JPH087287A - 光ディスク及び光ディスク記録装置 - Google Patents

光ディスク及び光ディスク記録装置

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JPH087287A
JPH087287A JP14013094A JP14013094A JPH087287A JP H087287 A JPH087287 A JP H087287A JP 14013094 A JP14013094 A JP 14013094A JP 14013094 A JP14013094 A JP 14013094A JP H087287 A JPH087287 A JP H087287A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外的衝撃等でトラック外れを起こした場合で
も、途切れることなく連続して情報を記録できる光ディ
スク及び光ディスク記録装置を提供する。 【構成】 光ヘッド制御手段5、番地情報識別手段6に
よりトラック外れを検出し、光ヘッドのトラック復帰動
作の間の入力データは記憶手段8に蓄積し、復帰完了後
トラック外れを起こした時点からの情報を記録する。さ
らに、(1)間欠記録の周期、(2)記録クロック周波数、
(3)記録変調符号の種類、を変更する、(4)非常時記録領
域へ光ヘッドを移動する、手段によりデータの記録速度
を一時的に上昇せしめ、効率的に記憶手段8内の空き容
量を確保し、(5)情報圧縮率、(6)誤り訂正符号の種類、
(7)A/D変換の量子化ビット数、(8)A/D変換のサン
プリング周波数、を変更する手段によりトラック復帰後
の記録データ量を縮小せしめ、記憶手段8内の記憶容量
を最小限にとどめる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は情報信号を記録再生する
光ディスクとこの光ディスクに情報信号を記録するため
の光ディスク記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光ディスク装置にコンピュータや
音声のディジタルデータを記録する場合、記録すべき光
ディスク上には記録トラックが予め設けられており、さ
らに記録トラックは番地情報が予め付加され適当な長さ
に区切られたセクタと呼ぶ領域に分割され、データの記
録はセクタ単位で行われる。
【0003】一方、光ディスク上に記録されるデータの
転送レートは、レーザの記録波長、光ヘッドと光ディス
クの相対速度などから物理的に上限が決められてしま
う。コンピュータデータなどを記録するデータファイル
装置では、コンピュータ側から送出するディジタルデー
タの転送レートの方がディスク装置の記録転送レートよ
り速いため、ディスク側の記録転送レートに合わせてコ
ンピュータ側が少しづつデータを送出することにより対
応している。また、音声をディジタル圧縮して記録する
装置では、非圧縮のディジタル音声データを記録可能な
記録転送レートを持ち、例えば5分の1に圧縮されたデ
ィジタル音声を記録する場合では入力データの5倍の速
さで記録可能となる。従って実際の記録動作としては、
記録データを一旦バッファメモリに蓄えておき、一定以
上たまった後まとめて記録するという動作を繰り返して
いる。
【0004】このように従来のディジタルデータを記録
する装置では、記録転送レートとデータの入力速度には
大きな差があり、どちらか速い方が待機するという方法
をとっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、映像信
号をディジタル化して記録するディジタルビデオディス
クなどの装置では、記録すべきディジタル映像データの
速度が装置の記録転送レートの上限に近い速度でリアル
タイムに供給されるため、記録装置の記録転送レートが
入力ディジタルデータの速度を大幅に上回ることは技術
的には困難である。そこで実際にはディジタル映像デー
タの記録はその入力速度と同期をとって行われる。とこ
ろがこの構成では記録動作中に外的衝撃等によってトラ
ック外れが生じたときはその瞬間から記録が中断し、記
録可能な状態に復帰しても復帰するまでのデータは消滅
してしまうことになり、装置全体の耐震性能・信頼性を
低下させる原因になっていた。
【0006】本発明は上記問題点に鑑みてなされ、外的
衝撃等でトラック外れが起こってもある期間の記録デー
タの連続性を保証する光ディスク及び光ディスク記録装
置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、第1の発明の光ディスク記録装置は、光ディスク上
に構成されたトラックにアクセスし情報の記録を行う光
ヘッドと、前記光ヘッドに接続され情報の記録時にトラ
ッキングエラー信号を検出し前記光ヘッドを駆動させる
光ヘッド制御手段と、前記光ディスクを一定の回転数で
回転させるスピンドルモータと、前記光ディスクの前記
トラック上に予め記録された番地情報を識別する番地情
報を識別する番地情報識別手段と、記録時に入力された
入力情報を一時的に記憶し読み出す記憶手段と、前記光
ヘッドに接続され前記記憶手段より読み出された前記デ
ィジタルデータを変換し前記記憶手段内のディジタルデ
ータの量に応じて間欠記録の周期を変化させて記録する
記録手段と、装置全体の制御を行うシステム制御手段と
からなる構成を備えたものであり、第2の発明の光ディ
スク及び光ディスク記録装置は、円盤の片面もしくは両
面に設けたトラックを予め定めた一定長以上の長さに分
割した各セクタに、番地情報領域と、情報を記録する情
報記録領域と、前記情報記録領域に情報信号を記録する
際のクロック周波数を符号化した記録密度情報を記録す
るモード記録領域とを配置したフォーマットを具備した
光ディスクと、光ディスク上に構成されたトラックにア
クセスし情報の記録を行う光ヘッドと、前記光ヘッドに
接続され情報の記録時にトラッキングエラー信号を検出
し前記光ヘッドを駆動させる光ヘッド制御手段と、前記
光ディスクを回転させるスピンドルモータと、前記光デ
ィスクの前記トラック上に予め記録された番地情報を識
別する番地情報を識別する番地情報識別手段と、記録時
に入力された入力情報を一時的に記憶し読み出す記憶手
段と、前記光ヘッドに接続され前記記憶手段より読み出
された前記ディジタルデータを変換し前記記憶手段内の
ディジタルデータの量に応じて記録クロック周波数を変
化させて記録する記録手段と、装置全体の制御を行うシ
ステム制御手段とからなる構成を備えたものであり、第
3の発明の光ディスク及び光ディスク記録装置は、前記
第2の発明の光ディスクのモード記録領域の代わりに、
情報記録領域に情報信号を記録する際の記録変調符号の
種類を符号化した変調符号識別情報を記録するモード領
域を設けた光ディスクと、前記第2の発明の光ディスク
記録装置の記録手段の代わりに、記憶手段内のディジタ
ルデータの量に応じて記録変調符号の種類を変更して記
録する記録手段を具備した光ディスク記録装置とからな
る構成を備えたものであり、第4の発明の光ディスク及
び光ディスク記録装置は、円盤の片面もしくは両面に設
けたトラックを予め定めた一定長以上の長さに分割した
各セクタに、番地情報領域と、情報を記録する情報記録
領域とを配置し、円盤の外周側の複数個の前記セクタか
らなる領域を非常時記録領域とし、前記非常時記録領域
に属するセクタ以外のセクタからなる領域を通常時記録
領域とした光ディスクと、光ディスク上に構成されたト
ラックにアクセスし情報の記録を行う光ヘッドと、前記
光ヘッドに接続され情報の記録時にトラッキングエラー
信号を検出し前記光ヘッドを駆動させる光ヘッド制御手
段と、前記光ディスクを回転させるスピンドルモータ
と、前記光ディスクの前記トラック上に予め記録された
番地情報を識別する番地情報を識別する番地情報識別手
段と、記録時に入力された入力情報を一時的に記憶し読
み出す記憶手段と、前記光ヘッドに接続され前記記憶手
段より読み出された前記ディジタルデータを変換し前記
光ヘッドを通して記録する記録手段と、前記光ヘッドの
移動時に移動直前の番地情報を記憶しておく履歴情報記
憶手段と、装置全体の制御を行うシステム制御手段とか
らなる構成を備えたものであり、第5の発明の光ディス
ク及び光ディスク記録装置は、前記第4の発明の光ディ
スクの通常時記録領域の内部もしくは外部、あるいは非
常時記録領域の内部もしくは外部に、通常時記録領域か
ら非常時記録領域へ、もしくは非常時記録領域から通常
時記録領域へトラックジャンプしたときの移動元のセク
タの番地情報と、移動先のセクタの番地情報との、少な
くともどちらか1つを記録する履歴情報記録領域を設け
た光ディスクと、前記第4の光ディスク記録装置にトラ
ックジャンプの履歴情報を光ディスク上に設けた前記履
歴情報記録領域に記録するように動作させる機能を付加
した光ディスク記録装置とからなる構成を備えたもので
あり、第6の発明の光ディスク記録装置は、光ディスク
上に構成されたトラックにアクセスし情報の記録を行う
光ヘッドと、前記光ヘッドに接続され情報の記録時にト
ラッキングエラー信号を検出し前記光ヘッドを駆動させ
る光ヘッド制御手段と、前記光ディスクを回転させるス
ピンドルモータと、前記光ディスクの前記トラック上に
予め記録された番地情報を識別する番地情報を識別する
番地情報識別手段と、記録時に入力された入力情報を圧
縮符号化する情報圧縮手段と、前記情報圧縮手段によっ
て符号化されたディジタルデータを一時的に記憶し読み
出す記憶手段と、前記光ヘッドに接続され前記記憶手段
より読み出された前記ディジタルデータを変換し前記光
ヘッドを通して記録する記録手段と、装置全体の制御を
行うシステム制御手段を具備し、さらに前記記憶手段内
に記憶されているディジタルデータの量に応じて圧縮率
を変化させる手段とからなる構成を備えたものであり、
第7の発明の光ディスク記録装置は、前記第6の発明の
光ディスク装置の圧縮率を変化させる手段の代わりに、
トラック外れを検出してから所定の期間圧縮率を変化さ
せる手段を備えたものであり、第8の発明の光ディスク
記録装置は、光ディスク上に構成されたトラックにアク
セスし情報の記録を行う光ヘッドと、前記光ヘッドに接
続され情報の記録時にトラッキングエラー信号を検出し
前記光ヘッドを駆動させる光ヘッド制御手段と、前記光
ディスクを回転させるスピンドルモータと、前記光ディ
スクの前記トラック上に予め記録された番地情報を識別
する番地情報識別手段と、記録時に入力された入力情報
に誤り訂正符号を付加するECCエンコード手段と、前
記ECCエンコード手段によって符号化されたディジタ
ルデータを一時的に記憶し読み出す記憶手段と、前記光
ヘッドに接続され前記記憶手段より読み出された前記デ
ィジタルデータを変換し前記光ヘッドを通して記録する
記録手段と、装置全体の制御を行うシステム制御手段を
具備し、さらに前記記憶手段内のディジタルデータの量
に応じて前記ECCエンコード手段によって付加される
前記誤り訂正符号の種類を変化させる手段とからなる構
成を備えたものであり、第9の発明の光ディスク記録装
置は、光ディスク上に構成されたトラックにアクセスし
情報の記録を行う光ヘッドと、前記光ヘッドに接続され
映像信号の記録時にトラッキングエラー信号を検出し前
記光ヘッドを駆動させる光ヘッド制御手段と、前記光デ
ィスクを回転させるスピンドルモータと、前記光ディス
クの前記トラック上に予め記録された番地情報を識別す
る番地情報を識別する番地情報識別手段と、記録時に入
力された映像信号をアナログ/ディジタル変換するA/
D変換手段と、前記A/D変換手段によってA/D変換
されたディジタルデータを一時的に記憶し読み出す記憶
手段と、前記光ヘッドに接続され前記記憶手段より読み
出された前記ディジタルデータを変換し前記光ヘッドを
通して記録する記録手段と、装置全体の制御を行うシス
テム制御手段を具備し、さらに前記記憶手段内のディジ
タルデータの量に応じて前記A/D変換における量子化
ビット数を変化させる手段とからなる構成を備えたもの
であり、第10の発明の光ディスク記録装置は、光ディ
スク上に構成されたトラックにアクセスし情報の記録を
行う光ヘッドと、前記光ヘッドに接続され音声信号の記
録時にトラッキングエラー信号を検出し前記光ヘッドを
駆動させる光ヘッド制御手段と、前記光ディスクを回転
させるスピンドルモータと、前記光ディスクの前記トラ
ック上に予め記録された番地情報を識別する番地情報を
識別する番地情報識別手段と、記録時に入力された音声
信号をアナログ/ディジタル変換するA/D変換手段
と、前記A/D変換手段によってA/D変換されたディ
ジタルデータを一時的に記憶し読み出す記憶手段と、前
記光ヘッドに接続され前記記憶手段より読み出された前
記ディジタルデータを変換し前記光ヘッドを通して記録
する記録手段と、装置全体の制御を行うシステム制御手
段を具備し、さらに前記記憶手段内のディジタルデータ
の量に応じて前記A/D変換における量子化ビット数を
変化させる手段とからなる構成を備えたものであり、第
11の発明の光ディスク記録装置は、光ディスク上に構
成されたトラックにアクセスし情報の記録を行う光ヘッ
ドと、前記光ヘッドに接続され音声信号の記録時にトラ
ッキングエラー信号を検出し前記光ヘッドを駆動させる
光ヘッド制御手段と、前記光ディスクを回転させるスピ
ンドルモータと、前記光ディスクの前記トラック上に予
め記録された番地情報を識別する番地情報を識別する番
地情報識別手段と、記録時に入力された音声信号をアナ
ログ/ディジタル変換するA/D変換手段と、前記A/
D変換手段によってA/D変換されたディジタルデータ
を一時的に記憶し読み出す記憶手段と、前記光ヘッドに
接続され前記記憶手段より読み出された前記ディジタル
データを変換し前記光ヘッドを通して記録する記録手段
と、装置全体の制御を行うシステム制御手段を具備し、
さらに前記記憶手段内のディジタルデータの量に応じて
前記A/D変換におけるサンプリング周波数を変化させ
る手段とからなる構成を備えたものである。
【0008】
【作用】本発明は上記した構成によって、外的衝撃等に
よって光ヘッドがトラック外れを起こした場合でも、光
ディスク上には途切れることなく連続して情報を記録で
きるように作用する。
【0009】さらに、本発明は上記した構成により、記
憶手段の容量の節約、及び/または、効率的な連続記録
補償ができるように作用する。
【0010】
【実施例】以下本発明の実施例について、図面を参照し
ながら説明する。
【0011】図1は本発明の第一の実施例における光デ
ィスク記録装置の構成を示すブロック図である。光ディ
スク1は一定の回転数3600回転/分で回転してい
て、外部より入力されるフィールド周波数が60Hzの
映像信号を記録する。光ディスク上の各セクタには、番
地情報がプリフォーマットされていて、各セクタが認識
できる様になっている。また、1周分のトラックは2つ
のセクタに分かれていて、1セクタに1フィールドのデ
ータを記録する。即ち、通常は、1フィールド(1セク
タ)分の時間1/60秒に1回転するので1回転に1セ
クタを記録する間欠記録を行っている。ここで、間欠記
録の周期22を定義する。単位時間に光ヘッド4が通過
するセクタの総数をS0、単位時間に光ヘッド4が実際
に記録を行うセクタの総数をSとした時、間欠記録の周
期22は、S/S0で定義される。従って、本実施例の
場合、通常時の間欠記録の周期22は1/2となる。
【0012】外部より入力された入力情報2(映像デー
タ)は、記憶手段8を通り、記録手段9に入力される。
記録手段9では記憶手段8の読み出しデータ11を光ヘ
ッド4に内蔵されている半導体レーザで駆動する記録信
号12に変換する。記録手段9より出力された記録信号
12は、光ヘッド4に送られ光ディスク1上の所定のセ
クタに記録される。番地情報識別手段6では、光ヘッド
4よりの番地再生信号15から光ヘッド4が位置するセ
クタの番地情報16(トラック番号/セクタ番号等)を
認識する。光ヘッド制御手段5では光ヘッド4が光ディ
スク1上の所定のセクタに記録信号12を記録できる様
に光ヘッド4のトラッキング、書き込み番地等を制御す
る。
【0013】システム制御手段10には、外部より記録
設定3、即ち、記録開始時刻、記録時間、記録開始アド
レス等が入力される。また、システム制御手段10は、
光ヘッド制御手段5、記録手段9を記録開始アドレスよ
り光ディスク1上に記録できる様に制御し、且つ、通常
1回転に1フィールド(1セクタ)の間欠記録できる様
に外部からの映像データ2が1フィールド分記憶手段8
に蓄積されたら光ディスク1上に記録する様に制御す
る。また、光ヘッド制御手段5により検出されたトラッ
キングエラー信号14と、及び/または、番地情報識別
手段6により識別された番地情報16とを、監視するこ
とによりトラック外れの検出を行う。
【0014】外乱等によりトラック外れが起きて光ディ
スク1上の所定のトラックに記録できない時、直ちに記
録手段9の記録動作及び記憶手段8のディジタルデータ
読み出しを停止して、所定のトラックに復帰動作を開始
する。復帰動作の間に入力された映像データ2は記憶手
段8に記憶される。外乱が治まり所定のトラックに復帰
後、記録を停止したセクタの最初より記録を再開する。
この際、記憶手段8内に記憶されている記憶データ量2
1(Q)を検知し、Qの値が所定量Qmより多いとき、
即ちQ>Qmの時、間欠記録の周期22を変化させる。
本実施例の場合、1回転に2セクタを記録する連続記録
を行う。しかる後、Qの値がQm以下になったとき、即
ちQ≦Qmの時、通常時の周期1/2の間欠記録、すな
わち1回転に1セクタを記録する間欠記録に戻して光デ
ィスク1上に映像信号の記録を継続して行う。本実施例
では、間欠記録の周期22の変更はセクタ単位で行われ
る。従って、所定のセクタのデータを記録途中にQ≦Q
mになっても、そのセクタのデータを記録し終えるまで
は間欠記録周期22は変更されない。
【0015】トラック外れが起きて光ディスク1上の所
定のトラックに記録できなくなってから外乱がおさまっ
て所定のトラックに復帰するまでの時間をトラック復帰
時間Trとする。また、トラックに復帰してから最悪1
回転分の回転待ちがあるので、 C1=(記憶手段8の総記憶容量−1回転−1フィール
ド) のデータ量に相当する時間の連続記録を補償することが
可能である。つまりC1がTrの時間に記憶手段8に蓄
積されるデータ量よりも大きい限りは、トラック外れが
起こってもデータを損なうことなく連続記録することが
可能である。
【0016】また、このように間欠記録の周期22を変
化させることによって、記録データの処理速度は増大す
る。従って、記憶手段8内に記憶されたディジタルデー
タの読み出し速度も増大するため、記憶手段8の空き容
量を確保するのに要する時間が短くて済む。本実施例の
場合、間欠記録の周期22を1/2から1に変更するこ
とによって、記憶手段8の読み出し速度は2倍となるた
め、空き容量を確保するのに要する時間も二分の1で済
む。
【0017】なお、本実施例においては、光ディスク1
の1周分のトラックが2つのセクタに分かれていて、1
セクタに1フィールドのデータを記録し、通常1回転に
1セクタの間欠記録を行うとしたが、光ディスク1のト
ラックフォーマット及び間欠記録の周期22はこれに限
定されるものではない。例えば、1周分のトラックが6
つのセクタに分割された光ディスクを用い、通常1回転
に1セクタの間欠記録を行うとする。この場合、トラッ
ク外れからの復帰後、1回転5セクタの間欠記録を行え
ば、記憶手段8の読み出し速度は5倍となる。入力速度
が一定のデータを記録する場合、間欠記録の周期22を
短くすると、それだけ光ディスクの回転数及び記録クロ
ック周波数を大きくしないといけないため、現実には間
欠記録の周期には限界があるが、間欠記録の周期の差が
大きいほど空き容量の確保に要する時間を短縮すること
が可能である。
【0018】図2は本発明の第二の実施例における光デ
ィスク23のセクタ上の信号フォーマットを示す図であ
る。本実施例では、各セクタの物理的な長さはどのセク
タもすべて一定とする。各セクタの先頭には番地情報領
域24(SA)を設け、光ディスク23上の位置を示す
番地情報(トラック番号/セクタ番号等)を予め形状の
変化等によりプリフォーマットしておく。番地情報領域
24に続いてLPC領域27(LPC)を設け、記録/
再生のレーザパワーを制御するためのブランク期間と
し、信号の記録は行わない。LPC領域27(LPC)
に続いてモード記録領域25を設け、さらにギャップ領
域28(GAP)を挟んで情報記録領域26を設ける。
モード記録領域25には、その後に続く情報記録領域2
6に情報を記録する際のクロック周波数を符号化した記
録密度情報を、各セクタ毎に一定のクロック周波数で記
録する。情報記録領域26には、モード記録領域25に
記録した記録密度情報に対応したクロック周波数で映像
信号の記録を行う。また、情報記録領域26の先頭には
プリアンブル29(Pre)を設けており、再生時に光
ディスク23の回転に変動があっても記録されている情
報を確実に再生できるように、クロックのPLLをロッ
クさせるためのパターン信号を記録する。モード記録領
域25と情報記録領域26の間のギャップ領域28(G
AP)は記録/再生周波数の設定を行うためのブランク
期間とし、信号の記録は行わない。
【0019】なお、レーザパワーの制御を迅速に行うこ
とができれば、LPC領域27は設けなくても差し支え
ない。また、記録または再生の周波数の変更を迅速に行
うことができれば、ギャップ領域28(GAP)及びプ
リアンブル29(Pre)は設けなくても差し支えな
い。
【0020】図3は本発明の第二の実施例、第三の実施
例に共通の光ディスク記録装置の構成を示すブロック図
である。本実施例すなわち第二の実施例では、光ディス
ク23はスピンドルモータ32によって内外周に依らず
一定の線速度で回転している。従って光ディスク23の
物理的なセクタ長をすべて一定の長さとすると、各セク
タに記録されるビット(シンボル)の数は記録クロック
周波数に比例する。本実施例では、通常記録時には、記
録クロック周波数をFuの値に設定して記録を行い、1
フィールドの映像データを9セクタに分割して記録す
る。図3において光ヘッド4及び光ヘッド制御手段5及
び番地情報識別手段6は第一の実施例において説明した
ブロック図内のものと全く同じ機能を有する。
【0021】外部より入力された入力情報2(映像デー
タ)は記憶手段8を通り記録手段33に入力される。記
録手段33は記憶手段8からのディジタルデータ11を
光ヘッド4に内蔵されている半導体レーザを駆動する記
録信号12に変換する。また、記録手段33は記録クロ
ック周波数を可変する機能を有し、且つ、記録クロック
周波数を符号化した記録密度情報を光ディスク23の各
セクタ上のモード記録領域25に一定の周波数Fuで記
録する。図3内の記録モード設定信号34は、本実施例
すなわち第二の実施例では記録クロック周波数の設定を
行うものである。
【0022】システム制御手段10には、外部より記録
設定3、即ち、記録開始時刻、記録時間、記録開始アド
レス等が入力される。さらに、システム制御手段10
は、ヘッド制御手段5、記録手段33を記録開始アドレ
スより通常1フィールドの映像データを9セクタに分割
して記録できるように制御する。また、光ヘッド制御手
段5により検出されたトラッキングエラー信号14と、
及び/または、番地情報識別手段6により識別された番
地情報16とを、監視することによりトラック外れの検
出を行う。
【0023】外乱等によりトラック外れが起きて光ディ
スク23上の所定のトラックに記録できない時、直ちに
記録手段33の記録動作及び記憶手段8のディジタルデ
ータ読み出しを停止して、所定のトラックに復帰動作を
開始する。復帰動作の間に入力された映像データ2は記
憶手段8に記憶される。
【0024】外乱が治まり所定のトラックに復帰後、記
録を停止したセクタの最初より記録を再開する。この
際、記憶手段8内に記憶されている記憶データ量21
(Q)を検知し、Qの値が所定量Qmより多いとき、即
ちQ>Qmの時、通常時の記録クロック周波数Fuの
1.5倍の周波数1.5Fuで情報記録領域26に映像
信号を記録する。しかる後、Qの値がQm以下になった
とき、即ちQ≦Qmの時、通常時の記録クロック周波数
Fuに戻して情報記録領域26に映像信号の記録を継続
して行う。本実施例では、記録クロック周波数の変更は
フィールド単位で行われる。従って、所定のフィールド
のデータを記録途中にQ≦Qmになっても、そのフィー
ルドのデータを記録し終えるまでは記録クロック周波数
は変更されない。然るに、記録クロック周波数がFuの
時は1フィールドの映像データを9セクタに分割して記
録し、記録クロック周波数が1.5Fuの時は1フィー
ルドのデータを6セクタに分割して記録する。
【0025】このように、光ディスク23が線速度一定
で回転していることから、記録クロック周波数34を
1.5倍すると明らかに映像データの記録速度は1.5
倍に増す。従って、記録クロック周波数を変更しない場
合に比べて、記憶手段8内のディジタルデータを読み出
す速度も1.5倍になる。
【0026】なお、本実施例では、Q≦Qmの時1フィ
ールドのデータを9セクタに分割して記録クロック周波
数Fuで記録し、Q>Qmの時1フィールドのデータを
6セクタに分割して記録クロック周波数1.5Fuで記
録したが、データの分割方法及び記録クロック周波数は
これに限定されるものではない。1フィールドのデータ
を分割するセクタ数と記録クロック周波数の積が常に一
定になるようにすれば、光ディスクの記録容量を無駄に
することなく、記憶手段8の空き容量確保を効率良く行
うことが可能である。例えば、Q≦Qmの時1フィール
ドのデータを10セクタに分割して記録周波数Fuで記
録し、Q>Qmの時1フィールドのデータを5セクタに
分割して記録クロック周波数2Fuで記録してもよい。
この場合、記憶手段8内のディジタルデータを読み出す
速度は2倍となる。
【0027】図4は本発明の第三の実施例における光デ
ィスク31のセクタ上の信号フォーマットを示す図であ
る。第二の実施例の光ディスク23と同様に各セクタの
物理的な長さはどのセクタもすべて一定とする。各セク
タの先頭には番地情報領域24(SA)を設け、光ディ
スク31上の位置を示す番地情報(トラック番号/セク
タ番号等)を予め形状の変化等によりプリフォーマット
しておく。番地情報領域24に続いてLPC領域27
(LPC)を設け、記録/再生のレーザパワーを制御す
るためのブランク期間とし、信号の記録は行わない。L
PC領域27(LPC)に続いてモード記録領域30を
設け、さらにギャップ領域28(GAP)を挟んで情報
記録領域26を設ける。モード記録領域30には、その
後に続く情報記録領域26に情報を記録する際の記録変
調符号の種類を符号化した変調符号識別情報を、各セク
タ毎に一定の記録クロック周波数、且つ、所定の記録変
調符号で変調して記録する。情報記録領域26には、モ
ード記録領域30に記録した変調符号識別情報に対応し
た種類の記録変調符号で映像データを変調して記録す
る。また、情報記録領域の先頭にはプリアンブル29
(Pre)を設けており、再生時に光ディスク31の回
転に変動があっても記録されている情報を確実に再生で
きるように、クロックのPLLをロックさせるためのパ
ターン信号を記録する。モード記録領域30と情報記録
領域26の間のギャップ領域28(GAP)は記録/再
生周波数の設定及び、記録時には変調方式の切り替え
を、再生時には復調方式の切り替えを行うためのブラン
ク期間とし、信号の記録は行わない。
【0028】なお、レーザパワーの制御を迅速に行うこ
とができれば、LPC領域27は設けなくても差し支え
ない。また、記録/再生の周波数及び変調/方式の切り
替えを迅速に行うことができれば、ギャップ領域28
(GAP)及びプリアンブル29(Pre)は設けなく
ても差し支えない。
【0029】前記したように、第二の実施例の光ディス
ク記録装置の構成は、第三の実施例の光ディスク記録装
置の構成と同じであり、図3に示すようになるが、記録
手段33の機能のみが第二の実施例とは異なる。本実施
例すなわち第三の実施例では、光ディスク31はスピン
ドルモータ32によって内外周に依らず一定の線速度で
回転している。従って光ディスク31の物理的なセクタ
長をすべて一定の長さとし、記録クロック周波数も一定
にすると、各セクタに記録されるビット(シンボル)の
数は内外周に依らず全く一定となる。
【0030】通常記録時には、ディジタル化された映像
データを(1,7)ラン レンク゛ス リミテット゛コート゛(RLLC)
にて変調し、マークエッジ記録を行う。また、1フィー
ルドの映像データを9セクタに分割して記録する。
【0031】記録手段33は記録変調符号を変更する機
能を有し、且つ、記録変調符号の種類を符号化した変調
符号識別情報を光ディスク31の各セクタ上のモード記
録領域31に所定の記録変調符号で変調して記録する。
本実施例すなわち第三の実施例においては、記録モード
設定信号34は記録変調符号の種類を設定するものであ
る。
【0032】外乱等によりトラック外れが起きて光ディ
スク31上の所定のトラックに記録できない時、直ちに
記録手段33の記録動作及び記憶手段8のディジタルデ
ータ読み出しを停止して、所定のトラックに復帰動作を
開始する。復帰動作の間に入力された映像データ2は記
憶手段8に記憶される。外乱が治まり所定のトラックに
復帰後、記録を停止したセクタの最初より記録を再開す
る。この際、記憶手段8内に記憶されている記憶データ
量21(Q)を検知し、Qの値が所定量Qmより多いと
き、即ちQ>Qmの時、記録変調符号を通常時の(1,
7)RLLCから非常時の(2,7)RLLCに切り替
えて変調を行いマークエッジ記録を行う。
【0033】ここで、(1,7)RLLCとは2iビッ
ト(i=1,2)のバイナリデータ系列を3iビットの
記録符号系列に変換する方式であり、図5(a)の表に
示すような変換を行う。表から明らかなように、(1,
7)RLLCにて変調された符号系列は、ビット”1”
が連続することはなく、しかもビット”1”と次のビッ
ト”1”の間のビット”0”の数は7個以下に限定され
た系列となる。また、(2,7)RLLCとはjビット
(j=2、3、4)のバイナリデータ系列を2jビット
の記録符号系列に変換する方式であり、図5(b)に示
すような変換を行う。表から明らかなように、(2,
7)RLLCにて変調された符号系列は、ビット”1”
と次のビット”1”の間のビット”0”の数は2個以上
7個以下に限定された系列となる。また、マークエッジ
記録とは、記録符号系列の1または0のどちらかのビッ
ト情報の時のみマークの状態を反転させた波形列を記録
する方法である。図5(c)はマークエッジ記録の一例
を示したものであり、特にビット”1”の時のみマーク
の状態を反転させることをノン リターン トゥー セ゛ロ インハ゛ーティト゛
(NRZI)化と呼ぶ。一般に、(1,7)RLLCと
マークエッジ記録、もしくは(2,7)RLLCとマー
クエッジ記録を組み合わせることによって、高密度記録
に適した記録方式となることが知られている。
【0034】記録密度に関するパラメータについて説明
し、各記録変調符号との関係について述べる。変調を行
う前のバイナリデータ系列の各ビット間の間隔をTと
し、光ディスク上に記録される最小マークの長さを示す
最小反転間隔をTminとする。(1,7)RLLCにて
変調した符号系列をNRZI化すると、マークもしくは
スペースの長さは2つのビット”1”間のビット”0”
の数が1個の時に最小となり、図5(d)に示すように
(1,7)RLLCのTminは、4/3×Tで表され
る。同様にして、図5(e)に示すように(2,7)R
LLCのTminは、3/2×Tで表される。最小反転間
隔Tminをビット間隔Tで割ったものを記録密度比Dr
とすると、(1,7)RLLCはDr=4/3となり、
(2,7)RLLCはDr=3/2となる。ここで、T
minは最小マークの長さを表しているから、半導体レー
ザの波長及び光ヘッドの性能及び光ディスク媒体の特性
からTminを小さくできる限界は自ずと決まってくる。
また、記録密度比Drは最小マークの長さに何ビットの
情報が含まれているかを示している。従って、トラック
ピッチ及びTminの値が等しいとすると、Drの値を比
較することによって各記録変調符号を用いたときの記録
密度を比較することが可能である。すなわちTminの値
を決定すると、 (3/2)÷(4/3)=9/8 により、(2,7)RLLCは(1,7)RLLCの9
/8倍の記録密度を得ることが可能である。
【0035】記録を再開してから後、Qの値がQm以下
になったとき、即ちQ≦Qmの時、通常時の(1,7)
RLLCに戻して情報記録領域26に映像信号の記録を
継続して行う。本実施例では、記録変調符号の切り替え
はフィールド単位で行われる。従って、所定のフィール
ドのデータを記録途中にQ≦Qmになっても、そのフィ
ールドのデータを記録し終えるまで記録変調符号の切り
替えは行われない。然るに、(1,7)RLLCで変調
した場合は1フィールドの映像データを9セクタに分割
して記録し、(2,7)RLLCで変調した場合は1フ
ィールドのデータを8セクタに分割して記録する。
【0036】このように、光ディスク31が線速度一定
で回転していることから、(1,7)RLLCから
(2,7)RLLCに切り替えた場合、明らかに映像デ
ータの記録速度は9/8倍に増す。従って、記録変調符
号を変更しない場合に比べて、記憶手段8内のディジタ
ルデータを読み出す速度も9/8倍になる。
【0037】なお、本実施例では、Q≦Qmの時1フィ
ールドのデータを9セクタに分割して(1,7)RLL
Cで変調して記録し、Q>Qmの時1フィールドのデー
タを8セクタに分割して(2,7)RLLCで変調して
記録したが、データの分割方法及び記録変調符号の種類
はこれに限定されるものではない。1フィールドのデー
タを分割するセクタ数と記録密度比Drの積が常に一定
になるようにすれば、本実施例と同様の効果、すなわち
記憶手段8の空き容量確保を効率的に行える効果があ
る。
【0038】図6は本発明の第4の実施例における光デ
ィスク35及び記録動作中の光ヘッドの動きを示す図で
ある。光ディスク35は図6(a)に示すように両面に
トラックを有するMCAV( Modified CAV )方式
の光ディスクであり、両面ともそれぞれ外周側に非常時
記録領域36、内周側に通常時記録領域37と2つの領
域に分割されている。MCAV方式とは光ディスクの回
転数を常に一定にするCAV方式を改良したもので、光
ディスクの回転数は一定に保ち、記録領域をディスクの
半径方向にゾーンと呼ばれる複数の領域に分割し、記録
クロック周波数をゾーン毎に変化させ、外周に向かうに
つれ高くすることにより外周側と内周側の記録マーク長
をほぼ同じになるようにした記録方式である。
【0039】光ディスク35において、上面及び下面の
通常時記録領域37は半径方向にそれぞれ8つのゾーン
に分割されており、内周側から順にゾーン1〜ゾーン8
と呼ぶ。また、上面及び下面の非常時記録領域36は半
径方向にそれぞれ2つのゾーンに分割されており、内周
側をゾーン9、外周側をゾーン10と呼ぶ。2つの通常
時記録領域37及び2つの非常時記録領域36の計4つ
の領域の1周分のトラックは6つのセクタ38に分割さ
れており、各セクタには番地情報がプリフォーマットさ
れていて、各セクタが認識できるようになっている。
【0040】図7は本発明の第4の実施例における光デ
ィスク記録装置の構成を示すブロック図である。第1の
光ヘッド39と第2の光ヘッド40は、それぞれ光ディ
スク35の下面と上面のトラック上にアクセスし信号の
記録を行う。光ディスク35はスピンドルモータ41に
よって一定の回転数1800回転/分で回転しており、
外部より入力されるフィールド周波数が60Hzの映像
信号が記録される。
【0041】外部より入力された入力情報2(映像デー
タ)は、記憶手段8に一時的に蓄積される。記憶手段か
ら読み出されたディジタルデータ11は、分配手段42
で2つに分割され2つの第1の記録手段43及び第2の
記録手段44に入力される。第1の記録手段43は第1
の光ヘッド39に接続され、第1のディジタルデータ4
5を第1の光ヘッド39に内蔵されている半導体レーザ
を駆動する第1の記録信号46に変換する。第2の記録
手段44は第2の光ヘッド40に接続され、第2のディ
ジタルデータ47を第2の光ヘッド40に内蔵されてい
る半導体レーザを駆動する第2の記録信号48に変換す
る。第1の記録信号46及び第2の記録信号48はそれ
ぞれ第1の光ヘッド39及び第2の光ヘッド40に送ら
れ、光ディスク35のそれぞれ下面及び上面の所定のセ
クタに記録される。番地情報識別手段6は、第1の光ヘ
ッド39よりの第1の番地再生信号49から第1の光ヘ
ッド39が位置するセクタの第1の番地情報50(トラ
ック番号/セクタ番号等)を認識し、且つ、第2の光ヘ
ッド40よりの第2の番地再生信号51から第2の光ヘ
ッド40が位置するセクタの第2の番地情報52(トラ
ック番号/セクタ番号等)を認識する。光ヘッド制御手
段5は、第1の光ヘッド39及び第2の光ヘッド40が
光ディスク35上の所定のセクタにそれぞれ第1の記録
信号46及び第2の記録信号48を記録できるように、
第1の光ヘッド39及び第2の光ヘッド40のトラッキ
ング、書き込み番地等を制御する。
【0042】システム制御手段10には、外部より記録
設定3、すなわち、記録開始時刻、記録時間、記録開始
アドレス等が入力される。また、システム制御手段10
は、光ヘッド制御手段5、第1の記録手段43、第2の
記録手段44を記録開始アドレスより光ディスク35上
に記録できるように制御する。また、光ヘッド制御手段
5により検出された第1のトラッキングエラー信号54
と、及び/または、番地情報識別手段6により識別され
た第1の番地情報50とを、監視することにより第1の
光ヘッド39のトラック外れの検出を行う。また、光ヘ
ッド制御手段5により検出された第2のトラッキングエ
ラー信号56と、及び/または、番地情報識別手段6に
より識別された第2の番地情報52とを、監視すること
により第2の光ヘッド40のトラック外れの検出を行
う。
【0043】ここで、トラック外れが起きておらず、し
かも記憶手段8内に記憶されている記憶データ量21
(Q)が所定量Qm以下の時、即ちQ>Qmの時を通常
時と呼ぶ。逆にQ≦Qmの時を非常時と呼ぶ。本実施例
では、通常時は、光ディスク35の通常時記録領域36
のセクタに信号を記録し、非常時は、非常時記録領域3
6のセクタに信号を記録する。
【0044】通常時の記録方法について説明する。図6
(a)に示すように、通常時の光ヘッドの動きは実線矢
印のようになる。即ち、第1の光ヘッド39は光ディス
ク35の下面の通常時記録領域37を外周側から内周側
に向けて移動し、第2の光ヘッド40は光ディスク35
の上面の通常時記録領域37を内周側から外周側に向け
て移動する。ここで、ゾーン1〜8の1セクタ内に記録
されるデータ量をQ1からQ8とすると、次の関係式が
成り立つように記録クロック周波数を設定する。
【0045】Q1+Q8=Q2+Q7=Q3+Q6=Q
4+Q5=M(一定) さらに、図6(b)に示すように第1の光ヘッド39が
Nゾーン(N=1〜8までの整数)をアクセスすると
き、第2の光ヘッド40が(9−N)ゾーンをアクセス
するように2つのヘッドを移動させる。こうすることに
より、通常時は常に一定の記録レートで、即ち単位時間
に記録するデータ量が、第1の光ヘッド39と第2の光
ヘッド40をあわせて常に一定になるように記録するこ
とが可能となる。また、通常時は1回転に2フィールド
分の映像データを記録する。1回転の間に第1の光ヘッ
ド39及び第2の光ヘッドはそれぞれ6セクタをアクセ
スするため、半回転する間に第1の光ヘッド39が3セ
クタ、第2の光ヘッド40が3セクタ、合計6セクタ内
に1フィールド分の映像データを記録することになる。
ここで、1フィールドの映像データの量は3Mとなるよ
うに設定されている。
【0046】非常時、即ち外乱等によりトラック外れが
起きて光ディスク35上の所定のトラックに記録できな
くなった時、直ちに第1の記録手段43及び第2の記録
手段44の記録動作を停止し、記憶手段のディジタルデ
ータ読み出しを停止して、第1の光ヘッド39及び第2
の光ヘッド40のトラック復帰動作を開始する。この
時、トラック外れを起こしたセクタの番地をシステム制
御手段が記憶しておく。復帰動作の間に入力された映像
データ2は記憶手段8に記憶される。図6(a)の点線
矢印及び(b)の対応表に示すように、第1の光ヘッド
39及び第2の光ヘッド40はそれぞれ非常時記録領域
36に移動させ、外乱が治まり次第非常時記録領域36
内のセクタに記録を再開する。
【0047】非常時の記録方法について説明する。第1
の光ヘッド39はゾーン10の最外周のトラックから記
録を開始し、徐々に内周側に記録を進めていく。一方、
第2の光ヘッド40はゾーン9の最内周のトラックから
記録を開始し、徐々に外周側に記録を進めていく。ゾー
ン9、10の1セクタ内に記録されるデータ量をQ9、
Q10とすると、次の関係式が成り立つように記録クロ
ック周波数を設定する。
【0048】Q9+Q10=1.5M 従って、非常時の記録レートは通常時の1.5倍、即ち
非常時に単位時間に記録するデータ量は、通常時の1.
5倍ということになる。光ディスク35の回転数は常に
一定であるから、1回転の間に、通常時は2フィールド
分の映像データを記録するところが、非常時には3フィ
ールド分の映像データを記録可能となる。トラック1周
分は6セクタに分割されているから、1/3回転の間に
第1の光ヘッド39がアクセスする2セクタと、第2の
光ヘッド40がアクセスする2セクタとの、合計4セク
タ内に1フィールド分の映像データを記録することとな
る。本実施例の場合、通常時の記録から非常時の記録に
切り替えることにより、記録速度は1.5倍となるた
め、記憶手段8の読み出し速度も1.5倍となる。従っ
て、記憶手段8の空き容量を確保するのに要する時間は
2/3の時間で済む。
【0049】非常時の記録を始めてしかる後、Qの値が
所定量Qm以下になったとき、即ちQ≦Qmの時、非常
時記録領域36での記録を停止して、一時的に記憶手段
の読み出しも停止し、直前にトラック外れを起こしたト
ラックに第1の光ヘッド39及び第2の光ヘッド40を
復帰させ、記録を再開する。この時の記録方法は上記し
た通常時の記録方法と同じである。本実施例の場合、通
常時から非常時へ、非常時から通常時への記録方法の切
り替えは回転単位で行われる。例えば、1周のトラック
の開始セクタを予め決定しておき、トラック外れが起こ
ったとき、もしくはQ≦Qmまで空き領域を確保したと
き、いずれも1周のトラックの開始セクタから記録を再
開するようにする。つまり、トラック外れが起こったと
き1周のトラックの途中のセクタであっても、その周の
開始セクタに記録済みのデータから再び記録を再開す
る。また、Q≦Qmになったとき1周の途中のセクタで
あっても、その周の最後のセクタまで記録を継続してか
ら通常記録領域37に復帰するようにする。また、記録
方法の切り替えに伴い、分配手段42のディジタルデー
タ分割と、第1の記録手段43及び第2の記録手段44
の記録モード設定(記録クロック周波数等)を変更しな
くてはならない。分配モード設定信号65及び記録モー
ド設定信号63、64は、そのためのものであり、本実
施例の場合、システム制御手段10からゾーン番号を与
える。
【0050】また、通常時記録領域37に復帰する直前
のセクタの番地もシステム制御手段10が記憶してお
き、2回目以降のトラック外れからは、システム制御手
段10が記憶しているセクタ番地の次の番地から非常時
の記録を開始するようにする。
【0051】このようにして、トラック外れが起きる度
に光ヘッドを非常時記録領域36に移動させ、通常時よ
りも高速に記録を行うことにより、記憶手段内の空き容
量を確保しながら、連続的な記録を行うことが可能とな
る。
【0052】また、非常時記録領域36は通常の記録時
にも使用することが可能である。即ち、通常時記録領域
37のすべてのセクタをすでに記録してしまって未記録
領域が残っておらず、非常時記録領域36にまだ未記録
領域が残っている場合、トラック外れを起こしていなく
ても、非常時記録領域36に継続して記録を行う。こう
することにより、光ディスク35のすべての領域を無駄
にすることなく使用することができる。
【0053】なお、本実施例では両面MCAV方式の光
ディスクを2つの光ヘッドで記録したが、光ディスクの
フォーマット及び光ヘッドの数はこれに限定されるもの
ではない。即ち、例えば、片面の光ディスクを一定の回
転数で回転させ、通常記録領域37の1セクタ内に記録
されるデータ量を常に一定になるようにセクタ長及び記
録クロック周波数を設定し、非常時記録領域36の1セ
クタ内に記録されるデータ量を通常時よりも多くなるよ
うに設定すれば、同様の効果が得られる。
【0054】なお、非常時記録領域36のセクタ内のデ
ータ量を、通常時記録領域37のセクタ内のデータ量よ
り多くする方法として、セクタ内の情報記録領域26を
さらに図6(c)に示すように複数個のシンクブロック
66に分割し、非常時記録領域36のセクタ内のシンク
ブロック66の数を通常時記録領域37のセクタ内のシ
ンクブロック66の数より多くする方法がある。こうす
ることによって、分配手段42によるディジタルデータ
11の分割処理が容易に行える効果がある。
【0055】図8(a)は本発明の第5の実施例におけ
る光ディスク記録装置の構成を示すブロック図である。
ブロック図の中で履歴情報記憶手段67以外の構成要素
は、図7に示した第4の実施例におけるものと全く同じ
機能を有する。付加された履歴情報記憶手段67の機能
は、トラック外れを起こして非常時記録領域36に移動
するときの移動先のセクタ、及び、Q≦Qmとなって通
常時記録領域37に復帰するときの移動先のセクタを一
連の映像データの記録中にトラックジャンプの履歴情報
68としてすべて履歴情報記憶手段67が記憶しておく
ものである。一連の記録終了後、光ディスク70上に設
けた履歴情報記録領域71に履歴情報記憶手段67より
読み出されたトラックジャンプの履歴情報69の記録を
行う。
【0056】再生開始時に、まず光ディスク70上の履
歴情報記録領域71をアクセスし、トラックジャンプの
履歴情報を予め再生しておくことにより、再生時のトラ
ックジャンプ処理を円滑に行うことができる。
【0057】なお、本実施例では、図8(b)に示すよ
うに履歴情報記録領域71を光ディスク70の最外周の
トラックに一括して設けているが、履歴情報記録領域7
1の位置はこれに限定されるものではない。例えば、最
内周のトラックに一括して設けてもよいし、非常時記録
領域36及び通常時記録領域37の各セクタに履歴情報
記録領域71を設けてもよい。その場合、一連の映像デ
ータの記録終了後ではなく、映像データを記録しながら
同時に履歴情報の記録を行う必要があるが、逆に、再生
開始時に予め履歴情報をまとめて再生する必要はなく、
信号を再生しながら、順次トラックジャンプ処理を行う
ことができる。
【0058】図9は本発明の第六の実施例における光デ
ィスク記録装置の構成を示すブロック図である。図9に
おいて光ヘッド4及び光ヘッド制御手段5及び番地情報
識別手段6は第一の実施例において説明したブロック図
内のものと全く同じ機能を有する。
【0059】本実施例すなわち第六の実施例では、フィ
ールド周波数が60Hzの映像信号をディジタル圧縮し
た信号を1セクタ当たり1フィールド分記録する。外部
より入力された映像信号は情報圧縮手段72においてデ
ィジタル圧縮符号化される。また、情報圧縮手段72は
ディジタル圧縮の圧縮率を可変する機能を有する。情報
圧縮手段72への入力映像データ2の入力転送速度をR
i、圧縮符号化後のディジタルデータ75の転送速度を
Roとすると、ここでの圧縮率はRo/Riで表され
る。本実施例の場合、通常記録時には映像データ2は一
定の圧縮率rcで圧縮符号化される。記憶手段8は圧縮
されたディジタルデータ75を一時的に記憶する。記録
手段73は記憶手段8から読み出されたディジタルデー
タ11を光ヘッド4に内蔵されている半導体レーザを駆
動する記録信号12に変換し、光ヘッド4を通して光デ
ィスク1上の所定のセクタに記録する。
【0060】システム制御手段10には、外部より記録
設定3、即ち、記録開始時刻、記録時間、記録開始アド
レス等が入力される。さらに、システム制御手段10
は、光ヘッド制御手段5、記録手段73を記録開始アド
レスから1フィールドの映像データを1セクタに記録で
きるように制御する。また、光ヘッド制御手段5により
検出されたトラッキングエラー信号14と、及び/また
は、番地情報識別手段6により識別された番地情報16
とを、監視することによりトラック外れの検出を行う。
【0061】外乱等によりトラック外れが起きて光ディ
スク1上の所定のトラックに記録できない時、直ちに記
録手段73の記録動作及び記憶手段8のディジタルデー
タ読み出しを停止して、所定のトラックに復帰動作を開
始する。復帰動作の間に入力された映像データは情報圧
縮手段にて圧縮処理された後、記憶手段8に記憶され
る。この際、記憶手段8内に記憶されている記憶データ
量21(Q)を検知し、Qの値が所定量Qmを越える
と、即ちQ>Qmとなると、圧縮率を通常時の2倍の2
rcで入力映像データを圧縮処理する。
【0062】外乱が治まり所定のトラックに復帰後、記
憶手段8の読み出しを再開し、記録を停止したセクタの
最初より記録を再開する。しかる後、Qの値がQm以下
になったとき、即ちQ≦Qmの時、通常時の圧縮率rc
に戻して圧縮処理を継続する。本実施例では、システム
制御手段10が情報圧縮手段75に圧縮率設定信号76
を入力することにより圧縮率の変更を行い、圧縮率の変
更はフィールド単位で行われる。
【0063】このように、圧縮率を変更することによっ
て記憶手段8のデータ記憶容量を見かけ上増大させるこ
とが可能となる。本実施例の場合、圧縮率をrcから2
rcに変更することによって、空き容量は見かけ上2倍
となる。
【0064】図10は本発明の第七の実施例の光ディス
ク記録装置の構成を示すブロック図である。第七の実施
例の光ディスク記録装置の構成は、第六の実施例の光デ
ィスク記録装置の構成とほぼ同じであるが、圧縮率の変
更方法が異なる。本実施例すなわち第七の実施例でも、
フィールド周波数60Hzの映像信号をディジタル圧縮
した信号を1セクタ当たり1フィールド分記録する。外
部より入力された映像信号2は情報圧縮手段72におい
てディジタル圧縮符号化される。また、情報圧縮手段7
2はディジタル圧縮の圧縮率を可変する機能を有する。
本実施例の場合、通常記録時には映像データは一定の圧
縮率rcで圧縮符号化される。記憶手段8は圧縮された
ディジタルデータ78を一時的に記憶する。記録手段7
3は記憶手段8から読み出されたディジタルデータ11
を光ヘッド4に内蔵されている半導体レーザを駆動する
記録信号12に変換し、光ヘッド4を通して光ディスク
1上の所定のセクタに記録する。
【0065】システム制御手段10には、外部より記録
設定3、即ち、記録開始時刻、記録時間、記録開始アド
レス等が入力される。さらに、システム制御手段10
は、光ヘッド制御手段5、記録手段73を記録開始アド
レスから1フィールドの映像データを1セクタに記録で
きるように制御する。また、光ヘッド制御手段5により
検出されたトラッキングエラー信号14と、及び/また
は、番地情報識別手段6により識別された番地情報16
とを、監視することによりトラック外れの検出を行う。
【0066】外乱等によりトラック外れが起きて光ディ
スク上の所定のトラックに記録できない時、直ちに記録
手段73の記録動作及び記憶手段8のディジタルデータ
読み出しを停止して、所定のトラックに復帰動作を開始
する。復帰動作の間に入力された映像データ2は情報圧
縮手段72にて圧縮処理された後、記憶手段8に記憶さ
れる。この際、トラック外れを検出した瞬間に入力され
たフィールドから所定のフィールド数fの期間の映像デ
ータに関して圧縮率を通常時の4倍の4rcで入力映像
データを圧縮処理する。本実施例では、システム制御手
段10が、情報圧縮手段73に圧縮モード設定信号77
(圧縮率・フィールド数f)を入力することにより圧縮
率の変更を行う。
【0067】所定のフィールド数fの期間終了後、通常
時の圧縮率rcに戻して圧縮処理を継続する。外乱が治
まり所定のトラックに復帰後、記憶手段8の読み出しを
再開し、記録を停止したセクタの最初より記録を再開す
る。
【0068】このように、圧縮率を変更することによっ
て記憶手段8のデータ記憶容量を見かけ上増大させるこ
とが可能となる。本実施例の場合、圧縮率をrcから4
rcに変更することによって、変更した区間のディジタ
ルデータの量は通常時の1/4の量になるため、記憶容
量の節約となる。
【0069】図11は本発明の第八の実施例における光
ディスク記録装置の構成を示すブロック図である。図1
1において光ヘッド4及び光ヘッド制御手段5及び番地
情報識別手段6は第一の実施例において説明したブロッ
ク図内のものと全く同じ機能を有する。
【0070】本実施例すなわち第八の実施例では、フィ
ールド周波数60Hzの映像信号に誤り訂正符号を付加
した信号を1セクタ当たり1フィールド分記録する。外
部より入力された映像信号2はECCエンコード手段7
9によって誤り訂正符号化される。また、ECCエンコ
ード手段79は誤り訂正符号の種類を可変する機能を有
する。本実施例の場合、映像データ2は図8に示すよう
にGF(28)のリードソロモン積符号化される。通常
記録時には、外符号としてmバイトのデータに対して8
バイトのパリティバイトを付加した(m+8,m)符号
を用い、内符号としてはnバイトのデータに対して8バ
イトのパリティバイトを付加した(n+8,n)符号を
用いる。この時符号化率re0は re0 = (m×n) / ((m+8)×(n+
8)) となる。ここで、積符号の生成単位は1フィールド、す
なわちm×nバイトが1フィールド分の映像データとす
る。
【0071】記憶手段8は誤り訂正符号化されたディジ
タルデータ80を一時的に記憶する。記録手段は記憶手
段8から読み出されたディジタルデータ11を光ヘッド
4に内蔵されている半導体レーザを駆動する記録信号1
2に変換し、光ヘッド4を通して光ディスク1上の所定
のセクタに記録する。
【0072】システム制御手段10には、外部より記録
設定3、即ち、記録開始時刻、記録時間、記録開始アド
レス等が入力される。さらに、システム制御手段10
は、光ヘッド制御手段5、記録手段73を記録開始アド
レスから1フィールドの映像データを1セクタに記録で
きるように制御する。また、光ヘッド制御手段5により
検出されたトラッキングエラー信号14と、及び/また
は、番地情報識別手段6により識別された番地情報16
とを、監視することによりトラック外れの検出を行う。
【0073】外乱等によりトラック外れが起きて光ディ
スク1上の所定のトラックに記録できない時、直ちに記
録手段73の記録動作及び記憶手段8のディジタルデー
タ読み出しを停止して、所定のトラックに復帰動作を開
始する。復帰動作の間に入力された映像データ2はEC
Cエンコード手段79にて誤り訂正符号化された後、記
憶手段8に記憶される。この際、記憶手段8内に記憶さ
れている記憶データ量21(Q)を検知し、Qの値が所
定量Qmを越えると、即ちQ>Qmとなると、誤り訂正
符号の種類を非常時の符号に変更する。本実施例では、
外符号としてmバイトのデータに対して4バイトのパリ
ティバイトを付加した(m+4,m)符号を用い、内符
号としてはnバイトのデータに対して4バイトのパリテ
ィバイトを付加した(n+4,n)符号を用いる。この
時符号化率re1は re1 = (m×n)/((m+4)×(n+4)) となる。ここで、積符号の生成単位は1フィールド、す
なわちm×nバイトが1フィールド分の映像データとす
る。
【0074】外乱が治まり所定のトラックに復帰後、記
憶手段8の読み出しを再開し、記録を停止したセクタの
最初より記録を再開する。しかる後、Qの値がQm以下
になったとき、即ちQ≦Qmの時、通常時の誤り訂正符
号に戻して符号化処理を継続する。本実施例では、誤り
訂正符号の種類の変更はシステム制御手段10がECC
エンコード手段79に符号モード設定信号81を入力す
ることにより行われ、その変更はフィールド単位で行わ
れる。
【0075】このように、誤り訂正符号の種類を変更す
ることによって記憶手段8のデータ記憶容量を見かけ上
増大させることが可能となる。本実施例の場合、非常時
の符号の符号化率re1と通常時の符号の符号化率re
0の関係より、符号を変更した区間のフィールド当たり
のデータ量は通常時に比べてre0/re1、但し re0/re1 = ((m+4)×(n+4))/
((m+8)×(n+8)) となり、その結果、誤り訂正符号の種類を変更すること
によって、空き容量は見かけ上(re1/re0)倍と
なる。
【0076】図12は本発明の第九の実施例における光
ディスク記録装置の構成を示すブロック図である。図1
2において光ヘッド4及び光ヘッド制御手段5及び番地
情報識別手段6は第一の実施例において説明したブロッ
ク図内のものと全く同じ機能を有する。
【0077】本実施例すなわち第九の実施例では、フィ
ールド周波数が60Hzの映像信号をディジタル化した
信号を1セクタ当たり1フィールド分記録する。外部よ
りアナログ信号で入力された映像信号83はA/D変換
手段82によってディジタル信号84に変換される。A
/D変換手段82は量子化ビット数を可変する機能を有
する。本実施例の場合、通常記録時には映像信号83は
10ビットにて量子化される。記憶手段8はA/D変換
されたディジタルデータ84を一時的に記憶する。記録
手段73は記憶手段8から読み出されたディジタルデー
タ11を光ヘッド4に内蔵されている半導体レーザを駆
動する記録信号12に変換し、光ヘッド4を通して光デ
ィスク1上の所定のセクタに記録する。
【0078】システム制御手段10には、外部より記録
設定3、即ち、記録開始時刻、記録時間、記録開始アド
レス等が入力される。さらに、システム制御手段10
は、光ヘッド制御手段5、記録手段73を記録開始アド
レスから1フィールドの映像データを1セクタに記録で
きるように制御する。また、光ヘッド制御手段5により
検出されたトラッキングエラー信号14と、及び/また
は、番地情報識別手段6により識別された番地情報16
とを、監視することによりトラック外れの検出を行う。
【0079】外乱等によりトラック外れが起きて光ディ
スク1上の所定のトラックに記録できない時、直ちに記
録手段73の記録動作及び記憶手段8のディジタルデー
タ読み出しを停止して、所定のトラックに復帰動作を開
始する。復帰動作の間に入力された映像信号83はA/
D変換手段82にてA/D変換された後、記憶手段8に
記憶される。この際、記憶手段8内に記憶されている記
憶データ量21(Q)を検知し、Qの値が所定量Qmを
越えると、即ちQ>Qmとなると、A/D変換の量子化
ビット数を8ビットに変更して変換処理を行う。
【0080】外乱が治まり所定のトラックに復帰後、記
憶手段8の読み出しを再開し、記録を停止したセクタの
最初より記録を再開する。しかる後、Qの値がQm以下
になったとき、即ちQ≦Qmの時、量子化ビット数を通
常時の10ビットに戻してA/D変換処理を継続する。
本実施例では、量子化ビット数の変更はフィールド単位
で行われ、システム制御手段10がA/D変換手段82
に量子化ビット設定信号85を入力することにより行わ
れる。
【0081】このように、A/D変換の量子化ビット数
を変更することによって記憶手段8のデータ記憶容量を
見かけ上増大させることが可能となる。本実施例の場
合、量子化ビット数を10ビットから8ビットに変更す
ることによって、空き容量は見かけ上1.25倍とな
る。
【0082】図13は本発明の第十の実施例における光
ディスク記録装置の構成を示すブロック図である。図1
3のブロック図は、図12に示される第九の実施例のブ
ロック図の構成と、A/D変換手段及び入力対象を除い
て同じである。すなわち、第十実施例では入力対象とし
てアナログ音声信号87を扱い、音声信号の記録を行う
光ディスク記録装置の一例である。従って、A/D変換
手段86はアナログ音声信号87をディジタル信号に変
換する。
【0083】本実施例すなわち第十の実施例では、外部
よりアナログ信号で入力された音声信号87はA/D変
換手段86によってサンプリング周波数が48kHzの
ディジタル信号88に変換される。A/D変換手段86
は量子化ビット数を可変する機能を有する。本実施例の
場合、通常記録時には音声信号は20ビットにて量子化
される。記憶手段8はA/D変換されたディジタルデー
タ88を一時的に記憶する。記録手段73は記憶手段8
から読み出されたディジタルデータ11を光ヘッド4に
内蔵されている半導体レーザを駆動する記録信号12に
変換し、光ヘッド4を通して光ディスク1上の所定のセ
クタに記録する。本実施例では、1セクタに一定のサン
プル数例えば800サンプルの音声信号に相当する量の
データを記録する。
【0084】システム制御手段10には、外部より記録
設定3、即ち、記録開始時刻、記録時間、記録開始アド
レス等が入力される。さらに、システム制御手段10
は、光ヘッド制御手段5、記録手段73を記録開始アド
レスから一定サンプル数の音声データを1セクタに記録
できるように制御する。また、光ヘッド制御手段5によ
り検出されたトラッキングエラー信号14と、及び/ま
たは、番地情報識別手段6により識別された番地情報1
6とを、監視することによりトラック外れの検出を行
う。
【0085】外乱等によりトラック外れが起きて光ディ
スク1上の所定のトラックに記録できない時、直ちに記
録手段73の記録動作及び記憶手段8のディジタルデー
タ読み出しを停止して、所定のトラックに復帰動作を開
始する。復帰動作の間に入力された音声信号87はA/
D変換手段86にてA/D変換された後、記憶手段8に
記憶される。この際、記憶手段8内に記憶されている記
憶データ量21(Q)を検知し、Qの値が所定量Qmを
越えると、即ちQ>Qmとなると、A/D変換の量子化
ビット数を16ビットに変更して変換処理を行う。
【0086】外乱が治まり所定のトラックに復帰後、記
憶手段8の読み出しを再開し、記録を停止したセクタの
最初より記録を再開する。しかる後、Qの値がQm以下
になったとき、即ちQ≦Qmの時、量子化ビット数を通
常時の20ビットに戻してA/D変換処理を継続する。
本実施例では、量子化ビット数の変更は一定のサンプル
数毎例えば800サンプル単位で行われ、システム制御
手段10がA/D変換手段86に量子化ビット設定信号
89を入力することにより行われる。
【0087】このように、A/D変換の量子化ビット数
を変更することによって記憶手段8のデータ記憶容量を
見かけ上増大させることが可能となる。本実施例の場
合、量子化ビット数を20ビットから16ビットに変更
することによって、空き容量は見かけ上1.25倍とな
る。
【0088】図14は本発明の第十一の実施例の光ディ
スク記録装置の構成を示すブロック図である。第十一の
実施例の光ディスク記録装置の構成は、第十の実施例の
光ディスク記録装置の構成とほぼ同じであるが、A/D
変換手段の機能が異なる。本実施例すなわち第十一の実
施例では、外部よりアナログ信号で入力された音声信号
87はA/D変換手段90によって量子化ビット数が1
6ビットのディジタル信号91に変換される。A/D変
換手段90はサンプリング周波数を可変する機能を有す
る。本実施例の場合、通常記録時には音声信号87はサ
ンプリング周波数が48kHzにてサンプリングされ
る。記憶手段8はA/D変換されたディジタルデータ9
1を一時的に記憶する。記録手段73は記憶手段8から
読み出されたディジタルデータ11を光ヘッド4に内蔵
されている半導体レーザを駆動する記録信号12に変換
し、光ヘッド4を通して光ディスク1上の所定のセクタ
に記録する。本実施例では、1セクタに一定のサンプル
数例えば800サンプルの音声信号に相当する量のデー
タを記録する。
【0089】システム制御手段10には、外部より記録
設定3、即ち、記録開始時刻、記録時間、記録開始アド
レス等が入力される。さらに、システム制御手段10
は、光ヘッド制御手段5、記録手段73を記録開始アド
レスから一定サンプル数の音声データを1セクタに記録
できるように制御する。また、光ヘッド制御手段5によ
り検出されたトラッキングエラー信号14と、及び/ま
たは、番地情報識別手段6により識別された番地情報1
6とを、監視することによりトラック外れの検出を行
う。
【0090】外乱等によりトラック外れが起きて光ディ
スク1上の所定のトラックに記録できない時、直ちに記
録手段73の記録動作及び記憶手段8のディジタルデー
タ読み出しを停止して、所定のトラックに復帰動作を開
始する。復帰動作の間に入力された音声信号87はA/
D変換手段90にてA/D変換された後、記憶手段8に
記憶される。この際、記憶手段8内に記憶されている記
憶データ量21(Q)を検知し、Qの値が所定量Qmを
越えると、即ちQ>Qmとなると、A/D変換のサンプ
リング周波数を32kHzに変更して変換処理を行う。
【0091】外乱が治まり所定のトラックに復帰後、記
憶手段8の読み出しを再開し、記録を停止したセクタの
最初より記録を再開する。しかる後、Qの値がQm以下
になったとき、即ちQ≦Qmの時、サンプリング周波数
を通常時の48kHzに戻してA/D変換処理を継続す
る。本実施例では、量子化ビット数の変更は一定のサン
プル数毎例えば800サンプル単位で行われ、システム
制御手段10がA/D変換手段90にサンプリング周波
数設定信号92を入力することにより行われる。
【0092】このように、A/D変換のサンプリング周
波数を変更することによって記憶手段8のデータ記憶容
量を見かけ上増大させることが可能となる。本実施例の
場合、サンプリング周波数を48kHzから32kHz
に変更することによって、空き容量は見かけ上1.5倍
となる。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、(1)外
的衝撃等によって光ヘッドがトラック外れを起こした場
合でも、記憶手段内に一時的に入力データを蓄積するこ
とにより、光ディスク上には途切れることなく連続して
情報を記録する連続記録補償を実現する、ことが可能で
ある。
【0094】さらに、記憶手段内の空き容量が不足して
きたとき、(2)後から記録するデータ量を縮小するこ
とで、記憶手段内のデータ記憶容量を見かけ上増大させ
る、もしくは、(3)データの記録速度を上昇し、記憶
手段のデータ読み出し速度の上昇を図ることにより、記
憶手段内のデータ記憶容量確保に要する時間を短くす
る、という効果があるため、最小限の記憶容量をもつ記
憶手段を用いて、より効率的な連続記録補償を行うこと
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例における光ディスク記録
装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の第二の実施例における光ディスクのセ
クタ上における信号フォーマットを示す図
【図3】本発明の第二の実施例、第三の実施例に共通の
光ディスク記録装置の構成を示すブロック図
【図4】本発明の第三の実施例における光ディスクのセ
クタ上における信号フォーマットを示す図
【図5】(a)は(1,7)RLLCの変換を示す図 (b)は(2,7)RLLCの変換を示す図 (c)はマークエッジ記録を説明する図 (d)は(1,7)RLLCとマークエッジ記録を適用
した時の記録密度を説明する図 (e)は(2,7)RLLCとマークエッジ記録を適用
した時の記録密度を説明する図
【図6】(a)は本発明の第四の実施例における光ディ
スク及び光ヘッドの動きを、光ディスクの回転軸方向及
び回転軸に垂直な方向から見た平面図 (b)は本発明の第四の実施例における第1の光ヘッド
及び第2の光ヘッドが記録時にアクセスするゾーンの対
応を示す図 (c)は本発明の第四の実施例における光ディスクのセ
クタ上における信号フォーマットを示す図
【図7】本発明の第四の実施例における光ディスク記録
装置の構成を示すブロック図
【図8】(a)は本発明の第五の実施例における光ディ
スク記録装置の構成を示すブロック図 (b)は本発明の第五の実施例における光ディスクを回
転軸方向から見た平面図
【図9】本発明の第六の実施例における光ディスク記録
装置の構成を示すブロック図
【図10】本発明の第七の実施例における光ディスク記
録装置の構成を示すブロック図
【図11】本発明の第八の実施例における光ディスク記
録装置の構成を示すブロック図
【図12】本発明の第九の実施例における光ディスク記
録装置の構成を示すブロック図
【図13】本発明の第十の実施例における光ディスク記
録装置の構成を示すブロック図
【図14】本発明の第十一の実施例における光ディスク
記録装置の構成を示すブロック図
【符号の説明】
1 第一の実施例、第六の実施例、第七の実施例、第八
の実施例及び第九の実施例における光ディスク 2 入力情報(映像データ) 3 記録設定 4 光ヘッド 5 光ヘッド制御手段 6 番地情報識別手段 7 第一の実施例におけるスピンドルモータ 8 記憶手段 9 第一の実施例における記録手段 10 システム制御手段 11 記憶手段からの読み出しデータ 12 記録信号 13 トラッキング誤差再生信号 14 トラッキングエラー信号 15 番地再生信号 16 番地情報 17 トラック復帰命令 18 トラッキング制御信号 19 記録開始制御命令 20 記憶手段読み出し制御命令 21 記憶データ量(Q) 22 間欠記録周期 23 第二の実施例における光ディスク 24 番地情報領域 25 第二の実施例における光ディスクのモード記録領
域 26 情報記録領域 27 LPC領域(LPC) 28 ギャップ領域(GAP) 29 プリアンブル(Pre) 30 第三の実施例における光ディスクのモード記録領
域 31 第三の実施例における光ディスク 32 第二の実施例及び第三の実施例におけるスピンド
ルモータ 33 第二の実施例及び第三の実施例における記録手段 34 記録モード設定信号 35 第四の実施例における光ディスク 36 非常時記録領域 37 通常時記録領域 38 第四の実施例における光ディスクのセクタ 39 第1の光ヘッド 40 第2の光ヘッド 41 第四の実施例におけるスピンドルモータ 42 分配手段 43 第1の記録手段 44 第2の記録手段 45 第1のディジタルデータ 46 第1の記録信号 47 第2のディジタルデータ 48 第2の記録信号 49 第1の番地再生信号 50 第1の番地情報 51 第2の番地再生信号 52 第2の番地情報 53 第1のトラッキング誤差再生信号 54 第1のトラッキングエラー信号 55 第2のトラッキング誤差再生信号 56 第2のトラッキングエラー信号 57 第1のトラック復帰命令 58 第1のトラッキング制御信号 59 第2のトラック復帰命令 60 第2のトラッキング制御信号 61 第1の記録開始制御命令 62 第2の記録開始制御命令 63 第1の記録モード設定信号 64 第2の記録モード設定信号 65 分配モード設定信号 66 シンクブロック 67 履歴情報記憶手段 68 トラック外れの履歴情報 69 履歴情報記憶手段から読み出した履歴情報 70 第五の実施例における光ディスク 71 履歴情報記録領域 72 第六の実施例における情報圧縮手段 73 第六の実施例、第七の実施例、第八の実施例、第
九の実施例、第十の実施例及び第十一の実施例における
記録手段 74 第六の実施例、第七の実施例、第八の実施例、第
九の実施例、第十の実施例及び第十一の実施例における
スピンドルモータ 75 第六の実施例における圧縮されたデータ 76 第六の実施例における圧縮率設定信号 77 第七の実施例における圧縮されたデータ 78 第七の実施例における圧縮率設定信号 79 ECCエンコード手段 80 誤り訂正符号化されたデータ 81 符号設定信号 82 映像信号のA/D変換手段 83 アナログ映像信号 84 A/D変換後の映像データ 85 第九の実施例における量子化ビット設定信号 86 第十の実施例における音声信号のA/D変換手段 87 アナログ音声信号 88 第十の実施例におけるA/D変換後の音声データ 89 第十の実施例における量子化ビット設定信号 90 第十一の実施例におけるA/D変換手段 91 第十一の実施例におけるA/D変換後の音声デー
タ 92 サンプリング周波数設定信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 20/18 520 E 8940−5D C15 550 Z 8940−5D 552 E 8940−5D 576 A 8940−5D

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ディスク上に構成されたトラックにアク
    セスし情報の記録を行う光ヘッドと、前記光ヘッドに接
    続され情報の記録時にトラッキングエラー信号を検出し
    前記光ヘッドを駆動させる光ヘッド制御手段と、前記光
    ディスクを一定の回転数で回転させるスピンドルモータ
    と、前記光ディスクの前記トラック上に予め記録された
    番地情報を識別する番地情報識別手段と、記録時に入力
    された入力情報を一時的に記憶し読み出す記憶手段と、
    前記光ヘッドに接続され前記記憶手段より読み出された
    ディジタルデータを変換し前記光ヘッドを通して記録す
    る記録手段と、装置全体の制御を行うシステム制御手段
    とを具備し、 通常記録時に情報を所定の周期で間欠記録し、前記光ヘ
    ッド制御手段により検出された前記トラッキングエラー
    信号と、前記番地情報識別手段により識別された前記番
    地情報との、少なくともどちらか1つをシステム制御手
    段が監視してトラック外れを検出し、トラック外れを検
    出した時に、前記記録手段の情報記録動作を中断し、前
    記記憶手段の前記ディジタルデータの読み出しを中断
    し、前記光ヘッド制御手段が前記光ヘッドをトラック外
    れを検出した時点のトラックに復帰させ、前記光ヘッド
    の復帰完了後、前記記憶手段の前記ディジタルデータの
    読み出しを再開し、前記記憶手段に記憶された前記ディ
    ジタルデータの量に応じて間欠記録の周期を変化させて
    記録を再開し、前記記憶手段内のディジタルデータの量
    が所定量以下になった時に前記間欠記録の周期を前記通
    常記録時の周期に戻して記録を継続することを特徴とす
    る光ディスク記録装置。
  2. 【請求項2】円盤の片面もしくは両面にスパイラル状も
    しくは同心円状のトラックを設け、前記トラックを予め
    定めた一定長以上の長さに分割した各セクタに、少なく
    とも1つの番地情報領域と、前記番地情報領域に続く少
    なくとも1つのモード記録領域と、前記モード記録領域
    に続く少なくとも1つの情報記録領域を設け、 前記番地情報領域には円盤上の位置を識別するための番
    地情報を予め形状変化によって記録しておき、前記モー
    ド記録領域には前記情報記録領域に情報信号を記録する
    際のクロック周波数を符号化した記録密度情報を前記各
    セクタ毎に一定の周波数のクロックで記録し、前記情報
    記録領域には前記記録密度情報に対応した周波数のクロ
    ックで前記情報信号を記録することを特徴とする光ディ
    スク。
  3. 【請求項3】円盤の片面もしくは両面にスパイラル状も
    しくは同心円状のトラックを設け、前記トラックを予め
    定めた一定長以上の長さに分割した各セクタに、少なく
    とも1つの番地情報領域と、前記番地情報領域に続く少
    なくとも1つのモード記録領域と、前記モード記録領域
    に続く少なくとも1つの情報記録領域を設け、 前記番地情報領域には円盤上の位置を識別するための番
    地情報を予め形状変化によって記録しておき、前記モー
    ド記録領域には前記情報記録領域に情報信号を記録する
    際の記録変調符号の種類を符号化した変調符号識別情報
    を記録し、前記情報記録領域には前記変調符号識別情報
    に対応した種類の記録変調符号によって変調された前記
    情報信号を記録することを特徴とする光ディスク。
  4. 【請求項4】各セクターの番地情報領域の直後もしくは
    モード記録領域の直前に記録レーザパワーを制御するた
    めに必要なある一定以上の長さのLPC領域を設け、前
    記モード記録領域の直後もしくは情報記録領域の直前に
    記録時もしくは再生時のクロック周波数を設定するため
    に必要なある一定以上の長さのギャップ領域を設け、前
    記情報記録領域の少なくとも先頭に1つ以上のプリアン
    ブルを設け、前記プリアンブルに再生クロックのPLL
    をロックさせるためのパターン信号を記録することを特
    徴とする請求項2または3に記載の光ディスク。
  5. 【請求項5】光ディスク上に構成されたトラックにアク
    セスし情報の記録を行う光ヘッドと、前記光ヘッドに接
    続され情報の記録時にトラッキングエラー信号を検出し
    前記光ヘッドを駆動させる光ヘッド制御手段と、前記光
    ディスクを回転させるスピンドルモータと、前記光ディ
    スクの前記トラック上に予め記録された番地情報を識別
    する番地情報識別手段と、記録時に入力された入力情報
    を一時的に記憶し読み出す記憶手段と、前記光ヘッドに
    接続され前記記憶手段より読み出されたディジタルデー
    タを変換し前記光ヘッドを通して記録する記録手段と、
    装置全体の制御を行うシステム制御手段とを具備し、 通常記録時に情報を所定の記録クロック周波数で記録し
    ながら、前記光ヘッド制御手段により検出された前記ト
    ラッキングエラー信号と、前記番地情報識別手段により
    識別された前記番地情報との、少なくともどちらか1つ
    をシステム制御手段が監視してトラック外れを検出し、
    トラック外れを検出した時に、前記記録手段の情報記録
    動作を中断し、前記記憶手段の前記ディジタルデータの
    読み出しを中断し、前記光ヘッド制御手段が前記光ヘッ
    ドをトラック外れを検出した時点のトラックに復帰さ
    せ、前記光ヘッドの復帰完了後、前記記憶手段の前記デ
    ィジタルデータの読み出しを再開し、前記記憶手段に記
    憶された前記ディジタルデータの量に応じて記録クロッ
    ク周波数を変更して記録を再開し、前記記憶手段内のデ
    ィジタルデータの量が所定量以下になった時に前記記録
    クロック周波数を前記通常記録時の周波数に戻して記録
    を継続することを特徴とする光ディスク記録装置。
  6. 【請求項6】光ディスク上に構成されたトラックにアク
    セスし情報の記録を行う光ヘッドと、前記光ヘッドに接
    続され情報の記録時にトラッキングエラー信号を検出し
    前記光ヘッドを駆動させる光ヘッド制御手段と、前記光
    ディスクを回転させるスピンドルモータと、前記光ディ
    スクの前記トラック上に予め記録された番地情報を識別
    する番地情報識別手段と、記録時に入力された入力情報
    を一時的に記憶し読み出す記憶手段と、前記光ヘッドに
    接続され前記記憶手段より読み出されたディジタルデー
    タを記録変調符号に変調し前記光ヘッドを通して記録す
    る記録手段と、装置全体の制御を行うシステム制御手段
    とを具備し、 通常記録時に前記ディジタルデータを所定の記録変調符
    号に変調して記録しながら、前記光ヘッド制御手段によ
    り検出された前記トラッキングエラー信号と、前記番地
    情報識別手段により識別された前記番地情報との、少な
    くともどちらか1つをシステム制御手段が監視してトラ
    ック外れを検出し、トラック外れを検出した時に、前記
    記録手段の情報記録動作を中断し、前記記憶手段の前記
    ディジタルデータの読み出しを中断し、前記光ヘッド制
    御手段が前記光ヘッドをトラック外れを検出した時点の
    トラックに復帰させ、前記光ヘッドの復帰完了後、前記
    記憶手段の前記ディジタルデータの読み出しを再開し、
    前記記憶手段に記憶された前記ディジタルデータの量に
    応じて記録変調符号の種類を変更して記録を再開し、前
    記記憶手段内のディジタルデータの量が所定量以下にな
    った時に前記記録変調符号を前記通常記録時の記録変調
    符号に戻して記録を継続することを特徴とする光ディス
    ク記録装置。
  7. 【請求項7】円盤の片面もしくは両面にスパイラル状も
    しくは同心円状のトラックを設け、前記トラックを予め
    定めた一定長以上の長さに分割した各セクタに、円盤上
    の位置を識別するための番地情報を予め形状変化によっ
    て記録しておく少なくとも1つの番地情報領域と、情報
    を記録するための少なくとも1つの情報記録領域を設
    け、円盤の外周側の複数個の前記セクタからなる領域を
    非常時記録領域とし、非常時記録領域に属する前記セク
    タ以外のセクタからなる領域を通常時記録領域とし、前
    記非常時記録領域に属する前記セクタ内に記録される情
    報の量が、前記通常時記録領域に属する前記セクタ内に
    記録される情報の量より多いことを特徴とする光ディス
    ク。
  8. 【請求項8】各セクタの情報記録領域を複数のブロック
    記録領域に分割し、前記各ブロック記録領域に一定量の
    情報を記録し、非常時記録領域に属する前記セクタ内の
    ブロック記録領域の数が、通常記録領域に属する前記セ
    クタ内のブロック記録領域の数より多いことを特徴とす
    る請求項7記載の光ディスク。
  9. 【請求項9】通常時記録領域から非常時記録領域へ、も
    しくは非常時記録領域から通常時記録領域へトラックジ
    ャンプした時の移動元のセクタの番地情報と、移動先の
    セクタの前記番地情報との、少なくともどちらか1つを
    記録する履歴情報記録領域を、通常時記録領域の内部
    と、非常時記録領域の内部と、前記通常時記録領域及び
    前記非常時記録領域の外部との、少なくともいずれか1
    箇所に設けることを特徴とする請求項7または8に記載
    の光ディスク。
  10. 【請求項10】内周側に通常時記録領域と外周側に非常
    時記録領域を有する光ディスク上に構成されたトラック
    にアクセスし情報の記録を行う光ヘッドと、前記光ヘッ
    ドに接続され情報の記録時にトラッキングエラー信号を
    検出し前記光ヘッドを駆動させる光ヘッド制御手段と、
    前記光ディスクを回転させるスピンドルモータと、前記
    光ディスクの前記トラック上に予め記録された番地情報
    を識別する番地情報識別手段と、記録時に入力された入
    力情報を一時的に記憶し読み出す記憶手段と、前記光ヘ
    ッドに接続され前記記憶手段より読み出された前記ディ
    ジタルデータを変換し前記光ヘッドを通して記録する記
    録手段と、前記光ヘッドの移動時に移動直前の番地情報
    を記憶しておく履歴情報記憶手段と、装置全体の制御を
    行うシステム制御手段とを具備し、 通常記録時に前記通常時記録領域に情報を記録しなが
    ら、前記光ヘッド制御手段により検出された前記トラッ
    キングエラー信号と、前記番地情報識別手段により識別
    された前記番地情報との、少なくともどちらか1つをシ
    ステム制御手段が監視してトラック外れを検出し、 トラック外れを検出した時に、トラック外れを起こした
    セクタの前記番地情報を前記履歴情報記憶手段に記憶し
    ておき、前記記録手段の情報記録動作を中断し、前記記
    憶手段の前記ディジタルデータの読み出しを中断し、前
    記光ヘッド制御手段が前記光ヘッドを前記非常時記録領
    域内のセクタに移動させ、前記光ヘッドの移動完了後、
    前記記憶手段の前記ディジタルデータの読み出しを再開
    し、前記非常時記録領域にトラック外れを起こした直後
    からの情報を順次記録し、 前記記憶手段内のディジタルデータの量が所定量以下に
    なった時に、前記記録手段の情報記録動作を中断し、前
    記記憶手段の前記ディジタルデータの読み出しを中断
    し、記録動作を中断したセクタの前記番地情報を前記履
    歴情報記憶手段に記憶しておき、前記履歴情報記憶手段
    内に記憶された履歴情報を元に直前のトラック外れを起
    こしたセクタに前記光ヘッドを移動させ、前記光ヘッド
    の移動完了後、前記記憶手段の前記ディジタルデータの
    読み出しを再開し、前記非常時記録領域への記録を中断
    した直後からの情報を継続して前記通常時記録領域に記
    録することを特徴とする光ディスク記録装置。
  11. 【請求項11】通常時記録領域から非常時記録領域へ、
    もしくは非常時記録領域から通常時記録領域へのトラッ
    クジャンプの履歴情報を光ディスク上に設けた履歴情報
    記録領域に記録するように動作させることを特徴とする
    請求項10記載の光ディスク記録装置。
  12. 【請求項12】一連の情報の記録中、光ディスク上の通
    常時記録領域内に未記録領域が無くなっても、非常時記
    録領域内に未記録領域が残っている場合、前記未記録領
    域に継続して記録を行うように動作させることを特徴と
    する請求項10または11に記載の光ディスク記録装
    置。
  13. 【請求項13】光ディスク上に構成されたトラックにア
    クセスし情報の記録を行う光ヘッドと、前記光ヘッドに
    接続され情報の記録時にトラッキングエラー信号を検出
    し前記光ヘッドを駆動させる光ヘッド制御手段と、前記
    光ディスクを回転させるスピンドルモータと、前記光デ
    ィスクの前記トラック上に予め記録された番地情報を識
    別する番地情報識別手段と、記録時に入力された入力情
    報を圧縮符号化する情報圧縮手段と、前記情報圧縮手段
    によって符号化されたディジタルデータを一時的に記憶
    し読み出す記憶手段と、前記光ヘッドに接続され前記記
    憶手段より読み出された前記ディジタルデータを変換し
    前記光ヘッドを通して記録する記録手段と、装置全体の
    制御を行うシステム制御手段とを具備し、 通常記録時に所定の圧縮率で圧縮された情報を記録しな
    がら、前記光ヘッド制御手段により検出された前記トラ
    ッキングエラー信号と、前記番地情報識別手段により識
    別された前記番地情報との、少なくともどちらか1つを
    システム制御手段が監視してトラック外れを検出し、ト
    ラック外れを検出した時に、前記記録手段の情報記録動
    作を中断し、前記記憶手段の前記ディジタルデータの読
    み出しを中断し、前記光ヘッド制御手段が前記光ヘッド
    をトラック外れを検出した時点のトラックに復帰させ、
    前記光ヘッドの復帰完了後、前記記憶手段の前記ディジ
    タルデータの読み出しを再開し、その間前記記憶手段に
    記憶されている前記ディジタルデータの量に応じて前記
    情報圧縮手段によって圧縮符号化されるディジタルデー
    タの圧縮率を変化させ、記録の再開後前記記憶手段内の
    ディジタルデータの量が所定量以下になった時に前記圧
    縮率を前記通常記録時の圧縮率に戻して記録動作を継続
    することを特徴とする光ディスク記録装置。
  14. 【請求項14】光ディスク上に構成されたトラックにア
    クセスし情報の記録を行う光ヘッドと、前記光ヘッドに
    接続され情報の記録時にトラッキングエラー信号を検出
    し前記光ヘッドを駆動させる光ヘッド制御手段と、前記
    光ディスクを回転させるスピンドルモータと、前記光デ
    ィスクの前記トラック上に予め記録された番地情報を識
    別する番地情報識別手段と、記録時に入力された入力情
    報を圧縮符号化する情報圧縮手段と、前記情報圧縮手段
    によって符号化されたディジタルデータを一時的に記憶
    し読み出す記憶手段と、前記光ヘッドに接続され前記記
    憶手段より読み出された前記ディジタルデータを変換し
    前記光ヘッドを通して記録する記録手段と、装置全体の
    制御を行うシステム制御手段とを具備し、 通常記録時に所定の圧縮率で圧縮された情報を記録しな
    がら、前記光ヘッド制御手段により検出された前記トラ
    ッキングエラー信号と、前記番地情報識別手段により識
    別された前記番地情報との、少なくともどちらか1つを
    システム制御手段が監視してトラック外れを検出し、ト
    ラック外れを検出した時に、前記記録手段の情報記録動
    作を中断し、前記記憶手段の前記ディジタルデータの読
    み出しを中断し、前記光ヘッド制御手段が前記光ヘッド
    をトラック外れを検出した時点のトラックに復帰させ、
    前記光ヘッドの復帰完了後、前記記憶手段の前記ディジ
    タルデータの読み出しを再開し、トラック外れを検出し
    てから所定の期間前記情報圧縮手段によって圧縮符号化
    されるディジタルデータの圧縮率を変化させ、前記所定
    の期間経過後前記圧縮率を前記通常記録時の圧縮率に戻
    して記録動作を継続することを特徴とする光ディスク記
    録装置。
  15. 【請求項15】光ディスク上に構成されたトラックにア
    クセスし情報の記録を行う光ヘッドと、前記光ヘッドに
    接続され情報の記録時にトラッキングエラー信号を検出
    し前記光ヘッドを駆動させる光ヘッド制御手段と、前記
    光ディスクを回転させるスピンドルモータと、前記光デ
    ィスクの前記トラック上に予め記録された番地情報を識
    別する番地情報識別手段と、記録時に入力された入力情
    報に誤り訂正符号を付加するECCエンコード手段と、
    前記ECCエンコード手段によって符号化されたディジ
    タルデータを一時的に記憶し読み出す記憶手段と、前記
    光ヘッドに接続され前記記憶手段より読み出された前記
    ディジタルデータを変換し前記光ヘッドを通して記録す
    る記録手段と、装置全体の制御を行うシステム制御手段
    とを具備し、 通常記録時に所定の誤り訂正符号を付加された情報を記
    録しながら、前記光ヘッド制御手段により検出された前
    記トラッキングエラー信号と、前記番地情報識別手段に
    より識別された前記番地情報との、少なくともどちらか
    1つをシステム制御手段が監視してトラック外れを検出
    し、トラック外れを検出した時に、前記記録手段の情報
    記録動作を中断し、前記記憶手段の前記ディジタルデー
    タの読み出しを中断し、前記光ヘッド制御手段が前記光
    ヘッドをトラック外れを検出した時点のトラックに復帰
    させ、前記光ヘッドの復帰完了後、前記記憶手段の前記
    ディジタルデータの読み出しを再開し、その間前記記憶
    手段に記憶されている前記ディジタルデータの量に応じ
    て前記ECCエンコード手段によって付加される前記誤
    り訂正符号の種類を変化させ、記録の再開後前記記憶手
    段内のディジタルデータの量が所定量以下になった時に
    前記誤り訂正符号を前記通常記録時の誤り訂正符号に戻
    して記録動作を継続することを特徴とする光ディスク記
    録装置。
  16. 【請求項16】映像信号を記録する光ディスク上に構成
    されたトラックにアクセスし映像信号の記録を行う光ヘ
    ッドと、前記光ヘッドに接続され映像信号の記録時にト
    ラッキングエラー信号を検出し前記光ヘッドを駆動させ
    る光ヘッド制御手段と、前記光ディスクを回転させるス
    ピンドルモータと、前記光ディスクの前記トラック上に
    予め記録された番地情報を識別する番地情報識別手段
    と、記録時に入力された映像信号をアナログ/ディジタ
    ル変換するA/D変換手段と、前記A/D変換手段によ
    ってA/D変換されたディジタルデータを一時的に記憶
    し読み出す記憶手段と、前記光ヘッドに接続され前記記
    憶手段より読み出された前記ディジタルデータを変換し
    前記光ヘッドを通して記録する記録手段と、装置全体の
    制御を行うシステム制御手段とを具備し、 通常記録時に所定のビット数にて量子化された映像信号
    を記録しながら、前記光ヘッド制御手段により検出され
    た前記トラッキングエラー信号と、前記番地情報識別手
    段により識別された前記番地情報との、少なくともどち
    らか1つをシステム制御手段が監視してトラック外れを
    検出し、トラック外れを検出した時に、前記記録手段の
    記録動作を中断し、前記記憶手段の前記ディジタルデー
    タの読み出しを中断し、前記光ヘッド制御手段が前記光
    ヘッドをトラック外れを検出した時点のトラックに復帰
    させ、前記光ヘッドの復帰完了後、前記記憶手段の前記
    ディジタルデータの読み出しを再開し、その間前記記憶
    手段に記憶されている前記ディジタルデータの量に応じ
    て前記A/D変換手段における入力映像信号の量子化ビ
    ット数を変化させ、記録の再開後前記記憶手段内のディ
    ジタルデータの量が所定量以下になった時に前記量子化
    ビット数を前記通常記録時の量子化ビット数に戻して記
    録動作を継続することを特徴とする光ディスク記録装
    置。
  17. 【請求項17】音声信号を記録する光ディスク上に構成
    されたトラックにアクセスし音声信号の記録を行う光ヘ
    ッドと、前記光ヘッドに接続され音声信号の記録時にト
    ラッキングエラー信号を検出し前記光ヘッドを駆動させ
    る光ヘッド制御手段と、前記光ディスクを回転させるス
    ピンドルモータと、前記光ディスクの前記トラック上に
    予め記録された番地情報を識別する番地情報識別手段
    と、記録時に入力された音声信号をアナログ/ディジタ
    ル変換するA/D変換手段と、前記A/D変換手段によ
    ってA/D変換されたディジタルデータを一時的に記憶
    し読み出す記憶手段と、前記光ヘッドに接続され前記記
    憶手段より読み出された前記ディジタルデータを変換し
    前記光ヘッドを通して記録する記録手段と、装置全体の
    制御を行うシステム制御手段とを具備し、 通常記録時に所定のビット数にて量子化された音声信号
    を記録しながら、前記光ヘッド制御手段により検出され
    た前記トラッキングエラー信号と、前記番地情報識別手
    段により識別された前記番地情報との、少なくともどち
    らか1つをシステム制御手段が監視してトラック外れを
    検出し、トラック外れを検出した時に、前記記録手段の
    記録動作を中断し、前記記憶手段の前記ディジタルデー
    タの読み出しを中断し、前記光ヘッド制御手段が前記光
    ヘッドをトラック外れを検出した時点のトラックに復帰
    させ、前記光ヘッドの復帰完了後、前記記憶手段の前記
    ディジタルデータの読み出しを再開し、その間前記記憶
    手段に記憶されている前記ディジタルデータの量に応じ
    て前記A/D変換手段における入力音声信号の量子化ビ
    ット数を変化させ、記録の再開後前記記憶手段内のディ
    ジタルデータの量が所定量以下になった時に前記量子化
    ビット数を前記通常記録時の量子化ビット数に戻して記
    録動作を継続することを特徴とする光ディスク記録装
    置。
  18. 【請求項18】音声信号を記録する光ディスク上に構成
    されたトラックにアクセスし音声信号の記録を行う光ヘ
    ッドと、前記光ヘッドに接続され音声信号の記録時にト
    ラッキングエラー信号を検出し前記光ヘッドを駆動させ
    る光ヘッド制御手段と、前記光ディスクを回転させるス
    ピンドルモータと、前記光ディスクの前記トラック上に
    予め記録された番地情報を識別する番地情報識別手段
    と、記録時に入力された音声信号をアナログ/ディジタ
    ル変換するA/D変換手段と、前記A/D変換手段によ
    ってA/D変換されたディジタルデータを一時的に記憶
    し読み出す記憶手段と、前記光ヘッドに接続され前記記
    憶手段より読み出された前記ディジタルデータを変換し
    前記光ヘッドを通して記録する記録手段と、装置全体の
    制御を行うシステム制御手段とを具備し、 通常記録時に所定のサンプリング周波数にてA/D変換
    された音声信号を記録しながら、前記光ヘッド制御手段
    により検出された前記トラッキングエラー信号と、前記
    番地情報識別手段により識別された前記番地情報との、
    少なくともどちらか1つをシステム制御手段が監視して
    トラック外れを検出し、トラック外れを検出した時に、
    前記記録手段の記録動作を中断し、前記記憶手段の前記
    ディジタルデータの読み出しを中断し、前記光ヘッド制
    御手段が前記光ヘッドをトラック外れを検出した時点の
    トラックに復帰させ、前記光ヘッドの復帰完了後、前記
    記憶手段の前記ディジタルデータの読み出しを再開し、
    その間前記記憶手段に記憶されている前記ディジタルデ
    ータの量に応じて前記A/D変換手段における入力音声
    信号のサンプリング周波数を変化させ、記録の再開後前
    記記憶手段内のディジタルデータの量が所定量以下にな
    った時に前記サンプリング周波数を前記通常記録時のサ
    ンプリング周波数に戻して記録動作を継続することを特
    徴とする光ディスク記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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