JPH0872439A - 自動改ページ方法および自動改ページ装置 - Google Patents

自動改ページ方法および自動改ページ装置

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JPH0872439A
JPH0872439A JP21507694A JP21507694A JPH0872439A JP H0872439 A JPH0872439 A JP H0872439A JP 21507694 A JP21507694 A JP 21507694A JP 21507694 A JP21507694 A JP 21507694A JP H0872439 A JPH0872439 A JP H0872439A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、金融機関向けの通帳プリンタ等に
おいて通帳を自動的に改ページするために用いて好適の
方法及び装置に関し、膨らまし動作時に中紙を一枚だけ
膨らませるようにして、一枚ずつの改ページ動作を確実
に実現し、オペレータ等の手を煩わせることをなくし、
信頼性向上をはかることを目的とする。 【構成】 冊子媒体21に対する改ページ動作開始時
に、押圧機構24により冊子媒体21を回転体22に押
し付けた状態で、回転体22を、冊子媒体21の中紙2
1aを膨らませる方向へ回転させて、中紙21aを適当
量だけ膨らませてから、押圧機構24による冊子媒体2
1の回転体22への押し付け状態を解除し、回転体22
を、さらに冊子媒体21の中紙21aを膨らませる方向
へ一定量だけ回転させた後、逆方向へ一定量だけ回転さ
せるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(目次) 産業上の利用分野 従来の技術(図24〜図29) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1) 作用(図1,図2) 実施例(図3〜図23) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、金融機関向けの通帳プ
リンタ等において通帳(冊子媒体)を自動的に改ページ
するために用いられる方法および装置に関し、特に、通
帳等の冊子媒体の中紙に当接する回転体とこの回転体に
対して冊子媒体を押し付ける押圧機構とを用いて、その
中紙を自動的に捲る自動改ページ方法および自動改ペー
ジ装置に関する。
【0003】近年、省力化や、処理能率,顧客サービス
の向上を実現するために、金融機関などの窓口や自動現
金取引機(ATM)において、通帳に対する記帳処理等
を行なう際に、通帳のページ(中紙)を自動的に捲る機
能が要求されている。
【0004】
【従来の技術】一般に、通帳プリンタ,自動現金取引機
等において、通帳のページ(中紙)を自動的に捲るため
の機構(自動改ページ装置)は例えば図24〜図29に
示すように構成されている。この図24(〜図29)に
おいて、1は改ページ処理対象である通帳等の冊子媒
体、2はクランプローラ(ストッパローラ)、3はピン
チローラ、4は表面に高摩擦部分をもつ回転体(高摩擦
ローラ)、5はピンチローラ、6はパルスモータ(回転
駆動源)、7はベルト、8,9はプーリである。
【0005】ここで、クランプローラ2は、回転体4に
よる改ページ動作時以外は、パルスモータ6からの回転
駆動力を、図示しない駆動力伝達系を介して伝達されて
回転駆動され、ピンチローラ3との間に冊子媒体1を挟
み込んだ状態でこの冊子媒体1を所定搬送経路に沿って
搬送する機能を有しているが、回転体4による改ページ
動作時には、パルスモータ6からの駆動力伝達系を切断
され、図示しないロック機構により固定されるようにな
っている。なお、ピンチローラ3は、クランプローラ2
に対向して配設され、遊転状態で軸支されており、クラ
ンプローラ2の回転に応じて自在に回転するようになっ
ている。
【0006】また、回転体4は、図24に示すように、
パルスモータ6からの回転駆動力を、2つのプーリ8,
9およびベルト7からなる駆動力伝達系を介して伝達さ
れて回転駆動されるようになっている。なお、プーリ8
はパルスモータ6の回転駆動軸に固着される一方、プー
リ9は回転体4と一体の回転軸に固着され、これらのプ
ーリ8,9にベルト7を巻回することにより、パルスモ
ータ6の回転駆動力が回転体4に伝達されるようになっ
ている。
【0007】そして、回転体4は、クランプローラ2の
非ロック時つまり改ページ動作時以外の時には、ピンチ
ローラ5との間に冊子媒体1を挟み込んだ状態でこの冊
子媒体1を所定搬送経路に沿って搬送する機能を有して
いるが、クランプローラ2のロック時つまり改ページ動
作時には、冊子媒体1の中紙1aに当接して後述するよ
うな膨らまし動作および撥ね上げ動作を行なうものであ
る。
【0008】このとき、ピンチローラ5は、回転体4に
対して冊子媒体1を押し付ける押圧機構として機能する
もので、回転軸11により軸支されるレバー部材10の
先端に回転自在に枢着され、通常はバネ12の付勢力を
受けて冊子媒体1を回転体4へ押圧するようになってい
る。一方、レバー部材10の基端側には、ローラマグネ
ット13の駆動部材14が接続されている。このローラ
マグネット13は、電磁石機構で、励磁/非励磁の切換
により駆動部材14の位置を移動させてピンチローラ5
の回転体4に対する押圧/非押圧状態の切換を行なう切
換機構として機能するものである。駆動部材14にはピ
ン部材14aが設けられ、このピン部材14aを、レバ
ー部材10の基端側に穿設された長孔10aに嵌合させ
た状態で、レバー部材10と駆動部材14とが接続され
ている。
【0009】従って、ローラマグネット13の非励磁状
態では、図24に示すような位置に駆動部材14が配置
され、ピンチローラ5は回転体4に対して押圧状態にな
る一方、ローラマグネット13の励磁状態では、図26
にて後述するような位置に駆動部材14が配置され、レ
バー部材10がバネ12の付勢力に対抗して回転軸11
回りに回動し、ピンチローラ5は回転体4に対して非押
圧状態になる。
【0010】さらに、図24において、15はクランプ
ローラ2の回転軸回りに回動自在に設けられるペーパガ
イド(可動板)、16はこのペーパガイド15に設けら
れた中紙1aの膨らみ量検出用の遮蔽板、17は発光部
および受光センサからなり発光部から受光センサへ照射
される光が遮蔽板16により遮られると所定の検出動作
を行なうセンサ(検出機構;例えばフォトインタラプタ
等)である。
【0011】ペーパガイド15は、後述する膨らまし動
作により冊子媒体1の中紙1aが膨らんでくると、図2
5に示すように、その中紙1aにより押し上げられるよ
うになっている。そして、その中紙1aの膨らみ量が所
定量に達した場合に、ペーパガイド15に取り付けられ
た遮蔽板16がセンサ17の位置に到達してセンサ17
における光を遮るように遮蔽板16およびセンサ17が
配置されている。
【0012】また、図24〜図29においては図示しな
いが、上述したパルスモータ6,図示しないロック機
構,ローラマグネット13の動作を制御する制御部がそ
なえられており、この制御部により、図24〜図29に
て後述するような改ページ動作が制御されるようになっ
ている。図24〜図29の各図においては、図24によ
り説明した各構成部分のうち動作の説明に必要な構成部
分のみを図示している。
【0013】まず、冊子媒体1が所定ページを開いた状
態で本機構に挿入され、その中紙1aを1枚捲って改ペ
ージを行なう場合には、冊子媒体1が所定の搬送経路を
通って図24に示すような位置まで搬送されると、クラ
ンプローラ2が図示しないロック機構によりロックされ
て固定される。なお、このとき、ピンチローラ5はバネ
12の付勢力により回転体4に対して冊子媒体1を押し
付ける状態になっている。
【0014】この状態で、図25に示すように、パルス
モータ6により回転体4を図中の反時計回り方向に回転
駆動し、回転体4に当接する中紙1aを1枚膨らませる
膨らまし動作を行なう。この膨らまし動作に伴ってペー
パガイド15が中紙1aにより押し上げられ、センサ1
7において遮蔽板16により光が遮られることによって
中紙1aが所定量だけ膨らんだことが検出される。
【0015】このセンサ17の検出動作に応じて、図2
6に示すように、ローラマグネット13が励磁されて駆
動部材14が図中右方向へ移動する。これにより、バネ
12の付勢力に対抗してピンチローラ5は回転体4の方
向から引き離され(ピンチローラオープン)、回転体4
に対する押圧状態が解除される。このような状態で、図
27に示すように、回転体4をさらにパルスモータ6に
より同一方向(反時計回り方向)へ回転駆動して、冊子
媒体1の中紙1aを1枚撥ね上げて分離する撥ね上げ動
作を行なう。
【0016】撥ね上げ動作を終了すると、図28に示す
ように、ローラマグネット13の励磁状態を解除(非励
磁状態)して、再びピンチローラ15により冊子媒体1
を回転体4に対して押圧してから(ピンチローラクロー
ズ)、図29に示すように、今度はパルスモータ6によ
り回転体4を逆方向(時計回り方向)へ回転駆動してそ
の中紙1aを1枚捲る捲り動作を行ない、改ページ動作
を完了する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の自動改ページ手段では、図25にて示した膨ら
まし動作により冊子媒体1の中紙1aを1枚だけ膨らま
してその1枚の中紙1aだけを捲るはずが、冊子媒体1
の中紙1aを複数枚膨らましてしまい、そのまま複数枚
の中紙1aを捲ってしまう場合がある。このような場
合、そのまま処理を実行することができないので、冊子
媒体1aを排出して、オペレータ等に戻し人間の手でペ
ージ捲りを行なう必要が生じる。
【0018】上述のように2枚以上の中紙1aを捲って
しまう要因としては、次のことが考えられる。通常、捲
るべき1枚目の中紙とその下の2枚目の中紙との紙間の
摩擦による2枚目が膨らまされる力よりも、紙自体の曲
げ剛力(座屈力)の方が大きいため、2枚目の中紙は膨
らまない。
【0019】しかし、例えば、中紙の吸湿により紙の
腰が弱くなっている場合、中紙が変形(膨らみ方向に
反っている等)している場合、冊子媒体1の綴じ部が
弱くなっている場合などにより、中紙の座屈力が低下す
ると、1枚目と2枚目との間の摩擦力の方が大きくな
り、2枚目の中紙も膨らむ状態が発生する。また、中紙
相互間の摩擦が変形や印刷等により大きくなっている場
合も同様な状況になる。
【0020】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、膨らまし動作時に中紙を1枚だけ膨らませる
ようにして、1枚ずつの改ページ動作を確実に実現し、
オペレータ等の手を煩わせることのない信頼性の高い自
動改ページ方法および自動改ページ装置を提供すること
を目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】このため、本発明の自動
改ページ方法は、冊子媒体の中紙を、その中紙に当接す
る回転体と回転体に対して冊子媒体を押し付ける押圧機
構とを用いて自動的に捲るもので、回転体および押圧機
構による冊子媒体に対する改ページ動作開始時に、押
圧機構により冊子媒体を回転体に押し付けた状態で、
回転体を、冊子媒体の中紙を膨らませる方向へ回転させ
て、中紙を適当量だけ膨らませてから、押圧機構によ
る冊子媒体の回転体への押し付け状態を解除して、回
転体を、さらに冊子媒体の中紙を膨らませる方向へ一定
量だけ回転させた後、逆方向へ一定量だけ回転させる
ことを特徴としている(請求項1)。
【0022】また、冊子媒体に対する通常の改ページ動
作として、押圧機構により冊子媒体を回転体に押し付け
た状態で回転体を冊子媒体の中紙を膨らませる方向へ回
転させることにより中紙を膨らませる膨らまし動作
(A)を行なってから、押圧機構による冊子媒体の回転
体への押し付け状態を解除して回転体を前記方向へ回転
させることにより中紙を撥ね上げる撥ね上げ動作(B)
を行なう場合には、前記膨らまし動作(A)を行なう際
に、前述した〜の動作を行なった後、中紙の膨らみ
量に応じて、前記膨らまし動作(A)もしくは前記撥ね
上げ動作(B)を行なうようにする(請求項2)。
【0023】図1は、上述した本発明の自動改ページ方
法を実現するための自動改ページ装置の原理を説明する
ための原理ブロック図で、この図1において、21は改
ページ処理対象の冊子媒体、22は冊子媒体21の中紙
21aに当接する回転体、23は回転体22を正転/反
転いずれの方向にも回転駆動しうる回転駆動源、24は
回転体22に対して冊子媒体21を押し付ける押圧機構
である。
【0024】また、25は押圧機構24の回転体22に
対する押圧/非押圧状態の切換を行なう切換機構、26
は回転体22の回転に伴う冊子媒体21の中紙21aの
膨らみ量を検出しうる検出機構、27は検出機構26に
より検出された膨らみ量に応じて回転駆動源23および
切換機構25の動作を制御する制御部であり、この制御
部27により、回転駆動源23による回転体22の回転
動作/回転方向および切換機構25による押圧機構24
の押圧/非押圧状態を制御して冊子媒体21の中紙21
aを自動的に捲るようになっている。
【0025】そして、本発明の制御部27は、冊子媒体
21に対しての改ページ動作開始時に、切換機構25に
より、冊子媒体21を回転体22へ押圧する状態に押
圧機構24を切換制御するとともに、回転駆動源23に
より、冊子媒体21の中紙21aを膨らませる方向へ
回転体22を回転制御した後、この回転制御に伴い中紙
21aが適当量だけ膨らんだことが検出機構26により
検出されると、切換機構25により押圧機構24を非
押圧状態に切換制御するとともに、回転駆動源23によ
り、回転体22をさらに冊子媒体21の中紙21aを
膨らませる方向へ一定量だけ回転制御してから、逆方
向へ一定量だけ回転制御するものである(請求項3)。
【0026】また、冊子媒体21に対する通常の改ペー
ジ動作制御として、制御部27が、切換機構25によ
り、冊子媒体21を回転体22へ押圧する状態に押圧機
構24を切換制御するとともに、回転駆動源23によ
り、冊子媒体21の中紙21aを膨らませる方向へ回転
体22を回転制御して中紙21aを膨らませる膨らまし
動作制御(A)を行なってから、この回転制御に伴い中
紙が所定量だけ膨らんだことが検出機構26により検出
されると、切換機構24により押圧機構24を非押圧状
態に切換制御するとともに、回転駆動源23により、回
転体22をさらに冊子媒体21の中紙21aを膨らませ
る方向へ回転制御して中紙21aを撥ね上げる撥ね上げ
動作制御(B)を行なうものである場合には、前記膨ら
まし動作制御(A)を行なう際に、前述した〜の動
作制御を行なった後、この時点で検出機構26により検
出される中紙の膨らみ量に応じ、前記膨らまし動作制御
(A)もしくは前記撥ね上げ動作制御(B)を行なうよ
うにする(請求項4)。
【0027】
【作用】上述した本発明の自動改ページ方法および装置
(請求項1〜4)では、冊子媒体21に対する改ページ
動作開始時〔膨らまし動作(A)を行なう際〕に、制御
部27の制御動作により、冊子媒体21の中紙21aに
対して予備的な膨らまし動作が図2(a)〜(d)に示
すように行なわれる。
【0028】つまり、まず、押圧機構24により冊子媒
体21を回転体22へ押圧した状態で、回転駆動源23
により回転体22を回転駆動することで、図2(a)に
示すように、冊子媒体21の中紙21aを膨らませる。
今、少なくとも2枚の中紙21aが重なったまま膨らん
でいるものとする。このような膨らまし動作により、中
紙21aが適当量だけ(中紙21aの復元力よりも回転
体22と中紙21aとの間の摩擦力が大きい状態まで)
膨らんだことを検出機構26により検出すると、切換機
構25により押圧機構24を非押圧状態に切り換え、図
2(b)に示すように、押圧機構24による冊子媒体2
1の回転体22への押し付け状態を解除する。
【0029】この後、回転駆動源23により、回転体2
2をさらに冊子媒体21の中紙21aを膨らませる方向
へ一定量だけ回転して、図2(c)に示すように、中紙
21aをさらに膨らませる。このとき、回転体22に当
接する中紙21aを膨らませる力は、回転体22とこの
回転体22に当接する中紙21aとの摩擦力であり、2
枚目の中紙21aを膨らませる力は、中紙21a相互間
の摩擦力となる。
【0030】通常、中紙21a相互間の摩擦力よりも回
転体22と中紙21aとの間の摩擦力の方が大きく、ま
た押圧機構24による押圧状態は解除されているので、
図2(c)に点線で示すように、2枚目以降の中紙21
aは、回転体22に当接する中紙21aとの間にずれを
生じる。そして、回転駆動源23により、回転体22
を、中紙21aを膨らませる方向とは逆の方向へ一定量
だけ回転させることで、図2(d)に示すように、1枚
目の中紙21aは摩擦力により回転体22に付着した状
態のままであるが、2枚目以降の中紙21aは、実線で
示す1枚目の中紙21aから分離して膨らみがなくな
り、点線で示すようにほぼフラットな状態になる。
【0031】このような予備的な膨らまし動作により、
改ページ動作時に、複数枚の中紙21aを膨らませてし
まった場合でも、中紙21aを回転体22に当接する1
枚とその他のものとに分離することができ、1枚ずつの
改ページ動作を行なうことができる。
【0032】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。なお、本実施例では、本発明を例えば図7に示す
ような通帳プリンタ30に適用した場合について説明す
る。この通帳プリンタ30は、その挿入口30aから挿
入された冊子媒体31(図3,図10〜図18参照)に
対して記帳処理を行なうもので、記帳対象ページが複数
ページに亘る場合には、その内部にそなえられた改ペー
ジ機構(図3〜図6,図10にて詳細に説明する本発明
を適用される部分)により、冊子媒体31に対する改ペ
ージ動作が自動的に施されるようになっている。
【0033】図3〜図6は本発明の一実施例としての自
動改ページ装置(通帳プリンタ)における改ページ機構
の構成を示すもので、図3はその改ページ機構の平面
図、図4(a)〜(c)はそれぞれその改ページ機構で
用いられる捲りローラ,撥ね上げローラおよびガイドロ
ーラの形状を示す側面図、図5はその改ページ機構にお
ける検出機構の構成を示す側面図、図6はその改ページ
機構における回転駆動系およびロック機構を示す側面図
である。
【0034】図3において、31は改ページ処理対象の
冊子媒体(本実施例では通帳)、32A,32Bは3本
の回転軸33,34,35の両端を回転可能に支持する
一対の端板、36は回転軸33上の3ヵ所に固着された
媒体搬送ローラで、これらの媒体搬送ローラ36は、各
媒体搬送ローラ36に対向して遊転状態で軸支・配置さ
れたピンチローラ(図示せず)との間に冊子媒体31を
挟み込んだ状態で、図6により後述する回転駆動系の回
転駆動力を回転軸33から伝達されて回転駆動されるこ
とにより、冊子媒体31を所定搬送経路に沿って搬送す
るためのものである。
【0035】37は回転軸34上の3ヵ所に固着された
捲りローラ(回転体)、38は回転軸34上の2ヵ所に
固着された撥ね上げローラ(回転体)、39は回転軸3
4上の2ヵ所(本実施例では図3中左側の2個の捲りロ
ーラ37に隣接する位置)においてこの回転軸34に対
して遊転(フリー)状態で配置されたガイドローラであ
る。
【0036】ここで、捲りローラ37は、図4(a)に
示すように、外周表面に多数の断面V字形状の溝37a
を形成された高摩擦部分を有する高摩擦ローラとして構
成されており、冊子媒体31の中紙31aに当接しこの
中紙31aに対して後述する膨らまし動作(捲り動作)
を行なうものである。また、撥ね上げローラ38は、図
4(b)に示すように、外周表面に複数個(図中8個)
の突起部38aを形成されており、図16により後述す
るごとく、冊子媒体31の中紙31aの端部を突起部3
8aに係止した状態で回転駆動されることにより、その
中紙31aに対する撥ね上げ動作を行なうものである。
【0037】さらに、ガイドローラ39は、図4(c)
および図10に示すように、その上部に、捲りローラ3
7や撥ね上げローラ38の外形よりも突出する突出部3
9aを形成され、この突出部39aの上端に形成された
溝39bに、シャフト40を嵌め込むことにより固定さ
れている。一方、41は回転軸35上の3ヵ所に固着さ
れたクランプローラ(ストッパローラ)で、各クランプ
ローラ41下方の対向する位置には、図10に示すよう
にピンチローラ42が遊転状態で軸支・配置されてい
る。このクランプローラ41は、改ページ動作時以外
は、図6により後述する回転駆動系75の回転駆動力を
回転軸35から伝達されて回転駆動され、ピンチローラ
42との間に冊子媒体31を挟み込んだ状態でこの冊子
媒体31を所定搬送経路に沿って搬送する機能を有して
いるが、改ページ動作時には、図6にて後述するごとく
駆動力伝達系を切断されロック機構により固定されるよ
うになっている。
【0038】また、43はクランプローラ41を固着さ
れた回転軸35回りに回動自在に設けられるペーパガイ
ド(可動板)、44はペーパガイド43を付勢するバネ
で、ペーパガイド43は、図10〜図18により後述す
るごとく、冊子媒体31の中紙31aの膨らみに応じ、
その中紙31aにより、バネ44の付勢力に対向して回
転軸35回りに回動しながら押し上げられるようになっ
ている。
【0039】このペーパガイド43には、図3および図
5に示すように、ペーパガイド43の回動角度つまりは
冊子媒体31の中紙31aの膨らみ量を検出するための
遮蔽板45が設けられている。この遮蔽板45には、図
3に示すように、膨らまし動作用遮蔽部45aと撥ね上
げ動作用遮蔽部45bとが形成されている。また、46
A,46Bはそれぞれ膨らまし動作用センサおよび撥ね
上げ動作用センサ〔ATP(Automatic Turn Page)セン
サ〕であり、各センサ46A,46Bは、発光部および
受光センサからなり、通常、発光部から受光センサへ照
射される光が遮蔽部45a,45bにより遮られてい
る。
【0040】そして、ペーパガイド43の回動つまり中
紙31aの膨らみ量に応じて遮蔽板45が移動し、各セ
ンサ46A,46Bで遮蔽部45a,45bにより遮ら
れていた発光部からの光が受光センサで検知されたタイ
ミングが、膨らまし動作および撥ね上げ動作の際の制御
タイミングとして用いられるようになっている。なお、
上述したセンサ46A,46Bとしては、例えばフォト
インタラプタ等が用いられている。また、上述した遮蔽
板45およびセンサ46A,46Bにより、捲りローラ
37の回転に伴う冊子媒体31の中紙31aの膨らみ量
を検出しうる検出機構が構成されている。また、センサ
46A,46Bは、図3,図5に示すように、端板32
Bに取り付けられている。
【0041】一方、各捲りローラ37下方の対向する位
置には、図10に示すように、ピンチローラ(押圧機
構)47が遊転状態で軸支・配置されている。そして、
捲りローラ37は、クランプローラ41の非ロック時つ
まり改ページ動作時以外の時には、ピンチローラ47と
の間に冊子媒体31を挟み込んだ状態でこの冊子媒体3
1を所定搬送経路に沿って搬送する機能を有している
が、クランプローラ41のロック時つまり改ページ動作
時には、冊子媒体31の中紙31aに当接して後述する
ような膨らまし動作および撥ね上げ動作を行なうもので
ある。
【0042】このとき、ピンチローラ47は、捲りロー
ラ37に対して冊子媒体31を押し付ける押圧機構とし
て機能するもので、回転軸49により軸支されるレバー
部材48の先端に回転自在に枢着され、通常はバネ50
の付勢力を受けて冊子媒体31を捲りローラ37へ押圧
するようになっている。また、レバー部材48の基端側
には、ローラマグネット51の駆動部材52が接続され
ている。このローラマグネット51は、電磁石機構で、
励磁/非励磁の切換により駆動部材52の位置を移動さ
せてピンチローラ37の捲りローラ37に対する押圧/
非押圧状態の切換を行なう切換機構として機能するする
ものである。駆動部材52にはピン部材52aが設けら
れ、このピン部材52aを、レバー部材48の基端側に
穿設された長孔48aに嵌合させた状態で、レバー部材
48と駆動部材52とが接続されている。
【0043】従って、ローラマグネット51の非励磁状
態では、図10に示すような位置に駆動部材52が配置
され、ピンチローラ47は捲りローラ37に対して押圧
状態になる一方、ローラマグネット51の励磁状態で
は、図12にて後述するような位置に駆動部材52が配
置され、レバー部材48がバネ50の付勢力に対抗して
回転軸49回りに回動し、ピンチローラ37は捲りロー
ラ37に対して非押圧状態に切り換えられるようになっ
ている。なお、図3,図6において、上述したレバー部
材48,回転軸49,バネ50,ローラマグネット51
および駆動部材52の図示は省略されている。
【0044】ついで、図3の左側および図6を参照し
て、本実施例の改ページ機構における回転駆動系の構成
について説明する。上述した3本の回転軸33〜35
は、図3に示すように、いずれも端板32Aの外側にお
いて回転駆動系75に接続されている。図3,図6に示
すように、回転駆動系75は、回転駆動力を発生するパ
ルスモータ(回転駆動源)53のほかこのパルスモータ
53からの回転駆動力を各回転軸33〜35に伝達する
ためのプーリ54,55,58,59,65,66,ガ
イドローラ56,60,67,68,マイクロピッチベ
ルト57,61,69,プーリギア62,ギア63,6
4等から構成されている。
【0045】まず、パルスモータ53からの回転駆動力
を回転軸34に伝達する駆動力伝達系は、プーリ54,
55,ガイドローラ56およびマイクロピッチベルト5
7から構成されている。即ち、プーリ54がパルスモー
タ53の回転駆動軸53aに固着されるとともに、プー
リ55が回転軸34の端部に固着され、これらのプーリ
54,55と、端板32Aに枢着されたガイドローラ5
6とにマイクロピッチベルト57を巻回することによ
り、パルスモータ53からの回転駆動力が回転軸34に
伝達されるようになっている。
【0046】また、パルスモータ53からの回転駆動力
を回転軸35に伝達する駆動力伝達系はプーリギア6
2,ギア63,64,プーリ65,66,ガイドローラ
67,68およびマイクロピッチベルト69から構成さ
れている。即ち、パルスモータ53の回転駆動軸53a
に固着されたプーリギア62に、ギア63が噛み合うよ
うに配置され、このギア63に噛み合うギア64がそな
えられている。ギア64は端板32Aに回転可能に取り
付けられており、このギア64の回転軸64aには、プ
ーリ65がギア64と一体的に回転できるように固着さ
れている。また、回転軸35の端部にもプーリ66が固
着されており、これらのプーリ65,66と、回転軸3
4の端部にこの回転軸34に対して回転自在に取り付け
られたガイドローラ67と、端板32Aに枢着されたガ
イドローラ68とにマイクロピッチベルト69を巻回す
ることによって、パルスモータ53からの回転駆動力
が、ギア62〜64やマイクロピッチベルト69を介し
て回転軸35に伝達されるようになっている。
【0047】さらに、パルスモータ53からの回転駆動
力を回転軸33に伝達する駆動力伝達系は、回転軸35
に伝達された回転駆動力を、さらに回転軸33に伝達す
るように、プーリ66,67,59,ガイドローラ60
およびマイクロピッチベルト69,61から構成されて
いる。つまり、プーリ67が回転軸34に対して遊転状
態(フリー状態)で配置されるとともに、プーリ59が
回転軸33の端部に固着され、これらのプーリ66,6
7,59と端板32Aに枢着されたガイドローラ60と
にマイクロピッチベルト69,61を巻回することによ
り、パルスモータ53から回転軸35に伝達された回転
駆動力が、プーリ67を介して回転軸33に伝達される
ようになっている。
【0048】なお、この回転軸35(クランプローラ4
1)への駆動力伝達系には、改ページ動作時にクランプ
ローラ41をロック・固定すべく、その駆動力伝達系を
切断できるように、プレート70,ロックマグネット7
1,駆動部材72,バネ73およびロックギア74から
なるロック機構がそなえられている。つまり、ギア64
の回転軸64aには、この回転軸64aに対して回転自
在にプレート70が取り付けられ、このプレート70に
ギア63が回転可能に取り付けられている。また、プレ
ート70には、ロックマグネット71の駆動部材72が
回転軸72aを介して回転可能に接続されている。
【0049】このロックマグネット71は、電磁石機構
で、励磁/非励磁の切換により駆動部材72の位置を移
動させることで、プレート70を回転軸64a回りに回
動させ、ギア63をプーリギア62もしくは固定された
ロックギア74のいずれか一方に噛み合わせるようにな
っている。なお、プレート70は、バネ73によりギア
63をプーリギア62に噛み合わせる方向に付勢されて
いる。
【0050】従って、ロックマグネット71の非励磁状
態では、図6に実線で示す位置に駆動部材72が配置さ
れ、ギア63はプーリギア62に噛み合っており、パル
スモータ53からの回転駆動力が、前述した駆動力伝達
系を介して回転軸35およびクランプローラ41に伝達
されるようになっている。また、ロックマグネット71
の励磁状態では、図6中の左方向へ駆動部材72が移動
することにより、プレート70がバネ73の付勢力に対
抗して回転軸64a回りに回動し、ギア63は、図6に
点線で示すようにプーリギア62から離れて、回転しな
いロックギア74に噛み合う。これにより、パルスモー
タ53からの駆動力伝達系が切断され、回転軸35,ク
ランプローラ41,回転軸33および媒体搬送ローラ3
6は、全く回転しないロック・固定状態に切り換えられ
るようになっている。なお、図3において、上述したプ
ーリギア62,ギア63,63,プーリ65,プレート
70,ロックマグネット71,駆動部材72,バネ7
3,ロックギア74等の図示は省略されている。
【0051】ところで、本実施例の装置には、図7に示
すごとく、図3,図6により上述したパルスモータ5
3,ロックマグネット71,ローラマグネット51の動
作を制御する制御部76がそなえられており、この制御
部76は、図9に示すフローチャートに従って制御動作
を行ない、センサ46A,46Bからの検出信号に基づ
き、図10〜図18にて後述するような改ページ動作の
制御を行なうようになっている。
【0052】次に、上述のごとく構成された本実施例の
自動改ページ装置の動作を、図9に示すフローチャート
(ステップS1〜S24)に従い、図10〜図23を参
照しながら説明する。なお、図10〜図18の各図にお
いては、図3〜図6により説明した各構成部分のうち、
動作の説明に必要な構成部分のみを図示している。ま
た、図19〜図23は、本実施例の改ページ機構による
予備膨らまし動作の原理を説明するための模式的な側面
図である。
【0053】冊子媒体31に対して改ページ処理を行な
う際には、まず、パルスモータ53からの回転駆動力
が、駆動力伝達系および回転軸33〜35を介して媒体
搬送ローラ36,捲りローラ37,クランプローラ41
に伝達され、これらのローラ36,37,41の回転
(図中では反時計回りの回転)により、冊子媒体31
が、ピンチローラ42,47との間に挟まれながら、図
10に示す位置(改ページ位置)に搬送され(ステップ
S1)、パルスモータ53が停止される(ステップS
2)。
【0054】改ページ位置において、図10に示すごと
く、冊子媒体31は、綴じ部31b側をクランプローラ
41とピンチローラ42との間に挟まれ、捲るべき中紙
31aの端部側に捲りローラ37が当接するようにな
る。このような改ページ位置でロックマグネット71を
オン状態(励磁状態)として(ステップS3)、パルス
モータ53からの駆動力伝達系を切断し、回転軸35お
よびクランプローラ41を全く回転しないロック・固定
状態に切り換えて、冊子媒体31を固定する。
【0055】このとき、ローラマグネット51の非励磁
状態であり、図10に示すように、ピンチローラ47
は、冊子媒体31を捲りローラ37に対して押圧する状
態になっており、このような状態で、パルスモータ53
を作動させて、捲りローラ37を反時計回りに回転駆動
する(ステップS4)。これにより、図11に示すよう
に、捲りローラ37に当接する中紙31aが、捲りロー
ラ37表面の摩擦力によって膨らみ始める。このステッ
プS4による捲りローラ37の回転駆動は、ペーパガイ
ド43が中紙31aの膨らみによって押し上げられてセ
ンサ46Aがオン状態になるまで(ステップS5)、つ
まり、その膨らみ量が所定量に達することにより、ペー
パガイド43の開度(回動角度)が所定角度になって、
遮蔽部45aによる光の遮蔽状態が解除されるまで継続
される。
【0056】センサ46Aがオン状態になると、図12
に示すように、ローラマグネット51をオン状態(励磁
状態)とし(ステップS6)、ピンチローラ47による
冊子媒体31の捲りローラ37への押し付け状態を解除
する。この状態で、パルスモータ53を作動させて、捲
りローラ37をさらに反時計回り(図12中の矢印A方
向)に所定ステップだけ回転駆動してから(ステップS
7)、パルスモータ53の回転方向を逆転して、捲りロ
ーラ37を時計回り(図12中の矢印B方向)に所定ス
テップ(ステップS7と同じ量)だけ回転駆動する(ス
テップS8)。
【0057】このような予備的な膨らまし動作(予備膨
らまし動作)により、図19〜図23にて後述するごと
く、2枚以上の中紙31aを膨らませてしまった場合で
も、中紙31aを捲りローラ37に当接する1枚とその
他のものとに分離し、2枚目以降の中紙31aを落とす
ことができる。この予備膨らまし動作の後、一般的に行
なわれる通常の膨らまし動作(本膨らまし動作)および
撥ね上げ動作を行なう。即ち、ローラマグネット51を
再びオフ状態(非励磁状態)として(ステップS9)、
ピンチローラ47による冊子媒体31の捲りローラ37
への押圧状態に戻し、ロックマグネット71もオフ状態
(非励磁状態)として(ステップS10)、クランプロ
ーラ41のロック・固定状態を解除する。
【0058】このような状態で、パルスモータ53を作
動させ、ローラ36,37,41を時計回りに回転駆動
して(ステップS11)、冊子媒体31を、挿入口30
a方向(図中左側)へ戻し、図13に示すような本膨ら
まし動作位置に搬送する。このとき、捲りローラ37
は、冊子媒体31の綴じ部31bよりも左側で、捲るべ
き中紙31aのほぼ中央に位置している。
【0059】なお、本実施例では、ステップS3〜S9
による予備膨らまし動作と後述するステップS12〜S
16による本膨らまし動作とで、冊子媒体31の配置位
置を変更している。捲りローラ37と冊子媒体31の綴
じ部31b(図11,図12に示す予備膨らまし動作で
はクランプローラ41の位置)との距離が大きい程、中
紙31aの復元力が弱く改ページを行ないやすい。そこ
で、まず、予備膨らまし動作時には、中紙31aの復元
力が最も弱くなる位置に冊子媒体31を配置して、捲る
べき1枚目の中紙31aだけを確実に膨らませてから、
本膨らまし動作時には、2枚目以降の中紙31aについ
ては復元力が大きい状態に配置し、1枚目の中紙31a
だけ膨らませて撥ね上げ動作を行なえるようにしてい
る。
【0060】さて、ステップS11により、冊子媒体3
1が本膨らまし動作位置に配置されると、センサ46A
がオン/オフ状態を確認する(ステップS12)。セン
サ46Aがオン状態であれば、中紙31aの膨らみ量は
充分であると判断し、ステップS17以降の撥ね上げ動
作へ移行する。また、センサ46Aがオフ状態であれ
ば、本膨らまし動作位置で、ロックマグネット71をオ
ン状態(励磁状態)として(ステップS13)、パルス
モータ53からの駆動力伝達系を切断し、回転軸35お
よびクランプローラ41を全く回転しないロック・固定
状態に切り換えて、冊子媒体31(綴じ部31bよりも
図中右側の既に捲られている部分)を固定する。
【0061】このような状態で、パルスモータ53を作
動させて、捲りローラ37を反時計回りに回転駆動し
(ステップS14)、図14に示すように、捲りローラ
37に当接する中紙31aを、捲りローラ37表面の摩
擦力によりさらに膨らませる。このステップS14によ
る捲りローラ37の回転駆動は、ペーパガイド43が中
紙31aの膨らみによって押し上げられてセンサ46A
がオン状態になるまで継続される(ステップS15)。
そして、センサ46Aがオン状態になると、ロックマグ
ネット71をオフ状態(非励磁状態)として(ステップ
S16)、クランプローラ41のロック・固定状態も解
除する。
【0062】ついで、パルスモータ53を作動させ、ロ
ーラ36,37,41を反時計回りに回転駆動して(ス
テップS17)、冊子媒体31を、再び図中右側へ吸入
し、図15に示すような撥ね上げ動作位置に搬送する。
この撥ね上げ動作位置で、ロックマグネット71をオン
状態(励磁状態)とし(ステップS18)、パルスモー
タ53からの駆動力伝達系を切断し、回転軸35および
クランプローラ41を全く回転しないロック・固定状態
に切り換えて冊子媒体31を固定するとともに、ローラ
マグネット51をオン状態(励磁状態)として(ステッ
プS19)、ピンチローラ47による冊子媒体31の捲
りローラ37への押し付け状態を解除する。
【0063】この状態で、パルスモータ53を作動させ
て、撥ね上げローラ38を反時計回りに所定ステップだ
け回転駆動する(ステップS20)。このとき、当然、
捲りローラ37も撥ね上げローラ38と一体的に回動し
ている。これにより、図16に示すように、1枚目の中
紙31aが撥ね上げられ、捲りローラ37,撥ね上げロ
ーラ38,ガイドローラ39を乗り越えて1枚だけ完全
に分離される。この撥ね上げはセンサ46Bがオフ状態
からオン状態になることで検出される。ステップS21
で、センサ46Bのオン/オフ状態を判定することによ
り、万一、センサ46Bのオン状態を検出できなかった
場合には、正常な改ページ動作が行なえなかったものと
判断して、エラー処理へ移行する。
【0064】センサ46Bのオン状態を検出した場合に
は、図17に示すように、ロックマグネット71もオフ
状態(非励磁状態)として(ステップS22)、クラン
プローラ41のロック・固定状態を解除するとともに、
ローラマグネット51をオフ状態(非励磁状態)として
(ステップS23)、ピンチローラ47により冊子媒体
31を捲りローラ37へ押圧する状態にする。
【0065】そして、図18に示すように、パルスモー
タ53を作動させて、ローラ36,37,41を時計回
りに回転駆動して(ステップS24)、冊子媒体31
を、挿入口30a(図中左側)へ引き抜きながら、撥ね
上げた中紙31aを捲り、改ページ動作を完了する。次
に、図19〜図23により、前述したステップS3〜S
9にて実行される、本実施例の改ページ機構による予備
膨らまし動作の原理を説明する。
【0066】ここで、図中、μ1は中紙31aと捲りロ
ーラ37との間の摩擦係数、μ2は中紙31a相互間の
摩擦係数(ただしμ1>μ2)、Pは中紙31aが捲り
ローラ37を押す力、P1は1枚目の中紙31aを膨ら
ませる力、P2は2枚目の中紙31aを膨らませる力、
Q,Qhは中紙31aが膨らんで曲がり元に戻ろうとす
る復元力で、Qは捲りローラ37と中紙31aとの接触
点における接線方向の力、Qhは水平方向の復元力、ω
は中紙31aと捲りローラ37とが接触している範囲の
角度とする。
【0067】まず、ピンチローラ47により冊子媒体3
1を捲りローラ37へ押圧した状態で、パルスモータ5
3により中紙31aを膨らませる方向に捲りローラ37
を回転駆動する。このとき、図19に示すような状態か
らP1>QかつP2>Qとなると、図20に示すように
中紙31aが2枚とも膨らみ始め、中紙21aの復元力
よりも捲りローラ37表面の摩擦力が大きい状態まで膨
らませる。
【0068】センサ46Aにより所定量だけ中紙31a
が膨らんだことを検出すると、図21に示すように、ピ
ンチローラ47をオープンする。このとき、P1=Qか
つP2=Qとなり、2枚の中紙31aは膨らんだままに
なっている。この状態で、パルスモータ53により、中
紙31aをさらに膨らませる方向に一定ステップだけ捲
りローラ37を回転させる。
【0069】このとき、1枚目の中紙31aを膨らませ
る力P1は、捲りローラ37と接触している部分(角度
0〜ωの範囲)の摩擦力で下式(1)のように与えられ
る一方、2枚目の中紙31aを膨らませる力P2は、1
枚目の中紙31aとの間の摩擦力で下式(2)のように
与えられる。
【0070】
【数1】
【0071】ここで、μ1>μ2の関係があるので、当
然、P1>P2となり、図22に示すように、2枚目の
中紙31aは、1枚目の中紙31aとの間にずれを生じ
る。そして、パルスモータ53により、捲りローラ37
を、中紙21aを膨らませる方向とは逆の方向へ前記一
定ステップだけ回転させる。このように膨らませた状態
を若干戻すことにより、図23に示すように、1枚目の
中紙31aは、P1>Qで摩擦力により捲りローラ37
に付着した状態のままであるが、2枚目の中紙31a
は、1枚目の中紙31aから完全に分離して膨らみがな
くなり、ほぼフラットな状態になる。
【0072】このように、本発明の一実施例によれば、
冊子媒体に対する改ページ動作開始時(膨らまし動作
時)に、冊子媒体31の中紙31aに対して予備的な膨
らまし動作を行なうことにより、複数枚の中紙31aを
膨らませてしまった場合でも、中紙31aを捲りローラ
37に当接する1枚とその他のものとに分離することが
できるので、その後の処理を円滑に進めることができ、
1枚ずつの改ページ動作が確実に実行され、オペレータ
等の手を煩わせることのない極めて信頼性の高い改ペー
ジ動作を実現できるのである。
【0073】なお、上述した実施例では、本発明を通帳
プリンタに適用し冊子媒体31としての通帳の改ページ
を行なう場合について説明したが、本発明は、これに限
定されるものでなく、自動現金取引機等において通帳の
中紙を自動的に捲るための機構に適用できるほか、通帳
以外にも各種伝票を綴じたものを冊子媒体としその改ペ
ージを行なう機構にも適用することができ、この場合も
上述した実施例と同様の作用効果を得ることができる。
【0074】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の自動改ペ
ージ方法および自動改ページ装置(請求項1〜4)によ
れば、冊子媒体に対しての改ページ動作開始時(膨らま
し動作時)に、冊子媒体の中紙に対して予備的な膨らま
し動作を行なうことにより、複数枚の中紙を膨らませて
しまった場合でも、中紙を回転体に当接する1枚とその
他のものとに分離することができるので、1枚ずつの改
ページ動作が確実に実行され、オペレータ等の手を煩わ
せることのない極めて信頼性の高い改ページ動作を実現
できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】(a)〜(d)は本発明の動作原理を説明する
ための模式的な側面図である。
【図3】本発明の一実施例としての自動改ページ装置
(通帳プリンタ)における改ページ機構を示す平面図で
ある。
【図4】(a)〜(c)はそれぞれ本実施例の改ページ
機構で用いられるローラの形状を示す側面図である。
【図5】本実施例における検出機構の構成を示す側面図
である。
【図6】本実施例の改ページ機構における回転駆動系お
よびロック機構を示す側面図である。
【図7】本実施例を適用される通帳プリンタの外観を示
す斜視図である。
【図8】本実施例の改ページ機構の制御系を示すブロッ
ク図である。
【図9】本実施例の動作を説明するためのフローチャー
トである。
【図10】本実施例の動作を説明すべく改ページ機構の
要部を示す側面図である。
【図11】本実施例の動作を説明すべく改ページ機構の
要部を示す側面図である。
【図12】本実施例の動作を説明すべく改ページ機構の
要部を示す側面図である。
【図13】本実施例の動作を説明すべく改ページ機構の
要部を示す側面図である。
【図14】本実施例の動作を説明すべく改ページ機構の
要部を示す側面図である。
【図15】本実施例の動作を説明すべく改ページ機構の
要部を示す側面図である。
【図16】本実施例の動作を説明すべく改ページ機構の
要部を示す側面図である。
【図17】本実施例の動作を説明すべく改ページ機構の
要部を示す側面図である。
【図18】本実施例の動作を説明すべく改ページ機構の
要部を示す側面図である。
【図19】本実施例の改ページ機構による予備膨らまし
動作の原理を説明するための模式的な側面図である。
【図20】本実施例の改ページ機構による予備膨らまし
動作の原理を説明するための模式的な側面図である。
【図21】本実施例の改ページ機構による予備膨らまし
動作の原理を説明するための模式的な側面図である。
【図22】本実施例の改ページ機構による予備膨らまし
動作の原理を説明するための模式的な側面図である。
【図23】本実施例の改ページ機構による予備膨らまし
動作の原理を説明するための模式的な側面図である。
【図24】一般的な自動改ページ機構およびその動作を
説明するための模式的な側面図である。
【図25】一般的な自動改ページ機構の動作を説明する
ための模式的な側面図である。
【図26】一般的な自動改ページ機構の動作を説明する
ための模式的な側面図である。
【図27】一般的な自動改ページ機構の動作を説明する
ための模式的な側面図である。
【図28】一般的な自動改ページ機構の動作を説明する
ための模式的な側面図である。
【図29】一般的な自動改ページ機構の動作を説明する
ための模式的な側面図である。
【符号の説明】
21 冊子媒体 21a 中紙 22 回転体 23 回転駆動源 24 押圧機構 25 切換機構 26 検出機構 27 制御部 30 通帳プリンタ 30a 挿入口 31 冊子媒体 31a 中紙 31b 綴じ部 32A,32B 端板 33,34,35 回転軸 36 媒体搬送ローラ 37 捲りローラ(回転体) 37a 溝 38 撥ね上げローラ(回転体) 38a 突起部 39 ガイドローラ 39a 突出部 39b 溝 40 シャフト 41 クランプローラ 42 ピンチローラ 43 ペーパガイド(可動板) 44 バネ 45 遮蔽板 45a 膨らまし動作用遮蔽部(検出機構) 45b 撥ね上げ動作用遮蔽部(検出機構) 46A 膨らまし動作用センサ(検出機構) 46B 撥ね上げ動作用センサ(検出機構) 47 ピンチローラ(押圧機構) 48 レバー部材 48a 長孔 49 回転軸 50 バネ 51 ローラマグネット(切換機構) 52 駆動部材 52a ピン部材 53 パルスモータ(回転駆動源) 53a 回転駆動軸 54,55,59,65,66 プーリ 56,60,67,68 ガイドローラ 57,61,69 マイクロピッチベルト 62 プーリギア 63,64 ギア 64a 回転軸 70 プレート 71 ロックマグネット 72 駆動部材 72a 回転軸 73 バネ 74 ロックギア 75 回転駆動系 76 制御部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冊子媒体の中紙を、該中紙に当接する回
    転体と該回転体に対して該冊子媒体を押し付ける押圧機
    構とを用いて自動的に捲る自動改ページ方法であって、 該回転体および該押圧機構による該冊子媒体に対する改
    ページ動作開始時に、 該押圧機構により該冊子媒体を該回転体に押し付けた状
    態で、該回転体を、該冊子媒体の中紙を膨らませる方向
    へ回転させて、該中紙を適当量だけ膨らませてから、 該押圧機構による該冊子媒体の該回転体への押し付け状
    態を解除して、該回転体を、さらに該冊子媒体の中紙を
    膨らませる方向へ一定量だけ回転させた後、逆方向へ一
    定量だけ回転させることを特徴とする、自動改ページ方
    法。
  2. 【請求項2】 冊子媒体の中紙を自動的に捲るべく、 該中紙に当接する回転体と該回転体に対して該冊子媒体
    を押し付ける押圧機構とを用い、 該押圧機構により該冊子媒体を該回転体に押し付けた状
    態で、該回転体を該冊子媒体の中紙を膨らませる方向へ
    回転させることにより該中紙を膨らませる膨らまし動作
    を行なってから、 該押圧機構による該冊子媒体の該回転体への押し付け状
    態を解除して、該回転体を前記方向へ回転させることに
    より該中紙を撥ね上げる撥ね上げ動作を行なう自動改ペ
    ージ方法であって、 前記膨らまし動作を行なう際に、 該押圧機構により該冊子媒体を該回転体に押し付けた状
    態で、該回転体を、該冊子媒体の中紙を膨らませる方向
    へ回転させて、該中紙を適当量だけ膨らませてから、 該押圧機構による該冊子媒体の該回転体への押し付け状
    態を解除して、該回転体を、さらに該冊子媒体の中紙を
    膨らませる方向へ一定量だけ回転させた後、逆方向へ一
    定量だけ回転させ、 この後、該中紙の膨らみ量に応じて、前記膨らまし動作
    もしくは前記撥ね上げ動作を行なうことを特徴とする、
    自動改ページ方法。
  3. 【請求項3】 冊子媒体の中紙に当接する回転体と、 該回転体を正転/反転いずれの方向にも回転駆動しうる
    回転駆動源と、 該回転体に対して該冊子媒体を押し付ける押圧機構と、 該押圧機構の該回転体に対する押圧/非押圧状態の切換
    を行なう切換機構と、 該回転体の回転に伴う該冊子媒体の中紙の膨らみ量を検
    出しうる検出機構と、 該検出機構により検出された膨らみ量に応じて該回転駆
    動源および該切換機構の動作を制御する制御部とをそな
    え、 該制御部により、該回転駆動源による該回転体の回転動
    作/回転方向および該切換機構による該押圧機構の押圧
    /非押圧状態を制御して該冊子媒体の中紙を自動的に捲
    る自動改ページ装置であって、 該制御部が、 該冊子媒体に対する改ページ動作開始時に、 該切換機構により、該冊子媒体を該回転体へ押圧する状
    態に該押圧機構を切換制御するとともに、該回転駆動源
    により、該冊子媒体の中紙を膨らませる方向へ該回転体
    を回転制御し、 当該回転制御に伴い該中紙が適当量だけ膨らんだことが
    該検出機構により検出されると、該切換機構により該押
    圧機構を非押圧状態に切換制御するとともに、該回転駆
    動源により、該回転体をさらに該冊子媒体の中紙を膨ら
    ませる方向へ一定量だけ回転制御してから逆方向へ一定
    量だけ回転制御することを特徴とする、自動改ページ装
    置。
  4. 【請求項4】 冊子媒体の中紙に当接する回転体と、 該回転体を正転/反転いずれの方向にも回転駆動しうる
    回転駆動源と、 該回転体に対して該冊子媒体を押し付ける押圧機構と、 該押圧機構の該回転体に対する押圧/非押圧状態の切換
    を行なう切換機構と、 該回転体の回転に伴う該冊子媒体の中紙の膨らみ量を検
    出しうる検出機構と、 該検出機構により検出された膨らみ量に応じて該回転駆
    動源および該切換機構の動作を制御する制御部とをそな
    え、 該制御部が、 該切換機構により、該冊子媒体を該回転体へ押圧する状
    態に該押圧機構を切換制御するとともに、該回転駆動源
    により、該冊子媒体の中紙を膨らませる方向へ該回転体
    を回転制御して該中紙を膨らませる膨らまし動作制御を
    行なってから、 当該回転制御に伴い該中紙が所定量だけ膨らんだことが
    該検出機構により検出されると、該切換機構により該押
    圧機構を非押圧状態に切換制御するとともに、該回転駆
    動源により、該回転体をさらに該冊子媒体の中紙を膨ら
    ませる方向へ回転制御して該中紙を撥ね上げる撥ね上げ
    動作制御を行なう自動改ページ装置であって、 該制御部が、 前記膨らまし動作制御を行なう際に、 該切換機構により、該冊子媒体を該回転体へ押圧する状
    態に該押圧機構を切換制御するとともに、該回転駆動源
    により、該冊子媒体の中紙を膨らませる方向へ該回転体
    を回転制御し、 当該回転制御に伴い該中紙が適当量だけ膨らんだことが
    該検出機構により検出されると、該切換機構により該押
    圧機構を非押圧状態に切換制御するとともに、該回転駆
    動源により、該回転体をさらに該冊子媒体の中紙を膨ら
    ませる方向へ一定量だけ回転制御してから逆方向へ一定
    量だけ回転制御し、 この時点で該検出機構により検出される該中紙の膨らみ
    量に応じて、前記膨らまし動作制御もしくは前記撥ね上
    げ動作制御を行なうことを特徴とする、自動改ページ装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103456091A (zh) * 2013-09-11 2013-12-18 广东百佳百特实业有限公司 金融器具的进钞机构
JP2015199243A (ja) * 2014-04-07 2015-11-12 日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 冊子ページめくり機構、冊子ページめくり方法
WO2023175736A1 (ja) * 2022-03-15 2023-09-21 株式会社Pfu 媒体搬送装置、制御方法及び制御プログラム

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