JPH0889296A - 核酸検出方法 - Google Patents

核酸検出方法

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JPH0889296A
JPH0889296A JP6237627A JP23762794A JPH0889296A JP H0889296 A JPH0889296 A JP H0889296A JP 6237627 A JP6237627 A JP 6237627A JP 23762794 A JP23762794 A JP 23762794A JP H0889296 A JPH0889296 A JP H0889296A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 固定用担体上に存在する検出すべき核酸と、
その核酸の少なくとも一部の塩基配列に相補的なプロー
ブDNAとのハイブリッド形成を利用した核酸の検出方
法において、プローブDNAはリンカーを介して結合し
ているハプテンを含有しており、そのハプテンはジベレ
リンまたはジベレリン誘導体であり、検出すべき核酸と
プローブDNAとの反応によるハイブリッド形成に続い
て、未反応のプローブDNAを排除した後、標識された
抗ハプテン抗体を前記ハイブリッドのプローブDNAに
結合させ、前記標識を利用して前記核酸を検出すること
を特徴とする核酸検出方法。 【効果】 標識混合率や標識率に関係なく、従って、被
検対象核酸の塩基組成に関係なく、安定した検出感度が
得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、核酸中に目的とする塩
基配列が存在するかどうかを検出するための核酸検出方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の核酸検出方法は、膜などの固定用
担体に固定したサンプルDNA中の目的とする特定塩基
配列に、これと相補的に結合するプローブDNAを、あ
らかじめラジオアイソトープ、蛍光色素などの標識物を
結合させた後に反応させ、未反応のプローブDNAを洗
浄して排除した後、標識物が残留しているか否かによっ
て特定塩基配列を検出している。
【0003】そして現在では、設備面や安全面の考慮か
ら非ラジオアイソトープ化システムが主流であり、その
一つが、例えば特開平1−215300号公報等に開示
された、いわゆるジゴキシゲニン(DIG)システムで
ある。このシステムでは、プローブDNAに結合する標
識物としてジゴキシゲニンを用い、標識の検出に当たっ
ては、アルカリフォスファターゼを結合させた抗ジゴキ
シゲニン抗体をジゴキシゲニンに結合させた後、アルカ
リフォスファターゼの触媒反応による基質の発色により
検出している。
【0004】ところで、上記のDIGシステムでは、プ
ローブDNAにDIGを標識する際に、DNAを構成す
るアデニン、グアニン、チミン、シトシンの4種の塩基
のうちチミンに対し、DIG標識されたウラシルを所定
の割合で混入させておき、これらの塩基を用いてプロー
ブDNAを合成している。ここで、プローブの合成時に
チミンに混入させる標識ウラシルの比(以下、「標識体
混合比」という。)には至適値の存在することが判明し
た。
【0005】即ち、検出プローブを構成する4種の塩基
の比が同一である場合において標識体混合比が35%の
時(この時、標識率、即ちプローブDNAの全塩基中の
標識ウラシルの比は理論上約6%である。)に検出感度
が最も高く、それ以外の標識体混合比の時には感度が悪
くなった。従って、この方法では標識率を一定に保たな
いと、検出感度の低下や不安定化を招き、ひいては陽
性、陰性の判定を誤るおそれがある。
【0006】しかし、検出対象たる天然の核酸において
は4種の塩基の比が一定ではないため、その都度、至適
標識率を確保するために標識体混合比を計算して調整す
ることが要求され、非常に面倒である。また、標識体混
合比を調整しても、あるDNAを鋳型としてポリメラー
ゼ反応によりプローブDNAを合成する際に、酵素反応
により生じるプローブの長さに差を生じて、狙い通りの
標識率にならないおそれもある。更に、4種の塩基の比
が未知である核酸の場合には、その検出感度を予測でき
ないままの不安な判定を余儀なくされる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、標識
率の差異によって、あるいはプローブDNAの塩基配列
の如何によって検出感度の低下や不安定化を招くことの
ない核酸検出方法を提供することを、その解決すべき課
題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の研究の過程で、ハプテン(本発明においてプローブD
NAを標識する物質として使用する)として、DIGに
代えジベレリンまたはその誘導体を用いると、その標識
率が検出装置の許容する最低限度以上である限り、標識
率に関係なく安定した検出感度を得る、という全く新し
い知見を得た。
【0009】従って本発明は、固定用担体上に存在する
検出すべき核酸と、その核酸の少なくとも一部の塩基配
列に相補的なプローブDNAとのハイブリッド形成を利
用した核酸の検出方法において、前記プローブDNAは
リンカーを介して結合しているハプテンを有しており、
そのハプテンはジベレリンまたはジベレリン誘導体であ
り、検出すべき核酸とプローブDNAとの反応によるハ
イブリッド形成に続いて、未反応のプローブDNAを排
除した後、標識された抗ハプテン抗体を前記ハイブリッ
ドのプローブDNAに結合させ、前記標識を利用して前
記核酸を検出することを特徴とする核酸検出方法を提供
する。
【0010】本発明はさらに、前記標識された抗ハプテ
ン抗体の使用に代え、抗ハプテン抗体と、その抗ハプテ
ン抗体に特異的に結合する能力を持つと共にそれ自体が
標識された抗体とを使用することを特徴とする核酸検出
方法を提供する。
【0011】
【発明の効果】本発明は、その標識率が検出装置の許容
する最低限度以上である限り、標識率や標識体混合比の
如何に関係なく、従ってまたプローブDNAの塩基配列
の如何に関係なく安定した検出感度を得ることができ
る。このため、目的とする核酸の存否の判断を正確に行
うことができる。
【0012】
【具体的な説明】本発明においては、標識用ハプテンと
してジベレリン又はその誘導体が使用され、これらは天
然に存在する各ジベレリン(GA)すなわちGA1 ,G
2 ,GA3 ,GA4 等、及びジベレリン骨格を損なわ
ない範囲で化学的な修飾や官能基除去を施した非天然型
のGA誘導体を用いることができ、これらはジベレリン
としての生理活性を示さないものでもよい。
【0013】この標識用ハプテンはリンカーを介してプ
ローブDNAに連結される。リンカーが結合するプロー
ブDNA中のヌクレオチドとしては、アデニン、グアニ
ン、シトシン又はチミンのいずれであってもよく、ま
た、チミンに代えてウラシルを用いることもできる。プ
ローブDNA中のリンカーの連結部位としては、例えば
プローブDNAを構成するヌクレオチド中の塩基におい
て、好ましく、例えばプリン塩基中の8位又はピリミジ
ン塩基中の5位等を使用することができる。
【0014】他方、ジベレリン又はその誘導体のリンカ
ー結合部位としては、それらの化合物の6位のカルボキ
シル基、16位のケトン基又は3位の水酸基等を用いる
のが好ましい。リンカーは、プローブDNA中の結合基
と結合することができる基と、ジベレリン又はその誘導
体中の結合基に結合することができる基の両方を有する
構造物であり、例えばリンカー中の結合基としては、ア
ミド結合を形成するアミノ基、ジベレリン又はその誘導
体中のカルボキシル基と共にジベレリン又はその誘導体
に導入されたケトン基と反応してイミノ結合基を形成す
るアミノ基等を使用することができる。
【0015】リンカーは、ハプテン−抗体反応の際にい
わゆる立体障害を避けるためにある程度以上の長さを必
要とし、例えば前記の結合基中の原子を含めて原子4個
以上の長さを有することが好ましい。好ましいリンカー
としては、例えば、そのままでもリンカーとして用いる
ことができ、前記したリンカーの連結部位であるプリン
塩基の8位、ピリミジン塩基の5位に結合可能なアリル
アミンが挙げられる。
【0016】また、リンカーの原子長を更に伸ばすため
には、すでにリンカーとして塩基に結合しているアリル
アミノ基と結合可能なカルボキシル基を一端に有し、他
端にアミノ基を有する脂肪族鎖から成るもの等を用いる
ことができる。この場合の脂肪族基の炭素数に2〜10
個、好ましくは4〜7個、例えば5個である。好ましい
例として、6−アミノカプロン酸、4−アミノプロピオ
ン酸、4−アミノブチル酸等が挙げられる。
【0017】本発明において用いる抗ハプテン抗体は、
抗原としてハプテンであるジベレリン又はその誘導体を
用いて生じさせた抗体であり、ポリクローナル抗体でも
モノクローナル抗体でもよい。抗原の部分としてハプテ
ンを用いてポリクローナル抗体又はモノクローナル抗体
を作製する方法はよく知られており、既知の方法に従っ
て得ることができる。ポリクローナル抗体を産生する動
物としては、例えばウサギ、モルモット、マウス等が用
いられる。
【0018】本発明の1つの態様によれば、上記の抗体
は、それを検出するための標識と連結される。この標識
としては、酵素、例えば発色反応、発光反応又は蛍光反
応を生じさせるための酵素が挙げられる。例えば発色反
応を生じさせる酵素の例としてアルカリ性ホスファター
ゼ、β−ガラクトシダーゼ、ペルオキシターゼ等が用い
られ、発光反応を生じさせる酵素として、ルシフェラー
ゼ、ペルオキシダーゼ等が挙げられ、また蛍光反応の酵
素としてはアルカリ性ホスファターゼ、ペルオキシダー
ゼ、エステラーゼ等が挙げられる。これらの酵素の検出
のためには、酵素の種類に対応して比色基質、発光基
質、蛍光基質等が使用される。検出のための酵素、基
質、検出反応等は常法に従って行うことができる。
【0019】本発明の第二の態様によれば、抗ハプテン
抗体(一次抗体)を直接標識せず、抗ハプテン抗体に対
する抗体(二次抗体)であって標識されたものを用いて
抗ハプテン抗体を検出することができる。例えば抗ハプ
テン抗体(一次抗体)としてある種の動物の抗体を用い
る場合には、その種の抗体に対して特異的に結合する他
の種の抗体(二次抗体)を用いることができる。例え
ば、抗ハプテン抗体としてマウスの抗体を一次抗体とし
て用いる場合、マウスの抗体に対して特異的なウサギの
抗体を二次抗体として用いることができる。
【0020】この態様において二次抗体を検出するため
に二次抗体に結合させる標識及びその検出方法は、第一
の態様において抗ハプテン抗体を検出する場合と同様で
ある。上記一次抗体及び/又は二次抗体に、生来の抗体
をそのまま用いてもよく、又は結合性を保持している抗
体の断片、例えばF(ab)2 、F(ab)等を用いて
もよい。これらの断片化は常法に従って行うことができ
る。
【0021】本発明の方法において、被検核酸を固定す
るための固体担体としては、公知の各種固定用担体が用
いられる。一般的には、ハプテン−抗体反応のため溶液
に浸しやすい形状で、バックグラウンドの原因となる抗
体や蛋白質との非特異的結合性の低い材質のものが用い
られ、具体例としては、ニトロセルロースフィルター、
ナイロンフィルター、プラスチック、プレキシガラス、
ニトロセルロースまたはナイロンで被覆したプラスチッ
クやプレキシガラス等が挙げられる。
【0022】本発明の実施に当っては、まず、固体担体
表面上に被検試料中の核酸を固定する。核酸はDNAで
もRNAでもよい。固定は常法に従って行うことができ
る。例えばUV照射、80℃で2時間の加熱、あるいは
真空ブロッティングにより行うことができる。前記真空
ブロッティングの場合、固定化反応の媒体として例えば
0.5N NaOH、2×SSC、TE等の緩衝液を用
いることができ、この反応は例えば室温〜37℃にて5
分間行う。
【0023】次に、ハイブリダイゼーション液に浸し、
プレハイブリダイゼーション処理する。ハイブリダイゼ
ーション溶液の組成は、例えば1%カゼイン水溶液(B
uffer;0.1M Tris−HCl,150mM
NaCl;pH=7.5)であり、処理は42〜70℃に
て1〜16時間行う。次にプローブDNAを含むハイブ
リダイゼーション溶液により固体担体を処理してハイブ
リダイゼーションを行う。ハイブリダイゼーション溶液
としては、例えば10×SSC、5%カゼイン、5%ラ
ウロインオルコシン、5%SDSの組成のものを用いる
ことができる。ハイブリダイゼーションの条件は、プロ
ーブDNAの長さ等により異るが、42℃〜70℃にて
1〜18時間である。
【0024】次に、プローブDNAには、ハプテンが結
合しているので、本発明の第一の態様によれば、このハ
プテンと標識された抗ハプテン抗体と結合せしめる。こ
の反応は常用の条件下で、例えばトリス緩衝液(pH7.
5)、リン酸緩衝液等の中で20〜37℃にて15〜6
0分間行うことができる。次に、洗浄液、例えばトリス
緩衝液(pH7.5)等により固体担体を洗浄して未結合
の標識抗体を除去した後、抗ハプテン抗体の標識が酵素
であれば、該酵素に対する発色基質と反応せしめること
により発色を行う。
【0025】この場合の反応媒体としては、例えばトリ
ス緩衝液(pH7.5)等が使用される。発色は、標識酵
素及びその基質により異るが、例えば20〜37℃にて
適宜な時間放置して行う。本発明の他の態様によれば、
抗ハプテン抗体は標識されておらず、抗ハプテン抗体に
対する標識された抗体を用いて検出を行う。抗ハプテン
抗体(一次抗体)と標識抗体(二次抗体)との反応は例
えばトリス緩衝液(pH7.5)等の媒体中で20〜37
℃にて15〜60分間行うことができる。
【0026】次に、洗浄液、例えばトリス緩衝液(pH
7.5)等により固体担体を洗浄して未結合の標識抗体
(二次抗体)を除去した後、二次抗体の標識が酵素であ
る場合には、発色基質と反応せしめることにより発色を
行う。この場合の発色は第一の態様の場合と同様にして
行えばよい。次に、本発明を実施例によりさらに具体的
に説明する。実施例1〜8における反応系統を図1及び
図2に示す。
【0027】実施例1. ジベレリンA3 −N−ヒドロ
キシサクシンイミドエステル(リンカー結合予定サイト
が活性化されたジベレリンA3 )の合成 50mlのナスフラスコ中で、ジベレリンA3 2g(5.
8mmol)とN−ヒドロキシサクシンイミド668mg
(5.8mmol)を、ジオキサン20mlに溶解し、ジシク
ロヘキシルカルボジイミド1.3ml(5.8mmol)を添
加し、室温で2〜3時間攪拌した。析出したジシクロヘ
キシル尿素を濾過により除去し、ジオキサンをオイルポ
ンプ真空中で蒸発させた。残った油状物質を酢酸エチル
10mlに溶解し、石油エーテル50mlに注ぐと、結晶が
析出した。その結晶を真空中で乾燥させた。2.07g
(収率80%)が得られた。
【0028】実施例2. ジベレリンA3 −ε−アミド
カプロン酸−N−ヒドロキシサクシンイミドエステル
(末端活性化リンカーと結合したジベレリンA3)の合成 30mlのナスフラスコ中で、ジベレリンA3 −N−ヒド
ロキシサクシンイミドエステル360mg(0.80mmo
l)をジメチルスルホキシド3.6mlに溶解し、これに
2 O1.8mlに溶解させた6−アミノカプロン酸21
3mg及びトリエチルアミン0.22mlを順次加え、室温
で一夜攪拌した。真空中で溶媒を蒸発させ、残った油状
物質をジメチルスルホキシド2mlに溶解し、逆相系のカ
ラムを用いて、水とアセトニトリルにより溶出させ、生
成物を分けた。真空中で乾燥させ、そのまま次の反応に
用いた。
【0029】生成したジベレリンA3 −ε−アミドカプ
ロン酸を無水ジメチルホルムアミド3mlに溶解し、N−
ヒドロキシサクシンイミド115mg(1.0mmol)及び
ジシクロヘキシルカルボジイミド0.22ml(1.0mm
ol)を順次加え、室温で一夜反応させた。析出したジシ
クロヘキシル尿素を濾過により除去し、真空中で溶媒を
蒸発させた後、油状物質を酢酸エチルに懸濁し、石油エ
ーテルに注ぎ、結晶化させた。結晶を回収し、真空中で
乾燥させた。174mg(収率38%)を得た。次の実施
例3〜5は、ジベレリンA4 のリンカー結合予定部位の
活性化とリンカーの結合に関する。
【0030】実施例3. ジベレリンA4 −17−ノル
ケトンの合成 30mlのナスフラスコ中で、ジベレリンA4 100.6
mg(0.30mmol)をテトラヒドロフラン/H2
(1:1)10mlに溶解し、これに酸化オスミウム1
5.2mg(0.06mmol)を氷冷しながら加えた。10
分攪拌後、過よう素酸ナトリウム217.2mg(1.0
2mmol)を加え、N2 ガスを封入後、常温にて一夜攪拌
した。反応液の沈殿をろ別し、ろ液を40℃で減圧濃縮
してテトラヒドロフランを留去して得た水溶液を6Nの
硫酸を2滴加えてpH1.5にし、3回、計25mlの酢酸
エチルで抽出した。得られた酢酸エチル抽出液を、無水
硫酸ナトリウムを加えて一夜冷蔵し脱水後、無水硫酸ナ
トリウムをろ別しろ液を濃縮した。
【0031】これをシリカゲル(3g)吸着クロマトグ
ラフィで精製した。溶出液として、クロロホルム−酢酸
エチルの溶出系を用い、クロロホルム100%から酢酸
エチルを5%刻みで増やした。1ステップあたりの溶出
量は10mlとして分取した。ジベレリンA4 −17−ノ
ルケトンは酢酸エチル20%〜55%区に溶出した。こ
れをアセトン/ヘキサン系により再結晶し、75mgのジ
ベレリンA4 −17−ノルケトンを得た。本合成は、報
文 M.Nakajima et.al., Plant Cell Physiol. 32(4),50
5-510(1991) に準じた。
【0032】実施例4. ジベレリンA4 −16−カル
ボキシメトキシムの合成 10mlナスフラスコ中でカルボキシメトキシルアミン塩
酸塩25.5mg(0.23mmol)を0.68mlのピリジ
ンに溶解した。これにジベレリンA4 −17−ノルケト
ン30mg(0.09mmol)を加え、50℃に加温して3
時間静置した。
【0033】反応液を、氷冷した0.5%HC120ml
の中へ流し込み、HC1でpH3.5に調節し、3回、計
150mlの酢酸エチルで抽出し、得られた酢酸エチル抽
出液を、2回、計200mlで洗浄後、0.5%HC1無
水硫酸ナトリウムを加えて一夜冷蔵し脱水後、無水硫酸
ナトリウムをろ別しろ液を減圧濃縮し、残査をアセトン
/ヘキサン系により再結晶し、22.2mgのジベレリン
4 −16−カルボキシメトキシムを得た。本合成は、
報文 M.Nakajima et.al., Plant Cell Physiol. 32(4),
505-510(1991) に準じた。
【0034】実施例5. ジベレリンA4 −16−カル
ボキシメトキシム−N−ヒドロキシサクシンイミドエス
テルの合成 ジベレリンA4 −16−カルボキシメトキシム5mg
(0.012mmol)をジメチルスルホキシド83μlに
溶解し、ジメチルスルホキシドに100mg/mlの濃度で
溶解させたN−ヒドロキシサクシンイミドを14μl
(0.012mmol)加え、次にジシクロヘキシルカルボ
ジイミド2.7μl(0.012mmol)を加え、室温で
一夜反応させた。析出したジシクロヘキシル尿素を濾過
により除去し、この溶液のまま、次の反応に用いた。
【0035】実施例6. ジベレリンA3 −[5−(ア
ミドアリル)−2′−デオキシウリジン−5′−三リン
酸]−四ナトリウム塩(ハプテン結合塩基(標識塩
基))の合成 ジベレリンA3 −N−ヒドロキシサクシンイミドエステ
ル4mg(9.0μmol)をジメチルスルホキシド100
μlに溶解し、5−アリルアミノ−2′−デオキシウリ
ジン−5′−三リン酸−四ナトリウム塩2.05μmol
が溶解している0.1Mほう酸ナトリウム溶液(pH8.
5)0.9mlに加え、室温で一夜放置した。
【0036】反応混合物から目的物を分離するには、高
速イオン交換クロマトグラフィ用充填カラムのTSKゲ
ルDEAE−2SW(東ソー)で、0Mから0.7Mの
塩化ナトリウム溶液の直線濃度勾配を用いて、HPLC
クロマトグラフィによって行なった。目的物のピークは
5−アリルアミノ−2′−デオキシウリジン−5′−三
リン酸よりもリテンションタイムが遅くなり、はっきり
と区別される。純粋な目的物のピークを含有するフラク
ションを回収し、セファデックスG−10により脱塩を
行ない、凍結乾燥し、目的物を得た。この生成物におい
てはジベレリンA3 とウリジルの間のカルバミノプロペ
ニル基がリンカーとなっている。
【0037】実施例7. ジベレリンA3 −ε−アミド
カプロイル−[5−(アミドアリル)−2′−デオキシ
ウリジン−5′−三リン酸]−四ナトリウム塩(ハプテ
ン結合塩基(標識塩基))の合成 ジベレリンA3 −ε−アミドカプロン酸−N−ヒドロキ
シサクシンイミドエステル10mg(10.5μmol )を
ジメチルスルホキシド155μlに溶解し、5−アリル
アミノ−2′−デオキシウリジン−5′−三リン酸−四
ナトリウム塩4.2μmol が溶解している0.1M ほ
う酸ナトリウム溶液(pH8.5)1.4mlに加え、室温
で一夜放置した。
【0038】実施例6と同様に、反応混合物から分離す
るには、高速イオン交換クロマトグラフィ用充填カラム
のTSKゲルDEAE−2SW(東ソー)で、0Mから
0.7Mの塩化ナトリウム溶液の直線濃度勾配を用い
て、HPLCクロマトグラフィによって行なった。目的
物のピークは5−アリルアミノ−2′−デオキシウリジ
ン−5′−三リン酸よりもリテンションタイムが遅くな
り、はっきりと区別される。純粋な目的物のピークを含
有するフラクションを回収し、セファデックスG−10
により脱塩を行ない、凍結乾燥し、目的物を得た。
【0039】実施例8. ジベレリンA4 −16−カル
ボキシメトキシム−[5−(アミドアリル)−2′−デ
オキシウリジン−5′−三リン酸]−四ナトリウム塩
(ハプテン結合塩基(標識塩基))の合成 実施例5のジベレリンA4 −16−カルボキシメトキシ
ム−N−ヒドロキシサクシンイミドエステルの反応液3
4μl(4μmol )を、5−アリルアミノ−2′−デオ
キシウリジン−5′−三リン酸−四ナトリウム塩1μmo
l が溶解している0.1Mほう酸ナトリウム溶液(pH
8.5)0.42mlに加え、室温で一夜放置した。
【0040】実施例6と同様に、反応混合物から分離す
るには、高速イオン交換クロマトグラフィ用充填カラム
のTSKゲルDEAE−2SW(東ソー)で、0Mから
0.7Mの塩化ナトリウム溶液の直線濃度勾配を用い
て、HPLCクロマトグラフィによって行った。目的物
のピークは5−アリルアミノ−2′−デオキシウリジン
−5′−三リン酸よりもリテンションタイムが遅くな
り、はっきりと区別される。純粋な目的物のピークを含
有するフラクションを回収し、セファデックスG−10
により脱塩を行ない、凍結乾燥し、目的物を得た。次の
実施例9〜12は標識された抗ハプテン抗体の作成に関
する。
【0041】実施例9. ジベレリンA3 標識ウシ血清
アルブミンの合成 ジベレリンA3 30mgをジメチルホルムアミド150μ
lに溶解し、ジメチルホルムアミド75μlに溶解した
N−ヒドロキシサクシンイミド30mg及びジメチルホル
ムアミド75μlに溶解したジシクロヘキシルカルボジ
イミド38mgと混合し、室温で3.5時間攪拌した。遠
心分離した上清を、ウシ血清アルブミン溶液(30mg/
3ml 100mMリン酸−ナトリウム緩衝液 pH=7.
5)に加え、氷上で2時間放置した。遠心分離後の上清
を、50mM リン酸−ナトリウム緩衝液(pH=7.0)
に対して透析した。これを凍結乾燥し、目的物を得た。
【0042】実施例10. ジベレリンA3 抗血清の作
ジベレリンA3 標識ウシ血清アルブミン25mgをPBS
(Phosphate-bufferedSaline )5mlに溶解し、これに
同量の乳化剤を加え、乳化したものをウサギ3羽に毎週
1回ずつ免疫した。7回免疫後に、全採血し、ジベレリ
ンA3 抗血清を得た。
【0043】実施例11. 抗血清から抗ジベレリンA
3 抗体の精製 抗血清45mlを、同量の0.15M NaClで希釈し
た後、硫酸アンモニウム34g(50%飽和量)を加え
溶解した後、4℃1時間放置した。遠心分離で集めた沈
澱を、0.0175M リン酸−ナトリウム緩衝液(pH
=6.3)45mlに溶解し、同じリン酸緩衝液に対して
透析した。これを上記緩衝液で平衡化したDEAEセフ
ァセル(ファルマシア)カラム(2.5×10cm)に通
し、素通り分画を限外濾過により濃縮した。
【0044】この濃縮液を、ジベレリンA3 をEAH−
セファロース4B(ファルマシア)に結合させたアフィ
ニティゲルのカラム(1×10cm)に流速7ml/hで流
した後、カラムを30mlのリン酸緩衝液(0.1M pH
=7.5)で洗浄した。つづいて、0.1% ポリエチ
レングリコールラウリルエーテルを含む1M プロピオ
ン酸(pH=3.5)20mlを流し、溶出液を予め1M
N−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−N′−2−
エタンスルホン酸(pH=7.5)1mlずつ入れておいた
チューブ40本に0.5mlずつ分画し、溶出分画を集
め、抗ジベレリンA3 抗体を得た。
【0045】実施例12. アルカリフォスファターゼ
標識抗ジベレリンA3 抗体の作製 抗ジベレリンA3 抗体3mg(0.4ml)を0.1M酢酸
−水酸化ナトリウム緩衝液(pH4.5)で透析し、ペプ
シン1mgを加え、37℃で16時間静置した。沈殿を遠
心分離により除去し、ゲルろ過(Ultrogel AcA44、1×
45cm、0.1Mリン酸−水酸化ナトリウム緩衝液、pH
=6)後、相当する分子量付近の蛋白画分を回収し、限
外濾過により0.4mlに濃縮した。
【0046】これに、0.1Mメルカプトエチルアミン
(0.1Mリン酸−水酸化ナトリウム緩衝液、pH=6,
5mM EDTA)70μlを加え、37℃90分静置し
た。ゲルろ過(Ultrogel AcA44、1×45cm、0.1M
リン酸−水酸化ナトリウム緩衝液、pH=6,5mM ED
TA)後、相当する分子量付近の蛋白画分を回収し、限
界濾過により0.4ml、Fab′溶液とした。
【0047】一方、アルカリホスファターゼ1mg(10
0μl、3M塩化ナトリウム、1mM塩化マンガン、0.
1mM塩化亜鉛、30mMトリエタノールアミン、pH=7.
6、ベーリンガー)に1Mリン酸−水酸化ナトリウム緩
衝液(pH7)200μlを加え、さらに、N-sulfosucci
nimidyl-4-(N-maleimidomethyl)-cyclohexane-1-carbox
ylate (sulfo-SMCC,5mg/250μl DMSO)30
μlを加え、30℃60分間静置し遠心後、ゲルろ過(S
ephadex G-25、1×15cm、0.1Mリン酸−水酸化ナ
トリウム、pH6)により脱塩後、蛋白質画分を回収し、
限外濾過により0.4mlに濃縮した。
【0048】これを先のFab′溶液0.2mlと混合
し、30℃60分間放置し、50mMN−エチルマレイミ
ド10μlを加え、ゲルろ過(Ultrogel AcA44、1×4
5cm、0.1Mリン酸−水酸化ナトリウム緩衝液、pH=
6.5)後、相当する分子量付近の蛋白画分を回収しア
ルカリフォスファターゼ標識抗ジベレリンA3 溶液とし
た。本調製は、酵素免疫法(石川栄治ら編 医学書院)
に準じて行なった。
【0049】実施例13. ジベレリンA4 標識検出プ
ローブ(標識体混合比35%)の作製 この実施例においては所定の塩基配列をもったサンプル
DNA(pBR322)を鋳型として、プローブDNA
を作製した。pBR322(1μg/μl、宝酒造)8
μl、HindIII (宝酒造)8μl、bufferM ×10
(宝酒造)6.4μl、水57.6μlを混合し、37
℃60分間放置後、フェノール/クロロホルム80μl
を加え、遠心分離後上清を回収する洗浄操作を2回行っ
た。3M酢酸ナトリウム(pH9)8μl、冷エタノール
240μlを加え、−70℃60分間放置し、遠心分離
後上清を除去し、沈殿に冷70%エタノール100μl
を加え、遠心分離後沈殿を真空乾燥した。
【0050】水100μlを加え、95℃10分間加熱
し、氷冷後ヘキサヌクレオチド(ベーリンガー)6μ
l、GA4 標識混合液[0.26mM ジベレリンA4
16−カルボキシメトキシム−[5−(アミドアリル)
−2′−デオキシウリジン−5′−三リン酸]−四ナト
リウム塩27μl、10mMデオキシグアノシン−5′−
三リン酸2μl、10mM デオキシアデノシン−5′−
三リン酸2μl、10mMデオキシシチジン−5′−三リ
ン酸2μl、6.7mM デオキシチミジン−5′−三リ
ン酸2μl]9μl、クレノーエンザイム(ベーリンガ
ー)3μlを加え、37℃10時間放置後、0.2M
EDTA(pH8)6μl、3M塩化リチウム6μl、冷
エタノール360μlを加え、−70℃60分間放置
し、遠心分離後上清を除去し、沈殿に冷70%エタノー
ル100μlを加え、遠心分離後沈殿を真空乾燥し、目
的物を得た。
【0051】実施例14. 標識率の検出感度への影響
の比較 本発明のプローブDNAとDIGのプローブDNA(比
較例)とを各種の標識体混合比で作製し、サンプルDN
Aの検出感度試験を行なった。pBR322を95℃で
10分間熱変性させた後、DNA希釈バッファ(50μ
g/μl サケ***DNA、10mM トリス−塩酸、1
mM EDTA、pH8)で0.05pg/2μl、0.1pg
/2μl、0.2pg/2μl、0.5pg/2μl、1pg
/2μl、10pg/2μl溶液とし、10枚のナイロン
膜上にそれぞれスポットした。5分間UV照射して、D
NAを膜に固定後、ハイブリダイゼーション溶液(0.
5% ブロッキング試薬(ベーリンガー)、0.1%
N−ラウリルサルコシン、0.02% SDS、0.7
5M 塩化ナトリウム、75mMクエン酸、pH7)に浸
し、68℃4時間振盪した。
【0052】標識体混合比を、20%、35%、50
%、75%、100%としたものを、実施例13の方法
に従い調製し、また、実施例13においてGA4 標識混
合液のジベレリンA4 −16−カルボキシメトキシム−
[5−(アミドアリル)−2′−デオキシウリジン−
5′−三リン酸]−四ナトリウム塩をジゴキシゲニン−
11−ウリジン−5′−三リン酸(ベーリンガー)に置
き換え、標識体混合比を、20%、35%、50%、7
5%、100%としたものを調製した。
【0053】これら10種の溶液をハイブリダイゼーシ
ョン溶液で26ng/mlとし、前記の10枚のナイロン膜
をそれぞれに浸し、68℃で6時間振とうした。0.3
M塩化ナトリウム、30mM クエン酸(pH7)で室温5
分間2回洗浄、15mM 塩化ナトリウム、1.5mM ク
エン酸(pH7)で68℃15分間2回洗浄後、ジベレリ
ンA4 標識DNAを固定したナイロン膜は、実施例12
と同様の方法で作成したアルカリフォスファターゼ標識
抗ジベレリンA4 抗体(0.2μg/ml、0.1M ト
リス−HC1、0.15M NaC1、pH7.5)に浸
し、DIG標識DNAを固定したナイロン膜は、アルカ
リフォスファターゼ標識抗DIG抗体(ベーリンガー、
0.2μg/ml、0.1M トリス−HC1、0.15
M NaC1、pH7.5)に浸し、30分間室温振盪し
た。
【0054】トリスバッファ(0.1M トリス−HC
1、0.15M NaC1、pH7.5)に浸し、15分
間2回振盪洗浄後、ナイロン膜を発色試薬[4−Nitrob
luetetrazoliumchloride (ベーリンガー)45μl、5
-Bromo-4-chloro-3-indolyl-phosphate(ベーリンガ
ー)35μl、0.1M トリス−HC1、0.1MN
aC1、0.05M MgC12 、pH9.5、10ml]
に浸し、20時間暗所放置した。ナイロン膜を水で洗浄
乾燥後、発色したスポットを目視により検出した。その
結果に基づく最高検出感度を、表1に示す。
【0055】
【表1】 表1により、DIG標識DNAでは標識体混合比により
その最高検出感度がばらつくが、ジベレリン標識DNA
では常にほぼ一定であることがわかる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施例における物質の系統図
である。
【図2】図2は、本発明の実施例における物質の系統図
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅見 修 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 内山 裕子 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 杉山 英彦 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 藤田 聡 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 (72)発明者 山本 ▲たけ▼萬 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 (72)発明者 鍵山 直人 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 (72)発明者 籾山 政慶 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 (72)発明者 近藤 恭光 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定用担体上に存在する検出すべき核酸
    と、その核酸の少なくとも一部の塩基配列に相補的なプ
    ローブDNAとのハイブリッド形成を利用した核酸の検
    出方法において、前記プローブDNAはリンカーを介し
    て結合しているハプテンを有しており、そのハプテンは
    ジベレリンまたはジベレリン誘導体であり、検出すべき
    核酸とプローブDNAとの反応によるハイブリッド形成
    に続いて、未反応のプローブDNAを排除した後、標識
    された抗ハプテン抗体を前記ハイブリッドのプローブD
    NAに結合させ、前記標識を利用して前記核酸を検出す
    ることを特徴とする核酸検出方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の標識された抗ハプテン
    抗体の使用に代え、抗ハプテン抗体と、その抗ハプテン
    抗体に特異的に結合する能力を持つと共にそれ自体が標
    識された抗体とを使用することを特徴とする核酸検出方
    法。
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