JPH087524Y2 - 磁気ヘッド用クリーニングテープ - Google Patents

磁気ヘッド用クリーニングテープ

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JPH087524Y2
JPH087524Y2 JP1989124399U JP12439989U JPH087524Y2 JP H087524 Y2 JPH087524 Y2 JP H087524Y2 JP 1989124399 U JP1989124399 U JP 1989124399U JP 12439989 U JP12439989 U JP 12439989U JP H087524 Y2 JPH087524 Y2 JP H087524Y2
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JP
Japan
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cleaning
tape
magnetic head
cleaning portion
magnetic
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JP1989124399U
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JPH0366011U (ja
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知之 森
耕二 黒江
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Audio Technica KK
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Audio Technica KK
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、磁気ヘッド用クリーニングテープに関
し、特に詳しく言うと、磁気ヘッドにクリーニング作用
する部分を適当な間隔をおいて複数個設けて、クリーニ
ングによる磁気ヘッドの摩耗を少なくするようにした磁
気ヘッド用クリーニングテープに関する。
〔従来の技術〕
磁気ヘッド用クリーニングテープとして、プラスチッ
クテープに二酸化クロムまたはアルミナ等の金属研摩材
をバインダ等によりコーティングしたものが提供されて
いる。しかしながら、これらの金属研摩材は長期間の使
用で磁気ヘッドを摩耗させることがある。また二酸化ク
ロムは磁気に対して敏感であるため、クリーニング時に
磁気ヘッドで磁化されたり、磁気の強い場所に置いただ
けで簡単に磁化されることがあり、この状態で使用する
と逆に磁気ヘッド側を磁化する可能性がある。また、金
属研摩材がテープ上から剥離して磁気ヘッド側に磁気吸
着される可能性もある。更に磁気ヘッドの汚れがひどい
時には、アルコール系のクリーニング液で汚れを落すこ
とが行なわれるが、このようなクリーニング液をクリー
ニングテープに含浸させると研摩材をコーティングして
いるバインダが溶解し、研摩材が剥がれ落ちてしまう欠
点がある。
そこで、本出願人は特公昭63-50770号においてプラス
チックテープ上に微細な凹凸を形成し、この凹凸により
磁気ヘッドの汚れを取るようにしたクリーニングテープ
を提案した。このクリーニングテープは、プラスチック
テープ上にノズルからアルミナ、ガラスビーズ等の微粒
子塊を圧縮空気によって吹き付けて、テープ表面上に微
細な凹凸を形成しこの凹凸によって磁気ヘッドの面をク
リーニングするものである。このクリーニングテープは
上述したような金属研摩材を有しておらず、クリーニン
グテープの磁化を防止でき、かつアルコール系のクリー
ニング液の使用も可能になっている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記特公昭63-50770号のクリーニング
テープはその長手方向全面にわたって凹凸が形成されて
いるので、磁気ヘッドの汚れを落す効果は高いが、テー
プの走行中は常時磁気ヘッドの面をこするため、誤って
長時間クリーニングテープを使用すると、磁気ヘッドの
摩耗を早める可能性がある。特に近来広く使用されてい
るオートリバースのテープレコーダやビデオプレーヤに
おいては、自動的に反転して連続走行するため特に注意
を要している。
この点に関し、例えば実開昭60-56911号公報には、磁
気ヘッドクリーニング部と所定の信号が記録された記録
部とを交互に配置したクリーニングテープが提案されて
いる。また、実開昭60-194712号公報には、光を透過す
る部分と光を透過しない研磨部分とをテープ走行方向に
交互に配置したクリーニングテープが提案されている。
これらの先行例によれば、クリーニング部分が間欠的
に磁気ヘッドに接触するため、磁気ヘッドが過度に研磨
されるおそれは減少するが、そのクリーニング部分は依
然としてアルミナや炭化珪素などの金属研摩材を含んで
いるため、その研摩材が剥離するなどと言った問題があ
る。また、クリーニング部分の端縁部はテープ走行方向
に対して直交するように形成されているため、非クリー
ニング部分からクリーニング部分に移り変わる際、磁気
ヘッドの角部にその端縁部による衝撃がいち時にかかる
ことになり、磁気ヘッドの角部が摩耗してしまうという
問題もある。
この考案は、上記従来の問題を解決するためになされ
たもので、その目的は、テープ走行中に生ずる磁気ヘッ
ドの摩耗を極力小さくしながらも、磁気ヘッドを効果的
にクリーニングし得るようにした磁気ヘッド用クリーニ
ングテープを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、この考案は、ポリエステル
等の非磁性プラスチックテープからなり、同テープの磁
気ヘッド当接面側にその長手方向に沿って非クリーニン
グ部とクリーニング部とを交互に設けてなる磁気ヘッド
用クリーニングテープにおいて、上記非クリーニング部
が上記非磁性プラスチックテープの地肌面とされている
とともに、上記クリーニング部が上記非磁性プラスチッ
クテープの表面を塑性変形してなる微細な凹凸によって
形成されており、かつ、同クリーニング部の端縁部がテ
ープ走行方向に対して斜めに形成されていることを特徴
としている。
〔実施例〕
以下、この考案を図面に示す一実施例について説明す
ると、クリーニングテープ1は例えば25〜38μmm位の厚
みを有するポリエステルフィルム等の非磁性プラスチッ
クフィルムで構成されている。このクリーニングテープ
1の一面には、長手方向に所定の幅を有するクリーニン
グ部2と、非クリーニング部3とが交互に複数配置され
ている。クリーニング部2は、上記特公昭63-50770号で
述べられているような微細な凹凸が多数形成されてお
り、非クリーニング部3はこのような凹凸が形成されて
いない平坦な面になっている。クリーニング部2はクリ
ーニングテープ1の長手方向の一方の端縁から他方の端
縁に向かって傾斜して形成されている。
このようなクリーニングテープ1の製造は、例えば以
下のようにして行なわれる。まず、クリーニングテープ
1の幅より数倍ないしは数十倍幅広の非磁性プラスチッ
クフィルムを用意する。一方、このプラスチックフィル
ムと略同じかそれより大きめのパターン版を用意してお
く。このパターン版には、その上端から下端にかけて斜
めに縞状の遮蔽部が所定の間隔を置いて設けられ、各遮
蔽部の幅はクリーニング部2の幅に略等しく、この間隔
は非クリーニング部3の幅に略等しく構成する。このパ
ターン版をプラスチックフィルム上に置き、水溶性の塗
料を塗布する。すなわち、この塗料によってプラスチッ
クフィルム上には非クリーニング部3に相当する部分は
マスキングされたことになる。このマスキングされたプ
ラスチックフィルムに対して、上記特公昭63-50770号で
述べられているようにアルミナ、ガラスビーズ、珪砂も
しくはこれらの混合物で構成された微粒子塊を圧縮空気
によって吹き付ける。これにより、マスキングされてい
ない部分は圧縮空気とともに吹き付けられる微粒子塊に
よって塑性変形され、微細な凹凸からなる波状のクリー
ニング面が形成される。一方、マスキングされた部分
は、塗料によって保護されているので、微細な凹凸は形
成されない。次に塗料を水洗い等で洗い流し、乾燥させ
た後、このプラスチックフィルムを所望のテープ幅に切
断すればよい。なお、マスキング塗料の乾燥時の硬度に
もよるが、硬度が低い塗料の場合には微粒子塊は塗料部
にも吹き付けられ、塗料部を突き破ってフィルムに僅か
な凹凸が形成される可能性があるが、この部分の凹凸は
形成されたとしても弱いので、クリーニング部2程は強
くはなく、クリーニング効果はあまりない。
したがって、クリーニングすべき磁気ヘッドにはクリ
ーニング部2と非クリーニング部3とが交互に接触し、
汚れは確実に除去できるとともに、1回のクリーニング
サイクルにおけるクリーニング部2の接触面積は従来の
クリーニングテープに比較して短くなるので、長期間使
用してもその摩耗度を少なくすることができる。また、
このクリーニングテープ1のクリーニング部2のテープ
走行方向に直交する端縁部は斜めに形成されているの
で、磁気ヘッド面にその下端部あるいは上端部から乗り
上げるようにして接触するので、クリーニング部2の端
縁部によって磁気ヘッド面の角部が不要に摩耗すること
を防止できる。
〔考案の効果〕
以上のようにこの考案のクリーニングテープは、その
表面に塑性変形による微細な凹凸を多数設けたクリーニ
ング部が長手方向に所定の幅を持って複数設けられてい
るので、この凹凸により磁気ヘッド面を確実にクリーニ
ングするとともに、アルコール系のクリーニング液を塗
布することも可能であり、1回のクリーニングサイクル
におけるクリーニング部の接触面積は従来のクリーニン
グテープに比較して短くなるので、長期間使用してもそ
の摩耗度を少なくすることができる。また、クリーニン
グ部の端縁部がテープ走行方向に対して斜めに形成され
ているため、磁気ヘッドの角部が不要に摩耗することも
ない。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例の一部を示す平面図である。 図面において、1はクリーニングテープ、2はクリーニ
ング部、3は非クリーニング部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】非磁性プラスチックテープからなり、同テ
    ープの磁気ヘッド当接面側にその長手方向に沿って非ク
    リーニング部とクリーニング部とを交互に設けてなる磁
    気ヘッド用クリーニングテープにおいて、上記非クリー
    ニング部が上記非磁性プラスチックテープの地肌面とさ
    れているとともに、上記クリーニング部が上記非磁性プ
    ラスチックテープの表面を塑性変形してなる微細な凹凸
    によって形成されており、かつ、同クリーニング部の端
    縁部がテープ走行方向に対して斜めに形成されているこ
    とを特徴とする磁気ヘッド用クリーニングテープ。
JP1989124399U 1989-10-24 1989-10-24 磁気ヘッド用クリーニングテープ Expired - Lifetime JPH087524Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989124399U JPH087524Y2 (ja) 1989-10-24 1989-10-24 磁気ヘッド用クリーニングテープ

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JP1989124399U JPH087524Y2 (ja) 1989-10-24 1989-10-24 磁気ヘッド用クリーニングテープ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0366011U JPH0366011U (ja) 1991-06-27
JPH087524Y2 true JPH087524Y2 (ja) 1996-03-04

Family

ID=31672319

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989124399U Expired - Lifetime JPH087524Y2 (ja) 1989-10-24 1989-10-24 磁気ヘッド用クリーニングテープ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6134611Y2 (ja) * 1980-08-19 1986-10-08
JPS6056911U (ja) * 1983-09-26 1985-04-20 小川 憲二 接触型情報変換ヘツドのクリ−ニング装置
JPS60194712U (ja) * 1984-06-05 1985-12-25 三菱電機株式会社 磁気ヘツドの研磨テ−プ

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JPH0366011U (ja) 1991-06-27

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