JPH086738Y2 - 物品収納箱 - Google Patents

物品収納箱

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JPH086738Y2
JPH086738Y2 JP2051690U JP2051690U JPH086738Y2 JP H086738 Y2 JPH086738 Y2 JP H086738Y2 JP 2051690 U JP2051690 U JP 2051690U JP 2051690 U JP2051690 U JP 2051690U JP H086738 Y2 JPH086738 Y2 JP H086738Y2
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storage box
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JP2051690U
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仙司 遠田
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森紙業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ダンボール紙のようなシート材を折り曲げ
ることにより形成された物品収納箱に関する。
(従来の技術) ぶどうの収納に用いるダンボール製の物品収納箱の1
つとして、長方形の底板と、該底板の縁部から立ち上が
る4つの周壁と、1つの周壁の上端から該1つの周壁の
内側を斜めに立ち下がる内側板と、該内側板が前記1つ
の周壁の側へ変位することを阻止する一対のストッパと
を含むものがある(実開昭63−177215号公報)。各スト
ッパは、内側板の端部から前記1つの周壁に向けて折り
曲げられた折曲げ部からなり、また、前記1つの周壁の
内側の部位に当接されている。
公知の物品収納箱は、ぶどうをその茎が上になるよう
に内側板に立てかけさせて収容することができる。これ
により、ぶどうを横の状態に収納する場合に比べ、狭い
有効面積の底板で多量のぶどうを収納することができ、
ぶどうの出し入れが容易になる。
(解決しようとする課題) しかし、公知の物品収納箱では、ストッパが内側板か
ら折り曲げられているから、内側板に作用するぶどうの
重量により、ストッパが内側板に重なるように変形さ
れ、その結果、底板に対する内側板の傾斜角度が大きく
なる。また、ストッパと内側板との連結部が狭いから、
ぶどうの重量が内側板の中央部に作用すると、内側板が
その中央部で変形される。
本考案は、収納物の重量による内側板の変形量が少な
い、物品収納箱を提供することを目的とする。
(解決手段、作用、効果) 本考案の物品収納箱は、複数の縁部を有する多角形の
底板と、前記縁部に対応された複数の周壁であってそれ
ぞれが対応する前記縁部から立ち上がる複数の周壁と、
1つの周壁の内側を該1つの周壁の上端から立ち下がる
内側板であって前記底板に対し傾斜する面を規定する内
側板と、前記1つの周壁とその隣りの周壁とにより規定
される角部に配置された複数のストッパであって前記内
側板の下部が前記1つの周壁の側へ変位することを阻止
する複数のストッパとを含む。
本考案で用いる各ストッパは、前記第1の周壁の前記
底板の側のほぼ三角形の部位を前記三角形の斜辺に対応
する部位において内方へ折り曲げることにより形成され
た第1の板状部と、前記隣りの周壁の前記底板の側のほ
ぼ三角形の部位を前記三角形の斜辺に対応する部位にお
いて内方へ折り曲げることにより形成された、前記第1
の板状部に一体的に連なる第2の板状部とを備える。
ぶどうのような果実は、その茎が上となるように内側
板に立てかけた状態に収容される。内側板は、ストッパ
の第2の板状部に当接される。
果実の重量が内側板に作用すると、この重量は、内側
板から、ストッパの第2の板状部および第1の板状部を
その順に介して前記1つの周壁に伝えられる。これによ
り、内側板は、前記1つの周壁の側へ変位することを阻
止される。
本考案によれば、第1の板状部が第2の板状部の補強
用リブとして作用するから、第2の板状部は果実の重量
が内側板に作用しても前記1つの周壁の側へ変位するこ
とを阻止され、したがって底板に対する内側板の変形が
少ない。また、第2の板状部と内側板とが接触するか
ら、公知の物品収納箱に比べ、内側板とストッパとの接
触面積が広く、したがって、果実の重量が内側板の中央
部に作用したときの内側板の中央部の変形量が小さい。
前記1つの周壁は、前記底板の対応する縁部と前記内
側板の上縁部とに一体的に連なる第1の壁部と、該第1
の壁部と前記内側板との間に配置された第2の壁部であ
ってその一部が折り曲げられて前記第1の板状部とされ
た第2の壁部とを備えることができる。
また、前記隣りの周壁は、前記底板の対応する縁部に
一体的に連なる第3の壁部と、該第3の壁部の上端部か
ら該第3の壁部の内側を立ち下がる第4の壁部であって
その一部が折り曲げられて前記第2の板状部とされた、
前記第3の壁部に一体的に連なる第4の壁部とを備える
ことができる。
前記第4の壁部の前記三角形の斜辺に対応する部位に
穴を形成し、前記穴に受け入れられた突出部を前記内側
板に形成することができる。
指を挿入することができる切欠部をストッパの下端部
に形成することが好ましい。これにより、箱に折り曲げ
るとき、指を切欠部に掛け、ストッパを手前の側へ引く
ことにより、ストッパを角部から突出させることができ
る。
(実施例) 第1図〜第3図を参照するに、物品収納箱10は、ダン
ボールのような厚紙から形成される。物品収納箱10は、
長方形状の底板12と、該底板の縁部から立ち上がる4つ
の周壁14,16,18,20と、1つの周壁20の上端からその内
側を立ち下がる内側板22と、周壁20の両端の角部に形成
された一対のストッパ24とを含む。
周壁14,16は、底板12の対応する縁部に一体的に連な
る外壁部14a,16aと、対応する外壁部の上端縁に一体的
に続く頂部14b,16bと、対応する頂部に一体的に連なる
内壁部14c,16cとを有する。
周壁14,16は、内壁部14c,16cが対応する外壁部14a,16
aの内側を対応する頂部14b,16bから立ち下がるように、
第3図に点線および一点鎖線で示す部位において折り曲
げられる。
周壁18は、底板12の他の1つの縁部に一体的に連なる
外壁部18aと、外壁部18aの上端縁に一体的に続く頂部18
bと、頂部18bに一体的に連なる内壁部18cと、周壁14,16
の外壁部14a,16bおよび内壁部14c,16cの長手方向の各端
部に一体的に連なる中間壁部18d,18e,18f,18gとを有す
る。
周壁18は、内壁部18cが外壁部18aの内側を頂部18bか
ら立ち下がり、中間壁部18d,18e,18f,18gが外壁部18aと
内壁部18cとの間となるように、第3図に点線および一
点鎖線で示す部位において折り曲げられる。
周壁20は、底板12の残りの縁部に一体的に連なる外壁
部20aと、外壁部20aの上端縁に一体的に続く頂部20b
と、周壁14,16の外壁部14a,16bおよび内壁部14c,16cの
長手方向の端部に一体的に連なる中間壁部20c,20d,20e,
20fとを有する。
周壁20は、中間壁部20c,20d,20e20fが外壁部20aの内
側となるように、第3図に点線および一点鎖線で示す部
位において折り曲げられる。
周壁18の中間壁部18f,18gは、周壁14,16を底板12に対
しほぼ直角の状態に維持すべく互いに係合される係合部
26,28を有する。周壁20の中間壁部20e,20fも、同様の係
合部30,32を有する。
周壁14,20は、それぞれ、周壁14,20を底板12に対しほ
ぼ直角の状態に維持するため係合部34,36を有する。係
合部34,36のそれぞれは、対応する外壁部の上端に一体
的に連なる延長部と、該延長部の側部に一体的に続きか
つ周壁14,16の頂部に形成された穴38,40に挿入される係
止部とを有する。
内壁部18cは、その端部に突出部42,44を有している。
突出部42,44は、それぞれ内壁部14c,16cの端部46,48に
係合される。これにより、内壁部18cは、底板12に対し
ほぼ直角の状態に維持される。
内側板22は、周壁20の頂部20bに一体的に連ねられて
おり、また、第3図に点線および一点鎖線で示す位置に
おいて折り曲げられる。内側板22はその両端に突出部50
を有しており、各突出部50は対応する内壁部14c,16cに
形成された穴52に係合される。これにより、周壁20に対
し折り曲げられた内側板22が折り曲げ部の弾性力により
跳ね上がることを防止することができる。
各ストッパ24は、対応する中間壁部20e,20fの底板12
の側の直角三角形の部位からなる第1の板状部54と、対
応する内壁部14c,16cの底板12の側の直角三角形の部位
からなる第2の板状部56とを備える。すなわち、図示の
例では、各ストッパ24は、対応する中間壁部20e,20fか
ら対応する内壁部14c,16cにわたる二等辺三角形の部位
を第1および第2の板状部54,56に分けるように、折り
曲げることにより形成されている。
第1および第2の板状部54,56は、それぞれ前記三角
形の斜辺に対応する部位において対応する中間壁部20e,
20fに対していわゆる谷折りに曲げられており、また、
互いにいわゆる山折りに曲げられている。第1および第
2の板状部54,56と対応する中間壁部20e,20fとの角度、
第1および第2の板状部54,56の角度は90度である。
第1の板状部54と第2の板状部56とは、両者の境界部
に関して対称の形状を有しており、また、互いにおよび
対応する壁部に対しほぼ90度の角度を有する。
各ストッパ24は、その下部に形成された穴58を有す
る。各ストッパ24は、物品収納箱10を第2図に示すよう
に組み立てた後、指を穴に挿入し、その指をストッパ24
に掛けてストッパ24を手前に引くことにより、角部から
突出させることができる。ストッパ24を内へ突出させる
作業を容易にする上で、ストッパ24の上部を切除するこ
とが好ましい。
内側板22は第2の板状部56に当接され、穴52は前記三
角形の斜辺に対応する部位に形成されている。その結
果、内側板22は、底板12に対し傾斜した状態に維持され
る。
周壁14,16は、空気の流通を可能にする複数の穴60
と、対応する頂部から上方へ伸びる突出部62とを有す
る。底板12は、突出部62に対応する部位のそれぞれに穴
64を有する。
各突出部62は、物品収納箱10の上にこれと同種の他の
物品収納箱が重ねられたとき、他の物品収納箱の底板12
に形成された穴64に受け入れられる。これに対し、各穴
64は、物品収納箱10がこれと同種の他の物品収納箱の上
に重ねられたとき、他の物品収納箱に形成された突出部
62を受け入れる。
ぶどう66は、第1図に示すように、その茎を上にした
状態で収納される。ぶどうの重量の一部は内側板22に作
用する。内側板22に作用する力は、ストツパ24を介して
周壁20に伝達される。しかし、内側板22は、ストッパ24
により周壁20の側へ移動することを阻止される。
物品収納箱10によれば、内側板22がストッパ24に接触
されており、また突出部50が穴52に挿入されているか
ら、内側板22は底板12に対して変位しない。また、第1
の板状部54が第2の板状部56の補強用リブとして作用す
るから、第2の板状部56は果実の重量が内側板に作用し
ても周壁22の側へ変位することを阻止され、したがって
底板12に対する内側板22の変形が少ない。また、内側板
22が第2の板状部56に面接触されているから、内側板22
とストッパ24とが線接触の従来の箱に比べ、果実の重量
が内側板22に作用したときの内側板22の中央部の変形量
が小さい。
物品収納箱10は、第3図における点線および一点鎖線
で示す部位、特に点線出示す部位にミシン目を形成して
おくことが好ましい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の物品収納箱の一実施例を示す、一部を
破断した斜視図、第2図は第1図の物品収納箱の組立途
中を示す、一部を破断した斜視図、第3図は第1図の物
品収納箱の展開図である。 10:物品収納箱、12:底板、14,16,18,20周壁、22:内側
板、24:ストッパ、54:第1の板状部、56:第2の板状
部、58:切欠部。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の縁部を有する多角形の底板と、前記
    縁部に対応された複数の周壁であってそれぞれが対応す
    る前記縁部から立ち上がる複数の周壁と、1つの周壁の
    内側を該1つの周壁の上端から立ち下がる内側板であっ
    て前記底板に対し傾斜する面を規定する内側板と、前記
    1つの周壁とその隣りの周壁とにより規定される角部に
    配置された複数のストッパであって前記内側板の下部が
    前記1つの周壁の側へ変位することを阻止する複数のス
    トッパとを含み、 前記各ストッパは、前記1つの周壁の前記底板の側のほ
    ぼ三角形の部位を前記三角形の斜辺に対応する部位にお
    いて内方へ折り曲げることにより形成された第1の板状
    部と、前記隣りの周壁の前記底板の側のほぼ三角形の部
    位を前記三角形の斜辺に対応する部位において内方へ折
    り曲げることにより形成された、前記第1の板状部に一
    体的に連なる第2の板状部とを備える、物品収納箱。
  2. 【請求項2】前記1つの周壁は、前記底板の対応する縁
    部と前記内側板の上縁部とに一体的に連なる第1の壁部
    と、該第1の壁部と前記内側板との間に配置された第2
    の壁部であってその一部が折り曲げられて前記第1の板
    状部とされた第2の壁部とを備え、 前記隣りの周壁は、前記底板の対応する縁部に一体的に
    連なる第3の壁部と、該第3の壁部の上端部から該第3
    の壁部の内側を立ち下がる第4の壁部であってその一部
    が折り曲げられて前記第2の板状部とされた、前記第3
    の壁部に一体的に連なる第4の壁部とを備える、請求項
    (1)に記載の物品収納箱。
  3. 【請求項3】前記第4の壁部は前記三角形の斜辺に対応
    する部位に穴を有し、前記内側板は前記穴に受け入れら
    れた突出部を有する、請求項(2)に記載の物品収納
    箱。
  4. 【請求項4】前記ストッパは、指を挿入することができ
    る切欠部を下端部に有する、請求項(1)に記載の物品
    収納箱。
JP2051690U 1990-03-02 1990-03-02 物品収納箱 Expired - Lifetime JPH086738Y2 (ja)

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5816351B1 (ja) * 2014-09-25 2015-11-18 株式会社エルティ流通センター 梱包箱
JP5878609B1 (ja) * 2014-11-21 2016-03-08 株式会社エルティ流通センター 梱包箱
JP2024033992A (ja) * 2022-08-31 2024-03-13 王子ホールディングス株式会社 緩衝材

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