JPH0885437A - 自動車用アンチスキッド装置 - Google Patents

自動車用アンチスキッド装置

Info

Publication number
JPH0885437A
JPH0885437A JP22378294A JP22378294A JPH0885437A JP H0885437 A JPH0885437 A JP H0885437A JP 22378294 A JP22378294 A JP 22378294A JP 22378294 A JP22378294 A JP 22378294A JP H0885437 A JPH0885437 A JP H0885437A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wheel
braking
control
vehicle body
pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP22378294A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3620071B2 (ja
Inventor
Masahiko Kamiya
雅彦 神谷
Masayoshi Oishi
正悦 大石
Yuzo Imoto
井本  雄三
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
Priority to JP22378294A priority Critical patent/JP3620071B2/ja
Publication of JPH0885437A publication Critical patent/JPH0885437A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3620071B2 publication Critical patent/JP3620071B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Regulating Braking Force (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 急旋回時における滑らかで且つ安定性の高い
制動を実現する。 【構成】 各車輪の制動圧は、第1,第2の負圧制御弁
8,9、及び大気圧制御弁11にて同時に制御される。
ECU26は、車輪速度センサ22〜25による車輪速
度情報に基づいて推定車体速度や横方向加速度(横G)
を算出する。そして、横Gが所定の急旋回判定レベルを
超えない場合には、ECU26は、各車輪毎の車輪速度
情報を基に通常の減圧開始タイミングで制動圧を減圧若
しくは保持するよう、アンチスキッド制御を実施する。
また、横Gが所定の急旋回判定レベルを超える場合に
は、ECU26は、通常の減圧開始タイミングよりも早
期に制動圧を減圧若しくは保持するよう、アンチスキッ
ド制御を実施する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車用アンチスキ
ッド装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のアンチスキッド装置では、各車
輪毎に車輪速度を検出する車輪速度センサが設けられ、
同センサによる車輪速度情報から車輪速度の最も低い車
輪を制御基準輪として制動圧が増減制御される。また、
この種の装置の課題である4輪の荷重バランスがくずれ
る高μ路での急旋回に対して、近年では、車体の旋回状
態に応じて制御特性を変化させるようにした装置も提案
されている。
【0003】例えば特開平1−204850号公報のア
ンチスキッド装置では、車体の横方向加速度を検出し、
該横方向加速度が設定値以上であり且つ車速が設定値以
上であったとき、車体が急旋回(Jターン)していると
みなして制御特性をノーマル特性から旋回時特性に切り
換えるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
アンチスキッド装置では、急旋回時において制御特性を
変更するという制御思想は示してあるものの、滑らか且
つ安定性の高い制動を実現するには具体的な手法が十分
に開示されておず、より現実的なアンチスキッド装置が
望まれていた。
【0005】この発明は、上記問題に着目してなされた
ものであって、その目的とするところは、急旋回時にお
ける滑らかで且つ安定性の高い制動を実現することがで
きる自動車用アンチスキッド装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、図10に示すように、車
輪M2毎に設けられた複数のブレーキ用ホイールシリン
ダに対して制動圧を同時制御する制動制御アクチュエー
タM3と、各車輪M2毎の車輪速度を検出する車輪速度
検出手段M4と、車体M1の旋回状態が所定の急旋回レ
ベルに達したことを検出する旋回状態検出手段M5と、
前記旋回状態検出手段M5による急旋回の非検出時に、
前記車輪速度検出手段M4による各車輪M2毎の車輪速
度情報を基に所定の制御開始タイミングで、制動圧を減
圧若しくは保持するよう前記制動制御アクチュエータM
3を駆動させる第1の制動制御手段M6と、前記旋回状
態検出手段M5による急旋回の検出時に、該検出された
急旋回状態に応じて、前記第1の制動制御手段M6によ
る制御開始タイミングよりも早期に制動圧を減圧若しく
は保持するよう前記制動制御アクチュエータM3を駆動
させる第2の制動制御手段M7とを備えたことを要旨と
している。
【0007】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、前記旋回状態検出手段M5は、車体
M1の横方向加速度を検出する手段であり、前記第2の
制動制御手段M7は、前記横方向加速度が所定レベルを
超える場合に、前記制御開始タイミングを早期化するよ
うに構成している。
【0008】請求項3に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、前記旋回状態検出手段M5は、車体
M1の横方向加速度と前後方向加速度との合成加速度を
検出する手段であり、前記第2の制動制御手段M7は、
ブレーキ操作の開始から前記第1の制動制御手段M6に
よる制御開始までの期間において、前記合成加速度が所
定レベルを超える場合にのみ、制動圧を減圧若しくは保
持するように構成している。
【0009】請求項4に記載の発明は、図11に示すよ
うに、車輪M12毎に設けられた複数のブレーキ用ホイ
ールシリンダに対して制動圧を同時制御する制動制御ア
クチュエータM13と、各車輪M12毎の車輪速度を検
出する車輪速度検出手段M14と、前記車輪速度検出手
段M14による車輪速度情報から最もロック傾向を示す
車輪を基準にして制動圧を制御する制動制御手段M15
と、車体M11の旋回時において、後内輪の浮き上がり
に伴う同輪のロック発生を検出する後内輪浮き上がり検
出手段M16とを備え、前記制動制御手段M15は、前
記後内輪浮き上がり検出手段M16による後内輪の浮き
上がりに伴うロック発生時において、該後内輪を除く他
の車輪の車輪速度情報に基づき制動圧の制御を行うこと
を要旨としている。
【0010】請求項5に記載の発明では、請求項1〜4
のいずれかに記載の発明において、車体M1,M11の
横方向加速度が所定の判定レベルを超えた場合、制御の
基準となる車体速度を、それまでの全車輪同一から左右
独立に切り換えるように構成している。
【0011】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、旋回状態検出
手段M5による急旋回の非検出時において、第1の制動
制御手段M6は、車輪速度検出手段M4による各車輪M
2毎の車輪速度情報を基に所定の制御開始タイミング
で、制動圧を減圧若しくは保持するよう制動制御アクチ
ュエータM3を駆動させる。また、旋回状態検出手段M
5による急旋回の検出時において、第2の制動制御手段
M7は、該検出された急旋回状態に応じて、第1の制動
制御手段M6による制御開始タイミングよりも早期に制
動圧を減圧若しくは保持するよう制動制御アクチュエー
タM3を駆動させる。上記制動制御アクチュエータM3
の駆動により、各車輪M2の制動圧が同時制御される。
【0012】要するに、車体M1の急旋回時には、後内
輪に位置する車輪が浮き上がり気味となりいち早くロッ
ク傾向を呈する。この場合、同輪の車輪速度が急激に低
下し、制動圧の落ち込みやオーバーステア等、不安定要
因を招き易い。しかし、本構成によれば、急旋回状態で
の制動時において制動圧の制御開始タイミングを早期化
したことで、上記不安定要因が解消され、滑らかで且つ
安定した旋回動作が実現される。
【0013】請求項2に記載の発明によれば、旋回状態
検出手段M5は、車体M1の横方向加速度を検出し、第
2の制動制御手段M7は、横方向加速度が所定レベルを
超える場合に、制御開始タイミングを早期化する。この
場合、急旋回状態での制動時に発生する車体の不安定な
挙動が事前に抑制される。
【0014】請求項3に記載の発明によれば、旋回状態
検出手段M5は、車体M1の横方向加速度と前後方向加
速度との合成加速度を検出し、第2の制動制御手段M7
は、ブレーキ操作の開始から第1の制動制御手段M6に
よる制御開始までの期間において、合成加速度が所定レ
ベルを超える場合にのみ、制動圧を減圧若しくは保持す
る。この場合、急旋回状態での制動時に発生する車体の
不安定な挙動が事前に抑制される。
【0015】請求項4に記載の発明によれば、制動制御
手段M15は、車輪速度検出手段M14による車輪速度
情報から最もロック傾向を示す車輪を基準にして制動圧
を制御する。また、制動制御手段M15は、後内輪浮き
上がり検出手段M16により車体M11の旋回時におけ
る後内輪の浮き上がりに伴うロック発生が検出される
と、該後内輪を除く他の車輪の車輪速度情報に基づき制
動圧の制御を行う。
【0016】つまり、上述したように、急旋回時には後
内輪が浮き上がってロックし易くなる。従って、最もロ
ック傾向を示す車輪を基準に制動圧を制御する、いわゆ
るローセレクト制御の場合、ロック輪を基準とすること
で以後、十分な制動圧が得られなくなる。しかし、本構
成によれば、後内輪のロック発生後も所望の制動圧が得
られる。
【0017】請求項5に記載の発明によれば、車体M
1,M11の横方向加速度が所定の判定レベルを超えた
場合、制御の基準となる車体速度を、それまでの全車輪
同一から左右独立に切り換える。この場合、車体の旋回
状態に合った制御が実現される。
【0018】
【実施例】
(第1実施例)以下、この発明を具体化した第1実施例
について、図面に従い説明する。
【0019】図1は、X配管(ダイアゴナル配管)の油
圧2系統で構成される自動車用アンチスキッド装置の概
略を示す油圧回路図である。図1のアンチスキッド装置
において、ブレーキペダル1には同ペダル1の踏み込み
力を倍力するブレーキブースタ2が接続され、同ブレー
キブースタ2にはタンデム型のマスタシリンダ12が連
結されている。ブレーキブースタ2は、エンジン28に
て発生するインテークマニホールドの負圧(インテーク
負圧)と大気圧との圧力差を利用し、ブレーキペダル1
の踏み込みに伴い圧力差を調圧してマスタシリンダ12
のピストン(図示しない)に加わる力を増大させるもの
である。
【0020】詳しくは、ブレーキブースタ2には、ダイ
アフラム3にて区画された第1パワーシリンダ4と第2
パワーシリンダ5とが形成されている。第1及び第2パ
ワーシリンダ4,5には、負圧ポート6,7を通じてエ
ンジン28のインテーク負圧が導入されるようになって
おり、その負圧レベルは電磁式2位置制御弁からなる第
1の負圧制御弁8,第2の負圧制御弁9の連通・遮断動
作に従い制御される。第1及び第2の負圧制御弁8,9
は、ECU26によりその位置が制御され、ECU26
からの入力信号がない時(コイル非励磁時)、第1の負
圧制御弁8は連通位置に、第2の負圧制御弁9は遮断位
置に保持されている(図示の状態)。
【0021】また、第2パワーシリンダ5には、大気圧
ポート10を通じて大気圧が導入される。このとき、大
気圧は、ブレーキペダル1の踏み込みに応じて調圧バル
ブ(図示しない)により調圧されて第2パワーシリンダ
5に導入される。そのため、第2パワーシリンダ5は第
1パワーシリンダ4に対して大きな圧力差を生じる。大
気圧ポート10の開閉は電磁式2位置制御弁からなる大
気圧制御弁11にて制御される。大気圧制御弁11は、
ECU26からの入力信号がない時(コイル非励磁
時)、連通位置に保持されている(図示の状態)。
【0022】マスタシリンダ12は第1油圧ポート1
3,第2油圧ポート14を有しており、そのうち第1油
圧ポート13には、第1油圧配管15を経て右前(F
R)輪のホイールシリンダ17と左後(RL)輪のホイ
ールシリンダ18とが連通されている。また、第2油圧
ポート14には、第2の油圧配管16を経て右後(R
R)輪のホイールシリンダ19と左前(FL)輪のホイ
ールシリンダ20とが連通されている。油圧配管15,
16において左右後(RL,RR)輪側には、前輪及び
後輪において油圧差を発生するためのPバルブ(プロポ
ーショニングバルブ)21が配設されている。
【0023】また、各車輪には、各々の車輪速度を検出
する車輪速度センサ22,23,24,25が設けられ
ており、各々のセンサ信号は電子制御装置(以下、EC
Uという)26に入力される。これら車輪速度センサ2
2〜25としては例えば電磁ピックアップ式或いは光電
変換式等のセンサが用いられる。また、ブレーキペダル
1にはペダル踏み込み操作の有無を検出するブレーキス
イッチ27が付設されており、その検出信号はECU2
6に入力される。
【0024】ECU26は、マイクロコンピュータを中
心に構成されており、各車輪速度センサ22〜25から
の入力信号を基に推定車体速度を算出する。そして、E
CU26は、推定車体速度と車輪速度とから各車輪のロ
ック傾向を判定すると共に、各車輪のアンチスキッド制
御モードを判定する。このとき、ECU26は、最もロ
ック傾向を示す車輪の制御モードを基準にしてアンチス
キッド制御を実施する(ローセレクト制御)。
【0025】なお、本実施例では、ブレーキブースタ
2、第1,第2の負圧制御弁8,9、大気圧制御弁11
及びマスタシリンダ12により制動制御アクチュエータ
が構成され、車輪速度センサ22〜25により車輪速度
検出手段が構成されている。また、ECU26により旋
回状態検出手段、第1の制動制御手段、第2の制動制御
手段、制動制御手段及び後内輪浮き上がり検出手段が構
成されている。
【0026】ここで、各アンチスキッド制御モード(増
圧モード・保持モード・減圧モード)におけるアンチス
キッド装置の動作を簡単に説明する。先ず、増圧モード
(図1の状態)では、ECU26は、第1の負圧制御弁
8が連通位置に、第2の負圧制御弁9が遮断位置に、大
気圧制御弁11が連通位置に位置させる。すると、第1
パワーシリンダ4にはエンジン28からのインテーク負
圧が作用すると共に、第2パワーシリンダ5の大気圧ポ
ート10には大気圧が作用する。このとき、ブレーキブ
ースタ2は、インテーク負圧と、ブレーキペダル1の踏
み込み操作に対して調圧バルブ(図示しない)にて調圧
された第2パワーシリンダ5の圧力との圧力差に応じて
マスタシリンダ12に加わる力を倍力する。その結果、
マスタシリンダ12により発生する油圧が上昇し、ホイ
ールシリンダ17〜20が増圧される。
【0027】また、保持モードでは、ECU26は、第
1の負圧制御弁8を遮断位置に、第2の負圧制御弁9を
遮断位置に、大気圧制御弁11を遮断位置に位置させ
る。すると、第1,第2パワーシリンダ4,5へのイン
テーク負圧及び大気圧が遮断され、第1パワーシリンダ
4と第2パワーシリンダ5の圧力差が保持されるため、
マスタシリンダ12に発生する油圧と共にホイールシリ
ンダ17〜20の制動圧が保持される。
【0028】さらに、減圧モードでは、ECU26は、
第1の負圧制御弁8を遮断位置に、第2の負圧制御弁9
を連通位置に、大気圧制御弁11を遮断位置に位置させ
る。すると、第1,第2パワーシリンダ4,5が連通さ
れ、圧力差が減少するため、マスタシリンダ12の油圧
が低下する。その結果、ホイールシリンダ17〜20が
減圧される。
【0029】次に、本実施例における特有の作用・効果
を、図2〜図8を用いて説明する。ここで、図2はEC
U26により実行されるアンチスキッド制御ルーチンを
示すフローチャートであり、図3,図5,図7は図2の
サブルーチンである。
【0030】さて、図2のルーチンがスタートすると、
ECU26は、先ずステップ100で車輪速度センサ2
2〜25の検出結果から得られた車輪速度VW を入力す
る。そして、ECU26は、ステップ101で車輪速度
W に基づき車輪加速度GWを算出すると共に、続くス
テップ102で推定車体速度VSOと推定車体加速度G SO
とを算出する。また、ECU26は、ステップ103で
車体の推定横方向加速度(以下、横Gという)を算出す
ると共に、推定車体加速度GSOと横Gとの推定合成加速
度(以下、合成Gという)を算出する。
【0031】ここで、 横G={VSO・(VO −Vi )}/B 合成G=√(GSO 2 +横G2 ) 但し、VO :外輪最大車輪速度 Vi :内輪最大車輪速度 B:車体のトレッド である。
【0032】さらに、ECU26は、ステップ104で
車体の前後方向の荷重移動量ΔWXと、横方向の荷重移
動量ΔWY とを算出する。ここで、 ΔWX =W・GX ・(H/2L) ΔWY =W・GY ・(H/2B) 但し、W:車体重量 GX :制動減速度(=推定車体加速度GSO) GY :横G H:車体の重心高 L:車体のホイールベース である。なお、これらの車輪速度による車体挙動の推定
演算は、この種の複数輪を同時制御する制動制御アクチ
ュエータにおいては制動限界まで至らない車輪が2輪以
上あるため、演算精度上有利である。
【0033】その後、ECU26は、ステップ105で
横Gが第1の判定値G1 を超えているか否かを判別す
る。横G≦G1 の場合、ECU26はステップ107に
進み、4輪同一の基準速度VSOを設定する(前記ステッ
プ102の推定車体速度VSOに等しい)。横G>G1
場合、ECU26はステップ106に進み、左右独立の
基準速度VS1,VS2を設定する。
【0034】次いで、ECU26は、ステップ108で
ブレーキスイッチ27がオンであるか否かを判別し、ス
イッチ=オフであればステップ100にリターンし、ス
イッチ=オンであればステップ200で後述の制御モー
ド設定ルーチンを実行する。その後、ECU26は、ス
テップ109で上記ステップ200で設定された制御モ
ードに基づいて各制御弁8,9,11に制御信号を出力
する。
【0035】ここで、上記ステップ200の制御モード
設定ルーチンを説明する。この制御モード設定ルーチン
は、車体の旋回時において、その旋回状態に応じたアン
チスキッド制御を実現するためのものであり、具体的に
は、例えば図3,図5,図7に示すいずれかの制御プロ
グラムが実施される。図4,図6,図8は、上記各制御
モード設定ルーチンの処理動作をより具体的に示すタイ
ミングチャートである。以下、図3,図5,図7の順に
ルーチンの詳細な内容について記述する。
【0036】さて、図3に示す制御モード設定ルーチン
において、ECU26は、ステップ201で横Gが第2
の判定値G2 (>G1 )よりも大きいか否かを判別す
る。横G≦G2 の場合、ECU26は、ステップ203
で直線走行を想定した通常のタイミングにて減圧が開始
されるよう、減圧開始の判定基準となるスリップ率のし
きい値を設定する(通常減圧開始タイミング処理)。一
方、横G>G2 の場合、ECU26は、ステップ202
で上記通常のタイミング(ステップ203のタイミン
グ)よりも早期に減圧が開始されるよう、スリップ率の
しきい値を通常時よりも小さく設定する(減圧開始タイ
ミング早期化処理)。
【0037】その後、ECU26は、ステップ204で
各車輪毎に制御モードを判定する。すなわち、ECU2
6は、スリップ率のしきい値及び車輪加速度GW (減速
度)のしきい値で表されるモード判定マップを用い、各
車輪毎に増圧・保持・減圧のモードのいずれかの制御モ
ードを判定する。そして、ECU26は続くステップ2
05で、全4輪のうち最もロック傾向を示す車輪の制御
モードを基準にしてその時の制御モードを決定し(4輪
ローセレクト)、その後、本ルーチンを終了して図2の
ルーチンに戻る。
【0038】図3のルーチンによる動作を図4のタイミ
ングチャートを用いて、より具体的に説明する。図4で
は、車体の旋回により横Gが発生し、その横Gが時間t
1で第1の判定値G1 を上回り、さらに、時間t2で第
2の判定値G2 を上回っている。時間t3でブレーキペ
ダル1が踏み込まれると、制動力が発生する。そして、
時間t4で減圧が開始されると制動力が一旦低下し、そ
の後、車輪速度の回復に従い制動力が上昇している。時
間t2以降、図3のステップ201がYESとなるた
め、この時間t4は通常よりも早期化された減圧開始タ
イミングである。
【0039】つまり、車体の急旋回時にブレーキをかけ
る場合、後内輪が浮き上がり気味になり、その後内輪車
輪速度が最も早く低下する。この場合、図に破線で示す
如く、減圧開始タイミングを早期側に変更しない従来の
制御では、減圧が効き出すまでに後内輪のロック傾向
(後内輪車輪速度の低下)が顕著になり、そのため、以
後の制動力の回復が大幅に遅れる。また、時間t5に示
すように、減圧開始遅れによりオバーステアを招き易く
なる。これに対して、図3の処理によれば、ステップ2
02にて減圧開始タイミングが早期化されて、後内輪の
速度低下が小さく抑えられる。その結果、後内輪のロッ
ク傾向が素早く解消されると共に、制動力の回復も早く
なり、急旋回時における滑らかで且つ安定性の高い制動
を実現することができる。
【0040】次に、図5に示す制御モード設定ルーチン
では、ECU26は、ステップ211で通常の減圧開始
タイミングが得られるよう、スリップ率のしきい値を設
定する。その後、ECU26は、ステップ212でアン
チスキッド制御の開始前(減圧開始前)であるか否かを
判別し、続くステップ213で合成Gが第3の判定値G
3 (>G1 ,G2 )を超えているか否かを判別する。
【0041】この場合、ステップ212がYES,ステ
ップ213がNOであれば(アンチスキッド制御開始
前、合成G≦G3 の場合)、ECU26はステップ21
5に進み、制御モードを増圧モードとした後、図2のル
ーチンに戻る。ステップ212、213が共にYESで
あれば(アンチスキッド制御開始前、合成G>G3 の場
合)、ECU26はステップ214に進み、制御モード
を保持モード(若しくは、緩減モード)とした後、図2
のルーチンに戻る。
【0042】また、ステップ212がNOであれば(ア
ンチスキッド制御後の場合)、ECU26はステップ2
16に進む。そして、ECU26は、ステップ216で
車輪速度に応じて各車輪毎に制御モードを判定し、続く
ステップ217で最もロック傾向を示す車輪を基準にし
てその時の制御モードを決定する。このステップ21
6,217の処理は通常通りの4輪ローセレクト処理で
ある。
【0043】この図5のルーチンによる動作を図6のタ
イミングチャートを用いて、より具体的に説明する。な
お、図6では、時間t23がアンチスキッド制御の開始
タイミングを示している。
【0044】さて、図6において、車体の旋回により合
成Gが増加し、時間t21でブレーキペダル1が踏み込
まれると、以降、横Gは略一様に減少するのに対し、合
成Gは制動による車輪回転の乱れにより脈動しながら変
化する。そして、時間t21〜時間t23の期間では、
合成G>G3 となるか否かに応じて増圧モード又は保持
モードによる制動制御が実施される。すなわち、例えば
合成G≦G3 となる時間t21では、図5のステップ2
15の処理により油圧が増圧され、制動力が増加する。
また、例えば合成G>G3 となる時間t22では、図5
のステップ214の処理により制動力が保持される。そ
して、時間t23以降、図5のステップ216,217
の処理により4輪ローセレクトが実施される。
【0045】つまり、車体の急旋回時にブレーキをかけ
る場合、後内輪車輪速度の急激な低下と合成Gの脈動を
生じる。この場合、図に破線で示す如く、アンチスキッ
ド制御開始前には常に増圧モードとなる従来の制御で
は、後内輪のロック傾向が顕著になることにより制動力
の回復に時間を要する。これに対して、図5の処理によ
れば、後内輪のロック傾向を含む車体の不安定要素を合
成Gの増加により判定し、その不安定要素を解消すべ
く、制動力が保持(若しくは緩減)される。その結果、
制動力がいち早く回復し、急旋回時における滑らかで且
つ安定性の高い制動を実現することができる。
【0046】次に、図7に示す制御モード設定ルーチン
では、ECU26は、ステップ221で通常の減圧開始
タイミングが得られるよう、スリップ率のしきい値を設
定する。また、ECU26は、ステップ222で各車輪
毎に制御モードを判定する。その後、ECU26は、ス
テップ223,224で後内輪の浮き上がりの有無を判
別する。具体的には、ECU26は、ステップ223で
後内輪がロックしたか否かを判別し、続くステップ22
4で車体の全荷重移動量が後内輪荷重を超えるか否かを
判別する。ここで、全荷重移動量は、前後方向荷重移動
量ΔWX と横方向荷重移動量ΔWY との和から求められ
(=ΔWX +ΔWY )、後内輪荷重は車体毎に予め求め
られている。
【0047】この場合、ステップ223,224のいず
れかがNOであれば、ECU26は、後内輪の浮き上が
りが生じていないとしてステップ226に進み、前記ス
テップ222の制御モードの判定結果を用い、4輪のう
ちで最もロック傾向を示す車輪を基準にしてその時の制
御モードを決定する(4輪ローセレクト)。また、ステ
ップ223,224が共にYESであれば、ECU26
は、後内輪の浮き上がりが生じたとしてステップ225
に進み、前記ステップ222の制御モードの判定結果を
用い、後内輪を除く3輪のうちで最もロック傾向を示す
車輪を基準にしてその時の制御モードを決定する(3輪
ローセレクト)。
【0048】この図7のルーチンによる動作を図8のタ
イミングチャートを用いて、より具体的に説明する。な
お、図8では、時間t31がブレーキ開始を、時間t3
2が後内輪のロックを、時間t33が後内輪のロック解
消を示している。
【0049】さて、図8において、車体の旋回により車
体の荷重移動量が増大し、時間t31でブレーキペダル
1が踏み込まれると、横方向荷重移動量ΔWY は略一様
に減少するのに対し、全荷重移動量(=ΔWX +Δ
Y )は脈動しながら変化する。そして、時間t31〜
t32の期間では、図7のステップ226の処理により
4輪ローセレクト処理が実施される。また、後内輪がロ
ックし、且つ全荷重移動量が後内輪荷重WR を超える時
間t32〜t33の期間では、図7のステップ225の
処理により後内輪(ロック輪)を除く3輪にてローセレ
クト処理が行われる。その後、時間t33にて後内輪の
ロックが解除されると、3輪ローセレクト処理から4輪
ローセレクト処理に切り換えられる。
【0050】つまり、車体の急旋回時にブレーキをかけ
る場合、車体の荷重移動により後内輪が浮き上がり、同
後内輪がロックし易くなることは既に述べた。この場
合、図に破線で示す如く、後内輪が浮き上がってロック
した際にも4輪ローセレクト制御を行う従来の制御で
は、制動力が著しく低下し、その際に制動力が殆ど得ら
れないばかりか、以降の制動力の回復にも多大な時間を
要する。これに対して、図7の処理によれば、後内輪を
除く3輪にてローセレクト制御がなされるため、制動力
の低下が最小限に抑えられる。この場合、後内輪のロッ
ク解消時期は若干遅れることになるが、所望の制動力が
得られる。その結果、この図7の処理においても、急旋
回時における滑らかで且つ安定性の高い制動を実現する
ことができる。
【0051】以上詳述したように、本実施例のアンチス
キッド装置では、3通りの制御方法を示したがいずれの
場合にも、本発明の目的を達成することができる。 (第2実施例)上記第1実施例で述べたアンチスキッド
制御は、他の構成からなるアンチスキッド装置にも具体
化しても本発明の目的を達成することが可能であり、以
下、アンチスキッド装置の構成を変更した第2実施例に
ついて、第1実施例との相違点を中心に説明する。つま
り、上記第1実施例では、ブレーキブースタ2の第1,
第2パワーシリンダ4,5に作用する圧力を制御するこ
とで、マスタシリンダ12の油圧を制御していたが、本
第2実施例では、マスタシリンダ12の下流側にて油圧
制御回路を構成している。
【0052】図9は第2実施例におけるアンチスキッド
装置の構成を示している。図9において、第2油圧配管
16には、電磁式2位置切換弁からなる増圧制御弁3
0,減圧制御弁31、リザーバ32、及び駆動モータ3
4により駆動される油圧ポンプ33が設けられ、これら
により油圧制御回路が構成されている。そして、この油
圧制御回路の制動制御アクチュエータ(制御弁30,3
1、駆動モータ34)に与えられるECU26の指令に
より、第2油圧配管16に接続された右後(RR)輪,
左前(FL)輪のホイールシリンダ19,20の制動圧
が制御される。
【0053】一方、第1油圧配管15には、右前(F
R)輪,左後(RL)輪のホイールシリンダ17,18
の制動圧を第2油圧配管16の油圧に応答して間接的に
制御するためのモジュレータ35が配設されている。こ
のモジュレータ35は、第1油圧配管15のホイールシ
リンダ側の油圧が第2油圧配管16のホイールシリンダ
側の油圧と略等しくなるよう油圧を調整する。
【0054】制御モード毎にモジュレータ35の動作を
略述すれば、通常ブレーキ状態では、第2油圧配管16
の油圧がモジュレータ35の第2圧力室40に導入され
て、ピストン38が図の左方に移動している。このと
き、弁体36と弁座37とが離れ、マスタシリンダ12
からの油圧の供給を受けてホイールシリンダ17,18
が増圧される。保持モードでは、ピストン38が右方へ
移動し弁体36と弁座37とが当接した状態で、ピスト
ン38がある位置で静止しているため、ホイールシリン
ダ17,18の制動圧が保持される。また、減圧モード
では、弁体36と弁座37とが当接した状態でピストン
38がさらに右方へ移動し、第1圧力室39の容積拡大
による圧力低下に伴いホイールシリンダ17,18が減
圧される。さらに、増圧モードでは、弁体36と弁座3
7とが当接した状態でピストン38が左方へ移動し、第
1圧力室39の容積縮小による圧力上昇に伴いホイール
シリンダ17,18が増圧される。
【0055】そして、上記構成のアンチスキッド装置で
は、上記第1実施例と同様のアンチスキッド制御が実施
される(図2,図3,図5,図7の処理等)。この場
合、ECU26は、増圧制御弁30,減圧制御弁31,
駆動モータ34に対して制御指令を行う。
【0056】なお、本発明は上記実施例の他に、次の様
態にて具体化することができる。 (1)上記実施例では、各車輪毎に制御モードを判定し
ておき、その後、最もロック傾向を示す車輪を基準にし
て実際に用いる制御モードを決定していたが、この方法
を変更してもよい。例えば、4輪の車輪速度から制御の
基準となる車輪(制御基準輪)を直接選択し、その制御
基準輪の車輪速度から実際の制御モードを決定するよう
にしてもよい。
【0057】(2)図3のルーチンにおいて、ステップ
202の減圧開始タイミングの早期化の程度を、横Gの
大きさ(値)に比例させて決定するようにしてもよい。 (3)図7のルーチンでは、荷重移動量により後内輪の
浮き上がりを検出していたが(ステップ224)、ブレ
ーキ開始から後内輪ロックに至る時間を計測して、その
時間が極めて短い時に浮き上がりと判定する等、他の方
法に変更してもよい。
【0058】(4)上記各実施例では、1チャンネル式
のアンチスキッド装置に具体化していたが、車体の左右
車輪を独立に制御する2チャンネル方式や、前輪独立−
後輪同時の3チャンネル方式等、他の制御方式を持った
装置に具体化してもよい。
【0059】(5)上記実施例では、旋回状態を検出す
る場合に車輪速度を用いていたが、加速度センサ(Gセ
ンサ)を設けて、車体の横方向又は前後方向に作用する
加速度を直接検出するようにしてもよい。
【0060】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、急旋回
時における滑らかで且つ安定性の高い制動を実現するこ
とができるという優れた効果を発揮する。
【0061】請求項2,3に記載の発明によれば、急旋
回状態での制動時に発生する車体の不安定な挙動を事前
に抑制することができる。請求項4に記載の発明によれ
ば、急旋回時における後内輪のロック発生後も所望の制
動圧を得ることができる。
【0062】請求項5に記載の発明によれば、車体の旋
回状態に合った制御を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例における自動車用アンチスキッド装
置の構成を示す油圧回路図である。
【図2】ECUにより実行されるアンチスキッド制御ル
ーチンを示すフローチャートである。
【図3】図2の制御モード設定ルーチン(ステップ20
0)を示すフローチャートである。
【図4】図3のルーチンをより具体的に説明するための
タイミングチャートである。
【図5】図2の制御モード設定ルーチン(ステップ20
0)を示すフローチャートである。
【図6】図5のルーチンをより具体的に説明するための
タイミングチャートである。
【図7】図2の制御モード設定ルーチン(ステップ20
0)を示すフローチャートである。
【図8】図7のルーチンをより具体的に説明するための
タイミングチャートである。
【図9】第2実施例における自動車用アンチスキッド装
置の構成を示す油圧回路図である。
【図10】クレームに対応するブロック図である。
【図11】クレームに対応するブロック図である。
【符号の説明】
2…制動制御アクチュエータとしてのブレーキブース
タ、8…制動制御アクチュエータとしての第1の負圧制
御弁、9…制動制御アクチュエータとしての第2の負圧
制御弁、11…制動制御アクチュエータとしての大気圧
制御弁、12…制動制御アクチュエータとしてのマスタ
シリンダ、17〜20…ホイールシリンダ、22〜25
…車輪速度検出手段としての車輪速度センサ、26…旋
回状態検出手段,第1の制動制御手段,第2の制動制御
手段,制動制御手段,後内輪ロック検出手段としてのE
CU、30…制動制御アクチュエータとしての増圧制御
弁、31…制動制御アクチュエータとしての減圧制御
弁、34…制動制御アクチュエータとしての駆動モー
タ、35…制動制御アクチュエータとしてのモジュレー
タ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪毎に設けられた複数のブレーキ用ホ
    イールシリンダに対して制動圧を同時制御する制動制御
    アクチュエータと、 各車輪毎の車輪速度を検出する車輪速度検出手段と、 車体の旋回状態が所定の急旋回レベルに達したことを検
    出する旋回状態検出手段と、 前記旋回状態検出手段による急旋回の非検出時に、前記
    車輪速度検出手段による各車輪毎の車輪速度情報を基に
    所定の制御開始タイミングで、制動圧を減圧若しくは保
    持するよう前記制動制御アクチュエータを駆動させる第
    1の制動制御手段と、 前記旋回状態検出手段による急旋回の検出時に、該検出
    された急旋回状態に応じて、前記第1の制動制御手段に
    よる制御開始タイミングよりも早期に制動圧を減圧若し
    くは保持するよう前記制動制御アクチュエータを駆動さ
    せる第2の制動制御手段とを備えたことを特徴とする自
    動車用アンチスキッド装置。
  2. 【請求項2】 前記旋回状態検出手段は、車体の横方向
    加速度を検出する手段であり、 前記第2の制動制御手段は、前記横方向加速度が所定レ
    ベルを超える場合に、前記制御開始タイミングを早期化
    する請求項1に記載の自動車用アンチスキッド装置。
  3. 【請求項3】 前記旋回状態検出手段は、車体の横方向
    加速度と前後方向加速度との合成加速度を検出する手段
    であり、 前記第2の制動制御手段は、ブレーキ操作の開始から前
    記第1の制動制御手段による制御開始までの期間におい
    て、前記合成加速度が所定レベルを超える場合にのみ、
    制動圧を減圧若しくは保持する請求項1に記載の自動車
    用アンチスキッド装置。
  4. 【請求項4】 車輪毎に設けられた複数のブレーキ用ホ
    イールシリンダに対して制動圧を同時制御する制動制御
    アクチュエータと、 各車輪毎の車輪速度を検出する車輪速度検出手段と、 前記車輪速度検出手段による車輪速度情報から最もロッ
    ク傾向を示す車輪を基準にして制動圧を制御する制動制
    御手段と、 車体の旋回時において、後内輪の浮き上がりに伴う同輪
    のロック発生を検出する後内輪浮き上がり検出手段とを
    備え、 前記制動制御手段は、前記後内輪浮き上がり検出手段に
    よる後内輪の浮き上がりに伴うロック発生時において、
    該後内輪を除く他の車輪の車輪速度情報に基づき制動圧
    の制御を行うことを特徴とする自動車用アンチスキッド
    装置。
  5. 【請求項5】 車体の横方向加速度が所定の判定レベル
    を超えた場合、制御の基準となる車体速度を、それまで
    の全車輪同一から左右独立に切り換える請求項1〜4の
    いずれかに記載の自動車用アンチスキッド装置。
JP22378294A 1994-09-19 1994-09-19 自動車用アンチスキッド装置 Expired - Fee Related JP3620071B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22378294A JP3620071B2 (ja) 1994-09-19 1994-09-19 自動車用アンチスキッド装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22378294A JP3620071B2 (ja) 1994-09-19 1994-09-19 自動車用アンチスキッド装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0885437A true JPH0885437A (ja) 1996-04-02
JP3620071B2 JP3620071B2 (ja) 2005-02-16

Family

ID=16803631

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22378294A Expired - Fee Related JP3620071B2 (ja) 1994-09-19 1994-09-19 自動車用アンチスキッド装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3620071B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000504286A (ja) * 1996-01-29 2000-04-11 クノール―ブレムセ・ジステメ・フュール・ヌツファールツォイゲ・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング 自動車の操縦動作を制御する方法及び装置
JP2003532570A (ja) * 1997-12-16 2003-11-05 コンチネンタル・テベス・アーゲー・ウント・コンパニー・オーハーゲー 走行車両の横方向加速度を制限する方法及び装置
US6792343B2 (en) 2002-05-24 2004-09-14 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Antiskid braking control system
JP2008231990A (ja) * 2007-03-19 2008-10-02 Yamaha Motor Co Ltd 自動二輪車
JP2015110370A (ja) * 2013-12-06 2015-06-18 株式会社アドヴィックス 車両の制動制御装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000504286A (ja) * 1996-01-29 2000-04-11 クノール―ブレムセ・ジステメ・フュール・ヌツファールツォイゲ・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング 自動車の操縦動作を制御する方法及び装置
JP2003532570A (ja) * 1997-12-16 2003-11-05 コンチネンタル・テベス・アーゲー・ウント・コンパニー・オーハーゲー 走行車両の横方向加速度を制限する方法及び装置
JP4805452B2 (ja) * 1997-12-16 2011-11-02 コンチネンタル・テベス・アーゲー・ウント・コンパニー・オーハーゲー 走行車両の横方向加速度を制限する方法及び装置
US6792343B2 (en) 2002-05-24 2004-09-14 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Antiskid braking control system
JP2008231990A (ja) * 2007-03-19 2008-10-02 Yamaha Motor Co Ltd 自動二輪車
JP2015110370A (ja) * 2013-12-06 2015-06-18 株式会社アドヴィックス 車両の制動制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3620071B2 (ja) 2005-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7571043B2 (en) Roll-over suppressing control apparatus and method for a vehicle
US6334655B2 (en) Braking control apparatus for vehicles
JP3528415B2 (ja) 制動圧力制御装置
JPH11189138A (ja) 車両の制動制御装置
JPH05178188A (ja) 車両用トラクション制御装置
JP2002037044A (ja) 車両の前後制動力配分制御装置
JPH09290746A (ja) 制動力制御装置
JPH10250548A (ja) 車両の自動ブレーキ装置
US6246946B1 (en) Automotive brake control system with skid control unit
JPH0885437A (ja) 自動車用アンチスキッド装置
JP3248272B2 (ja) 制動力配分制御装置
JP2002067917A (ja) 車両用制動制御装置
JP3522157B2 (ja) 車両の制動操作状態判定手段及び該制動操作状態判定手段を備えた前後制動力配分制御装置
JPH05229417A (ja) 車両のスリップ制御装置
JP3887852B2 (ja) ブレーキ制御装置
JP3554569B2 (ja) 制動力配分制御装置
JPH0911878A (ja) 車両のブレーキ力配分制御方法
JP2000272489A (ja) 車体挙動制御装置
JPH05116612A (ja) 車両のスリツプ制御装置
JP3275666B2 (ja) 車輌の挙動制御装置
JP4449117B2 (ja) 制動力配分制御装置
JP3412311B2 (ja) 制動力制御装置
JPH03246151A (ja) 車両の旋回挙動制御装置
JPH05139275A (ja) 車両のスリツプ制御装置
JPH08133067A (ja) ブレーキ圧力検出装置及びそれを用いたブレーキ系異常検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20040302

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040323

A521 Written amendment

Effective date: 20040521

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20041026

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Effective date: 20041108

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071126

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 6

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101126

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees