JPH0867B2 - 接種器及び組立体 - Google Patents

接種器及び組立体

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JPH0867B2
JPH0867B2 JP3125812A JP12581291A JPH0867B2 JP H0867 B2 JPH0867 B2 JP H0867B2 JP 3125812 A JP3125812 A JP 3125812A JP 12581291 A JP12581291 A JP 12581291A JP H0867 B2 JPH0867 B2 JP H0867B2
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capillary
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liquid
inoculum
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ブラッドリー・エス・トーマス
グレゴリー・タイス
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ベクトン・ディッキンソン・アンド・カンパニー
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、概して小容量の液体若
しくは懸濁液を有する試験標本に接種するための接種器
に関する。
【0002】
【従来の技術】微生物学及び化学の分野における多くの
実験室的方法は、液体サンプルを公知で且つ通常は等体
積の小部分に分割することを必要とする。このようなサ
ンプルを分割し且つ沈積させるための最も一般的な方法
は、単一溝ピペッティング(single−chann
el pipetting)と呼ばれている。この方法
においては、液体サンプルは、使い捨て可能な管若しく
はピペットに吸い出され、単一の体積若しくはより小さ
く通常等しい量として分配される。技術者は、各試験標
本上にピペットの先端を位置決めし適当な量のサンプル
をピペット内若しくはピペット上に分配しなければなら
ない。混ざるかもしれないので、ピペットの先端が試験
標本と接触しないように注意を払わなければならない。
更に、このような接触がおこるとピペット内の液体の容
積が失われる。
【0003】単一溝ピペットを使用する場合に多数の試
験標本を接種することは退屈な操作である。多数の先端
を含む複数溝ピペット組立体を採用して全ての標本に接
種するのに必要な工程の数を減らすことができるが、先
端の汚染は依然として関心事であり、先端の位置決めは
更に難しい。単一若しくは複数溝ピペットは、繰り返し
性がよくないので、通常、3〜5マイクロリットルの範
囲の極めて少量のサンプルを沈積するのに使用される。
【0004】小さく且つ通常等体積の液体サンプルを沈
積するのに使用される第2の群の装置は、一般にステア
ズ・レプリケータ(Steers Replicato
rs)として知られている。このようなレプリケータ
は、本体から下方向に突出し意図する接種方法に必要な
ように並べられたピンの列を含む手保持本体を含む。各
ピンは、鈍く凹んだ若しくは穴の開いた先端を有する。
ピンの先端が液体サンプルに接触すると、ピンの底面は
各々表面張力によって特定量の液体を保持する。これら
の先端は次いで移動されて試験標本と接触し、液体が移
動するので該試験標本は接種される。試験標本へと移さ
れる液体の実際の量は、ピンを形成している材料、液体
の表面張力、試験標本に存在する物質及び室内空気中へ
の蒸発に依存する。この形式のレプリケータは、先端の
幾何学形状は液体が先端に付着するとしばしば空気を逃
げさせないので、空気を逃がすようにしてもよい。扱い
にくいこと及び適正な正確さを提供することに加えて、
レプリケータによって移動される液体サンプルを最初に
平坦なトレイに注いでピンがその中に浸されるようにし
なければならない。次いでトレイをこぼさないように注
意深く配設しなければならない。レプリケータは最も一
般的にはステンレス鋼によって作られるので使い捨てで
きない。従って、レプリケータは、ひとたび試験標本が
接種されると断種されなければならない。
【0005】微生物を同定するのに使用された種々の基
材を含む試験標本を接種するための種々の使い捨て可能
な接種装置が提供された。このような装置の一つが米国
特許第4,808,316号に開示されている。この装
置は、実質的に剛性で平板状のフレームと、複数の試験
用凹所と、試験用凹所と流体連通している充填マニホー
ルドと、試験用凹所と流体連通している通気マニホール
ドとを含む。試験用凹所は各々、その中に沈積された液
体サンプルと反応し得る適当な試薬を含んでいる。液体
サンプルは充填マニホールドを通しての重力供給によっ
て試験用凹所に供給される。
【0006】くし状部材内の試験用凹所を充填するため
の真空充填技術が米国特許第3,957,583号、第
4,018,652号、第4,116,775号、第
4,207,394号及び第4,318,994号に開
示されている。試験用凹所の各々は、培養媒体、抗生物
質及び指示試薬の幾つかの組み合わせを含む。微生物懸
濁液は、空所から殆どの空気を抜き取ることによって試
験用凹所内へ引き出される。次いで大気圧がもとに戻さ
れると液体が引き込まれる。試験用凹所の光透過の読み
取りはパネルの厚みを通してなされる。
【0007】医学試験を実施する際に出くわす問題の一
つは、標本の量がしばしば少ないということである。小
容量の標本を試験パネルに分配するための小形の装置の
必要性がある。
【0008】このような装置の一つが最近開発され、該
装置は、乾燥された試薬が沈積された複数の円板状若し
くは他の形状の支持体の使用を含む。該支持体は、アル
ファセルロース、中性ガラス繊維若しくは他のこのよう
な吸収材によって作ることができる。このような支持体
は、カード若しくは他の表面支持体のようなキャリアに
取り付けてもよく又はトレイ内に形成された試験用凹所
内に位置決めしてもよい。いずれの場合にも、各支持標
本を正確な量の分析材料と接種させて、試験が正確で且
つ表面から標本へと及び試験から試験へと繰り返し可能
であるようにすることが重要である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来
の装置における問題点を解決した小容量の液体若しくは
懸濁液を有する試験標本に接種するための接種器を提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の接種器は、基部
及び該基部から上方向に突出している側壁を含み、同基
部と側壁とが貯蔵器を画成しているキャリア部と、各
々、前記キャリア部の基部から延び且つ前記貯蔵器と流
体連通している貫通毛細孔が設けられている複数の毛細
管状部分とからなり、同毛細管状部分の各々は、少なく
とも重力を受けている液体接種材料を表面張力及び付着
力によって同毛細孔の内部に保持することができるよう
になされている。毛細管状部分の各々は、基部内に設け
られ且つ該基部を通って延びている孔として形成するの
が好ましい。
【0011】キャリア部の基部(ベース)は、毛細孔が
各々その中を通って延びている複数の突出部を含むのが
好ましい。該突出部は、液体の試験標本への移動を促進
しつつ毛細管状部分内での液体の優れた保持を提供する
ために、通常ピペットの分配端部として使用される円錐
形端部のような傾斜端部が形成されているのが好まし
い。突出部を使用することによって、該突出部を貯蔵器
に浸漬することによって毛細管状部分を充填することが
できる。このような方法で充填が達成されるならば、キ
ャリア部は一体部品として貯蔵器を含む必要がない。余
分な液体を吸収するために吸収性トラップをキャリア部
に組み込む場合には、貯蔵器に隣接して設けるのが好ま
しい。
【0012】最後に、接種装置が本発明によって提供さ
れ、該装置は、複数の毛細管状部分がその中を通って延
びているキャリア部と該キャリア部に隣接して位置決め
された試験器とからなり、該試験器は各々の毛細管状部
分と整合された試験標本を含む。各試験標本は、吸引作
用によって各々の毛細管状部分から液体を吸引すること
ができる吸収性の支持体を含むのが好ましい。接種工程
を始める前に毛細管状部分の端部を試験標本から分離す
るために、接種器と試験器との間に圧縮性部材を装着す
るのが好ましい。接種器に圧力がかけられると、毛細管
状部分の端部が付勢されて試験標本と接触せしめられて
液体接種材料が試験標本へ移動せしめられる。接種器
は、各々毛細孔がその中を貫通して延びている複数の突
出部を含むのが好ましい。各突出部は、試験標本の一つ
と対向する関係で位置決めされた傾斜端部によって形成
されるのが好ましい。
【0013】本発明の方法は、各々排出端を有する複数
の毛細孔が設けられた接種器を準備することと、前記毛
細孔の各々の中に液体接種材料を導入し、同液体接種材
料が少なくとも重力に打ち勝つのに十分な表面張力及び
付着力によって前記毛細孔の各々の中に保持されるよう
にすることと、複数の試験標本を含む試験器を用意する
ことと、前記毛細孔の各々を前記試験標本の各々と整列
させることと、前記毛細孔の各々内の前記液体接種材料
を前記各々の試験標本へと移動せしめることとからな
る。液体の移動は、好ましくは毛細孔が各々の試験標本
と接触するまで接種器を試験器に向けて移動させること
によって達成される。吸引作用によって各毛細孔から液
体を吸引する吸収材を各試験器に設けることが好まし
い。
【0014】キャリア部及び該キャリア部を貫通して延
びる複数の毛細管状部分を含むタイプの接種器を充填し
て複数の別個の液体サンプルを提供する方法もまた提供
される。該方法は、毛細管状部分を液体と接触させるこ
と及び各毛細管状部分をほぼ完全に充填することを含
む。毛細管状部分は毛管作用によって部分的若しくは完
全に充填される。毛管作用若しくは重力供給と毛管作用
との組み合わせによってこのようにして毛細管状部分を
完全に充填することによって各毛細管状部分に入る液体
の量が正確に制御される。
【0015】
【実施例】正確に再生可能であり且つ懸濁液若しくは他
の液体サンプルと等しい任意の容積を有する試験標本を
接種するための組立体10が本発明によって提供され
る。該組立体は、接種器12と試験器とを含み、該試験
器は、該接種器と組み合わされるパネル14の形状とす
ることができる。接種器12と試験パネル14との間に
はフォーム材ガスケット16のような圧縮部材が配置さ
れ、該圧縮部材は、該ガスケットが“弛緩”状態にある
ときに試験器と接種器とを適当な距離だけ分離する。
【0016】接種器は概して桶の形状のキャリア部18
を含み、該キャリア部は、好ましくは一体構造であり透
明なポリスチレン樹脂のようなポリマー材料によって成
形される。該樹脂は高純度であること及び成形工程にお
いてシリコン離型剤を使用しないことが重要である。こ
のことは、調整された疎水性の清浄な表面を有する接種
器を提供するために必要であり、この重要性は後述す
る。
【0017】キャリア部18はベース20を有し、ベー
ス20は、ほぼ平坦な上表面22、上表面22から突出
している周囲側壁24及び2列の毛細管状部分26を含
み、ベース及び側壁は貯蔵器すなわち桶を画成する。各
毛細管状部分は、ベースの中に延びており、キャリアベ
ースの上表面22に隣接し且つ貯蔵器と流体連通してい
る上側開口を含む。これらの毛細管状部分が側壁24に
対して傾斜している場合には毛細管状部分の充填が促進
される。
【0018】キャリアベース20の下側表面からは2つ
の突出条28が延びている。各突出条は、各毛細管状部
分の底部開口に隣接している傾斜端部30を含む。突出
条のこれらの傾斜端部は、キャリアベース20及び突出
条と共に各毛細管状部分26の壁を画定し、毛細管状部
分内に液体を維持するのに有用である。平坦な底部の突
出条を採用すること若しくは突出条を採用しないことさ
えも可能であるけれども、この場合は、毛細管状部分の
中を液体が流動することが助長され且つ各々の平坦な底
部表面上に懸架液滴が形成される。好ましい傾斜端縁に
よって液体が各傾斜端縁から上方に戻るので、何も起こ
る可能性がない。該傾斜突出端部の第2の利点は、毛細
管状部分と試験標本とは接触して係合状態となるが、こ
れらの傾斜端部によって毛細管状部分が試験標本と適切
に接触する可能性が増し、この方法は以下に詳述する。
接種材料が毛細管状部分の中を流動して反応領域若しく
は標本が潜在的に汚染されるので、突出条の先端の底部
表面が毛細管状部分の内壁よりも著しく濡れ性が高くな
いことが重要である。
【0019】単一の接種器における毛細管状部分は各々
約1〜25マイクロリットルの範囲の同一若しくは異な
る容積を有することができる。図1〜5に示された接種
器12は、同じ容積の液体若しくは懸濁液を有する64
個の円板状の支持体32と接種するように設計されてい
る。(液体及び懸濁液という用語は、ここでは相互に交
換可能に使用される。)該支持体は、行われる試験に応
じて吸収板、親水性の膜若しくは他の材料の形態であっ
てもよい。マイクロウェルは、各々の毛細管状部分から
液体と接種されてもよい。各毛細管状部分は、キャリア
ベースの上表面22において直径約0.140cm
(0.055インチ)から各突出条28の開口端部で約
0.102cm(0.040インチ)まで傾斜している
傾斜内壁34を有している。各毛細管状部分の長さは約
0.30cm(0.12インチ)であり、従ってその容
積は約3.5マイクロリットルである。
【0020】本発明の好ましい実施例において使用され
る接種器12の毛細管状部分には、接種器の成形工程を
促進するために、このような傾斜した好ましくは円錐形
の内壁34が設けられる。製図上の角度を持たないなら
ば毛細管状部分の目盛上の細長い中心ピンを毛細管状部
分に傷を付けずに且つ該ピンを浸食することなく毛細管
状部分成形部品から引き出すことができない。ここに示
し且つ説明する接種器12においては要求されていない
けれども、底部よりも頂部の方が大きい毛細管状部分
は、均一の直径を有するものよりもより大きな容積の液
体を確実に保持することができる。受け入れ可能な毛細
管状部分の直径の範囲は、毛細管状部分の材料特性及び
その中に保持される液体の材料特性、毛細管状部分が表
面張力によって液体を保持できると考えられる加速度範
囲、接種器に液体が満たされる方法及び接種器から液体
を取り出すのに使用される方法に依存する。本発明の好
ましい実施例においては、液体は、該液体と反応する試
薬を含む小さな吸収剤支持体内に吸い取ることによって
各毛細管状部分26から取り出される。この取り出し方
法を使用する場合、毛細管状部分の底部の最小径は、吸
収剤支持体の有効空孔の大きさよりも数倍大きくなけれ
ばならない。以下に説明する特定の支持体に対しては、
0.00254cm(0.001インチ)の最小径が許
容される。しかしながら、このような小さい径は成形が
難しく、所望の液体の取り出しを過度に遅らせる。他の
用途においては、容器の製造方法による限界及び必要と
される液体の取り出し速度による限界以外の明確な下限
はない。
【0021】各毛細管状部分26の底部の最大径は、毛
細管状部分26が充填される時と液体の取り出しが要求
される時との間における接種器12の所望の動作に伴っ
て加速される際に毛細管状部分内に液体を保持する必要
性によって決まる。液体の表面の表面張力は、生じる加
速度に打ち勝たなければならない。本発明の好ましい実
施例においては、低濃度の湿潤剤を含む水溶液が、平均
径の数倍(すなわち2〜4倍)の長さを有するポリスチ
レン製の毛細管状部分内に保持される。各毛細管状部分
の直径の上限は、実際上は約0.254cm(0.1イ
ンチ)である。接種器の更に緩慢な動作、更にねれ性の
高い毛細管状部分材料及び更に高い表面張力の場合に
は、より大きい直径が使用できる。これらの最大径はま
た、毛細管状部分の長さ及び加速の方向及び大きさにも
依存する。対抗しなければならない最大の力は一般的に
重力である。
【0022】該毛細管状部分の先端すなわち液体入口端
部の最大径は、毛細管状部分がその中を横切って液体を
流すことによって充填されるときに望まれる容積の正確
さによって制限され、このことは、ここに開示された接
触器に対して採用される好ましい充填方法である。直径
が大きくなりすぎると、流動する液体が特定の毛細管状
部分内に保持される液体から離脱したときに残される液
体の表面形状の変化のために容積の正確さが損なわれ
る。
【0023】もし所望ならば、毛細管状部分は毛管現象
により底部から充填してもよい。毛細管状部分を完全に
充填するのに十分な時間だけ突出条を液体中に浸す。毛
細管状部分は同時に充填されるのが好ましい。この場
合、頂部(及び各毛細管状部分の他のすべての部分)の
最大径は、液体の表面張力、毛細管状部分の材料との接
触角及び直径が各毛細管状部分を頂部まで確実に充填す
るという要件を負わせられる。これによって容積の正確
さが付与される。
【0024】ここで採用され、接種吸収剤支持体のため
の微生物学的懸濁液と共に使用される透明なポリスチレ
ン製のキャリアは、各毛細管状部分が3〜10マイクロ
リットルの容積を有する場合にうまく機能する。異なる
材料及び/又は設計パラメータを使用する場合には、1
〜25マイクロリットルの範囲の毛細管状部分容積を採
用することができる。一般的には、毛細管状部分は、各
々の毛細管状部分内に保持される液体の体積が、突然に
解放されたり若しくは大きく蒸発したりすることなく移
送前10分以下の間に同じ体積の液体を充填し且つ保持
する場合と同じ体積となるように設計される。上記した
パラメータを使用する場合に、これらの目的をうまく達
成することができる。
【0025】図1,2,4において、接種器12は、細
長い中央突出条36を有する長細い桶状に設計されたキ
ャリア部を含み、中央突出条36は2列の毛細管状部分
26を分離している。(突出条36は、毛細管状部分を
充填するのを困難にする場合には省くべきである。)キ
ャリア部の一方の端部には毛細管状部分がない充填領域
38が設けられている。充填領域38は傾斜した上面4
0を有し、上面40は一方の端部においてキャリアベー
ス20の上面22と接合し、3つの面で周囲の側面24
と接合している。従って、充填領域の上面40上に沈積
した液体は、毛細管状部分26の上開口を含むキャリア
ベース20の上面22に向かって移動する傾向にある。
【0026】余剰の接種材料用のトラップ42は、貯蔵
器の他の部分に対して離れた関係でキャリアベース20
と一体化して形成されている。主要貯蔵部分と接合して
いる傾斜表面46を含む第2の突出条44は、この貯蔵
部分をトラップ42から分離する。該トラップ内には、
スポンジ48若しくは他の吸収材料が配置されている。
毛細管状部分領域内へごみ若しくは繊維片を解き放たな
い限り及び接種材料によって影響を受けない限り、どの
ような吸収材料をトラップ内で採用してもよい。
【0027】一対の横方向に伸びるフランジ50がキャ
リアベース20の各側部から突出している。これらのフ
ランジの一方は比較的大きな領域52を含み、該領域
は、接種器を把持し及び/又は識別ラベルを貼着するの
に使用することができる。
【0028】複数の脚部54がキャリア部18の底面か
ら下方向に突出している。該脚部は、毛細管状部分の先
端を持ち上げて活性表面と接触しないようにし且つ毛細
管状部分が後に説明する板に取り付けられる場合には接
種器を試験パネルと整列させるための位置決め装置とし
ての役割を果たす。
【0029】接着剤が裏打ちされた透明なマイラー若し
くはその他の液体不透過性の材料によって作られた透明
なカバーテープ56がキャリア部18の周壁24の上端
縁に取り付けられている。該テープは、充填領域38を
除くキャリアの全ての部分を覆っている。
【0030】本発明による接触器12によって接種され
るべき装置の構造及び形状は、該装置の特定の用途に依
存する。いくつかのこのような装置が、米国特許出願第
209,677号(1988年6月20日出願)、発明
の名称「蛍光及び動力学を促進する装置並びに該装置の
使用方法」に開示されており、これは該明細書に参考例
として組み入れられている。
【0031】図に示すように、試験パネル14はポリプ
ロピレン若しくは他の適当なポリマー材料から成形され
る。図1および4に示すように、該試験パネルはほぼ平
坦で矩形体58を含み、該矩形体58は、平坦な上面6
2を有する細長い突出条60を有する。64個の円筒形
試験凹部64が設けられ、これらは各々、細長い突出条
の上面62と接合する上部開口と、該試験パネルの底面
66と接合する下部開口とを有する。各凹部の直径は、
接種器から延びている突出条28の直径より大きい。凹
部64の深さはこれらの突出条の長さよりも浅い。任意
位置に設けられる基準ノッチ68が該凹部に最も近い試
験パネルの長手方向端縁に設けられており、各ノッチは
各々の凹部のうちのひとつと整列している。板状のデー
タラベル70を該試験パネルの上面に貼着してもよい。
【0032】透明で液体不透過性の接着テープ72が試
験パネル14の底面に固着されている。該テープは、透
明マイラー若しくは他の適当なポリマー材料で作られた
アクリルの接着剤裏付き条片であってもよい。図4に示
すように、テープ72は試験パネル14の底面66に固
着される。テープ72は円筒形凹部64の各々のための
接着性底部を提供する。円板若しくは膜32が円筒状凹
部64の接着性底部に取り付けられ、該膜32は試験標
本からなり、ここで試験データが得られる。
【0033】接種器12から延びている脚部54のうち
のひとつを受け入れるために試験パネル14の端部のう
ちのひとつにノッチ73が設けられている。該接種器の
他の2つの脚部54を受け入れるために試験パネル14
の反対側の端部近くに2つの開口74が形成されてい
る。試験パネル自身は、その取り扱いを助長し、それを
装置内に位置決めし、透明テープを保護するために、複
数の脚部76を有してもよい。通気溝78が細長い突出
条60の端部と試験パネルの端縁との間に延びている。
【0034】各円筒形の試験凹部64内の円板形状の支
持体32は、アルファセルロース若しくは中性グラスフ
ァイバの如き吸収材料によって作るのが好ましい。コッ
トンリント紙状のアルファセルロースが特に好ましい。
円板の厚みは、特定の流体接種材料との反応のために有
効な量の試薬を十分に担持すべきである。一般的に、支
持体が多片のフィルタ紙である場合には、0.2mm〜
2.0mmの厚みが適当であることが分かった。このよ
うな場合には、接種器12から液体接種材料を受け取る
前に試験試薬溶液が該支持体によって吸収され且つ乾燥
される。一般的に、0.5mm〜0.9mmの厚みの支
持体がこのような分析にとって好ましい。
【0035】各試験凹部64内の支持体の形状は重要な
ものではない。支持体の厚みは、その表面積と共に、各
支持体を完全に湿潤させるのに必要な液体の体積を決定
する。各支持体の空孔の体積は、約1マイクロリットル
〜25マイクロリットルであるのが好ましい。
【0036】作動時において、液体接種材料は、充填領
域38に注ぐか若しくはピペットで移すことによってキ
ャリア部18の貯蔵器内へ導入される。本発明の好まし
い特徴は、接種器に導入される試料容量は、試験標本上
に沈積される体積の精度に影響を及ぼすことなく広範囲
例えば300〜1000マイクロリットルの範囲で変更
することができることである。
【0037】キャリア部内に溜まった液体接種材料は、
一般に、導入の際に同時に毛細管状部分全体を覆うのに
十分な容積を有しないであろう。貯蔵器を画成する疎水
性表面によって、該液体接種材料は毛細管状部分のほん
の約1/4を覆う循環容積を形成する。しかしながら、
接種材料の消費を避けるための付加的な液体は不要であ
る。充填領域38内に液体接種材料全部が溜まった後、
オペレータは接種器12をトラップ端部の方向に少し傾
けて、この量の液体を引き続いて毛細管状部分の頂部を
越えて移動させて毛細管状部分が液体で覆われたときに
各毛細管状部分は充填される。充填は重力による流れに
よって部分的に起こるが、主として毛管作用によって起
こる。側壁24及び細長い突出条36によって画成され
る2つの桶は十分狭く、液体が毛細管状部分上を通過し
た際に各毛細管状部分が充填されなければならない。突
出条を採用しない場合には、側壁間の距離は液体が毛細
管状部分と係合するように十分小さくなければならな
い。全ての毛細管状部分がひとたび充填され余剰の液体
がトラップ端部に位置せしめられると、接種器はその長
手軸を中心にトラップ42に向けて30〜40°傾けら
れ、液体を突出条44を越えてトラップスポンジ48内
へと流す。キャリアの疎水性表面は、本質的に毛細管状
部分の上方の溝に液体を保持しない。カバーテープ56
はこぼれを防止する手助けとなる。
【0038】接種器12内に溜まった液体は、全ての毛
細管状部分が完全に充填されたのを確認できるように視
認可能な染料を含むのが好ましい。キャリア部18の頂
部から見ると、毛細管状部分内の空間は比較的長く且つ
狭い。従って、少量の染料によって容易に視認可能であ
り、部分的に充填された毛細管状部分は視覚的に色がよ
り淡い。
【0039】別の方法として、毛細管状部分を形成する
プラスチックと同じ屈折率を有する液体を選ぶことによ
って、染料を使用する必要がなくなる。この場合には、
比較的暗い液体のカラムを探して各毛細管状部分が充填
されたことを確かめる代わりに、充填されたときに毛細
管状部分の孔が消える。
【0040】接種器12は、本質的ではないが、充填前
に試験パネル14に装着されるのが好ましい。接種器と
試験パネルとの間に配設される発泡材製のガスケット1
6若しくは他の弾性分離手段は、通常の取り扱い中に突
出条28と円板形状の支持部材32との接触を防止する
のに十分な剛性を持つべきである。更に、毛細管状部分
自体は、接種器を立てるか又は倒すことを含む通常の取
り扱い中に液体がぐらぐら揺れるないような適当な大き
さ及び形状であるべきである。
【0041】接種器12から試験パネル14内の試験標
本への液体の移動は機械によって始動されるのが好まし
い。図5に示すように、自己整列板(図示せず)が接種
器の頂部に押し付けられ、これによって毛細管状部分の
先端が支持部材32と接触せしめられる。支持部材が十
分な吸収性を有する場合には、このような接触が起こる
と、液体は急速に且つ殆ど同時に毛細管状部分から吸い
取られる。同様の行程を手動によって実施することがで
きるけれども、接種の後すぐに機械による読み取りがな
されることが多くの用途にとっては重要である。手動に
よって始動される接種による場合には、繰り返し可能な
試験を一様にむらなく行うことができない。上記したよ
うに、毛細管状部分の上部の気体圧縮によるか又は接種
器を突然加速することによって接種を達成することもで
きる。
【0042】どのような反応材料を各支持部材32内に
組み込むかによって、接種に続いて適切な試験を行なう
ことができる。接種材料と反応材料との間の反応は、い
くつかの場合には視覚によって観察することができる。
液体は毛細管状部分から容易に蒸発しないので、充填後
すぐに試験標本の接種を行うことは重大なことではな
い。発泡材製のガスケット16は、毛細管状部分の先端
を空気流から保護し、一方、保護テープ56は毛細管状
部分の上部開口を保護する。従って、蒸発が最小とされ
る。
【0043】機械による読み取りは、接種器が図4に示
す位置にある状態で行われる。あるいは、接種器を試験
パネルから除去して捨ててもよい。
【0044】所望ならば、接種器内に配置されたスポン
ジ48若しくはその他の吸収材料は、その上で乾燥され
た試薬を含むこともできる。余分の接種材料をトラップ
内へあふれさせた場合には、大量の分析材料を試薬と接
触させることができる。陽性結果を指示するために、視
認可能な色変化若しくは蛍光反応を使用することができ
る。比較的大量であるが正確な量を必要とせず、少量で
且つ正確な量の試料を必要とする試験パネル14内の試
験標本に対して施される試験に対して、該方法を用いる
ことができる。
【0045】上記した接種器及び接種方法は、少量で且
つ正確な量の液体接種材料を試験標本上に沈積しなけれ
ばならないような場合に多くの重要な利点を提供する。
接種材料の移動に圧縮又は吸引を必要としないので、空
気の圧縮に伴うエラーを避けることができる。唯一回の
ピペット行程若しくは注入動作による接種器の充填に際
して高位置精度及び高容積精度を必要としない。単一の
動作により、接種材料が複数の分量に正確に分けられ
る。個々の分量に分けられた接種材料は互いに独立であ
り、その結果、接種材料が試験標本に移動されるときに
相互に混合することが避けられる。余分接種材料が接種
器内に補集され、その結果、こぼれ、予期せぬ接触及び
接種材料の量のエラーを防止することができる。上記の
ような方法で接種器を使用することによって、5マイク
ロリットル以下の容積を有する試験標本を同時に接種さ
せる場合においてさえも良好な精度及び繰り返し性を得
ることができる。該接種器は、毛細管状部分が正しく充
填されたか否かを視覚的に判断することができ、毛細管
状部分の充填と接種との間の通常時間中に蒸発によって
毛細管状部分内の液体が重大な影響を受けないことが確
保される。接種器の向きに関係なく液体が毛細管状部分
内に保持される。
【0046】本発明の別の実施例が図6〜7に示されて
いる。ここに示された組立体10’は、概して図1〜5
に示したものと構造及び機能が同じであるが、比較的小
容量の液体を取り扱うのに適している。
【0047】該組立体は、細長い接種器12’と該接種
器に組合わされる試験器14’とを有する。接種器1
2’は、各々の部品に一体化して形成された一般的な連
結スナップ(図示せず)によって試験器14’に係合さ
せることができる。組立体10’の両側に設けられた接
種器12’と試験器14’との間に位置決めされた一対
の弾性留め金具16’によって、接種器12’が図6に
示す一段高い位置に維持される。該留め金具の一方のみ
が図6に示されている。
【0048】発泡材製のガスケット16の代わりに留め
金具16’を使用することによって、空気が組立体の中
を通過することを可能とすることができる。蒸発による
損失を最小限にするために、試験器14’内において試
験用凹所64’の周囲のほぼ長円形の溝19’内に嵌合
する壁部材17’によって接種器12’を形成する。こ
れらの壁部材17’及び試験用凹所64’の外壁21’
の相対位置によって毛細管状部分26’の底部を横切る
空気の流れが妨げられ、その結果、蒸発が低減され、も
しこれがなければ蒸発が起こってしまう。
【0049】接種器12’は、平坦な上表面22’と該
平坦な上表面から突出している周囲の側壁24’とを含
むキャリア部18’を有する。毛細管状部分26’は側
壁に対してほぼ接しており、液体の流入を促進する。毛
細管状部分の列の間に突出条は設けられていない。図1
〜5に示した実施例におけるフランジ52と類似の構造
及び機能を有するフランジ52’もまた設けられてい
る。
【0050】試験器14’は、上記したいくつかの例外
部分を除いて上記した実施例と構造が類似している。更
に、円板形状の支持部材32’は、上記のテープ72に
対してではなくむしろ試験器自体の底部表面に接着され
ている。接種器12’の充填及び試験標本の接種は、最
初に述べた接種器12に関して上記したのとほぼ同じ方
法によって達成される。接種器12’は図6に示す位置
にある間に充填され、該接種器が図7に示す位置に移動
されたときに接種が起こる。突出部28’が吸収性試験
標本に接触すると、各毛細管状部分26’内のほぼ全て
の液体が分配される。
【0051】ここでは、添付図面を参照して図示した本
発明の実施例を説明したが、本発明はこれらの実施例の
みに限定されるべきものではなく、本発明の範囲及び精
神を逸脱することなく種々のこれ以外の変更及び改良が
当業者によってなされることは理解できよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の接種器及び試験パネルの分解図であ
る。
【図2】図1に示す本発明の接種器の平面図である。
【図3】図1及び図2に示す本発明の接種器の側面図で
ある。
【図4】互いに第1の位置にある本発明の接種器と試験
器とからなる接種装置の断面図である。
【図5】互いに第2の位置にある本発明の接種器と試験
器とからなる接種装置の断面図である。
【図6】試験パネル上に位置する本発明の接種器の別の
実施例の断面図である。
【図7】試験パネルと係合した状態にある本発明の接種
器の断面図である。
【符号の説明】
10 接種器組立体、 12 接種器、 14 試
験パネル、16 発泡材製ガスケット、 18 キャ
リア部、20 キャリアベース、 26 毛細管状部
分、 32 支持部材、42 トラップ、 48
スポンジ、 70 データラベル、72 テープ、

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体接種材料を複数の分量に分け且つ複
    数の試験標本に接種するための接種器であって、当該接種器の底面を形成する 基部と、同基部の周囲において同 基部から上方向に延びている
    壁と、前記基部を貫通して同 基部から下方向に延びている複数
    の毛細管状部分と、からなり、 前記毛細管状部分の各々は、少なくとも重力を受けてい
    る液体接種材料を表面張力及び付着力によって同毛細管
    状部分の内部に保持することができるようになされてい
    る接種器。
  2. 【請求項2】 余剰の接種材料を収容するためのオーバ
    ーフロー用トラップを更に含み、同オーバーフロー用ト
    ラップは、前記側壁と前記基部とによって囲繞される領
    域内において他の部分から隔壁によって隔てられて設け
    られている、請求項1に記載の接種器。
  3. 【請求項3】 前記毛細管状部分の各々が円筒形であ
    り、各々の外径及び内径が先端に向かうにつれて小さく
    なるようにテーパー状になっている、請求項1に記載の
    接種器。
  4. 【請求項4】 前記側壁の上端に取り付けられて当該接
    種器を覆うカバーを更に含む、請求項1に記載の接種
    器。
  5. 【請求項5】 複数の別個の試験標本に液体接種材料を
    同時に接種するための接種装置であって、 底面を形成する基部と、同基部の周囲において同基部か
    ら上方向に延びている側壁と、前記基部を貫通して同基
    部から下方向に延びている複数の毛細管状部分とからな
    り、前記毛細管状部分の各々は、少なくとも重力を受け
    ている液体接種材料を表面張力及び付着力によって同毛
    細管状部分の内部に保持することができるようになされ
    ている接種器と、 前記接種器から液体接種材料を受け取るように前記接種
    器の直ぐ下方に配置され、前記毛細管状部分と同数の互
    いに異なる試験標本が各々の毛細管状部分の位置に対応
    して整列して収容されている試験器と、からなる装置。
  6. 【請求項6】 前記接種器と前記試験器との間に位置決
    めされた圧縮可能な部材を更に含み、前記接種器を前記
    試験器に向けて選択された距離だけ移動したときに、前
    記圧縮可能な部材が圧縮されて、前記毛細管状部分の各
    々の下端が前記試験標本の各々と接触するようになされ
    ている、請求項5に記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記試験標本が前記試験器内に設けられ
    た試験標本用凹部に収容されている、請求項5に記載の
    装置。
  8. 【請求項8】 前記試験標本用凹部に試験標本を吸収し
    て保持する吸収支持体が位置決めされている、請求項7
    に記載の装置。
  9. 【請求項9】 複数の試験標本に液体接種材料を同時に
    接種する方法であって、 底面を形成する基部と、同基部の周囲において同基部か
    ら上方向に延びている側壁と、前記基部を貫通して同基
    部から下方向に延びている複数の毛細管状部分とからな
    り、前記毛細管状部分の各々は、少なくとも重力を受け
    ている液体接種材料を表面張力及び付着力によって同毛
    細管状部分の内部に保持することができるようになされ
    ている接種器を準備し、 前記毛細管状部分の各々の中に液体接種材料を導入し、 前記接種器から液体接種材料を受け取るように前記接種
    器の直ぐ下方に、前記毛細管状部分と同数の互いに異な
    る試験標本が各々の毛細管状部分の位置に対応して整列
    して収容されている試験器を配置し、 前記毛細管状部分内の前記液体接種材料を前記各々の試
    験標本へと移動せしめる、ことによって達成される方
    法。
  10. 【請求項10】 前記試験標本を、前記試験器内に設け
    られた試験標本用凹部に収容されている吸収支持体に吸
    収させて保持させることによって、試験標本を前記試験
    器に収容する、請求項9に記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記接種器と前記試験器との間に圧縮
    可能な部材を配置し、 前記毛細管状部分内の前記液体
    接種材料を前記各々の試験標本へと移動せしめる過程
    が、前記接種器を前記試験器に向けて押し付けて前記圧
    縮可能な部材を圧縮させて前記接種器における前記毛細
    管状部分の各々を対応する試験標本の各々と接触させる
    ことによって行われる、請求項9に記載の方法。
  12. 【請求項12】 液体接種材料を別個に複数準備する方
    法であって、 底面を形成する基部と、同基部の周囲において同基部か
    ら上方向に延びている側壁と、前記基部を貫通して同基
    部から下方向に延びている複数の毛細管状部分とからな
    り、前記毛細管状部分の各々は、少なくとも重力を受け
    ている液体接種材料を表面張力及び付着力によって同毛
    細管状部分の内部に保持することができるようになされ
    ている接種器を準備し、 前記接種器内に液体接種材料を供給して、前記毛細管状
    部分の各々に前記液体接種材料を充填する、ことによっ
    て行われる方法。
  13. 【請求項13】 液体接種材料を別個に複数準備する方
    法であって、 底面を形成する基部と、同基部の周囲において同基部か
    ら上方向に延びている側壁と、前記基部を貫通して同基
    部から下方向に延びている複数の毛細管状部分とからな
    り、前記毛細管状部分の各々は、少なくとも重力を受け
    ている液体接種材料を表面張力及び付着力によって同毛
    細管状部分の内部に保持することができるようになされ
    ている接種器を準備し、 前記毛細管状部分の各々が毛管作用によって前記液体接
    種材料で充填されるのに十分な時間だけ、前記毛細管状
    部分の各々を前記液体接種材料中に浸漬する、ことによ
    って行われる方法。
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