樹脂ワニス;塩化ビニル樹脂ペースト、塩ビ−酢
ビ共重合樹脂ペースト等を必要に応じて単独あるいは2
種以上組み合せて、離型紙、離型フィルム等にナイフコ
ーター、リバースコーター、コンマドクター等によりコ
ーティングして行う。又、塩化ビニル樹脂コンパウンド
を用いてカレンダー法等によっても得られる。紫外線吸
収剤の樹脂に対する配合割合は、溶解タイプの有機系紫
外線吸収剤は重量比で0.5〜15p.h.r、分散タ
イプの無機系紫外線吸収剤は重量比で5〜40p.h.
rが望ましい。
【0011】紫外線吸収層は、シート強度への寄与が大
きい透明フィルムと、シート強度への寄与が小さいが紫
外線吸収機能を有する層との複合層から成っていても良
い。シート強度への寄与が大きい透明フィルムとして
は、例えばルミラー(東レ社製)、テトロンフィルム
(帝人社製)、ダイアホイル(三菱ダイヤホイル社
製)、東洋紡エステルフィルム(東洋紡社製)、エンブ
レット(ユニチカ社製)等の強度的にも熱的にも強い極
薄(3〜10μm)2軸延伸ポリエステルフィルムが挙
げられる。ポリエステルフィルムは蛍光着色層と密着性
が悪いので、紫外線吸収機能を有する層は密着性を向上
させる目的を兼ねる場合が多い。この場合紫外線吸収層
の形成は、上記ポリエステルフィルム上に紫外線吸収剤
を含有した塗料、インキをリバースロールコーター、グ
ラビアコーター等でコーティングして行なう。
【0012】又、透明フィルムとしてガスバリアー性、
強度等を付与するために、ポリオレフィン樹脂複合フィ
ルム等の各種の透明フィルムの複層フィルムも用いるこ
とができる。
【0013】又、紫外線吸収層は紫外線吸収フィルムか
ら成っていても良い。紫外線吸収フィルムとしては、ア
クリル系のアクリプレン(三菱レイヨン社製)、ハイエ
スAフィルム(日本カーバイド工業社製)、サンデュレ
ン(鐘淵化学工業社製)等;アクリル塩ビ系のアクリエ
イド(三菱レイヨン社製)等;塩ビ系のハイエスNフィ
ルム(日本カーバイド工業社製)等;フッ素系のクレハ
KFCフィルム(呉羽化学工業社製)、DXフィルム
(電気化学工業社製)等;ポリエステル系のテトロンH
B(帝人社製)等が挙げられる。
【0014】次に、蛍光着色層について説明する。蛍光
着色層は膜厚が50〜200μmであることが必要であ
る。
【0015】蛍光顔料としては、例えば、蛍光染料で染
着されたアミノ樹脂系顔料FZ2000シリーズ(シン
ロイヒ社製)、FZ5000シリーズ(シンロイヒ社
製)、FZ3040シリーズ(シンロイヒ社製)、FA
シリーズ(シンロイヒ社製)、NKP−8300シリー
ズ(日本蛍光化学社製)、Tシリーズ(デイ・グロー・
カラー社製)、蛍光染料で染着されたアクリル樹脂系顔
料SWシリーズ(シンロイヒ社製)、SPシリーズ(シ
ンロイヒ社製)、NKW−2100シリーズ(日本蛍光
化学社製)等を使用することができる。これらは必要に
応じて単独あるいは2種以上組み合せて使用することが
できる。
【0016】又、より耐候性を必要にするときに蛍光顔
料に併用できる一般顔料としては、例えば黄色顔料とし
てモノアゾ系のハンザイエロー10G(ヘキスト社製)
ファーストイエロー10G(山陽色素社製)、モノライ
トファーストイエロー10G(I.C.I.社製)、橙色顔料
としてモノアゾ系のパーマネントオレンジRL01(ヘ
キスト社製)、モリブデートオレンジP380(大日精
化工業社製)、ハンザオレンジRN(ヘキスト社製)、
アントラキノン系のカルドンゴールドオレンジG(I.C.
I.社製)、インダンスレンゴールドオレンジG(BAS
F社製)、赤色顔料としてモノアゾ系のノバパームレッ
ドHF4B(ヘキスト社製)、パーマネントレッドFN
G(山陽色素社製)、モノライトレッド4RH(I.C.I.
社製)、緑色顔料としてフタロシアニン系のヘリオゲン
グリーンG(BASF社製)、リオノールグリーン6Y
−501(東洋インキ製造社製)などを使用することが
できる。これらは必要に応じて単独あるいは2種以上組
み合せて使用することができる。更に耐候性向上の目的
で前述の紫外線吸収剤(有機系、無機系)を添加し、更
に紫外線吸収剤との相乗効果の大なる酸化防止剤(ヒン
ダードアミン系、高分子量フェノール系等)を添加する
ことができる。
【0017】蛍光着色層の形成は、アクリル樹脂系、塩
化ビニル樹脂系、ウレタン樹脂系、セルロース樹脂系、
フッ素樹脂系、アルキッド樹脂系、アクリルシリコーン
樹脂系、ポリアミド樹脂系等や非水アクリルエマルジョ
ン系等の溶剤系樹脂ワニス;アクリル樹脂系エマルジョ
ン、エチレン−酢ビ樹脂系エマルジョン、塩化ビニリデ
ン樹脂系ラテックス等の水系樹脂ワニスを、必要に応じ
て単独あるいは2種以上組み合わせた樹脂に蛍光顔料又
必要に応じ一般顔料、紫外線吸収剤、酸化防止剤等を分
散させた樹脂を、紫外線吸収層上にナイフコーター、リ
バースコーター、コンマドクター等によりコーティング
して行う。この場合、蛍光顔料の樹脂に対する配合割合
は、発色性、耐候性の点より重量で1/1以上であるこ
とが望ましい。
【0018】いずれにしても紫外線吸収層の上にコーテ
ィングにより蛍光着色層を設けるため、使用樹脂系は紫
外線吸収層の材質、塗工方法、乾燥方法等により適宜樹
脂を配合する。紫外線吸収層の材質が塩ビ系の場合塩ビ
ゾル系で蛍光着色層を設けることが可能である。又、紫
外線吸収層がアクリルフィルム、塩ビフィルムの様な場
合熱ラミネートが可能である。熱ラミネートの作業性の
良さを活かす方法として、あらかじめ蛍光着色層を設け
ておく方法がある。例えば離型紙に蛍光塗料をコーティ
ングして蛍光着色層を設け熱ラミネート、塩ビ樹脂に蛍
光顔料あるいは蛍光染料で着色してカレンダー法にて熱
ラミネートを行えば良い。
【0019】次に、反射層について説明する。反射層は
70%以上の隠蔽率が必要である。反射層にはシート強
度を依存させる必要はないので、反射層に酸化チタン顔
料等を多量に含有させることができる。酸化チタン顔料
としては、ルチル型のタイペークR−820(石原産業
社製)、酸化チタンR−650(堺化学工業社製)、ク
ロノスKR380N(チタン工業社製)、タイペークR
−930(石原産業社製)、タイ・ピュアR−900
(デュポン社製)等が挙げられる。
【0020】樹脂としては蛍光着色層と同様な樹脂が使
用でき、蛍光着色層の材質及びコーティング方法等に合
せて適宜選択する。又、共色機能、接着機能、粘着機能
等を付与することも容易であるので、用途に合せて適宜
選択する。例えば、反射層として粘着樹脂中に酸化チタ
ンを分散させた白色粘着層を用いることができる。
【0021】反射層としては蛍光色の場合、鮮映性の点
で通常白色が用いられ更に隠蔽率も高いほど良い。本発
明に於てはシート強度を依存させる必要がないため、白
色隠蔽度の高い二酸化チタン顔料の含有量を多くした塗
料、インキ等を薄くコーティングすることにより膜厚の
薄い反射層を形成することが可能となった。
【0022】以上に本発明の基本的な構成を述べたが、
蛍光色の鮮明度より長期の耐候性を優先させる場合に
は、蛍光着色層に更に共色系の一般顔料、溶解タイプの
染料を添加したり、反射層に更に共色系の一般顔料、溶
解タイプの染料添加塗料等を添加することも可能であ
る。特願平2−209188号明細書の蛍光粘着シート
の様に、蛍光着色層と反射層の間に透明で耐候性の良い
共色層を設けることも可能である。反射層には使用目
的によっては更に粘着機能や共色機能を持たせることが
可能である。又、蛍光着色層と反射層との間に接着剤
層を介在させることにより、反射層としてプラスチック
フィルム、合成紙、紙、合板、カラートタン等を用いる
ことも可能である。
【0023】本発明の蛍光粘着シートは、高耐候性で膜
厚が薄いため、看板、ウインドステッカー標識などの
他、車両、電気機器類など広い分野で長期間使用でき
る。
【0024】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明するが、本
発明はこれら実施例によって限定されるものではない。
【0025】[実施例1]膜厚50μmのアクリプレン
HBS(アクリル系紫外線吸収フィルム、三菱レイヨン
社製)の上に蛍光レッドコーティング剤として 重量部 SW13(蛍光顔料、シンロイヒ社製) 28.00 FZ5013(蛍光顔料、シンロイヒ社製) 20.00 サンドバー3041(紫外線吸収剤、サンド社製) 0.20 ディフォーマー1512 (消泡剤、ディックハーキュレス社製) 0.50 ポリゾールAD−5(エチレン酢ビエマルジョン バインダー、昭和高分子社製) 47.00 水 4.30 100.00 上記よりなる赤色蛍光塗料を25℃,8ポイズに調合
し、膜厚180μmにナイフコーターにて塗布し、10
0℃に保たれている熱風乾燥炉にて5分間乾燥し、乾燥
膜厚85μm(合計膜厚135μm)を得た。
【0026】その上に反射層として、 重量部 HEC(ヒドロキシエチルセルロース、ヘキスト社製) 0.30 水 33.40 TW−R−900(TiO2 、デュポン社製) 40.00 ディモールEP(界面活性剤、花王社製) 0.80 ディフォーマー1512 (消泡剤、ディックハーキュレス社製) 0.50 ポリゾールAD−5(エチレン酢ビエマルジョン バインダー、昭和高分子社製) 25.00 100.00 上記よりなる白色塗料を25℃,20ポイズに調合し膜
厚100μmにリバースロールコーターにて塗工し、1
00℃に保たれている熱風乾燥炉にて4分間乾燥し乾燥
膜厚30μm(合計膜厚165μm)の白色反射層を得
た。
【0027】ここで得た、合計膜厚165μmの赤色蛍
光シートは引張り強度2080g/cm巾,伸度40%
とシート強度に優れていた。この赤色蛍光シートの白色
反射層側にエマルジョン型粘着剤、AT−22(サイデ
ン化学社製)にて粘着加工を行ない粘着蛍光シートを作
製し、市販品であるルミノテープ#203、レッドと耐
候性の比較をすると優れた結果が得られた。
【0028】更に、耐候性が要求される場合には反射層
を耐候性に優れ鮮明なる一般色の赤の塗料を用いる事に
より可能となる。
【0029】又、この系の特徴として水系塗料系のため
大気汚染及び爆発の危険性より解除される点も大きな利
点である。
【0030】[実施例2]膜厚30μmのサンデュレン
SD001(アクリル系紫外線吸収フィルム、鐘淵化学
工業社製)の上に蛍光レモンイエローコーティング剤と
して、 重量部 SP15(蛍光顔料、シンロイヒ社製) 30.00 FZ3045S(蛍光顔料、シンロイヒ社製) 20.00 サンドバー3041(紫外線吸収剤、サンド社製) 0.02 ディフォーマー1512 (消泡剤、ディックハーキュレス社製) 0.50 ポリゾールAD−5(エチレン酢ビエマルジョン バインダー、昭和高分子社製) 46.00 水 3.48 100.00 上記よりなるレモンイエロー色蛍光塗料を実施例1と同
様に乾燥膜厚85μm(合計膜厚115μm)を得た。
【0031】その上に、反射層として 重量部 HEC(ヒドロキシエチルセルロース、ヘキスト社製) 0.14 水 13.66 TW−R−900(TiO2 、デュポン社製) 40.00 EMカラーYellowFX−2107(東洋インキ社製) 20.00 ディモールEP(界面活性剤、花王社製) 0.70 ディフォーマー1512 (消泡剤、ディックハーキュレス社製) 0.50 ポリゾールAD−5(エチレン酢ビエマルジョン バインダー、昭和高分子社製) 25.00 100.00 上記よりなる隠ぺい力のあるレモンイエロー塗料を実施
例1と同様なる方法にて、レモンイエローの乾燥膜厚3
2μmの反射層を得た。(合計膜厚147μm)。
【0032】こうして得られたレモンイエロー蛍光シー
トは、引張り強度1420g/cm巾,伸度32%とシ
ート強度に優れていた。
【0033】この蛍光レモンイエローシートの共色レモ
ンイエローの反射層に、実施例1と同様に粘着剤加工を
行ない市販品であるルミノテープ#205レモンイエロ
ーと耐候性の比較をすると優れた結果が得られた。
【0034】[実施例3]ダイヤホイル#6(ダイヤホ
イル社製)の6μm極薄ポリエステルフィルムに紫外線
吸収層として 重量部 UE−3221(ポリエステル樹脂、ユニチカ社製) 20.00 トルエン(溶剤) 60.00 メチルエチルケトン(溶剤) 20.00 チヌビン900(紫外線吸収剤、チバガイギー社製) 1.50 101.50 の樹脂液を5ポイズに調整し版深60μmのグラビア版
にて全面塗布を行ない乾燥膜厚10μmの塗膜を得る。
この結果基材となる6μmのダイヤホイル#6と塗膜1
0μmとの合計膜厚16μm,引張り強度1300gf
/10mm巾,伸度120%の強度的に優れたフィルム
を得た。
【0035】次に、蛍光塗料として 重量部 アクリベース703(40%アクリル樹脂トルエン溶液 藤倉化成社製) 50.00 シンロイヒカラーFZ5013 (レッド蛍光顔料、シンロイヒ社製) 40.00 ディスパロン4200−20(顔料分散剤、楠本化成社製) 1.50 トルエン 30.00 121.50 からなるレッド色蛍光塗料を粘度10ポイズに調整し
た。
【0036】上記の複合紫外線吸収層の上にナイフコー
ターを使い塗工速度7m/min,ウェット膜厚150
μmで塗工し120℃に保たれている乾燥炉中を5分4
0秒間通して乾燥膜厚60μmの蛍光着色層を形成し
た。
【0037】次に反射層として 重量部 サーモラックEM(40%アクリル樹脂 トルエン溶液、綜研化学社製) 100.00 酸化チタンR−650(堺化学工業社製) 35.00 アンチテラ−U(分散剤、ビックケミー社製) 1.50 トルエン 30.00 166.50 からなる白色塗料を粘度10ポイズに調整した。
【0038】上記蛍光着色層の上にリバースロールコー
ターを用い塗工速度11m/minウェット膜厚60μ
mで塗工し、120℃に保たれている乾燥炉中を3分4
0秒間通して乾燥膜厚22μmの白色反射層を形成し、
合計膜厚98μmの耐候性に優れシート強度にも優れた
蛍光シートを得た。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、高彩度、高耐候性を有
ししかも薄手タイプで、かつ粘着加工後には看板、ステ
ッカー等に使用可能な蛍光シートを可能にした。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)可視光線透過率が70%以上、紫
    外線透過率が0〜30%で膜厚が5〜150μmのフイ
    ルムから成る紫外線吸収層、その上に(B)膜厚が50
    〜200μmの蛍光着色層、(C)隠蔽率が70%以上
    で膜厚が5〜50μmの反射層を設けて成る蛍光シー
    ト。
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