JPH0882575A - 評価表の作成表示方法および装置 - Google Patents

評価表の作成表示方法および装置

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JPH0882575A
JPH0882575A JP6219664A JP21966494A JPH0882575A JP H0882575 A JPH0882575 A JP H0882575A JP 6219664 A JP6219664 A JP 6219664A JP 21966494 A JP21966494 A JP 21966494A JP H0882575 A JPH0882575 A JP H0882575A
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JP
Japan
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data
measurement
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JP6219664A
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English (en)
Inventor
Fumio Ishikawa
文男 石川
Toyoharu Sasaki
豊春 佐々木
Izumi Ito
泉 伊藤
Hideaki Okamoto
英明 岡本
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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  • Testing Of Devices, Machine Parts, Or Other Structures Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】検査結果を表形式として、図面中に表示し、検
査に要する時間労力を軽減する。 【構成】測定対象物の形状情報又は寸法情報からなる設
計図面データから検査成績表を作成する際に、比較の基
準となる検査図面データを作成するステップ、測定対象
物の測定結果データを読み込むステップ、検査図面デー
タ中の寸法情報を特定するステップ、及び検査図面デー
タ中の特定された寸法情報と測定の結果とを比較して測
定対象物の製造誤差を評価して評価表データを形成する
ステップを経て、評価表データの内の誤差値を表形式に
まとめて評価表61とし、検査図面データの前記寸法情
報に関連付けて検査図面中に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、製造された物品の形状
を三次元測定機等の測定手段で測定し、この測定結果と
前記物品の設計値とを比較し、得られた検査結果データ
をまとめて検査成績表を作成し、図面に検査結果を表示
する評価表としての検査結果表を作成表示する方法およ
び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】今日、CAD(Computer Aided Desig
n)データに基づいてCAM(ComputerAided Manufactu
ring)システムにより製品の自動生産が図られ、これら
の製品である機械部品等の検査において、各種測定機で
測定された測定結果データから生成される検査成績表を
管理し、設計、製造部門等にフィードバックすることが
行われている。この管理においては、従来は、検査作業
者が物品の形状を測定して測定結果データを直接設計図
面に書き込むか、または検査作業者が一覧表形式の帳票
を作成し図面に添付することで検査成績表を作成すると
いった方法が多く用いられていた。
【0003】そしてこの測定結果データは、座標測定機
等により、対象となる部品等を計測して得ることができ
る。この座標測定機等により得た測定結果データに基づ
き、通常は検査作業者が手書き図面、またはCADによ
るCAD図面上に測定結果を直接書き込むか、測定結果
を一覧表として図面に添付することで検査成績表を作成
していたものである。
【0004】尚、図面訂正が生じた場合は、検査成績表
を最初から作成する必要があった。また、最近では、こ
の検査成績表の管理のために、三次元測定機等の座標測
定機により得られた測定結果データを用いて、一覧表形
式で測定結果を出力する帳票作成システムが開発されて
いる。この種のシステムでは、座標測定機等を用いて対
象となる物品を測定して測定結果データを求めることが
できる。そして、測定箇所の設計値及び公差値をキーボ
ードより入力し、設計値、公差値、測定結果及びその測
定結果が公差範囲内であるかどうかの判定結果とを一覧
表形式で表現する帳票を出力するものである。
【0005】更に、検査成績につき、CAD図面に書き
込まれている設計値データと並べて検査成績をCAD図
面に書き加えて表示する装置も提案されている(例え
ば、特開平4−160681号)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】近年、機械部品等を製
作する技術の進歩及び製品の利用者及び消費者の要求に
より、複雑な形状の製品、機械部品が増加する傾向にあ
り、型検査等に要する検査時間の増加が懸念されてい
る。また、この製品の検査を行うために利用する検査成
績表の作成は、検査作業者の手作業で行われるため、生
産性を向上させるのに限界があり、作業者によるバラつ
きも多く、検査作業者による転記ミス等が起こる場合も
あった。さらに、一覧表形式により作成された検査成績
表では、測定箇所のどこが不良になっているかの判断が
難しいので、測定結果を有効に活用することができない
という問題点があった。
【0007】これらの理由から、検査成績表作成のシス
テム化は必須と考えられるが、現在のところ、市販され
ている帳票作成システムでは、測定により得られた測定
結果データを受取り、測定番号の順に、設計値、公差値
をキーボード入力するので、操作が多く、面倒であると
いうのが現状である。更に、測定器による測定結果デー
タに基づいて検査成績の結果をCAD図面に自動的に書
き込む装置においても、図面上に明示されている設計値
と並べるように特定箇所の検査結果が表示されるのみで
あり、且つ、1枚の図面に1回の測定による検査結果が
書き込まれるものであるため、試作検査のように、製作
された機械部品等の製品における全体的な各部の正確な
判断を行うにはデータ不足となることが多く、又、製品
のバラツキを含む総合的な判定を的確に行うことが難し
い欠点があった。
【0008】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであり、検査成績表の作成及び検査結果の表示
をシステム化し、検査結果の一部を表形式を用いて見や
すくまとめることで、検査に携わる作業者の負担を軽減
し、検査に要する時間を短縮することができる評価表作
成表示方法および装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決する為の手段】上記従来の課題を解決する
ために、本発明は検査成績表作成方法および装置を利用
するものとし、請求項1の発明は、測定対象物の形状情
報または寸法情報からなる設計図面データから検査成績
表を作成する際に比較の基準となる検査図面データを作
成するステップと、前記測定対象物の測定結果データを
読み込むステップと、前記検査図面データ中の前記寸法
情報を特定するステップと、前記検査図面データ中の特
定された寸法情報と前記測定の結果とを比較して前記測
定対象物の製造誤差を評価して検査成績表データを形成
するステップと、前記検査成績表データの内の誤差値を
表形式にまとめて評価表とし、前記検査図面データの前
記寸法情報に関連付けて評価表を前記検査図面中に表示
するステップとを備えた構成の評価表の作成表示方法と
した。
【0010】又、請求項2の発明は、前記測定対象物の
測定結果データを読み込むステップにおいて、前記の読
み込むデータが複数回の測定結果データを含むデータで
ある読み込みステップとして構成した。そして請求項3
の発明は、前記寸法情報を特定するステップにおいて、
同一寸法の複数箇所を関連付て指定するものとし、この
複数の寸法情報と測定結果データとの誤差値を並べる評
価表を作成し、前記検査図面中の前記寸法情報に関連付
けて前記評価表を前記検査図面中に表示するステップと
して構成した。
【0011】更に請求項4の発明は、測定対象物の形状
情報または寸法情報からなる検査図面データを記憶する
検査図面データ記憶手段と、前記検査図面データを表示
する表示手段と、前記測定対象物の測定結果データを取
込み記憶する測定結果記憶手段と、前記検査図面データ
中の前記寸法情報を特定する入力手段と、前記特定され
た寸法情報と前記測定の結果を比較して前記測定対象物
の製造誤差を評価して検査成績表データを形成する評価
手段と、前記検査成績表データの内の誤差値を表形式に
まとめて評価表とし、前記検査図面データの前記寸法情
報に関連付けて示す評価表を検査図面に表示する評価表
示手段とを備えた構成の評価表作成表示装置とした。
【0012】
【作用】上記のような構成により、本発明に係る評価表
の作成表示方法および装置は、測定対象物を示す検査図
面上の設計値と検査結果とを関係付けて作成することが
でき、かつ、表示することができる。そして、この検査
結果を表形式を用いて、視覚的に見やすくまとめた評価
表として生成することができるので、検査結果を容易に
把握できる。このため、検査結果の有効活用を図ること
ができ、極めて効果的な設計、製造支援を実現すること
が可能になる。
【0013】また、評価表作成に必要な寸法情報(例え
ば、設計値、公差値)の設定を表示手段に表示された測
定対象物に対し、測定の内容と箇所に対応した寸法情報
を特定するステップまたは手段を有し、この特定された
寸法情報と測定結果とを比較するステップ、又は、特定
された寸法情報を測定結果と比較する手段を有する故、
従来キーボード入力で行っていた寸法情報特定時の入力
ミスをなくし、かつ、検査図面に数値が明記されていな
い箇所も特定して図面上に数値が明記されていない箇所
の寸法情報と測定結果との比較が可能になる。
【0014】更に、この方法及び装置はコンピュータ等
を利用することができ、従来手作業で行われていた検査
成績表作成作業をコンピュータ等を用いて行えるので、
検査成績表の作成時間を大幅に短縮することができ、検
査所要時間を短縮し、且つ、作業者によるバラつきのな
い検査成績表を管理することが可能になる。そして評価
表の作成表示方法において、複数回の測定結果データを
データを読み込むステップで読み込む方法とすれば、1
枚の図面に複数回の検査結果を合わせて表示することが
でき、測定誤差や製品のバラツキをも含めて判断するこ
とができる。
【0015】更に、同一寸法の複数箇所を関連付て指定
し、この評価結果による成績表データ中の誤差値を表形
式にまとめた評価表とする方法とすれば、同一寸法の箇
所の検査結果をまとめて一見できる。
【0016】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の構成を示すブロ
ック図である。本発明の評価表作成表示装置3は、モデ
ル作成部4、検査図面編集部6、入出力制御部7、出力
装置8、入力装置9、測定結果受信部10、及び、検査
成績表作成部12を備えている。
【0017】このモデル作成部4は、物品の設計を行う
CADシステム1から、このCADシステム1で作成さ
れた、設計値を含むCAD図面データ2が入力されるも
のである。このCAD図面データ2は、通常はCADの
標準フォーマット(IGES)の形式で作成され、保存
されている。そしてモデル作成部4では、入力されたC
AD図面データ2を検査図面データ5に変換する。この
モデル作成部4で形成される検査図面データ5は、例え
ば、図2に示すように、測定対象となる部分について、
その形状を示す形状情報21、寸法を示す寸法情報2
2、寸法の公差を示す寸法公差情報23、幾何公差を示
す幾何公差情報24、二次元で表示された図面を三次元
の中で位置付けする立体化情報25等から構成される。
立体化情報25は、例えば、XYZの三次元座標系を想
定し、平面図をXY平面上に、側面図をYZ平面上に設
定して各図面に対して前記座標系を表示することで、そ
の図面を三次元の中で位置付けするものである。また、
検査図面編集部6においては、一旦変換された検査図面
データ5を測定準備の前処理としてモデル修正、立体化
情報等の付与を行い、改めて検査用の検査図面データ5
に編集することができる。さらに、検査図面編集部6に
おいては、同一寸法の複数箇所を関連付けるためのラベ
ル情報(図6に示す符号「63」)を検査図面上に追加
することができ、寸法情報を特定する指示操作により特
定される検査図面データ5の設計値22の位置のみでな
く、前記した寸法情報をラベルを用いて特定する指示操
作などにより、表示された設計値と同一寸法とされる複
数箇所も件連付て指定することを可能とし、後述する評
価表の表示位置データや大きさ、及び誤差値46を設計
値寸法と関連付て図面に表示する前記検査成績表データ
13のインデックスなども検査図面データ5として編集
する。
【0018】そして入出力制御部7は、ディスプレイ、
プリンタ、プロッタ等の出力装置8に接続され、検査図
面データ5の所望の情報(例えば、図面)を出力装置8
に表示する。また、この入出力制御部7は、検査作業者
が操作するキーボード、マウス等の入力装置9とも接続
されている。そして、入力装置9に入力された作業者か
らの指示により、検査図面編集部6や検査成績表作成部
12及び評価表作成部14に制御信号を出力する。従っ
て検査作業者は、例えば出力装置8の表示画面を確認し
ながら必要な指示を与えて寸法情報を特定することがで
きる。
【0019】一方、三次元測定機、工場顕微鏡等の測定
機から得られる測定結果は、測定結果受信部10に入力
される。測定結果受信部10は、入力された測定結果の
データ変換を行い、測定結果データ11を生成する。こ
の測定結果データ11は、例えば、図3に示すように、
測定番号31、測定点列32、測定対象の位置33、測
定対象の姿勢34、測定対象のサイズ35、測定対象の
偏差36等からなる。測定対象として円筒を想定した場
合、位置33としては円筒の中心軸上の点座標、姿勢3
4としては中心軸の方向ベクトル、サイズ35としては
円筒の半径がそれぞれ相当している。
【0020】そして検査成績表作成部12は、生成され
た測定結果データ11と検査図面データ5の設計値、上
限公差値、下限公差値とを対応させて、誤差評価を行
い、検査成績表データ13を作成する。この検査成績表
データ13は、例えば、図4の(a)に示すように、検
査図面データ5の設計値22と対応をとるためのインデ
ックス41、行列42、設計値43、上限公差値44、
下限公差値45、設計値と測定結果とを比較した誤差値
46、公差範囲内にあるかどうかの判定結果47等、お
よび図4の(b)に示すように、検査の内容を記録した
銘記欄48から構成されている。この銘記欄48は、例
えば、物品の製造、検査に関するオーダ番号、図番、名
称、工程、型製造者、型番号、型設計者、検査日、検査
場所、発行日、発行者、備考等によって構成される。銘
記欄48の各項目は、検査成績表データ13の検索時に
主要な検索キーとして使用される。また、銘記欄48
は、検査成績表上の任意位置に重ね合わせて出力装置8
から出力することができる。この検査成績表データ13
は、ディスプレイ等の出力装置8に表示されると共に、
プロッタ等の出力装置8に出力される。また、磁気ディ
スク又は磁気テープ等の記憶装置に格納することにより
保存することもできる。
【0021】次に、評価表作成表示装置3の動作につい
て説明する。まず、モデル作成部4において、CAD図
面データ2がCADシステム1から入力、変換され、検
査図面データ5が作成される。作成された検査図面デー
タ5は、入出力制御部7を介して、ディスプレイ等の出
力装置8に表示される。一方、三次元測定機、工場顕微
鏡等の測定機により得られた測定結果が、測定結果受信
部10を介して、測定結果データ11に格納される。さ
らに、得られた測定結果データ11は、検査成績表作成
部12において、検査図面データ5の設計値、上限公差
値、下限公差値の寸法情報と比較、評価され、対応づけ
られて、表形式によりまとめられた検査成績表データ1
3として生成される。この検査成績表および評価表を作
成する手順について説明する。
【0022】この評価表及び検査成績表作成処理は、図
5に示すように、まず、検査成績表として測定結果と設
計値寸法との検査結果を図面上にフィードバックさせる
ために、検査図面データの設計値寸法をマウスを用いて
図面上で指示し、測定結果と比較する検査図面データ5
の設計値寸法とを意味的に対応付けることを行うもので
ある(s1)。この指示方法は、対話形式で作業者が確
認をとる。選択された設計値のデータがインデックスに
格納され、このインデックスの番号などのデータが、検
査成績表データのインデックスに格納される。次に、誤
差判定のために寸法公差として、上限公差値、下限公差
値を設計値と同様に、マウスを用いて図面上で指示する
(s2)。ここで、公差±0.02といった形で表示されて
いる場合、公差値の指示において、1回の指示により、
上限公差値+0.02、下限公差値−0.02を自動的に割り付
けることができる。次に、ディスプレイに表示された検
査図面上に重ねて表示される測定結果表示領域に表示さ
れた測定結果データ(図3の測定点列32を除いたデー
タ)の内で、誤差評価を行う測定結果データをマウスを
用いて測定結果表示領域上で指示する(s3)。ここ
で、同一寸法の複数箇所、または、複数回の検査による
測定結果データも同様に測定結果表示領域に表示されて
いる測定結果データ中の該当データをマウスを用いて指
示する。次に、設計値と測定結果データとを比較し、誤
差値を求める(s4)。次に、得られた誤差値に対して
符号反転、桁の丸め等の加工処理を行う(s5)。ここ
で、誤差値の加工において、四捨五入による桁の丸め、
二捨三入と七捨八入とを組み合わせた桁の丸め、JIS
Z 8401(数値の丸め方)で規定された桁の丸めを
選択することができる。また、この加工処理の実行は、
作業者により自由に選択できる。次に、得られた誤差値
に対して公差判定を行う(s6)。次に、一時的に用意
された表(評価表)の任意の場所、例えば、同一寸法の
場合はラベルに対応する場所、複数の測定対象物の場合
は測定対象物に対応する場所に誤差値を書き込む(s
7)。ここで、評価表のサイズは、初期設定値を2行2
列とし、測定結果が2個即ち2回の測定の測定結果を表
示する場合を標準とし、寸法情報として2箇所の同一寸
法位置を表示することを標準としている。もっとも、測
定回数の数に合わせて、又、特定した同一寸法の寸法情
報の数に合わせて、作業者により適宜変更することがで
きる。次に、設計値の近傍を指示し、評価表を表形式で
図面上に転記する(s8)。このとき、誤差値が公差範
囲外にある場合、色換え表示、またはアンダーライン付
き表示を行う。次に、設計値と評価表との間に引出し線
を付加し、視覚的に対応付ける(s9)。ここで、図面
上の設計値と誤差値を結ぶ引出し線には、図面の各要素
と区別するために自由曲線を用いる。但し、引出し線は
直線でもよい。また、この引出し線処理の実行は、作業
者により線の種類や位置を自由に選択できる。次に、検
査成績表データに設計値、上限公差値、下限公差値、誤
差値、判定結果を格納する(s10)。尚、評価表の図
面への表示位置、及び、設計値と評価表との引出し線デ
ータは、検査図面データとして記憶している。この一連
の処理(s1からs10)を繰り返すことにより、測定
結果データを表形式により図面上の視覚的に意味づけら
れた位置にフィードバックした評価表が生成される。
【0023】以上の処理により、第6図に示すような測
定結果をCAD図面上に表形式でまとめた評価値を合成
表示する評価表を生成することができる。この実施例で
は、検査成績表作成部12により、測定結果データ11
に対する設計値、上限公差値、下限公差値をディスプレ
イ等の出力装置8に表示された測定対象物に対し、測定
の内容と箇所に対応づけて、直接、対話的に指示するの
で、検査作業者がキーボード入力で行っていた設計値お
よび公差値の設定時の入力ミスをなくすことができる。
さらに、検査結果を表形式とした評価表とし、この評価
表を設計値と関係付けて図面上に記載するものであり、
図6に符号61として示すように、一つの図面の設計値
に対して複数の測定対象物の測定結果をナンバーを付し
て記入することができるし、図6に符号63として示す
ようなラベルを付けることによって設計値等の寸法情報
が記述されていない形状位置を測定した結果も、寸法情
報をラベルにより特定して比較することにより図6に符
号62として示すように、図面上にラベルを記載した評
価表として記入することができる。
【0024】また、ノギス、マイクロメータ等により測
定した結果もキーボード等の入力装置を介して検査成績
表作成部に入力することができるので、複数の測定機に
よる検査結果を一元的に管理することが可能である。ま
た、検査成績表作成部12においては、検査成績表作成
時に、その作成手順履歴を保持することで、検査成績表
作成手順データを生成し、検査成績表作成手順教示終了
後に、検査成績表作成手順教示手段で生成された検査成
績表作成手順データを記憶媒体に記憶することにより、
測定結果データが測定機から本装置に送り返されてくる
と、そのデータを検査成績表作成手順に従い、検査成績
表を作成するので、測定結果データによる検査成績表作
成時、ひいては評価表データ作成時に、検査作業者の操
作の簡易化を図ることができる。
【0025】なお、本実施例においては、三次元測定機
等の測定結果データを受信して、評価表の作成を行う構
成としたが、検査図面データ上で測定対象の形状測定に
関する手順の教示を受けて、その教示内容をもとに測定
の手順を示すプログラムを含む測定命令データを作成す
る測定命令データ作成部、三次元測定機や工場顕微鏡等
の形状を測定するための測定機に測定命令データを出力
し、かつ測定機で得られた測定結果を入力する測定機イ
ンタフェースを組み込み、測定結果データを直接取り込
んでもよい。この場合、測定機は、前記測定命令データ
を受けて、実際に測定対象(物品)を測定する。測定機
は、プログラムに基づいて自動的に測定経路を移動する
ように構成された自動測定機でもよいし、作業者が手動
で移動させる手動測定機でもよい。手動測定機の場合
も、測定経路の指示、測定結果の入力は測定機インタフ
ェースを介して行われる。また、このような構成にした
場合、測定命令作成時に、同時に検査成績表作成の教示
を行い、検査成績表作成手順データを作成すれば、複数
の測定対象物に対しても、設計値および公差値を再設定
せずに、簡単に検査成績表及び評価表を作成することが
できるので、極めて効果的な検査支援を実現することが
できる。すなわち、一度検査成績表作成手順データを作
成すれば、2回目以降は、設計値および公差値を再設定
せずに、簡単に検査成績表及び評価表を作成できるの
で、極めて効果的な検査支援を実現することができる。
【0026】また、検査成績表データ13からは、上記
のように検査図面データ5上に検査結果を評価表として
誤差値を転記する形式だけでなく、検査成績表データ1
3を帳票形式として出力することも可能である。この場
合、帳票枠データは、検査作業者の帳票様式の合わせた
もので、装置内部に用意するか、パソコンで稼働する表
計算ソフト上に用意する。後者の場合、検査成績表デー
タを渡して、作成済みの帳票枠に検査結果を記入にて帳
票を作成することになる。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、検査成績
表の作成において、検査結果として測定対象物を示す検
査図面上の設計値と検査結果データとが関係付けられ、
かつ検査成績表の評価結果から誤差値を表形式を用いて
視覚的に見やすくまとめた評価表を生成する方法及び装
置とするものである故、検査結果を容易に把握できる。
このため、検査結果の有効活用を図ることができるとい
う効果がある。また、評価表の作成において、コンピュ
ータのディスプレイに表示されたCAD図面上の設計
値、公差値を直接指示して指定するので、作業者の入力
ミスが少なくなる。このため、検査成績表や評価表の作
成時間を大幅に短縮することができ、検査所要時間が短
縮される。
【0028】さらに、設計値寸法情報が明記された部分
のみでなく、適宜の位置も作業者が特定することにより
合わせて検査結果を表示できる方法及び装置としている
ので見やすい図面とし、従来、手作業で行われていた検
査成績表作成作業をコンピュータ等を用いて行えるの
で、作業者によるバラつきがなく、検査成績表や評価表
を作成、管理できる。このため、検査に携わる作業者の
負担が大幅に軽減されるという効果がある。
【0029】そして、請求項2に記載の発明は、複数回
の測定の結果も合わせた検査結果を表示する故、製品の
バラツキや測定誤差をも含めた判断を容易に行うことが
できる。さらに請求項3に記載の発明は、同一寸法の複
数箇所を関連付て指定し、同一寸法の検査結果を表形式
として図面上に表示する評価表の作成方法である故、極
めて見易い検査結果を表示して検査結果の判断を容易と
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、本発明の実施例による検査成績表作成表示
装置の構成を示す概略ブロック図である。
【図2】は、同装置における検査図面データ内の検査図
面の表示例である。
【図3】は、同装置における測定結果データのデータ構
造を示す模式図である。
【図4】は、同装置における検査成績表データのデータ
構造を示す模式図である。
【図5】は、同装置における評価表作成の要部を示す流
れ図である。
【図6】は、同装置における評価表の作成例である。
【符号の説明】
1 CADシステム 3 検査成績表作成装置 4 モデル作成部 5 検査図面データ 6 検査図面編集部 7 入出力制御部 10 測定結果受信部 11 測定結果データ 12 検査成績表作成部 13 検査成績表データ 14 評価表作成部 21 形状情報 22 設計値寸法情報 23 公差値情報 24 幾何公差情報 25 立体化情報
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡本 英明 東京都千代田区丸の内3−2−3 株式会 社ニコン内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】測定対象物の形状情報または寸法情報から
    なる設計図面データから検査成績表を作成する際に比較
    の基準となる検査図面データを作成するステップと、 前記測定対象物の測定結果データを読み込むステップ
    と、 前記検査図面データ中の前記寸法情報を特定するステッ
    プと、 前記検査図面データ中の特定された寸法情報と前記測定
    の結果とを比較して前記測定対象物の製造誤差を評価し
    て検査成績表データを形成するステップと、 前記検査成績表データの内の誤差値を表形式にまとめて
    評価表とし、前記検査図面データの前記寸法情報に関連
    付けて前記評価表を前記検査図面中に表示するステップ
    とを備えたことを特徴とする評価表の作成表示方法。
  2. 【請求項2】前記測定結果データを読み込むステップに
    おいて、前記測定対象物の測定結果データが、複数回の
    測定の測定結果データを含んでいることを特徴とする請
    求項1に記載の評価表の作成表示方法。
  3. 【請求項3】前記寸法情報を特定するステップにおい
    て、同一寸法の複数箇所を関連付て指定するものとし、
    この複数の寸法情報と前記測定結果データとの各誤差値
    を並べた評価表を作成し、前記検査図面中に表示された
    寸法情報に関連付けて前記評価表を前記検査図面中に表
    示することを特徴とする請求項1又は2に記載の評価表
    の作成表示方法。
  4. 【請求項4】測定対象物の形状情報または寸法情報から
    なる検査図面データを記憶する検査図面データ記憶手段
    と、 前記検査図面データを表示する表示手段と、 前記測定対象物の測定結果データを取込み記憶する測定
    結果記憶手段と、 前記検査図面データ中の前記寸法情報を特定する入力手
    段と、 前記特定された寸法情報と前記測定の結果を比較して前
    記測定対象物の製造誤差を評価して検査成績表データを
    形成する評価手段と、 前記検査成績表データの内の誤差値を表形式にまとめて
    評価表とし、前記検査図面データの前記寸法情報に関連
    付けて評価表を前記検査図面に表示する評価表表示手段
    とを備えたことを特徴とする評価表作成表示装置。
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