JPH0882331A - ダイヤフラムスプリングクラッチ - Google Patents

ダイヤフラムスプリングクラッチ

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JPH0882331A
JPH0882331A JP7096555A JP9655595A JPH0882331A JP H0882331 A JPH0882331 A JP H0882331A JP 7096555 A JP7096555 A JP 7096555A JP 9655595 A JP9655595 A JP 9655595A JP H0882331 A JPH0882331 A JP H0882331A
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JP
Japan
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pressure plate
fulcrum
clutch
diaphragm spring
friction surface
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Application number
JP7096555A
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English (en)
Inventor
Alexander Zelikov
ゼリコフ アレキサンダー
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Valeo Clutches and Transmissions Inc
Original Assignee
Valeo Clutches and Transmissions Inc
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D13/00Friction clutches
    • F16D13/58Details
    • F16D13/75Features relating to adjustment, e.g. slack adjusters
    • F16D13/757Features relating to adjustment, e.g. slack adjusters the adjusting device being located on or inside the clutch cover, e.g. acting on the diaphragm or on the pressure plate
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D13/00Friction clutches
    • F16D13/58Details
    • F16D13/70Pressure members, e.g. pressure plates, for clutch-plates or lamellae; Guiding arrangements for pressure members
    • F16D2013/706Pressure members, e.g. pressure plates, for clutch-plates or lamellae; Guiding arrangements for pressure members the axially movable pressure plate is supported by leaf springs

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 クラッチ摩擦ライニングの摩耗を補償する。 【構成】 圧力プレート18に対して軸方向に移動自在
なほぼ環状の支点部材と、支点部材と圧力プレート18
との間の相対的な軸方向運動を制御する制御部材とを含
み、制御部材自体の摩擦ライニング53の摩耗時に、圧
力プレートおよび支点部材に対して軸方向に変位自在で
あり、それに対応して、摩擦表面から離間する方向に支
点部材の移動を可能にする。クラッチ解除時、摩擦表面
から支点部材を軸方向に離間させる手段が設けられてお
り、クラッチを係合する際に支点部材の復帰運動を阻止
するように作動する一方向接続手段が、支点部材と圧力
プレート18との間に設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ダイヤフラムスプリン
グによって作動させられ、一般に自動車で使用されてい
るタイプのクラッチに関する。より詳細には本発明は、
かかるクラッチアセンブリにおける摩耗を自動的に補償
するための機構に関する。
【0002】
【従来の技術】ダイヤフラムスプリングクラッチは、大
まかに言うと、弾性ストラップによりカバーと共に回転
するよう接続された軸方向に移動自在な圧力プレートを
収容するカバーと、圧力プレートに負荷をかけるダイヤ
フラムスプリングを含む、エンジンフライホイールに取
り付けられたカバーアセンブリと、ギアボックスの入力
シャフトにスプライン係合され、エンジンのフライホイ
ールと圧力プレートとの間にクランプされたクラッチデ
ィスクと、ダイヤフラムの内周部に作用して、カバー内
のマウントを中心としてスプリングを枢動させることに
より、圧力プレートにかかっている負荷を解放させる解
放ベアリングアセンブリとを含んでいる。
【0003】ダイヤフラムスプリング自体は、圧力プレ
ートに作用するベルビーユワッシャーリング状をした外
周部分と、ラジアルフィンガーによって分割された内側
スカートからなっている。このスプリングは、プレス加
工された金属カバーによって支持された1対の支点の間
で揺動できるよう取り付けられており、解放スプリング
は、これらフィンガーの径方向の最も内側の端部に作用
して、ダイヤフラムスプリングをこれら支点の間で枢動
させて、負荷を解放し、クラッチを切る(解除する)よ
うになっている。
【0004】ダイヤフラムスプリングの外周部分は、圧
力プレートに形成された環状支点を介して圧力プレート
に作用する。解放べアリングが、ダイヤフラムスプリン
グのフィンガーの内端を押してクラッチを切るようにな
っているプッシュタイプのクラッチでは、圧力プレート
上の環状支点は、メタルカバーの上の支点のリングの径
方向外側にある。プルタイプのクラッチでは、メタルカ
バー上の支点は、圧力プレート上の環状支点の径方向外
側にある。
【0005】クラッチの有効寿命中、クラッチディスク
の摩擦ライニングが摩耗するにつれ、圧力プレートの係
合位置は、次第にフライホイール側に接近する。ダイヤ
フラムスプリングのベルビーユワッシャー部分は、常に
圧力プレートの環状支点に接触しているので、ダイヤフ
ラムスプリングのフィンガーの端部が、プッシュタイプ
のクラッチでは圧力プレートから離間するよう、また、
プルタイプのクラッチでは圧力プレートに接近するよ
う、反対方向に次第に移動する。圧力プレートにかかる
ダイヤフラムスプリングによって発生される負荷が減少
し始め、何の措置もとらなければ、クラッチは最後にス
リップして、故障することになる。
【0006】有効寿命中に生じる摩耗を考慮したクラッ
チの調節は、解放べアリングを、クラッチが摩耗するに
つれてダイヤフラムスプリングのフィンガーの端部から
離間するよう、ギアボックスの入力シャフトに沿って、
次第に解放べアリングを移動させなけらばならない。し
かし、これにはペダルの踏み込み量が増加し、クラッチ
を切る際に必要なペダル踏み込み力も増加する。
【0007】有効寿命中にクラッチの自動調節を行い、
ペダルの負荷を一定にするために、これまで、種々の解
決案が提案されている。英国特許出願第2,022,729号公
報(ボルク-ワーナー)には、かかるひとつの装置が記
載されている。この例では、ダイヤフラムスプリングが
当接する圧力プレートの支点面は、別個のリング部材か
ら成り、このリング部材は、圧力プレートに接続され、
かつクラッチ摩擦ライニングが摩耗するにつれて、支点
表面を外側に移動する一連のカム表面により、圧力プレ
ートに対して軸方向に連続的に調節自在となっている。
したがって、クラッチの有効寿命中は、ダイヤフラムス
プリングの走行および負荷特性は一定のままであり、解
放ベアリングの調節は不要である。しかしながら、この
装置は構造がかなり複雑である。
【0008】米国特許第5,090,536号明細書(アサダ)
に記載されている装置でも、圧力プレートの支点は別個
のリング部材から成り、このリング部材は、圧力プレー
トの本体にねじ込まれている。圧力プレートのネジ内で
リング部材を回転させると、支点が摩擦表面から離間す
る。リング部材は、クラッチ解除機構の運動に応答する
レバー−ラチェット機構により作動させられるウォーム
ホイールによって回転させられる。この装置も、構造お
よび作動が複雑である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、自動
摩耗補償装置が組み込まれたクラッチを提供することに
ある。
【0010】本発明の別の目的は、クラッチの有効寿命
期間にわたって、ダイヤフラムスプリングの変位および
その負荷特性が、ほぼ一定のままであるクラッチを提供
することにある。
【0011】本発明の更に別の目的は、構造および作動
が比較的簡単である、自動摩耗補償装置を有するクラッ
チを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記タ
イプのダイヤフラムスプリングクラッチにおいて、前記
摩擦表面が形成されたほぼ環状の圧力プレート本体と、
前記圧力プレート支点を備え、前記圧力プレート本体に
対して軸方向に移動自在なほぼ環状の支点部材と、前記
支点部材の軸方向移動を制御し、前記摩擦ライニングの
摩耗時に、前記圧力プレート本体と前記支点部材に対し
て軸方向に変位自在であり、これに対応して摩擦表面か
ら離間するよう、軸方向に前記支点部材の移動を可能に
する制御部材と、クラッチ解除中、前記摩擦表面から軸
方向に離間する方向に前記支点部材を移動させるための
手段と、前記支点部材と前記圧力プレート本体との間に
配置され、前記摩擦表面に接近する方向への前記圧力プ
レート本体に対する前記支点部材の復帰運動を阻止する
よう作動できる一方向接続手段とを備えた圧力プレート
を設けることにより、摩擦ライニングの摩耗の結果とし
て生じるフライホイール側への圧力プレート支点の軸方
向移動を補償するように作用する自動調節機構とを設け
てある。
【0013】従って本発明によると、支点部材が圧力プ
レートの本体から分離され、制御部材によるクラッチデ
ィスクの摩耗の検出時に摩擦表面から離間するよう、移
動自在である装置が提供される。この制御部材は、支点
部材から離間する方向に、前記摩耗により変位自在であ
り、クラッチ解除中に支点部材が移動できるギャップを
形成する。支点部材と圧力プレート本体との間の接続に
より、クラッチの再係合時の支点部材の復帰運動が防止
される。
【0014】摩擦ライニングで発生する摩耗の検出は、
クラッチが係合された際の制御部材とカバー部材の当接
によって行われる。この当接により、制御部材がクラッ
チ係合中に支点部材および圧力プレート本体から分離さ
れ、よって支点部材が移動できるギャップが発生する。
【0015】本体からの支点部材の軸方向の移動は、適
当な手段、例えばスプリングによって行うことができ
る。好ましい実施例では、支点部材とダイヤフラムスプ
リングとを接続する接続手段が設けられており、支点部
材は、この支点部材を圧力プレートから離間するように
引っ張っているダイヤフラムスプリング自体により、ク
ラッチ解除中、摩擦表面から軸方向に離間するよう移動
させられる。
【0016】圧力プレート本体および制御部材の双方
は、ほぼ接線方向のトルク伝達弾性ストラップにより、
カバーに接続されていることが好ましく、各ストラップ
の一端はカバー部材に接続され、他端は圧力プレートに
接続され、かつ2つの端部の間は、制御部材に接続され
る。
【0017】クラッチ解除中、これらストラップは、本
体および制御部材の双方を後退させるよう働くので、ク
ラッチ解除中の制御部材の後退運動を防止するよう作動
できる一方向接続手段が、制御部材と支点部材との間に
設けられ、支点部材が移動できるギャップを維持する。
【0018】本発明は、上記特徴を有するクラッチカバ
ーをも含むものである。
【0019】本発明をより完全に理解できるよう、次に
添付図面を参照して、本発明の実施例について説明す
る。
【0020】
【実施例】まず、図1を参照して本装置について説明す
る。図1は、自動車で一般に使用されているタイプの公
知の形態をしたダイヤフラムスプリングクラッチを示
す。このクラッチは、ギアボックス入力シャフト8とエ
ンジンのフライホイール10との間に取り付けられてお
り、全体を符号11で示すカバーアセンブリと、入力シ
ャフト8上に形成されたスプラインに係合するスプライ
ンが設けられた中心ボス9を有するクラッチ摩擦ディス
ク12と、解放ベアリングアセンブリ40とからなって
いる。
【0021】カバーアセンブリ11は、環状フランジ1
5を有するプレス加工されたスチール製カバー14を備
え、このカバー14の環状フランジ15の部分は、ネジ
16によってフライホイール10に固定されている。
【0022】プレス加工されたスチール製カバー14に
は、圧力プレート18が収容されており、圧力プレート
18は、ほぼ接線方向のトルクを伝える弾性ストラップ
20によって、カバーに回転自在に接続されている。各
ストラップ20の一端は、リベット19によって圧力プ
レート18上の対応するラグ21に接続され、他端は、
リベット(図示せず)によりカバー14に接続されてい
る。ストラップ20は、圧力プレート18をカバー14
内に格納すると共に、クラッチ解除中にクラッチディス
ク12を解放させるように働く。
【0023】カバー14は、ダイヤフラムスプリング2
2をも支持している。ダイヤフラムスプリング22は、
自由状態では切頭円錐形であり、ほぼ環状の形状をした
弾性の外周部分23(ベルビーユワッシャ)と、内側ス
カート(または中心部分)とを有し、内側スカートは、
ダイヤフラムスプリングに形成されたスロットによっ
て、一連の弾性フィンガー25に分割されている。隣接
するフィンガーの間には、孔26が設けられている。
【0024】ダイヤフラムスプリング22は、第1支点
30に対してカバー内に係止されており、支点30は、
プレス加工によりカバー14の内側表面に形成された環
状ビーズからなっている。第1支点と同じ径を有する第
2支点は、反対側でダイヤフラムスプリングを支持して
いる。第2支点は、ラグ33により所定位置に係止され
た環状支持リング32からなっている。ラグ33は、カ
バー14から曲げられており、ダイヤフラムスプリング
22内の孔26を貫通している。ラグ33の自由端34
は、径方向外側に曲げられ、支持リング32を所定位置
に係止している。
【0025】図1に示すようなクラッチが係合している
位置では、ダイヤフラムスプリング22は、自由状態か
ら平らな状態に変形しており、この平らな位置状態で
は、ベルビーユワッシャ部分23は、圧力プレート18
の隣接面に設けられた円形(または城郭状の)ボス36
を含む圧力プレート支点に負荷を加える。これにより、
クラッチディスク12の摩擦ライニング13は、圧力プ
レート18の摩擦表面37と、エンジンフライホイール
10の摩擦表面38の間にクランプされ、エンジンフラ
イホイール10とギアボックス入力シャフト8は、クラ
ッチディスク12の中心ハブ9を介して一体的に接続さ
れる。
【0026】クラッチ解放ベアリング40が矢印Fの方
向に移動させられ、ボールベアリングの内側ベース41
が、ダイヤフラムスプリング22の弾性フィンガー25
に軸方向スラスト力を加えると、クラッチは解除され
る。これにより、ダイヤフラムスプリングの弾性外周部
分は、第1支点30と第2支点32との間で枢動し、圧
力プレート18にかかる負荷が解放される。この負荷が
解放される際、ストラップ20は圧力プレート18を後
退させ、クラッチディスクを自由にさせ、エンジンのフ
ライホイール10とギアボックスの入力シャフト8との
接続を切る。
【0027】入力シャフト8に沿うクラッチ解放ベアリ
ング40の軸方向の移動は、例えば液圧式または機械式
に操作できるクラッチ解除フォークによって制御され
る。
【0028】図1から明らかなように、クラッチの作動
寿命中、クラッチディスク12の摩擦ライニング13が
摩耗するにつれて、ダイヤフラムスプリング22は、そ
の周辺部分23がエンジンフライホイール10側により
接近し、かつフィンガー25がクラッチ解放ベアリング
40に向かって移動するよう、クラッチアセンブリ内で
次第に傾斜した状態となる。
【0029】クラッチ解放フィンガー25のこのような
移動が、フィンガーと解放ベアリング40との間の間隙
をなくすのに十分大きければ、クラッチが係合する位置
にあっても、フィンガー25は解放ベアリングの内側レ
ース41に係合する。また圧力プレートには、ダイヤフ
ラムスプリングの全負荷が加えられることはない。更
に、ペダル踏み込み量を決める解放ベアリングの走行量
が増加する。
【0030】間隙が再び形成されるように解放ベアリン
グの位置を調節しなければ、クラッチは最終的にスリッ
プすることになる。クラッチの故障のうちのかなりの比
率のものは、クラッチの有効寿命中に、このような調節
維持ができなくなることに起因している。
【0031】図2および図3は、本発明に係わる自動摩
耗補償機構を内蔵したクラッチカバーアセンブリの、異
なる図を示す。図4および図5は、クラッチの有効寿命
中のクラッチディスクの摩耗に従った、本機構の種々の
作動位置を示す、図2に示したものと同一の部品の図で
ある。
【0032】図2および図3のクラッチは、図1に示し
た従来のクラッチと類似した構造となっている。このク
ラッチは、エンジンのフライホイール50とカバーアセ
ンブリ51と、圧力プレート58と、クラッチディスク
52を含み、クラッチディスク52は、圧力プレート5
8の摩擦表面77とエンジンフライホイール50の摩擦
表面78との間に摩擦ライニング53がクランプされて
いる、図2に示すクラッチ係合状態では、クラッチには
摩耗が生じない。すなわち、ライニング53は新品であ
り、摩耗していない。
【0033】上記のように、カバーアセンブリ51は、
ネジ(図示せず)によりフライホイール50に固定され
た、プレス加工されたスチール製カバー54を含み、こ
のカバー54は、カバー54上に形成された環状ビード
から成る第1支点70と、カバーから外側に曲げられ、
ダイヤフラムに形成された孔66を貫通するラグ73に
よって設けられた環状支持リングから成る第2支点72
との間に、ダイヤフラムスプリング62を収容してい
る。ラグ33の自由端は、半径外側方向に曲げられ、支
持リングを所定位置に係止している。ダイヤフラム62
の外周部分63は、円形圧力プレート支点76に保持さ
れ、クランプ負荷を発生するようになっている。
【0034】クラッチの解除は、図1を参照して説明し
たように、このクランプ負荷を解放するように、ダイヤ
フラムのフィンガー65を矢印Fの内側方向に押すこと
により達成される。
【0035】図2〜図5に示されるカバーアセンブリ
は、クラッチディスク52の摩耗した量と同じ量だけ、
クラッチの全有効寿命中に、連続的かつ自動的にエンジ
ンフライホイール50から離間する方向に、圧力プレー
ト支点75を移動させることにより、摩擦ライニング5
3の摩耗を自動補償するようになっている。
【0036】このため、圧力プレート58は、3つの別
個の部品から形成されている。すなわち摩擦表面77を
形成する本体80と、圧力プレート支点76を形成する
環状支点リング81を含む支点部材と、環状外側リング
82を含む制御部材とから形成されている。
【0037】本体80の外周部の摩擦表面77の反対側
に形成された円形リセス84内に、支点リング81が収
容されており、後で述べるように、このリングは、本体
80から離間するよう、このリセス内で軸方向に変位自
在となっている。外側リング82は、支点リング81に
よって支持されており、これも、後述するように、本体
80および支点リング81の双方に対して軸方向に変位
自在となっている。
【0038】外側リング82には、その外周部に沿って
離間し、かつ、これより突出する複数の耳部86が形成
されている。これら各耳部は、ほぼ接線方向の駆動スト
ラップ88により、外側リング82をカバー54に取り
付けるように働く。ストラップ88は、一端がリベット
89によりカバーに固定されており、両端の中間部がリ
ベット90(図3参照)によって、それぞれの耳部86
に固定されている。
【0039】圧力プレートへのトルクの伝達は、本体8
0に設けられた対応するラグ92に、リベット93によ
り駆動ストラップ88の他端を固定することによって達
成される。従ってストラップ88は、従来のようにクラ
ッチ係合および解除をするよう、プレス加工されたカバ
ー54に対して圧力プレート58の軸方向に移動可能に
すると同時に、外側リング82と本体80との間でわず
かに軸方向に相対的に変位できるようにしつつ、回転中
の本体80と、外側リング82と、カバー54とを接続
するように働く。
【0040】耳部86の最も径方向外側の端部は、ラグ
115を含み、これらラグは、プレスカバー54の外壁
に間隔を設けて形成した開口部116内に延びている。
【0041】次に、摩耗補償機構におけるこれらラグ1
15の目的について述べる。このラグは、カバーアセン
ブリ51をフライホイール50の上に組みつける前に、
ダイヤフラムスプリングの動作に抗して、圧力プレート
アセンブリをカバー内の所定位置に係止し、もって、リ
ベット88と90との間で傾斜している駆動ストラップ
88のたわみを制限するという二次的機能を有する。
【0042】支点リング81を収容する本体80の後方
面に形成された円形リセス84は、径方向に延びる平ら
な表面を構成する前方面94と、円形部分95とから成
る。支点リング81は、平面状の前方壁98と、外周壁
99と、圧力プレート支点76を含む後方壁100と、
円筒形部分95に係合し、この上でスライドするように
なっている内側周辺壁101とから成る。
【0043】支点リング81の内周壁101には、円形
溝103が形成されており、この円形溝103は、前方
壁104と傾斜した後方壁105とから成り、後方壁1
05は、支点リングの内周部回りに円形ランプを形成し
ている。円形溝103内には、内部にギャップを有する
スプリットスプリングリング106が配置されており、
このリングは、スプリング手段107によってフライホ
イール50から軸方向に離間するよう、押圧されてい
る。このスプリング手段は、本例では1つまたは複数の
軸方向に働くヘリコイドスプリングからなっている。
【0044】スプリングリング106は、その自由径を
円形溝103の内径より大きくすることにより、圧力プ
レートの外側に向けて径方向にあらかじめ負荷がかけら
れており、このリングは、傾斜した後方壁105により
形成された変形ランプをブロックする。スプリットスプ
リングリング106の押圧およびランプ105との協働
により、支点リング81と圧力プレート58の本体80
との間に、一方向の接続がなされ、これにより、支点リ
ング81は摩擦表面77から離間するよう、本体80に
対して軸方向に移動するようになっている。
【0045】支点リング81の外周壁99は、外側リン
グ82を支持しており、前方壁98から環状フランジ1
10と、傾斜ショルダー111と、軸方向に延びる円筒
形部品112とを含む。外側リング82は、前方壁11
8と、前方壁に形成され支点リング81のフランジ11
0を収容するような大きさになっている環状溝119と
を含む。溝119は、この機構が図2に示す位置にある
とき、フランジ110に当接する、径方向に延びるショ
ルダー120を構成する。
【0046】ショルダー120の軸方向には、円筒形部
分121とラジアルフランジ122が続き、ラジアルフ
ランジ122は、支点リング81の軸方向に延びる円筒
形部品112に当接するようになっている内周壁126
を有する。
【0047】支点リング81の内周壁99に形成された
傾斜ショルダー111と、外側リング82に形成された
円筒形部分121との間に、環状空間130が形成さ
れ、この空間内には、内部にギャップを有するスプリッ
トスプリングリング131が収容されている。このリン
グ131は、本例では1つ以上の軸方向に作動するヘリ
コイドスプリングから成るスプリング手段132によっ
て、傾斜ショルダー111に向かって軸方向に押圧され
ている。
【0048】スプリットリング131は、その自由径を
支点リング81の外径よりも小さくすることにより、圧
力プレート58の内部に対して径方向に、あらかじめ負
荷がかけられている。そのため、傾斜ショルダー111
をグリップし、後述するように支点リング81と外側リ
ング82との間を一方向に接続している。
【0049】ダイヤフラムスプリング62の外周部63
は、一連の離間したスプリングクリップ(1つを135
として示す)により、圧力プレート支点76と接触状態
に係止されている。各スプリングクリップ135は、リ
ベット136(変形例ではネジ)により支点リング81
に固定されており、自由端137を有し、この自由端は
ダイヤフラム62の周辺をグリップするように、本アセ
ンブリの軸線に向けて曲げられている。
【0050】スプリングクリップ135の他方の自由端
138は、支点リング81の円筒形部分を越えてほぼ軸
方向に延び、外側リング82のフランジ122へ負荷を
かけるように曲げられている。これにより、外側リング
82は、支点リング81にあらかじめ負荷をかけ、これ
ら2つの部品の間が一定の自由状態の関係となるよう保
証している。
【0051】図2に示すようなクラッチディスクが摩耗
していない状態にあり、かつクラッチの係合および解除
中は、圧力プレート58の部品は、図面に示すようなほ
ぼ同じ相対位置に留まり、クラッチには図1に示される
種類の一体的圧力プレートが嵌合されているかのように
働く。
【0052】ダイヤフラムスプリング52からの負荷
は、支点76に加えられ、支点リング81の協働表面8
4および本体の協働表面94を介して、本体80に伝え
られる。カバー54と外側リング82および本体部品8
0に接続されたストラップ88を介して、圧力プレート
58にトルクが伝えられる。
【0053】外側リング82がストラップ88の作用を
受けて後退しようとする動きは、スプリング135の端
部部分138によって阻止され、スプリング138はス
トラップ88の作用に反すると共に、支点リング81の
フランジ110に抗して、外側リング82のショルダー
120を押圧する。
【0054】クラッチ解除中、圧力プレート支点76と
ダイヤフラムスプリング65の外周部分63との間が、
スプリング135の端部部分137によって形成される
接続の結果、圧力プレート58はユニットとして確実に
後退する。このような後退運動は、フランジ110およ
びショルダー120を介して外側リング82に伝えられ
る。
【0055】更に、本体80および圧力プレート58の
外側リング82は、いずれの場合にも、クラッチ解除
中、ストラップ88によって加えられる後退する力を受
ける。
【0056】図4は、クラッチ係合位置にある摩耗補償
機構の作動を示す。この図では、クラッチディスク52
のライニング53は摩耗しており、圧力プレート58お
よびダイヤフラム62の外周部分63は、クラッチが係
合する位置にある図4の左側に移動され、これに対応し
て、可撓性フィンガー65は逆方向に移動されている。
【0057】この摩耗は、耳部86のラグ115とカバ
ー54内の開口部116の前方エッジとの係合により検
出される。このような係合は、フライホイール50に対
する外側リング82の移動をブロックし、ストラップ8
8の動作に抗して、本体80および支点リング81から
軸方向に外側リング82を分離しているダイヤフラムス
プリングにより加えられる負荷をブロックし、支点リン
グ81のフランジ110と外側リング82のショルダー
120との間にギャップ140を形成する。このような
相対的な軸方向の変位により、スプリットリング131
は、スプリング手段132の作用を受けて支点リング8
1の傾斜面111を上方に移動できる。
【0058】本発明のクラッチの解除時には、部品は、
図5に示す位置に位置する。ダイヤフラムスプリング6
2の周辺部分63は、図4に示す位置の右側に移動し、
本体部分80に対して同じ方向に支点リング81を軸方
向に引き、摩擦表面の摩耗によって生じた支点リング8
1と外側リング82との間のギャップ140をなくす。
【0059】本体部分80に対して元の位置に戻ろうと
する外側リング82の動き、すなわちクラッチ解除中に
ギャップ140を閉じようとする動きは、傾斜面111
に対するスプリットリング131の動作によって阻止さ
れる。このような一方向の接続は、支点リング81をフ
ライホイール50から離間する方向に軸方向に移動可能
にする。支点リング81に対してフライホイール側に外
側リング82を移動させることはできない。
【0060】図5に示す位置では、支点リング81は、
外側リング82によって残されていた空間をすでになく
しており、フライホイールから軸方向に離間する方向に
移動して摩擦表面53の摩耗を補償するので、クラッチ
内でのダイヤフラムスプリングの配置を再現している。
【0061】図5に示す位置からクラッチを再係合する
際、内側スプリングリング106は、スプリング手段1
06によって支点リング81内のランプ105にすでに
負荷をかけているので、フライホイール50方向への本
体80に対する支点リング81の軸方向運動は防止され
る。クランプ負荷力は、再びクラッチディスクに伝えら
れる。
【0062】図6に示す変形例では、プレスカバー54
の伸長壁に形成された開口部116の代わりに、エンジ
ンのフライホイール50の外周部に、軸方向に延びる当
接部216が形成されており、摩擦ライニング53の摩
耗は、ラグ115の耳部86と、この当接部216との
係合によって検出される。
【0063】添付図面では、クラッチアセンブリの作動
は、段階的に示されているが、実際には摩擦ライニング
の寿命期間にわたって、連続的に作動することが理解で
きよう。
【0064】ダイヤフラムスプリングの配列は、アセン
ブリ内でほぼ一定に維持されるので、この機構は、クラ
ッチの寿命期間にわたって一定のペダル負荷を発生する
だけでなく、摩耗を自動調節する。
【0065】更に、ダイヤフラムスプリングの一定配列
により、摩耗ディスクおよびそれに関連するダンパーア
センブリに関し、かなり広いスペースが提供される。
【0066】以上、特定の実施例を参照して、本発明に
ついて説明したが、本発明の精神および範囲から逸脱す
ることなく、種々の変更が可能である。
【0067】例えば、解放ベアリングは、ダイヤフラム
スプリングのフィンガーを押すことにより、クラッチを
解除するようになっているクラッチ(プッシュオフタイ
プのクラッチ)を参照して、本発明を説明したが、圧力
プレートと第1支点との相対的位置を逆にし、フィンガ
ーの両端を圧力プレートから離間するように引っ張るタ
イプの装置(いわゆるプルタイプのクラッチ)にも、等
しく適用可能である。
【0068】更にこのクラッチは、2つ以上の圧力プレ
ート、およびダイヤフラムスプリングを有するマルチプ
レートタイプのクラッチ、または反作用プレートがフラ
イホイールの代わりをするクラッチでもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車に使用するのに適したタイプの、従来の
スプリングクラッチの断面図であり、本発明の理解を容
易とするよう示されている。
【図2】本発明の自動摩耗補償機構が嵌合されたダイヤ
フラムスプリングクラッチの一部の断面図である。
【図3】トルク伝達駆動ストラップを示す、図2に示さ
れたクラッチのプレス加工されたスチール製カバーの部
分断面図である。
【図4】摩擦ライニングで摩耗が生じた後の、クラッチ
が係合した位置にある図2および図3に示された同じク
ラッチの断面図である。
【図5】摩擦ライニングが摩耗した後の、クラッチ解除
中の諸部品の位置を示す、図4と類似した図である。
【図6】自動摩耗補償機構が嵌合されたダイヤフラムス
プリングクラッチの別の実施例の一部の断面図である。
【符号の説明】
8 入力シャフト 9 ボス 10 フライホイール 11 カバーアセンブリ 12 クラッチ摩擦ディスク 14 スチール製カバー 15 環状フランジ 16 ネジ 18 圧力プレート 19 リベット 20 ストラップ 21 ラグ 22 ダイヤフラムスプリング 23 周辺部分 25 弾性フィンガー 26 孔 30 第1支点 32 環状支持リング(第2支点) 33 ラグ 34 自由端 36 円形ボス 37、38 摩擦表面 40 クラッチ解除ベアリング 41 内側レース 50 フライホイール 51 カバーアセンブリ 52 クラッチディスク 53 摩擦ライニング 58 圧力プレート 62 ダイヤフラムスプリング 65 フィンガー 66 孔 70 第1支点 72 第2支点 73 ラグ 76 圧力プレート支点 77、78 摩擦表面 80 本体 81 支点リング 82 外側リング 86 耳部 88 駆動ストラップ 89、90、93 リベット 92 ラグ 94 前方面 95 円筒形部分 98 前方壁 99 外周壁 100 後方壁 101 内周壁 103 円形溝 104 前方壁 105 傾斜後方壁 106 スプリットスプリングリング 107 スプリング手段 110 環状フランジ 111 傾斜ショルダー 112 円筒形部分 118 前方壁 119 環状溝 120 ショルダー 121 円筒形部分 122 ラジアルフランジ 126 内周壁 130 環状スペース 131 スプリットスプリングリング 132 スプリング手段 136 スプリングクリップ 138 自由端

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ほぼ環状のカバー部材と、圧力プレート
    とエンジンフライホイールとの間にクランプされるよう
    になっているクランプディスクの摩擦ライニングと係合
    するようになっている摩擦表面を片側に有する摩擦プレ
    ートと、カバー部材に対して軸方向に変位可能にしなが
    ら、カバー部材と共に回転できるよう、カバー部材に対
    して圧力プレートを接続する接続手段と、前記圧力プレ
    ートの前記摩擦表面と反対側に配置されたほぼ環状の支
    点手段と、前記カバー部材と前記圧力プレートの支点手
    段との間に配置され、ベルビーユワッシャー状をしてお
    り、前記圧力プレートに弾性クランプ力を加え、エンジ
    ンフライホイールと圧力プレートとの間に配置されたク
    ラッチディスクを前記圧力プレートがグリップするよう
    に働く外周部分、およびクラッチ解除手段と係合するフ
    ィンガーに分割された内側部分を有する、前記カバー部
    材と前記圧力プレートの支点との間に配置されたダイヤ
    フラムスプリングとを備え、かつ前記摩擦ライニングが
    摩耗する結果生じるフライホイール側への圧力プレート
    の支点の軸方向移動を補償するように作用する自動調節
    機構が組み込まれており、前記圧力プレートは、 i) 前記摩擦表面が形成されたほぼ環状の圧力プレート
    本体と、 ii) 前記圧力プレートの支点を備え、前記圧力プレート
    本体に対して軸方向に移動自在なほぼ環状の支点部材
    と、 iii) 前記支点部材の軸方向移動を制御し、前記摩擦ラ
    イニングの摩耗時に、前記圧力プレート本体と前記支点
    部材に対して軸方向に変位自在であり、これに対応し
    て、摩擦表面から離間するよう軸方向に前記支点部材の
    移動を可能にする制御部材と、 iv) クラッチ解除中、前記摩擦表面から軸方向に離間す
    る方向に前記支点部材を移動させるための手段と、 v) 前記支点部材と圧力プレート本体との間に配置さ
    れ、前記摩擦表面に接近する方向への圧力プレート本体
    に対する前記支点部材の復帰運動を阻止するよう作動し
    うる一方向接続手段とを備える、ダイヤフラムスプリン
    グクラッチ。
  2. 【請求項2】 前記制御部材は、摩擦ライニングの摩耗
    時に前記カバー部材に当接するよう作動でき、制御部材
    の圧力プレート本体および前記支点部材に対する軸方向
    の変位運動は、クラッチ係合中の圧力プレート支点に対
    する前記ダイヤフラムスプリングの作動によって生じる
    ようになっている、請求項1記載のダイヤフラムスプリ
    ングクラッチ。
  3. 【請求項3】 前記制御部材はほぼ環状形状であり、前
    記圧力プレート本体の外周に配置されており、かつ前記
    カバー部材と係合するための当接手段が設けられてい
    る、請求項2記載のダイヤフラムスプリングクラッチ。
  4. 【請求項4】 前記当接手段は、制御部材の外周部から
    径方向に延びる複数の耳部を含み、前記カバー部材に
    は、外周壁が形成されており、この外周壁は、前記耳部
    を受け入れるようになっている一連の対応する開口部を
    内部に有し、前記耳部は、前記摩擦ライニングの摩耗時
    に、それぞれの開口部のエッジと係合自在となってい
    る、請求項3記載のダイヤフラムスプリングクラッチ。
  5. 【請求項5】 前記支点部材の外周部には、半径外側方
    向に延びるショルダーが設けられており、前記制御部材
    の内周部には、それに対応する半径内側方向に延びるシ
    ョルダーが設けられており、前記制御部材は、前記ショ
    ルダーの相互当接により前記摩擦表面から離間する前記
    支点部材の軸方向の移動を制御するように作動するよう
    になっている、請求項3記載のダイヤフラムスプリング
    クラッチ。
  6. 【請求項6】 前記支点部材と前記ダイヤフラムスプリ
    ングとを接続する接続手段を備え、クラッチ解除中に前
    記摩擦表面から離間するよう前記支点部材を軸方向に移
    動するための前記手段は、前記ダイヤフラムスプリング
    からなっている、請求項1記載のダイヤフラムスプリン
    グクラッチ。
  7. 【請求項7】 前記接続手段は、前記ダイヤフラムスプ
    リングを中心に円形に配置され、前記支点リングに固定
    された複数のスプリングクリップを含み、各クリップの
    一方の自由端は、前記ダイヤフラムスプリングの外周エ
    ッジと係合し、他方の自由端は、前記制御部材に負荷を
    加えるよう作動でき、よって、前記支点部材から離間す
    るよう、前記制御部材を押圧するようになっている、請
    求項6記載のダイヤフラムスプリングクラッチ。
  8. 【請求項8】 圧力プレートとカバーとを接続する接続
    手段は、複数の接線方向のトルク伝達弾性ストラップを
    含み、前記各ストラップの一端は前記カバー部材に接続
    され、同じく他端は前記圧力プレート本体に接続され、
    両端の中間は、前記制御部材に接続されている、請求項
    1記載のダイヤフラムスプリングクラッチ。
  9. 【請求項9】 クラッチ解除中、前記弾性ストラップの
    作動により、前記支点部材に対する前記制御部材の後退
    運動に抵抗するよう作動する一方向接続手段が、制御部
    材と支点部材との間に設けられている、請求項8記載音
    ダイヤフラムスプリングクラッチ。
  10. 【請求項10】 前記一方向接続手段は、前記支点部材
    の外周壁に形成された傾斜壁部分と、前記壁部分を囲ん
    で、これをグリップするスプリットスプリングリングを
    含み、前記スプリングリングは、前記制御部材の内周壁
    に形成された対応する円筒形壁部分に係合自在である、
    請求項9記載のダイヤフラムスプリングクラッチ。
  11. 【請求項11】 支点部材と圧力プレート本体の間に配
    置された前記一方向接続手段は、支点部材の外周壁に形
    成された、傾斜した壁部分を有する環状溝と、前記溝内
    に配置されて、前記傾斜した壁部分をグリップするよう
    に作動するスプリットスプリングリングと、前記スプリ
    ットスプリングリングに係合するように作動する前記圧
    力プレート本体上に設けられた対応する円筒形表面とを
    備えている、請求項1記載のダイヤフラムスプリングク
    ラッチ。
  12. 【請求項12】 前記フライホイールには、軸方向に延
    びる周辺壁部材が設けられ、前記当接手段は、制御部材
    の外周部から径方向に延びる複数の耳部を備え、前記耳
    部は、前記摩擦ライニングの摩耗時に前記軸方向に延び
    る壁部材と係合自在である、請求項3記載のダイヤフラ
    ムスプリングクラッチ。
  13. 【請求項13】 ほぼ環状のカバー部材と、圧力プレー
    トとエンジンフライホイールとの間にクランプされるよ
    うになっているクランプディスクの摩擦ライニングと係
    合するようになっている摩擦表面を片側に有する摩擦プ
    レートと、カバー部材に対して軸方向に変位可能にしな
    がら、カバー部材と共に回転できるよう、カバー部材に
    対して圧力プレートを接続する接続手段と、前記圧力プ
    レートの前記摩擦表面の反対側に配置されたほぼ環状の
    支点手段と、前記カバー部材と前記圧力プレートの支点
    手段との間に配置され、ベルビーユワッシャー状をして
    おり、前記圧力プレートに弾性クランプ力を加えるよう
    に働く外周部分、およびクラッチ解除手段と係合できる
    ようフィンガーに分割された内側部分を有する、前記カ
    バー部材と前記圧力プレートの支点手段との間に配置さ
    れたダイヤフラムスプリングとを備え、前記カバーアセ
    ンブリには、前記クラッチディスクの摩耗を補償するの
    に使用可能な自動調節機構が組み込まれ、前記圧力プレ
    ートは、前記摩擦表面が形成されたほぼ環状の圧力プレ
    ート本体と、前記圧力プレート支点を備え、前記圧力プ
    レート本体に対して軸方向に移動自在なほぼ環状の支点
    部材と、前記支点部材の軸方向移動を制御し、前記クラ
    ッチディスクの摩耗時に前記圧力プレート本体と前記支
    点部材に対して軸方向に変位自在であり、これに対応し
    て摩擦表面から離間するよう、軸方向に前記支点部材の
    移動を可能にする制御部材と、クラッチ解除中、前記摩
    擦表面から軸方向に離間する方向に前記支点部材を移動
    させるための手段と、前記支点部材と前記圧力プレート
    本体との間に配置され、前記摩擦表面に接近する方向へ
    の前記圧力プレート本体に対する前記支点部材の復帰運
    動を阻止するように作動する一方向接続手段とを備え
    る、ダイヤフラムスプリングクラッチ。
JP7096555A 1994-04-21 1995-04-21 ダイヤフラムスプリングクラッチ Pending JPH0882331A (ja)

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