JPH087686Y2 - 車体縁部に対するアンテナ取付機構 - Google Patents

車体縁部に対するアンテナ取付機構

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JPH087686Y2
JPH087686Y2 JP13315789U JP13315789U JPH087686Y2 JP H087686 Y2 JPH087686 Y2 JP H087686Y2 JP 13315789 U JP13315789 U JP 13315789U JP 13315789 U JP13315789 U JP 13315789U JP H087686 Y2 JPH087686 Y2 JP H087686Y2
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JP
Japan
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vehicle body
edge
antenna
fixing means
base
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JP13315789U
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JPH0373013U (ja
Inventor
武昌 倉田
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Nippon Antenna Co Ltd
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Nippon Antenna Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 「考案の目的」 本考案は車体縁部に対するアンテナ取付機構の考案に
係り、自動車のトランク部その他における縁部を利用し
てアンテナを支持設定し、洗車時などにおいて取外し得
るようにした取付機構において、その着脱操作を容易な
らしめ得るようにしてベース部体の設定を車体縁部にお
ける凸部ないし段差構造においてその支持関係が安定且
つ的確ならしめる機構を提供しようとするものである。
(産業上の利用分野) 車体のトランクリッドその他の縁部を利用してアンテ
ナを定着するためのアンテナ取付機構。
(従来の技術) 自動車のトランク部のような開披部体とその嵌合座部
分やサイドガータなどを利用して車載アンテナを支持さ
せることについては従来から種々の提案がなされてい
る。即ち従来の一般的な車載アンテナ取付けは車体に孔
を明けてアンテナ部体を直付取付する通称埋込タイプの
ものであったが、上記のようなトランク部の如き開披部
体とその嵌合座部分を利用するならばそのような車体に
対する加工損傷を必要としないでアンテナを取付け得る
メリットがあり、トランク部の如きのトランクリッドに
取付けるものとして実開昭57−72606、実開昭60−9331
3、実開昭59−195809、実開昭59−56814、実開昭57−98
007などがあって、本出願人においても実開昭58−10151
0号や実開昭60−55106号の如きを提案している。又車体
におけるサイドガータを利用して取付ける機構としては
実開昭51−84353(実公昭55−8328)、実開昭54−9814
4、実開昭54−159943、実開昭57−7208、実開昭59−944
10、実公昭60−10096、実開昭61−85907、実開昭61−85
909などがある。
(考案が解決しようとする課題) ところが上記したような従来のものにおいて、その取
付けは一般的に止螺子などの固定手段で車体縁部に対し
点的に緊締するものであるから相当の長さを有するアン
テナを必ずしも安定に固定し得ない不利がある。即ち前
記のような止螺子などの固定手段はこのような場合に複
数個配設されるわけであるが、複数個の止螺子によって
も点的固定手段では安定したものとなり難い。
このため面的接合を図るべく上記のような点的固定手
段と車体縁部との間にスペーサないし座板を介在せしめ
ることも行われており、前記した実開昭51−84353(実
公昭55−8328)、実開昭54−159943、実開昭59−94410
はこのような形式の1つと言えるが、特にトランクリッ
ドの如きに取付ける前記提案のものは、それぞれの開示
された技術だけでは完全な定着は図れ得ない。即ちトラ
ンクリッド等の縁部裏面は車体板を重合させたものに防
水性を考慮してシーリング材を使っていて、第8図また
は第9図に示すように段差部41または凸部42の形成され
たものがあり、このような場合において前記固定手段9
で緊締し固定しようとすると、スペーサないし座板15を
介在させても固定手段9による押圧でも安定した定着が
得られないこととなる。つまり第10図または第11図に示
すように座板15と車体縁部11eとの間に空隙11dが残るこ
ととなり、特に固定手段9による押圧点が段差部41に指
向される可能性が高いので座板15が傾斜し、従って固体
手段9の点的押圧で座板15がスライドする傾向にあり、
車体縁部11eと取付けのために該車体縁部11eに嵌合した
支持板22の内側との間に支持板22の移動が生じて隙間が
発生することとなり、ゴム質のパッド22dなどを用いて
も全般の取付け状態が非常に不安定なものとなる。つま
りこのような状態では車輌走行時の振動などによって折
角取付けられたアンテナがガタつくような可能性が高
い。
「考案の構成」 (課題を解決するための手段) 車体に装着するアンテナの基端に前記車体縁部に嵌合
する支持板と車体外面に接合するベース部材を取付け、
前記支持板の嵌合部を車体縁部に嵌合させた状態で上記
嵌合部に螺合した固定手段を車体縁部の内面に緊締し前
記ベース部材の車体外面に対する接合と相俟って上記ア
ンテナを車体に装備定着するようにしたものにおいて、
上記した車体縁部と固定手段との間に介装片を位置せし
め、しかも該介装片には車体縁部に形成された凸部また
は段差部と係合する段部を形成したことを特徴とした車
体縁部に対するアンテナ取付機構。
(作用) 介装片の段部が車体縁部に形成された凸部または段差
部と係合するように対向位置せしめられることにより、
この車体縁部に位置せしめられた介装片の固定手段に対
向せしめられた面は車体面と略平行せしめられた状態に
保持される。従って固定手段の緊締による点的押圧によ
っても介装片の傾斜することがなくなり、又介装片と車
体縁部との間における空隙の発生も実質的になからしめ
られる。
上記のような結果として車体縁部における凸部または
段差部の存在に拘わらず、固定手段によるアンテナの取
付けを充分に安定化せしめ信頼度の高い取付けを得しめ
る。
なお介装片の車体縁部に対する接合面には両面接着テ
ープのような接着手段を取付けることが可能で、このよ
うに接着手段の設けられたものは上記したような固定手
段の押圧で車体縁部に対し的確に固定することが可能
で、アンテナの装脱に対してベース部体2まで装脱する
場合でも都度毎に介装片を車体縁部に対し装脱する必要
をなからしめる。
(実施例) 上記したような本考案によるものの具体的な実施態様
を添附図面に示すものについて説明すると、この実施態
様は自動車のトランクリッドに車載アンテナを取付ける
ようにした場合を示すものであって、第1図に示すよう
に自動車のトランクリッド11部分を利用して車体に取付
けるようにした本考案のアンテナ取付機構は前記した本
出願人による提案などと同様で第2図に分解して示すよ
うにアンテナ5における基端に取付けられていてケーブ
ル6を導入接続するようにされた基端部材3を有し、該
基端部材3に固定される支持板1と、トランクリッド11
の端縁部に対して第3図に示すように上面から接合され
るベース部体2とを備え、前記支持板1は第2、第3図
に明かなように基端部材3の下端部に挿着されてナット
8で固定されるもので、基端部材3の下端部には鍔部31
を形成し、該鍔部31から下方に螺筒32が突設されてお
り、該螺筒32を支持板1の挿嵌孔1aに挿嵌し、螺筒32に
ナット8を締着して固定するように成っている。又斯か
る支持板1の一側には第3図に示すようにトランクリッ
ド11が閉鎖された状態でリヤフエンダー12上に接合する
折曲部14が形成されている。更に上記のような基端部材
3における前記鍔部31より上方には縮径部33を介して係
合螺条34が形成され、該係合螺条34には前記したベース
部体2を締着するためのロックナット4が螺合され、ベ
ース部体2は上記したような鍔部31を受入れる嵌合口21
と、上記縮径部33をスライドして受入れるだけの幅員を
もった開口部23を該嵌合口21の一側に形成している。ま
たこれらの嵌合口21および開口部23部分を第2図に示す
ように膨出させて形成した中央部の両側に第2図に示す
ようにトランクリッド11に対する設定座22が形成され、
それらの設定座22における一側に嵌合部25を折返し屈曲
して形成せしめ、該嵌合部25をトランクリッド11の端縁
に嵌合して固定螺子24でトランクリッド11に定着するよ
うに成っている。
上記したような構成のものにおいて、本考案では前記
したようなトランクリッド11の端縁における段差41また
は凸部42に対処すべく第4〜7図に示すような介装片16
を用いるもので、即ち中間に段部17を形成し、該段部17
において前記段差41または凸部42の側縁に沿わせて第7
図に示すように受入れセットし、上記したような固定手
段9で締着させるものである。介装片16は第4、5図に
示すように設定座22に相当する長さl又はそれ以上を有
し前記したように開口部23の両側に位置した各嵌合部2
5、25の固定手段9、9に股って一体のものとして帯状
に位置せしめられる。重ね板16bの厚さは段差41または
凸部42の高さt1、t2に即応して選ばれる。
前記した介装片16は中間に段差を形成した不等厚且つ
一体の素材で形成してよいことは当然であるが、量産的
に得られる板材を重合して形成することができる。即ち
比較的広幅のベース板16aと比較的幅狭な重ね板16bとを
用い、第5図のようなスポット溶接点18などで接合した
もので、前記したアンテナなどのケーブル6が導かれる
機器に対する場合には第5図に示すように介装片16の一
側に切込み部19を形成することが好ましい。又取付けの
安定化を図るために第4図または第6図に示すように段
部17の形成された面に両面接着テープ20などによる接着
層を形成しておくことにより上述したような固定手段9
による定着で介装片16をトランクリッドのような車体端
縁11eに対し接着することができ、固定手段9によるベ
ース部体2の設定座22取付けを解脱した場合における介
装片16の脱落をなからしめ、又介装片16を繰返してセッ
トする必要をならかしめることができる。更に前記した
ようなベース板16aと重ね板16bとの接合一体化のための
スポット溶接に代えて、このような両面接着テープなど
の接着層を採用してもよいことは明らかである。
前記したような図示実施態様の場合において、その車
体端縁を形成するトランクリッド11をリヤフエンダー12
に対して閉鎖した状態は第3図において併せて示されて
いる通りであって、基端部材3から引出されたケーブル
6はトランクリッドの端縁と嵌合座であるリヤフエンダ
ー12との間の間隙からトランク内に引込まれているもの
で、前記した切込み部19はこのようなケーブル6の引込
みに対して支障させないようにするものであり、斯うし
た開閉部体としてのトランクリッド11の閉鎖状態では鍔
部31が嵌合口21に嵌合し基端部材3がベース部体2およ
び車体に対し適切に固着し、ロックナット4を弛緩させ
ても該ロックナット4が第3図の状態で単に上方に移動
するだけで、支持板1の接曲部14がリヤフエンダー12面
に接合してベース部体2に対する鍔部31のトランクリッ
ド11からの高さ位置を一定に保持している。即ち鍔部31
が嵌合口21から軸方向にスライドすることがなく、所定
の定着関係を確保し、アンテナの盗難などを有効に防止
し得る。又トランクリッド11を開披した状態ではロック
ナット4が少許弛緩されることによって鍔部31は嵌合口
21から抜け出し縮径部33が嵌合口21内に位置するのでア
ンテナ5をベース部体2および支持板1と共にトランク
リッド11から容易に取外してトランク内に格納すること
ができる。
以上説明したような本考案によるときはトランクリッ
ドなどの車体端縁において段差や凸部などの形成された
条件においてもアンテナ取付のベース部体設定座を有効
且つ的確に取付けることが可能であり、特に介装片の中
間に形成された段部が車体端縁における段差や凸部と係
接して一体化に準じた状態が形成され介装片の移動をな
からしめ、安定な取付けを得しめるものであるから実用
上その効果の大きい考案である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施態様を示すものであって、第1図は
本考案による機構で車体にアンテナを支持せしめたもの
の斜視図、第2図は本考案による機構の分解状態を示し
た斜面図、第3図はその車体端縁の1例としてトランク
リッドに取付けた状態の断面図、第4図は本考案におけ
る介装片の底面図、第5図はその平面図、第6図は段差
部に対する適用固定状態の部分的な切断側面図、第7図
は本考案で用いる介装片の別の実施例についての断面
図、第8図は車体端縁部に形成された凸部部分の断面
図、第9図は同じく車体端縁部に形成された段差部部分
の断面図、第10図と第11図は従来技術において介装片を
用い固定した状態の断面図を夫々示すものである。 然してこれらの図面において、1は支持板、2はベース
部体、3は基端部材、4はロックナット、5はアンテ
ナ、6はケーブル、8は締着ナット、9は固定手段、11
は車体端縁たるトランクリッド、12はリヤフエンダー、
16は介装片、16aはそのベース板、16bはその重ね板、17
は段部、18はスポット溶接点、19は切込み部、20は両面
接着テープ、21は嵌合口、22は設定座、23は開口部、31
は鍔部、32は螺筒、33は縮径部、34は係合螺条、41は段
差部、42は凸部を示すものである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体に装着するアンテナの基端に前記車体
    縁部に嵌合する支持板と車体外面に接合するベース部材
    を取付け、前記支持板の嵌合部を車体縁部に嵌合させた
    状態で上記嵌合部に螺合した固定手段を車体縁部の内面
    に緊締し前記ベース部材の車体外面に対する接合と相俟
    って上記アンテナを車体に装備定着するようにしたもの
    において、上記した車体縁部と固定手段との間に介装片
    を位置せしめ、しかも該介装片には車体縁部に形成され
    た凸部または段差部と係合する段部を形成したことを特
    徴とした車体縁部に対するアンテナ取付機構。
JP13315789U 1989-11-17 1989-11-17 車体縁部に対するアンテナ取付機構 Expired - Lifetime JPH087686Y2 (ja)

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JPH0373013U JPH0373013U (ja) 1991-07-23
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