JPH0874161A - 補強構造を有する立体網状体およびその製造方法 - Google Patents

補強構造を有する立体網状体およびその製造方法

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JPH0874161A
JPH0874161A JP7004756A JP475695A JPH0874161A JP H0874161 A JPH0874161 A JP H0874161A JP 7004756 A JP7004756 A JP 7004756A JP 475695 A JP475695 A JP 475695A JP H0874161 A JPH0874161 A JP H0874161A
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reinforcing
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molten
loop
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JP7004756A
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Shigeaki Nakanishi
重明 中西
Hironori Nishimura
紘紀 西村
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Toray Monofilament Co Ltd
Original Assignee
Toray Monofilament Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 強度バランスにすぐれた補強構造を有する立
体網状体およびこの立体網状体を複雑な工程を要するこ
となく効率的に製造する方法を提供する。 【構成】 合成樹脂からなる多数のループ状モノフィラ
メント2が不規則に交絡し相互の交絡点が融着してなる
立体網状体の少なくとも一側面に、この立体網状体の形
成方向と平行に補強繊条体3を配置し、この補強繊条体
3と前記ループ状モノフィラメント2との交叉点5aの
少なくとも一部を接合するか、またはさらに前記立体網
状体の形成方向に、前記ループ状モノフィラメント2が
他の部分よりも高密度に融着した高密度層を所定の間隔
を置いて配置し、この高密度層と前記補強繊条体3の交
叉点を接合したことを特徴とする補強構造を有する立体
網状体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、実用的な補強性能を有
する立体網状体およびその製造方法に関し、さらに詳し
くは、合成樹脂モノフィラメントが立体的に交絡してポ
ーラスかつ補強された網状構造を備え、例えば緑化補助
材や法面保護材などの土木用資材、濾過材などの排水用
資材、クッション材などの緩衝材用資材、各種水産資
材、水質浄化資材および各種固形物保持用資材などに適
した性能を有する立体網状体、およびこの立体網状体を
効率的に製造する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】合成樹脂からなるループ状モノフィラメ
ントが不規則に交絡し、相互の交絡点が融着してなる立
体網状体は、従来から土木用資材、排水用資材、緩衝材
用資材、水産資材、水質浄化資材および固形物保持用資
材などの各種用途に用いられている。
【0003】しかるに、近年では、これら立体網状体に
対し、実用的な補強性能の付与が強く求められており、
かかる補強性能を備えた立体網状体の製造方法として
は、特公昭62−3263号公報および特公平3−17
666号公報に記載の方法がすでに提案されている。
【0004】すなわち、上記特公昭62−3263号公
報に記載の方法は、立体網状体の製造時に、織布、不織
布および編織物などの基材を前記立体網状体の側面に同
時積層する方法であり、この方法で得られる立体網状体
は、確かにその側面強度が向上したものである。しか
し、この方法は、その側面強度こそ向上するものの、網
状体の厚み方向に対する補強性能が不充分であるという
問題を残していた。
【0005】また、上記特公平3−17666号公報に
記載の方法は、立体網状体の製造時に、芯となるストレ
ートな合成樹脂繊条体を同時に溶融押出して、立体網状
体の中心部にこの合成樹脂繊条体を配置する方法であ
る。この方法で得られる立体網状体は、確かにその内部
強度が向上したものであるが、この方法で得られる立体
網状体は、繊条体の配置方向に対し直角にかかる負荷お
よび網状体の側面方向にかかる負荷に対しては、十分な
補強効果を発揮することができず、強度バランスが大き
く崩れ、立体網状体の変形や破壊を招きやすいという問
題があった。
【0006】しかも、上記特公昭62−3263号公報
に記載の立体網状体を製造するに際しては、この立体網
状体を形成するためのループ状モノフィラメントと、芯
となる合成樹脂繊条体の押出速度とを微妙に調整する必
要があるため、生産性が劣るという問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した従
来の補強構造を有する立体網状体が有する問題点を解消
することを課題として検討した結果、達成されたもので
ある。
【0008】したがって、本発明の目的は、強度バラン
スにすぐれた補強構造を有する立体網状体およびこの立
体網状体をすぐれた生産性のもとに効率的に製造する方
法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の補強構造を有する立体網状体は、合成樹
脂からなる多数のループ状モノフィラメントが不規則に
交絡し相互の交絡点が融着してなる立体網状体の少なく
とも一側面に、この立体網状体の形成方向と平行に補強
繊条体を配置し、この補強繊条体と前記ループ状モノフ
ィラメントとの交叉点の少なくとも一部を接合したこと
を特徴とする(第1発明)。
【0010】そして、上記第1発明の立体網状体は、多
数の細孔を有する紡糸口金から合成樹脂を溶融押出し、
溶融フィラメント束を自然落下させこの落下速度よりも
遅い速度で引取りながら冷却・固化せしめることによ
り、溶融ループ状モノフィラメントを形成しつつ、これ
らループ状モノフィラメントが不規則に交絡し相互の交
絡点が融着した立体網状体を製造するに際し、この立体
網状体の少なくとも一側面に対して、前記立体網状体の
形成方向と平行に溶融した補強繊条体を供給し、前記溶
融フィラメント束と同時に引き取ることにより、前記ル
ープ状モノフィラメントと前記補強繊条体の交叉点の少
なくとも一部を融着せしめることを特徴とする製造方法
により効率的に製造することができる。
【0011】また、本発明の補強構造を有する立体網状
体の製造方法は、合成樹脂からなる多数のループ状モノ
フィラメントが不規則に交絡し相互の交絡点が融着して
なる立体網状体の形成方向と平行に補強繊条体を配置
し、この補強繊条体と前記ループ状モノフィラメントと
の交叉点の少なくとも一部を接合すると共に、前記立体
網状体の形成方向に、前記ループ状モノフィラメントが
他の部分よりも高密度に融着した高密度層を所定の間隔
を置いて配置し、この高密度層と前記補強繊条体の交叉
点を接合したことを特徴とする(第2発明)。
【0012】そして、上記第2発明の立体網状体は、多
数の細孔を有する紡糸口金から合成樹脂を溶融押出し
て、溶融フィラメント束を自然落下させこの落下速度よ
りも遅い速度で引取りながら冷却・固化せしめることに
より、溶融ループ状モノフィラメントを形成しつつ、こ
れらループ状モノフィラメントが不規則に交絡し相互の
交絡点が融着した立体網状体を製造するに際し、この立
体網状体の形成方向と平行に溶融した補強繊条体を供給
し、前記溶融フィラメント束と同時に引き取ることによ
り、前記ループ状モノフィラメントと前記補強繊条体の
交叉点の少なくとも一部を融着せしめると共に、前記溶
融フィラメント束の引取り速度を間歇的に減速または停
止することにより、前記立体網状体の形成方向に、前記
ループ状モノフィラメントが他の部分よりも高密度に融
着した高密度層を所定の間隔を置いて形成し、前記高密
度層と前記補強繊条体の交叉点を融着せしめることを特
徴とする製造方法により効率的に製造することができ
る。
【0013】
【発明の実施態様】以下、図面を参照しつつ、本発明に
ついて詳細に説明する。
【0014】図1は本発明の立体網状体の第1実施例を
示す斜視図、図2は本発明の立体網状体の第2実施例を
示す斜視図、図3は本発明の立体網状体の第3実施例を
示す斜視図、図4は図1および図2に示した立体網状体
の製造方法の一実施態様を説明する装置の概要説明図、
図5は図4における紡糸口金の斜視説明図、図6は図3
に示した立体網状体の製造方法の一実施態様を説明する
装置の概要説明図であり図6(a)は引取装置を運転中
の状態を示す一部断面図、図6(b)は引取装置を停止
中の状態を示す一部断面図、図7は図3に示した立体網
状体の製造方法の他の実施態様を説明する装置の概要説
明図である。
【0015】まず、本発明の補強構造を有する立体網状
体の構成について説明し、次いでこの立体網状体の製造
方法について説明する。
【0016】図1に示した第1実施例において、本第1
発明の立体網状体は、合成樹脂からなるループ状モノフ
ィラメント2が不規則に交絡し、相互の交絡点が融着し
てなる立体網状体1を基本構造とするものである。
【0017】そして、立体網状体1の少なくとも一側面
(図面では両側面)には、前記ループ状モノフィラメン
ト2よりも大径または同径の補強繊条体3が、立体網状
体1の形成方向(A方向)と平行に配置されており、か
つ前記補強繊条体3とループ状モノフィラメント2との
交叉点5aの少なくとも一部が接合していることを特徴
とする。
【0018】なお、図1中C方向は立体網状体1の厚み
方向を示す。
【0019】また、前記補強繊条体3は、通常は図1に
示したように直線状に形成されるが、図2(a)または
(b)に示した第2実施例のように蛇行状(a)または
螺旋状であっても差支えない。
【0020】図1および図2において、補強繊条体3
は、立体網状体1の形成過程において、立体網状体1の
形成方向(A方向)に供給されることによって、ループ
状モノフィラメント2との交叉点5aの少なくとも一部
と接合しつつ配置されたものであり、立体網状体の形成
方向(A方向)に加わる外力に対する補強に大きく寄与
することになる。
【0021】そして、特に補強繊条体3を、立体網状体
1の両側面に配置することによって、この立体網状体1
の厚み方向(C方向)にかかる外力に対する補強にも大
きく寄与することになる。
【0022】したがって、本第1発明の立体網状体は、
AおよびCの両方向の強度バランスがすぐれており、変
形や破壊に対する耐久性が高いという特性を有してい
る。
【0023】また、図3に示した第3実施例において、
本第2発明の立体網状体は、上記第1および第2実施例
と同様に、合成樹脂からなるループ状モノフィラメント
2が不規則に交絡し、相互の交絡点が融着してなる立体
網状体1を基本構造とするものである。
【0024】そして、上記第1および第2実施例と同様
に、立体網状体1の少なくとも一側面(図面では両側
面)には、前記ループ状モノフィラメント2よりも大径
または同径の補強繊条体3が、立体網状体1の形成方向
(A方向)と平行に配置されており、かつ前記補強繊条
体3とループ状モノフィラメント2との交叉点5aの少
なくとも一部が接合している。
【0025】前記補強繊条体3は、通常は直線状に形成
されるが、図2と同様に蛇行状または螺旋状であっても
差支えない。
【0026】また、本第3実施例においては、補強繊条
体3が立体網状体1の内部に存在してもとくに問題はな
いが、製造上の理由からは、立体網状体を側面に配置す
ることがとくに有利である。
【0027】ただし、本第3実施例においては、上記に
加えて、前記ループ状モノフィラメント2が他の部分よ
りも高密度に融着した高密度層4が、前記立体網状体1
の形成方向(図中A方向)に所定の間隔を置いて、この
形成方向と直交する方向(図中B方向…すなわち幅方
向)に存在し、かつ前記高密度層4と前記補強繊条体3
の交叉点5bが接合していることを特徴とする。
【0028】図3において、高密度層4は、立体網状体
1の形成途中で、ループ状モノフィラメント2を形成す
る溶融フィラメント束の引取り速度を間歇的に減速また
は停止することにより、ループ状モノフィラメント2を
他の部分よりも高密度に融着せしめることにより形成さ
れた層であり、立体網状体1の幅(B方向)と厚み(C
方向)を成す面に形成されることから、立体網状体の幅
方向と厚み方向に加わる外力に対する補強に大きく寄与
することになる。
【0029】また、補強繊条体3は、上記第1および第
2実施例と同様に、立体網状体1の形成方向(A方向)
に加わる外力に対する補強に大きく寄与することにな
る。
【0030】そして、補強繊条体3と高密度層4との交
叉点5bとが接合されていることによって、立体網状体
1の各方向への外力の負荷に対して、より一層大きな補
強効果を持たせることができる。
【0031】したがって、本第2発明の立体網状体は、
A、BおよびCの三方向の強度バランスがすぐれてお
り、変形や破壊に対する耐久性が高いという特性を有し
ている。
【0032】次に、本第1発明と第2発明の立体網状体
における共通事項について説明する。
【0033】本発明において、ル−プ状モノフィラメン
ト2を形成するために用いる合成樹脂としては、ナイロ
ン6、ナイロン66、ナイロン610、ナイロン61
2、ナイロン11、ナイロン12およびこれらの相互共
重合体やブレンド物などのポリアミド、各種ポリアミド
エラストマー、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチ
レンテレフタレート、ポリエチレンナフタレートおよび
これらの相互共重合体またはブレンド物などのポリエス
テル、各種ポリエステルエラストマー、ポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリブテン、これらの共重合体、エチ
レン/酢酸ビニル共重合体、エチレン/アクリル酸共重
合体、エチレン/メタクリル酸共重合体、エチレン/ア
クリル酸エステル共重合体、エチレン/メタクリル酸エ
ステル共重合体、エチレン系アイオノマー、オレフィン
系エラストマー、塩素化ポリエチレン、各種変性ポリオ
レフィンおよびこれらの混合物などのポリオレフィン系
ポリマ、軟質・硬質のポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリ
デン、ポリフッ化ビニリデンおよびエチレン/テトラフ
ルオロエチレン共重合体などのハロゲン化ビニル系ポリ
マ、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリウレ
タン、スチレン系樹脂、ポリアセタ−ル系樹脂、ポリカ
−ボネ−ト系樹脂、ポリフェニレンサルファイド系樹脂
などの熱可塑性合成樹脂が挙げられ、これらの合成樹脂
は、着色剤、可塑剤、耐熱剤、耐候剤、難燃剤、発泡
剤、滑剤、増量剤、強化材および砥材などの添加剤を任
意に含有することができる。
【0034】ループ状モノフィラメント2を形成するモ
ノフィラメントの太さは通常0.1〜3mmの範囲であ
り、その断面形状は円形、多角形、多葉形およびこれら
の偏平形などが挙げられるが特に制限されない。
【0035】また、ループ状モノフィラメント2のル−
プ曲率半径は、立体網状体の厚みにもよるが、通常は1
〜20mm程度が適当である。
【0036】補強繊条体3としては、前記ル−プ状モノ
フィラメント2を形成するために用いる合成樹脂が使用
できるほか、綿・麻などの天然繊維、ガラス繊維・炭素
繊維などの無機繊維、あるいはセルロ−ス系繊維、アク
リル系繊維、ポリウレタン系繊維、ポリフェニレンサル
ファイド繊維、アラミド繊維などが使用でき、これらは
1本の繊維からなるモノフィラメント、何本かの繊維を
引き揃え・撚り・編みなどしたもの、あるいはテ−プ状
のものなどの形態で使用され、延伸および未延伸にかか
わらず使用することができる。
【0037】この補強繊条体3は、立体網状体1の形成
方向(A方向)と平行に、特に本第2発明の場合には高
密度層4と直交する方向(A方向、補強繊条体が蛇行状
である場合には蛇行の中心線が立体網状体の形成方向)
に、所定の間隔を置いて配置される。
【0038】また、本第2発明において使用される高密
度層4は、前記ル−プ状モノフィラメント2を高密度に
積み重ねたものであり、他の部分、すなわち網目状の部
分のモノフィラメント密度より5倍以上の密度にするこ
とが望ましいが、補強効果があまり必要でない場合に
は、5倍未満でも差支えない。
【0039】また、高密度層4は、立体網状体の形成方
向(A方向)に対し、1cm〜1mの間隔を置いて配置
されている。そして、高密度層4のA方向の長さ(高密
度層の厚さ)は、モノフィラメント密度・高密度層の配
置間隔などと必要とする補強効果によって選定される
が、通常は1mm〜20mm程度が適当である。
【0040】次いで、本発明の立体網状体の製造方法に
ついて説明する。
【0041】図4および図5は、上記第1発明の立体網
状体の製造方法を示す実施例であり、立体網状体1およ
び補強繊条体3を同一のポリマ素材にて形成する例を示
す。
【0042】図4において、6は溶融ポリマ、10は紡
糸口金、7は紡糸口金10から押出された溶融フィラメ
ント束、8は同じく紡糸口金10から押出された補強用
溶融糸条、13は押出された溶融フィラメント束7およ
び補強用溶融糸条8を冷却する冷却水槽、13aは冷却
水面、14は溶融フィラメント束7の落下速度よりも遅
い速度に調整した引取装置を示す。
【0043】そして、図5に示したように、上記紡糸口
金10は、立体網状体の幅(B)と厚み(C)の断面形
状にほぼ等しい形状に、直径0.1〜5mm程度の細孔
11を多数配置すると共に、これら細孔11列の両側
に、吐出口12を所定の間隔を置いて交互配列してな
り、前記細孔11からループ状モノフィラメント2形成
用の溶融フィラメント束7が、また前記吐出口12から
補強繊条体3形成用の補強用溶融糸条8が、夫々同時に
押出されるようになっている。
【0044】本発明の補強構造を有する立体網状体を製
造するに際しては、まず原料ポリマを押出紡糸機に供し
その融点以上の温度に溶融混練して溶融ポリマ6とな
し、細孔11からル−プ状モノフィラメント2を形成す
る多数本の溶融糸条の集合体である溶融フィラメント束
7として、また吐出口12から補強繊条体3を形成する
溶融糸条を補強用溶融糸条8として夫々押出す。
【0045】ここで、押出された溶融フィラメント束7
は、それらが未だに未固化状態、すなわち溶融または半
溶融状態にあるうちに、紡糸口金10の下方に配置され
た捕集部としての冷却水槽13および引取装置14によ
って、その落下速度よりも遅い速度で引取られることに
より、交絡を与えられてループ状モノフィラメント2を
形成し、かつ相互の接点で自己融着して立体網状体1を
形成する。この際、水以外の液体を冷却液に使用しても
差支えなく、また界面活性剤を添加して冷却液の表面張
力を調整することもできる。
【0046】なお、多数の細孔11の直径は、同一であ
っても、差をもたせてあっても差支えなく、また溶融フ
ィラメント束7は落下するあいだに加温または空冷を受
けるようにしても差支えない。
【0047】また、押出された補強用溶融糸条8は、形
成される立体網状体1の側面に沿って接触しつつ高密度
層4と直交する方向に交叉し、高密度層4との交叉点で
融着した補強繊条体3を形成する。
【0048】この際、補強用溶融糸条8の吐出口12の
口径や落下距離などを調整することによって、補強繊条
体3の太さが調整できるとともに、補強用溶融糸条8の
落下速度を調整することができる。すなわち、吐出口1
2の口径を小さくするほど、また吐出口12に長いパイ
プを取付けるなどの方法で補強用溶融糸条8の落下距離
を短くするほど、補強用溶融糸条8の落下速度を遅くす
ることができ、これによって補強用溶融糸条8と溶融フ
ィラメント束7との落下速度に任意に差をもたせること
ができる。
【0049】そして、補強用溶融糸条8の落下速度が引
取り速度より遅い場合には、形成される補強繊条体43
直線状になり、また逆に速い場合には蛇行状または螺旋
状の補強繊条体3が形成されることになる。
【0050】なお、引取装置14としては、引取ローラ
を図示したが、ローラの代わりにベルトコンベアなども
使用することができる。
【0051】また、図6(a)および(b)は、上記第
2発明の立体網状体の製造方法を示す実施例であり、立
体網状体1、補強繊条体3および高密度層4を同一のポ
リマ素材にて形成する例を示す。
【0052】図6の実施態様において、上記図4との相
違点は、高密度層4の形成手段を付加したことにある。
【0053】すなわち、図6においては、例えば引取装
置14の回転を続行(図6(a))または、停止ないし
は減速(図6(b))し、溶融フィラメント束7の引取
り速度を間歇的に変えることによって、立体網状体1の
形成方向(A方向)に所定間隔を置いて、ル−プ状モノ
フィラメント2の集合密度が大きい高密度層4が形成さ
れる。
【0054】つまり、この際の引取り速度を変化させる
割合を例えば1/5にすれば、モノフィラメント密度が
約5倍の高密度層4が形成される。したがって、引取り
速度を変化させる割合と周期を適宜に調整することによ
り、形成される高密度層4の厚さと間隔を調整すること
ができる。
【0055】かくして、この方法によれば、立体網状体
1の形成過程において、補強繊条体3および高密度層4
を同時に形成することが可能であり、簡略化された工程
によって、強度バランスがすぐれ、変形や破壊に対する
耐久性が高い立体網状体を効率的に製造することができ
る。
【0056】なお、図7は本第2発明の立体網状体の製
造方法の他の実施例であり、予め形成しておいた補強繊
条体3を立体網状体1の形成過程に供給する点が上述し
た実施例と相違している。
【0057】すなわち、この実施例においては、溶融ポ
リマ6と同一または異種の素材からなる糸条物、紐状物
およびテ−プ状物などの補強繊条体3を予め形成してお
き、これを紡糸口金10から紡出する溶融フィラメント
束7の側面に沿わせて接触せつめつつ供給し、これらを
同時に引取ることによって、溶融フィラメント束7から
形成される高密度層4と補強繊条体3との交叉点を接合
せしめる。
【0058】そして、この実施例の方法によれば、例え
ば延伸して高強度化したモノフィラメントのような簡単
な構成からになる補強繊条体3を予め形成しておき、こ
の補強繊条体3を立体網状体1の形成過程に供給して高
密度層4との交叉点で接合することが可能であり、簡略
化された工程によって、強度バランスがすぐれ、変形や
破壊に対する耐久性が高い立体網状体を効率的に製造す
ることができる。
【0059】以下に、実施例を挙げて、本発明の構成お
よび効果についてさらに詳述する。
【0060】
【実施例1】図4および図5に示した装置において、紡
糸口金として、Tダイスの幅方向600mm、厚み方向
25mm中に、孔径1mmの細孔を150孔と、内径4
mm、長さ200mmのパイプで形成した吐出口にヒー
ターを巻き付けて、20cm間隔をおいて細孔列の一側
に3口と相対する側に2口を配置した紡糸口金を用い、
この紡糸口金から、230℃に溶融したポリプロピレン
を溶融押出することにより、150本の溶融フィラメン
ト束と、5本の補強用溶融糸条とを同時に自然落下させ
た。
【0061】なお、補強用溶融糸条が落下する距離は、
吐出口のパイプ長さ200mm分だけ、溶融フィラメン
ト束よりも短くなっている。
【0062】紡糸口金の下方には、一対のニップローラ
を備えた冷却水槽を配置し、紡糸口金から冷却水面まで
の距離を23cmとして、自然落下する溶融フィラメン
ト束および補強用溶融糸条を同時に捕集し、冷却しなが
ら、0.27m/分の速度に調節したニップローラで引
き取った。
【0063】この場合の溶融フィラメント束の落下距離
は230mm、補強用溶融糸条の落下距離は30mmで
あった。
【0064】溶融フィラメント束は、各フィラメントの
直径が0.85mmで大きさ10〜20mmのループが
不規則に交絡し、かつ相互の交絡点が自己融着した立体
網状体を形成すると共に、吐出口パイプから吐出された
5本の補強用溶融糸条は、夫々直径約4mmの直線状補
強繊条体が、立体網状体の側面幅方向に約20cmの間
隔を置いて形成され、かつル−プ状モノフィラメントと
一部交絡して、この交絡点は強固に接合している。
【0065】かくして得られた立体網状体は、厚み30
mm、幅600mmであり、これをその形成方向に10
0cmの長さに切断して、シート形成方向の端部を夫々
幅30mmの鉄帯で支持し、端部に重さ10Kgの重り
を吊るすことにより、強度試験を実施した結果、いずれ
も多少の伸びが認められるものの、立体網状体の変形、
破壊を全く生じることがなかった。
【0066】一方、比較のために、補強繊条体を設けな
い以外は同様にして作成した立体網状体について、同様
の強度試験を実施した結果、立体網状体が破壊して、重
りが落下した。
【0067】
【実施例2】補強用溶融糸条の吐出口のパイプの長さを
140mmにした紡糸口金を用いる他は、実施例1と同
様にして立体網状体を製造した。
【0068】この場合の溶融フィラメント束の落下距離
は230mm、補強用溶融糸条の落下距離は90mmで
あった。
【0069】得られた立体網状体は厚み30mm、幅6
00mmで、直径約3mmの5本の蛇行(振幅15m
m)した補強繊条体が立体網状体の側面幅方向に約20
cmの間隔を置いて形成され、ル−プ状モノフィラメン
トとの交絡点が強固に接合したものであった。
【0070】この立体網状体を、実施例と同様の強度試
験を行なった結果、立体網状体の変形、破壊は全く生じ
なかった。
【0071】
【実施例3】実施例1のパイプを長さ50mmの吐出口
に変更した紡糸口金を用い、この紡糸口金から、250
℃で溶融したポリプロピレンを溶融押出することによ
り、150本の溶融フィラメント束と、5本の補強用溶
融糸条とを同時に自然落下させた。
【0072】なお、補強用溶融糸条が落下する距離は、
吐出口のパイプ長さ50mm分だけ、溶融フィラメント
束よりも短くなっている。
【0073】紡糸口金の下方には、30mmの距離を置
いた一対のニップローラを備えた冷却水槽を配置し、紡
糸口金から冷却水面までの距離を10cmとして、自然
落下する溶融フィラメント束および補強用溶融糸条を同
時に補集し、冷却しながら、0.7m/分の速度に調節
したニップローラを17秒間運転および3秒間停止の運
転・停止を繰り返しつつ引き取った。
【0074】溶融フィラメント束は、各フィラメントの
直径が0.6mmで大きさ10〜20mmのループが不
規則に交絡し、かつ相互の交絡点が自己融着した立体網
状体を形成すると共に、この立体網状体の形成方向に約
20cmの間隔を置いて、ループ状モノフィラメントが
高密度に積み重なり、強固に自己融着した厚さ2mmの
高密度層が形成された。
【0075】また、吐出口パイプから吐出された5本の
補強用溶融糸条は、夫々直径約2mmの直線状補強繊条
体を形成し、立体網状体の側面幅方向に約20cmの間
隔を置いて上記高密度層と直交し、かつ各高密度層との
交叉点と強固に接合していた。
【0076】かくして得られた立体網状体は、厚み30
mm、幅600mmであり、これをその形成方向に10
0cmの長さに切断して、一つは幅方向の端部を、また
他の一つはシート形成方向の端部を夫々幅30mmの鉄
帯で支持し、夫々端部に重さ10Kgの重りを吊るすこ
とにより、強度試験を実施した結果、立体網状体の伸
び、変形、破壊を全く生じることがなかった。
【0077】一方、比較のために、高密度層および補強
繊条体を全く設けない以外は同様にして作成した立体網
状体について、同様の強度試験を実施した結果、いずれ
の方向にも立体網状体が破壊して、重りが落下した。
【0078】
【実施例4】実施例3の紡糸口金において補強用溶融糸
条の吐出口のない紡糸口金を用いることと、予め形成し
た直径5000デニールのナイロンモノフィラメントを
3本引揃えた補強繊条体を、夫々15cmの間隔を置い
て、冷却水槽の一方のニップローラの4個所に供給した
以外は、実施例3と同様にして、立体網状体を製造し
た。なお、この場合に、ニップローラ上にループ状モノ
フィラメントの一部が重なり合うように、溶融フィラメ
ント束を落下させた。
【0079】かくして得られた立体網状体は、補強繊条
体が立体網状体の側面幅方向に約15cmの間隔を置い
て高密度層と直交し、かつ各高密度層との交叉点と強固
に接合したものであり、厚み30mm、幅600mmで
あった。
【0080】この立体網状体を、実施例と同様の強度試
験を行なった結果、立体網状体の変形、破壊は全く生じ
なかった。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の立体網状
体は、強度バランスがすぐれており、変形や破壊に対す
る耐久性が高いという特性を有しており、例えば緑化補
助材や法面保護材などの土木用資材、濾過材などの排水
用資材、クッション材などの緩衝材用資材、各種水産資
材、水質浄化資材および各種固形物保持用資材などの各
種用途に好適に使用することができる。
【0082】また、本発明の製造方法によれば、簡略化
された工程によって、上記の特性を具備した補強構造を
有する立体網状体を効率的に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の立体網状体の第1実施例を示す
斜視図である。
【図2】図2(a)、(b)は本発明の立体網状体の第
2実施例を示す斜視図である。
【図3】図3は本発明の立体網状体の第3実施例を示す
斜視図である。
【図4】図4は図1および図2に示した立体網状体の製
造方法の一実施態様を説明する装置の概要説明図であ
る。
【図5】図5は図4における紡糸口金の斜視説明図であ
る。
【図6】図6は図3に示した立体網状体の製造方法の一
実施態様を説明する装置の概要説明図であり図6(a)
は引取装置を運転中の状態を示す一部断面図、図6
(b)は引取装置を停止中の状態を示す一部断面図であ
る。
【図7】図7は図3に示した立体網状体の製造方法の他
の実施態様を説明する装置の概要説明図である。
【符号の説明】
1 立体網状体 2 ループ状モノフィラメント 3 補強繊条体 4 高密度層 5a,5b 交叉点 6 溶融ポリマ 7 溶融フィラメント束 8 補強用溶融糸条 10 紡糸口金 11 細孔 12 吐出口 13 冷却水槽 14 引取装置

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂からなる多数のループ状モノ
    フィラメントが不規則に交絡し相互の交絡点が融着して
    なる立体網状体の少なくとも一側面に、この立体網状体
    の形成方向と平行に補強繊条体を配置し、この補強繊条
    体と前記ループ状モノフィラメントとの交叉点の少なく
    とも一部を接合したことを特徴とする補強構造を有する
    立体網状体。
  2. 【請求項2】 補強繊条体が、直線状または蛇行状の
    合成樹脂製繊条体からなることを特徴とする請求項1に
    記載の補強構造を有する立体網状体。
  3. 【請求項3】 合成樹脂からなる多数のループ状モノ
    フィラメントが不規則に交絡し相互の交絡点が融着して
    なる立体網状体の形成方向と平行に補強繊条体を配置
    し、この補強繊条体と前記ループ状モノフィラメントと
    の交叉点の少なくとも一部を接合すると共に、前記立体
    網状体の形成方向に、前記ループ状モノフィラメントが
    他の部分よりも高密度に融着した高密度層を所定の間隔
    を置いて配置し、この高密度層と前記補強繊条体の交叉
    点を接合したことを特徴とする補強構造を有する立体網
    状体。
  4. 【請求項4】 補強繊条体が、立体網状体の少なくと
    も一側面に配置されていることを特徴とする請求項3に
    記載の補強構造を有する立体網状体。
  5. 【請求項5】 補強繊条体が、直線状または蛇行状の
    合成樹脂製繊条体からなることを特徴とする請求項3ま
    たは4に記載の補強構造を有する立体網状体。
  6. 【請求項6】 高密度層のモノフィラメント密度が、
    他の部分のモノフィラメント密度の5倍以上であること
    を特徴とする請求項3、4または5に記載の補強構造を
    有する立体網状体。
  7. 【請求項7】 多数の細孔を有する紡糸口金から合成
    樹脂を溶融押出し、溶融フィラメント束を自然落下させ
    この落下速度よりも遅い速度で引取りながら冷却・固化
    せしめることにより、溶融ループ状モノフィラメントを
    形成しつつ、これらループ状モノフィラメントが不規則
    に交絡し相互の交絡点が融着した立体網状体を製造する
    に際し、この立体網状体の少なくとも一側面に対して、
    前記立体網状体の形成方向と平行に溶融した補強繊条体
    を供給し、前記溶融フィラメント束と同時に引き取るこ
    とにより、前記ループ状モノフィラメントと前記補強繊
    条体の交叉点の少なくとも一部を融着せしめることを特
    徴とする請求項1または2に記載の補強構造を有する立
    体網状体の製造方法。
  8. 【請求項8】 多数の細孔を有する紡糸口金から合成
    樹脂を溶融押出して、溶融フィラメント束を自然落下さ
    せこの落下速度よりも遅い速度で引取りながら冷却・固
    化せしめることにより、溶融ループ状モノフィラメント
    を形成しつつ、これらループ状モノフィラメントが不規
    則に交絡し相互の交絡点が融着した立体網状体を製造す
    るに際し、この立体網状体の形成方向と平行に溶融した
    補強繊条体を供給し、前記溶融フィラメント束と同時に
    引き取ることにより、前記ループ状モノフィラメントと
    前記補強繊条体の交叉点の少なくとも一部を融着せしめ
    ると共に、前記溶融フィラメント束の引取り速度を間歇
    的に減速または停止することにより、前記立体網状体の
    形成方向に、前記ループ状モノフィラメントが他の部分
    よりも高密度に融着した高密度層を所定の間隔を置いて
    形成し、前記高密度層と前記補強繊条体の交叉点を融着
    せしめることを特徴とする請求項3、4、5または6に
    記載の補強構造を有する立体網状体の製造方法。
  9. 【請求項9】 溶融フィラメント束紡出用細孔列の近
    傍に配置した吐出口から、補強用溶融糸条を溶融フィラ
    メント束と同時に溶融押出し、これを前記溶融フィラメ
    ント束と同時に引取ることにより、補強繊条体を形成す
    ることを特徴とする請求項7または8に記載の補強構造
    を有する立体網状体の製造方法。
  10. 【請求項10】 補強用溶融糸条の吐出口を、溶融フ
    ィラメント束紡出用細孔の位置より下方に配置すること
    により、前記補強用溶融糸条が自然落下する距離を、前
    記溶融フィラメント束が自然落下する距離より短くする
    ことを特徴とする請求項7、8または9に記載の補強構
    造を有する立体網状体の製造方法。
  11. 【請求項11】 予め形成した補強繊条体を、溶融フ
    ィラメント束の側面に沿わせて接触せしめつつ供給し、
    前記溶融フィラメント束と同時に引取ることを特徴とす
    る請求項7または8に記載の補強構造を有する立体網状
    体の製造方法。
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