JPH088526Y2 - フラットケーブルとコネクタの接続構造 - Google Patents

フラットケーブルとコネクタの接続構造

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JPH088526Y2
JPH088526Y2 JP1989113148U JP11314889U JPH088526Y2 JP H088526 Y2 JPH088526 Y2 JP H088526Y2 JP 1989113148 U JP1989113148 U JP 1989113148U JP 11314889 U JP11314889 U JP 11314889U JP H088526 Y2 JPH088526 Y2 JP H088526Y2
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JP
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flat cable
connector
core wire
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terminal
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JP1989113148U
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JPH0353761U (ja
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紅三 河野
明 川口
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Tokai Rika Co Ltd
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Tokai Rika Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、フラットケーブルとコネクタとの接続部分
においてこれらを確実に接合するための構造に関する。
【従来の技術】
従来におけるフラットケーブルと、このフラットケー
ブルが電気的に接続されるコネクタの一構成を第13図か
ら第23図に示している。このうち第13図から第15図はそ
れぞれフラットケーブルを示しており、第13図はその平
面図、第14図は正面図、第15図は右側面図である。ま
た、第16図から第18図はそれぞれコネクタを示してお
り、第16図はその平面図、第17図は正面図、第18図は第
17図のXVIII-XVIII線断面図である。 図示するように、このフラットケーブル50は、薄い帯
状に形成された3本の芯線51(一般的に銅または銅合金
からなる)と、その周囲に接着された樹脂製の被覆材52
とから構成されている。このフラットケーブル50は、そ
の端部のみ被覆材52がない状態で形成されるか、または
端部の被覆材52がコネクタとの接合前に除去されて図示
のように形成される。一方、コネクタ53は、樹脂成形さ
れた保持体55と、これも銅または銅合金の端子54とから
構成されている。これは、インサート成形を行なうか、
または、保持体55を単体で成形した後にその内部に端子
54を圧入して製造される。この端子54は、フラットケー
ブル50の芯線51と同数のものがこれと同一ピッチで配置
されている。図に示すように、一般的にその板幅は芯線
51と略同一で板厚は芯線51よりも厚く形成されている。 第19図から第22図はフラットケーブル50とコネクタ53
の接合状態を示しており、第19図は平面図、第20図は正
面図、第21図は第20図のXXI-XXI線断面図、第22図は第2
0図のXXII-XXII線断面図である。以上のような構成の場
合、芯線51と端子54の接合部56を構成するには、スポッ
ト溶接、超音波溶接、レーザ溶接、またははんだ付けな
どが用いられている。 ところで、フラットケーブル50は長くて柔軟性を有し
ているため、第23図に示すように、芯がずれた状態でコ
ネクタ53に接合されることがある。また、接合後には、
芯ずれが生じていないかどうかの検査が行なわれてい
る。そこで、そのような事態を避けるために、従来、両
部材を位置合わせするのに専用の治具が用いられてい
る。
【考案が解決しようとする課題】
ところが、このような治具を用いなければならないこ
とで、部品の取り付け・取り外しに要する工数が増加す
るとともに、接合用の工具の動きが治具によって規制さ
れるなど、接合作業が行ない難くなる。また、これとは
別に、フラットケーブル50とコネクタ53とが接合された
後にケーブル50が動くことにより、接合部56付近に無理
な力が加わって、コネクタ端子54に比較して板厚の薄い
フラットケーブル50の芯線51が破断することがある。ま
た、接合部56に第23図に示したような芯ずれが生じてい
ないかどうかの検査を、接合後に余分に行なわなければ
ならない。このような問題は、すべて、フラットケーブ
ル50とコネクタ53とがそれら自体で位置決めされないこ
とに起因する。 したがって、本考案の解決すべき技術的課題は、フラ
ットケーブルとコネクタを位置決めできるように構成す
ることであり、以て、その接合を専用の治具を用いなく
とも容易に行なえるようにするとともに、接合後にケー
ブルが動いても芯線が破断するのを防止して接合部の信
頼性を向上させ、さらに、接合部の芯ずれをなくして接
合後の検査の簡略化(検査工数の低減)を図ることにあ
る。
【課題を解決するための手段及び作用・効果】
上記技術的課題を解決するため、本考案に係るフラッ
トケーブルとコネクタは、その接続構造として以下のよ
うな特徴を有して構成されている。 すなわち、コネクタの保持体に、フラットケーブルの
芯線の先端がはめ込まれる位置決め凹部と、フラットケ
ーブルの被覆材の端部における芯線の側方位置でその被
覆材を挟み込むクリップ部とが形成されている。 この構成では、フラットケーブルの芯線とコネクタの
端子を重ねて接合するとき、フラットケーブルの芯線の
先端は位置決め凹部にはまり込み、同時に、フラットケ
ーブルの被覆材の端部は芯線の側方位置でクリップ部に
挟み込まれる。したがって、フラットケーブルの被覆材
の端部をコネクタの保持体に対して治具を用いずに簡単
に位置決めできるのと同時に、接合後にフラットケーブ
ルが動いたとしても力がすべて接合部にかかるのは防止
できるため、フラットケーブルとコネクタにおける接合
の容易性と確実性を達成することができる。 さらに、フラットケーブルとコネクタの接続構造とし
ては、次のように構成することもできる。すなわち、コ
ネクタの保持体に、その保持体から突出する端子よりも
前方でフラットケーブルの被覆材端部の周囲を包持する
包持部を形成してもよい。 この構成においては、フラットケーブルの被覆材の端
部はコネクタの保持体に構成された包持部に包持されて
位置決めされるから、上述の構成と同様に、フラットケ
ーブルとコネクタの接合の容易性と信頼性を両立するこ
とができる。 さらに、上記いずれの構成においても、接合部の芯ずれ
がなくなるから、接合後の検査工数を低減することがで
きる。
【実施例】
以下に、第1図から第12図に示した本考案の実施例に
ついて詳細に説明する。 まず、第1図から第6図に示した第1実施例について
説明する。 第1図から第3図はこの構成におけるコネクタ21を示
しており、第1図はその平面図、第2図は正面図、第3
図は左側面図である。図示するように、保持体22の先端
には、各端子23の間に端子23と同じ厚さの連接部24aが
形成されており、さらにその先端には、フラットケーブ
ルの被覆材の端部を挟むように前方へ向かって二股に形
成されたクリップ部24が設けられている。また、この保
持体22の前端部における端子23の上方位置には、フラッ
トケーブルの芯線の先端がはめ込まれる位置決め凹部25
が形成されている。なお、第4図から第6図に示すよう
に、フラットケーブル27は、3本の芯線29と、その芯線
29の端部を突出させた状態で形成された被覆材28とから
構成されている。 この構成のコネクタ21を用いてフラットケーブル27と
接合した状態が、第4図から第6図に示されている。第
4図、第5図及び第6図は、それぞれ、平面図、正面図
及びそのVI-VI線断面図である。図示するように、フラ
ットケーブル27の芯線29をコネクタ21の端子23に重ね合
わせた状態で、その芯線29の先端が保持体22に形成され
た位置決め凹部25にはまり込むとともに、クリップ部24
がフラットケーブル27の被覆材28の端部を挟み込む。こ
のとき、フラットケーブル27の芯線29はコネクタ21の端
子23に芯ずれのない状態で重ねられる。したがって、そ
の際に治具等を使用せずとも容易に位置決めすることが
できる。 次に、この状態において端子23への芯線29の接合が従
来と同じように行なわれる。接合後には、ケーブル27が
動いたとしても端子23に接合された芯線29には大きな負
荷がかからないから、その状態を確実に保持することが
できる。さらに、接合部で芯ずれが発生しなくなるた
め、接合後の検査を簡略化することができる。 次に、第7図から第12図に示した第2実施例について
説明する。 第7図から第10図はこの実施例におけるフラットケー
ブルとコネクタの接合状態を示しており、第7図はその
平面図、第8図は正面図、第9図は第8図のIX-IX線断
面図、第10図は第8図のX-X線断面図である。図示する
ように、この構成においては、芯線32と被覆材33とから
なるフラットケーブル30が使用されている。一方、コネ
クタ31には、フラットケーブル30の芯線32をコネクタ31
の端子34と重ね合わせた状態で、フラットケーブル30の
被覆材33の端部を両側から抱え込む包持部36が形成され
ている。この包持部36はコネクタ31の保持体35とは端子
34の両外側で接続されており、したがって、端子34と芯
線32との接合部39は露出した状態である。 この構成では、フラットケーブル30を包持部36に差し
込み、従来と同様の方法で芯線32と端子34を接合するこ
とで、容易且つ確実に接合が行なわれる。 この包持部は第11図や第12図のように変形することも
できる。第11図は、第9図に示した包持部36をフラット
ケーブル30の下側を接続して形成した包持部37を示し、
第12図はさらに上側も接続して形成した包持部38を示し
ている。ただし、端子34と芯線32の接合部は、第10図に
示した場合と同じように露出した状態である。包持部を
以上のように構成することにより、装着を、位置決めし
つつ容易に行なうことができるとともに、接合後にフラ
ットケーブルが動いたとしてもその接合部分に負荷が加
わるのを避けられるため、コネクタとフラットケーブル
との接合状態をより確実なものとすることができる。さ
らに、接合部の芯ずれがなくなり、接合後の検査を簡略
化することができる。 なお、上述した各実施例において、芯線及び端子の本
数や幅及び厚さ、あるいは係合穴や係合突起の形状・大
きさ、個数などは単なる例であって、その他種々に構成
できることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図から第6図は本考案の第1実施例を示しており、
第1図はコネクタの平面図、第2図はその正面図、第3
図は左側面図、第4図はフラットケーブルとコネクタの
接合状態を示す平面図、第5図はその正面図、第6図は
第5図のVI-VI線断面図、第7図から第12図は本考案の
第2実施例を示しており、第7図はフラットケーブルと
コネクタの接合状態を示す平面図、第8図はその正面
図、第9図は第8図のIX-IX線断面図、第10図は第8図
のX-X線断面図、第11図は包持部の第1変形例を示す断
面図、第12図は包持部の第2変形例を示す断面図、第13
図から第23図は従来例を示しており、第13図はフラット
ケーブルの平面図、第14図はその正面図、第15図は右側
面図、第16図はコネクタの平面図、第17図はその正面
図、第18図は第17図のXVIII-XVIII線断面図、第19図は
フラットケーブルとコネクタの接合状態を示す平面図、
第20図はその正面図、第21図は第20図のXXI-XXI線断面
図、第22図は第20図のXXII-XII線断面図、第23図はフラ
ットケーブルとコネクタが芯ずれを生じて接合された状
態を示す平面図である。 21……コネクタ、22……保持体、23……端子、24……ク
リップ部、25……位置決め凹部、26……接合部、27……
フラットケーブル、28……被覆材、29……芯線、30……
フラットケーブル、31……コネクタ、32……芯線、33…
…被覆材、34……端子、35……保持体、36,37,38……包
持部、39……接合部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】芯線(29)の端部を被覆材(28)から突出
    させてなるフラットケーブル(27)と、上記芯線(29)
    に重ねて接合される端子(23)を保持体(22)から突出
    させてなるコネクタ(21)との接続構造において、 上記コネクタ(21)の保持体(22)は、上記芯線(29)
    の先端がはめ込まれる位置決め凹部(25)と、上記被覆
    材(28)の端部における芯線(29)の側方位置で該被覆
    材(28)を挟み込むクリップ部(24)とを備えたことを
    特徴とするフラットケーブルとコネクタの接続構造。
  2. 【請求項2】芯線(32)の端部を被覆材(33)から突出
    させてなるフラットケーブル(30)と、上記芯線(32)
    に重ねて接合される端子(34)を保持体(35)から突出
    させてなるコネクタ(31)との接続構造において、 上記コネクタ(31)の保持体(35)は、該保持体(35)
    から突出する上記端子(34)よりも前方で上記フラット
    ケーブル(30)の被覆材(33)端部の周囲を包持する包
    持部(36,37,38)を備えたことを特徴とするフラットケ
    ーブルとコネクタの接続構造。
JP1989113148U 1989-09-27 1989-09-27 フラットケーブルとコネクタの接続構造 Expired - Lifetime JPH088526Y2 (ja)

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JPH0353761U JPH0353761U (ja) 1991-05-24
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JP2814835B2 (ja) * 1992-04-20 1998-10-27 日本鋼管株式会社 軌条熱処理装置
JP5570016B2 (ja) * 2009-11-26 2014-08-13 日本圧着端子製造株式会社 フラットケーブル用コネクタ、ハーネス、及びハーネスの製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5632681A (en) * 1979-08-27 1981-04-02 Ito Masumi Method of connecting wires of flat cable and connector therefor
JPS639772U (ja) * 1986-07-04 1988-01-22

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