JPH0867427A - エレベータシステム - Google Patents

エレベータシステム

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JPH0867427A
JPH0867427A JP7210650A JP21065095A JPH0867427A JP H0867427 A JPH0867427 A JP H0867427A JP 7210650 A JP7210650 A JP 7210650A JP 21065095 A JP21065095 A JP 21065095A JP H0867427 A JPH0867427 A JP H0867427A
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エム.レマーズ ティモシー
Clement A Skalski
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    • B66B7/00Other common features of elevators
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    • B66B7/04Riding means, e.g. Shoes, Rollers, between car and guiding means, e.g. rails, ropes
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  • Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)
  • Elevator Control (AREA)
  • Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 各アクティブガイドとガイドレールとの間の
物理的な関係が座標的に制御されるAGシステムを提供
する。 【解決手段】 エレベータかご12は、側面/側面変
換、前/後変換、ピッチ回転、ロール回転、およびヨー
回転を含む5つの自由度によって運動学的に規定される
グローバル座標系(X,Y,Z)における剛体運動を、
有する。エレベータシステムは、グローバル座標系にお
ける5つの自由度の各々において検出されたローカルパ
ラメータに応答するとともにローカルパラメータ信号を
供給するためのローカルパラメータ検出手段14と、ロ
ーカルパラメータ信号に応答するとともに座標化された
制御信号を供給するための座標化された制御手段16、
および座標系におけるフレームとガイドレール間のギャ
ップを維持するためにローカル力を供給するローカル力
発生手段18を、含んでいる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベータに係
り、特に乗心地特性が改良されたエレベータに関する。
【0002】
【従来の技術】エレベータシステムは、ビルディングの
エレベータシャフトをより速く、より円滑にかつより巧
妙に昇降するように、常に設計されている。最近の集中
的な改良の1分野としては、水平振動を低減させること
である。
【0003】一般のエレベータシステムは、ビルディン
グのエレベータシャフトに配設されたガイドレールと共
に作用する支持フレームを備えたかごプラットホーム
と、エレベータかごがエレベータシャフトを昇降するに
つれて、かごプラットホーム、支持枠、およびガイドレ
ール間の機械的な力を制御するための受動サスペンショ
ンシステムを持っている。例えば、エレベータかごプラ
ットホームは、代表的には、硬質ゴムパッドによって支
持枠に取り付けられており、強固なスプリング又は摺動
ジブを有するホイールによって、4ケ所で支持されたガ
イドレールに沿って、支持されている。この柔らかいス
プリングは使用することが出来ないので、ガイドレール
における偏差により、かごプラットホームで振動が発生
する。加えて、例えばオフセット負荷またはビルディン
グのウインド・バッファリング又はかごプラットホーム
における乗客の動きによって生じる低周波機械力と、エ
レベータは、エレベータシャフトを上昇下降するにつれ
て、フレームとガイドレールとの間に生じる高周波の力
によって影響される。低周波機械力は高剛性の必要条件
を有し、一方、高周波機械力は低剛性の必要条件を有す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】パッシブサスペンショ
ンシステムを有するエレベータシステムの欠点は、剛性
スプリングとガイドレールとの異常結合によって、重大
なかごプラットホームの振動が引き起こされることと、
乗心地性能が、高周波力に対する低周波力の緩和との間
の固有のトレードオフによって妥協されることである。
さらに、従来のエレベータシステムの他の欠点は、エレ
ベータがガイドレールに沿って移動するにつれて、大き
なレベルの不要な騒音がガイドレールによって発生し、
この騒音が運転台に伝達されることである。
【0005】これらの問題は、アクティブガイダンスシ
ステム(アクティブ誘導システム)(AGシステムとし
て後述する)を有するエレベータシステムによって解決
される[ヨーロッパ特許出願第0467673号および
米国特許第5,321,217号、第5,304,75
1号,第5,294,757号、第5,308,938
号および第5,322,144号で述べられているよう
に]。
【0006】AGシステムは、エレベータ/カブの支持
枠とガイドレール間の機械力を、エレベータがエレベー
タシャフトに沿って移動するにつれて、制御するための
アクティブサスペンションシステムを有する。AGシス
テムにおいて、支持枠は、アクティブローラガイド,磁
気ガイドヘッド,又はガイドレールとして作用する。他
のアクティブ水平サスペンション、およびエレベータが
エレベータシャフト内で上下動するにつれて、サーボル
ープにおける水平振動または動きを示す1つ又はそれ以
上のパラメータを独立に制御するためのコントローラを
持っている。
【0007】しかしながら、公知のAGシステムは、ガ
イドヘッド,ローラガイド,スライドガイド等を独立に
制御するローカル(局所の)コントローラおよび軸にお
けるガイドレールを使用する。これらの局所的なコント
ローラは情報を分担しない。局所コントローラを有する
AGシステムの欠点は、1軸を制御する力が他の軸に悪
影響を与えることである。
【0008】提案されたエレベータAGシステムは、エ
レベータかごの主軸と直線上にあるダイアゴナル(大域
の)座標システム内に有効な制御を移行することによっ
て、システムダイナミックを分離する座標コントローラ
を用いる。情報(検出と動作)を配分することによっ
て、このシステムは、ダイナミック結合量を小さく(す
なわちシステムプラント伝達関数のオフ−ダイアゴナル
期間を小さくすることが出来る)出来、これによって、
効果的なシングル入力/シングル出力(SISO)制御
ロジックを新しいグローバル座標システムにおける各軸
制御を行うことが出来る。このことは、性能が補償され
ない相互作用によって規制される局所制御を用いている
AGシステムの改良である。
【0009】本発明は上述の問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は各アクティブガイドと選択された指示
物例えばガイドレールとの間の物理的な関係が座標的に
制御されるAGシステムを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、ビルディングのエレベータシャフトのガ
イドレールに作用するフレームを有するエレベータかご
を含むエレベータAGシステムに、特徴を持っている。
エレベータかごは、X軸に沿う側面/側面変換、Y軸に
沿う前/後変換、X軸についてのピッチ回転、Y軸につ
いてのロール回転、およびZ軸についてのヨー回転を含
む5つの自由度によって運動学的に規定されるグローバ
ル座標系(X,Y,Z)における剛体運動を、有する。
エレベータシステム、グローバル座標系における5つの
自由度の各々において検出されたローカルパラメータに
応答するとともにローカルパラメータ信号を供給するた
めのローカルパラメータ検出手段と、ローカルパラメー
タ信号に応答するとともに座標化された制御信号を供給
するための座標化された制御手段、および座標化された
制御信号に応答して座標系における所望のパラメータを
維持するためにローカル力を供給するローカル力発生手
段を、含んでいる。
【0011】すなわち、本発明は、ビルディングのエレ
ベータシャフトのガイドレールに作用するためのフレー
ムを有するエレベータかご12を含むエレベータシステ
ムであって、グローバル座標系(X,Y,Z)における
5つの自由度の各々において検出されたローカル(局
所)パラメータに応答するとともに、ローカルパラメー
タ信号(Gm,Am)を供給するためのローカルパラメー
タ検出14と、ローカルパラメータ信号(Gm,Am)に
応答するとともに、座標化された制御信号(CCx1,C
x2,CCy2,CCy3)を供給するための座標化された
制御手段16、および座標化された制御信号(CCx1
CCx2,CCy1,CCy2,CCy3)に応答し、フレーム
とガイドレール間の所望のギャップを、ビルディングの
エレベータシャフトに関してエレベータかご12の位置
を座標化するために維持するための座標化されたローカ
ル力を供給するローカル(局所)力発生手段18によっ
て構成され、前記ローカル力発生手段18において、グ
ローバル座標系(X,Y,Z)におけるエレベータかご
12の剛体運動は、少なくとも5つの自由度によって運
動学的に規定され、該5つの自由度はX軸に沿う側面/
側面変換、Y軸に沿う前/後変換、X軸に関するピッチ
回転、Y軸に関するロール回転、およびZ軸に関するヨ
ー回転を含んでいる、ことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図1
〜図21を参照しながら説明する。
【0013】1.全体的なAGエレベータシステム 図1はビルディング(図示せず)のエレベータシャフト
(図示せず)におけるエレベータかご12の水平振動を
制御するためのアクティブガイダンス(AG)エレベー
タシステム2を示す。エレベータかご12は、第2図に
詳細に示されており、この例では磁気ヘッドとして示す
4つのガイドヘッド10,20,30,40を備えたか
ごフレーム13を有する。しかしながら本発明のガイダ
ンスシステムは、アクティブローラガイド等を含む複数
の如何なるタイプのアクティブフィルタを有するエレベ
ータシステムにも適用可能である。かご12は、例えば
図3〜5におけるガイドレール20aのルールに沿っ
て、上方および下方に移動する。図2に示されている場
合では、AGエレベータシステム12は、アクティブ磁
気誘導(AMG)エレベータシステムであり、このAM
Gシステムは、ガイドヘッドとレール間の局部位置の関
数としてエレベータシャフト(図示せず)に対するエレ
ベータかご12のグローバル位置を制御する。しかしな
がら、一般に、図1に示すように、エレベータシステム
2は、ローカル(局所)パラメータ検出手段14,座標
制御手段16,およびローカル(局所)力発生手段18
を特徴とし、選択された基準に対してエレベータかご1
2の水平運動を制御する。
【0014】図2の例においては、ローカルパラメータ
検出手段18は、ローカルパラメータ信号Gm,Amを供
給するためのX,Y,Z軸を有するグローバル座標系に
おける5自由度の各々において検出されたローカル(局
所)パラメータに応答する。例えば、ローカルパラメー
タ信号Am,Gmはガイドヘッド10,20,30,40
とガイドレール(図示せず)との間で検出されたローカ
ルエリアギャップGmと、ガイドヘッド10,20,3
0,40で検出されたローカル加速度信号Amを含んで
いる。それに応答して、ローカルパラメータ検出手段1
4は、点線12aで示したライン14a上の局部的に検
出されたパラメータ信号を供給する。図2の例における
座標制御手段16は、ライン16aに座標系制御信号C
x1,CCx2,CCy1,CCy2,CCy3を供給するため
のローカルパラメータ信号Gm,Amに応答する。図2の
例に対する座標制御信号手段16は図6,7,8,9お
よび10において述べられている。座標制御手段16
は、例えばローカルパラメータ信号Gm’,Am’におい
て全てのガイドヘッドから収集された情報を用い、エレ
ベータかご12の多軸移動を調和させる方法によってラ
イン16aの座標制御信号CCx1,CCx2,CCy1,C
y2,CCy3を同時に供給する。
【0015】ローカル力発生手段18は、ライン16a
上の座標制御信号CCx1,CCx2,CCy1,CCy2,C
y3に応答して、点線8aにローカル力FX1,FX2
FY2,FY3を供給し、ガイドヘッド10,20,3
0,40とガイドレール間の所望のギャップを維持す
る。ガイドレールはビルディングのエレベータシャフト
に関してエレベータかご12の位置を調整する。ローカ
ル力発生手段18は以下に述べるような磁気ドライバー
/電磁石を含んでいる。
【0016】図2に示すように、エレベータかご12の
剛体運動は、グローバル座標系GCSの5自由度におい
て、運動学的に規定されている。グローバル座標系は、
X軸に沿う側面変換(side−to−side tr
anslation),Y軸に沿う前後変換(fron
t−to−back translation),X軸
に沿うピッチ回動,Y軸に関するロール回動およびZ軸
に関するヨー回動を有する。図示の如く、グローバル座
標系(GCS)はエレベータかご12の幾何学的(又は
質量)中心でその原点を有する。側面直線変換はグロー
バル座標系(GCS)におけるX軸に沿って測定され、
力FxはX軸に沿って規定される。前後変換Ycはグロ
ーバル座標系(GCS)においてY軸に沿って規定さ
れ、力FyはY軸に沿って規定される。ピッチ回動θX
グローバル座標系におけるX軸に沿って回動的に規定さ
れ、モーメントMXはX軸について規定される。ロール
回動θYはグローバル座標系GCSにおいてZ軸につい
て規定され、モーメントMZはZ軸について規定され
る。図2に示されている3つの回転矢印の各々は各軸に
ついての正モーメントの方向を示す(このことを議論す
るにあたって、エレベータかご12の測定と動きはZ軸
における変換に関してAMGシステムによって制御され
るということに注意しなければならない。)。
【0017】さらに、各ガイドヘッド10,20,3
0,40は、それぞれ、xi,yi,Zi軸を有するロー
カル座標系LCS10,LCS20,LCS30を有する。例
えば、ガイドヘッド10は、力Fx1およびFy1を有する
1軸およびY1軸を持ったローカル座標系LCS10を持
っている。ガイドヘッド20は、図示のようにこれらの
軸に沿って規定された力Fx2およびFy2を有するローカ
ル座標系LCS20を持っている。ガイドヘッド30は、
力Fx3,Fy3を有するX3,Y3軸を持ったローカル座標
系LCS30を持っている。ガイドヘッド40は、力
x4,Fy4を有するX4,Y4軸を持ったローカル座標系
LCS40を持っている。
【0018】ガイドヘッド10,20,30,40の各
々に対して、3つの各電磁石は、それぞれ局部xiとyi
軸に沿う力Fx1,Fy1,Fx2,Fy2,Fx3,Fy3
x4,Fy4を生じる。xi,yiに沿った局部的な力は、
各ローカル座標系LCSiの原点を通して作用すること
が推測される。運動学特性におけるさらなる長さパラメ
ータを追加することによる電磁石の位置によって、これ
らの2つの力の間のローカルZi軸におけるオフセット
を容易に計算することが出来る。エレベータに実施され
ているエレベータAGシステムについての説明は以下に
おいてなされており、エレベータにおいてはローカル検
出手段14とローカル力発生手段18はガイドヘッド上
に位置しており、ガイドヘッドの位置は信号点によって
推定される。ギャップセンサ,加速度計および力発生器
はエレベータ上の同じ点で検出又は動作する。運転学解
析の専門家なら、この推測が真実でないシステムについ
てのこの説明を拡張することが出来る。特に、運動変換
マトリックス(T1,T3およびT4)は、この新しい
システムにもとづいて修正されるであろう。
【0019】ローカル座標系LCS10,LCS20,LC
30,LCS40は、図2に示すように5つの軸a,b,
c,dおよびeに基づくグローバル座標系GCSに関連
している。aとbの長さは、X軸についてのピッチ回動
θXとY軸についてのロール回動θYに対するレバーアー
ムを規定する。長さc,dおよびeはY軸についてのロ
ール回動θZに対するレバーアームを規定する。代表的
な場合として、a=b,d=eおよびc=0と仮定す
る。5つの長さa,b,c,dおよびeがAMGシステ
ムにおいてどのようにして使用されるかについては、図
6−8に関して以下に論じられている。
【0020】1つの実施例として、エレベータかご12
の位置が、4つのローカル座標系のうちの3つのLCS
10,LCS20,LCS30において測定されかつローカル
力Fx1,Fx2,Fy1,Fy2,Fy3が同じ3つのローカル
座標系LCS10,LCS20,LCS30において適用され
るかについては、以下で論じられる。グローバル座標系
における所望の位置からのエレベータかご12の偏差と
グローバル座標系GCSにおける所望の位置にエレベー
タかご12を戻すのに必要な力を決めるために、測定が
使用される。他の実施例として、エレベータかご12の
位置が、4つの全ての座標系LCS10,LCS20,LC
30,LCS40が測定されかつ調整されたローカル力F
x1,Fx2,Fy1,Fy2,Fy3,Fy4が4つの全てのロー
カル座標系LCS10,LCS20,LCS30,LCS40
おいて適用されるかについて、以下に論じられている。
【0021】2.ローカルパラメータ検出手段14 図3に示すように、代表的なガイドヘッド例えば、図2
のガイドヘッド20は3つの電磁石22,24,26を
含んでいる。電磁石22と26は、それぞれガイドレー
ル20aの後と前に位置し、y2軸に力をおよぼし、そ
れは以後は前後(f/b)軸として述べられている。電
磁石24はx2軸で力を及ぼし、それは側面(s/s)
軸として述べられている。各電磁石によって発生し作用
した力は、各磁極面上の磁束センサすなわち電磁石22
上の磁束センサ60,電磁石24上の磁束センサ62,
および磁束26上の磁束センサ64によって検出され
る。誘導磁力は検出された各磁束の2剰に比例する。磁
束センサは、レールの形状により、軸方向磁束センサで
ある。発明の範囲は特殊なタイプの磁束センサに限定さ
れるものではない。例えば、ガイドレールが異なった形
状であれば、横方向磁束センサでも使用できる。
【0022】ガイドレール20aに関連するガイドヘッ
ド20の位置は、無接触のエアギャップセンサを使用し
て、x2とy2軸に沿って局部的に測定される。図4に示
すように、ガイドヘッド20は、ガイドレール20aと
電磁石24間のx2軸に沿う前後(f/b)エアギャッ
プを測定するための無接触エアギャップセンサ66を含
んでいる。
【0023】図5に示すように、ガイドヘッド20は、
ガイドレール20aと電磁石22間でy2軸に沿う前後
(f/b)ギャップを測定するための無接触エアギャッ
プセンサ68を含んでいる。無接触エアギャップ66,
68は技術分野において知られている。無接触エアギャ
ップ66,68からの情報は、エレベータかご12の剛
体運動と動的なかごの捩れの量を決めるために処理さ
れ、かつローカル力発生手段18に力指令を供給するた
めに使用される。
【0024】さらに、図3に示すように、ガイドヘッド
20はその上に設けられた加速度計70と72も含んで
いる。同様な加速度計が他の3つのガイドヘッド10,
30,40に配設されている。加速度計70と72はガ
イドヘッド10,20,30,40で側面(s/s)と
前後(f/b)のかごの加速度を検出する。検出された
加速度信号Amは、以下に詳細に論じるように、加速度
フィードバックループにおいて使用される。
【0025】3.座標化された制御手段18 図6は図1における座標コントローラ手段の詳細を示
す。AGセンタリングおよび振動制御システムの中心
は、ローカルパラメータ信号の処理方法であり、グロー
バル座標系における等価剛体運動を決めるために、ロー
カルエアギャップと加速度信号を含んでいる。一般に、
最良の特性(すなわち、最高のバンド幅位置と加速度計
フィードバック制御)は、システム応答における動的ク
ロス−カップリングの量を少なくするにつれて、グロー
バル座標系GCSが一致する時に達成される。AGシス
テムのコントローラは、4つの基本的な制御ロジック要
素があり、これらは、位置フィードバックコントローラ
100、加速度計コントローラ200,力調整器300
およびダイナミック(動的)フレームフレックスコント
ローラ400であって、以下に詳述されている。
【0026】示されている実施例では、エレベータシス
テムの3つの基本的な入力信号があり、これらはガイド
ヘッド10,20,30,40と各ガイドレール間で検
出され、ベクトル信号Gmで表されるエアギャップ信
号、4つのガイドヘッド10,20,30,40で検出
され、ベクトルAmで表される加速度信号、およびエレ
ベータシャフト(図示せず)におけるパラメータVp
表された、エレベータかご12の位置に関して検出され
た垂直位置である。エアギャップ信号Gm,加速度信号
mおよび垂直位置信号Vpはすべてコントローラ手段1
6に影響を及ぼし、エレベータがエレベータシャフトを
上昇下降するにつれて、どのように制御するかを決定す
る。
【0027】A.学習レールシステム80 図6はAGエレベータシステムが学習レールシステム8
0を含んでいることを示し、このレールシステムは米国
特許出願第07/668,544号において開示されて
いる技巧を用いるオープンループ又は先行の方法におけ
るレールの不規則性を補償する。その技術においては、
加速度と位置パラメータはエレベータが動作している間
に検出され、結合されかつエレベータ垂直位置の関数と
して示されたレールの変位についての情報としてコンピ
ュータメモリに蓄えられる。図6に示すように、レール
側面の不規則性を引き起こすために、動作中に、エアギ
ャップGdは、エレベータ垂直位置を用いるテーブル
(表)にもとづく修正ループ側面変位情報をもって議論
されるもので、ここでGd=Gd10,Gd20,Gd30であ
る。例えば、所定のエアギャップGdは、エレベータキ
ャブの垂直位置で、所望の公称ギャップG0と推定レー
ル不規則性Xrを加算することによって、所望のエアギ
ャップGdが決まる。
【0028】レールプロフィル不規則性マップ82は、
推定レールマップ不規則性信号Xrを供給するために、
エレベータかご12の垂直位置信号Vpに応答する。加
算回路84は、推定レールマップ不規則性信号Xrに応
答するとともに、各ガイドヘッド10,20,30,4
0で所望のエアギャップを表す所望のエアギャップ信号
dを供給するために、さらに所望の公称エアギャップ
信号G0に応答する。
【0029】本発明によれば、ローカル座標系LC
10,LCS20,LCS30,LCS40においてガイドヘ
ッド10,20,30,40で検出されたエアギャップ
信号Gmは5つのローカルギャップセンサによって検出
された実際のローカルエアギャップ信号を示し、5つの
ローカルエアギャップセンサは、位置エラー信号を供給
するために、閉ループにおける学習レール信号Xrによ
って議論されたものであり、位置エラー信号Gmは所望
のローカルギャップ信号Gdから検出されたエアギャッ
プ信号Gmを差し引くことによって決定される。図示の
ように、ローカル位置エラー信号x1pe,x2pe
2pe,y3peにおける位置エラー信号Gmeを供給するた
めに、引算手段95はエアギャップGmと所望のエアギ
ャップ信号Gdに応答する。
【0030】発明の範囲は学習レールシステム80を用
いている実施例に限定されるものでない。学習レールシ
ステムを持たないAGシステムにおいて、エアギャップ
信号Gmは公称エアギャップ信号G0と比較され、その差
は位置エラー信号Gmeとして座標制御装置16に供給さ
れる。
【0031】 B.位置フィードバックコントローラ100 一般に、位置フィードバックコントローラ100は、グ
ローバル力(軸に沿う)又はモーメント(軸に関して)
位置フィードバック信号FGpを供給するために、ロー
カルエラー信号Gmeに応答する。ローカル位置エラー信
号Gmeは、ガイドヘッド10,20,30,40とガイ
ドレール間で測定されたミリメートル単位のエアギャッ
プの寸法を表し、座標化されたグローバル力又はモーメ
ント位置フィードバック信号FCpは、ローカル位置エ
ラー信号Gmeに対応するニュートン単位で測定されたグ
ローバル力またはモーメントフィードバックを表す。
【0032】ガイドヘッド10,20,30,40での
調整された力またはモーメント位置フィードバック信号
FCpは、式{FCp}=[C(S)][T1]{Gme
によって得られる。ここで、FCp=[FCxp,F
yp,FCMxP,FCMyp,FCMzp]、[C(S)]=
diag[Ctx(s),Cty(s),Crx(s),cry
(s),crz(s)]、Gme=[x1pe,x2pe
1pe,y2pe,y3pe]、マトリックスT1はローカル/
グローバル座標位置フィードバックコントローラ102
によって使用される変換マトリックスを数学的に表すも
のである。グローバル座標系LCS10,LCS20,LC
30,LCS40におけるエアーギャップエラー信号Gme
は、ローカル/グローバル座標位置フィードバックコン
トローラ102によって、5−自由度GCS座標系に変
換される。グローバル位置エラー信号Xpc,Ypc,RX
pc,RYpc,RZpcは、マトリックス[C(S)]によ
って表される位置フィードバックコントローラ104−
112に帰還され、グローバル力または位置フィードバ
ック補償信号FCxp,FCyp,FCMxp,FCMyp,FC
Mzpを供給する。
【0033】これを行うために、コントローラ16は、
最も広い意味で、3つのガイドヘッド10,20,30
におけるx1,x2,y1,y2およびy3に沿って測定さ
れた5つのローカルギャップセンサからのローカルギャ
ップ信号を使用する。実施例では、図4と5におけるキ
ャップセンサ66と68はそれぞれガイドヘッド20に
おけるx2とy2軸に沿って測定されたギャップ信号を供
給し、一方、同様のギャップセンサ66’と68’(図
示せず)はガイドヘッド10に沿って測定されたギャッ
プ信号を供給するとともに、同様なギャップセンサ6
8”(図示せず)は同様にしてガイドヘッド30におけ
るy3軸に沿って測定された信号を供給する。運動学の
当業者であれば、ガイドヘッドの他の組み合わせにおけ
る他のセンサの組み合わせの関係も導出できる。
【0034】グローバル座標系GCSにおける剛体運動
は、次のようなリニア式(1)を用いて5つのギャップ
センサからのローカルギャップ信号から決められる。
【0035】
【数1】
【0036】ここで、a,b,c,dおよびeは、図2
において論じたように、ローカル座標系LCS10,LC
20,LCS30およびLCS40をグローバル座標系に関
連づけるもので、Xcは側面/側面変換、Ycは前/後変
換であり、θXはピッチ回動、θYはロール回動、θZ
ヨー回動であり、x1,x2,y1,y2およびy3は、そ
れぞれ、各ガイドヘッド10,20および30での側面
/側面および前/後の測定である。式(1)によって、
ガイドヘッドの位置をエレベータかご12の中心の位置
の関数として予測することが出来る。
【0037】実際には、式(1)は、次のようなリニア
式のセットに対する数学的な計数法である。
【0038】
【数2】x1=Xc−aθy−cθz, x2=Xc+bθy−cθz, y1=Yc+aθx+dθz, y2=Yc−bθx+dθz,および y3=Yc−bθx−eθz ここで、正記号は図2における矢印の方向での回転を示
し、負記号は矢印からの反対方向である。同様に、図2
の長さa,b,c,dおよびeの値は、マトリックスT
1における係数の値を示すものである。
【0039】式(1)を逆変換することによって、グロ
ーバル座標系GCSにおける剛体運動を次の式(2)に
よってローカルギャップ信号から決めることが出来る。
【0040】
【数3】
【0041】式(2)は式(1)の逆変換であり、ガイ
ドヘッド10,20および30のローカル位置の関数と
して、エレベータかご12の中心位置を推測することが
出来る。
【0042】要するに、式(2)は次のような直線式の
セットとしての数学的な記散法でまとめることが出来
る。
【0043】
【数4】Xc=x1b/(a+b)+x2a/(a+b)+
2c/(d+e)−y3c/(d+e), Yc=y1b/(a+b)+y2(ae−be)/(a+
b)(d+e)+y3d/(d+e), θX=x1/(a+b)−y2/(a+b), θY=−x1/(a+b)+x2/(a+b)および θZ=y2/(d+e)−y3(d+e) これらの式を解くことによって、グローバル座標系GC
Sにおけるグローバル変位エラーXc,Yc,θX,θY
θZが決定され、すなわちエレベータかご12の中心が
その中心位置からどれ位ずれているかが決定される。
【0044】特に、ローカル/グローバル位置フィード
バックコントローラ102は、式(2)によるグローバ
ル位置エレベータ信号Xpc,Ypc,RXpc,RYpx,R
pcを供給するために、ローカル位置エラー信号
1pc,x2pc,y1pc,y2pc,y3pcに応答する。ロー
カル/グローバル位置フィードバックコントローラ10
2は、ローカル座標系LCS10,LCS20,LCS30
LCS40において検出されたローカル変位エラー信号
を、グローバル座標系GCSにおけるグローバル変位エ
ラーに変換する。ローカル/グローバルセンタリングコ
ントローラ102はアナログ又はディジタルシステムの
どちらでも実施できる。図示のように、Gmeは、グロー
バル座標系GCSにおける要求される力とモーメントの
セットを発生させるために、センタリングコントローラ
100によって処理されたエラーのベクトルとして数学
的に表す。発明の範囲は5つのローカル入力信号だけに
限定されるものではない。例えば、以下に論じるよう
に、ローカル位置エラー信号は、発明の範囲を逸脱する
ことなく、ガイドヘッド40で測定された他の信号y
4pcを含めることが出来る。
【0045】C.加速度計フィードバックコントローラ
200 図6に示すように、座標制御手段16はもちろんエレベ
ータかごにおける減衰と振動の制御を調整する加速度計
フィードバックコントローラ200を含んでいる。
【0046】加速度計フィードバックコントローラ20
0は、グローバル力またはモーメント加速度フィードバ
ック信号FCAを提供するために、ローカル加速度信号
mに応答する。ここで、Am=[x1a,X2a,y1a,y
2a,y3a]およびFCA=[FCxa,FCya,F
Mxa,FCMya,FCMza]である。
【0047】ガイドヘッド10,20,30,40での
グローバル座標化された力またはモーメント加速度フィ
ードバック信号は次式によるFCAから導かれる。
【0048】
【数5】{FCA}=[M][T4]{Am} ここで、[M]=diag[Mtx(s),Mty(s),
rx(s),Mry(s),Mrz(s)]であり、マトリ
ックスT4はローカル/グローバル加速度計コントロー
ラ202で使用される変換マトリックスを示す。
【0049】加速時計70,72などによって検出され
た加速度信号Amは、加速度フィードバック補償を用い
るカブとフレーム振動を小さくするために、加速度計フ
ィードバックコントローラ200によって処理される。
加速度信号Amは、ローカル/グローバル加速度計コン
トローラ200によって、グローバル座標系GCSにお
ける5−自由度の座標に変換されたローカル信号であ
る。T4はローカル/グローバル加速度計コントローラ
200によって使用される変換マトリックスTを数学
的に示すものである。
【0050】ローカル/グローバル加速度計コントロー
ラ202は、グローバル加速度信号Xを供給するため
に、ローカル加速度信号x1a,x2a,y1a,y2a,y3a
に応答し、ここでXA=[Xa,Ya,RXa,RYa,R
a]である。
【0051】ローカル/グローバル加速度計コントロー
ラ200におけるマトリックスT4を決めるための変換
関数は、上述のように、位置フィードバックコントロー
ラ102でマトリックスT1を決めるための変換関数に
非常に類似している。
【0052】しかしながら、もし加速度計の位置がギャ
ップセンサの位置と異なれば、変換マトリックスT1
決めるための運動は変換マトリックスT4を決めるため
の運動と異なるということを認識すべきである。加速度
計がギャップセンサに近接していれば、T1とT4の変換
関数は同一であると推定される。加速度計がギャップセ
ンサに近接していなければ、適切な変換関数はT4と同
じである。
【0053】D.位置および加速度計フィードバック補
償器 提案されたエレベータシステムの特徴を示すために、そ
れぞれC(S),M(S)として数学的に示された位置
と加速度フィードバック補償器104,106,…,1
12,204,206,…,212の設計の解析が提供
されている。この議題においては、制御の単軸は、位置
フィードバックコントローラ102,加速度フィードバ
ックコントローラ202,および力調整器300が効果
的にシステムダイナミックを切り離すという推測のもと
に、試験される。エレベータ原動力は簡略化された解析
における慣性として示されている。この簡略化された解
析は、提案されたフィードバック補償器の安定性と特性
の正確な指定を意とするものではなく、むしろ、補償設
計に関連する代表的な特徴を示すことである。フィード
バック補償器設計の分野における当業者であれば、エレ
ベータカブとフレームの構造的な原動力、位置センサお
よび加速度計の動的な応答およびノイズ特性,アクチュ
エータ(すなわち力発生器)の原動力およびコントロー
ラのハードウェア特性が、位置フィードバック補償器C
(S)および加速度フィードバック補償器M(S)を有
することを、理解できる。
【0054】(1)位置フィードバック補償器 図7に示すように、図6に示すような位置フィードバッ
クコントローラ100は、ディジタル信号プロセッサに
よって実施でき、バス100bによってランダムアクセ
スメモリ(RAM)100Cに接続された中央処理ユニ
ット100aと、リードオンリメモリ(ROM)100
dおよび入力/出力装置100eを含んでいる。対応す
るローカル位置エラー信号x1pe,x2pe,y1pe
2pe,y3peは入力線100fに受けられて処理される
とともにグローバル位置エラー信号Xpe,Ype,R
pe,RYpe,RZpeは出力線100gに受けられる。
図7の信号プロセッサは、教示の目的で示されており、
図6に示されている機能の位置部又は全部のものを実行
するために使用でき、それによりライン100fと10
0g上の入出力信号を同一とすることが出来ることを理
解できる。
【0055】特に、位置フィードバック補償器104,
106,108,110,112は図7に示すようにマ
イクロプロセッサアーキテクチャアによって実行でき
る。如何なる場合においても、それらはそれぞれグロー
バル力またはモーメント位置フィードバック補償信号F
Xp,FCYp,FCMp,FCZpを結合するために、グロ
ーバル位置エラー信号Xpe,Ype,RXpe,RYpe,R
peに応答する。位置フィードバック補償器104,1
06,108,110,112は、Cry(s)110
およびCrz(s)と付されているCtx(s)10
4,Cty(s)106,Crx(s)108,5つの
剛体自由度の各々に対して補償する。例えば、位置フィ
ードバック補償器104はXc軸に沿うグローバル変位
軸信号に変換する。同様にして、位置フィードバック補
償器108,110,112は、X,Y,Z軸について
の対応するグローバルエラー信号を各軸(すなわち、X
−回転、Y−回転、Z−回転)についての関連するグロ
ーバルモーメント信号に変換する。
【0056】図8は、模範的な比例−積分−微分(PI
D)制御器として実施される位置フィードバック補償器
104,106,108,110および112のソフト
ウェアブロックダイアグラムを示す。位置フィードバッ
ク補償器104,106,108,110および112
は、比例ゲイン(利得)120,並列の積分手段122
と積分ゲイン124、さらに並列の微分手段126と引
算手段128を含んでいる。位置フィードバック補償器
104は加算手段130とローパスフィルタ手段132
を含んでいる。位置フィードバック補償器104,10
6,108,110および112は比例−積分(PI)
コントローラであってもよい。発明の範囲は如何なる特
殊な位置フィードバック補償器にも限定されるものでは
ない。
【0057】数学的に、位置制御についての力とモーメ
ントは、FCp=[FCxp,FCyp,FCMxp,FCyp
FCMzp]として規定され、対角マトリックスはC
c(s)=diag[Ctx(s),Cty(s),C
rz(s)として規定され、これらによりグローバル位
置フィードバック制御は数学的に次の式(3)によって
決まる。
【0058】
【数6】 {FCp}=[Cc(s)]{Xd−Xme}…(3) ここで、Xdは所望の剛体自由度すなわち{Xd}=[T
1]{Gd}の行ベクトルであり、Gdは所望のギャップ
行ベクトルである。
【0059】図9は、次の式(4)のラプラス変換関数
によって示されたデュアル(2重)遅れフィルタを持っ
た比例積分(PI)コントローラとして実施される代表
的な位置フィードバック補償器104のブロックダイア
グラムを示す。
【0060】
【数7】
【0061】ここで、Ks,Kp,tp,t3およびt
4は、フィードバック幅を最大にするために設定された
システム定数であって、AGセンタリング制御の各軸に
対するマージンを安定にする。加速度、速度および安定
化された質量の位置は、レール不規則入力信号に沿って
示されている。質量に加わる力は位置と加速度計フィー
ドバックによる力と外部的に印加される力である。実施
例では、ta=tp=0.001秒、t1=0.03秒、
2=0.01秒、t3=0.015秒、t4=0.06
秒である。ギャップコントローラは、センサ情報と、全
てのガイドヘッド10,20,30,40で使用される
力とモーメントを発生し、アクティブマグネットガイダ
ンスコンセプトに存在するループ相互作用の不安定効果
を小さくする。ガイダンスコンセプトは単入力、単出力
をフィードバック制御に用いる。
【0062】式(4)の分子と分母は、比例ゲイン12
0と積分器122の変数、積分ゲイン124、およびデ
ュアルローパスフィルタ132の変数を表す。式(4)
の変換関数は、テストによって決まるシステムパラメー
タであるとともに、システムが使用されるにあたって周
期的に調整された超過時間である。
【0063】図示のように、位置フィードバックコント
ローラ104は比例制御104aと104bを含んでい
る。位置フィードバックKsは高周波数でのバネ率を制
御し、定数Kpは静バネ率を表し、時定数tpは静フィー
ドバックがカットオフされている時の周波数を制御す
る。位置フィードバックコントローラ104はデュアル
遅れフィルタ104cも備えている。発明の範囲は、如
何なる特殊な位置フィードバック補償器にも限定される
ものではない。
【0064】図10と11は他の実施例のシムリングダ
イアグラムを示す。図10は微分機制御装置104
(d)’とデュアル遅れフィルタ104(e)’を有す
るPID制御器を示し、この制御器は、微分器が本質的
に無限の応答と動的応答範囲を持つので、システム制御
における純粋な微分器は有り得ず制御システムにおける
不要なノイズを引き起こすという理由によって、必要と
される。デュアル遅れフィルタ104(e)’は、微分
器応答が飽和した時に微分応答からの不要なノイズを低
減するのに必要である。
【0065】図11はPI位置フィードバックコントロ
ーラ104”を示し、加算点199に供給された出力を
有する。デュアル遅れフィルタ201はもちろん示され
ている。
【0066】2.加速度計フィードバック補償器 ローカル/グローバル加速度計制御器202はアナログ
又はディジタルのどちらによっても実施できる。ディジ
タル的に実施されない場合は、図7のプロセッサがその
機能を遂行することが出来、分離されていれば、そのア
ーキテクチァは図7に示すバス100bによってRAM
100cに接続された処理ユニット100a,ROM1
00dおよび入/出力ユニット100eを含む。
【0067】加速度計コントローラ200は、加速度計
フィードバック補償器204,206,208,21
0,212を含み、これらの補償器は、クローバル力ま
たはモーメント加速度フィードバック補償信号FCxa
FCya,FCMxa,FCMya,FCMzaを供給するための
グローバル加速度信号Xa,Ya,RXa,RZaに対応す
る。加速度計フィードバック補償器204,206,2
08,210,212は、[M(s)]=diag[M
tx(s),Mrx(s),Mry(s),Mrz
(s)]で数学的に表記され、5つの剛体自由度の各々
を制御するとともに補償する。
【0068】図9は次の式によって数学的に表された、
代表的な加速度計フィードバック補償器204を示す。
【0069】
【数8】
【0070】ここで、Kaはフィードバックゲインであ
り、t1,t2,taは強固さと特性との間のバランスを
得るために調節される3つの第1の時間である。実施例
では、t1は加速度計のフィードバック効果(第1のハ
イパスフィルタを備えた積分動作を表す)を制限するた
めに、約10秒に設定され、t2とtaは0.005から
0.004秒の値であって、システムの強固さを向上さ
せるために振動フィードバックにおけるロールオフを加
える。
【0071】この式を用いると、例えば、加速度計フィ
ードバック補償器204は、Xc軸に沿うグローバル加
速度信号Xaをグローバル力またはモーメント加速度フ
ィードバック補償信号をFCxaに変換する。一方、加速
度フィードバック補償器206は、Yc軸に沿うグロー
バル加速度信号YaをXc軸に沿うフィードバック補償信
号FCyaに変換する。同様にして、加速度計フィードバ
ック補償器208,210,212の各々は、各X,
Y,Z軸についてのグローバル加速度信号RXa,R
a,RZaを各軸(すなわち、X−回転、Y−回転)に
ついてのグローバル力またはモーメント加速度フィード
バック補償信号FCMxa,FCMya,FCMzaに変換す
る。その考えによって、当業者は、代表的な加速度計フ
ィードバック補償器204,206,208,210,
212をどのようにして実現するかを理解できるであろ
う。
【0072】3.加速度フィードバックを用いる座標制
御装置の単軸解析 位置フィードバックのみを使用するための磁気ベアリン
グの設計をエレベータに適用するためのコントローラ
は、加速度フィードバックを使用でき、特性向上と低コ
スト化ができる。このことは、従来の磁気ベアリングは
より多くの強固さを必要とし、約300Hzの範囲の周
波数バンド幅を有するためである。エレベータにおいて
は、磁気ベアリングの頑丈さは非常に少なく、数ヘルツ
の周波数バンド幅を持っている。さらに、座標変換が必
要であるので、従来の磁気ベアリングは加速度計フィー
ドバックを使用できる。軸の座標制御によって効率的に
それらを分離できるので、各軸のPIDコントローラは
独立に設計できる。しかしながら、この論理は構造的な
共振については考慮されていない。そのような共振は、
常に存在するものであり、応答速度を制限する。応答速
度が2次的なものであれば、ステーブルループは常に可
能である。添字(5自由度の1つについて)は、マトラ
ブプログラミングモードで書かれたものであり、1軸に
ついてのコンピュータシュミレートされたテストの解析
については以下に論じられている。
【0073】所望のエレベータシステムでは、ベアリン
グにおける比較的高い静バネ率を達成しなければならな
い。必要な最小の率は、前/後(f/b)ベアリングで
は300N/mmのオーダであり、側面/側面(s/
s)ベアリングでは400N/mmである。エレベータ
のベアリングは純粋な磁気ベアリングでなくてもよい。
レビテーションは常に必要とはされない。運転中はレビ
テーションは充分でなければならない。しかしながら、
乗客は搭乗している時又はかごから出るときは、磁気マ
グネットは適切な着床に位置できる。
【0074】添字に示すように、ベアリングコンピュー
タモデルは、機構的な減衰のない単なる第2のオーダで
ある。
【0075】プラント変換関数は次のようになる。
【0076】
【数9】G=1/(m*s2.) コントローラ変換関数は次のようになる。
【0077】
【数10】H=(s2*Ka/(ta*s+1)+Ks
(Kp/tp*s+1)) 加速度計フィードバックが使用されているときは、位置
フィードバックを実行すべきコントローラは、次のよう
になる。
【0078】
【数11】Hmod=Ks+Kp/(tp*s+1) 考えられる他のコントローラとしては、次のようにな
る。
【0079】
【数12】 Hfilt=H/((t1*s+1))*(t2*s+1)) 加速度計フィードバックがHモードとともに用いられる
とき、Hは実施可能である。
【0080】システムのステップ応答は次の例で試験で
きる。例えば、質量は1トン(1000kg)である。
質量の単位がトンであれば長さの単位はmmである。力
の単位はニュートンである。変数Ksはm*ω0 2として
計算され、ここでω0=2*π*f0である。位置フィー
ドバックフィルタは時定数tp=30sである。位置フ
ィードバックフィルタのゲインはパラメータである。変
数Kpは変数Ksよりも大きい。
【0081】変数Kpは、殆どの部分で、N/mmにお
けるベアリングの頑丈さを決める。減衰は非常に低いロ
ーパスフィルタを通して加速度をフィードバックするこ
とによって得られる。ゲインKa=100(N/(mm
/S2))であり、時定数は加速度フィルタとして用い
られていた。
【0082】そのようなシステムの解析にあたって、1
00Nステップが印加された時の位置に対する時間のグ
ラフが図12に示されている。これは、スタートを生じ
るけれども、高い誇張された条件のもとにシステム応答
試験するための機会である。エレベータに適用する場合
に、力は通常2から5秒間で100Nまで上がる。図1
2のカーブは500〜2000の範囲で変数Kpによっ
て動特性が可能であることを示す。
【0083】閉ループプロットは、周波数の関数として
のベアリングの強さを示すものであり、開ループプロッ
トは図13,14および図15,16において、構造的
な共振に対する感度のアセスメントが可能であることが
示されている。
【0084】特に、図13と14は変換関数GHと、力
出力から位置出力までの逆閉ループ(CL)のボードプ
ロットを示す。逆閉ループ応答はN/mmにおけるベア
リングのバネ率である。定数Kp=500と他のパラメ
ータは前に用いたものと同じである。開ループ(OL)
制御クロスオーバ(ゲイン=0dB)周波数は1.6H
zである。この周波数は可変数Ksによって制御され
る。位相マージンは70度以上である。閉ループ応答の
試験によって、6.1Hzで48Dbのゲインである。
閉ループ応答の試験によれば、0.01Hzで48Db
のゲインである。このシステムの静利得は54.6Db
(20*log(500+39.4))である。ベアリ
ングの強さはAMGにとっては充分であると考えられ
る。
【0085】図13と14は、力入力から位置出力まで
の変換関数GHと反転閉ループ応答のボードプロットを
示すとともに、変数Kpが500から2000N/mm
に増加したとき何が起こるかを示す。0.01Hzでの
静ゲインは図13,19に渡って60Dbになり、12
Db上がる。開ループ(OL)曲線Lは、図13,14
に示すように、1.6Hzでの交差を示す。しかしなが
ら、構造的な共振でもなく増加するKpによって増加さ
れるものでもない。
【0086】図17と図18はコントローラに対する周
波数応答を示す。図示のように、コントローラHは、そ
のゲインが周波数の増加につれて上り続けるので、実施
できない。コントローラモードHは、加速度フィードバ
ックがコントローラにおいて使用されるときに必要であ
る。
【0087】Hコントローラは少なくとも2重遅れフィ
ルタと結合されている。図19,20は2重遅れフィル
タを備えたH−フィルタによる周波数対ゲインと周波数
対位相のボードプロットを示し、Hが誘導されるコント
ローラと2重フィルタは図21に示されている。ブレー
クポイント周波数は低くなるように動くことが出来る。
2重の10Hz遅れフィルタが使用される時に、システ
ム特性は下降しない。これは図13と14の場合と同様
にプロット点を変えることによって変化する。頑丈さが
妥協されるのではなく、周波数発振を防止する能力は増
加する。
【0088】図10のシステムについて調べると、それ
は固有の周波数がf0(ω0・2=Ks/m;ω0=2*π
*f0)である第2段階のシステムである。システムの
減衰率はζ=(Kd+Ka/ta)4*π*m)によっ
て規定される。f0の固有周波数はKd=0とka/t
a=10に対して0.1Hzである。システムの減衰
は、理論上は、変数Kd又はKaのどちらかを使うこと
によって得られる。しかしながら、実際に可変数Kdを
用いれば、2つの理由により好ましいことである。第1
に、前述のように減衰信号が慣性空間による。慣性空間
による減衰を使用すると、本質的に振動が減衰する。可
変数Kdが大きければ、それだけ振動の減衰も大きくな
る。減衰信号が相対位置から導かれると、位置センサを
使用する場合のように、振動は、減衰比が約0.3にな
るまで減少する。減衰比が増加するとシステムは減少す
るが、レールのウェービネスをエレベータに結合する。
レールのウェービネスから来る振動が増すとレールウェ
ービネスをエレベータに組み込む。レールウェービネス
から来る振動は、位置フィードバックを使用することに
よって生じる。減衰がζ=0.3以上に増すにつれて、
増加する。加速度フィードバックを使用しているコント
ローラと使用していないコントローラ特性を比較する
と、システムの特性が向上することを示す。実際には、
PIDコントローラであるコントローラにおいて微分が
必要でないので性能が向上する。さらに、加速度計フィ
ードバックを使用しているエレベータシステムでは重要
な利点が得られる。加速度計フィードバックは慣性空間
に関する減衰を提供する。このことは、振動を抑制する
上で非常に便利である。そのようなコントローラの設計
にあたって、機械的なシステムの主軸間の効果の結合か
らの効果、例えば動作オン/オフ停止と変換器の飽和の
ようなシステムにおける非直線性による効果、および加
熱によって引き起こされるパラメータの効果などを考慮
しなければならない。位置フィードバックを有するエレ
ベータの磁気ベアリングにおいて、加速度計フィードバ
ックを使用すると、振動制御と減衰制御を行うことが出
来る。加速度計フィードバックは積分器またはローパス
フィルタを通り、慣性的に減衰が行われる。このタイプ
の減衰は粘着性(機械的に導出される)よりもより一層
効果的である。好ましい実施例においては、微分された
加速度計出力と、最大減衰を得るために、位置の微分の
双方のフィードバックがある。これにより、質量増加率
に加えて、慣性的に減衰が得られる。
【0089】D.力調整器300 調整された制御手段16は、グロバルからローカル力と
モーメント制御を調整する力調整器300を含んでい
る。
【0090】数学的には、ガイドヘッド10,20,3
0,40での所望の力とモーメントは次の式(5)によ
るFCPAから導出される。
【0091】
【数13】{CCxy}=[T3]{FCPA}…(5) ここで、CCxy=[CCx1,CCx2,CCy1,CCy2
CCy3]’、FCPA=[FCxp+FCxa,FCyp+FC
Mxp+FCMyp+FCMya,FCMzp+FCMza]、および
3は次のように式(6)によって規定される変換マト
リックスである。
【0092】
【数14】
【0093】各位置フィードバック補償器104,10
6,108,110,112と各加速度計フィードバッ
ク補償器204−2112からの要求は、相応に(すな
わち、変換X,変換Y,回転X,回転Yおよび回転Z)
に加算され、かつ力制御変換手段314を用いる力調整
器300に帰還される。T3は数学的に、力とモーメン
ト補償信号をグローバル座標系LCS10,LCS20,L
CS30において適用される力とモーメントを制御する調
整された制御信号に変換するために、力調整器300の
変換手段314によって使用される変換マトリックス
を、表す。
【0094】特に、力調整器300は、調整されたグロ
ーバル又はモーメント位置フィードバック補償信号FC
xp,FCyp,FCMxp,FCMyp,FCMzpに応答し、さ
らに、ローカル力制御信号CCx1,CCx2,CCy1,C
y2,CCy3を供給するために、調整されたグローバル
力またはモーメント加速フィードバック補償信号F
xa,FCya,FCMxa,FCMya,FCMzaにも応答す
る。実際には、力調整器300は、対応するグローバル
力またはモーメント位置フィードバック補償信号F
xp,FCyp,FCMxp,FCMyp,FCMzpとグローバ
ル力または加速度フィードバック補償信号FCxa,FC
ya,FCMxa,FCMya,FCMzaを、それぞれアナログ
マグネットドライバ140,142,144,146,
148に供給される対応するローカル力制御信号C
x1,CCx2,CCy1,CCy2,CCy3に変換する。
【0095】力調整器300は、それぞれ調整された力
またはモーメント位置フィードバック補償信号FCxp
FCyp,FCMxp,FCMyp,FCMzpに応答しさらにそ
れぞれ調整されたグローバル力またはモーメント加速度
フィードバック補償信号FCxa,FCya,FCMxa,F
Mya,FCMzaに応答する加算回路302,304,3
06,308,310を含んでいる。加算回路302,
304,306,308,310はそれぞれグローバル
力またはモーメント位置と加速度フィードバック補償信
号FCxpa,FCypa,FCMxpa,FCMypa,FCMzpa
加算する。
【0096】力とモーメント制御変換手段314は、グ
ローバル/ローカル力またはモーメント位置とフィード
バック補償信号CCx1,CCx2,CCy1,CCy2,CC
y3を供給するために、加算されたグローバル力またはモ
ーメント位置フィードバック補償信号FCxpa,F
ypa,FCMxpa,FCMypa,FCMxpa,FCMypa,F
Mzpaに応答する。力とモーメント制御変換手段314
はアナログ又はデジタル回路のどちらでも実施できる。
その機能は、図7に示すような制御器100をセンタリ
ングするために使用される同じ信号処理器によって実行
できるとともに、又はバス,100RAM100c,R
OM100dおよび入/出力100eに接続された中央
処理ユニット100aを有する図7に示されているもの
と同様な別の信号処理装置によって実行できる。
【0097】4.ローカル力発生手段 図6に示すように、AMGシステムは6つの電磁マグネ
ット対からの双方向力発生器を形成するために電磁石の
コイルへの電流を変調するところの制御のローカルレベ
ルでのアナログマグネットドライバ140,142,1
44,146および148を含んでいる。他のタイプの
ドライバは双方の電磁力と他のタイプのアクチュエータ
が使用できることを認識すべきである。
【0098】一般に、アナログマグネットドライバ14
0,142,144,146,148は、ローカル磁気
力Fx1,Fx2,Fy1,Fy2,Fy3を少なくとも3つのガ
イドヘッド10,20,30に供給するためのローカル
力制御信号CCx1,CCx2,CCy1,CCy2,CCy3
応答する。アナログマグネットドライバ140,14
2,144,146および148は米国特許第5,29
4,757の第20図に示されている。
【0099】特に、y2軸におけるこの制御された力を
生み出すためにダイオードロジックを使用している電磁
石22,24,26電流を変調するドライバ20は、ラ
イン28を介しての力の要求とフラックスセンサ信号1
4と15の二乗の差との間のエラーを調節するためにア
ナログPID制御を用いる。ダイオードスイッチングロ
ジックとPID制御の両方とも、前述の米国特許第5,
294,757号において述べられているように、公知
である。
【0100】センタリング制御器100,振動制御器2
00および力調整器300の別の形体は別のエレベータ
AGシステムセンサ若しくはアクチュエータを用いるこ
とが出来る。提案されているものは、最小セットの検出
と動作を持つ5つのエレベータ剛体運動を制御するエレ
ベータAGシステムである。しかしながら、他の実施例
として、余分の検出と動作を用いることも可能である。
【0101】5.ダイナミックフレックス推測器(DY
NAMIC FLEX ESTIMATOR)400 一般に、エレベータかごのフレームにおいて静的な捩れ
があり、前/後のギャップf/bは平たんなものでなく
かつAGMシステムにエラーを生じさせる。
【0102】これを解決するために、図6に示すように
本発明は、フレックスフィードバックコントローラ17
0と協動するダイナミックフレームフレックス判定器1
65を含んでいる。ダイナミックフレックス判定器16
5は局部的に測定されたギャップGmを公称の剛***置
40と、y4軸での静的歪信号y4バイアス162に変換
するとともに、加算器168で測定されたエラー信号y
4mが加えられる所望のローカルギャップ信号y4dが供給
され、動的な歪信号dy4を生じる。動的y4はフレーム
フレックスフィードバック制御器170に供給される。
【0103】図6に示すように、残りのf/b制御軸y
4はエレベータフレーム14における動的f/bの量を
制御するのに用いられる。y4軸におけるf/bギャッ
プの値は剛体運動と仮定したことに基づいて測定された
ギャップのGmベクトルから発生する。公称の剛***置
40は次の式(7)によって決まる。
【0104】
【数15】 Y40=[0 1 a 0 −e][T1]{Gm}…(7) これらのマトリックスを掛算して、式(8)が得られ
る。
【0105】
【数16】Y40=[T4]{Gm}…(8) ここで、T2=[0 0 1 −1 1]である。
【0106】y4軸での静歪の測定は、前/後のf/b
ギャップセンサからのロールギャップ測定信号y1
2,y3,y4から推定される。y4軸、y4バイアスで
の静歪の測定は、次の式(9)によって、前/後 f/
bセンサからの初期値(y1i,y2i,y3i,y4i)から
推定される。
【0107】
【数17】y4bias=y2i+y4i−y1i−y3i…(9) かくして、ガイドヘッド26での前/後 f/bにおけ
る動的歪は次の式(10)によって決定される。
【0108】
【数18】Dy4=y40=y4bis−y4…(10) フィードバックコントローラ170(c4(s))、た
とえば、ki=0であるフィードバック補償器140,
142,144,146および148はエレベータの動
的フレームフレックスの量を制御するのに実施できる。
【0109】AMGセンタリング制御システム用の所望
の目標値は、初期システムがセットアップしている間、
設定される。Gdの成分は、全ての前/後 f/b軸に
ついて前後のギャップを等しくするとともに全てのs/
s軸について左/右のギャップを等しくするために、設
定される。
【0110】6.他の実施例 発明の範囲は5つのローカル力制御信号CCx1,C
x2,CCy1,CCy2,CCy3を発生するものに限定さ
れるものではない。例えば、ローカル力制御信号には、
ガイドヘッド40のために発生した第6番目の制御信号
CCy4を含めることが出来る。これは、5つの剛体自由
度を制御するために、6つの力発生電磁石の全ての対と
ギャップセンサを用いる。すなわち、ローカル座標系L
CSiにおける剛体運動はグローバル座標系GCSにお
ける剛体運動から次の式によって決めることが出来る。
【0111】
【数19】
【0112】この式は次の式(11)によるコンパクト
なマトリックス記法によって記載できる。
【0113】
【数20】Gm=AXm…(11) グローバル座標系GCS自由度の推定値を決めることが
出来る。ここで、グローバル座標系GCS自由度はグロ
ーバル座標系LCSギャップセンサのフルセットを用
い、ギャップセンサはマトリックスAの左反転を用いる
ことによって読み取る。すなわち、マトリックスBは次
の式(12)によって規定される。
【0114】
【数21】BA=I5…(12) そのような左反転は、式(13)におけるグローバル座
標系GCS自由度の推定におけるエラーを小さくするた
めになされる。
【0115】
【数22】B=(AτA)-1τ…(13) アカデミックプレス社、1976、PP.106−10
7のギルバート・ストラングの「リニア・アルゲブラと
その応用」を参照のこと。
【0116】この特殊な場合に対して、これは次の式に
起因する。
【0117】
【数23】
【0118】ここで、
【0119】
【数24】
【0120】6つのガイドヘッドにおける所望の方法は
次の式(14)によるFCに関係づけられることが出来
る。
【0121】
【数25】CCxy=[T3]{F0}…(14) ここで、T3は次の式として規定される変換である。
【0122】
【数26】
【0123】
【数27】
【0124】マトリックスT1はマトリックスT3の互
換である。
【0125】かくして、エレベータAGシステムを、余
分な検出(例えば、yp4e位置とy4aセンサを含む
ことと、T1とT4マトリックスにそれぞれ他の列を加
えること)および余分な動作(例えば、他の行をT3マ
トリックスに加えることによってCcy4を含めること)
に展開できる。
【0126】図6に示すように、力調整器314は他の
ローカル力制御信号CCy4を供給する。加算器312
は、バイアスされたローカル力制御信号CCy4’を供給
するために、これらの信号を、フィードバック補償器1
70からの補償信号C4(s)に加えて、アナログマグ
ネットドライバ150を駆動する。動作フレックス制御
を含まないシステムにおいては、他のローカル力制御信
号CCy4をアナログマグネットドライバ150に直接結
合することが出来る。
【0127】上述したように、調整された制御システム
は、例えば、振動制御の効果を増すために、米国特許第
5,294,757において述べられているように、ア
クティブローラガイドを有するエレベータシステムのよ
うな、他のアクティブガイダンスシステムにおいても使
用できる。
【0128】上述の目的と前述の説明から明白にされた
ものが効率的に得られることを理解できるであろう。
【0129】そして、発明の範囲から逸脱することなく
上述の構造を変形することが出来るので、上述の説明又
は添付図面を示されているものに含まれている全てのこ
とは、例示として解釈されるものであって、意味を限定
するものでもない。
【0130】特許請求の範囲は、ここで述べられている
発明の包括的かつ特殊な特徴の全てをカバーするもので
ある。
【0131】
【発明の効果】本発明は上述の如くであって、本発明の
特徴とするところは、座標コントローラを有するAGシ
ステムを提供することであり、座標コントローラは、全
てのアクティブガイドからのセンサ情報を使用するとと
もに、同時に全てのアクティブガイドに座標系の力とモ
ーメントを発生する座標化されたコントローラは、ガイ
ダンスシステムを座標化し、これにより位置フィードバ
ック制御(かごを移行途上で中心に保つ)と加速度フィ
ードバック制御(振動レベルを低減させかつそれにより
磁気ベアリングの強固さを保証する)のフィードバック
バンド幅を小さくする。アクティブ磁気ガイダンス(A
MG)に対して、座標コントローラは高磁気ベアリング
(すなわち位置フィードバック制御バンド幅)による重
要な改良である。
【0132】さらに、AGシステムは、レール誘導かご
振動を小さくするために、ガイドレールデータについて
の知識と結合してエレベータシステムにおける座標化さ
れた制御を利用することが出来、位置基準用のガイドワ
イヤの必要性を無くすものである。
【0133】本発明の更なる利点は、かごの振動、エレ
ベータシステムのノイズレベルおよびメンテナンスを低
減させることである。特に本発明によれば、エレベータ
カブの振動レベルを低減させることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエレベータAGシステムのブロック
図。
【図2】AGシステムにおけるエレベータかごの概略構
成図。
【図3】図2に示されているエレベータかごの代表的な
アクティブ磁気ガイドヘッドの頂面図。
【図4】図3に示されているアクティブガイドヘッドの
側面/側面軸の側面図。
【図5】図3に示されているアクティブガイドヘッドの
前/後軸の側面図。
【図6】図1に示されている座標化されたコントローラ
16を数学的に表したブロック図。
【図7】図6に示された位置フィードバックコントロー
ラ100のハードウェアブロック図。
【図8】図6に示されたフィードバック補償器のソフト
ウェアブロック図。
【図9】図6に示された加速度と位置フィードバック補
償器の1自由度分の磁気ベアリング制御を示すブロック
図。
【図10】図6に示された加速度と位置フィードバック
補償器の1自由度分の磁気ベアリング制御を示すブロッ
ク図。
【図11】図6に示された加速度と位置フィードバック
補償器の1自由度分の磁気ベアリング制御を示すブロッ
ク図。
【図12】100ニュートンの力が加えられた場合の時
間に対する位置を示すグラフ。
【図13】GH変換関数と力入力から力出力までの反転
閉ループ応答を示すボードプロット図。
【図14】GH変換関数と力入力から力出力までの反転
閉ループ応答を示すボードプロット図。
【図15】GH変換関数と力入力から力出力までの反転
閉ループ応答を示す他のボードプロット図。
【図16】GH変換関数と力入力から力出力までの反転
閉ループ応答を示す他のボードプロット図。
【図17】コントローラの周波図応答特性を示すグラ
フ。
【図18】コントローラの周波図応答特性を示すグラ
フ。
【図19】コントローラの応答特性を示すグラフ。
【図20】コントローラの応答特性を示すグラフ。
【図21】図20における応答特性を遂行するフィルタ
のブロック図。
【符号の説明】
2…エレベータシステム 10,20,30,40…ガイドヘッド 12…エレベータかご 13…フレーム 14…ローカルパラメータ検出手段 16…制御手段 18…ローカル力発生手段 20a…ガイドレール 22,24,26…電磁石 60,62,64…磁束センサ 66,68…エアギャップセンサ 70,72…加速度計 80…学習レールシステム 82…レールマップ 84…加算回路 95…減算器 100…位置フィードバックコントローラ 102…ローカル/グローバルフィードバックコントロ
ーラ 104,106,108,110,112…位置フィー
ドバックコントローラ 140,142,144,146,148 150…ア
ナログマグネットドライバー 164…加算器 168…減算器 170…フィードバック補償器 200…加速度計フィードバックコントローラ 202…ローカル/グローバル加速度計コントローラ 204,206,208,210,212…加速度計フ
ィードバック補償器 300…力調整器 302,304,306,308,310…加算回路 312…加算器 314…力とモーメン制御変換手段 400…ダイナミックフレームコントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クレメント エイ.スカルスキ アメリカ合衆国,コネチカット,エイヴォ ン,フォックス デン ロード 15

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビルディングのエレベータシャフトのガ
    イドレールに作用するためのフレームを有するエレベー
    タかご(12)を含むエレベータシステムであって、 グローバル座標系(X,Y,Z)における5つの自由度
    の各々において検出されたローカル(局所)パラメータ
    に応答するとともに、ローカルパラメータ信号(Gm
    m)を供給するためのローカルパラメータ検出手段
    (14)と、 ローカルパラメータ信号(Gm,Am)に応答するととも
    に、座標化された制御信号(CCx1,CCx2,CCy1
    CCy2,CCy3)を供給するための座標化された制御手
    段16、および座標化された制御信号(CCx1,C
    x2,CCy1,CCy2,CCy3)に応答し、フレームと
    ガイドレール間の所望のギャップを、ビルディングのエ
    レベータシャフトに関してエレベータシャフトかご(1
    2)の位置を座標化するために維持するための座標化さ
    れたローカル力を供給するローカル(局所)力発生手段
    (18)によって構成され、 前記ローカル力発生手段(18)において、グローバル
    座標系(X,Y,Z)におけるエレベータかご(12)
    の剛体運動は、少なくとも5つの自由度によって運動学
    的に規定され、該5つの自由度はX軸に沿う側面/側面
    変換、Y軸に沿う前/後変換、X軸に関するピッチ回
    転、Y軸に関するロール回転、およびZ軸に関するヨー
    回転を含んでいる、ことを特徴とする、 エレベータシステム。
  2. 【請求項2】 前記座標化された制御手段(16)は、
    ローカルパラメータ信号(Gm,Am)におけるローカル
    位置エラー信号(Gm,Gme)に応答するとともに、座
    標化されたグローバル力またはモーメント位置フィード
    バック補償信号(FCxp,FCyp,FCMxp,FCMyp
    FCMzp)を供給するための位置フィードバック座標化
    コントローラ(100)を、含んでいることを特徴とす
    る、請求項1に記載のエレベータシステム。
  3. 【請求項3】 前記位置フィードバック座標化コントロ
    ーラ(100)はローカル/グローバル座標化位置コン
    トローラ(102)を含み、このコントローラ(10
    2)は、座標化されたグローバル位置エラー信号
    (Xpe,Ype,RXpe,RYpe,RZpe)を供給するた
    めのローカル位置エラー信号(Gm,Gme)におけるロ
    ーカル位置エラー信号(x1pe,x2pe,y1pe,y2pe
    3pe)に応答することを特徴とする、請求項2に記載
    のエレベータシステム。
  4. 【請求項4】 前記コントローラ(100)は位置フィ
    ードバック補償器(104,106,108,110,
    112)を含み、該位置フィードバックコントローラ
    は、座標化されたグローバル位置エラー信号(Xpe,Y
    pe,RXpe,RYpe,RZpe)に応答するとともに、座
    標化されたグローバル力またはモーメント位置フィード
    バック補償信号(FCxp,FCyp,FCMxp,FCMyp
    FCMzp)を供給することを特徴とする、請求項3に記
    載のエレベータシステム。
  5. 【請求項5】 前記位置フィードバック補償器(10
    4,106,108,110,112)の各々は比例/
    積分/微分コントローラであることを特徴とする、請求
    項4に記載のエレベータシステム。
  6. 【請求項6】 前記座標化された制御手段16は、加速
    度計フィードバックコントローラ(200)を含み、該
    加速度計フィードバックコントローラ(200)は、
    (x1a,x2a,y1a,y2a,y3a)を含むローカル加速
    度信号Amに応答するとともに、座標化されたグローバ
    ル力またはモーメント加速度補償信号(FCxa,F
    ya,FCMya,FCMza)を供給することを特徴とす
    る、請求項1に記載のエレベータシステム。
  7. 【請求項7】 前記加速度計フィードバックコントロー
    ラ(200)はローカル/グローバル加速度計コントロ
    ーラ(202)を含み、該ローカル/グローバル加速度
    計コントローラ(202)は、ローカル加速度信号(x
    1a,x2a,y1a,y2a,y3a)に応答するとともに、座
    標化されたグローバル加速度信号(Xa,Ya,RXa
    RYa,RZa)を供給する、ことを特徴とする請求項6
    に記載のエレベータシステム。
  8. 【請求項8】 前記ローカル/グローバル加速度計コン
    トローラ(202)は加速度計フィードバック補償器
    (204,206,208,210,212)を含み、
    該加速度計フィードバック補償器(204,206,2
    08,210,212)は、座標化されたグローバル加
    速度信号(Xa,Ya,RXa,RYa,RZa)に応答す
    るとともに、座標化されたグローバル力またはモーメン
    ト加速度フィードバック補償信号(FCxa,FCya,F
    Mxa,FCMza)を供給する、ことを特徴とする請求項
    7に記載のエレベータシステム。
  9. 【請求項9】 前記加速度計フィードバック補償器(1
    04,106,108,110,112)の各々は比例
    /積分コントローラであることを特徴とする、請求項8
    に記載のエレベータシステム。
  10. 【請求項10】 前記座標化された制御手段(16)
    は、グローバル/ローカル力およびモーメントコントロ
    ーラ(300)を含み、このコントローラ(300)
    は、座標化されたグローバル力またはモーメント位置フ
    ィードバック補償信号(FCxp,FCyp,FCMxp,F
    Myp,FCMzp)に応答し、さらにグローバル力または
    モーメント加速度フィードバック補償信号(FCxa,F
    ya,FCMxa,FCMya,FCMza)に応答するととも
    に、座標化された制御信号(CCx1,CCx2,CCy1
    CCy2,CCy3)を供給する、ことを特徴とする請求項
    1に記載のエレベータシステム。
  11. 【請求項11】 前記グローバル/ローカル力およびモ
    ーメントコントローラ(300)は加算回路(302,
    304,306,308,310)を含み、これらの加
    算回路は、グローバル力またはモーメント位置フィード
    バック補償信号(FCxp,FCyp,FCMxp,FCMyp
    FCMzp)に応答し、さらにグローバル力またはモーメ
    ント加速度フィードバック補償信号(FCxa,FCya
    FCMxa,FCMya,FCMza)に応答するとともに、加
    算されたグローバル力またはモーメント位置および加速
    度フィードバック補償信号(FCxpa,FCypa,FC
    Mxpa,FCMypa,FCMzpa)を供給する、ことを特徴と
    する請求項10に記載のエレベータシステム。
  12. 【請求項12】 前記グローバル/ローカル力およびモ
    ーメントコントローラ(300)は力およびモーメント
    変換手段(314)を含み、この力およびモーメント変
    換手段は、加算されたグローバル力またはモーメント位
    置およびフィードバック補償制御信号(FCxpa,FC
    ypa,FCMxp,FCMypa,FCMzpa)に応答するととも
    に、座標化された制御信号(CCx1,CCx2,CCy1
    CCy2,CCy3)を供給する、ことを特徴とする請求項
    11に記載のエレベータシステム。
  13. 【請求項13】 前記ドライバ手段(力発生手段)(1
    8)はアナログ磁気ドライバ(140,142,14
    4,146,148)を含み、これらのアナログ磁気ド
    ライバは、座標化された制御信号(CCx1,CCx2,,
    CCy1,CCy2,CCy3)に応答するとともに、少なく
    とも3つのガイドヘッド10,20,30に関連する磁
    気力(CCx1,CCx2,CCy1,CCy2,CCy3)を供
    給する、ことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ
    システム。
  14. 【請求項14】 前記ギャップ測定手段(ローカルパラ
    メータ検出手段)(14)は、エレベータのフレームと
    ガイドレール間のエアギャップを測定するとともにロー
    カルギャップ測定信号を供給するための少なくとも1つ
    の無接触位置センサを含む、ことを特徴とする、請求項
    1に記載のエレベータシステム。
  15. 【請求項15】 さらにダイナミックフレックス推測器
    手段(400)によって構成され、該ダイナミックフレ
    ックス推定器手段は、ローカル位置エラー信号(Gm
    me)に応答するとともに、他のグローバル力位置フィ
    ードバック補助制御信号FCy4pを供給して、エレベー
    タかご(12)のフレームにおける動的撓みを補償す
    る、ことを特徴とする請求項1に記載のエレベータシス
    テム。
  16. 【請求項16】 前記ダイナミックフレックス推測器手
    段(400)は、ダイナミックフレックス推測器手段
    (160)とローカル位置エラー信号Gmを含み、基準
    の剛***置信号Y40を供給することを特徴とする請求項
    15に記載のエレベータシステム。
  17. 【請求項17】 前記ダイナミックフレックス推測器手
    段(400)は加算回路(164)を含み、該加算回路
    は、基準剛***置信号Y40に応答し、さらにダイナミッ
    ク歪バイアス信号Y4biasに応答するとともに、推定さ
    れた剛***置信号Y4estを供給する、ことを特徴とする
    請求項16に記載のエレベータシステム。
  18. 【請求項18】 前記ダイナミックフレックス推測器手
    段(400)は引算回路(168)を含み、この引算回
    路は、推定された剛***置信号Y4estに応答し、さらに
    測定された剛***置信号Y4mに応答するとともに、微分
    信号Dy4を供給する、ことを特徴とする請求項17に記
    載のエレベータシステム。
  19. 【請求項19】 前記ダイナミックフレックス推測器手
    段(400)は位置フィードバック補償手段(170)
    を含み、この位置フィードバック補償手段は、微分信号
    y4に応答し、他のグローバル力位置フィードバック補
    償制御信号(FCy4pを供給する、ことを特徴とする請
    求項18に記載のエレベータシステム。
  20. 【請求項20】 前記力発生手段(18)はアナログマ
    グネットドライバ(150)を含み、このアナログマグ
    ネットドライバは、他のグローバル力位置フィードバッ
    ク補償制御信号(FCy4p)に応答するとともに、第4
    のガイドヘッド(26)にダイナミックフレックスロー
    カル力(Fy4)を供給する、ことを特徴とする請求項1
    9に記載のエレベータシステム。
  21. 【請求項21】 前記エレベータシステムはさらに学習
    レールシステム(80)によって構成され、この学習レ
    ールシステムは、エレベータかご(12)のスカラー垂
    直位置Vpに応答し、レールマップ信号Xrを供給すると
    ともに、加算回路84を含み、この加算回路は、レール
    マップ信号Xrに応答するとともにさらに所望の基準ギ
    ャップG0に応答し、関連する所望のギャップ信号
    (Gd)を供給し、かつエレベータシステムは引算手段
    (95)を含み、この引算手段は、ローカル位置エラー
    信号Gmに応答し、さらに関連する所望のローカルギャ
    ップ信号Gdに応答するとともに、ローカル位置エラー
    信号(x1pe,x2pe,y1pe,y2pe,y3pe)を供給す
    る、ことを特徴とする請求項2に記載のエレベータシス
    テム。
  22. 【請求項22】 前記力調整器(314)は他のローカ
    ル力制御信号CCy4を供給する、ことを特徴とする請求
    項1に記載のエレベータシステム。
  23. 【請求項23】 前記エレベータシステムは、さらに他
    のローカル力制御信号CCy4をフィードバック補償器
    (170)からの他のグローバル力位置フィードバック
    補償制御信号FCy4pに加えるための加算器(312)
    によって構成され、この加算器はバイアスされたローカ
    ル力制御信号(CCy4’)を供給するとともにアナログ
    マグネットドライバ(150)を制御する、ことを特徴
    とする請求項22に記載のエレベータシステム。
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