JPH0867019A - 熱転写印刷装置 - Google Patents
熱転写印刷装置Info
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- JPH0867019A JPH0867019A JP6228638A JP22863894A JPH0867019A JP H0867019 A JPH0867019 A JP H0867019A JP 6228638 A JP6228638 A JP 6228638A JP 22863894 A JP22863894 A JP 22863894A JP H0867019 A JPH0867019 A JP H0867019A
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Abstract
方式の熱転写印刷装置を提供する。 【構成】 インクフィルム1のインクをサーマルヘッド
3によって中間転写フィルム7に転写する。中間転写フ
ィルム7に転写されたインク像と記録用紙2を加熱ロー
ラ11と再転写ローラ17との間に搬送して重ね合わ
せ、加熱ローラ11の熱によってインク像を記録用紙2
に再転写する。中間転写フィルム7に転写する最大印字
エリアを記録用紙2の大きさよりも大きくすることによ
り、記録用紙2に全面印字を行っても上下左右端部に無
印字部分ができることがないので、記録用紙2は品位の
よい印刷物となる。
Description
のインクを記録媒体(受像体)に転写する熱転写印刷装
置に係り、特に、中間転写フィルムに一旦インク像を形
成し、その後、中間転写フィルムに形成されたインク像
を記録媒体に転写する再転写方式の熱転写印刷装置に関
する。
いは昇華性のインクを中間転写フィルムに転写して中間
転写フィルム上に一旦インク像を形成し、その後、その
中間転写フィルムに形成されたインク像を記録媒体に転
写する再転写方式の熱転写印刷装置が考えられ、種々の
提案がなされている。この種の熱転写印刷装置の一例と
して、特公平6−26904号に記載のものがある。図
3は特公平6−26904号に記載の熱転写印刷装置で
あり、以下、図3を用いて再転写方式の熱転写印刷装置
の基本的構成及び動作について説明する。
塗布面をプラテンローラ4側に向けて供給リール5と巻
き取りリール6との間に張架されている。中間転写フィ
ルム7は、ガイドローラ10及び加熱ローラ11によっ
てその搬送路が案内されて供給リール8と巻き取りリー
ル9との間に張架されている。インクフィルム1の外側
(ベースフィルム側)には第1の加熱部であるサーマル
ヘッド3が配置されており、サーマルヘッド3とプラテ
ンローラ4との間でインクフィルム1と中間転写フィル
ム7とが密着される。受像体である記録用紙2は巻付け
ローラ12に巻き付けられており、第2の加熱部である
加熱ローラ11と巻付けローラ12との間で記録用紙2
と中間転写フィルム7とが密着される。
うにして行う。サーマルヘッド3をプラテンローラ4に
押圧しながらプラテンローラ4を矢印の方向へ回転さ
せ、インクフィルム1及び中間転写フィルム7を矢印の
方向に搬送する。この時、サーマルヘッド3に所定の電
流を流すことによりインクフィルム1のインクを溶融あ
るいは昇華させて中間転写フィルム7に転写する。次
に、中間転写フィルム7を矢印の方向に搬送してインク
像1aを加熱ローラ11の部分に搬送する。中間転写フ
ィルム7に形成されたインク像1aと記録用紙2とを重
ね合わせ、加熱ローラ11及び巻付けローラ12を矢印
の方向に回転させると共に、加熱ローラ11を加熱させ
ることにより、記録用紙2に中間転写フィルム7のイン
ク像1aを転写する。
写方式の熱転写印刷装置を用いて記録用紙2に転写印刷
を行う場合、中間転写フィルム7に転写する最大印字エ
リアAと記録用紙2の大きさBとの関係を、図4に示す
ように、最大印字エリアAが記録用紙2の大きさBより
小さくなるよう、もしくは最大印字エリアAと記録用紙
2の大きさBとが同一となるようにしていた。しかしな
がら、中間転写フィルム7のインク像1aを記録用紙2
に転写する際に第2の加熱部において熱を加えるため中
間転写フィルム7が伸縮して変形するため、中間転写フ
ィルム7の印字エリアAと記録用紙2との正確な位置合
わせが困難である。従って、従来、記録用紙2に全面印
字を行うと、上下左右端部のいずれかに無印字部分がで
きてしまい、印刷物である印刷後の記録用紙2の品位を
著しく下げてしまうという問題点があった。
ものであり、品位のよい印刷物を得ることができる再転
写方式の熱転写印刷装置を提供することを目的とする。
の技術の課題を解決するため、インクフィルムに塗布さ
れたインクを第1の加熱部によって中間転写フィルムに
転写してインク像を形成し、この中間転写フィルムに転
写されたインク像を第2の加熱部によって受像体に再転
写するようにした熱転写印刷装置において、前記中間転
写フィルムとして最大印字エリア及び前記受像体の大き
さよりも大きいものを用いると共に、前記中間転写フィ
ルムに転写する前記最大印字エリアを前記受像体の大き
さよりも大きくしたことを特徴とする熱転写印刷装置を
提供するものである。
付図面を参照して説明する。図1本発明の熱転写印刷装
置の一実施例を示す構成図、図2は本発明の熱転写印刷
装置を説明するための図である。なお、図1及び図2に
おいて、図3及び図4と同一部分には同一符号が付して
ある。
を示す構成及び動作について説明する。図1において、
インクフィルム1はインク塗布面をプラテンローラ4側
に向け、ガイドシャフト15a〜15cによってその搬
送路が案内されて供給リール5と巻き取りリール6との
間に張架されている。供給リール5及び巻き取りリール
6は図示していない駆動源により制御駆動され、供給リ
ール5には図示していない摩擦クラッチによりバックテ
ンションが与えられている。なお、インクフィルム1
は、帯状ベースフィルム上に例えば溶融性のイエロ
(Y),マゼンタ(M),シアン(C)の3色もしくは
イエロ(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラッ
ク(K)の4色のインクを周期的に塗布したものであ
る。中間転写フィルム7は、ガイドシャフト16a〜1
6gによってその搬送路が案内されて供給リール8と巻
き取りリール9との間に張架されている。供給リール8
及び巻き取りリール9は図示していない駆動源により制
御駆動される。
ルム側)には第1の加熱部であるサーマルヘッド3が配
置されており、サーマルヘッド3とプラテンローラ4と
の間でインクフィルム1と中間転写フィルム7とが密着
される。第1の加熱部に対し、中間転写フィルム7の搬
送方向下流側には第2の加熱部である加熱ローラ11と
再転写ローラ17が設けられており、中間転写フィルム
7は加熱ローラ11と再転写ローラ17との間を通り、
ガイドシャフト16gによって上方に急峻に引き上げら
れて巻き取りリール9に巻き取られる。なお、加熱ロー
ラ11の代わりにサーマルヘッドやセラミックヒータ等
を用いることも可能である。
ードが積載されて収納されるホッパ20が設けられてお
り、ホッパ20内の記録用紙2は給紙ローラ21によっ
て給紙される。ホッパ20外へと取り出された記録用紙
2は搬送ローラ22a〜22dによって順次搬送されて
加熱ローラ11と再転写ローラ17との間に送られる。
後に詳述する一連の記録動作によって中間転写フィルム
7から記録用紙2へインク像が転写されると、記録用紙
2はバネ等によって常に設定された圧力でお互いに圧着
している搬送ローラ19a,19bによって排紙され
る。ところで、ホッパ20外へと取り出された記録用紙
2は搬送ローラ22a〜22dによって加熱ローラ11
と再転写ローラ17との間へと送られ、さらに、搬送ロ
ーラ19a,19bによって排紙口へと導かれるが、記
録用紙2が略々直線で搬送されるように、これらの一連
の搬送経路は略々直線となるよう一平面内に構成されて
いる。
明する。まず、イニシャル状態において、サーマルヘッ
ド3はプラテンローラ4より十分離間しており、インク
フィルムマークセンサ23によってインクフィルム1の
頭出しを行う。第1色目であるYインクの頭出しを行
い、図示していないホストコンピュータからの印刷指示
を待つ。ホストコンピュータから指示がなされると、図
示していない押圧機構によってサーマルヘッド3がプラ
テンローラ4に押圧し、プラテンローラ4を回転させな
がら中間転写フィルム7にYインクを転写する。Yイン
クの転写終了後、サーマルヘッド3をプラテンローラ4
より離間し、インクフィルム1の第2色目であるMイン
クの頭出しを行う。また、プラテンローラ4の駆動系に
設けられている図示していないエンコーダのパルスをカ
ウントするか、もしくは駆動源としてステッピングモー
タを使用しそのステップ数を用いることにより、中間転
写フィルム7を正確に巻き戻す。
フト16b,16cは、中間転写フィルム7がプラテン
ローラ4に対して巻付け角が120°以上になるように
設定されているので、プラテンローラ4の外周面と中間
転写フィルム7との摩擦力によって中間転写フィルム7
がプラテンローラ4に対してスリップすることなく巻き
戻される。以上のようにして中間転写フィルム7を3往
復あるいは4往復して3色分もしくは4色分のインクを
重ね合わせて転写することにより、中間転写フィルム7
上にフルカラーの絵,文字等の画像(インク像)が形成
されることとなる。
ール9を回転させてインク像を加熱ローラ11の部分に
次のようにして搬送する。なお、中間転写フィルム7を
加熱ローラ11の部分に搬送する際、加熱ローラ11は
再転写ローラ17より離間している。中間転写フィルム
センサ24でインク像の先頭位置を検出し、プラテンロ
ーラ4の駆動系が持っているエンコーダで中間転写フィ
ルム7の移動距離をカウントすることにより、中間転写
フィルム7に転写されたフルカラーのインク像を加熱ロ
ーラ11の直下まで移動させる。この動作と同時にホッ
パ20に収納されたカード等の記録用紙2を図示してい
ない駆動系にて駆動された給紙ローラ21及び図示して
いない分離機構によって記録用紙2を1枚のみ取り出
し、さらに、搬送ローラ22a〜22dによって加熱ロ
ーラ11の直下まで移動させる。なお、25は記録用紙
センサである。
録用紙2の先端との位置合わせが完了し、両者が停止し
たら、図示していない押圧機構により加熱ローラ11を
再転写ローラ17に押圧すると同時に駆動系18を駆動
して再転写ローラ17を一定速度で回転させ、中間転写
フィルム7と記録用紙2とを密着させて搬送する。この
時、加熱ローラ11の熱によって中間転写フィルム7に
形成されたインク像を溶融させて記録用紙2に再転写す
る。中間転写フィルム7のインク像部分及び記録用紙2
が加熱ローラ11を通過すると、所定時間経過後、記録
用紙2に再転写されたインク像は冷却される。中間転写
フィルム7はガイドシャフト16gを境にして上方に急
峻に引き上げられ、搬送方向が急激に変えられる。これ
によって、中間転写フィルム7は記録用紙2より確実に
分離される。分離された記録用紙2は搬送ローラ19
a,19bによって挟持されて排紙口へと導かれる。
中間転写フィルム7,中間転写フィルム7に転写する最
大印字エリアA,記録用紙2の大きさBを次のように設
定している。即ち、図2に示すように、中間転写フィル
ム7は最大印字エリアA及び記録用紙2の大きさBより
も十分大きく、最大印字エリアAが記録用紙2の大きさ
Bより大きくなるようにしている。勿論、図1に示す熱
転写印刷装置は、A>Bとするためにサーマルヘッド3
や図示していない画像データのメモリ等の準備がなされ
ている。このように、本発明では、中間転写フィルム7
に転写する最大印字エリアAを記録用紙2の大きさBよ
りも若干大きくしているので、記録用紙2に全面印字を
行う場合、中間転写フィルム7の最大印字エリアAと記
録用紙2との正確な位置合わせを行わなくても記録用紙
2の上下左右端部のいずれかに無印字部分ができること
がないので、印刷物である印刷後の記録用紙2の品位を
下げることがない。
転写印刷装置は、中間転写フィルムとして最大印字エリ
ア及び受像体(記録用紙)の大きさよりも大きいものを
用いると共に、中間転写フィルムに転写する最大印字エ
リアを受像体の大きさよりも大きくしたので、受像体に
全面印字を行っても上下左右端部のいずれかに無印字部
分ができることがなく、よって、品位のよい印刷物を得
ることができるという特長を有する。
Claims (1)
- 【請求項1】インクフィルムに塗布されたインクを第1
の加熱部によって中間転写フィルムに転写してインク像
を形成し、この中間転写フィルムに転写されたインク像
を第2の加熱部によって受像体に再転写するようにした
熱転写印刷装置において、 前記中間転写フィルムとして最大印字エリア及び前記受
像体の大きさよりも大きいものを用いると共に、前記中
間転写フィルムに転写する前記最大印字エリアを前記受
像体の大きさよりも大きくしたことを特徴とする熱転写
印刷装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6228638A JP2870574B2 (ja) | 1994-08-30 | 1994-08-30 | 熱転写印刷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6228638A JP2870574B2 (ja) | 1994-08-30 | 1994-08-30 | 熱転写印刷装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0867019A true JPH0867019A (ja) | 1996-03-12 |
JP2870574B2 JP2870574B2 (ja) | 1999-03-17 |
Family
ID=16879484
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6228638A Expired - Lifetime JP2870574B2 (ja) | 1994-08-30 | 1994-08-30 | 熱転写印刷装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2870574B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6529743B1 (en) | 1999-03-29 | 2003-03-04 | 3Com Corporation | Universal wireless telephone to modem adapter |
US6384854B1 (en) | 1999-05-07 | 2002-05-07 | Fargo Electronics, Inc. | Printer using thermal print head |
US6206589B1 (en) | 1999-09-24 | 2001-03-27 | Fargo Electronics, Inc. | Printer ribbon compensation |
US6433807B1 (en) | 1999-11-12 | 2002-08-13 | Fargo Electronics, Inc. | Thermal printhead compensation |
US6873348B1 (en) | 2002-01-29 | 2005-03-29 | Nisca Corporation | Printing method and printing system and printing apparatus |
US8956490B1 (en) | 2007-06-25 | 2015-02-17 | Assa Abloy Ab | Identification card substrate surface protection using a laminated coating |
-
1994
- 1994-08-30 JP JP6228638A patent/JP2870574B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2870574B2 (ja) | 1999-03-17 |
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