JPH0884320A - ビデオディスク再生装置およびそれを用いた表示システム - Google Patents

ビデオディスク再生装置およびそれを用いた表示システム

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JPH0884320A
JPH0884320A JP6218942A JP21894294A JPH0884320A JP H0884320 A JPH0884320 A JP H0884320A JP 6218942 A JP6218942 A JP 6218942A JP 21894294 A JP21894294 A JP 21894294A JP H0884320 A JPH0884320 A JP H0884320A
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JP
Japan
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signal
control signal
transmission control
circuit
muse
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Application number
JP6218942A
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English (en)
Inventor
Masaaki Matsukawa
昌章 松川
Tatsuo Nagata
辰雄 永田
Takashi Hasegawa
敬 長谷川
Takahiro Mizuguchi
高宏 水口
Himio Nakagawa
一三夫 中川
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Hitachi Ltd
Hitachi Advanced Digital Inc
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Video and Information System Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 特殊再生用のフレームメモリを持たずに、ス
チル,コマ送り等の特殊再生が実現可能なハイビジョン
ビデオディスク再生表示システムを得ること。 【構成】 MUSE方式ハイビジョンビデオディスク再
生表示システムにおいて、VDP15に、伝送コントロ
ール信号の切り換え回路11と、信号選択回路12とを
設け、さらに、ハイビジョン受信機のMUSEデコーダ
20に、コントロール検出回路22により検出されたコ
ントロール信号に応じて、フレーム間内挿処理用のフレ
ームメモリ24をフリーズするフリーズ制御回路23を
設ける。そして、特殊再生時には、伝送コントロール信
号にスチル情報を付加したMUSE信号をMUSEデコ
ーダ20に導き、フリーズ動作を制御する。 【効果】 スチル再生時等にMUSEデコーダのフレー
ムメモリによるフリーズ画像を表示することで、VDP
側に特殊再生用フレームメモリが不要となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオディスク再生装
置およびそれを用いた表示システムに係り、特に、ハイ
ビジョン信号をオフセットサブサンプリングにより帯域
圧縮するMUSE(Multiple Sub-Nyquist Sampling En
coding)方式でハイビジョン信号を記録したビデオディ
スクの再生装置(Video Disc Player ;以下、VDPと
称す)、および、このハイビジョンVDPと、MUSE
信号を受信し表示するハイビジョン受信機とで構築され
る表示システムに関し、さらに詳しくは、MUSE方式
ハイビジョンVDPのスチル,コマ送り等の特殊再生を
少ない回路規模で実現可能とする表示システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般的なハイビジョン受信機とMUSE
方式ハイビジョンVDPとの組み合わせによるハイビジ
ョン表示システムとしては、例えば、図3に示すような
構成が知られている。
【0003】図3に示すように、ハイビジョン受信機4
3の入力信号としては、衛星により送られてくる電波を
BSアンテナ41,BSコンバータ42で受信し、BS
チューナ44で復調した衛星放送受信信号と、ハイビジ
ョンVDP40等のパッケージメディアからの外部入力
信号とがあり、入力選択回路45によりどちらか一方を
選択してMUSEデコーダ46へ導く。選択された入力
MUSE信号は、MUSEデコーダ46により、所定の
デコード処理を施され、広帯域なハイビジョン信号へ復
元される。MUSEデコーダの出力映像信号は、後段の
ハイビジョンモニタ部へ導かれ、映像増幅回路47で増
幅されて、CRT49に画面表示される。なお、図3に
おいて、48は偏向回路である。
【0004】次に、MUSE方式ハイビジョンVDPの
構成例を説明する。MUSE方式ハイビジョンVDPの
構成としては、例えば、「ハイビジョンLDプレーヤ
HIL−C1」;放送技術(1994年4月),小松著
の363頁〜366頁等に記載されているものが知られ
ている。
【0005】図4は、従来のMUSE方式ハイビジョン
VDPの構成例を示す図である。以下、動作を簡単に説
明する。システムコントローラ14により、サーボ回路
4を介してスピンドルモータ3を駆動し、ビデオディス
ク1を回転させる。そして、ビデオディスク1にFM変
調波で記録されたMUSE信号を、光ピックアップ2に
より読み出し、FM復調回路6でFM復調した後、A/
D変換器7によりディジタル信号に変換する。同期検出
回路8では、ディスク記録時に多重されるパイロット同
期信号またはMUSE信号の正極同期信号を検出し、同
期検出タイミングに合わせて、時間軸補正回路9でディ
ジタル処理による時間軸補正(TBC)を施し、さら
に、読み出し時にドロップアウト検出回路5でドロップ
アウトを検出した場合には、ドロップアウト補償回路1
0で、ドロップアウト補償(DOC)を施し、D/A変
換器13で再びアナログMUSE信号に変換して、MU
SE出力端子よりMUSE信号を出力する。
【0006】しかし、本構成のハイビジョンVDPでは
特殊再生用のメモリを持たないため、スチル,コマ送り
等の特殊再生をする場合、同じ記録トラックの信号を繰
返し読み出す必要があり、CAV(角速度一定)ディス
クでは特殊再生が可能であるが、CLV(線速度一定)
ディスクではスピンドルモータの回転制御が困難とな
り、特殊再生が実現できない。そこで、一定パターンの
信号を出力する回路を設けて、特殊再生時には、映像信
号をブルーバック等のパターン信号に切り換えて出力す
る構成としたものもある。また、特殊再生用のフレーム
メモリを設け、スチル,コマ送り等の特殊再生を実現し
ているものも知られている。
【0007】次に、ハイビジョン受信機の構成要素の一
部であり、MUSE信号を元の広帯域な映像信号に復元
するMUSEデコーダ部について説明する。従来のMU
SEデコーダの構成例としては、例えば、特開平1−2
12188号公報に記載されているものがある。
【0008】図5は、フリーズ機能を持つ従来のMUS
Eデコーダの構成例である。同図において、21は入力
MUSE信号をディジタル信号に変換するA/D変換
器、22はディジタル変換されたMUSE信号から同期
信号の検出と伝送コントロール信号の検出とを行なう同
期/コントロール信号検出回路、23は伝送コントロー
ル信号に応じてフリーズ制御信号を発生するフリーズ制
御回路、24はフレーム遅延した信号を取り出すフレー
ムメモリ、25はフレームメモリの入力信号を切り換え
る入力選択回路、26はフレームメモリ24と入力選択
回路25とから構成されるフレーム間内挿回路、27は
フレーム間内挿後の信号にフレーム間内挿処理以外のフ
ィールド間内挿等の静止画系処理を行なう静止画処理回
路、28はフィールド内内挿等の動画系処理を行なう動
画処理回路、29は静止画処理された信号と動画処理さ
れた信号をある比率で混合する混合回路、30は到来信
号から動き量を検出し、静止画処理された信号と動画処
理された信号の混合比率を決める動き検出回路、31は
ハイビジョン信号として出力するための出力処理回路、
32は復元されたハイビジョン信号をアナログのハイビ
ジョン信号に変換して出力するD/A変換器である。
【0009】本構成によると、通常動作時は、フレーム
間内挿とフィールド間内挿からなる静止画処理系統と、
フィールド内内挿からなる動画処理系統との、各々の処
理信号を動き検出回路30により検出される動き量に応
じて混合し、出力処理回路31によりマトリクス等の必
要な処理を施して復元した映像を出力する。MUSE方
式の静止画処理では、4フィールドにサブサンプリング
されて伝送される映像信号から、内挿処理を施して1枚
の画像を作るため、静止画処理系統のフレーム間内挿回
路26に、4フィールド分の信号を蓄えられるフレーム
メモリ24を備えている。そして、フリーズ時には、静
止画処理系統のフレーム間内挿用のフレームメモリ24
に導かれる入力信号を禁止し、フレームメモリ24内に
蓄えられた4フィールド分の信号を巡回して処理するこ
とにより、入力信号にかかわらずフリーズされた画面を
得るようになっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来技術にお
いて説明したように、MUSE方式ハイビジョンVDP
でスチル等の特殊再生を行なう場合、特に、CLVディ
スクでは同一のフィールドを繰り返し読み出すことが困
難であり、スチル画を出力できないと云う問題があっ
た。
【0011】この解決策として、CLVディスクでも特
殊再生を実現するために、VDP内に4フィールド分の
MUSE信号を記憶する特殊再生用フレームメモリを内
蔵する必要があった。しかし、この場合には、大規模な
フレームメモリの増加により、VDPの回路規模とコス
トが増大するという問題があった。
【0012】本発明の目的は、上記問題点を解決し、M
USE方式ハイビジョンVDPに特殊再生用のフレーム
メモリを内蔵せずに、最小限の回路規模でCLVディス
クの再生時でもスチル,コマ送り等の特殊再生がローコ
ストで実現可能な、MUSE方式ハイビジョンVDP、
および、それを用いた表示システムを提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、M
USE方式ハイビジョンVDPとハイビジョン受信機と
で構築される表示システムにおいて、MUSE方式ハイ
ビジョンVDP側には、特殊再生時にMUSE信号中の
伝送コントロール信号の内容を切り換えるコントロール
信号切り換え手段を設け、一方、ハイビジョン受信機側
のMUSEデコーダには、伝送コントロール信号を検出
する伝送コントロール信号検出手段と、フレーム間内挿
用のフレームメモリのデータをフリーズするフリーズ手
段と、伝送コントロール信号に応じてフリーズ制御を行
なうフリーズ制御手段とを設け、フリーズ制御手段から
の制御信号によってフリーズ手段を制御することによ
り、達成される。
【0014】
【作用】上記手段を備えることにより、まず、ハイビジ
ョンVDPで特殊再生動作を行なう場合、MUSEの伝
送コントロール信号を利用して静止画処理用に1ビット
を割り当てておき、少なくとも特殊再生動作開始の1フ
ィールド前から、伝送コントロール信号の静止画処理用
に割り当てたビットを、前記コントロール信号切り換え
手段により切り換えて送出する。つづいて、ハイビジョ
ン受信機内のMUSEデコーダでは、コントロール信号
検出手段によりコントロール信号を検出し、フリーズ制
御手段において、コントロール信号の静止画用ビットを
監視しておき、静止画用ビットを検出した場合、フリー
ズ制御信号をフリーズ手段に送出することで、ハイビジ
ョンVDPでの特殊再生期間には、MUSEデコーダの
フレーム間内挿用フレームメモリによりフリーズされた
映像を表示する。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
1は、本発明の1実施例に係る、ハイビジョンVDPと
ハイビジョン受信機とを組み合わせて構築された表示シ
ステムの構成図である。
【0016】図1において、符号15で総括的に示すの
は、ハイビジョンVDPである。このハイビジョンVD
P15内において、1は記録媒体である光ビデオディス
ク(以下、ディスク1と称す)、2はディスク1に記録
された信号を読み出す光ピックアップ、3はディスク1
を回転させるスピンドルモータ、4はスピンドルモータ
3の回転を制御するサーボ回路、5はディスク読み出し
信号のドロップアウトを検出するドロップアウト検出回
路、6はFM変調波を復調しMUSE信号に復調するF
M復調回路、7はアナログMUSE信号をディジタル信
号に変換する第1のA/D変換器、8はディスク記録時
に付加されるパイロット信号またはMUSE信号中の正
極同期信号を検出する同期検出回路、9はディスク1か
ら読み出した信号の時間軸変動を補正する時間軸補正回
路、10はドロップアウト検出回路5の検出によるドロ
ップアウトを補正するドロップアウト補償回路、11は
伝送コントロール信号の内容を切り換えるコントロール
信号切り換え回路、12は信号選択回路、13はディジ
タルMUSE信号をアナログ信号に変換し出力する第1
のD/A変換器、14は操作パネルやリモコンから入力
された命令に応じて各部の制御を行なうシステムコント
ロール回路である。
【0017】また、図1において、符号20で総括的に
示すのは、ハイビジョン受信機の構成要素の1つで、M
USE信号を広帯域なハイビジョン信号に復元するMU
SEデコーダを示している。このMUSEデコーダ20
内において、21は入力MUSE信号をディジタル信号
に変換する第2のA/D変換器、22はディジタル変換
されたMUSE信号から同期信号の検出と伝送コントロ
ール信号の検出とを行なう同期/コントロール信号検出
回路、23は伝送コントロール信号に応じてフリーズ制
御信号を発生するフリーズ制御回路、24はフレーム遅
延した信号を取り出すフレームメモリ、25はフレーム
メモリの入力信号を切り換える入力選択回路、26はフ
レームメモリ24と入力選択回路25とから構成される
フレーム間内挿回路、27はフレーム間内挿後の信号に
フレーム間内挿処理以外のフィールド間内挿等の静止画
系処理を行なう静止画処理回路、28はフィールド内内
挿等の動画系処理を行なう動画処理回路、29は静止画
処理された信号と動画処理された信号をある比率で混合
する混合回路、30は到来信号から動き量を検出し静止
画処理された信号と動画処理された信号の混合比率を決
める動き検出回路、31はハイビジョン信号として出力
するための出力処理回路、32は復元されたハイビジョ
ン信号をアナログのハイビジョン信号に変換して出力す
る第2のD/A変換器である。また、33はハイビジョ
ン受信機の構成要素の1つであり、MUSEデコーダで
復元されたハイビジョン映像信号をディスプレイ画面に
表示する表示装置である。
【0018】次に、ハイビジョンVDP15の動作を説
明する。まず、通常再生時には選択回路12は、図示さ
れている方向とは反対に閉じ、コントロール信号切り換
え回路11を通過しない信号を選択し、MUSE信号は
そのまま第1のD/A変換器13によりD/A変換され
て、MUSE出力端子へ出力される。ここで、例えばス
チル再生などの特殊再生をする場合、リモコン等からの
命令により、システムコントロール回路14からスチル
制御信号を送出し、コントロール信号切り換え回路11
で伝送コントロール信号を差し替えたMUSE信号を選
択するように選択回路12を制御する。
【0019】このとき、コントロール信号切り換え回路
11では、MUSE信号の559〜563ラインと11
21〜1125ラインの位置にフィールド毎に挿入され
ている伝送コントロール信号中の、例えば、静止画フラ
グ(ビデオディスク固有の伝送コントロール信号として
規定されており、“0”で通常モード)を利用し、通常
再生時は“0”、スチル再生時は“1”となるように、
伝送コントロール信号を差し替える。MUSE方式の伝
送コントロール信号は、全部で32ビットの制御信号を
伝送可能であり、それぞれのビットに制御項目が割り当
てられている。ここで、スチル制御に使用する伝送コン
トロール信号としては、上記の静止画フラグビットのほ
かに、動き情報ビットの完全静止画状態や、制御内容が
未定となっている拡張ビット等を利用することも可能で
ある。
【0020】信号選択回路12により選択されたMUS
E信号は、第1のD/A変換器13によりアナログ信号
に変換され、ハイビジョンVDP15のMUSE出力端
子より出力され、図中の丸付きAで示す経路で、MUS
Eデコーダ20のMUSE信号入力端子へ導かれる。
【0021】次に、MUSEデコーダ20の動作につい
て説明する。ハイビジョンVDP15より導かれたMU
SE信号は、第2のA/D変換器21によりディジタル
信号に変換され、同期/コントロール信号検出回路22
およびフレーム間内挿回路26へと導かれる。同期/コ
ントロール信号検出回路22では、MUSE信号の同期
検出を行うとともに、ブランキング期間に毎フィールド
多重されている伝送コントロール信号を検出する。フリ
ーズ制御回路23は、検出された伝送コントロール信号
中のある特定のビット(本実施例の場合は、静止画フラ
グビット)を監視し、例えば静止画フラグビットが
“1”で伝送されたきた場合には、次のフィールドにて
フリーズ処理が開始されるようにフリーズ制御信号を出
力する。フリーズ制御信号は、フレーム間内挿回路26
の入力選択回路25を制御し、フレームメモリ24へ入
力される信号を、フレーム遅延したフレームメモリ24
の出力が常に巡回するように入力選択回路25を固定す
る。さらに、動き検出回路30から出力される動き量を
0とし、混合回路29を静止画処理側の信号を出力する
ように固定する。これにより、フレームメモリ24に蓄
えられた4フィールド分の映像信号が、繰返してフレー
ム間内挿回路26から出力されるため、画像のちらつき
のないスチル画が得られる。
【0022】次に、図2により各部の動作タイミングに
ついて説明する。ビデオディスク1より読み出され、F
M復調されたMUSE信号(図中のaで示す信号)に対
して、スチル操作を、操作タイミング(b)に示すスチ
ルONのタイミングで行なった場合を考える。ハイビジ
ョンVDP15のシステムコントロール回路14は、ス
チルONの操作により、スチル動作を開始する少なくと
も1フィ−ルド手前からフィールドの先頭にあわせてス
チル信号(c)を出力する。スチル信号が出力された期
間、静止画フラグを“1”となるように伝送コントロー
ル信号を切り換えた出力MUSE信号(d)を得る。M
USEデコーダ20では、同期/コントロール信号検出
回路22で検出される静止画フラグを毎フィールド監視
し、静止画フラグが“1”となった次のフィールドで、
フリーズ制御回路23からフリーズ制御信号を(e)の
タイミングで出力し、映像出力(f)の斜線部で示す期
間がフリーズされた画面を出力する。
【0023】スチル解除時には、利用者によりリモコン
等でスチルOFFの操作が行なわれてもすぐに解除せ
ず、ハイビジョンVDP15が通常再生動作に移行して
安定してから、スチル信号(c)をOFFして伝送コン
トロール信号の切り換えを停止し、ビデオディスク1か
ら読み出されたMUSE信号にあらかじめ多重されてい
る伝送コントロール信号をそのまま出力する。MUSE
デコーダ20では、同期/コントロール信号検出回路2
2で静止画フラグを検出し、静止画フラグが“0”とな
った次のフィールドから、フリーズを解除するように動
作する。以上のようなタイミングでスチル制御すること
により、特殊再生の開始時や終了時にも画像の乱れの発
生を最小限に抑えることができる。
【0024】なお、上述した例ではスチル再生の場合に
ついて説明したが、システムコントロール回路14によ
り、伝送コントロール信号の静止画ビットを断続的に送
出するように制御することで、スチル再生と同様に、コ
マ送り再生やサーチ期間中のスチル画表示が可能とな
る。
【0025】以上説明したように、本実施例によると、
ハイビジョンVDPに、特殊再生用として4フィールド
(2フレーム)分のメモリを別に追加しなくても、特殊
再生期間に伝送コントロール信号を切り換えることで、
MUSEデコーダのフリーズ回路を制御し、MUSEデ
コーダ内に本来備えられているフレームメモリを利用し
た静止画再生を、回路規模の増大なしに容易に実現でき
る。
【0026】
【発明の効果】叙上のように本発明によれば、ハイビジ
ョンVDPの特殊再生時において、ハイビジョンVDP
に特殊再生用のフレームメモリを追加せず、MUSEデ
コーダに本来備えられるフレーム間内挿用のフレームメ
モリを利用するため、ハイビジョンVDPのコストを抑
えて、スチル等の特殊再生機能を実現できる。さらに、
MUSEデコーダのフレームメモリを用いることで、4
フィールド分の映像信号より画像を再生できるため、静
止画に対しては1フィールドや2フィールド(1フレー
ム)分の映像信号により表示されるスチル画像に比較し
て、高画質なスチル画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例に係る、ハイビジョンVDP
とハイビジョン受信機とを組み合わせて構築された表示
システムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1のシステムにおけるスチル時の各部の信号
のタイミングを示す説明図である。
【図3】従来の一般的なハイビジョン受信機とハイビジ
ョンVDPを組み合わせたシステムの構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】従来のMUSE方式ハイビジョンVDPの1例
を示すブロック図である。
【図5】フリーズ機能を持った従来のハイビジョン受信
機のMUSEデコーダ部の1例を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 ディスク(光ビデオディスク) 2 光ピックアップ 3 スピンドルモータ 4 サーボ回路 5 ドロップアウト検出回路 6 FM復調回路 7 第1のA/D変換器 8 同期検出回路 9 時間軸補正回路 10 ドロップアウト補償回路 11 コントロール信号切り換え検出回路 12 信号選択回路 13 第1のD/A変換器 14 システムコントロール回路 15 ハイビジョンVDP(ハイビジョンビデオディス
ク再生装置) 20 MUSEデコーダ 21 第2のA/D変換器 22 同期/コントロール信号検出回路 23 フリーズ制御回路 24 フレームメモリ 25 入力選択回路 26 フレーム間内挿回路 27 静止画処理回路 28 動画処理回路 29 混合回路 30 動き検出回路 31 出力処理回路 32 第2のD/A変換器 33 表示装置 41 BSアンテナ 42 BSコンバータ 43 ハイビジョン受信機 44 BSチューナ 45 入力選択回路 47 映像増幅回路 48 偏向回路 49 CRT
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷川 敬 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所情報映像メディア事業部 内 (72)発明者 水口 高宏 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所情報映像メディア事業部 内 (72)発明者 中川 一三夫 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクから信号を読み出すピックアッ
    プと、 ディスクを回転させるためのモータと、 該モータの回転制御を行なう回転制御手段と、 ディスクより読み出された変調信号を復調して帯域圧縮
    された高精細テレビジョン信号を得る復調手段と、 復調信号をディジタル信号に変換するA/D変換器と、 復調信号から同期信号を検出する同期信号検出手段と、 復調信号の時間軸ずれを補正する時間軸補正手段と、 ディスク読み出し時に発生するドロップアウトを補正す
    るドロップアウト補償手段と、 ディジタル信号をアナログ信号に変換するD/A変換器
    と、 ビデオディスク再生装置の動作を制御するシステムコン
    トロール手段と、を備え、高精細なテレビジョン信号を
    オフセットサブサンプリングにより帯域圧縮して記録す
    る方式のビデオディスク再生装置において、 帯域圧縮された高精細テレビジョン信号のブランキング
    期間に多重される伝送コントロール信号の内容を切り換
    えるコントロール信号切り換え手段を設け、 前記システムコントロール手段により、前記伝送コント
    ロール信号切り換え手段を制御し、特殊再生時には、ス
    チル情報を付加した伝送コントロール信号を多重した高
    精細テレビジョン信号を出力することを特徴とするビデ
    オディスク再生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の前記ビデオディスク再生
    装置と、該ビデオディスク再生装置と接続される、オフ
    セットサブサンプリングにより帯域圧縮された高精細テ
    レビジョン信号を受信する高精細テレビジョン受信機と
    で構成される表示システムであって、 前記高精細テレビジョン受信機の高精細テレビジョン信
    号のデコード処理回路系は、 帯域圧縮された到来テレビジョン信号をディジタル信号
    に変換するA/D変換器と、 フレーム間内挿処理を行なうフレーム間内挿手段と、 フレーム間内挿後の映像信号をフィールド間で内挿処理
    し静止画処理信号を生成するフィールド間内挿手段と、 フィールド内の内挿により動画処理信号を生成するフィ
    ールド内内挿手段と、 映像信号から動き量を検出する動き検出手段と、 該動き検出手段により検出された動き量に応じて静止画
    処理された信号と動画処理された信号とを混合する混合
    手段と、 到来テレビジョン信号のブランキング期間に多重されて
    いる伝送コントロール信号を検出する伝送コントロール
    信号検出手段と、 前記フレーム間内挿手段のフレームメモリに蓄えられた
    信号を巡回処理してフリーズ画像を得るフリーズ手段
    と、 デコード後のディジタル信号をアナログの高精細テレビ
    ジョン信号に変換するD/A変換器と、 前記伝送コントロール信号検出手段により検出された伝
    送コントロール信号の状態により前記フリーズ手段の動
    作を制御するフリーズ制御手段と、を備え、 前記ビデオディスク再生装置にて特殊再生を行ない、伝
    送コントロール信号にスチル情報を付加した高精細テレ
    ビジョン信号が、前記高精細テレビジョン受像機に送ら
    れてきた場合、前記伝送コントロール信号検出手段にて
    到来テレビジョン信号中の伝送コントロール信号を検出
    し、前記フリーズ制御手段は検出された伝送コントロー
    ル信号中のスチル情報を示すビットを監視し、フリーズ
    制御信号を前記フリーズ手段に送出してフリーズした画
    像を表示することを特徴とした表示システム。
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JP (1) JPH0884320A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100405821C (zh) * 2004-10-05 2008-07-23 三洋电机株式会社 视频信号处理电路
CN104810032A (zh) * 2015-03-31 2015-07-29 广东欧珀移动通信有限公司 一种播放控制方法及终端

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