JPH0885903A - フローティングスラブの防振装置 - Google Patents

フローティングスラブの防振装置

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JPH0885903A
JPH0885903A JP6246826A JP24682694A JPH0885903A JP H0885903 A JPH0885903 A JP H0885903A JP 6246826 A JP6246826 A JP 6246826A JP 24682694 A JP24682694 A JP 24682694A JP H0885903 A JPH0885903 A JP H0885903A
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JP
Japan
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vibration
floating slab
spring
slab
substructure
Prior art date
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Pending
Application number
JP6246826A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiro Hayashida
敏弘 林田
Masashige Kawakubo
政茂 川久保
Shinya Miwa
晋也 三輪
Noboru Funato
登 舟戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOKYO KIYUUKOU DENTETSU KK
TOKYU KIDO KOGYO KK
Mitsubishi Steel Mfg Co Ltd
Tokyu Construction Co Ltd
Original Assignee
TOKYO KIYUUKOU DENTETSU KK
TOKYU KIDO KOGYO KK
Mitsubishi Steel Mfg Co Ltd
Tokyu Construction Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TOKYO KIYUUKOU DENTETSU KK, TOKYU KIDO KOGYO KK, Mitsubishi Steel Mfg Co Ltd, Tokyu Construction Co Ltd filed Critical TOKYO KIYUUKOU DENTETSU KK
Priority to JP6246826A priority Critical patent/JPH0885903A/ja
Priority to KR1019950030350A priority patent/KR0162542B1/ko
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 長期間に亘って高い防振性能を維持すること
ができ、走行時の安定性をよくすることができるフロー
ティングスラブの防振装置を提供する。 【構成】 基礎構造物1とフローティングスラブ2の間
に複数の防振ユニットAが介挿されている。Mは枕木、
Rはレールである。防振ユニットAは金属製の上板と、
金属製の下板と、多数の圧縮コイルばねと、複数の上下
方向耐震装置と、水平方向耐震装置と、から構成されて
いる。圧縮コイルばねは、上板と下板との間にマトリッ
クス状に配列されており、また、横ズレしないように位
置決めされている。フローティングスラブ2上を電車等
が走行すると、この振動がフローティングスラブ2を介
して上板に伝わり、多数の圧縮コイルばねにより吸収・
減衰されて、下板および基礎構造物1にはほとんど伝わ
らない。また、地震により上記基礎構造物1が振動して
も、その振動は防振ユニットAにより阻止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄道や自動車道路等の
フローティングスラブの防振装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、鉄道や自動車道路は、この上を
走行する電車や自動車等の交通機関自身あるいは走行に
よる振動、すなわち交通振動の発生源となる。特に、ス
ラブ軌道等を発生源とする振動は、該スラブに直結して
構築されている建物等に伝わって、建物内のオフィスや
住居等の環境に耐え難い影響を与える。
【0003】従来、スラブ軌道を基礎構造物から切り離
してフローティングスラブとし、該フローティングスラ
ブと基礎構造物との間にゴムを介在させて、該フローテ
ィングスラブから発生する振動が基礎構造物、例えば、
周囲の建物等に伝わらないようにした防振装置があっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記ゴムによる防振装
置は、固有振動数が9Hz以上の振動に対してのみ有効
な防振効果を発揮し得るだけで、9Hz以下の振動に対
しても有効な防振効果を発揮せしめるには、その固有振
動数をさらに低くする必要がある。しかし、低い固有振
動数のゴムを使用すると、より急激にクリープが生じて
防振性能や耐久性が低下する等の問題点があった。
【0005】本発明は、上記従来の問題点を解決するた
めになされたもので、その目的とするところは、長期間
に亘って高い防振性能を維持することができ、走行時の
安定性をよくすることができるフローティングスラブの
防振装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のフローティング
スラブの防振装置は、基礎構造物とフローティングスラ
ブとの間に、ばねを介挿せしめて、該フローティングス
ラブから基礎構造物に伝達される交通振動を低減せしめ
るように構成したことを特徴とする。また、基礎構造物
とフローティングスラブとの間に、金属製の上板および
下板とこれらの板の間に設けたばねから構成される防振
ユニットを、介挿せしめて、上記フローティングスラブ
から基礎構造物に伝達される交通振動を低減せしめるよ
うに構成したことも特徴とする。なお、装置自体の高さ
を低くおさえるために、上記ばねは複数個介挿するのが
好ましい。さらに、上記ばねとしては、コイルばね或い
は板ばねが好適である。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。図1において、1は基礎構造物、2は
フローティングスラブであって、それらの間に複数の防
振ユニットAが介挿されている。上記基礎構造物1は、
RC(鉄筋コンクリート)造、SRC(鉄骨鉄筋コンク
リート)造あるいはS(鉄骨)造の建物、高架橋、橋
梁、トンネル等のように、フローティングスラブ2を支
持し得るものであれば、いずれの構造物であってもよ
い。また、上記フローティングスラブ2は、鉄道用の軌
道スラブに限定するものではなく、自動車用道路などの
交通機関が走行するRC造スラブ、SRC造スラブある
いはS造スラブであり、上記基礎構造物1から切り離さ
れたスラブ構造であれば、いずれでもよい。なお、図1
において、Mは枕木、Rはレールである。該枕木Mは用
いない構造であってもよい。
【0008】上記防振ユニットAは、図2に示すよう
に、金属製の上板3と、金属製の下板4と、多数の圧縮
コイルばね5と、複数の上下方向耐震装置6と、水平方
向耐震装置7と、から構成されている。
【0009】上記金属製の上板3は、上記フローティン
グスラブ2の下側面に植設したボルト(図示せず)に取
付穴3aを嵌挿させて、ナット等により締付けることに
より、該フローティングスラブ2に固定される。また、
上記金属製の下板4も同様に、上記基礎構造物1の上側
面に植設したボルト(図示せず)に取付穴4aを嵌挿さ
せて、ナット等により締付けることにより、基礎構造物
1に固定される。
【0010】上記圧縮コイルばね5は、上記上板3と下
板4との間にマトリックス状に配列されているが、配列
方法はこれに限定するものではない。各圧縮コイルばね
5は、上記上板3の下側面に突設されている突起3bお
よび上記下板4の上面に設けられた取付板4bに突設さ
れている突起4cに嵌合して、横ズレしないように位置
決めされている。
【0011】本実施例の圧縮コイルばね5は、例えば、
ばね定数41.46kgf/mm、直径8mm,コイル
平均径28mm,内径20mm,外径36mm、有効巻
数4.5、総巻数6.5、自由時の高さ57mm、取付時
の高さ51.5mm等のものが、7列×7行の合計49
個用いられているが、これに限定するものではなく、要
するに、10Hz以下の低い固有振動数を効果的に防振
することが可能であればよい。
【0012】上記上下方向耐震装置6は、図3に拡大し
て示すように、上記下板4に耐震ボルト6aを螺着する
と共に、上記上板3に透孔3cを形成してその下側に抱
持部3dを形成し、これらの透孔3cおよび抱持部3d
内に上記耐震ボルト6aの頭部6bを収容して構成され
ている。該頭部6bの上下面にはゴム等の弾性材6cが
付設され、該頭部6bは、上下方向および水平方向(図
2に示すX・Y方向)に僅かに動くことができるよう
に、上記抱持部3d内に収容されている。
【0013】また、上記水平方向耐震装置7は、上記上
板3と下板4に設けられたブラケット7aおよび7bの
間に、積層ゴム7cを介挿せしめて構成したものであ
り、上記防振装置AのX方向およびY方向にそれぞれ4
個ずつ、合計8個が配列されている。
【0014】本実施例の防振装置は、以上のように構成
されているので、上記フローティングスラブ2上を電車
等が走行すると、この振動が該フローティングスラブ2
を介して上記上板3に伝わる。上板3に伝えられた振動
は、上記多数の圧縮コイルばね5により吸収・減衰され
て、上記下板4および基礎構造物1にはほとんど伝わら
ない。
【0015】また、地震により上記基礎構造物1が振動
すると、その振動の上下方向の揺れは、上記上下方向耐
震装置6により阻止されると共に、水平方向(X・Y方
向)の揺れは、上記水平方向耐震装置7により阻止され
る。なお、本発明においては、上記上下方向耐震装置6
や上記水平方向耐震装置7は、必要に応じて省略するこ
とができる。
【0016】フローティングスラブと基礎構造物の間に
介挿されるばねとしては、上記実施例の圧縮コイルばね
5が好適であるが、本発明はこれに限定するものではな
く、引張コイルばね等のコイルばね、或いは(重ね)板
ばね等であっても、要するにフローティングスラブと基
礎構造物の間に介挿でき、交通振動を実質的に遮断し得
るばねであればいずれでもよい。
【0017】
【発明の効果】
1)基礎構造物とフローティングスラブとの間にばねを
介挿して、該フローティングスラブから基礎構造物に伝
達される交通振動を低減せしめるように構成したので、
長期間に亘って高い防振性能を維持することができ、走
行時の安定性をよくすることができる。 2)本発明者等の実験の結果、フローティングスラブの
沈下量が従来の許容量の約4mmより大きくても安全で
あることが確認されたので、本発明のように、基礎構造
物とフローティングスラブとの間により柔らかいばねを
介挿させることにより、一般的に言われているゴムの最
適な利用範囲より低い9Hz以下の固有振動数の低い防
振装置を実現することが可能となった。これにより、よ
り高い防振効果が得られた。 3)ゴムに比較して、ばねはその性能や性質が正確に解
明できるので、設計および維持管理が容易であり、耐久
性、耐油性に優れている。また、ゴムと比較し、電車走
行時に要求される水平剛性をばね自体が有しているた
め、耐振性のみを考慮するだけで良い。 4)基礎構造物とフローティングスラブとの間に、金属
製の上板および下板とこれらの板の間に設けたばねから
構成される防振ユニットを、介挿せしめて、上記フロー
ティングスラブから基礎構造物に伝達される交通振動を
低減せしめるように構成したので、上記1)の効果に加
えて、施工および管理が容易かつ迅速にできる。 5)複数個のばねを介挿させることにより、装置自体の
高さを低くおさえることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】基礎構造物上に防振ユニットを介してフローテ
ィングスラブを設けた説明図である。
【図2】防振装置の一実施例の平面図(A)、イーイ断
面図(B)である。
【図3】上下方向耐震装置の断面図である。
【図4】水平方向耐震装置の側面図である。
【符号の説明】
1 基礎構造物 2 フローティングスラブ 3 上板 3a 取付穴 3b 突起 3c 透孔 3d 抱持部 4 下板 4a 取付穴 4b 取付板 4c 突起 5 圧縮コイルばね 6 上下方向耐震装置 6a 耐震ボルト 6b 頭部 6c 弾性材 7 水平方向耐震装置 7a ブラケット 7b ブラケット 7c 積層ゴム A 防振装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 594107826 東急軌道工業株式会社 神奈川県川崎市中原区丸子通二丁目421− 5 (72)発明者 林田 敏弘 東京都渋谷区渋谷一丁目16番14号 東急建 設株式会社内 (72)発明者 川久保 政茂 東京都渋谷区渋谷一丁目16番14号 東急建 設株式会社内 (72)発明者 三輪 晋也 東京都渋谷区渋谷一丁目16番14号 東急建 設株式会社内 (72)発明者 舟戸 登 東京都渋谷区渋谷一丁目16番14号 東急建 設株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基礎構造物とフローティングスラブとの
    間に、ばねを介挿せしめて、該フローティングスラブか
    ら基礎構造物に伝達される交通振動を低減せしめるよう
    に構成したことを特徴とするフローティングスラブの防
    振装置。
  2. 【請求項2】 基礎構造物とフローティングスラブとの
    間に、金属製の上板および下板とこれらの板の間に設け
    たばねから構成される防振ユニットを、介挿せしめて、
    上記フローティングスラブから基礎構造物に伝達される
    交通振動を低減せしめるように構成したことを特徴とす
    るフローティングスラブの防振装置。
  3. 【請求項3】 上記ばねを複数個介挿せしめたことを特
    徴とする請求項1または2記載のフローティングスラブ
    の防振装置。
  4. 【請求項4】 上記ばねが、コイルばねであることを特
    徴とする請求項1、2または3記載のフローティングス
    ラブの防振装置。
  5. 【請求項5】 上記ばねが、板ばねであることを特徴と
    する請求項1、2または3記載のフローティングスラブ
    の防振装置。
JP6246826A 1994-09-16 1994-09-16 フローティングスラブの防振装置 Pending JPH0885903A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6246826A JPH0885903A (ja) 1994-09-16 1994-09-16 フローティングスラブの防振装置
KR1019950030350A KR0162542B1 (ko) 1994-09-16 1995-09-16 플로우팅 슬랩의 방진·내진장치

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JP6246826A JPH0885903A (ja) 1994-09-16 1994-09-16 フローティングスラブの防振装置

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JPH0885903A true JPH0885903A (ja) 1996-04-02

Family

ID=17154276

Family Applications (1)

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JP6246826A Pending JPH0885903A (ja) 1994-09-16 1994-09-16 フローティングスラブの防振装置

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JP (1) JPH0885903A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103643601A (zh) * 2013-12-11 2014-03-19 北京九州一轨隔振技术有限公司 应用于整体道床与浮置板连接区域的减振过渡装置
CN110700023A (zh) * 2019-10-15 2020-01-17 中铁四局集团有限公司 一种基于轨道工程的钢弹簧浮置板整体道床施工方法
CN112523013A (zh) * 2020-12-29 2021-03-19 北京九州一轨环境科技股份有限公司 分体式隔振器、浮置道床
CN113106788A (zh) * 2021-03-09 2021-07-13 厦门大学 一种基于多层复合阻尼的浮置道床减振方法和减振装置
CN113235329A (zh) * 2021-06-10 2021-08-10 中南大学 一种担架式钢弹簧浮置板轨道结构

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19991214