JPH0878178A - 放電灯の点灯回路 - Google Patents

放電灯の点灯回路

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JPH0878178A
JPH0878178A JP6239666A JP23966694A JPH0878178A JP H0878178 A JPH0878178 A JP H0878178A JP 6239666 A JP6239666 A JP 6239666A JP 23966694 A JP23966694 A JP 23966694A JP H0878178 A JPH0878178 A JP H0878178A
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voltage
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signal
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Atsushi Toda
敦之 戸田
Akihiro Matsumoto
明浩 松本
Masayasu Yamashita
昌康 山下
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Koito Manufacturing Co Ltd
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  • Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)
  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 放電灯の負荷ショート検出に係る検出感度の
向上を図る。 【構成】 点灯回路1はメタルハライドランプ11への
起動パルスを発生させるイグナイタ回路9を有する。シ
ョート検出回路15を設けることによって、メタルハラ
イドランプ11のランプ電圧の相当信号として直流昇圧
回路7の出力電圧Voを検出する。そして、メタルハラ
イドランプ11への通電開始時からメタルハライドラン
プ11が点灯するまでの間に設定される検出期間が経過
するまでの間にVoのレベルが所定の判定レベル以上と
ならない場合にメタルハライドランプ11が負荷ショー
ト状態に陥ったと判断して、ショート検出回路15から
ホールド回路17を介して電源遮断用リレー回路6に信
号を送り、リレー接点6aを開いてメタルハライドラン
プ11への電力供給を遮断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放電灯の負荷ショート
検出に係る検出感度の向上を目的とした新規な放電灯の
点灯回路を提供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】近時、白熱電球に代わる光源として小型
のメタルハライドランプが注目されており、車輌用メタ
ルハライドランプの点灯回路の構成としては、例えば、
電源に直流電源を用い、直流入力電圧を昇圧回路によっ
て昇圧してから、直流−交流変換回路によって正弦波又
は矩形波状の交流電圧に変換した後メタルハライドラン
プに印加するようにしたものが知られている。
【0003】ところで、メタルハライドランプが負荷シ
ョート状態に陥った場合にそのまま点灯動作を継続させ
ることは、ショートした部分の発熱や発火、点灯回路内
の電子部品の発熱、発火等を惹き起こす可能を高め、非
常に危険である。また、ショートした部分が何等かの破
損に起因する場合には、これに人体の一部が接触する惧
があり、感電事故等の誘発する危険性が高くなる。
【0004】そこで、このようなメタルハライドランプ
のショート状態を検出して点灯回路の動作を停止させる
等の安全対策が講じられている。
【0005】図8は、そのような点灯回路の一例aを示
すものであり、バッテリーbの直流電圧が点灯スイッチ
c、保護回路dを介して、直流昇圧回路eに入力された
後、後段の直流−交流変換回路fによって交流化され
る。
【0006】gはイグナイタ回路であり、直流−交流変
換回路fの後段に設けられており、メタルハライドラン
プhの起動時に高電圧パルスを発生してこれを直流−交
流変換回路fの出力電圧に重畳してメタルハライドラン
プhに印加するものである。尚、メタルハライドランプ
hは交流出力端子i、i′に接続される。
【0007】jはショート検出回路であり、メタルハラ
イドランプhのランプ電圧を監視することによってその
ショート状態を検出するものであり、上記保護回路dに
検出信号を送出することによって点灯回路の動作の停止
し、メタルハライドランプhへの電力供給が遮断される
ようになっている。
【0008】図9は点灯回路aの出力電圧(これを
「V」とする。)の時間的変化を示すものであり、
(a)はメタルハライドランプhが正常に点灯した場
合、(b)はメタルハライドランプhが負荷ショート状
態に陥った場合におけるそれぞれの電圧変化を示してい
る。尚、時間軸tの起点は点灯スイッチcの投入時とさ
れている。
【0009】正常点灯時においては、図9(a)のグラ
フ曲線kに示すように、t=0から電圧Vが直ちに立ち
上がった後一定化し、時刻t1においてイグナイタ回路
gによる起動パルスlによりメタルハライドランプhが
点灯すると、電圧Vが一時的に落ち込んだ後定常値に漸
近していく。尚、破線で示す電圧レベルVminはメタ
ルハライドランプhの個体差に基づくランプ電圧のバラ
ツキを考慮した場合の電圧Vの最低値を示している。
【0010】また、ランプのショート時には、図9
(b)のグラフ曲線mに示すように、t=0から電圧V
が直ぐに立ち上がってVsatに達した後一定化し、図
に破線で示す電圧レベルVshを越えることはない。
尚、このVsatはショートインピーダンスの如何によ
って変化する。つまり、インピーダンスが低いとVsa
tが小さく(1点鎖線で示すグラフ曲線参照。)、イン
ピーダンスが高いとVsatも大きくなる。
【0011】従って、ショート検出の閾値をVshに設
定すれば、ランプのショート時にVsat<Vshであ
ることを検出する比較回路を設けることでショート検出
信号を得て、これを保護回路dに送出して点灯回路の動
作を停止させることができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の回路
にあっては、ショート時において低いインピーダンスの
ショートしか検出することができないという問題があ
る。
【0013】即ち、ショート検出の閾値Vshの値が大
きいと、正常点灯時においても電圧VがVsh未満とな
る状況が生じるため、誤検出の可能性が高くなるので、
図9(a)に示すように、Vshの値をVminより低
い値に設定する必要がある。
【0014】上述したようにVsatの値はショートイ
ンピーダンスに関係があり、Vshを下げると低インピ
ーダンスでのショート状態しか検出することができない
ことになる。
【0015】
【課題を解決するための手段】そこで、上記した課題を
解決するために、本発明は、放電灯への起動用のパルス
又は高電圧を発生させる起動手段を備えた放電灯の点灯
回路において、放電灯のランプ電圧又はその相当信号を
検出するとともに、放電灯への通電開始時から放電灯が
点灯するまでの間に設定される検出期間が経過するまで
の間に放電灯のランプ電圧又はその相当信号のレベルが
所定の判定レベル未満である場合に放電灯の負荷ショー
ト状態が発生したと判断するショート検出回路と、該シ
ョート検出回路から放電灯の負荷ショート状態を検出し
た旨の信号を受けた時に点灯回路の動作を停止し又は放
電灯への電力供給を断つための保護回路とを設けたもの
である。
【0016】
【作用】本発明によれば、放電灯のランプ電圧又はその
相当信号を検出し、放電灯への通電開始時から所定の検
出期間が経過するまでの間に放電灯のランプ電圧又はそ
の相当信号のレベルが所定の判定レベル以上とならない
場合に放電灯が負荷ショート状態に陥ったことをショー
ト検出回路が判断する。即ち、放電灯の通電開始時から
放電灯が点灯するまでの間の検出期間内にランプ電圧が
判定レベル以上である場合に放電灯が正常に点灯したと
判断し、また、検出期間内においてランプ電圧が判定レ
ベル未満である場合に放電灯が負荷ショート状態に陥っ
たものと判断しているので、判定レベルを放電灯の正常
点灯時に最終的に到達するランプ電圧の定常値より高い
レベルに設定することができ、高いインピーダンスでの
ショート状態を検出することができる。
【0017】
【実施例】以下に、本発明放電灯の点灯回路の詳細を図
示した各実施例に従って説明する。尚、図示した実施例
は本発明を車輌用放電灯の点灯回路に適用したものであ
る。
【0018】図1乃至図4は本発明の第1の実施例を示
すものである。
【0019】図1は点灯回路1の概要を示しており、バ
ッテリー2が直流電圧入力端子3、3′間に接続され
る。
【0020】4、4′は直流電源ラインであり、その一
方のプラスライン4上には点灯スイッチ5が設けられて
いる。
【0021】プラスライン4上にはリレー接点6aが設
けられており、電源遮断用リレー回路6によってその開
閉が制御される。つまり、電源遮断用リレー回路6は回
路に異常が検出された時に後段の回路へのバッテリー電
圧の供給を断つために設けられた保護回路である。
【0022】7は直流昇圧回路であり、そのプラス側入
力端子がリレー接点6aの出力側端子に接続され、他方
のグランド側入力端子が直流電圧入力端子3′に接続さ
れている。この直流昇圧回路7はバッテリー電圧の昇圧
のために設けられており、後述する制御回路によってそ
の昇圧制御が行なわれるように、例えば、フライバック
型のDC−DCコンバータの構成を有している。尚、本
実施例ではバッテリー電圧の昇圧だけを行うように構成
されているが、バッテリー電圧値によっては昇降圧制御
を行うことができるように構成しても良い。
【0023】8は直流−交流変換回路であり、上記直流
昇圧回路7の後段に設けられ、直流昇圧回路7から送ら
れてくる直流電圧を矩形波交流電圧に変換するための回
路である。この直流−交流変換回路8には、例えば、相
反的にスイッチング制御される2組の半導体スイッチ素
子を使ったブリッジ型駆動回路が用いられる。
【0024】9はイグナイタ回路であり、上記直流−交
流変換回路8の後段に配置され、その交流出力端子1
0、10′間には定格電力35Wのメタルハライドラン
プ11が接続されるようになっている。
【0025】12は直流昇圧回路7の出力電圧を制御す
るための制御回路であり、直流昇圧回路7の出力端子間
に設けられた分圧抵抗13、13′によって検出される
直流昇圧回路7の出力電圧(これを「Vo」とする。)
に対応した電圧検出信号が入力される。また、直流昇圧
回路7と直流−交流変換回路8とを結ぶグランドライン
上に設けられた電流検出用抵抗14によって、直流昇圧
回路7の出力電流に対応した電流検出信号が電圧変換さ
れた形で制御回路12に入力されるようになっている。
【0026】そして、制御回路12はこれらの検出信号
に応じた制御信号を発生して直流昇圧回路7に送出し、
その出力電圧を制御することで、メタルハライドランプ
11の起動時の状態に合せた電力制御を行い、ランプの
始動時間や再始動時間の短縮化を図ることができるよう
に構成されている。
【0027】15はショート検出回路であり、直流昇圧
回路7の出力電圧Voを監視することによってメタルハ
ライドランプ11の負荷ショート状態を検出するために
設けられている。
【0028】メタルハライドランプ11のショート状態
の下でランプへの電力供給を行い続けると、回路及びそ
の周辺部での発熱による発火の危険を招いたり、感電事
故を引き起こす虞れがあるため、ショート検出回路15
によるショート検出信号はダイオード16を介してホー
ルド回路17に送られ、該ホールド回路17から電源遮
断用リレー回路6に送出される信号によってリレー接点
6aが開かれて点灯回路1の動作が停止し、メタルハラ
イドランプ11への電力供給が遮断されるようになって
いる。尚、ホールド回路17は点灯スイッチ5を再投入
するまでの間この遮断状態を保持するために設けられて
いる。
【0029】図2はショート検出回路15の構成例を示
すものであり、タイマー部18と電圧比較部19とから
構成されている。
【0030】タイマー部18にはコンデンサ20が用い
られており、該コンデンサ20はその一端が抵抗21を
介して電源端子22に接続され、他端が接地されてい
る。尚、電源端子22には図示しない定電圧電源回路に
よりバッテリー電圧に基づいて生成される所定の電源電
圧が供給されている。
【0031】23は抵抗21に対して並列に接続された
ダイオードであり、点灯スイッチ5を切って電源端子2
2への電源供給を断った時にコンデンサ20の放電経路
を形成してリセットするために設けられている。
【0032】24はエミッタ接地のNPNトランジスタ
であり、そのベースが抵抗25を介してコンデンサ20
と抵抗21との間に接続されている。そして、トランジ
スタ24のコレクタは、所定電圧(Vref)を分圧し
て基準電圧を得るための抵抗26と26′との間に接続
されている。尚、トランジスタ24のベース−エミッタ
間には、抵抗27が介挿されている。
【0033】電圧比較部19は、コンパレータ28を用
いて構成されており、該コンパレータ28のマイナス入
力端子が上記分圧抵抗13と13′との間に接続され、
そのプラス入力端子が抵抗26とS26′との間に接続
されている。そして、コンパレータ28の出力端子が上
記ダイオード16のアノードに接続されるとともにプル
アップ抵抗29が付設されている。
【0034】しかして、このショート検出回路15で
は、点灯スイッチ5の投入によってタイマー部18のコ
ンデンサ20が充電されてその端子電圧が所定値になる
まで期間(以下、「検出期間」といい、「ΔTm」とす
る。)はトランジスタ24がオフしているため、電圧比
較部19において直流昇圧回路7の出力電圧Voの分圧
値と抵抗26、26′による基準電圧(これを「E2
6」とする。)とが比較される。
【0035】つまり、抵抗13、13′による出力電圧
Voの分圧値(これを「V13」とする。)が基準値E
26以上の場合にはコンパレータ28がL(ロー)信号
を出力し、逆に出力電圧Voの分圧値V13が基準値E
26未満の場合にはコンパレータ28がH(ハイ)信号
を出力する。
【0036】検出期間ΔTmの長さは、抵抗21の抵抗
値及びコンデンサ20の静電容量に係る時定数によって
規定されるが、点灯回路1の安定動作を保証するために
は、これをイグナイタ回路9によって発生される起動パ
ルスの1周期以下に設定することが好ましい。尚、検出
期間ΔTmの長さをイグナイタ回路9による起動パルス
の1周期より長くする場合には、例えば、メタルハライ
ドランプ11が1発の起動パルスによって正常に点灯し
た場合には検出期間ΔTm内においてランプ電圧が低下
してコンパレータ28がH信号を出力して誤ったショー
ト検出がなされる惧があるので、このような不都合を避
けるためにディレイ回路等を設ける必要がある。
【0037】検出期間ΔTmが経過すると、トランジス
タ24がオン状態となり、コンパレータ28のプラス入
力端子の電位が略ゼロになるため、コンパレータ28の
出力信号がL信号となる。
【0038】図4は出力電圧Voの時間的変化の一例を
概略的に示すものであり、(a)はメタルハライドラン
プ11が正常に点灯する場合、(b)はメタルハライド
ランプ11に負荷ショートが起きた場合の電圧変化をそ
れぞれ示している。
【0039】メタルハライドランプ11の正常点灯時に
は、(a)に実線で示すグラフ曲線30のように、Vo
が直ちに立ち上がった後一定化し、イグナイタ回路9の
発生する起動パルス31によってメタルハライドランプ
11が点灯した時点でVoが急激に落ち込んだ後上昇し
て定常値に漸近していく。尚、図中、ΔTmは検出期間
を示し、破線に示す電圧レベルVshは、ショート検出
に係る判定レベルを示しおり、Vshの値はメタルハラ
イドランプ11の個体差に起因するVoの定常値につい
てのバラツキを考慮してVoの定常値のうちの最大値よ
りやや高いレベルに設定される(これは上記電圧E26
の設定によって行われる。)。
【0040】検出期間ΔTmが経過するまでの間は、V
o≧Vshであるため、ショート検出回路15のコンパ
レータ28はV13≧E26と判断してL信号を出力す
る。検出期間ΔTmが経過してメタルハライドランプ1
1が点灯すると、Vo<Vshとなるが、この時、タイ
マー部18がタイムアップしており、トランジスタ24
がオンしているので、コンパレータ28はL信号を出力
することになる。
【0041】また、メタルハライドランプ11の負荷シ
ョート時には、図4(b)に実線で示すグラフ曲線32
のように、Voが立ち上がってVsatに示す定常値に
達して一定化する。尚、このVsatの値がショートイ
ンピーダンスの如何によって規定されることは前述した
通りである。
【0042】この場合には、常にVo<Vshとなって
おり、ショート検出回路15のコンパレータ28がH信
号を出力する。尚、検出期間ΔTmの経過後にはタイマ
ー部18のタイムアップによってコンパレータ28がL
信号を出力するが、その前にホールド回路17に出力さ
れたH信号が保持されているので、後続のL信号は無視
される。
【0043】上述したように、判定レベルVshはVo
の定常値に関する最大値よりやや高いレベルに設定され
ているので、インピーダンスの高いショート検出を行う
ことが可能となる。
【0044】図3は電源遮断用リレー回路6及びホール
ド回路17の構成例を示すものである。
【0045】33は電源端子であり、逆電圧防止用ダイ
オード34を介して点灯スイッチ5とリレー接点6aと
の間に接続されている。
【0046】35はリレーであり、そのコイル35aの
一端が電源端子33に接続され、他端はNPNトランジ
スタ36のコレクタに接続されている。このコイル35
aの励磁動作の有無に応じてリレー接点6aの開閉が行
なわれる。
【0047】ホールド回路17には、その入力端子37
にショート検出回路15の出力信号が送られてくるよう
になっており、入力端子37がHレベルになったとき
に、この状態が保持されてトランジスタ36をオフさせ
るように構成されている。
【0048】つまり、図示するようにエミッタ接地のP
NPトランジスタ38は、そのコレクタが抵抗39、コ
ンデンサ40を介して接地されるとともに、抵抗39、
41を介してNPNトランジスタ42のベースに接続さ
れている。そして、入力端子37はトランジスタ38の
コレクタに接続されている。尚、41′はトランジスタ
42のベース−コレクタ間に設けられた抵抗である。
【0049】エミッタ接地とされたNPNトランジスタ
42のコレタタは、ダイオード43、抵抗44を介して
上記したトランジスタ36のベースに接続されるととも
に、該コレクタは抵抗45、45′を介して電源端子3
3に接続され、抵抗45と45′との間がPNPトラン
ジスタ38のベースに接続されている。尚、44′はト
ランジスタ36のベースエミッタ間に設けられた抵抗で
ある。
【0050】よって、ホールド回路17の入力端子37
に上記ショート検出回路15からH信号が加わると、ト
ランジスタ42、38がオン状態となるとともにこの状
態が保持され、トランジスタ36がオフする。
【0051】従って、リレー35がオフしてその接点6
aが開かれ、直流昇圧回路7へのバッテリー電圧の供給
が断たれることになる。そして、この状態は点灯スイッ
チ5を一旦切った後再び投入するまで維持される。
【0052】図5乃至図7は本発明放電灯の点灯回路の
第2の実施例1Aを示すものである。
【0053】この第2の実施例1Aに示す放電灯の点灯
回路が上記した第1の実施例1に示した放電灯の点灯回
路と相違するところは、ショート検出回路の構成及びシ
ョート検出時に制御回路等への電源供給を停止すること
によって点灯回路の動作を停止させるようにした点であ
る。よって、この第2の実施例1Aの構成部分に関して
前記第1の実施例1の構成部分と同様の働きをもつ部分
については第1の実施例で用いた符号と同じ符号を付す
ることによりその説明を省略する。
【0054】図5は点灯回路1Aの構成を示すものであ
り、バッテリー2からの供給電圧(これを「+B」とす
る。)に基づいて所定の電源電圧を作り出すための定電
圧電源部46が設けられている。この定電圧電源部46
によって得られる電源電圧(+Vcc)は、制御回路1
2や直流−交流変換回路8内の制御部等に供給されるよ
うになっている。そして、定電圧電源部46は保護回路
としての機能を有しており、ショート検出回路15Aか
らホールド回路17を介して送られてくるショート検出
信号を受けると電源電圧を発生しないように構成されて
いる。
【0055】図6はショート検出回路15Aの構成例を
示すものであり、電圧比較部47、信号保持部48、タ
イマー部49から構成されている。
【0056】電圧比較部47を構成するコンパレータ5
0のプラス入力端子には直流昇圧回路7の出力電圧Vo
が抵抗13、13′よって分圧された電圧V13が供給
され、また、コンパレータ50のマイナス入力端子には
定電圧源51による基準電圧(これを「E51」とす
る。)が供給される。そして、コンパレータ50の出力
がダイオードを介して信号保持部48に送出されるとと
もに該コンパレータ50の出力端子にはプルアップ抵抗
52が付設されている。
【0057】信号保持部48は上記したホールド回路1
7と同様の構成を有しており、PNPトランジスタ53
のコレクタが抵抗54及びコンデンサ55を介して接地
されるとともにコンパレータ50の出力端子にダイオー
ドを介して接続されている。尚、トランジスタ53のエ
ミッタは電源端子56に接続されており、該電源端子5
6には所定の電源電圧が供給されている。
【0058】そして、エミッタ接地のNPNトランジス
タ57のベースが抵抗58を介して抵抗54とコンデン
サ55との間に接続され、そのコレクタは抵抗59を介
してトランジスタ53のベースに接続されるとともに、
抵抗59、59′を介して電源端子56に接続されてい
る。尚、トランジスタ57のベース−エミッタ間には抵
抗60が介挿されている。
【0059】タイマー部49にはコンデンサ61が用い
られており、該コンデンサ61はその一端が抵抗62を
介して電源端子56に接続されると共にダイオード63
を介してトランジスタ57のコレクタに接続され、他端
が接地されている。尚、抵抗62に対して並列に接続さ
れたダイオード64は、点灯スイッチ5を切って電源端
子56への電源供給を断った時にコンデンサ20の放電
経路を形成してリセットするために設けられている。
【0060】65はコンパレータであり、そのプラス入
力端子がコンデンサ61と抵抗62との間に接続されて
おり、また、そのマイナス入力端子には定電圧源66に
よる基準電圧が供給されている。そして、コンパレータ
65の出力はダイオード16を介してホールド回路17
に送出される。尚、コンパレータ65の出力端子にはプ
ルアップ抵抗67が付設されている。
【0061】しかして、ショート検出回路15Aにあっ
ては、メタルハライドランプ11の正常点灯時には電圧
比較部47の出力信号が信号保持部48を介してタイマ
ー部49を送出されてその作動が留保され、また、メタ
ルハライドランプ11の負荷ショート時には、タイマー
部49がタイムアップするまでの間に電圧比較部47の
出力信号が信号保持部48を介してタイマー部49の作
動を喰い止めないとコンパレータ65からホールド回路
17にH信号が送出される。
【0062】即ち、メタルハライドランプ11の正常点
灯時には、タイマー部49がタイムアップするまでの検
出期間ΔTmにおいて、電圧比較部47のコンパレータ
50により検出電圧V13と基準電圧E51(上記Vo
とVshとの関係ではVshに対応する。)とが比較さ
れ、V13≧E51であるためコンパレータ50から信
号保持部48にH信号が送出されてこのH信号が保持さ
れる。これによって、ダイオード63とトランジスタ5
7とによってコンデンサ61の放電経路が形成されるた
め、タイマー部49のコンパレータ65はL信号を常に
出力する。
【0063】また、メタルハライドランプ11の負荷シ
ョート時には、タイマー部49がタイムアップするまで
の検出期間ΔTmにおいて、電圧比較部47のコンパレ
ータ50により検出電圧V13と基準電圧E51とが比
較され、V13<E51であるためコンパレータ50か
ら信号保持部48にL信号が送出される。よって、信号
保持部48のトランジスタ53、57はいづれもオフし
ており、タイマー部49のコンデンサ61が充電され
て、その端子電圧が検出期間ΔTmの経過後も上昇して
定電圧源66による基準電圧以上になるとコンパレータ
65がH信号を出力する。つまり、検出期間ΔTm内に
電圧比較部47から信号保持部48を介してH信号がタ
イマー部49に送出されない限りタイマー部49の計時
動作が行われてタイムアップ時にコンパレータ65から
H信号が出力される。
【0064】図7は定電圧電源部46の構成例を示すも
のであり、フライバック型DC−DCコンバータの構成
とされている。
【0065】即ち、トランス68の1次巻線68aの一
端にはバッテリー電圧(+B)が供給されており、1次
巻線68aの他端に接続されたNPNトランジスタ69
のエミッタが抵抗70を介して接地されている。そし
て、トランジスタ69のスイッチング制御を行うコント
ロールIC71の電源端子(Vc)にはバッテリー電圧
が供給され、トランジスタ69のベースにコントロール
IC71からの制御信号が供給されるようになってい
る。
【0066】コントロールIC71はホールド回路17
からの信号(これを「S17」とする。)に応じてその
発振動作を制御することができるように構成されてお
り、S17がH信号の時(つまり、ショート検出時)に
その発振動作が停止されようになっている。尚、トラン
ジスタ69のエミッタ電流が抵抗70によって検出され
てコントロールIC71の電流検出端子(Is)に入力
され、これによって電流制限がかかるようになってい
る。
【0067】トランス68の2次巻線68bの端子電圧
はダイオード72及びコンデンサ73からなる整流平滑
回路74を介して電源電圧(+Vcc)として出力され
る。
【0068】しかして、メタルハライドランプ11が正
常に点灯している場合には、コントールIC71により
トランジスタ69がスイッチング制御され、所定の電源
電圧(+Vcc)が発生されて、これが制御回路12等
に供給されているが、ショート検出時にはショート検出
回路15Aからホールド回路17を経てコントロールI
C71に送出される信号S17がH信号であるため、コ
ントロールIC71の発振が停止し、電源電圧が発生し
なくなって、制御回路12等への電源供給がなされなく
なり、点灯回路1Aの動作が停止する。
【0069】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、請求項1に係る発明によれば、放電灯の通電開始時
から放電灯が点灯するまでの間の検出期間内にランプ電
圧が判定レベル以上である場合に放電灯が正常に点灯し
たと判断し、検出期間内においてにランプ電圧が判定レ
ベル未満である場合に放電灯が負荷ショート状態に陥っ
たものと判断して保護回路によって点灯回路の動作を停
止又は放電灯への電力供給を断つように制御しているの
で、判定レベルを放電灯の正常点灯時に最終的に到達す
るランプ電圧の定常値より高いレベルに設定することで
より高いインピーダンスでのショート状態を検出するこ
とができる。
【0070】また、請求項2に係る発明によれば、ショ
ート検出回路から放電灯の負荷ショート状態を検出した
旨の信号を受けた時に当該信号をホールド回路が保持
し、該ホールド回路が保護回路を介して点灯回路の動作
を停止し又は放電灯への電力供給を断つとともに、点灯
回路への電源の再投入時までこの状態が継続されるよう
にすることによって回路保護について万全を期すことが
できる。
【0071】そして、請求項3に係る発明によれば、シ
ョート検出回路における検出期間を放電灯への起動用の
パルス又は高電圧の発生周期以下に設定することによっ
て誤検出の発生頻度を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2乃至図4とともに本発明放電灯の点灯回路
に係る第1の実施例を示すものであり、本図は概要を示
すブロック図である。
【図2】ショート検出回路の構成例を示す回路図であ
る。
【図3】電源遮断用リレー回路及びホールド回路の構成
例を示す回路図である。
【図4】直流昇圧回路の出力電圧Voの時間的変化の一
例を示すものであり、(a)はメタルハライドランプの
正常点灯時における電圧変化、(b)はメタルハライド
ランプの負荷ショート時における電圧変化をそれぞれ示
す。
【図5】図6及び図7とともに本発明放電灯の点灯回路
に係る第2の実施例の概要を示すものであり、本図は概
要を示すブロック図である。
【図6】ショート検出回路の構成例を示す回路図であ
る。
【図7】定電圧電源回路の構成例を示す回路図である。
【図8】従来の点灯回路の構成例を示す示す回路ブロッ
ク図である。
【図9】図8に示す直流昇圧回路の出力電圧Vの時間的
変化の一例を示すものであり、(a)はメタルハライド
ランプの正常点灯時における電圧変化、(b)はメタル
ハライドランプの負荷ショート時における電圧変化をそ
れぞれ示す。
【符号の説明】
1 放電灯の点灯回路 6、6a 保護回路 9 イグナイタ回路(起動手段) 11 メタルハライドランプ(放電灯) 15 ショート検出回路 17 ホールド回路 1A 放電灯の点灯回路 15A ショート検出回路 46 定電圧電源部(保護回路)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放電灯への起動用のパルス又は高電圧を
    発生させる起動手段を備えた放電灯の点灯回路におい
    て、放電灯のランプ電圧又はその相当信号を検出すると
    ともに、放電灯への通電開始時から放電灯が点灯するま
    での間に設定される検出期間が経過するまでの間に放電
    灯のランプ電圧又はその相当信号のレベルが所定の判定
    レベル未満である場合に放電灯の負荷ショート状態が発
    生したと判断するショート検出回路と、該ショート検出
    回路から放電灯の負荷ショート状態を検出した旨の信号
    を受けた時に点灯回路の動作を停止し又は放電灯への電
    力供給を断つための保護回路とを設けたことを特徴とす
    る放電灯の点灯回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の放電灯の点灯回路にお
    いて、ショート検出回路から放電灯の負荷ショート状態
    を検出した旨の信号を受けた時に当該信号を保持するホ
    ールド回路を設け、該ホールド回路から保護回路に送出
    される信号によって点灯回路の動作を停止し又は放電灯
    への電力供給を断つとともに、点灯回路への電源の再投
    入時までこの状態が継続されるようにしたことを特徴と
    する放電灯の点灯回路。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の放電灯の
    点灯回路において、ショート検出回路による検出期間が
    放電灯への起動用のパルス又は高電圧の発生周期以下に
    設定されていることを特徴とする放電灯の点灯回路。
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WO2001020952A1 (fr) * 1999-09-14 2001-03-22 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Dispositif de fonctionnement d'une lampe a decharge
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