JPH0886694A - 耐ノイズ型温度計 - Google Patents
耐ノイズ型温度計Info
- Publication number
- JPH0886694A JPH0886694A JP22297294A JP22297294A JPH0886694A JP H0886694 A JPH0886694 A JP H0886694A JP 22297294 A JP22297294 A JP 22297294A JP 22297294 A JP22297294 A JP 22297294A JP H0886694 A JPH0886694 A JP H0886694A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shield
- magnetic field
- thermometer
- lead wire
- twist pair
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】電気式温度計において、耐ノイズ性を高めるこ
とにある。 【構成】温度検出部11の起電力発生用異種金属材料
1,2及び補償導線4をツイストペアー化,同軸ケーブ
ル化,シールド化させる。 【効果】耐ノイズ性が高まる。
とにある。 【構成】温度検出部11の起電力発生用異種金属材料
1,2及び補償導線4をツイストペアー化,同軸ケーブ
ル化,シールド化させる。 【効果】耐ノイズ性が高まる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱電対等を用いた電気
式により温度を検出する温度計に関するものである。
式により温度を検出する温度計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】熱電対型温度計は、例えば、1978年
5月10日、岩波書店発行、「岩波理化学辞典第3版」
第1000頁〜第1001頁に記載されている。従来の
熱電対型温度計は、温度計の検出部、信号伝送部の配線
がフラットケーブルによって行われているのが一般的で
ある。
5月10日、岩波書店発行、「岩波理化学辞典第3版」
第1000頁〜第1001頁に記載されている。従来の
熱電対型温度計は、温度計の検出部、信号伝送部の配線
がフラットケーブルによって行われているのが一般的で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の熱電対型温度計
は、ノイズに対して弱いフラットケーブルが用いられて
いるため、往々にして検出温度を誤表示することがあ
る。
は、ノイズに対して弱いフラットケーブルが用いられて
いるため、往々にして検出温度を誤表示することがあ
る。
【0004】本発明の目的は、磁界の変動が大きい等の
ノイズが発生しやすい環境においても、安定した温度計
測を可能にする温度計を提供することにある。
ノイズが発生しやすい環境においても、安定した温度計
測を可能にする温度計を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】電気式温度計は、温度を
検出する検出部、及びその信号を伝送する信号伝送部か
ら成り立っており、その各々において、耐ノイズ性を高
めるため、ツイストペアー化,外部シールド化,同軸ケ
ーブル化を採用した。
検出する検出部、及びその信号を伝送する信号伝送部か
ら成り立っており、その各々において、耐ノイズ性を高
めるため、ツイストペアー化,外部シールド化,同軸ケ
ーブル化を採用した。
【0006】
【作用】本発明を達成するため、ツイストペアー化,同
軸ケーブル化は、2線をよじるあるいは同芯化すること
で磁界の変化を打ち消し合う働きをし、外部シールド化
は、信号線に磁界を伝えない働きをする。
軸ケーブル化は、2線をよじるあるいは同芯化すること
で磁界の変化を打ち消し合う働きをし、外部シールド化
は、信号線に磁界を伝えない働きをする。
【0007】
【実施例】まず図6により、電気式温度計の基本構成に
ついて説明する。本温度計は、温度検出部11と検出さ
れた信号を伝送する信号伝送部12から構成されてい
る。まず、温度検出部11については、異種金属材料
1,2、及びそれを保護する保護管3から成り立ってお
り、異種金属材料1,2は、先端のみが接合されてお
り、その間にて各温度に応じた特定の起電力が発生する
ようになっている。信号伝送部12は、温度検出部11
にて発生した電気信号である起電力を伝送する補償導線
4から成り立っている。本温度計によれば、まず温度検
出部11においては、保護管3が金属性の場合、ある程
度のシールド性を有するため、耐ノイズ性を発揮する。
しかしながら、高温での使用等のため、金属性の保護管
が使用できず、セラミック系の保護管を使用する必要が
ある場合、保護管にシールド効果を期待することはでき
ない。さらに、異種金属材料である1,2及び信号伝送
ケーブルである補償銅線4はフラットケーブルとなって
おり、同時に耐ノイズ性が考慮されていない構造となっ
ている。
ついて説明する。本温度計は、温度検出部11と検出さ
れた信号を伝送する信号伝送部12から構成されてい
る。まず、温度検出部11については、異種金属材料
1,2、及びそれを保護する保護管3から成り立ってお
り、異種金属材料1,2は、先端のみが接合されてお
り、その間にて各温度に応じた特定の起電力が発生する
ようになっている。信号伝送部12は、温度検出部11
にて発生した電気信号である起電力を伝送する補償導線
4から成り立っている。本温度計によれば、まず温度検
出部11においては、保護管3が金属性の場合、ある程
度のシールド性を有するため、耐ノイズ性を発揮する。
しかしながら、高温での使用等のため、金属性の保護管
が使用できず、セラミック系の保護管を使用する必要が
ある場合、保護管にシールド効果を期待することはでき
ない。さらに、異種金属材料である1,2及び信号伝送
ケーブルである補償銅線4はフラットケーブルとなって
おり、同時に耐ノイズ性が考慮されていない構造となっ
ている。
【0008】図1は本発明の一実施例を示す結線図であ
る。この実施例においては、耐ノイズ性を高めるため、
起電力を発生させる異種金属材料1,2及び補償導線4
をツイストペアー化させ、さらに、補償導線においては
シールド膜5によりシールド化が図られている。図2に
示すようにツイストペアー化することによって磁界の変
化に対して、矢印のように起電力が発生し、配線1では
AとDが、配線2ではBとCが互いに反対方向なので打
ち消し合うこととなる。また、図3に示すように補償導
線4のシールド5については、磁界がシールド側に流れ
るため、内部の補償導線4に与える影響を軽減すること
が可能となる。
る。この実施例においては、耐ノイズ性を高めるため、
起電力を発生させる異種金属材料1,2及び補償導線4
をツイストペアー化させ、さらに、補償導線においては
シールド膜5によりシールド化が図られている。図2に
示すようにツイストペアー化することによって磁界の変
化に対して、矢印のように起電力が発生し、配線1では
AとDが、配線2ではBとCが互いに反対方向なので打
ち消し合うこととなる。また、図3に示すように補償導
線4のシールド5については、磁界がシールド側に流れ
るため、内部の補償導線4に与える影響を軽減すること
が可能となる。
【0009】図4および図5に示す実施例については、
異種材料1,2及び補償導線4を同軸化することによっ
て、上記同様に耐ノイズ性を高めている。
異種材料1,2及び補償導線4を同軸化することによっ
て、上記同様に耐ノイズ性を高めている。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば電気式温度計において、
耐ノイズ性を高めることが可能となるため、電磁誘導等
の強磁場中での磁界変動が生じる環境、1000℃以上
の高温雰囲気でシールド効果を有する金属性の保護管が
使用できない環境、等においても、安定して温度計測が
可能となる。
耐ノイズ性を高めることが可能となるため、電磁誘導等
の強磁場中での磁界変動が生じる環境、1000℃以上
の高温雰囲気でシールド効果を有する金属性の保護管が
使用できない環境、等においても、安定して温度計測が
可能となる。
【図1】図1は本発明の一実施例を示す結線図である。
【図2】図2は磁界によりツイスト線に生じる電流の方
向を示す模式図である。
向を示す模式図である。
【図3】図3はシールド膜を流れる磁束を示す断面図で
ある。
ある。
【図4】図4は本発明の他の実施例を示す結線図であ
る。
る。
【図5】図5は図4におけるA−Aである。
【図6】図6は電気式温度計の基本構成を示す結線図出
ある。
ある。
1,2…(温度検出用)異種金属材料、3…保護管、4
…補償導線、5…シールド線、11…温度検出部、12
…信号伝送部。
…補償導線、5…シールド線、11…温度検出部、12
…信号伝送部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 修司 山口県下松市大字東豊井794番地 株式会 社日立製作所笠戸工場内 (72)発明者 原 徳明 山口県下松市大字東豊井794番地 株式会 社日立製作所笠戸工場内
Claims (2)
- 【請求項1】熱電対型温度計等の2線式温度計におい
て、耐ノイズ性を高めるため、その2線をツイストペア
ー化し、かつ同軸ケーブル化したことを特徴とする耐ノ
イズ型温度計。 - 【請求項2】熱電対温度計等の2線式温度計において、
熱電対等で発生した電気信号を伝える補償銅線を、ツイ
ストペアー化,同軸ケーブル化、または外部シールド
化、さらにはその各々を組合せたことを特徴とする請求
項1記載の耐ノイズ型温度計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22297294A JPH0886694A (ja) | 1994-09-19 | 1994-09-19 | 耐ノイズ型温度計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22297294A JPH0886694A (ja) | 1994-09-19 | 1994-09-19 | 耐ノイズ型温度計 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0886694A true JPH0886694A (ja) | 1996-04-02 |
Family
ID=16790781
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22297294A Pending JPH0886694A (ja) | 1994-09-19 | 1994-09-19 | 耐ノイズ型温度計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0886694A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009058403A (ja) * | 2007-08-31 | 2009-03-19 | Yamari Sangyo Kk | 熱電対 |
JP2011045177A (ja) * | 2009-08-20 | 2011-03-03 | Toyota Motor Corp | ステータおよびその製造方法ならびに回転電機 |
CN102842201A (zh) * | 2011-06-24 | 2012-12-26 | 无锡圣敏传感科技有限公司 | 一种能够自适应环境变化的线型温度传感器及其监测方法 |
RU2619360C1 (ru) * | 2016-04-20 | 2017-05-15 | Акционерное общество "Научно-производственное объединение измерительной техники" | Устройство для измерения температуры газовых потоков |
-
1994
- 1994-09-19 JP JP22297294A patent/JPH0886694A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009058403A (ja) * | 2007-08-31 | 2009-03-19 | Yamari Sangyo Kk | 熱電対 |
JP2011045177A (ja) * | 2009-08-20 | 2011-03-03 | Toyota Motor Corp | ステータおよびその製造方法ならびに回転電機 |
CN102842201A (zh) * | 2011-06-24 | 2012-12-26 | 无锡圣敏传感科技有限公司 | 一种能够自适应环境变化的线型温度传感器及其监测方法 |
RU2619360C1 (ru) * | 2016-04-20 | 2017-05-15 | Акционерное общество "Научно-производственное объединение измерительной техники" | Устройство для измерения температуры газовых потоков |
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