JPH088045B2 - 有極形電磁石装置 - Google Patents

有極形電磁石装置

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JPH088045B2
JPH088045B2 JP62023519A JP2351987A JPH088045B2 JP H088045 B2 JPH088045 B2 JP H088045B2 JP 62023519 A JP62023519 A JP 62023519A JP 2351987 A JP2351987 A JP 2351987A JP H088045 B2 JPH088045 B2 JP H088045B2
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JP
Japan
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iron core
armature
electromagnet device
coil
permanent magnet
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JP62023519A
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JPS63193427A (ja
Inventor
晃生 吉野
裕文 佐宗
Original Assignee
株式会社高見澤電機製作所
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Priority to EP88300943A priority patent/EP0277833B1/en
Priority to KR8801085A priority patent/KR900008639B1/ko
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は有極形電磁継電器に使用する有極形電磁石装
置に関するもので、その目的とするところは部品点数を
必要最小限に抑えることにより小形かつ超薄形に構成し
て、これを経済的に製造することにある。
〔従来の技術〕
従来より、有極形電磁継電器に関しては、第5図に示
すような電磁石装置が知られている。(特開昭53−1227
52号) この有極形電磁継電器は、電磁石装置Aと接点ばね機
構Bの二つから構成されている。この図で、2枚の接極
子板1は磁性体よりなり二つの永久磁石14によって互い
に異極に磁化され双方の中央部を合成樹脂製の中央基部
15によって連結してあり、接極子板1のインサート成形
によって接極子6が構成されている。両接極子板1の両
側には合成樹脂により略U字状に成形されたカード2が
取り付けてある。カード2の内側面には接極子板1の側
端の細くなった部分が嵌まり込む溝12を設けてあり、接
極子板1の段部13がカード2の底片に当接し、また細く
なった部分が溝12に圧入されて嵌ることでカード2は位
置決めされて接極子板1に取りつけられる。
図中4,4はその胴部にコイル3を巻回して、コイル3
の励磁時にそれぞれ異極に磁極される磁極片であり、コ
イル3の上部に載置されるセパレータ16の支軸17に中央
基部15の軸孔16を回動自在に被嵌せしめ接極子6を支承
すると共に対向磁極内7,8にそれぞれ磁極片4,4に挿入せ
しめている。18は中央部に凹所19を有する端子台で、そ
の凹所19内に接極子6を載置したコイル3が挿入配置さ
れるようになっている。端子台18上面の4箇所に突設さ
れた4枚の端子板20には夫々可動接点ばね5の一端が固
定され、この可動接点ばね5の他端側に取着した可動接
点22は端子台18上面の4隅に立設した固定接点23と接触
開離自在としてある。そしてカード2の側方突起24,25
が夫々接点ばね5の内側に当接自在となっており、コイ
ル3の励磁による接極子6の回動によって可動接点ばね
5が側方突起24,25に押動されたり、復帰したりして接
点を開閉するようになっている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
このような電磁石装置の動きによって接極子6を正逆
回動させ、この動きを接点ばね機構に伝えて接点の開閉
を行うようにした有極形電磁石装置では、鉄心胴部に巻
回したコイル3の上面から垂直方向に延びる支軸17を設
け、この支軸17に接極子6を回転自在に支持するように
構成しているから、厚みのあるコイル3に厚みのある接
極子6を重ね合わせた構成であるため薄形化が計れな
い。また、構造が複雑で部品点数が多く、特に接極子6
を支持するセパレータ16を別個に用意する必要があり、
さらに空間の利用効率が悪いため形状が大きくなる等の
問題点があった。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明はこれらの欠点を除去するため、電磁石装置を
構成する部品、特に鉄心と接極子との構成に配慮をし
て、構成部品の削減と小形化で特性の安定な超薄形の有
極形電磁継電器を提供し得ることを目的とするものであ
る。
即ち、本発明は鉄心の両端部分を板厚方向に直角に折
曲して磁極面を形成し、かつ十分な磁極面積をとるため
に鉄心幅部より外側に磁極面を位置せしめることによ
り、小形で超薄型の有極形電磁石装置を製作することが
できたものである。
〔作用および実施例〕
以下、本発明を図面に基づき詳細に説明すると、第1
図は本発明の有極形電磁石装置の概略分解斜視図であ
る。
図中1はプレス加工により形成したコ字形の鉄心で、
その両端部分の板厚面1aが接極子2と対向する磁極面を
形成するように成形させている。一般に、部品の成形加
工はプレス加工により製作することが常識的には大量生
産に向き、コストダウンに寄与することが知られてお
り、本発明の部品もその点を考慮して第2図に示す工程
により製作するものであり、(a)図は板厚面から見た
正面図で(b)図はプレス打抜きされた形状を示す平面
図、(c)図は鉄心1の両側端部を互いに同じ方向に直
角に折曲した正面図であって、その両側の正面部分1aが
磁極面となるようにしたので高さ方向および鉄心1の長
手方向の長さを短くすることができる。1bはベースブロ
ック5に固定する際の位置決め用の穴であり、1cはコイ
ル端子7のリード片8を合成樹脂から成る支持部材9に
インサートモールドする際の固着部分である。
2は接極子ブロックで一対の板状接極子2a,2bが平行
に配置され、その下部中央に永久磁石から成る連結部材
4にてH形に一体構成したもので、該連結部材4の中央
には軸孔4aが設けられている。5は合成樹脂製のベース
ブロックでその凹所5aの中央部に支軸5bが突設されてい
る。この支軸5bに前記接極子ブローク2の連結部材4に
設けた軸孔4aを挿通させて回動自在に支承する。その
後、コイル3を巻回した鉄心1をベースブロック5の凹
所5aに固定すると、鉄心1の各々の磁極面1aに接極子2
a,2bが吸引もしくは反発する状態に回動されることとな
る。
次に、本発明の磁気回路を第3図に示す動作説明図に
よって詳細に説明すると、(a)図に示すように鉄心1
に巻回されたコイル3が無励磁状態においては永久磁石
4からのみの磁束が発生し、該永久磁石4から発生する
磁束Φ1は、永久磁石4のN極→接極子2b→鉄心1→接
極子2a→永久磁石4のS極に流れ、接極子2a,2bの一方
の片が鉄心1の磁極面1aに保持されている。
次に永久磁石4の磁束Φ1と逆方向の磁束が発生する
ようにコイル3を励磁すると、(b)図に示すように磁
束Φ2が鉄心1→接極子2a→鉄心1と鉄心1→接極子2b
→鉄心1の二通路で矢印方向に発生する。この接極子2b
→鉄心1の磁束Φ2は磁束Φ1と逆方向で互いに打ち消
してこの部分の磁束は反発作用を生じ、接極子2a→鉄心
1に流れる磁束Φ2は磁束Φ1と重畳し吸引作用を生じ
る。よって、接極子2a,2bは支軸5bを支点として回動す
る。即ち、支軸5bを中心として対角線上に互いに相反す
るように反発,吸引の作用を生じさせている。その後、
コイル3の励磁を解消すれば、(c)図に示すように永
久磁石4の磁束Φ1′が矢印方向に発生して接極子2a,2
bを保持する。この時、第4図に示す本発明の実施例の
ように、接極子2a,2bに可動接点ばね11を合成樹脂製の
支持部材6を介して搭載して置くことにより、その可動
接点は相対向する固定接点との間で開閉動作が行われ
て、それぞれの接点の切り替えが行われる。
〔発明の効果〕
以上の構成からなる本発明によれば下記に示すように
多大な効果を有する。
(1)一対の接極子の間に鉄心を配置したことにより、
超薄形に構成できる。
(2)回転支軸をベースモールドに設けたことによりセ
パレータが不要となり、部品点数を最小限にし、構造を
極めて簡素化したため製作構成を削減しコストダウン化
に寄与せしめ得た。
(3)回転軸孔の両側に二つの永久磁石とその軸受部を
構成する合成樹脂製の中央基部を必要としたが永久磁石
を接極子間の連結部材としてそこに直に軸孔を設けるこ
とにより一つの永久磁石で済み、部品点数を削減した。
(4)また、接極子に合成樹脂製の支持部材を介して可
動接点ばねを搭載する構成にしたので、従来必要であっ
た駆動カードをも不要にし得た。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の有極形電磁石装置の概略分解斜視図、
第2図は本発明の構成部品である鉄心の形状を示す工程
図、第3図は本発明の動作説明図で(a)図はコイル3
が無励磁状態、(b)図はコイル3が励磁された状態、
(a)図は動作終了状態を示すものである。第4図は本
発明の実施例を示す有極形電磁継電器を示し、(a)図
は平面図,(b)図は正面図である。第5図は従来の有
極形電磁継電器を示すものである。 1は鉄心、2は接極子、3はコイル、4は永久磁石、5
はベースブロック、5bは支軸。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コイルを巻回した鉄心と、接極子および永
    久磁石により構成される有極形電磁石装置において、一
    対の接極子が平行に配設され、その下部中央に軸孔を有
    する連結部材を固定してH形に構成した接極子ブロック
    の間にコ字形の鉄心を嵌入し、その磁極下部をベースブ
    ロックの凹所に固定し、前記連結部材に設けた軸孔をベ
    ースブロックの凹所底部に設けた支軸に回動自在に支承
    せしめ、前記コ字形鉄心の両端部分を板厚方向に直角に
    折曲することにより形成される4つの磁極面を板厚面で
    かつ鉄心幅部より外側に位置せしめるように構成したこ
    とを特徴とする有極形電磁石装置。
JP62023519A 1987-02-05 1987-02-05 有極形電磁石装置 Expired - Lifetime JPH088045B2 (ja)

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US07/151,664 US4843360A (en) 1987-02-05 1988-02-02 Polarized electromagnetic relay
DE3853838T DE3853838T2 (de) 1987-02-05 1988-02-04 Polarisiertes elektromagnetisches Relais.
EP88300943A EP0277833B1 (en) 1987-02-05 1988-02-04 Polarized electromagnetic relay
KR8801085A KR900008639B1 (en) 1987-02-05 1988-02-05 Polarized electromagnetic relay
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JPS60174210U (ja) * 1984-04-25 1985-11-19 松下電工株式会社 バランスアマチユア電磁石
JPS61125020A (ja) * 1984-11-21 1986-06-12 Nec Kyushu Ltd プラズマエツチング装置

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