JPH087131A - 自動料金収受装置 - Google Patents

自動料金収受装置

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JPH087131A
JPH087131A JP14043194A JP14043194A JPH087131A JP H087131 A JPH087131 A JP H087131A JP 14043194 A JP14043194 A JP 14043194A JP 14043194 A JP14043194 A JP 14043194A JP H087131 A JPH087131 A JP H087131A
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JP
Japan
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vehicle
toll
antenna
lane
charge
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JP14043194A
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English (en)
Inventor
Norihisa Matsumoto
典久 松本
Kazuo Shishikura
和夫 宍倉
Kazuya Horio
一也 堀尾
Kazuhiro Umeda
和宏 梅田
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動的に適正な料金が徴収された車両か否か
を車外から判別可能とする。 【構成】 車両90には車載機30が搭載されている。
車両90には外部報知ランプ31が配設されており、外
部報知ランプ31は車載機30によってオン・オフ制御
されるようになっている。また、料金支払所の屋上に
は、外部報知ランプ31を点灯させるための点灯指令信
号を送信する送信機が設置されており、車載機30は点
灯指令信号を受信した場合に、正規に料金の収受が行な
われていると、外部報知ランプ31を点灯する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動料金収受装置に係
り、特に、高速道路等の有料道路の出口ゲートにおいて
無線通信によって有料道路の通行料金を自動的に収受す
るとともに従来の手払いによる料金支払所も有する自動
料金収受装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、有料施設の利用料金の収受、例え
ば、有料道路の通行料金の収受等に、プリペイド方式の
無線カードを利用した自動料金収受装置が開発されてい
る。このプリペイド方式では、無線カード内に予め支払
った金額を記録しておき、有料道路を利用する度に、出
口の料金所ゲートにおいて無線通信により無線カードに
記録された金額から通行料金を減算し残高をカード内に
記録しており、その一例が特開平2−242399号公
報に開示されている。
【0003】また、この自動料金収受装置においては、
必要な時に車載機を操作することによって、カード内に
記録している残高を使用者に知らせることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな自動料金収受装置では、車載機を操作することによ
って、料金収受が適正に行われたことが、車両内の乗員
には判るようになっているが、料金収受が適正に行われ
たことを車外に報知する構成にはなっていない。このた
め、無線通信によって有料道路の通行料金を自動的に収
受する装置が配置された車両走行路の下流側の路肩に、
通行料金を自動的に収受するとができなかった車両か
ら、係員が現金やプリペイカードで通行料金を収受する
料金支払所を配置した有料道路の出口においては、係員
は、料金支払所前を通過する車両が、既に、適正な料金
を収受した車両か否かを判別することができず、適正な
料金を収受していない車両がそのまま料金支払所前を通
過する恐れがある。
【0005】また、車載機を搭載した車両と車載機を搭
載していない車両とが混在して出口ゲートを通過する場
合には、どの車両が料金を自動的に支払っているか確認
できない。
【0006】本発明は上記事実を考慮し、自動的に適正
な料金が徴収された車両か否かを車外から判別できる自
動料金収受装置を得ることが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため請求
項1記載の発明は、路上に設置された路上機と、残高情
報が記録されたカードが装着可能でかつ車両に搭載され
た車載機との通信により自動的に料金収受を行う自動料
金収受装置において、前記路上機の車両走行方向下流側
に配設された料金支払所と、自動料金収受結果を前記料
金支払所にて車外に報知する外部報知手段と、を有する
ことを特徴としている。
【0008】
【作用】請求項1記載の発明における自動料金収受装置
は、路上機と車載機との通信により自動的に料金を収受
する区間を車両が通過し、車両が料金支払所に至ると、
自動料金収受結果を前記料金支払所にて車外に報知す
る。この場合、料金支払所を通過する車両の全てが車載
機を搭載している場合には、既に、適正な料金の収受が
終了していれば、外部報知手段によって、適正な料金の
収受が終了したことを外部に報知するか又は、適正な料
金の収受が終了していないことを外部に報知すると効果
的である。また、両車両を区別できるように報知しても
良い。
【0009】なお、車載機を搭載している車両と、車載
機を搭載していない車両とが混在して料金支払所を通過
する場合には、車載機を搭載していない車両は報知でき
ないので、自動的に適正な料金を支払った車両のみ報知
するのが効果的である。
【0010】
【実施例】以下、図1〜図9を用いて、本発明の自動料
金収受装置の第1実施例について説明する。
【0011】この自動料金収受装置は、車両に搭載され
た車載機(詳細は後述)と、有料道路の入口ゲートや出
口ゲート等の地上側に設置された路上機との間で電波通
信を行うことによって、車両が走行した通行区間(経
路)や車種を判別し、入口ゲート及び出口ゲートにおい
て車両が停止することなく通行料金を自動的に収受する
ようにしたものである。なお、以下の実施例では、全車
両が車載機を搭載している例について説明する。
【0012】図1に示される如く、車両90には後述す
る車載機30が搭載されており、この車載機30は運転
席の前方のインストルメントパネル90A上の車幅方向
中央部の、ウインドシールドガラス90Bに近接した位
置に設置される。また、運転席の前方のルーフ90Cの
車幅方向中央部前端の、ウインドシールドガラス90B
に近接した位置には、外部報知手段としての外部報知ラ
ンプ31が配設されている。この外部報知ランプ31は
図示を省略した電線によって車載機30に接続されてお
り、車載機30によってオン・オフ制御されるようにな
っている。
【0013】以下、本第1実施例の自動料金収受装置の
全体構成を説明する。図3に示すように、車両90に搭
載される車載機30は、後述するように、料金残額情報
等が格納されたICカード62が着脱可能なICカード
リードライト装置60を備えている(図7参照)。この
車載機30は、車両ナンバー等からなる車種情報等の固
定データを記憶した記憶回路を備えると共に、ICカー
ドリードライト装置60によって装着されたICカード
62の料金残高情報やIDコードを参照したり、ICカ
ード62に料金残額情報の書き込みを行う。
【0014】一方、地上側設備としては、後述するよう
に、有料道路の入口ゲート100、分岐点の直前又は直
後等の途中経路200、サービスエリア内、及び出口ゲ
ート300の各々に車載機30と各種の情報を授受する
ための路上機が設置されている。
【0015】入口ゲート100には、フラットアンテナ
からなる入口アンテナ117と、入口アンテナ117と
接続された入口アンテナ制御装置132とからなる路上
機が設置されている。この入口アンテナ制御装置132
により入口アンテナ117を介して、有料道路の入口ゲ
ート情報を車両に搭載された車載機30送信し、また車
載機30からの信号を受信することができる。なお、入
口ゲート100には、自動料金収受が行えないため手払
いによって通行料金を支払う車両のために、従来と同様
の通行券を発行する通行券発行装置123が設置されて
いる。また、入口アンテナ制御装置132は、有料道路
への進入車両を統括的に管理する等のために、中央コン
ピュータ400へ接続されている。
【0016】途中経路200には、フラットアンテナか
らなる経路把握アンテナ217と、経路把握アンテナ2
17に接続された経路把握アンテナ制御装置232とか
らなる路上機が設置されている。この経路把握アンテナ
制御装置232により経路把握アンテナ217を介し
て、分岐点からどちらの経路を選択して走行したかを示
す情報や有料道路をどのような経路で走行したかを表す
経路通過情報(経路把握アンテナ制御装置の設置位置情
報等)等を車載機30に対して送信する。また、経路把
握アンテナ制御装置232は、有料道路における車両の
走行状態を統括的に管理する等のために、中央コンピュ
ータ400へ接続されている。
【0017】出口ゲート300には、電波による情報授
受の確実性を向上させるために、フラットアンテナから
なる予告アンテナ317と料金所アンテナ341との2
種類のアンテナが配設されている。この予告アンテナ3
17には予告アンテナ制御装置331が接続され、料金
所アンテナ341には料金所アンテナ制御装置332が
接続されている。これらの予告アンテナ制御装置331
及び料金所アンテナ制御装置332は、中央コンピュー
タ400に接続されたローカルコントローラ380に接
続されている。これらの予告アンテナ317、料金所ア
ンテナ341、予告アンテナ制御装置331及び料金所
アンテナ制御装置332は、本発明の路上機として作用
するが、予告アンテナ317及び予告アンテナ制御装置
331は省略することもできる。
【0018】また、出口ゲート300には、画像処理等
によって車種を判別する車種検出システム360、料金
未払いで通過する車両等の不正通行車両を撮影するカメ
ラ352が接続された不正通行車撮影システム350、
自動料金収受ができない車両に対する料金手払システム
323が設置されている。これらの各システムをローカ
ルコントローラ380で一括して制御することによっ
て、料金収受不能等に対する処置を行うと共に、車両が
走行した通行区間(経路)及び車種に応じた通行料金を
自動的に収受している。また、中央コンピュータ400
とローカルコントローラ380を接続することによっ
て、料金テーブル改正の情報や、不正通行車に関する情
報の授受を円滑かつ迅速に行っている。
【0019】次に、上記入口ゲート、途中経路、及び出
口ゲートの各概略構成の一例を更に説明する。
【0020】図4に示すように、本実施例の有料道路の
入口ゲート100は、3つのレーン102、104、1
06を有している。レーン102は敷地108と分離帯
110との間に形成され、レーン104は分離帯110
と分離帯112との間に形成され、レーン106は分離
帯112と敷地114との間に形成されている。これら
の複数のレーンを跨ぐように、敷地108から敷地11
4にかけてアーチ116が配設されており、アーチ11
6上には、各レーンの直上に位置するように、入口アン
テナ118、120、122が取り付けられている。入
口アンテナ118は、レーン102を走行する車両に対
して情報の授受を行い、入口アンテナ120は、レーン
104を走行する車両に対して情報の授受を行い、ま
た、入口アンテナ122は、レーン106を走行する車
両に対して情報の授受を行う。
【0021】敷地114には、入口アンテナ制御装置1
32を備えた入口ゲート制御センタ130が配設されて
おり、この入口アンテナ制御装置132には入口アンテ
ナ118、120、122が接続されている。
【0022】なお、図4では図3の入口アンテナ117
として入口アンテナ118、120、122を用いた
が、1又は2レーンにして1つ又は2つの入口アンテナ
を用いるようにしてもよく、更に多数の入口アンテナを
用いるようにしてもよい。
【0023】入口ゲート100には、各々のレーンに対
応するように手払いによって通行料を払うための通行券
を発行する通行券発行装置124、126、128が設
置されている。通行券発行装置124は、レーン102
に対応し、通行券発行装置126は、レーン104に対
応し、通行券発行装置128はレーン106に対応する
ように設置されている。これらの通行券発行装置12
4、126、128は入口ゲート制御センター130に
接続されている。
【0024】なお、アーチ116の車両進行方向の下流
側には、各レーンへの進入の可否を指示するための信号
機134、136、138が各々のレーンに対応して配
設されている。これら信号機134、136、138
は、入口ゲート制御センタ130に接続されており、各
レーンへ車両が進入可能なときの表示(例えば、青信
号)または進入が不可能なときの表示(例えば、赤信
号)の何れかを表示する。
【0025】入口ゲート制御センター130の入口アン
テナ制御装置132は、中央コンピュータ400(図3
参照)に接続されている。なお、入口アンテナ制御装置
132を中央コンピュータ400に接続することなく、
入口ゲートのみによる独立した制御系としてもよい。
【0026】図5に示すように、有料道路の分岐点の直
前である途中経路200は、2つのレーン202、20
4が隣接して敷地208と敷地214の間に形成されて
いる。これらのレーン202、204を跨ぐように、敷
地208から敷地214にかけてアーチ216が配設さ
れており、アーチ216上には、経路把握アンテナ21
8、220、222が取付けられている。経路把握アン
テナ218は、レーン202の上方に位置しレーン20
2を走行する車両に対する情報の授受を行い、経路把握
アンテナ222は、レーン204の上方に位置しレーン
204を走行する車両に対する情報の授受を行う。これ
らの経路把握アンテナ218、222の間でかつレーン
202、204の境界を示すセンターライン206の上
方には、レーン202、204に跨がるような車両に対
する情報の授受を行う経路把握アンテナ220が配設さ
れている。
【0027】敷地214には、経路把握アンテナ制御装
置232を備えた経路制御センター230が配設されて
おり、この経路把握アンテナ制御装置232には経路把
握アンテナ218、220、222が接続されている。
【0028】図6に示すように、有料道路の出口ゲート
300には、3つのレーン302、304、306が設
けられている。レーン302は敷地308と分離帯31
0の間に形成され、レーン304は分離帯310と分離
帯312の間に形成され、レーン306は分離帯312
と敷地314の間に形成されている。
【0029】これらの複数のレーンを跨ぐように、敷地
308から敷地314にかけてアーチ316が配設され
ており、アーチ316上には、予告アンテナ318、3
20、322が取付けられている。予告アンテナ318
は、レーン302の上方に位置しレーン302を走行す
る車両に対する情報の授受を行い、予告アンテナ320
は、レーン304の上方に位置しレーン304を走行す
る車両に対する情報の授受を行い、同様に、予告アンテ
ナ322は、レーン306の上方に位置しレーン306
を走行する車両に対する情報の授受を行う。
【0030】敷地314には、出口ゲート制御センタ3
30が配設されており、この出口ゲート制御センタ33
0には予告アンテナ制御装置331及び後述する料金所
アンテナ制御装置332が配設されている。予告アンテ
ナ制御装置331には、予告アンテナ318、320、
322が接続されている。
【0031】このアーチ316付近には、車種検出シス
テム360が配設されている。この車種検出システム3
60は、各々CCDラインスキャナで構成された車種検
出装置362、364、366を備えている。車種検出
装置362は、レーン302を走行する車両の車種を識
別するために、レーン302に対応する敷地308及び
分離帯310に配設されている。同様に、車種検出装置
364は、レーン304を走行する車両の車種を識別す
るために、アーチ316付近のレーン304に対応する
分離帯310及び分離帯312に配設され、車種検出装
置366は、レーン306を走行する車両の車種を識別
するために、レーン306に対応する分離帯312及び
敷地314に配設されている。これらの車種検出装置か
らなる車種検出システム360は、ローカルコントロー
ラ380に接続され、CCDラインスキャナで得られた
画像に基づいて画像処理により通過車両のシルエットを
判別すことにより車種を判別し、車種情報をローカルコ
ントローラ380に送信する。
【0032】ア−チ316が配置された位置の車両進行
方向の下流側には、上記の複数のレーンを跨ぐように、
敷地308から敷地314にかけてアーチ340が配設
されており、アーチ340上には、料金所アンテナ34
2、344、346が取り付けられている。料金所アン
テナ342は、レーン302の上方に位置しレーン30
2を走行する車両に対する料金に関連する情報の授受を
行い、料金所アンテナ344は、レーン304の上方に
位置しレーン304を走行する車両に対する情報の授受
を行い、同様に、料金所アンテナ346は、レーン30
6の上方に位置しレーン306を走行する車両に対する
情報の授受を行う。これらの料金所アンテナ342、3
44、346には、料金所アンテナ制御装置332が接
続されている。
【0033】出口ゲート300には、通行料を自動収受
できない手払いによる車両のために、各々のレーンに対
応するように料金支払所としての料金支払ボックス32
4、326、328が設置されている。これらの料金支
払ボックス324、326、328の屋上にはそれぞれ
送信機324A、326A、328Aが配設されてお
り、各車両90に外部報知ランプ31を点灯させるため
の点灯指令信号を送信している。料金支払ボックス32
4は、レーン302に対応して配設され、料金支払ボッ
クス326は、レーン304に対応して配設され、料金
支払ボックス328はレーン306に対応して配設され
ている。これらの料金支払ボックス324、326、3
28の各々には、図示しないマイクロコンピュータが配
設され、図示しないマイクロコンピュータの各々を統括
的に管理することによって手払いにより収受した情報を
管理する料金手払システム323を構成している。この
料金手払システム323は、ローカルコントローラ38
0に接続されている(図3参照)。
【0034】また、料金支払ボックスの車両進行方向の
下流側には、不正通行車両を撮影するための不正通行車
撮影システム350が配置され(図3参照)、不正通行
車撮影システム350の撮像装置であるカメラ352、
354、356がレーン302、304、306に対応
して配設されている。この不正通行車撮影システム35
0は、ローカルコントローラ380に接続されている。
【0035】なお、アーチ340の車両進行方向の下流
側には、各レーンへの進入の可否を指示するための信号
機334、336、338が各々のレーンに対応して配
設されている。これら信号機334、336、338
は、出口ゲート制御センター330に接続されており、
各レーンへ車両が進入可能な表示(例えば、青信号)ま
たは進入が不可能な表示(例えば、赤信号)のいずれか
を表示する。
【0036】出口ゲート制御センター330は、中央コ
ンピュータ400(図3参照)に接続されている。な
お、出口ゲート制御センター330を中央コンピュータ
400に接続することなく、出口ゲートのみによる独立
した制御系としてもよい。
【0037】次に、車両に積載される車載機30の構成
を説明する。図7に示すように車載機30は、送受信ア
ンテナ32を備えている。送受信アンテナ32は、後述
する路上機から送信された信号を受信する。また、送受
信アンテナ32は、送受信アンテナ32で受信された変
調波を検波し、データ信号を得る検波回路34に接続さ
れている。検波回路34は、データ信号受信回路44を
介してマイクロコンピュータを含んで構成された信号処
理回路46に接続されている。
【0038】信号処理回路46には、IDコードや車種
情報等のデータを記憶する記憶回路48及びIDコード
を含むデータ信号等を応答信号として送信する送信回路
50が接続されており、この送信回路50は送受信アン
テナ32に受信された無変調の搬送波である問合せ信号
を信号処理回路46からのデータ信号で変調して送受信
アンテナ32を介して返送する。
【0039】そして、信号処理回路46には、到達可能
範囲を表示するLCDやCRTで構成されたディスプレ
イ54及び信号処理回路46に選択信号等の信号を入力
する入力手段であるテンキー56が接続されている。
【0040】また、信号処理回路46には、ICカード
62が着脱可能なICカードリードライト装置60が接
続されている。
【0041】なお、車載機にはイグニッションオン時に
車載バッテリーから常時電源が供給されている。
【0042】次に、車載機30と通信を行う路上機につ
いて、入口ゲート100に設けられた路上機を例にして
説明する。なお、説明を簡単にするため、レーン102
を走行する車両に対する電波の授受を担当する入口アン
テナ118及び入口アンテナ制御装置132を用いて説
明する。
【0043】図8に示すように、レーン102を走行す
る車両に対する地上側の装置は、入口アンテナ118及
び入口アンテナ制御装置132から構成されている。入
口アンテナ118は、送受信アンテナ22から構成され
ている。入口アンテナ制御装置132は、マイクロコン
ピュータを含んで構成された信号処理回路12を備えて
いる。この信号処理回路12は、中央コンピュータ40
0に接続可能になっている。信号処理回路12は、命令
を含むデータ信号(通信要求信号)を送信する送信回路
14に接続されている。送信回路14はミキサー18を
介して送受信アンテナ22に接続されている。ミキサー
18には所定周波数の搬送波を発生する搬送波発生回路
20が接続されており、ミキサー18は送信回路14か
ら入力される信号と搬送波発生回路20から入力される
搬送波とをミックスし、送信回路14から入力された信
号で搬送波発生回路20から入力された搬送波を変調す
る。また、送受信アンテナ22からはこの変調波が電波
として送信される。
【0044】搬送波発生回路20には、図7に示す車載
機30から変調されて返送され送受信アンテナ22で受
信された変調波からデータ信号を取り出す送受信回路2
4が接続されている。この送受信回路24は信号処理回
路12に接続されている。
【0045】なお、入口ゲート100における他の入口
アンテナの構成は、上記と同様の構成であるため説明を
省略する。また、途中経路200、及び出口ゲート30
0における各々のアンテナ及びアンテナ制御装置の構成
も、上記と略同様の構成であるため、説明を省略する。
【0046】図9は出口ゲート通過時の路上機の処理ル
ーチンの一例を示すもので、ステップ600において、
車載機との間で通信された車種情報、入口ゲート情報等
から通行料が演算され料金収受処理が行なわれる。この
料金収受処理では、車載機または路上機で料金を演算
し、例えば、路上機で演算し、適正に料金を支払った場
合には、路上機に適正な料金を支払ったことを示す支払
い終了情報を記録する。
【0047】次に、ステップ602において、料金収受
処理が完了したか否かを判定する。料金収受処理が完了
したと判定された場合には、ステップ604において、
料金所アンテナ341から料金収受結果、例えば、支払
い終了情報を車載機に送信し、車載機がこれを記憶す
る。次いで、ステップ606において、料金支払ボック
ス324、326、328の屋上に設けられた送信機3
24A、326A、328Aから点灯指令信号を送信す
る。
【0048】次に、車載機における外部報知ランプ31
のオン・オフ制御の流れを図2のフローチャートにより
説明する。
【0049】ステップ700において、路上機との間で
通信された車種情報、入口ゲート情報等から通行料が演
算され料金収受処理が行なわれる。この料金収受処理で
は、車載機または路上機で料金を演算し、例えば、車載
機で演算し、適正に料金を支払った場合には、車載機に
適正な料金を支払ったことを示す支払い終了情報を記録
するとともに、この支払い終了情報を路上機に送信し、
路上機がこれを記憶する。
【0050】次に、ステップ702において、車載機3
0は料金支払ボックス324、326、328の屋上に
設けられた送信機324A、326A、328Aからの
点灯指令信号を受信したか否かを判断し、点灯指令信号
を受信した場合は、次のステップ704において、料金
の収受結果を判定する。即ち、正規に料金の収受が行わ
れなかったと判定された場合には、外部報知ランプ31
は点灯させない。
【0051】一方、正規に料金の収受が行なわれたと判
定された場合には、ステップ706において、外部報知
ランプ18を点灯する。
【0052】従って、料金支払ボックス324、32
6、328において、係員は各車両90の外部報知ラン
プ31の点灯・消灯を見て、その車両90から既に、適
正な料金を収受したか否かを判別することができる。
【0053】次のステップ708では、点灯指令信号を
受信してから所定時間を経過したか否かを判定する。こ
の所定時間は、車両90が料金支払ボックス324、3
26、328を通過する時間程度の時間に定められてい
る。所定時間が経過していない場合は再度ステップ70
8を繰り返し、所定時間が経過した場合はステップ71
0に進んで、外部報知ランプ31を消灯する。
【0054】従って、本第1実施例では、料金支払ボッ
クス324、326、328の直前で、送信機324
A、326A、328Aから外部報知ランプ31の点灯
タイミングを与えることにより、料金支払ボックス32
4、326、328に対する外部報知ランプ31の点灯
位置のバラツキを少なくすることが出来、外部報知ラン
プ31の点灯状態を確実に確認できる。
【0055】なお、図2のステップ702、即ち、送信
機324A、326A、328Aから外部報知ランプ3
1の点灯タイミングを与えることやめ、料金収受処理完
了と同時にステップ704で収受結果の判定を行なって
も良いが、この場合には、外部報知ランプ31の点灯位
置が料金支払ボックス324、326、328に対して
かなり手前であっても、係員が外部報知ランプ31の点
灯状態を確実に確認した後、外部報知ランプ31を消灯
する必要があるため、外部報知ランプ31の点灯時間が
長くなる。
【0056】また、本第1実施例では、正規に料金の収
受が行なわれたと判定された場合に外部報知ランプ18
が点灯するため、車載機を搭載している車両と、車載機
を搭載していない車両とが混在して料金支払所を通過す
る場合にも、係員は各車両90の外部報知ランプ31の
点灯・消灯を見て、その車両90から既に、適正な料金
を収受したか否かを判別することができる。
【0057】なお、外部報知ランプ31の点灯について
は、上記の如く、送信機324A、326A、328A
から点灯指令信号を送信しても良く。また、料金所アン
テナ342、344、346から点灯指令信号を送信し
ても良い。
【0058】また、外部報知ランプ31の消灯について
は、上記の如く、車載機30において点灯時間を制御し
ても良く。また、料金支払ボックス324、326、3
28の走行路下流側に外部報知ランプ31を消灯させる
ための消灯指令信号を送信する送信機を設置しても良
い。
【0059】また、本第1実施例では、ステップ704
において、正規に料金の収受が行われなかったと判定さ
れた場合には、外部報知ランプ31は点灯させず、正規
に料金の収受が行なわれたと判定された場合には、ステ
ップ706において、外部報知ランプ31を点灯させた
が、これに代えて、図10のフローチャートに示される
如く、テップ704において、正規に料金の収受が行わ
れたと判定された場合には、外部報知ランプ31は点灯
させず、正規に料金の収受が行なわれなかったと判定さ
れた場合には、ステップ706において、外部報知ラン
プ31を点灯させても良い。
【0060】なお、この場合には、正規に料金の収受が
行われた場合に、外部報知ランプ31を消灯させるの
で、正規に料金の収受が行われた車両と車載機30を搭
載していない車両とを判別することが難しいため、車載
機を搭載している車両と、車載機を搭載していない車両
とが混在する場合には、車載機30を有する車両のみが
通過できる専用レーンを設ける必要がある。
【0061】以下、図11及び図13を用いて、本発明
の第2実施例について説明する。なお、第1実施例と同
一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略す
る。
【0062】図11に示される如く、本第2実施例にお
いては、外部報知手段として、車両90に既に装備され
た左右の方向指示器(ハザードランプ)33が使用され
ている。これらの方向指示器33は図示を省略した電線
によって車載機30に接続されており、車載機30によ
って通常の点灯状態と異なる点滅(外部報知点滅)を行
なうようになっている。
【0063】次に、方向指示器33の点滅制御の流れを
図12のフローチャートにより説明する。
【0064】なお、第1実施例のフローと同一処理につ
いては、同一のステップ番号を付してその説明を省略す
る。
【0065】本第2実施例では、ステップ704におい
て、正規に料金の収受が行われなかったと判定された場
合には、方向指示器33による外部報知点滅を行わな
い。一方、正規に料金の収受が行なわれたと判定された
場合には、ステップ716において、方向指示器点灯指
示により方向指示器33が外部報知点滅を開始する。
【0066】なお、方向指示器33の外部報知点滅は、
正規に料金の収受が行なわれていない車両が、不正に点
滅操作できない点滅パターン、即ち、通常の点滅パター
ンと異なる点滅パターンとされている。
【0067】従って、料金支払ボックス324、32
6、328において、係員は各車両90の方向指示器3
3の点滅状態を見てその車両90から既に、正規に料金
を収受したか否かを判別することができる。
【0068】また、本第2実施例では、正規に料金の収
受が行なわれたと判定された場合に方向指示器33が点
滅するため、車載機を搭載している車両と、車載機を搭
載していない車両とが混在して料金支払所を通過する場
合にも、係員は各車両90の方向指示器33の点滅状態
を見て、その車両90から既に、適正な料金を収受した
か否かを判別することができる。
【0069】なお、点灯指令信号を受信してから所定時
間を経過した場合は、ステップ718において、方向指
示器33の外部報知点滅を停止する。
【0070】従って、本第2実施例では、既に車載され
ている方向指示器33を外部報知手段として使用するた
め、新たに外部報知ランプを設ける必要が無い。
【0071】なお、本第2実施例においては、外部報知
手段として、方向指示器33を使用したが、方向指示器
33に代えて、フォグランプ、ヘッドランプ等の既に車
載されている点灯部材を使用しても良い。即ち、外部報
知手段は既に車載されている点灯部材を使用し、前記点
灯部材の点灯状態を通常の点灯状態と異なる外部報知点
灯状態とすることを特徴とする自動料金収受装置であ
る。
【0072】また、本第2実施例では、ステップ704
において、正規に料金の収受が行われなかったと判定さ
れた場合には、方向指示器33の外部報知点滅は行わ
ず、正規に料金の収受が行なわれたと判定された場合に
は、ステップ716において、方向指示器33の外部報
知点滅を行うが、これに代えて、図13のフローチャー
トに示される如く、テップ704において、正規に料金
の収受が行われたと判定された場合には、方向指示器3
3の外部報知点滅は行わず、正規に料金の収受が行なわ
れなかったと判定された場合には、ステップ716にお
いて、方向指示器33の外部報知点滅を行っても良い。
【0073】なお、この場合には、正規に料金の収受が
行われた場合に、方向指示器33の外部報知点滅を行わ
ないので、正規に料金の収受が行われた車両と車載機3
0を搭載していない車両とを判別することが難しいた
め、車載機を搭載している車両と、車載機を搭載してい
ない車両とが混在する場合には、車載機30を有する車
両のみが通過できる専用レーンを設ける必要がある。
【0074】
【発明の効果】請求項1記載の本発明は、路上に設置さ
れた路上機と、残高情報が記録されたカードが装着可能
でかつ車両に搭載された車載機との通信により自動的に
料金収受を行う自動料金収受装置において、路上機の車
両走行方向下流側に配設された料金支払所と、自動料金
収受結果を前記料金支払所にて車外に報知する外部報知
手段と、を有する構成としたため、自動的に適正な料金
が徴収された車両か否かを車外から判別できるという優
れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る自動料金収受装置が
適用された車両を示す概略斜視図である。
【図2】本発明の第1実施例に係る自動料金収受装置の
外部報知手段点灯制御を示すフローチャートである。
【図3】本発明が適用可能な自動料金収受装置を示すブ
ロック図である。
【図4】図3の自動料金収受装置の入口ゲートを示す概
略斜視図である。
【図5】図3の自動料金収受装置の途中経路を示す概略
斜視図である。
【図6】図3の自動料金収受装置の出口ゲートを示す概
略斜視図である。
【図7】本実施例の車載機を示すブロック図である。
【図8】路上機の一例を示すブロック図である。
【図9】出口ゲートでの処理ルーチン示すフローチャー
トである。
【図10】本発明の第1実施例に係る自動料金収受装置
の他の制御を示すフローチャートである。
【図11】本発明の第2実施例に係る自動料金収受装置
が適用された車両を示す概略斜視図である。
【図12】本発明の第2実施例に係る自動料金収受装置
の制御を示すフローチャートである。
【図13】本発明の第2実施例に係る自動料金収受装置
の他の制御を示すフローチャートである。
【符号の説明】
30 車載機 31 外部報知ランプ(外部報知手段) 33 左右の方向指示器(外部報知手段) 90 車両 324 料金支払ボックス(料金支払所) 326 料金支払ボックス(料金支払所) 328 料金支払ボックス(料金支払所) 324A 送信機 326A 送信機 328A 送信機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梅田 和宏 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】路上に設置された路上機と、残高情報が記
    録されたカードが装着可能でかつ車両に搭載された車載
    機との通信により自動的に料金収受を行う自動料金収受
    装置において、 前記路上機の車両走行方向下流側に配設された料金支払
    所と、 自動料金収受結果を前記料金支払所にて車外に報知する
    外部報知手段と、を有することを特徴とする自動料金収
    受装置。
JP14043194A 1994-06-22 1994-06-22 自動料金収受装置 Pending JPH087131A (ja)

Priority Applications (1)

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JP14043194A JPH087131A (ja) 1994-06-22 1994-06-22 自動料金収受装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999038123A1 (fr) * 1998-01-23 1999-07-29 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Appareil, systeme, et carte de comptabilite
KR100312991B1 (ko) * 1997-04-11 2002-02-28 가와모토 노부히코 안승형(鞍乘型)차량용차재통신장치
KR100312992B1 (ko) * 1997-04-11 2002-02-28 가와모토 노부히코 차재통신장치

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US7127413B1 (en) 1998-01-23 2006-10-24 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Charge processing device charge processing system and charge processing card
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