JPH0868431A - トランスミッション用油圧ブレーキ - Google Patents

トランスミッション用油圧ブレーキ

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JPH0868431A
JPH0868431A JP7023970A JP2397095A JPH0868431A JP H0868431 A JPH0868431 A JP H0868431A JP 7023970 A JP7023970 A JP 7023970A JP 2397095 A JP2397095 A JP 2397095A JP H0868431 A JPH0868431 A JP H0868431A
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brake
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頼範 熊谷
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圭弘 児玉
Yoichi Kojima
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公伸 寺尾
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 3個のピストンによって油圧を倍力して摩擦
係合要素に伝達する油圧ブレーキにおいて、ピストンの
押圧力を摩擦係合要素にスムーズに伝達する。 【構成】 シリンダ22の内部に3個のピストン24,
25,26を収納し、ピストン24の第1作用部241
をピストン26に当接させるとともに、ピストン26の
第2作用部261 を摩擦係合要素41,42,43の左
端に臨ませ、第1油室28及び第2油室33に供給した
油圧でピストン24及びピストン26を右動させて摩擦
係合要素41,42,43を係合させる。第1作用部2
1 及び第2作用部261 の位置を軸方向視でオーバラ
ップさせることにより、両ピストン24,26のコジリ
を防止する。ピストン24,25,26をプレス製品で
構成すれば加工コストを削減することができ、しかも第
1油室28及び第2油室33を接続する油路242 ,2
3 を簡単に形成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シリンダの内部に配設
したアシストピストン、リアクションピストン及びメイ
ンピストンによって油圧を倍力し、この油圧で複数枚の
摩擦係合要素を相互に圧接して回転部材を固定部材に結
合するトランスミッション用油圧ブレーキに関する。
【0002】
【従来の技術】かかるトランスミッション用油圧ブレー
キは、特公平5−43908号公報により公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記公報に
記載されたトランスミッション用油圧ブレーキは、アシ
ストピストン(第2ピストン)がメインピストン(第1
ピストン)を押圧する第1作用部と、メインピストンが
摩擦係合要素を押圧する第2作用部とが半径方向内外に
大きくずれているため、アシストピストン及びメインピ
ストンの摺動にコジリが発生し、各ピストンの押圧力が
摩擦係合要素にスムーズに伝達されない問題がある。
【0004】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、油圧ブレーキのピストンのコジリを防止して該ピス
トンの押圧力を摩擦係合要素にスムーズに伝達すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に記載されたトランスミッション用油圧ブ
レーキは、回転部材に支持した第1摩擦係合要素と固定
部材に支持した第2摩擦係合要素とを相互に圧接して前
記回転部材を前記固定部材に結合すべく、シリンダの内
部にアシストピストン、リアクションピストン及びメイ
ンピストンを軸方向に順次配設してなり、アシストピス
トンはその後部とシリンダとの間に第1油室を画成する
とともに、その前部にメインピストンの後部を押圧する
第1作用部を備え、リアクションピストンはシリンダに
対して実質的に固定されていてアシストピストン及びメ
インピストンはリアクションピストンに対して軸方向に
相対的に摺動可能であり、メインピストンはその後部と
リアクションピストンとの間に前記第1油室に連通する
第2油室を画成するとともに、その前部に第1摩擦係合
要素及び第2摩擦係合要素を圧接する第2作用部を備え
てなるトランスミッション用油圧ブレーキにおいて、前
記第1作用部と前記第2作用部とを軸方向視でオーバー
ラップさせたことを特徴とする。
【0006】また請求項2に記載されたトランスミッシ
ョン用油圧ブレーキは、請求項1の構成に加えて、シリ
ンダを支持するシリンダ支持部と第1摩擦係合要素及び
第2摩擦係合要素を案内する案内腕とを有する摩擦係合
要素ホルダを備え、前記案内腕の先端に第1摩擦係合要
素及び第2摩擦係合要素を抜け止めする係止部を設けた
ことを特徴とする。
【0007】また請求項3に記載されたトランスミッシ
ョン用油圧ブレーキは、請求項1の構成に加えて、第1
油室及び第2油室を接続する油路を、シリンダ及びアシ
ストピストン間に形成した第1油路と、アシストピスト
ン及びメインピストン間に形成した第2油路とから構成
したことを特徴とする。
【0008】
【作用】請求項1の構成によれば、シリンダ内の第1油
室に作動油を供給するとアシストピストン24の第1作
用部がメインピストンを押圧するとともに、第1油室の
作動油が第1油路及び第2油路から第2油室にも作用
し、第2油室の油圧はメインピストンを押圧する。その
結果、アシストピストンの押圧力及びメインピストンの
押圧力の合力がメインピストンの第2作用部から第1摩
擦係合要素及び第2摩擦係合要素に伝達される。このと
き、第1作用部と第2作用部とが軸方向視でオーバーラ
ップしているので、第1作用部の押圧力の作用線と第2
作用部の押圧力の作用線とを略一致させ、コジリの発生
を防止しながら各ピストンを軸方向にスムーズに摺動さ
せることができる。
【0009】請求項2の構成によれば、摩擦係合要素ホ
ルダのシリンダ支持部にシリンダが支持され、且つ案内
腕に第1摩擦係合要素及び第2摩擦係合要素が支持され
て係止部で抜け止めされるので、油圧ブレーキをアセン
ブリ化して組付けの作業性を向上させることができる。
【0010】請求項3の構成によれば、シリンダ及びア
シストピストン間に形成した第1油路とアシストピスト
ン及びメインピストン間に形成した第2油路とにより第
1油室及び第2油室が接続されるので、前記油路をケー
シングに形成する必要がなくなって加工コストが削減さ
れる。
【0011】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。
【0012】図1〜図5は本発明の第1実施例を示すも
ので、図1は自動車用トランスミッションの部分断面
図、図2は図1の要部拡大図、図3は要部の分解斜視
図、図4は図1の4−4線断面図、図5は図1の5−5
線断面図である。
【0013】図1に示すように、固定部材としてのケー
シング1及び該ケーシング1にボルト2で結合されたカ
バー3の内部に、図示せぬエンジン及びトルクコンバー
タに接続されて回転駆動されるメインシャフト4が配設
される。メインシャフト4の外周にはシングルプラネタ
リギヤ式の第1遊星歯車機構P1 及びダブルプラネタリ
ギヤ式の第2遊星歯車機構P2 が軸方向に併置される。
第1遊星歯車機構P1及び第2遊星歯車機構P2 はそれ
ぞれサンギヤ61 ,62 、プラネタリキャリヤ71 ,7
2 及びリングギヤ81 ,82 を備えており、両プラネタ
リキャリヤ71,72 は一体に結合されるとともに、両
リングギヤ81 ,82 はリングギヤ担持部材8の内周に
一体に形成される。プラネタリキャリヤ71 に支持され
た複数個のプラネタリギヤ101 …は、サンギヤ61
びリングギヤ81 に同時に噛合する。また、プラネタリ
キャリヤ72 に支持された内側の複数個のプラネタリギ
ヤ102 …はサンギヤ62 に噛合するとともに外側の複
数個のプラネタリギヤ10 2 …はリングギヤ82 に噛合
し、且つ内側及び外側のプラネタリギヤ102 …は相互
に噛合する。
【0014】ケーシング1の隔壁11に一方向クラッチ
12を介して支持されたリングギヤ担持部材8は油圧ブ
レーキBを介してケーシング1に結合可能であり、且つ
その一部のみを図示した油圧クラッチCを介してメイン
シャフト4に結合可能である。ケーシング1の隔壁11
にボールベアリング13を介して支持されたファイナル
ドライブギヤ14は第2遊星歯車機構P2 のプラネタリ
キャリヤ72 にスプライン結合される。第2遊星歯車機
構P2 のサンギヤ62 はメインシャフト4の外周及びフ
ァイナルドライブギヤ14の内周間に配設されたスリー
ブ15にスプライン結合される。
【0015】次に、図2〜図5を併せて参照しながら油
圧ブレーキBの構造を詳説する。
【0016】図2及び図3に示すように、油圧ブレーキ
Bはケーシング1の隔壁11の右側面にメインシャフト
4と同軸に保持された摩擦係合要素ホルダ21及びシリ
ンダ22を備える。摩擦係合要素ホルダ21は環状に形
成されたシリンダ支持部21 1 と、このシリンダ支持部
211 から軸方向右側に120°間隔で延出する3本の
案内腕212 …と、前記シリンダ支持部211 の左端部
に連設された3個の切欠き213 …及び3個のフランジ
214 とを備える。シリンダ22はJ字状断面を有する
環状部材であって、その左端面に一対の第1位置決め突
起221 ,22 1 と、一対の第2位置決め突起222
222 と、油孔223 とを備える。ケーシング1の隔壁
11の右側面には、ボールベアリング13を支持するボ
ールベアリング支持孔111 と、このボールベアリング
支持孔111 の外周から120°間隔で放射状に伸びる
3本の凸部112 …と、1本の凸部112 に形成された
油孔113 と、この油孔113 に連なる油路114 とを
備える。
【0017】而して、シリンダ22及び摩擦係合要素ホ
ルダ21をケーシング1の隔壁11の右側面に嵌合保持
するとき、シリンダ22の一対の第1位置決め突起22
1 ,221 が摩擦係合要素ホルダ21の2個のフランジ
214 ,214 に形成した一対の位置決め孔215 ,2
5 に嵌合し、更にシリンダ22の一対の第2位置決め
突起222 ,222 が摩擦係合要素ホルダ21の2個の
切欠き213 ,213を通して2本の凸部112 ,11
2 に形成した一対の位置決め孔115 ,115に嵌合す
る。また、摩擦係合要素ホルダ21の3個の切欠き21
3 …が3本の凸部112 …に嵌合し、これにより隔壁1
1に対して摩擦係合要素ホルダ21及びシリンダ22が
保持される。このとき、隔壁11に形成した油孔113
はシリンダ22に形成した油孔223 に連通してシール
部材23によりシールされる。
【0018】シリンダ22の内部には、その左側から右
側に向けてアシストピストン24、リアクションピスト
ン25及びメインピストン26が順次装着される。
【0019】アシストピストン24は略L字状断面を有
する環状部材であって、その外周部がシール部材27
(リップシール)を介してシリンダ22の内壁面に摺接
するとともに、その左端面とシリンダ22の底壁との間
に前記油孔223 が開口する第1油室28が画成され
る。
【0020】リアクションピストン25は略L字状断面
を有する環状部材であって、その外周部が摩擦係合要素
ホルダ21の案内腕212 …の内面に案内され、且つそ
の内周部がシール部材29を介してアシストピストン2
4に摺接する。リアクションピストン25の左端面はシ
リンダ22の外周部右端面に形成した受圧部224 に衝
接し、アシストピストン24及びリアクションピストン
25間に空間30が形成される。この空間30はシリン
ダ22の前記受圧部224 に形成された複数個の切欠き
225 …を介してトランスミッションの内部空間に連通
する。リアクションピストン25はシリンダ22との衝
接により左動を規制されていて右動のみを許容されてい
るが、油圧及び後述する戻しバネによって左方向に付勢
されているために右動することはなく、実質的にシリン
ダ22に固定されている。
【0021】環状をなすメインピストン26は、その外
周部がシール部材31(リップシール)を介してリアク
ションピストン25に摺接し、且つその内周部がシール
部材32を介してシリンダ22の内壁面に摺接する。メ
インピストン26の左端面はアシストピストン24の内
周部右端面に形成した第1作用部241 に衝接し、メイ
ンピストン26及びリアクションピストン25間に第2
油室33が画成される。メインピストン26の右端面に
は、後述するエンドプレートに衝接する第2作用部26
1 が形成される。
【0022】シリンダ22及びアシストピストン24間
に軸方向に延びる第1油路242 が形成されるととも
に、メインピストン26に衝接するアシストピストン2
4の第1作用部241 に8個の切欠きよりなる第2油路
243 …が形成されており、これら第1油路242 及び
第2油路243 …を介して第1油室28が第2油室33
に連通する。このように、第1油室28及び第2油室3
3を連通させる油路(即ち、第1油路242 及び第2油
路243 …)をシリンダ22、アシストピストン24及
びメインピストン26間に形成しているので、ケーシン
グ1に油路を加工する必要がなくなって加工コストが削
減される。
【0023】第1実施例では、シリンダ22は鉄系材料
のプレス製品であり、アシストピストン24、リアクシ
ョンピストン25及びメインピストン26はアルミ系材
料のダイキャスト製品である。
【0024】図4及び図5を併せて参照すると明らかな
ように、リングギヤ担持部材8の外周に形成されたスプ
ライン83 に、第1摩擦係合要素としての5枚のブレー
キディスク41…が相対回転不能且つ軸方向摺動可能に
支持される。第2摩擦係合要素としての2枚のブレーキ
エンドプレート42,42及び4枚のブレーキプレート
43…は、前記5枚のブレーキディスク41…に交互に
重ね合わされる。各ブレーキエンドプレート42及びブ
レーキプレート43の外周にはそれぞれ複数個の突起4
1 …,431 …が突設されており、これらの突起42
1 …,431 …がケーシング1の内周に形成したスプラ
イン11 に係合することにより、ブレーキエンドプレー
ト42及びブレーキプレート43がケーシング1に相対
回転不能且つ軸方向摺動可能に支持される。
【0025】各ブレーキエンドプレート42の外周に
は、摩擦係合要素ホルダ21の3個の案内腕212 …の
内周にそれぞれ摺接する3個のガイド部422 …が形成
され、また各ブレーキプレート43の外周には、前記3
個の案内腕212 …の内周にそれぞれ摺接する3対6個
のガイド部432 …が形成される。
【0026】ブレーキエンドプレート42,42及びブ
レーキプレート43…は、それらの突起421 …,43
1 …とケーシング1のスプライン11 との係合によって
主として回転方向のトルクが受止されるとともに、それ
らのガイド部422 …,43 2 …と摩擦係合要素ホルダ
21の案内腕212 …内面との摺接によって半径方向に
位置決めされる。
【0027】各ブレーキエンドプレート42の外周に
は、それぞれ一対の戻しバネ44,44の端部が当接す
る12個のばね座423 …が装着される。一方、各ブレ
ーキプレート43の外周には、前記戻しバネ44…が遊
嵌する12個の切欠き433 …が形成される。
【0028】摩擦係合要素ホルダ21の3個の案内腕2
2 …の先端部には、半径方向内側に突出する係止部2
6 …がそれぞれ切り起こしによって形成されており、
これらの係止部216 …は右側のブレーキエンドプレー
ト42の右側面に係合可能である。また、カバー2の左
側面と前記右側のブレーキエンドプレート42の右側面
との間には、シム45を介してバックアッププレート4
6が装着される。
【0029】次に、前述の構成を備えた本発明の実施例
の作用について説明する。
【0030】油圧ブレーキBを係合させてリングギヤ担
持部材8をケーシング1に拘束すべく、ケーシング1の
隔壁11に設けた油路114 及び油孔113 を介してシ
リンダ22内の第1油室28に作動油を供給すると、ア
シストピストン24が右動してその第1作用部241
メインピストン26を右方向に押圧する。第1油室28
内の作動油は第1油路242 及び第2油路243 …を介
して第2油室33にも作用するが、メインピストン26
と協働して第2油室33を画成するリアクションピスト
ン25はシリンダ22の受圧部224 に当接して左動を
規制されているため、第2油室33の油圧はメインピス
トン26を右方向に押圧する。
【0031】而して、第1油室28の油圧で右動するア
シストピストン24の押圧力と第2油室33の油圧で右
動するメインピストン26の押圧力との合力は、メイン
ピストン26の第2作用部261 を介して左側のブレー
キエンドプレート42に伝達される。その結果、左側の
ブレーキエンドプレート42とバックアッププレート4
6により移動を規制された右側のブレーキエンドプレー
ト42との間にブレーキディスク41…及びブレーキプ
レート43…が挟圧され、リングギヤ担持部材8がケー
シング1に拘束される。
【0032】このとき、図2から明らかなように、アシ
ストピストン24の第1作用部24 1 とメインピストン
26の第2作用部261 とが軸方向視でオーバーラオッ
プしているので、第1作用部241 の押圧力の作用線と
第2作用部261 の押圧力の作用線とを略一致させてア
シストピストン24及びメインピストン26のコジリを
防止することができる。これにより、アシストピストン
24及びメインピストン26を軸方向にスムーズに摺動
させ、ブレーキディスク41…、ブレーキエンドプレー
ト42,42及びブレーキプレート43…を確実に圧接
することができる。
【0033】しかも、バックアッププレート46と右側
のブレーキエンドプレート42との衝接部が、第2作用
部261 が左側のブレーキエンドプレート42を押圧す
る押圧力の作用線の延長線上に位置しているため、ブレ
ーキディスク41…、ブレーキエンドプレート42,4
2及びブレーキプレート43…間の当たりを均一化して
耐久性の向上を図ることができる。
【0034】さて、前記油圧ブレーキBは以下のように
してアセンブリに小組みされた後、ケーシング1の内部
に一括して組み付けられる。即ち、内部にアシストピス
トン24、リアクションピストン25及びメインピスト
ン26を組み込んだシリンダ22を摩擦係合要素ホルダ
21のシリンダ支持部211 に嵌合させた後、摩擦係合
要素ホルダ21の案内腕212 …に左側のブレーキエン
ドプレート42を嵌合させる。続いて5枚のブレーキデ
ィスク41…及び4枚のブレーキプレート43…を交互
に重ね合わせ、それらの外周に24本の戻しバネ44…
を装着した後、案内腕212 …に右側のブレーキエンド
プレート42を嵌合させる。そして最後に、各案内腕2
2 …の係止部216 …を半径方向内向きに起立させ、
右側のブレーキエンドプレート42の右側面を係止して
抜け止めする。
【0035】このようにして油圧ブレーキBが小組みさ
れると、戻しバネ44…のセット荷重によって左側のブ
レーキエンドプレート42がメインピストン26の第2
作用部261 に当接して軸方向に保持され、且つ右側の
ブレーキエンドプレート42が案内腕212 …の係止部
216 …に当接して軸方向に保持される。また、前記両
ブレーキエンドプレート42,42は、そのガイド部4
2 …が案内腕212…の内面に当接して半径方向に保
持される。
【0036】両ブレーキエンドプレート42,42間に
挟まれた4枚のブレーキプレート43…は、そのガイド
部432 …が案内腕212 …の内面に当接して半径方向
に保持される。更に、ブレーキエンドプレート42,4
2及びブレーキプレート43…に交互に重ね合わされた
5枚のブレーキディスク41…は、その外周部を24本
の戻しバネ44により規制されて半径方向に保持され
る。
【0037】上述のようにして小組みされた油圧ブレー
キBは、図1においてケーシング1の右端開口部から左
向きに組み付けられる。その際に、ブレーキディスク4
1…の内周部がリングギヤ担持部材8のスプライン83
に嵌合するとともに、ブレーキエンドプレート42,4
2の外周部及びブレーキプレート43…の外周部がケー
シング1のスプライン11 に嵌合する。
【0038】続いて、右側のブレーキエンドプレート4
2の右側面にバックアッププレート46及びシム45を
重ね合わせ、ケーシング1の右端開口部にカバー3を装
着してボルト2…で固定すると、右側のブレーキエンド
プレート42はバックアッププレート46によって左方
向に押圧されて案内腕212 …の係止部216 …から離
間する。このとき、シム45の厚さを適宜選択すること
により、ブレーキディスク41…、ブレーキエンドプレ
ート42,42及びブレーキプレート43…間にクリア
ランスを調整することができる。
【0039】次に、図6及び図7に基づいて本発明の第
2実施例を説明する。
【0040】第2実施例は、アシストピストン24、リ
アクションピストン25及びメインピストン26をプレ
ス製品で構成したものである。メインピストン26は、
何れもプレス製品である第1ピストン半体26a及び第
2ピストン半体26bからなり、第2ピストン半体26
bの周縁部の3か所に軸方向に突設した突起が第1ピス
トン半体26aの側面に当接する。アシストピストン2
4に設けられてシリンダ22との摺接面をシールするシ
ール部材27は、アシストピストン24にカシメにより
固定されたシール部材ホルダ51により保持される。同
様に、リアクションピストン25にはアシストピストン
24との摺接面をシールするシール29がシール部材ホ
ルダ52により保持されるとともに、メインピストン2
6にはリアクションピストン25との摺接面を及びシリ
ンダ22との摺接面をシールする2個のシール部材3
1,32が、それぞれシール部材ホルダ53,54によ
り保持される。
【0041】第1油室28と第2油室33とは、シリン
ダ22及びアシストピストン24間に形成された第1油
路242 と、アシストピストン24の第1作用部241
に形成された8個の切欠きよりなる第2油路243 …と
により連通する。アシストピストン24はプレス製品で
あるため、その加工時に前記第1油路242 及び第2油
路243 …を同時に形成することができ、ケーシング1
に油路を加工する必要がなくなることと相俟って、加工
コストを更に削減することができる。
【0042】また、アシストピストン24、リアクショ
ンピストン25及びメインピストン26をダイキャスト
で形成した場合、アシストピストン24の第1作用部2
1、シリンダ22の受圧部224 に当接するリアクシ
ョンピストン25の左端面、メインピストン26の第2
作用部261 、前記第1作用部241 に当接するメイン
ピストン26の左端面等を精密に切削加工する必要があ
るが、第2実施例の如くアシストピストン24、リアク
ションピストン25及びメインピストン26を寸法精度
が高いプレス製品で構成することにより、前記切削加工
が不要になって加工コストが削減されるばかりか、各ピ
ストン24,25,26のスムーズな作動が可能とな
る。
【0043】而して、第2実施例においても、アシスト
ピストン24の第1作用部241 とメインピストン26
の第2作用部261 とが軸方向視でオーバーラオップし
ているので、第1作用部241 の押圧力の作用線と第2
作用部261 の押圧力の作用線とを略一致させてアシス
トピストン24及びメインピストン26のコジリを防止
し、ブレーキディスク41…、ブレーキエンドプレート
42,42及びブレーキプレート43…を確実に圧接す
ることができる。
【0044】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は前記実施例に限定されるものではなく、種々の設計
変更を行うことができる。
【0045】例えば、実施例ではアシストピストン24
の第1作用部241 の面積がメインピストン26の第2
作用部261 の面積よりも小さく、且つ第1作用部24
1 が第2作用部261 の半径方向内端近傍にオーバラッ
プするように設定されているが、第1、第2作用部24
1 ,261 の面積の大小関係及び半径方向の位置関係は
任意に変更可能であり、要するに第1、第2作用部24
1 ,261 の少なくとも一部が軸方向視でオーバラップ
していれば良い。
【0046】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載された発
明によれば、シリンダの内部にアシストピストン、リア
クションピストン及びメインピストンを軸方向に順次配
設し、アシストピストンの第1作用部でメインピストン
を軸方向に押圧するとともにメインピストンの第2作用
部で第1摩擦係合要素及び第2摩擦係合要を圧接する油
圧ブレーキにおいて、第1作用部と第2作用部とが軸方
向視でオーバーラップしているので、第1作用部の押圧
力の作用線と第2作用部の押圧力の作用線とを略一致さ
せることができる。これにより、コジリの発生を防止し
ながら各ピストンを軸方向にスムーズに摺動させ、第1
摩擦係合要素及び第2摩擦係合要を確実に圧接すること
ができる。
【0047】また請求項2に記載された発明によれば、
摩擦係合要素ホルダのシリンダ支持部にシリンダを支持
し、且つ案内腕に第1摩擦係合要素及び第2摩擦係合要
素を支持して係止部で抜け止めすることができるので、
油圧ブレーキをアセンブリ化して組付けの作業性を向上
させることができる。
【0048】また請求項3に記載された発明によれば、
第1油室及び第2油室を接続する油路が、シリンダ及び
アシストピストン間に形成した第1油路とアシストピス
トン及びメインピストン間に形成した第2油路とから構
成されるので、前記油路をケーシングに形成する必要が
なくなって加工コストが削減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車用トランスミッションの部分断面図
【図2】図1の要部拡大図
【図3】要部の分解斜視図
【図4】図1の4−4線断面図
【図5】図1の5−5線断面図
【図6】第2実施例に係る、前記図2に対応する図
【図7】図6の7−7線矢視図
【符号の説明】
1 ケーシング(固定部材) 8 リングギヤ形成部材(回転部材) 21 摩擦係合要素ホルダ 211 シリンダ支持部 212 案内腕 216 係止部 22 シリンダ 24 アシストピストン 241 第1作用部 242 第1油路 243 第2油路 25 リアクションピストン 26 メインピストン 261 第2作用部 28 第1油室 33 第2油室 41 ブレーキディスク(第1摩擦係合要素) 42 ブレーキエンドプレート(第2摩擦係合要
素) 43 ブレーキプレート(第2摩擦係合要素)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 寺尾 公伸 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転部材(8)に支持した第1摩擦係合
    要素(41)と固定部材(1)に支持した第2摩擦係合
    要素(42,43)とを相互に圧接して前記回転部材
    (8)を前記固定部材(1)に結合すべく、シリンダ
    (22)の内部にアシストピストン(24)、リアクシ
    ョンピストン(25)及びメインピストン(26)を軸
    方向に順次配設してなり、 アシストピストン(24)はその後部とシリンダ(2
    2)との間に第1油室(28)を画成するとともに、そ
    の前部にメインピストン(26)の後部を押圧する第1
    作用部(241 )を備え、 リアクションピストン(25)はシリンダ(22)に対
    して実質的に固定されていてアシストピストン(24)
    及びメインピストン(26)はリアクションピストン
    (25)に対して軸方向に相対的に摺動可能であり、 メインピストン(26)はその後部とリアクションピス
    トン(25)との間に前記第1油室(28)に連通する
    第2油室(33)を画成するとともに、その前部に第1
    摩擦係合要素(41)及び第2摩擦係合要素(42,4
    3)を圧接する第2作用部(261 )を備えてなるトラ
    ンスミッション用油圧ブレーキにおいて、 前記第1作用部(241 )と前記第2作用部(261
    とを軸方向視でオーバーラップさせたことを特徴とす
    る、トランスミッション用油圧ブレーキ。
  2. 【請求項2】 シリンダ(22)を支持するシリンダ支
    持部(211 )と第1摩擦係合要素(41)及び第2摩
    擦係合要素(42,43)を案内する案内腕(212
    とを有する摩擦係合要素ホルダ(21)を備え、前記案
    内腕(212)の先端に第1摩擦係合要素(41)及び
    第2摩擦係合要素(42,43)を抜け止めする係止部
    (216 )を設けたことを特徴とする、請求項1記載の
    トランスミッション用油圧ブレーキ。
  3. 【請求項3】 第1油室(28)及び第2油室(33)
    を接続する油路を、シリンダ(22)及びアシストピス
    トン(24)間に形成した第1油路(242)と、アシ
    ストピストン(24)及びメインピストン(26)間に
    形成した第2油路(243 )とから構成したことを特徴
    とする、請求項1記載のトランスミッション用油圧ブレ
    ーキ。
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