JPH0889773A - 曝気機における通気制御装置 - Google Patents

曝気機における通気制御装置

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Publication number
JPH0889773A
JPH0889773A JP25425594A JP25425594A JPH0889773A JP H0889773 A JPH0889773 A JP H0889773A JP 25425594 A JP25425594 A JP 25425594A JP 25425594 A JP25425594 A JP 25425594A JP H0889773 A JPH0889773 A JP H0889773A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screw
screw shaft
valve body
aerator
shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP25425594A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Yoneda
晃 米田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Kiden Kogyo Ltd
Original Assignee
Hitachi Kiden Kogyo Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電動弁の弁体を中空軸端部に当接もしくは嵌
合させて共に回動させつつ、吸気口を閉じることを可能
として空気の漏れを防ぎ、嫌気撹拌を可能とする。 【構成】 モータ11にて駆動され、先端にスクリュー
を備えた中空状のスクリュー軸5の開口端面に、弁体1
7を対峙し、かつスクリュー軸5と共廻り可能にして配
設する。さらにこの弁体17を移動手段にてスクリュー
端面に対して接離方向に移動可能とする。これにより完
全に吸気口Hを閉じ、小型機においても同一の曝気機で
嫌気撹拌が行えるものとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は完全に吸気を停止して嫌
気撹拌を可能とした曝気機における通気制御装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】先端にスクリューを備えた中空軸をモー
タにて回動する際、スクリュー先端水域に発生する負圧
を利用して空気を水中内へ吸い込み、撹拌しつつ水中へ
放出する曝気機が特公平4−31759号公報等に提案
されている。このような自吸式曝気機は、一台で水の撹
拌と吸気混合とを同時に行え、手軽に曝気できる利点が
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】下水道等の汚水処理あ
るいは湖沼等の水質浄化などの曝気処理においては、水
質等により好気撹拌すなわち曝気撹拌と、空気を遮断し
た嫌気撹拌とを交互に繰り返して行うほうが効率的に浄
化処理できる場合がある。このような場合、上記公知の
実施例では中空軸の上部に開口した吸気口は常に開口し
ており、曝気機を運転すれば常時好気撹拌となり、嫌気
運転は行えない。そこで斯種曝気機においても好・嫌気
運転を選択的に行えるように中空軸に吸気口を開閉する
ためのバルブを備えたものが実用化されている。しかし
上述の如き中空軸を用いた自吸式曝気機では、電動弁が
曝気機のケーシング等固定側にあるため、一般的にラビ
リンスシールを用いている。従ってこのラビリンスシー
ル部からの空気の漏れが生じる。この空気の漏れは中型
または大型の曝気機では全開時通気量の1%以下で許容
限度の範囲内に納まり、電動弁を全閉して嫌気運転を行
うこともできるが、小型機種においては空気の漏れ率が
高くなり嫌気撹拌は困難であった。このラビリンスシー
ルの空気の漏れは、ラビリンスシールと軸とのギャップ
が主に軸を支持するベアリングのがたにより決まるため
である。
【0004】本発明は電動弁の弁体を中空軸端部に当接
もしくは嵌合させて共に回動させつつ、吸気口を閉じる
ことを可能として空気の漏れを防ぎ、嫌気撹拌を可能と
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになしたもので、モータにて駆動され、先端に
スクリューを備えた中空状のスクリュー軸の開口端面
に、弁体を対峙し、かつスクリュー軸と共廻り可能にし
て配設すると共に、この弁体を移動手段にてスクリュー
端面に対して接離方向に移動可能とし、さらに中空状の
スクリュー軸の開口端面内に設けたガイド溝内にスライ
ド可能にして嵌挿するガイドキーを弁体下部に支持し、
このガイドキーを介して弁体をスクリュー軸と共廻り可
能にして、かつ弁体移動用のスクリューロッド下端に軸
受を介して支持することを要旨とする。
【0006】
【作用】モータにて駆動され、先端にスクリューを備え
た中空状のスクリュー軸の開口端面に、弁体を対峙し、
かつスクリュー軸と共廻り可能にして配設すると共に、
この弁体を移動手段にてスクリュー端面に対して接離方
向に移動可能とする。これにより弁体はガイドキーを介
してスクリュー軸と常に共に回動し、かつスクリュー軸
長手方向に移動してスクリュー開口端面を開閉できるの
で、ラビリンスシールの如き空気漏れが生じることな
く、完全に吸気口を閉じ、小型機においても同一の曝気
機で嫌気撹拌が行えるものとなる。
【0007】
【実施例】以下本発明の曝気機における通気制御装置を
図示の実施例にもとづいて説明する。図において1は本
発明の通気制御装置の本体で、この本体1はスクリュー
駆動部本体ケース3のスクリュー軸受ケース4に取り付
けられている。このスクリュー駆動部本体ケース3には
スクリュー駆動用のモータ2を取り付け、本体ケース3
内の減速機構(図示せず)を介して、この本体ケース3
内を貫通支持する中空状のスクリュー軸5を駆動する。
【0008】このスクリュー軸5の下端には所要のスク
リュー6が取り付けられると共に、スクリュー軸上部は
図2に示すように本体ケース3に固定したスクリュー軸
受ケース4にて回動自在に支持される。そしてこのスク
リュー軸受ケース4の上部を本体ケース3より少し突出
させ、このケース4内には図1に示すように軸受7にて
スクリュー軸5が回動可能に支持されている。
【0009】中空状のスクリュー軸5の上端は開口され
ており、このスクリュー軸5の開口面と円錐形の弁体1
7とを対峙させ、かつ弁体17の先端がスクリュー軸端
内へ挿入可能とし、開口面を完全に閉塞できるようにな
す。
【0010】この弁体17は先端が円錐形をした円柱形
状で、その一端側内部に軸受16を嵌着し、この軸受1
6にスクリューロッドの下端を支持し、スクリューロッ
ド15に対し軸受16を介して弁体17を自由に回動す
るようにして支持すると共に、スクリューロッド15を
ギヤ12のボス部14内を螺合して貫通するようにな
す。
【0011】ギヤ12のボス部14は軸受13を介して
通気制御弁本体1の本体ケース10内に回動自在に支持
し、ギヤ12は本体ケース10に取り付けたスクリュー
駆動用のモータ11にて駆動されると共に、この本体ケ
ース10の一部、例えば図1に示すように弁体17の外
周と対向する位置等に空気取入口Hを穿孔する。
【0012】中空状のスクリュー軸5の上端開口面は図
1に詳示するように、内孔面53に連設されるようにし
て弁体17の先端の円錐形と同じ角度を有するテーパ面
52が形成されると共に、このテーパ面の端面よりスク
リュー軸長手方向に、弁体の移動量に合わせた長さのガ
イド溝51が1または2以上刻設される。このガイド溝
51はスクリュー軸5の内孔面に連設して形成されると
共に、このガイド溝51内に弁体の円錐形部のキー溝内
に嵌挿したガイドキー18が嵌挿され、これによりスク
リュー軸5と弁体17とが弁体側のガイドキー18及び
スクリュー軸側のガイド溝51を介して共に回動するよ
うになすが、弁体17及びガイドキー18はスクリュー
軸5の長手軸心方向に、すなわちガイド溝51の長手方
向に沿って移動できるようになす。
【0013】このガイドキー18は平板状で、弁体17
の円錐部に刻設したキー溝17a内に嵌挿され、この弁
体円錐部両側方へ突出する部分をスクリュー軸側のガイ
ド溝51内にスライド自在に嵌挿され、弁体17とスク
リュー軸5との回転方向を係止させるもので、必要に応
じこのガイドキー18は弁体17のキー溝内に嵌挿後、
固定されることもある。
【0014】従って上述の如く構成した通気制御装置に
おいて、好気撹拌すなわち曝気を行う場合は図1に示す
ように弁体17を上昇させた位置で空気取入口Hとスク
リュー軸5の開口面が導通し、開口面が開いた状態でモ
ータ2を駆動すると、スクリュー軸5の回動にてスクリ
ュー先端水域内で負圧が発生し、これにより空気取入口
Hより空気が吸気され、中空状のスクリュー軸内を流過
しスクリュー先端の吐出口より微細気泡として放出さ
れ、水と混合して曝気される。
【0015】そして嫌気撹拌を行う場合は、図1に示す
状態でモータ11を駆動させてギヤ12を回転すると、
このギヤ12のボス部14内にて螺合されたスクリュー
ロッドをそのギヤの回転数とネジピッチにより昇降、す
なわち降下させる。この時スクリューロッドはその長手
方向に移動するも、回動は阻止されるようになってい
る。従ってスクリューロッド下端に設けた弁体17が降
下して弁体先端がスクリュー軸内に挿入され、そのテー
パ面と弁体外周面とが合わさってスクリュー開口面が完
全に閉塞され、吸気できなくなり、スクリュー6の回転
のみで嫌気撹拌が行われる。
【0016】このように好気・嫌気いずれの撹拌時で
も、弁体がその上下方向の位置のどの位置にあっても、
スクリュー軸内のガイド溝51内に弁体側に支持された
ガイドキー18が嵌挿され、このガイドキー18を介し
て弁体17のみがスクリュー軸と共廻りするようになっ
ているので、ラビリンスシールの如き空気漏れすなわち
スクリュー軸開口面の閉塞の時、完全に閉じ、小型機に
おいても吸気を完全に防止でき、嫌気撹拌が行えるもの
となる。
【0017】
【発明の効果】本発明の曝気機における通気制御装置
は、モータにて駆動され、先端にスクリューを備えた中
空状のスクリュー軸の開口端面に、弁体を対峙し、かつ
スクリュー軸と共廻り可能にして配設すると共に、この
弁体を移動手段にてスクリュー端面に対して接離方向に
移動可能としているため、中空状のスクリュー軸の開口
端面を完全に閉鎖することができ、嫌気撹拌が可能とな
る。また弁体に設けたガイドキーがスクリュー軸側のガ
イド溝内へ嵌挿され、かつスクリューロッド下部に軸受
を介して弁体が支持されているので、弁体のみがスクリ
ュー軸と係止され共廻りするが、上下方向への移動は可
能となり、弁体の昇降動作が確実で吸気口の閉鎖がより
確実に行える利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明曝気機における通気制御装置の一実施例
を示す断面図である。
【図2】曝気機本体に取り付けた実施例の外観説明面図
である。
【図3】スクリュー軸の開口端面側の平面図である。
【図4】弁体の底面図図である。
【符号の説明】
1 通気制御装置本体 5 スクリュー軸 6 スクリュー 11 モータ 12 ギヤ 14 ボス部 15 スクリューロッド 16 軸受 17 弁体 18 ガイドキー 51 ガイド溝 52 テーパ面 H 空気取入口

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータにて駆動され、先端にスクリュー
    を備えた中空状のスクリュー軸の開口端面に、弁体を対
    峙し、かつスクリュー軸と共廻り可能にして配設すると
    共に、この弁体を移動手段にてスクリュー端面に対して
    接離方向に移動可能としたことを特徴とする曝気機にお
    ける通気制御装置。
  2. 【請求項2】 中空状のスクリュー軸の開口端面内に設
    けたガイド溝内にスライド可能にして嵌挿するガイドキ
    ーを弁体下部に支持し、このガイドキーを介して弁体を
    スクリュー軸と共廻り可能にして、かつ弁体移動用のス
    クリューロッド下端に軸受を介して支持した請求項1記
    載の曝気機における通気制御装置。
JP25425594A 1994-09-22 1994-09-22 曝気機における通気制御装置 Pending JPH0889773A (ja)

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JP25425594A JPH0889773A (ja) 1994-09-22 1994-09-22 曝気機における通気制御装置

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JP25425594A JPH0889773A (ja) 1994-09-22 1994-09-22 曝気機における通気制御装置

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JPH0889773A true JPH0889773A (ja) 1996-04-09

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