JPH0874836A - カレンダ等のためのたわみ制御可能なロール - Google Patents
カレンダ等のためのたわみ制御可能なロールInfo
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- JPH0874836A JPH0874836A JP7204408A JP20440895A JPH0874836A JP H0874836 A JPH0874836 A JP H0874836A JP 7204408 A JP7204408 A JP 7204408A JP 20440895 A JP20440895 A JP 20440895A JP H0874836 A JPH0874836 A JP H0874836A
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C13/00—Rolls, drums, discs, or the like; Bearings or mountings therefor
- F16C13/02—Bearings
- F16C13/022—Bearings supporting a hollow roll mantle rotating with respect to a yoke or axle
- F16C13/024—Bearings supporting a hollow roll mantle rotating with respect to a yoke or axle adjustable for positioning, e.g. radial movable bearings for controlling the deflection along the length of the roll mantle
- F16C13/026—Bearings supporting a hollow roll mantle rotating with respect to a yoke or axle adjustable for positioning, e.g. radial movable bearings for controlling the deflection along the length of the roll mantle by fluid pressure
- F16C13/028—Bearings supporting a hollow roll mantle rotating with respect to a yoke or axle adjustable for positioning, e.g. radial movable bearings for controlling the deflection along the length of the roll mantle by fluid pressure with a plurality of supports along the length of the roll mantle, e.g. hydraulic jacks
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D21—PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
- D21G—CALENDERS; ACCESSORIES FOR PAPER-MAKING MACHINES
- D21G1/00—Calenders; Smoothing apparatus
- D21G1/02—Rolls; Their bearings
- D21G1/0206—Controlled deflection rolls
- D21G1/0213—Controlled deflection rolls with deflection compensation means acting between the roller shell and its supporting member
- D21G1/022—Controlled deflection rolls with deflection compensation means acting between the roller shell and its supporting member the means using fluid pressure
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B27/00—Rolls, roll alloys or roll fabrication; Lubricating, cooling or heating rolls while in use
- B21B27/02—Shape or construction of rolls
- B21B27/03—Sleeved rolls
- B21B27/05—Sleeved rolls with deflectable sleeves
- B21B27/055—Sleeved rolls with deflectable sleeves with sleeves radially deflectable on a stationary beam by means of hydraulic supports
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- Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Magnetic Bearings And Hydrostatic Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【課題】ロール間隙に対する区分荷重を広範囲に調整可
能としたたわみ制御ロールを提供する。 【解決手段】たわみ制御可能なロールが、回転不能に支
承される支持体9 と、これに挿通され支持体の周りを回
転可能なロール外被6 と、ロール外被を支持体に対して
静液圧式に支持する支持要素10とからなり、これらの支
持要素が環状ポケット20と環状加圧面13とを有する環状
要素として構成されており、環状要素によって取り囲ま
れる内部空間11が、調整可能な絞り部材26を有する排出
管25に接続されている。
能としたたわみ制御ロールを提供する。 【解決手段】たわみ制御可能なロールが、回転不能に支
承される支持体9 と、これに挿通され支持体の周りを回
転可能なロール外被6 と、ロール外被を支持体に対して
静液圧式に支持する支持要素10とからなり、これらの支
持要素が環状ポケット20と環状加圧面13とを有する環状
要素として構成されており、環状要素によって取り囲ま
れる内部空間11が、調整可能な絞り部材26を有する排出
管25に接続されている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、カレンダ等のため
のたわみ制御可能なロールであって、ロール外被に挿通
されて回転不能に支承される支持体で、ロール外被が静
液圧式支持要素によって支えられており、これらの支持
要素が、外被内面に対向する支持面に少なくとも１つの
ポケットを有し、且つ支持体に対向する加圧面でもって
加圧空間を規定しており、この加圧空間が一方では加圧
媒体供給管に接続され、他方では絞りを介してポケット
に接続されている、たわみ制御可能なロールに関する。
のたわみ制御可能なロールであって、ロール外被に挿通
されて回転不能に支承される支持体で、ロール外被が静
液圧式支持要素によって支えられており、これらの支持
要素が、外被内面に対向する支持面に少なくとも１つの
ポケットを有し、且つ支持体に対向する加圧面でもって
加圧空間を規定しており、この加圧空間が一方では加圧
媒体供給管に接続され、他方では絞りを介してポケット
に接続されている、たわみ制御可能なロールに関する。
【０００２】
【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】かか
るロールは、ドイツ特許公報第 30 22 491号により公知
である。そのロールは、カレンダ用に適しているだけで
なく、光沢カレンダ用、プレス用、抄紙機、パルプ機
械、印刷機、又は鋼、プラスチック等の圧延機の一部と
しても適している。
るロールは、ドイツ特許公報第 30 22 491号により公知
である。そのロールは、カレンダ用に適しているだけで
なく、光沢カレンダ用、プレス用、抄紙機、パルプ機
械、印刷機、又は鋼、プラスチック等の圧延機の一部と
しても適している。
【０００３】この公知のロールでは、支持要素が２つの
ポケットを備えた閉じた支持面を有している。これらの
ポケットにそれぞれ１つの円筒形加圧空間が対向してお
り、この加圧空間は絞り孔を介して付属のポケットに接
続されており、且つ制御装置によって、制御可能な圧力
が供給される。両方の加圧空間には同じ圧力又は異なる
圧力を供給することができる。支持要素によって加えら
れる支持力は支持要素の寸法と圧力の制御範囲とによっ
て限定されている。
ポケットを備えた閉じた支持面を有している。これらの
ポケットにそれぞれ１つの円筒形加圧空間が対向してお
り、この加圧空間は絞り孔を介して付属のポケットに接
続されており、且つ制御装置によって、制御可能な圧力
が供給される。両方の加圧空間には同じ圧力又は異なる
圧力を供給することができる。支持要素によって加えら
れる支持力は支持要素の寸法と圧力の制御範囲とによっ
て限定されている。
【０００４】米国特許公報第 3 587 152号により公知の
たわみ制御可能なロールでは、環状要素が環状シールと
して役立ち、支持体に対向するその環状加圧面は流入す
る加圧媒体の圧力によって負荷される。これにより、環
状要素の端面がロール外被の内面に押圧される。環状要
素によって取り囲まれる内部空間は絞りを介して加圧媒
体供給管に接続されている。内部空間内の圧力がロール
外被に作用する。この場合にも、ロール外被に加えるこ
とのできる力は環状要素の寸法と圧力の制御範囲とによ
って限定されている。
たわみ制御可能なロールでは、環状要素が環状シールと
して役立ち、支持体に対向するその環状加圧面は流入す
る加圧媒体の圧力によって負荷される。これにより、環
状要素の端面がロール外被の内面に押圧される。環状要
素によって取り囲まれる内部空間は絞りを介して加圧媒
体供給管に接続されている。内部空間内の圧力がロール
外被に作用する。この場合にも、ロール外被に加えるこ
とのできる力は環状要素の寸法と圧力の制御範囲とによ
って限定されている。
【０００５】ドイツ特許公報第 38 20 974号により、ピ
ストン状シール部材を有するたわみ制御可能なロールが
公知であり、そこではロール外被に対向する正面側ポケ
ットが、絞られることなく、加圧媒体供給管に連通する
加圧空間に接続されており、且つこのポケットが、中に
縁室のある縁によって取り囲まれている。これらの縁室
は周方向に相互に離れており、絞りを介して第２加圧媒
体供給管に接続されている。これによると、ロール外被
と支持体との間の環状空間に所定圧力の加圧媒体が全体
に充填される可能性がある。その場合、ポケット内の圧
力が空隙内の圧力よりも高いときに支持体が「加圧要
素」となり、低い場合には「減圧要素」となる。
ストン状シール部材を有するたわみ制御可能なロールが
公知であり、そこではロール外被に対向する正面側ポケ
ットが、絞られることなく、加圧媒体供給管に連通する
加圧空間に接続されており、且つこのポケットが、中に
縁室のある縁によって取り囲まれている。これらの縁室
は周方向に相互に離れており、絞りを介して第２加圧媒
体供給管に接続されている。これによると、ロール外被
と支持体との間の環状空間に所定圧力の加圧媒体が全体
に充填される可能性がある。その場合、ポケット内の圧
力が空隙内の圧力よりも高いときに支持体が「加圧要
素」となり、低い場合には「減圧要素」となる。
【０００６】本発明の課題は、実用上の諸要求になお一
層対応する、冒頭に述べられた種類のたわみ制御可能な
ロールを提供することである。
層対応する、冒頭に述べられた種類のたわみ制御可能な
ロールを提供することである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この課題は、本発明によ
れば、請求項１に記載のとおり、前記の支持要素が、環
状ポケットと環状加圧面とを有する環状要素として構成
されており、環状要素によって取り囲まれる内部空間
が、調整可能な絞り部材を有する排出管に接続されてい
ることによって解決される。
れば、請求項１に記載のとおり、前記の支持要素が、環
状ポケットと環状加圧面とを有する環状要素として構成
されており、環状要素によって取り囲まれる内部空間
が、調整可能な絞り部材を有する排出管に接続されてい
ることによって解決される。
【０００８】この構造によると、それぞれの環状要素が
ロール外被に力を加える支持要素となり、各支持要素に
よって加えられる力は、環状加圧面の大きさとそこに働
く加圧媒体の圧力との積から生じる力となる。環状ポケ
ットによってロール外被は静液圧式、つまり殆ど摩耗な
しで支えられることになる。環状ポケットは、同時に、
環状要素によって取り囲まれる内部空間と、ロール外被
と支持体との間に残存する環状空間との間に遮断部を形
成する。それ故、内部空間内の圧力を環状空間内の圧力
とは無関係に保持することができる。
ロール外被に力を加える支持要素となり、各支持要素に
よって加えられる力は、環状加圧面の大きさとそこに働
く加圧媒体の圧力との積から生じる力となる。環状ポケ
ットによってロール外被は静液圧式、つまり殆ど摩耗な
しで支えられることになる。環状ポケットは、同時に、
環状要素によって取り囲まれる内部空間と、ロール外被
と支持体との間に残存する環状空間との間に遮断部を形
成する。それ故、内部空間内の圧力を環状空間内の圧力
とは無関係に保持することができる。
【０００９】排出管内の絞り部材は少なくとも２つの位
置、つまり閉位置と全開位置とを占めているが、任意の
中間位置も占めることができるのが望ましい。絞り部材
が開くと、環状ポケットから内部空間内に達した加圧媒
体が直ちに流出する。支持力は環状要素の支持面の範囲
でのみ加えられる。他方、絞り部材が閉じると、内部空
間内には環状ポケット内と同じ圧力が増成される。それ
故、大きく構造変更することなく圧力有効面を、従って
支持力も、著しく増大させることができる。絞り部材の
適宜な調整によって、内部空間内で任意の各中間圧力を
維持することができる。それ故、支持力の調整範囲が広
くなり、そのために、１本の圧力媒体供給管と１本の排
出管が必要となるだけである。
置、つまり閉位置と全開位置とを占めているが、任意の
中間位置も占めることができるのが望ましい。絞り部材
が開くと、環状ポケットから内部空間内に達した加圧媒
体が直ちに流出する。支持力は環状要素の支持面の範囲
でのみ加えられる。他方、絞り部材が閉じると、内部空
間内には環状ポケット内と同じ圧力が増成される。それ
故、大きく構造変更することなく圧力有効面を、従って
支持力も、著しく増大させることができる。絞り部材の
適宜な調整によって、内部空間内で任意の各中間圧力を
維持することができる。それ故、支持力の調整範囲が広
くなり、そのために、１本の圧力媒体供給管と１本の排
出管が必要となるだけである。
【００１０】別の構成では、請求項２に記載のとおり、
ロール外被と支持体との間に残存する環状空間が、調整
可能な第２絞り部材を有する排出管に接続されている。
絞り部材は少なくとも１つの全開位置と１つの閉位置と
を占めるが、この場合にも、任意の中間位置も占めるこ
とができるのが望ましい。第２絞り部材が完全に開く
と、空隙内には高圧が生じない。他方、第２絞り部材が
閉じると、空隙内にはポケット内の最高圧に等しい圧力
が生じる。この場合にも任意の中間圧力を調整すること
ができる。環状ポケットにより、内部空間と環状空間と
の間で液体交換が起きない点が特に重要である。この場
合、内部空間内の圧力を高めてロール外被を「拡張させ
る」閉じた第２絞り部材と、環状要素の内部空間内の圧
力を低下させる開いた第１絞り部材との組合せが、特に
興味深い点である。つまりこれにより、環状要素に対角
線上で対向する側にロール外被が半径方向外方に負荷さ
れる。
ロール外被と支持体との間に残存する環状空間が、調整
可能な第２絞り部材を有する排出管に接続されている。
絞り部材は少なくとも１つの全開位置と１つの閉位置と
を占めるが、この場合にも、任意の中間位置も占めるこ
とができるのが望ましい。第２絞り部材が完全に開く
と、空隙内には高圧が生じない。他方、第２絞り部材が
閉じると、空隙内にはポケット内の最高圧に等しい圧力
が生じる。この場合にも任意の中間圧力を調整すること
ができる。環状ポケットにより、内部空間と環状空間と
の間で液体交換が起きない点が特に重要である。この場
合、内部空間内の圧力を高めてロール外被を「拡張させ
る」閉じた第２絞り部材と、環状要素の内部空間内の圧
力を低下させる開いた第１絞り部材との組合せが、特に
興味深い点である。つまりこれにより、環状要素に対角
線上で対向する側にロール外被が半径方向外方に負荷さ
れる。
【００１１】請求項３に記載のとおり、支持要素は好ま
しくは横断面が円環状である。そのことから、支持要素
及び加圧空間の製造が容易となり、支持要素の密封も容
易となる。しかし、支持要素を円環形状とは異なる横断
面、例えば正方形又は矩形横断面とすることもできる。
しくは横断面が円環状である。そのことから、支持要素
及び加圧空間の製造が容易となり、支持要素の密封も容
易となる。しかし、支持要素を円環形状とは異なる横断
面、例えば正方形又は矩形横断面とすることもできる。
【００１２】請求項４に記載のとおり、環状ポケット
は、内部を仕切によって区分するのが望ましい。各区分
ポケットは絞りを介して加圧空間に接続されている。ポ
ケットを区分することによっても、依然としてその環形
状が維持されるため、ロール外被に対する支持要素の安
定性が高まる。
は、内部を仕切によって区分するのが望ましい。各区分
ポケットは絞りを介して加圧空間に接続されている。ポ
ケットを区分することによっても、依然としてその環形
状が維持されるため、ロール外被に対する支持要素の安
定性が高まる。
【００１３】更に、請求項５に記載のとおり、環状ポケ
ットと環状加圧面が、ほぼ合同で、半径方向に並んで設
けられているのが好ましい。これにより、加圧面がポケ
ット面の方向に負荷され、力の偏向は生じない。
ットと環状加圧面が、ほぼ合同で、半径方向に並んで設
けられているのが好ましい。これにより、加圧面がポケ
ット面の方向に負荷され、力の偏向は生じない。
【００１４】請求項６に記載のとおり、ポケット面を加
圧面よりも僅かに大きくすることにより、最良の結果が
得られる。
圧面よりも僅かに大きくすることにより、最良の結果が
得られる。
【００１５】実際的構成においては、請求項７に記載の
とおり、調整可能な絞り部材が弁であると有利である。
このような弁は制御装置又は調節装置によって容易に調
整することができ、その都度の作業条件に良好に適合さ
せることができる。
とおり、調整可能な絞り部材が弁であると有利である。
このような弁は制御装置又は調節装置によって容易に調
整することができ、その都度の作業条件に良好に適合さ
せることができる。
【００１６】特に、請求項８に記載のとおり、調整可能
な弁を圧力保持弁とすることによって、その前方にある
空間の圧力、つまり環状要素の内部空間又はロール外被
の環状空間内の圧力を、希望する値に保つことができ
る。
な弁を圧力保持弁とすることによって、その前方にある
空間の圧力、つまり環状要素の内部空間又はロール外被
の環状空間内の圧力を、希望する値に保つことができ
る。
【００１７】
【発明の実施の形態】図面に示した好ましい実施形態に
基づいて、以下、本発明を詳しく説明する。
基づいて、以下、本発明を詳しく説明する。
【００１８】図１と図２の実施形態では、上ロール１と
下ロール２との間に圧搾間隙３が形成され、この間隙を
通して、例えば紙シートが処理される。上ロール１の各
末端は、外力Ｐが負荷される軸受４、５で保持されてい
る。軸受４、５を持ち上げることによってロール間隙３
が開く。図示されていない回転駆動装置により、好まし
くは上ロール１が駆動される。
下ロール２との間に圧搾間隙３が形成され、この間隙を
通して、例えば紙シートが処理される。上ロール１の各
末端は、外力Ｐが負荷される軸受４、５で保持されてい
る。軸受４、５を持ち上げることによってロール間隙３
が開く。図示されていない回転駆動装置により、好まし
くは上ロール１が駆動される。
【００１９】下ロール２がロール外被６を有し、このロ
ール外被は回転不能に軸受７、８内で保持された支持体
９の周りを回転可能となっている。図１になお詳しく図
示されているように、このロール外被は支持要素10によ
って支持されている。支持要素10は、内部空間11を取り
囲む環状要素である。環状要素は環状溝12内に密封状態
で保持されており、この環状溝は加圧面13によって規定
される加圧空間14を形成している。この加圧空間は供給
管14を介して加圧流体源16に接続されており、ここでは
加圧流体源がポンプ17と圧力制御弁配置18とで図示され
ている。環状要素は、ロール外被６の内面に対向する支
持面19を有し、この支持面には内部空間11を事実上完全
に取り囲む環状ポケット20が形成されている。このポケ
ット内は細い仕切21によって区分ポケットに区分されて
いるだけである。各部分ポケットは、絞り23を備えた導
管22を介して、加圧空間14に接続されている。ポケット
面Atは加圧面Akよりも多少大きくなっており、このため
に環状要素がポケット部分に拡張部24を有している。横
断面積Aiを有する内部空間11は、排出管25を介して、こ
こでは調整可能な圧力保持弁の形の第１絞り部材26に接
続されている。
ール外被は回転不能に軸受７、８内で保持された支持体
９の周りを回転可能となっている。図１になお詳しく図
示されているように、このロール外被は支持要素10によ
って支持されている。支持要素10は、内部空間11を取り
囲む環状要素である。環状要素は環状溝12内に密封状態
で保持されており、この環状溝は加圧面13によって規定
される加圧空間14を形成している。この加圧空間は供給
管14を介して加圧流体源16に接続されており、ここでは
加圧流体源がポンプ17と圧力制御弁配置18とで図示され
ている。環状要素は、ロール外被６の内面に対向する支
持面19を有し、この支持面には内部空間11を事実上完全
に取り囲む環状ポケット20が形成されている。このポケ
ット内は細い仕切21によって区分ポケットに区分されて
いるだけである。各部分ポケットは、絞り23を備えた導
管22を介して、加圧空間14に接続されている。ポケット
面Atは加圧面Akよりも多少大きくなっており、このため
に環状要素がポケット部分に拡張部24を有している。横
断面積Aiを有する内部空間11は、排出管25を介して、こ
こでは調整可能な圧力保持弁の形の第１絞り部材26に接
続されている。
【００２０】更に、ロール外被６と支持体９との間の空
隙27には、別の排出管28を介して、調整可能な圧力保持
弁の形の第２絞り部材29が接続されている。
隙27には、別の排出管28を介して、調整可能な圧力保持
弁の形の第２絞り部材29が接続されている。
【００２１】図２では、支持要素10が圧力制御弁配置18
と第１絞り部材26にどのように接続されているかのみが
示されている。残りの支持要素にも、それぞれ独自の弁
及び絞り部材を設けて、これらの支持要素10を帯域ごと
にまとめることもできる。上では主として両方の絞り部
材26、29の極位置（閉位置と全開位置）で検討されてい
るが。中間位置、つまり部分的に絞った位置で、操作員
が適宜に適用する中間圧力Pi、Puが得られる。
と第１絞り部材26にどのように接続されているかのみが
示されている。残りの支持要素にも、それぞれ独自の弁
及び絞り部材を設けて、これらの支持要素10を帯域ごと
にまとめることもできる。上では主として両方の絞り部
材26、29の極位置（閉位置と全開位置）で検討されてい
るが。中間位置、つまり部分的に絞った位置で、操作員
が適宜に適用する中間圧力Pi、Puが得られる。
【００２２】このことから以下の運転様式が可能とな
る。加圧空間14内に圧力Pkが、内部空間11内に内部圧力
Piが、また環状空間27内に外部圧力Puが存在すると仮定
する。
る。加圧空間14内に圧力Pkが、内部空間11内に内部圧力
Piが、また環状空間27内に外部圧力Puが存在すると仮定
する。
【００２３】１．両方の絞り部材26、29が開いていると
き、Pu＝０、Pi＝０、Pk＞０である。
き、Pu＝０、Pi＝０、Pk＞０である。
【００２４】この場合、環状要素として構成される支持
要素10が比較的小さなポケット内の加圧面Atで作動す
る。油の流出によって面Aiが無圧となっているので、こ
の運転様式では、許容外に小さくならず制御可能な範囲
内にある油圧によってロール間隙３での区分荷重を小さ
くして稼働できる利点がある。
要素10が比較的小さなポケット内の加圧面Atで作動す
る。油の流出によって面Aiが無圧となっているので、こ
の運転様式では、許容外に小さくならず制御可能な範囲
内にある油圧によってロール間隙３での区分荷重を小さ
くして稼働できる利点がある。
【００２５】２．第１絞り部材26が完全に又は部分的に
閉じて、第２絞り部材29が開いているとき、Pu＝０、０
＜Pi＜Pt、Pk＞０となる。
閉じて、第２絞り部材29が開いているとき、Pu＝０、０
＜Pi＜Pt、Pk＞０となる。
【００２６】内部空間11から逆流する油が絞り部材26に
よって絞られるので、内部空間内に圧力Piが増成され
る。この圧力は面積Aiでもって付加的に力としてロール
外被６に作用する。内部空間11から逆流する加圧媒体が
絞り部材26によって完全に絞られると、ポケット内の圧
力Ptと内部空間の圧力Piとが等しくなる。このこき、圧
力Pkに応じて環状要素の最大負荷能力が得られる。加圧
総面積が比較的大きいので、通常の油圧によって最高の
区分荷重で稼働させることもできる。
よって絞られるので、内部空間内に圧力Piが増成され
る。この圧力は面積Aiでもって付加的に力としてロール
外被６に作用する。内部空間11から逆流する加圧媒体が
絞り部材26によって完全に絞られると、ポケット内の圧
力Ptと内部空間の圧力Piとが等しくなる。このこき、圧
力Pkに応じて環状要素の最大負荷能力が得られる。加圧
総面積が比較的大きいので、通常の油圧によって最高の
区分荷重で稼働させることもできる。
【００２７】３．第２絞り部材29が閉じ、第１絞り部材
26が開いているとき、Pu＞０、Pu＜Pt＜Pk、Pi＝０とな
る。
26が開いているとき、Pu＞０、Pu＜Pt＜Pk、Pi＝０とな
る。
【００２８】環状空間27から逆流する全支持要素の加圧
媒体が絞られるので、環状空間27内に圧力Pu＞０が生じ
る。この圧力は、環状支持要素10の対向部分を除く、ロ
ール外被６の内面全体に作用する。この場合内部空間11
から流出する加圧媒体が絞られていないので、環状要素
の力はロール外被６対して負の方向に作用する。なぜな
らば、圧力Puと内面積Aiとの積に等しい力が逆向きに生
じるからである。こうして、環状要素でもって、ロール
間隙３から離れる方向の力をロール外被６に加えること
ができる。それ故、環状要素を使用した場合、希望する
曲げを達成するため、あるいは、ロール外被を間隙３か
ら離すために、間隙から離れる方向に向けて取付けられ
る相手側の支持部材を省略することができる。
媒体が絞られるので、環状空間27内に圧力Pu＞０が生じ
る。この圧力は、環状支持要素10の対向部分を除く、ロ
ール外被６の内面全体に作用する。この場合内部空間11
から流出する加圧媒体が絞られていないので、環状要素
の力はロール外被６対して負の方向に作用する。なぜな
らば、圧力Puと内面積Aiとの積に等しい力が逆向きに生
じるからである。こうして、環状要素でもって、ロール
間隙３から離れる方向の力をロール外被６に加えること
ができる。それ故、環状要素を使用した場合、希望する
曲げを達成するため、あるいは、ロール外被を間隙３か
ら離すために、間隙から離れる方向に向けて取付けられ
る相手側の支持部材を省略することができる。
【００２９】図３〜図５では該当する部品に100 を加え
た符号が使用されている。これらの図は、特に細い支持
面119 を有する実用的実施形態を示しており、この実施
形態はきわめて小さな区分荷重での作業を可能とする。
支持要素110 は図５に示す円環状横断面を有する。環状
ポケット120 は細い仕切121 によって区分ポケット120'
に区分されており、これらの区分ポケットは、それぞ
れ、孔として形成された導管122 を介して加圧空間114
に接続されている。これにより、ロール外被６の回転に
よって環状要素に作用する摩擦力によって引き起こされ
る可能性のある傾頭傾向に対して環状要素を安定化する
ことができる。
た符号が使用されている。これらの図は、特に細い支持
面119 を有する実用的実施形態を示しており、この実施
形態はきわめて小さな区分荷重での作業を可能とする。
支持要素110 は図５に示す円環状横断面を有する。環状
ポケット120 は細い仕切121 によって区分ポケット120'
に区分されており、これらの区分ポケットは、それぞ
れ、孔として形成された導管122 を介して加圧空間114
に接続されている。これにより、ロール外被６の回転に
よって環状要素に作用する摩擦力によって引き起こされ
る可能性のある傾頭傾向に対して環状要素を安定化する
ことができる。
【００３０】図６では該当する部品に200 を加えた符号
が使用され、この図から明らかなように、支持要素220
を、円環状ではなく矩形の横断面とすることもできる。
従って支持面219 は矩形となる。ポケット220 内は仕切
221 によって区分ポケット220'に区分されており、これ
らの各区分ポケットも、導管222 と絞りとを介して加圧
空間に接続されている。
が使用され、この図から明らかなように、支持要素220
を、円環状ではなく矩形の横断面とすることもできる。
従って支持面219 は矩形となる。ポケット220 内は仕切
221 によって区分ポケット220'に区分されており、これ
らの各区分ポケットも、導管222 と絞りとを介して加圧
空間に接続されている。
【図１】 本発明のロールに使用される支持要素の拡大
断面図である。
断面図である。
【図２】 カレンダに組込まれた支持要素の略示図であ
る。
る。
【図３】 他の実施形態における支持要素部分の縦断面
図である。
図である。
【図４】 他の実施形態における支持要素部分の横断面
図である。
図である。
【図５】 他の実施形態における支持要素部分の平面図
である。
である。
【図６】 更に他の実施形態における支持要素部分の平
面図である。
面図である。
１・・・ 上ロール ２・・・ 下ロール ３・・・ ロール間隙 ６・・・ ロール外被 ９・・・ 支持体 １０・・・ 支持部材 １１・・・ 内部空間 １４・・・ 加圧空間 １６・・・ 加圧流体源 ２６・・・ 第１の絞り部材 ２９・・・ 第２の絞り部材 Ai、Ak、At・・・ 加圧面積 Pi、Pk、Pt、Pu・・・ 圧力
Claims (8)
- 【請求項１】 カレンダ等のためのたわみ制御可能なロ
ールであって、ロール外被に挿通されて回転不能に支承
される支持体で、ロール外被が静液圧式支持要素によっ
て支えられており、これらの支持要素が、外被内面に対
向する支持面に少なくとも１つのポケットを有し、且つ
支持体に対向する加圧面でもって加圧空間を規定してお
り、この加圧空間が一方で圧媒送り管に接続され、他方
で絞りを介してポケットに接続されているものにおい
て、支持要素(10; 110; 210)が、環状ポケット(20; 12
0; 220)と環状加圧面(13; 113) とを有する環状要素と
して構成されており、環状要素によって取り囲まれる内
部空間(11; 111; 211)が、調整可能な絞り部材(26)を有
する排出管(25; 125; 225)に接続されていることを特徴
とするたわみ制御可能なロール。 - 【請求項２】 ロール外被(6) と支持体(10)との間に残
存する環状空間(27)が、調整可能な第２絞り部材(29)を
有する排出管(28)に接続されていることを特徴とする請
求項１記載のロール。 - 【請求項３】 支持要素(10, 110) の横断面が円環状で
あることを特徴とする請求項１又は２に記載のロール。 - 【請求項４】 環状ポケット(20; 120; 220)が仕切(21;
121; 221)によって区分されており、各区分ポケット(1
20'; 220')が絞り(23)を介して加圧空間(14;114) に接
続されていることを特徴とする請求項１〜３のいずれか
１項に記載のロール。 - 【請求項５】 環状ポケット(20; 120) と環状加圧面(1
3; 113) が、ほぼ合同で、半径方向に並んで設けられて
いることを特徴とする請求項１〜４のいずれか１項に記
載のロール。 - 【請求項６】 ポケット面(At)を加圧面(Ak)よりも僅か
に大きくしたことを特徴とする請求項５に記載のロー
ル。 - 【請求項７】 調整可能な絞り部材(26, 29)が弁である
ことを特徴とする、請求項１〜６のいずれか１項に記載
のロール。 - 【請求項８】 調整可能な弁が圧力保持弁であることを
特徴とする請求項７に記載のロール。
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|---|---|---|---|
| DE4429499A DE4429499C1 (de) | 1994-08-19 | 1994-08-19 | Durchbiegungssteuerbare Walze für einen Kalander o. dgl. |
| DE4429499.9 | 1994-08-19 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0874836A true JPH0874836A (ja) | 1996-03-19 |
| JP2624464B2 JP2624464B2 (ja) | 1997-06-25 |
Family
ID=6526123
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7204408A Expired - Fee Related JP2624464B2 (ja) | 1994-08-19 | 1995-08-10 | カレンダ等のためのたわみ制御可能なロール |
Country Status (6)
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| US (1) | US5628717A (ja) |
| EP (1) | EP0697483B1 (ja) |
| JP (1) | JP2624464B2 (ja) |
| CA (1) | CA2154377C (ja) |
| DE (3) | DE4429499C1 (ja) |
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| DE19629967C2 (de) * | 1996-07-25 | 2002-04-11 | Kuesters Eduard Maschf | Walze für die Druckbehandlung einer Bahn |
| DE19632769C2 (de) * | 1996-08-14 | 2001-05-31 | Kuesters Eduard Maschf | Kalander mit einer Schnellöffnungseinrichtung |
| DE10249483B4 (de) | 2002-10-24 | 2005-05-19 | Voith Paper Patent Gmbh | Biegeausgleichswalze und Verfahren zum Betreiben einer Biegeausgleichswalze |
| DE102004022377A1 (de) | 2004-05-06 | 2005-12-08 | Voith Paper Patent Gmbh | Biegeausgleichswalze |
| US8671634B2 (en) * | 2011-03-29 | 2014-03-18 | Board Of Regents Of The University Of Nebraska | Shallow flat soffit precast concrete floor system |
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| DE3683495D1 (de) * | 1986-09-03 | 1992-02-27 | Kleinewefers Gmbh | Deformationsregelwalze. |
| EP0273185B1 (de) * | 1986-11-29 | 1990-10-31 | Eduard Küsters Maschinenfabrik GmbH & Co. KG | Walze mit steuerbarem Liniendruck |
| DE3820974C3 (de) * | 1988-06-22 | 1996-03-21 | Kuesters Eduard Maschf | Dichtungsglied bzw. Walze |
| DE3835152C1 (ja) * | 1988-10-15 | 1990-04-26 | Eduard Kuesters, Maschinenfabrik, Gmbh & Co Kg, 4150 Krefeld, De | |
| DE3918989C1 (ja) * | 1989-06-10 | 1990-12-13 | Eduard Kuesters Maschinenfabrik Gmbh & Co Kg, 4150 Krefeld, De | |
| DE4030537C1 (ja) * | 1990-09-27 | 1991-10-10 | Kleinewefers Gmbh, 4150 Krefeld, De |
-
1994
- 1994-08-19 DE DE4429499A patent/DE4429499C1/de not_active Expired - Fee Related
-
1995
- 1995-07-12 EP EP95110883A patent/EP0697483B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1995-07-12 DE DE59500751T patent/DE59500751D1/de not_active Expired - Lifetime
- 1995-07-21 CA CA002154377A patent/CA2154377C/en not_active Expired - Fee Related
- 1995-08-10 US US08/513,426 patent/US5628717A/en not_active Expired - Fee Related
- 1995-08-10 JP JP7204408A patent/JP2624464B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1995-08-16 FI FI953873A patent/FI113202B/fi not_active IP Right Cessation
- 1995-11-02 DE DE19540791A patent/DE19540791C1/de not_active Expired - Fee Related
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