JPH088251Y2 - 車両のエンジン補器配設構造 - Google Patents

車両のエンジン補器配設構造

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JPH088251Y2
JPH088251Y2 JP2437590U JP2437590U JPH088251Y2 JP H088251 Y2 JPH088251 Y2 JP H088251Y2 JP 2437590 U JP2437590 U JP 2437590U JP 2437590 U JP2437590 U JP 2437590U JP H088251 Y2 JPH088251 Y2 JP H088251Y2
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engine
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JP2437590U
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光司 越後
直浩 今岡
雅也 渡辺
雄三 佐藤
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車両のエンジン補器配設構造に関する。
(従来の技術) 従来、いわゆるエンジン横置きタイプの車両として、
例えば実開昭63-169325号公報に開示されるように、エ
ンジンルーム内に、車体左右方向へ延びる出力軸を有し
て配設されたエンジンと、該エンジンの出力軸一側に設
けられて該出力軸により駆動されるエンジン補器類と、
上記エンジンの底部に設けられたオイルパンとをそれぞ
れ備えたものが知られている。このエンジン横置きタイ
プの車両によれば、出力軸方向へ縦長となるエンジンを
車体左右方向へ配設することによりエンジンルームの前
後長さを短くできて、エンジンルームがコンパクトなも
のになる。
そして、この場合、エンジンの前端部側には排気マニ
ホールドが設けられているとともに、オイルパンには、
その構造上必要となる,エンジン一側端部側に対応する
下面一側端部側を上方へくぼませた凹部が設けられてお
り、この凹部は、上記排気マニホールドに連結されて該
排気マニホールドより排出される排気ガスを車体後端部
まで導く排気管の配管短縮経路としての役割を担ってい
る。
(考案が解決しようとする課題) ところで、近来、エンジンルームのコンパクト化をさ
らに図る上で、排気管の途中に設けられる,排気ガス浄
化装置としてのキャタリストをエンジンルーム外に配設
したという要求がある。しかし、上記従来のものでは、
エンジン前端部側の排気マニホールドよりオイルパンの
凹部を通ってエンジンルーム外のキャタリストまで導か
れる排気管の長さ、つまり排気マニホールドからキャタ
リストまでの距離が離れ過ぎるため、良好な排気ガス浄
化作用を得る上で必要な高温の排気ガスをキャタリスト
まで導き難いものとなり、エンジンルーム外にキャタリ
ストを設けたことによる弊害が生じる。
そこで、排気管が短い系路でエンジンルーム外に配置
されるよう,排気マニホールドの配置レイアウトをエン
ジンの後端部側に変更し、弊害を招くことなくキャタリ
ストをエンジンルーム外に配設して、エンジンルーム内
のコンパクト化が図られるようにすることが考えられ
る。
しかしながら、上述のものでは、排気マニホールドの
配管短縮系路として役割を担っていたオイルパンの凹部
が空間状態のままで空くことになり、コンパクト化によ
り限られたエンジンルーム内のスペースを効率良く利用
しているとはいえない。
本考案はかかる点に鑑みてなされたもので、その目的
とするところは、オイルパンの凹部を、その凹部にエン
ジンルーム内の既存する物品が配置されるように設け
て、該オイルパンの凹部を有効利用することにより、コ
ンパクト化により限られるエンジンルーム内のスペース
を効率良く有効利用しようとするものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本考案の解決手段は、車両
のエンジン補器設備構造として、エンジンルーム内に、
車体左右方向へ延びる出力軸を有して配設されたエンジ
ンと、該エンジンの出力軸一側に設けられて該出力軸に
より駆動されるエンジン補器類と、上記エンジンの底部
に設けられたオイルパンとをそれぞれ備えた車両を前提
とする。そして、上記エンジンの後端部側に排気マニホ
ールドを設けるとともに、上記オイルパンに、上記出力
軸一側に対応する下面一側を上方へくぼませた凹部を設
ける。さらに、上記凹部に、上記エンジン補器類のうち
の少なくとも1つのエンジン補器を配置する構成とした
ものである。
(作用) 上記の構成により、本考案では、排気管の配管短縮系
路としての役割を担っていたオイルパンの凹部は、エン
ジン補器類が設けられた出力軸一側に対応する下面一側
を上方へくぼませて設けられ、その凹部に上記エンジン
補器類のうちの少なくとも1つのエンジン補機が配置さ
れているので、少なくとも1つのエンジン補器分を除い
たエンジンルームのコンパクト化がオイルパンの凹部を
有効利用することによってさらに効果的に図られて、エ
ンジンルーム内のスペース効率が有効利用されることに
なる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図および第2図は、本考案の実施例に係る補器配
設構造を備えて車両に搭載されたエンジンを示す。同図
において、1は車両のダッシュパネルであって、このダ
ッシュパネル1よりも前側にエンジンルーム2が形成さ
れている。このエンジンルーム2の前端部には、下端位
置を車体左右方向に延びるフロントクロスメンバ3が設
けられているとともに、上端位置を車体左右方向に延び
るシュラウドアッパ4が設けられており、該フロントク
ロスメンバ3とシュラウドアッパ4との間には、ラジエ
ータ5が設けられている。該ラジエータ5の後方(エン
ジンルーム2側)には、クーリングファン6が設けられ
ている。尚、7はエンジンルーム2を上方より覆うボン
ネットである。
そして、上記ダッシュパネル1の前方左右間におい
て、左右の前輪11(図では一方のみ示す)の軸心間を結
ぶ線よりも前側にエンジン12が搭載されている。該エン
ジン12は出力軸13が車体左右方向に延びるように搭載さ
れている。該エンジン12の前端部側には、このエンジン
12の各シリンダの吸気を供給する吸気マニホールド14が
設けられている。このように吸気マニホールド14をエン
ジン12の前端部側に配置することによって吸気マニホー
ルド14に走行風が当たるようにしてその冷却により吸気
の充填効率を向上させている。また、エンジン12の後端
部側には、このエンジン12の各シリンダからの排気ガス
を集合させる排気マニホールド15が設けられている。そ
して、この排気マニホールド15には排気管16が接続さ
れ、該排気管16はダッシュパネル1の下方より車両後部
まで配管されている。このように排気マニホールド15を
エンジン12の後端部側に配置して排気管16を接続するこ
とによって排気管16の略全長を短いものにしている。ま
た、上記排気管16の中途部には、排気マニホールド15か
ら排出されるNOxなどの有害ガスを浄化する排気ガス浄
化装置としてのキャタリスト17が設けられており、この
キャタリスト17は、エンジンルーム(エンジンルーム後
方)のフロアパネル(図示せず)の下方に設けられてい
る。
また、上記エンジン12の一端面側(第1図では左側)
には、出力軸13の回転速度を変速するためのトランスミ
ッション21が取付けられている。また、上記エンジン12
の下面には、該エンジン12内を循環するオイルを貯溜す
るためのオイルパン22が取付けられている。そして、上
記エンジン12の一端面側、つまり出力軸13の一側に対応
するオイルパン22の一側の下面には、上方へくぼむ凹部
22aが設けられている。
さらに、上記エンジン12は後方へ所定角度スラントす
る後傾状態で搭載されてなり、該エンジン12の前端部側
の吸気マニホールド14は、エンジン取付部から下方へ延
びて略L字状に形成されている。上記吸気マニホールド
14の上流側には、サージタンク31が接続されており、こ
の吸気マニホールド14とサージタンク31とによって吸気
系部材32が構成されている。また、上記エンジン12(出
力軸13)の一端面側(第1図では右側)には、該エンジ
ン12の出力軸13一側に取付けられたクランクプーリ33に
第1および第2ベルト34,35を介して駆動されるエンジ
ン補器類としてのエアコン用コンプレッサ36、機械式過
給機37、パワーステアリング駆動用ポンプ38、オルター
ネータ39がそれぞれ取付けられている。上記エンジン補
器類36〜39のうちのエアコン用コンプレッサ36および機
械式過給機37は、上記クランクプーリ33に第1ベルト34
を介して駆動される一方、残りの補器類としてのパワー
ステアリング駆動用ポンプ38およびオルターネータ39
は、上記クランクプーリ33に第2ベルト35を介して駆動
される。そして、上記オイルパン22の凹部22aには、上
記エンジン補器類36〜39のうちのエアコン用コンプレッ
サ36(エンジン補器)が配置されている。
尚、第2図中、40はブレーキペダルの踏力を倍増させ
るブレーキ倍力装置である。
したがって、上記実施例においては、排気マニホール
ド15がエンジン12の後端部側に設けられているので、排
気管16の中途部に設けられたキャタリスト17をエンジン
ルーム2外に配設しても、排気マニホールド15とキャタ
リスト17との距離が離れ過ぎることがなくなって、排気
管16はオイルパン22の凹部22aを通ることなく短い系路
でエンジンルーム2外に導かれることになり、キャタリ
スト17には高温の排気ガスが導かれて、良好な排気ガス
浄化作用が得られる。
その場合、オイルパン22の凹部22aは、エンジン補器
類36〜39(エアコン用コンプレッサ36、機械式過給機3
7、パワーステアリング駆動用ポンプ38、オルターネー
タ39)が設けられた出力軸13一側に対応する下面一側を
上方へくぼませて設けられ、その凹部22aに上記エンジ
ン補器類36〜39のうちのエアコン用コンプレッサ36が配
置されているので、このエアコン用コンプレッサ36分を
除いたエンジンルーム2のコンパクト化がオイルパン22
の凹部22aを有効利用することによってさらに図られる
ことになり、上述の如くエンジンルーム2外に設けられ
たキャタリスト17分のエンジンルーム2のコンパクト化
と、オイルパン22の凹部22aを有効利用したエアコン用
コンプレッサ36分を除くエンジンルーム2のコンパクト
化とが相俟ってエンジンルーム2のコンパクト化が効果
的に図られ、エンジンルーム2内のスペース効率の有効
利用を図ることができる。
尚、上記実施例では、オイルパン22の凹部22aにエア
コン用コンプレッサ36を配置した場合について述べた
が、オイルパンの凹部に、機械式過給機、またはパワー
ステアリング駆動用ポンプ、若しくはオルターネータが
配置されるようにしても良く、又、オイルパンの凹部に
これらのエンジン補器類のうちの2つ以上のエンジン補
器が配置されるようにしても良い。
(考案の効果) 以上の如く、本考案における車両のエンジン補器配設
構造によれば、排気管の配管短縮系路としての役割を担
っていたオイルパンの凹部を、エンジン補器類を設けた
出力軸一側に対応する下面一側を上方へくぼませて設
け、その凹部に少なくとも1つのエンジン補機を配置し
たので、エンジンルーム外に支障なく設けられたキャタ
リスト分のエンジンルームのコンパクト化が、オイルパ
ンの凹部を有効利用した少なくとも1つのエンジン補器
分を除くエンジンルームのコンパクト化と相俟ってさら
に効果的に図られることになり、エンジンルーム内のス
ペース効率の有効利用を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は車体後方
より視たエンジンの側面図、第2図は車両前部の縦断側
面図である。 2……エンジンルーム 12……エンジン 13……出力軸 15……排気マニホールド 22……オイルパン 22a……凹部 36……エアコン用コンプレッサ 37……機械式過給機 38……パワーステアリング駆動用ポンプ 39……オルターネータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 佐藤 雄三 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (56)参考文献 実開 昭63−156433(JP,U) 実開 平1−108339(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンルーム内に、車体左右方向へ延び
    る出力軸を有して配設されたエンジンと、該エンジンの
    出力軸一側に設けられて該出力軸により駆動されるエン
    ジン補器類と、上記エンジンの底部に設けられたオイル
    パンとをそれぞれ備えた車両において、上記エンジンの
    後端部側には排気マニホールドが設けられているととも
    に、上記オイルパンには、上記出力軸一側に対応する下
    面一側を上方へくぼませた凹部が設けられており、該凹
    部には、上記エンジンの補器類のうちの少なくとも1つ
    のエンジン補器が配置されていることを特徴とする車両
    のエンジン補器配設構造。
JP2437590U 1990-03-08 1990-03-08 車両のエンジン補器配設構造 Expired - Lifetime JPH088251Y2 (ja)

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