JPH0885452A - 鉄道車両の床構造 - Google Patents

鉄道車両の床構造

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JPH0885452A
JPH0885452A JP22478694A JP22478694A JPH0885452A JP H0885452 A JPH0885452 A JP H0885452A JP 22478694 A JP22478694 A JP 22478694A JP 22478694 A JP22478694 A JP 22478694A JP H0885452 A JPH0885452 A JP H0885452A
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正人 岡崎
Toshihisa Yamada
敏久 山田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】台枠1の床板2をハニカムパネル9で形成、床
板2の車内側に内床6を配設する鉄道車両の床構造にお
いて、内床6を支持方法を容易にすると共に、車外から
の振動、騒音及び熱伝達の抑制に有利な鉄道車両の床構
造を提供することを目的とする。 【構成】台枠1の床板2が第1のハニカムパネル9を主
体に形成、該第1のハニカムパネル製床板の車内側に内
床を配設する鉄道車両の床構造において、内床と第1の
ハニカムパネル製床板の間に、第2のハニカムパネル
を、強度、剛性、防音及び伝熱特性が異なる複数枚のハ
ニカムパネルを積層して形成、配設し、前記内床を支持
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄道車両の床構造に係
り、特に台枠の床板がハニカムパネルを主体に形成し、
該ハニカムパネル製床板の車内側に配設する内床を支
持、車外からの防音及び断熱を図るのに好敵な鉄道車両
の床構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の鉄道車両において、台枠の床板が
ハニカムパネルを主体に形成される場合の床構造は、例
えば特願平5−232807に見られるように、台枠の
床板を第1のハニカムパネルで形成、該床板の車内側に
床受け桁を配設し、該床受け桁の上に内床を取付けてい
た。ここで、床受け桁は、台枠の床板を形成するハニカ
ムパネル同士の接合部分の形材に、締結ボルトによって
支持固定されている。台枠の床板と内床の間には、換気
空調用ダクトが断熱材と共に設置、台枠の床板の形材部
分に固定されている。内床の車内側には、腰掛脚が固定
されている。
【0003】また、台枠の床板と内床で床構造を形成す
る構造は、特開平5−254429に実施例が示されて
いる。本実施例では、台枠の床板をアルミ中空形材で形
成し、該床板の車内側に床受け桁(床根太とも言われて
いる)を兼ねる横梁を車体長手方向にほぼ直行する方向
に配設し、横梁の上に内床を取付けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術のうち、
台枠の床板をハニカムパネルで形成、該床板の車内側に
床受け桁を配設し、該床受け桁の上に内床を取付けて床
構造を構成する場合、床受け桁は、床板を形成するハニ
カムパネル同士の接合部分の形材に配設しており、取付
け位置が制約される。床受け桁をハニカムパネルの一般
部に配設しようとすると、集中荷重が作用してハニカム
パネルが局部的に変形しやすくなり、材料強度的に問題
が生じやすくなる。また、台枠の床板からの振動、熱な
どが床受け桁を介して内床に直接伝わるため、車内環境
を保持するうえで課題となることがある。また、台枠の
床板をアルミ中空形材で形成し、該床板の車内側に床受
け桁を兼ねる横梁を車体長手方向にほぼ直行する方向に
配設し、横梁の上に内床を取付ける構造では、ハニカム
パネルで床板を形成する構造に比較して、横梁の配設位
置に関する制約は少ない。しかし、台枠の床板からの振
動、熱などが横梁を介して内床に直接伝わり、車内環境
を保持するうえで課題となることがある点では前記の従
来技術と同一である。また、台枠の床板と内床の空間に
換気空調用ダクトを配設する場合は、横梁が車体の幅方
向の全長に存在するため、前記の空間を自由に活用する
ことがでず、制約を受けるなどの課題を有する。
【0005】本発明の目的とするところは、台枠の床板
をハニカムパネルで形成、該床板の車内側に内床を配設
する鉄道車両の床構造において、内床を支持方法を容易
にすると共に、車外からの防音及び断熱を図るのことが
できる鉄道車両の床構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、第1の手段
では、内床と第1のハニカムパネル製床板の間に、第2
のハニカムパネルを、強度、剛性、防音及び伝熱特性が
異なる複数枚のハニカムパネルを積層して形成、配設
し、前記内床を支持することにより達成される。
【0007】第2の手段では、内床とハニカムパネル製
床板の間に、複数枚の波板を重ねて配設、波板の凹凸部
に断熱及び防音に効果のある詰物を取付け、前記内床を
支持したことにより達成される。
【0008】第3の手段では、内床と第1のハニカムパ
ネル製床板の間に、第2のハニカムパネルと波板を組合
せて配設、波板の凹凸部に断熱及び防音に効果のある詰
物を取付け、前記内床を支持することにより達成され
る。
【0009】
【作用】本発明の第1の手段によれば、内床と台枠の第
1のハニカムパネル製床板との間に配設した内床支持用
の第2のハニカムパネルが、床下から車内に伝達される
振動、音及び熱を、第2のハニカムパネルを形成する複
数枚の積層ハニカムパネル、該積層ハニカムパネル間に
配設する防音、断熱材を適正なものに選定することによ
り、それぞれ従来の床受け桁方式と比較して低下させる
ことができるため、全体としても効果的に低下させるこ
とができる。
【0010】第2の手段によれば、内床とハニカムパネ
ル製床板の間に複数枚重ねて配設した波板及び波板に取
付けた詰物が、床下から車内に伝達される振動、音及び
熱を、波板自身の剛性及び材料特性、波板に取付けた詰
物の材料特性を適正なものに選定することにより、従来
の床受け桁方式と比較して効果的に低下させることがで
きる。
【0011】また、第3の手段によれば、内床と第1の
ハニカムパネル製床板の間に配設した第2のハニカムパ
ネルと波板及び波板に取付けた詰物が、床下から車内に
伝達される振動、音及び熱を、第2のハニカムパネル及
び波板自身の剛性と材料特性、波板に取付けた詰物の材
料特性を適正なものに選定することにより、従来の床受
け桁方式と比較して効果的に低下させることができる。
【0012】
【実施例】本発明の一実施例を、図1乃至図4によって
説明する。図1は本発明を適用した鉄道車両の床構造の
部分断面図、図2は台枠の床板と内床の間に換気用ダク
ト及び内床支持部を取付けた状態の部分拡大図、図3は
図2のIII−III視図、図4は台枠の床板と内床の間に換
気用ダクト及び内床支持部を配設した平面図である。
【0013】図において、1は台枠、2及び3は台枠1
を形成する床板及び側梁、4は側構体、5は側構体4の
車内に配設した内張り板、6は台枠の車内側に配設した
内床、7及び8は床板2と内床6の間に配設した本発明
の内床支持部及び換気用ダクト、9は内床支持部7を構
成するハニカムパネル、10は同じく波板、11は同じ
く断熱材、12はハニカムパネル、13は内床支持部7
及び換気用ダクト8を固定するボルト、14は床板に配
設したねじ部、15は腰掛、16は腰掛15を内床6の
上面に取付けるための支持具、17及び18は支持具1
6を内床6に取付けるためのボルト及び内床6内に配設
したナット部である。
【0014】本実施例では、図1に示すように台枠1
は、アルミニウム合金製押出し形材で製作した側梁3の
側面の凸部3aに、アルミハニカム材で形成した床板2
を配設し、該床板2の縁材2aを溶接して製作する。
【0015】台枠1は、必要に応じて側梁3間に横梁
(図示せず)を配設する。また、図1に示した台枠1
は、車体中央の一般部を示したものであり、枕梁、中梁
及び端梁(共に図示せず)も配置される。側構体4は、
一般部がアルミハニカム材で形成されており、台枠1と
は側構体4の端部4aで溶接により接合する。側構体4
と屋根(図示せず)、台枠1及び側構体4と妻構体(図
示せず)の接合も同様に行い、構体を組立てる。
【0016】車体の艤装は、側面に関しては側構体4の
車内側に内張り板5を配設して行う。床に関しては、内
床6、内床支持部7及び換気用ダクト8を製作した後、
全体を組立てる。ここで、内床6はアルミハニカム材で
形成する。内床支持部7は、ハニカムパネル9、波板1
0と断熱材11で構成した中間部及び、ハニカムパネル
12を順次接着剤で接合しながら重ね合わせて製作す
る。内床支持部7の防振性、断熱特性及び防音特性は、
ハニカムパネル9、波板10と断熱材11及びハニカム
パネル12を選択し、目的とする特性が得られるように
組合せる。尚、本実施例では内床支持部7は3層で形成
したが、3層以外の複数層で形成してもよい。また、波
板10は、金属或いは非金属、例えばステンレス鋼或い
は繊維強化複合材料で製作する。換気用ダクト8はアル
ミニウム合金の薄板を利用して製作する。次に、内床支
持部7及び換気用ダクト8を所定の位置に配設した後、
図2及び3に示したように内床支持部7の床板2側に位
置するハニカムパネル12及び換気用ダクト8を一緒に
ボルト13で固定する。内床6は、内床支持部7の上に
配設し、予め内床6及び内床支持部7に配設していた、
それぞれ貫通穴及びねじ部(共に図示せず)を合わせ、
ねじにより固定する。貫通穴及びねじ部はそれぞれの内
床6及び内床支持部7に接着剤で固定しておく。
【0017】腰掛15は、図1に示したように支持具1
6を内床6との間に取付け、内床6にねじ部18にボル
ト17で固定する。内床6と換気用ダクト8及び内床支
持部7の間にできる空間Aには、断熱材を配設する。内
床支持部7は、図4に示したように台枠1の床面2の換
気用ダクト8の位置を除いた全面に配設する。尚、床板
2と内床6の間に換気用ダクト8以外のものが配設され
るときは、内床支持部7はその位置も除いて配設する。
【0018】これにより、台枠1の床板2及び内床6に
ハニカムパネルを用いた鉄道車両の床構造において、ハ
ニカムパネルに作用する荷重は、従来のブラケット式床
根太構造に対して面荷重となる。したがって、局所的な
集中荷重に対して弱いハニカムパネルにおいても、内床
支持部7は配設位置を自由に選定できる。このため、内
床6は乗客及び腰掛15などの作用荷重に対して必要な
剛性、強度を小さくすることができる。即ち、内床6を
安価に製作することができる。内床支持部7を、台枠1
の床板2と内床6の間に配設する部品、例えば換気用ダ
クト位置以外の個所の全面に配設するため、従来のブラ
ケット式床根太構造と比較して、床板2と内床6の間に
配設する断熱材の量を大幅に低下することができる。ま
た、内床6が防振性、断熱特性及び防音特性に優れた内
床支持部7で支持されていることから、台枠1の床板2
からの振動、熱及び騒音の伝達を大幅に抑制することが
でき、車内の居住性が向上する。
【0019】次に、図5、6及び図7を用いて、内床支
持部に関する第2、3及び4実施例について説明する。
図5は3種類のハニカムパネルの間にゴム板及び断熱材
を配設して形成した内床支持部の断面図、図6は2種類
のハニカムパネル間にゴムで成形した緩衝材を配設して
形成した内床支持部の断面図、図7は繊維強化複合材料
で成形した2種類の角パイプの間及びに角パイプと床板
への固定用面板の間にそれぞれゴム板及び断熱材を配設
して形成した内床支持部の断面図である。
【0020】図において、19、20及び21はハニカ
ムパネル、22はゴム板、23は断熱材、24及び25
はハニカムパネル、26はゴムで成形した緩衝材、27
及び28は繊維強化複合材料で成形した角パイプ、29
は断熱材、30は面板である。前記実施例と同一符号は
同一部材を示す。
【0021】図5に示した第2実施例では、台枠1の床
板2側及び内床6側に配設する第1及び第2のハニカム
パネル19、21の間に、第3のハニカムパネル20、
ゴム板22及び断熱材23を配設して内床支持部7’を
形成する。
【0022】図6に示した第3実施例では、台枠1の床
板2側及び内床6側に配設する第1及び第2のハニカム
パネル24、25の間に、ゴムで成形した緩衝材26を
配設して内床支持部7’’を形成する。
【0023】図7に示した第4実施例では、繊維強化複
合材料で成形した角パイプ27、28と、該角パイプ2
7、28の間に断熱材29を配設、角パイプ28の台枠
1の床板2と接合部に面板30を取付けて内床支持部
7’’’を形成する。
【0024】これらの第2乃至第4実施例の内床支持部
の構造は、それぞれ構造は異なるものの、基本的には図
1ないし図2に示した第1実施例と同一である。即ち、
内床支持部7’、7’’及び7’’’に必要な防振性、
断熱特性及び防音特性は、第2実施例では3種類のハニ
カムパネル19、20、21とゴム板22及び断熱材2
3を、第3実施例では2種類のハニカムパネル24、2
5とゴムで成形した緩衝材26を、第4実施例では2種
類の角パイプ27、28と断熱材29を、それぞれ組合
せて目的とする特性が得られるようにする。また、第2
乃至第4実施例を組合せてもよい。このような構造にお
いても、第1実施例と同様な効果を得ることができる。
【0025】次に、図8乃至図10を用いて第5、6及
び7実施例を説明する。図8は内床の支持を内床支持部
と換気用ダクトを併用して行うようにした鉄道車両の床
構造の部分断面図、図9及び図10は換気用ダクトに関
する他の実施例の断面図である。
【0026】図において、31は内部に補強部を有する
換気用ダクト、32は換気用ダクト31の内床側に配設
するハニカムパネル、33は換気用ダクト31’を形成
する繊維強化複合材料製の角パイプ、34及び35は角
パイプ33のそれぞれ台枠1の床板2側及び内床6側に
配設するハニカムパネル、36は繊維強化複合材料で一
体成形した内部に縦リブを有する中空形材である。前記
実施例と同一符号は同一部材を示す。
【0027】第5実施例では、換気用ダクト31は内部
に補強部31aを配設した構造とし、長手方向に成形加
工ができるアルミ合金製の押出し形材で製作する。ここ
で、換気用ダクト31はアルミ合金製の薄板を使用し、
外枠部及び内部補強材を個別に製作した後、組合せて製
作してもよい。換気用ダクト31以外の、例えば、台枠
1の床板2、内床6及び内床支持部7は、第一実施例と
同一に製作する。換気用ダクト31は、台枠1の床板2
側及び内床6側に内床支持部7と高さが同一となるよう
にハニカムパネル35、34を接着により接合する。次
に、台枠1及び側構体4などを組合せて構体を製作した
後、台枠1の床板2に内床支持部7及び換気用ダクト3
1を図2に示した第一実施例と同様の方法で取付ける。
内床6は、内床支持部7及び換気用ダクト31のハニカ
ムパネル34の上面に配設し、第一実施例と同様の方法
で取付ける。これにより、本実施例では換気用ダクト3
1の位置でも、内床6を支持ことになる。即ち、内床6
は、床のほぼ全面で支持することになり、部分的な支持
方法と比較して容易に支持することができる。また、内
床6は、剛性、強度を低下させることができ、製作費が
安価となる。
【0028】第6実施例では、換気用ダクト31’を繊
維強化複合材料製の角パイプ33を車体の長手方向に複
数個配列し、該角パイプ33の台枠1の床面2及び内床
6側に、内床支持部7と高さが同一となるようにハニカ
ムパネル35、34を接着により接合する。本換気用ダ
クト31’の台枠1床板2への取付けは、第5実施例と
同様に行う。これにより、換気用ダクト31’は繊維強
化複合材料製角パイプ33及びハニカムパネル34、3
5の剛性を調整し、内床支持部7の防振性、断熱特性及
び防音特性を適正なものに近づけることができる。ま
た、内床6は、ほぼ全面で支持すると共に、防振性、断
熱特性及び防音特性がほぼ一様な状態にに近づけること
ができる。
【0029】第7実施例では、換気用ダクト31’’
は、繊維強化複合材料で一体成形で製作した中空形材3
6の台枠1の床板2側及び内床側に、それぞれ内床支持
部7と高さが同一となるようにハニカムパネル35、3
4を接着により接合する。これにより、本実施例の換気
用ダクト31’’は内床支持部7’としての強度安定製
が向上する。また、繊維強化複合材料製の換気用ダクト
31’’の組立てが容易になる。尚、図8乃至図10に
示した第5乃至第7実施例の換気用ダクト31、31’
及び31’’では、車体の長手方向において適度の間隔
で空気の仕切り板がないダクト部を設け、空気の取り出
し時及びダクト内を流れる空気が均一になるように配慮
する。
【0030】次に、図11用いて第8実施例を説明す
る。図11は内床支持部を台枠の床板に分散させて配設
した状態の平面図である。図において、37は台枠の床
板の一部に配設する内床支持部である。前記実施例と同
一符号は同一部材を示す。本実施例では、図11に示し
たように換気用ダクト8を図4に示した第1実施例と同
様に配設すると共に、適度の平面の大きさにした内床支
持部37を台枠1の床板2に接着により接合する。ここ
で、内床支持部37は、平面の大きさ、作用する単位面
積当たりの荷重及び必要な防振性、断熱特性及び防音特
性を考慮し、第1実施例乃至第7実施例をもとに、ハニ
カムパネル、断熱材及び防音材などを組合せて形成す
る。また、内床支持部37の台枠1の床板2への固定
は、図3に示した第1実施例と同一の方法でも良い。内
床支持部37を配設していない台枠1の床板2と内床6
の空間Bには、断熱材を配設する。必要に応じて防音材
を配設する。本実施例では、内床支持部37の寸法を標
準的なものを設定し、量産することができる。また、内
床支持部37は適度な寸法とすることにより、配設位置
を効果的に選定することができるようになる。
【0031】
【発明の効果】本実施例によれば、台枠の床板をハニカ
ムパネルで形成、該床板の車内側に内床を配設する鉄道
車両の床構造において、台枠の床板及び内床に作用する
分散させ、ハニカムパネルに集中荷重が作用するのを抑
制、内床の支持方法を容易にすると共に、車外からの振
動、騒音及び熱伝達を効果的に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施例の内床支持構造を適用し
た鉄道車両の床構造の部分断面図である。
【図2】本発明による一実施例の内床支持構造を適用し
た鉄道車両の床構造において、台枠の床板と内床の間に
換気用ダクト及び内床支持部を取付けた状態の部分拡大
図である。
【図3】図2のIII−III視図で、換気用ダクト及び内床
支持部を取付けた状態の部分平面図である。
【図4】台枠床板と内床の間に換気用ダクト及び内床支
持部を配設した平面図である。
【図5】3種類のハニカムパネルの間にゴム板及び断熱
材を配設して形成した内床支持部の断面図である。
【図6】2種類のハニカムパネル間にゴムで成形した緩
衝材を配設して形成した内床支持部の断面図である。
【図7】繊維強化複合材料で成形した2種類の角パイプ
の間及びに角パイプと床板への固定用面板の間にそれぞ
れゴム板及び断熱材を配設して形成した内床支持部の断
面図である。
【図8】内床の支持を内床支持部と換気用ダクトを併用
して行うようにした床構造の部分断面図である。
【図9】内床の支持ができるようにした換気用ダクトの
断面図である。
【図10】内床の支持ができるようにした換気用ダクト
の断面図である。
【図11】内床支持部を台枠の床板に分散させて配設し
た状態の平面図である。
【符号の説明】
1…台枠、2…床板、3…側梁、4…側構体、5…内張
り板、6…内床、7、37…内床支持部、8、31…換
気用ダクト、9、10、11、12、19、20、2
1、24、25、32、34、35…ハニカムパネル、
13、17…ボルト、14…ねじ部、15…腰掛、16
…ブラケット、18…ナット部、22…ゴム板、23、
29…断熱材、26…緩衝材、27、28…角パイプ、
30…面板、33…繊維強化複合材料製の角パイプ、3
6…繊維強化複合材料製の中空形材。
フロントページの続き (72)発明者 岡崎 正人 山口県下松市大字東豊井794番地 株式会 社日立製作所笠戸工場内 (72)発明者 山田 敏久 山口県下松市大字東豊井794番地 株式会 社日立製作所笠戸工場内 (72)発明者 田中 稔 山口県下松市大字東豊井794番地 日立笠 戸エンジニアリング株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】側構、台枠、屋根構及び妻構で構成され、
    前記台枠の床板が第1のハニカムパネルを主体に形成、
    該第1のハニカムパネル製床板の車内側に内床を配設す
    る鉄道車両の床構造において、内床と第1のハニカムパ
    ネル製床板の間に第2のハニカムパネルを配設し、前記
    内床を支持したことを特徴とする鉄道車両の床構造。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の鉄道車両の床構造におい
    て、第2のハニカムパネルを、複数枚のハニカムパネル
    を積層して形成したことを特徴とする鉄道車両の床構
    造。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の鉄道車両の床構造におい
    て、積層した複数枚のハニカムパネルの強度、剛性、音
    及び伝熱特性が2種類以上であることを特徴とする鉄道
    車両の床構造。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の鉄道車両の床構造におい
    て、第2のハニカムパネルを、複数枚のハニカムパネル
    と、該複数枚のハニカムパネルの間に制振材、或いは断
    熱材、或いは制振材及び断熱材料を積層して形成したこ
    とを特徴とする鉄道車両の床構造。
  5. 【請求項5】請求項1又は2又は3又は4に記載の鉄道
    車両の床構造において、第2のハニカムパネルを、第1
    のハニカムパネル製床板と内床の空間の全面に配設し、
    内床を支持するようにしたことを特徴とする鉄道車両の
    床構造。
  6. 【請求項6】請求項1又は2又は3又は4に記載の鉄道
    車両の床構造において、第2のハニカムパネルを、第1
    のハニカムパネル製床板と内床の空間の一部に配設し、
    内床を支持するようにしたことを特徴とする鉄道車両の
    床構造。
  7. 【請求項7】側構、台枠、屋根構及び妻構で構成され、
    前記台枠の床板がハニカムパネルを主体に形成、該ハニ
    カムパネル製床板の車内側に内床を配設する鉄道車両の
    床構造において、内床とハニカムパネル製床板の間に波
    板を配設し、前記内床を支持したことを特徴とする鉄道
    車両の床構造。
  8. 【請求項8】請求項7に記載の鉄道車両の床構造におい
    て、内床とハニカムパネル製床板の間に複数枚の波板を
    重ねて配設し、前記内床を支持したことを特徴とする鉄
    道車両の床構造。
  9. 【請求項9】側構、台枠、屋根構及び妻構で構成され、
    前記台枠の床板が第1のハニカムパネルを主体に形成、
    該第1のハニカムパネル製床板の車内側に内床を配設す
    る鉄道車両の床構造において、内床と第1のハニカムパ
    ネル製床板の間に第2のハニカムパネルと波板を組合せ
    て配設し、前記内床を支持したことを特徴とする鉄道車
    両の床構造。
  10. 【請求項10】請求項9に記載の鉄道車両の床構造にお
    いて、波板を複合材料で形成したことを特徴とする鉄道
    車両の床構造。
  11. 【請求項11】請求項9又は10に記載の鉄道車両の床
    構造において、波板をハニカムパネル製床板と内床の空
    間の全面に配設し、内床を支持するようにしたことを特
    徴とする鉄道車両の床構造。
  12. 【請求項12】請求項9又は10に記載の鉄道車両の床
    構造において、波板をハニカムパネル製床板と内床の空
    間の一部に配設し、内床を支持するようにしたことを特
    徴とする鉄道車両の床構造。
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