JPH087952Y2 - リベッティングマシン - Google Patents

リベッティングマシン

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Publication number
JPH087952Y2
JPH087952Y2 JP1992015922U JP1592292U JPH087952Y2 JP H087952 Y2 JPH087952 Y2 JP H087952Y2 JP 1992015922 U JP1992015922 U JP 1992015922U JP 1592292 U JP1592292 U JP 1592292U JP H087952 Y2 JPH087952 Y2 JP H087952Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spindle
molding
cylinder
push pin
lid plate
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1992015922U
Other languages
English (en)
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JPH0578326U (ja
Inventor
実 山田
昭彦 北田
Original Assignee
▲吉▼川鐵工株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by ▲吉▼川鐵工株式会社 filed Critical ▲吉▼川鐵工株式会社
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  • Punching Or Piercing (AREA)
  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、筒状体の周囲を屈曲
させ、この筒状体とその内部に嵌込んだ蓋板とを固定化
するための、リベッティングマシンに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、図4に示すように、筒状体31の
端縁内周全面に設けてある環状段部32に蓋板33を落
し込み、そして、図5の如く、筒状体31の端縁環状段
部32の外側全縁を内方に屈曲して蓋板33の抱き込み
屈曲部34を成型するには、図3に示すようなリベッテ
ィングマシンが使用されている。
【0003】図3のように、リベッティングマシンは、
筒状体を載置するテーブル2付の座台1にコラム3を立
設すると共に、このコラム3には、モーター4により回
転され、かつシリンダ5の伸縮作用により昇降動するス
ピンドル6が設けられ、このスピンドル6は、シリンダ
5のピストン軸7の軸芯を貫通して共に昇降するように
軸承され、上記のモーター4は、ピストン軸7の上端に
回転しないよう据え付けて、ピストン軸7と共に昇降す
るようになっていると共に、スピンドル6の下端には、
複数の成型ローラ8を有する成型工具9が設けられてい
る。
【0004】上記リベッティングマシンで筒状体を加工
するには、図4の如く、蓋板33を前もって嵌込んだ筒
状体31を、図3のテーブル2上に治具を用いて固定
し、次にシリンダ5の伸長により、モータ4で回転する
スピンドル6と成型工具9を下降させ、筒状体31の上
端縁に成型ローラ8を押当てると、旋回する成型ローラ
8により、筒状体31の上端縁を内方に屈曲させ、図4
に示すように、蓋体33の抱き込み屈曲部34を形成
し、筒状体31に蓋板33を固定化することができる。
【0005】ところで、筒状体31の上端縁に抱き込み
屈曲部34を形成するとき、蓋板33を筒状体31内へ
単に落し込んだだけの状態では、蓋板33の上下動が自
由となり、成形時の振動により蓋板33に上下の移動が
生じたままで屈曲部を成形すると、環状段部32の底面
から蓋板33が浮上った状態となり、これが原因で蓋板
33にガタツキが発生することになる。
【0006】このような蓋板33のガタツキ発生を防止
するため、従来のリベッティングマシンは、例えば実開
昭64−20916号に示されるように、成型工具の回
転軸心部に蓋押え込み用のピンを上下動自在に設け、ば
ねでこのピンに押下げ弾性を付勢し、成型ローラによる
筒状体の屈曲部成形時に、ピンで蓋板を押下げて環状段
部の底面に確実に当接させる手段が採用されている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
成型工具におけるピンは、成型工具と一体に回転する構
造になっているため、蓋板にピンが当接したとき、蓋板
を共回りさす現象が発生し、方向性がある蓋板の場合、
筒状体に対する位置ずれが生じるという問題がある。
【0008】また、屈曲部の押え込みで蓋板が固定化さ
れると、ピンと蓋板の接触部分にスリップが発生し、蓋
板に傷を生じさせるという問題もある。
【0009】そこで、この考案の課題は、筒状体の屈曲
部成形時に、蓋板を共回りや傷を生じさせることなく押
圧固定することができるリベッティングマシンを提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この考案は、成型工具とスピンドルの軸心に沿っ
て上下に貫通する透孔を設け、この透孔に押しピンを回
り止状態で昇降動自在となるよう貫通状に挿入し、該押
しピンのスピンドル上から突出する部分に、このスピン
ドルに対して押しピンを昇降動させるシリンダを連結し
た構成を採用したものである。
【0011】
【作用】蓋板を嵌込んだ筒状体をテーブル上に治具を用
いて固定した状態で、シリンダに伸長方向の圧力を作用
させてスピンドルと共に成型工具を降下させると、ま
ず、蓋板の上面中心にシリンダで押下げられた押しピン
の下端が当接して蓋板を押え込むと共に、成型工具の降
下続行に対してシリンダを制御し、押しピンによる蓋板
の押え込みを維持し、次に、筒状体の上端縁に成型ロー
ラが当接すると、成型ローラの旋回により筒状体の上縁
を内方に屈曲して、蓋板の周縁を抱き込む屈曲部を成型
する。
【0012】上記押しピンは、スピンドルに対して回り
止状になっているため、蓋板を押え込んだとき、蓋板に
回転を生じさせることがないと共に、蓋板の押しピン当
接部分に傷が発生しない。
【0013】
【実施例】以下、この考案の実施例を添付図面の図1と
図2に基づいて説明する。
【0014】図1と図2のように、シリンダ5のピスト
ン軸7でスピンドル6を回動自在に支持し、シリンダ5
に対する圧力流体の給排により、ピストン軸7とスピン
ドル6を一体に昇降動させると共に、ピストン軸7の上
端部に固定した支持プレート22上にモータ4′を設置
し、このモータ4′の出力軸と支持プレート22上に突
出するスピンドル軸6の上端部がプーリとベルトを用い
た回転伝達手段21で連動し、ピストン軸7と一体に昇
降動するスピンドル軸6に回転を付与するようになって
いる。
【0015】なお、図1の如く、シリンダ5は、図3で
示したリベッティングマシンと同様、コラム3の上端に
垂直の配置で固定され、スピンドル6の下端延長線の直
下に、筒状体を載置固定するテーブル2が位置してい
る。
【0016】前記スピンドル6のピストン軸7から突出
する下端に成型工具9が一体に回転するよう取付けられ
ている。この成型工具9は、下部両側の位置に一対の成
型ローラ8、8が、成型工具9の回転軸心を挟んで上部
広がり状に対向するよう、各々軸10で回転自在に取付
けられている。
【0017】上記成型工具9とスピンドル6には、軸心
に沿って上下に貫通する透孔16が連通状に設けられ、
この透孔16に上下に長い押しピン11が貫通するよう
に挿入されている。
【0018】押しピン11は、スピンドル6に対して昇
降自在となるよう、スピンドル6及び成型工具9に設け
た軸受17で支持され、スピンドル6の上端から上方に
突出する部分にシリンダ18が接続され、スピンドル6
に対して上下動が付与されるようになっている。
【0019】このシリンダ18は、ピストン軸7と一体
に上下動する据え付け座19に固定され、該シリンダ1
8と押しピン11は据え付け座19上に設けた回り止金
具20によって回り止状態になっている。
【0020】従って、シリンダ5のピストン軸7が昇降
するとき、スピンドル6とモータ4′、シリンダ18、
成型工具9及び押しピン11は一体に昇降すると共に、
モータ4′の起動によりスピンドル6と成型工具9が回
転し、更にシリンダ18の作動で押しピン11のみが回
り止状態で独立して昇降動することになる。
【0021】なお、図2は、シリンダ5に対してピスト
ン軸7が最も下降した状態を示し、また、押しピン11
も下降限位置にあり、その下端部が成型工具9の両成型
ローラ8、8間を上下に貫通し、その下端が成型ローラ
8、8の下端よりも下方に位置している。
【0022】この考案のリベッティングマシンは上記の
ような構成であり、図4に示した筒状体31の上端部に
図5の如く、屈曲部34を加工するには、蓋板33を嵌
込んだ筒状体31をテーブル上で成型工具9の直下位置
に治具を用いて固定し、この状態でモータ4′を起動し
てスピンドル6と成型工具9を回転させ、シリンダ5に
圧力流体を供給し、ピストン軸7と共にスピンドル6と
成型工具9を下降動させる。
【0023】このとき、押しピン11は、シリンダ18
への圧力流体の供給で、図1で示した下降限位置にして
おく。
【0024】成型工具9が下降動すると、先ず、押えピ
ン11の下端が蓋板33上に当接し、環状段部32の底
にこれを押し付ける。このとき、押えピン11は回り止
になっているので、蓋板33に回転が発生することはな
い。
【0025】この状態で成型工具9は更に下降動し、上
部広がりの傾斜状に対向する成型ローラ8、8の外周成
形溝の下部が筒状体31の上端部に当接し、旋回と下降
動によって筒状体31の上端部周囲が内側に向けて折り
曲げられて行く。
【0026】蓋板33は押えピン11により押下げ固定
されているので、振動等によって環状段部32から浮上
するようなことはなく、屈曲部34によって蓋板33は
筒状体31に確実に固定化される。
【0027】押えピン11は、回り止状態になっている
ので、蓋板33に傷をつけることはないと共に、蓋板3
3を押えた押しピン11が停止するのに対し、成型工具
9やスピンドル6等は下降動するので、その差動はシリ
ンダ18の加圧流体を制御すればよい。
【0028】屈曲部34の成形後は、シリンダ5のピス
トン軸7が上昇位置に戻って成型工具9は筒状体31か
ら離反し、押しピン11はスピンドル軸6に対して下降
位置に戻り、次の成形に備えることになる。
【0029】
【考案の効果】以上のように、この考案によると、成型
工具とスピンドルの軸心に沿って上下に貫通する押しピ
ンを回り止状態で昇降動自在となるようにし、この押し
ピンをシリンダでスピンドルに対して昇降動させるよう
にしたので、蓋板を嵌込んだ筒状体の上端部を屈曲成形
して蓋板を固定するとき、成形の直前に押えピンで蓋板
を押さえ込むことができ、蓋板の浮上り状態で固定化す
ることがないと共に、押えピンは回り止状態であるの
で、蓋板の共回り発生がなく、蓋板に方向性がある場合
の固定に有利である。
【0030】更に、押しピンの回り止により、蓋板の押
しピンが接触する部分に傷を生じさせることがない。
【0031】このため、蓋板の共回りや、蓋板の押しピ
ン接触部分に傷が付くような問題をなくすことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係るリベッティングマシンの側面図
【図2】同上の縦断側面図
【図3】従来のリベッティングマシンを示す側面図
【図4】蓋板を落し込んだ筒状体の縦断正面図
【図5】同上の蓋板を封じ込んだ縦断正面図
【符号の説明】
4′ モーター 5 シリンダ 6 スピンドル 7 ピストン軸 8 成型ローラ 9 成型工具 11 押しピン 16 透孔 18 シリンダ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モーターにより回転が付与され、シリン
    ダの作用により昇降動するスピンドルの下端に、複数の
    成型ローラを保持する成型工具を取付け、この成型工具
    の直下位置に、端縁の内周環状段部に蓋板を落し込んで
    ある筒状体を支持するテーブルを設け、上記スピンドル
    の降下により上記筒状体の上端縁に上記成型ローラの成
    型部を押し当てると共に、該成型ローラの旋回により上
    記筒状体の上縁を内方に屈曲して前記蓋板の周縁を抱き
    込む屈曲部を成型するようにしたリベッティングマシン
    において、前記成型工具とスピンドルの軸心に沿って上
    下に貫通する透孔を設け、この透孔に押しピンを回り止
    状態で昇降動自在となるよう貫通状に挿入し、該押しピ
    ンのスピンドル上から突出する部分に、このスピンドル
    に対して押しピンを昇降動させるシリンダを連結した
    とを特徴とするリベッティングマシン。
JP1992015922U 1992-03-26 1992-03-26 リベッティングマシン Expired - Lifetime JPH087952Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992015922U JPH087952Y2 (ja) 1992-03-26 1992-03-26 リベッティングマシン

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JP1992015922U JPH087952Y2 (ja) 1992-03-26 1992-03-26 リベッティングマシン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0578326U JPH0578326U (ja) 1993-10-26
JPH087952Y2 true JPH087952Y2 (ja) 1996-03-06

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ID=11902278

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JP1992015922U Expired - Lifetime JPH087952Y2 (ja) 1992-03-26 1992-03-26 リベッティングマシン

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102001587B1 (ko) * 2017-12-19 2019-07-18 주식회사 한화 원통형 케이싱의 가압 치구, 이를 구비한 원통형 케이싱 실링용 가압 장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0638585Y2 (ja) * 1987-07-27 1994-10-12 三洋機工株式会社 ロ−ルカシメ装置

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JPH0578326U (ja) 1993-10-26

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