JPH0864581A - プラズマアッシング装置 - Google Patents

プラズマアッシング装置

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Publication number
JPH0864581A
JPH0864581A JP20096494A JP20096494A JPH0864581A JP H0864581 A JPH0864581 A JP H0864581A JP 20096494 A JP20096494 A JP 20096494A JP 20096494 A JP20096494 A JP 20096494A JP H0864581 A JPH0864581 A JP H0864581A
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JP
Japan
Prior art keywords
plasma
ashing
chamber
partition plate
plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP20096494A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Miyamoto
敬司 宮本
Katsuyuki Ono
勝之 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Industries Ltd filed Critical Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication of JPH0864581A publication Critical patent/JPH0864581A/ja
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  • Drying Of Semiconductors (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】プラズマ生成室24と、試料台26が配設され
る処理室25と、プラズマ生成室24と処理室25とに
分離すべく設けられた多数の孔27を有する仕切板23
とを備えたプラズマアッシング装置において、前記仕切
板としてフッ素含有プラズマによって表面処理されたア
ルミニウム板を用いる。 【効果】アッシングレートの装置依存性を改善できると
ともにアッシングレート自体も向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体の製造の際用い
られる、半導体素子基板等の表面のフォトレジストをプ
ラズマを用いてアッシングするプラズマアッシング装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体の製造工程において、ウエハに塗
布されたフォトレジストの剥離・除去は頻繁に行われる
行程である。近年、公害問題対策等もあり、半導体製造
工程はウェットプロセスからドライプロセスに移行して
きており、レジストの剥離・除去においても酸素プラズ
マを用いたアッシングが主流となっている。
【0003】従来より用いられているプラズマを用いた
アッシング方法にあっては、一度に多数枚の処理が可能
なバレル型の装置が用いられていた。しかしながら、バ
レル型の装置ではウエハが直接プラズマにさらされるた
め、半導体デバイスの高集積化に伴い、荷電粒子による
ウエハのダメージが問題となりつつある。そこで荷電粒
子によるダメージの少ない装置として、マイクロ波プラ
ズマ等を用いたダウンストリーム型のアッシング装置が
用いられてきている。
【0004】このダウンストリーム型のプラズマアッシ
ング装置においては、プラズマ生成室とウエハをアッシ
ングする処理室とが多数の孔を有する仕切板により分離
され、プラズマ生成室で生成したイオン及びラジカルの
うち、主としてラジカルのみを処理室に導くことによ
り、ダメージの少ないアッシングを可能としている。
【0005】この種のプラズマアッシング装置を図1に
示す。図中11は中空直方体形状の反応器を示してお
り、この反応器11はステンレス等の金属により形成さ
れ、その周囲壁は二重構造となっており、その内部には
冷却水を通流させる冷却室21が形成されている。その
冷却室21の内側にはプラズマ生成室24と処理室25
が形成されている。プラズマ生成室24と処理室25と
は多数の孔27を有するアルミニウム製の仕切板23で
分離されており、プラズマ生成室24の上部には石英、
Al2 3 等のマイクロ波透過性を有して誘電損失の小
さな耐熱性板22が載置され封止されている。処理室2
5内部には仕切板23と対向する箇所に、試料Sを載置
するための試料台26が配設されている。また、処理室
25の下部壁には図示しない排気装置に接続される排気
口14が形成されており、プラズマ生成室24の一側壁
には反応器11内に反応ガスを供給するためのガス供給
管13が接続されている。
【0006】一方、反応器11の上方には誘電体線路1
2が配設されており、誘電体線路12の上部は金属板1
2aで形成され、金属板12aの下面に誘電体層12b
が貼付されている。この誘電体層12bは誘電損失の小
さいフッ素樹脂、ポリエチレンあるいはポリスチレン等
を用いて形成されている。誘電体線路12には導波管1
5が接続されており、導波管15にはさらにマイクロ波
発振器16が連結されており、マイクロ波発振器16か
らのマイクロ波が誘電体線路12に導入されるようにな
っている。
【0007】このように構成されたプラズマアッシング
装置を用いて例えば試料台26上に載置された試料S表
面のフォトレジストにアッシング処理を施す場合、まず
冷却水を冷却室21内に循環させ、次に排気口14から
排気を行って処理室25内を所要の圧力まで排気し、ガ
ス供給管13から酸素等の反応ガスを供給する。次い
で、マイクロ波発振器16においてマイクロ波を発振さ
せ、導波管15を介して誘電体線路12に導入する。す
ると誘電体線路12下方に電界が形成され、形成された
電界が耐熱性板22を透過してプラズマ生成室24内に
供給されてプラズマが生成され、このプラズマ中のイオ
ン・ラジカルのうち、主としてラジカルのみが仕切板2
3の孔27より処理室25に導かれ、この主としてラジ
カルによって試料S表面のフォトレジストがアッシング
される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
仕切板によってプラズマ生成室と試料室とを分離したダ
ウンストリーム型のプラズマアッシング装置において
は、装置によってアッシングレートが非常に低下する場
合があるという装置依存性の問題があった。
【0009】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であり、アッシングレートの装置依存性の小さい安定し
たプラズマアッシング装置を提供することを目的として
いる。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者は、アッシング
レートの装置依存性が仕切板によって生じていることを
知見した。そして、それがアルミニウム製の仕切板の表
面の性状に依るのではないかと推測し、その表面をフッ
素含有プラズマによって処理することにより、アッシン
グレートの装置依存性が改善されることを確認した。
【0011】すなわち、上記目的を達成するために本発
明に係るプラズマアッシング装置は、プラズマ生成室
と、試料台が配設される処理室と、該プラズマ生成室と
処理室とに分離すべく設けられた多数の孔を有する仕切
板とを備えたプラズマアッシング装置において、前記仕
切板としてフッ素含有プラズマによって表面処理された
アルミニウム板を用いることを特徴としている。
【0012】前記フッ素含有プラズマ処理に使用するガ
スとしては、例えばCF4 、SF6、NF3 等が挙げら
れる。
【0013】
【作用】反応ガスはプラズマ生成室で励起され、イオン
及びラジカルが生成される。生成したイオン及びラジカ
ルのうち、主としてラジカルが仕切板に設けられた孔を
通って、処理室に導かれ、試料がアッシングされる。し
たがって、仕切板はラジカルの輸送に非常に重要な役割
を果たす。
【0014】本発明にあっては、フッ素含有プラズマに
よって、仕切板であるアルミニウム板の表面が処理され
ているので、仕切板の表面が洗浄化されることにより、
アッシング処理の装置依存性が少なくなるとともに、仕
切板の表面がフッ化されることにより、ラジカルのエネ
ルギーが失われずにしかも安定して輸送が行われるの
で、試料を高速でしかも安定してアッシングすることが
できる。
【0015】
【実施例】以下、本発明に係るプラズマアッシング装置
の実施例について説明する。
【0016】実施例に用いたプラズマアッシング装置は
[従来の技術]の項で説明した装置と同様図1に示した
ダウンストリーム型の装置であり、該装置の説明は省略
する。
【0017】仕切板として、フッ素含有プラズマにて表
面を処理したアルミニウム板とフッ素含有プラズマ処理
を行っていないアルミニウム板をそれぞれ10枚用意
し、仕切板を交換しレジストのアッシング実験を行っ
た。
【0018】まず、実験に用いた仕切板について説明す
る。 仕切板はJIS規格A1050のアルミニウムで
厚さ2mmであり、直径2mmの孔が200mm×20
0mmの範囲に縦横に5mmピッチで設けられている。
フッ素含有プラズマ処理は、仕切板を除く以外は[従
来の技術]の項で説明した図1の装置と同様の構成であ
って仕切板を充分に処理できる大きさの装置を用い、C
4 ガス:80sccm、O2 ガス:720sccm、圧力:
0.9Torr、マイクロ波電力:2.0kW、処理時間:
2分間の条件で仕切板の両面について行った。
【0019】次にアッシング実験について説明する。仕
切板を変え、それぞれの仕切板に対して、ウエハ10枚
に対してアッシング処理を行い、アッシングレートの平
均値を測定した。アッシング処理は、ガス供給管13か
らO2 ガスを950sccm、N2 ガスを50sccm、プラズ
マ生成室24に供給し、処理室の圧力を1Torrに設定
し、マイクロ波電力1.4kWでプラズマを生成させ、
フォトレジストを塗布した8インチウエハを200℃に
加熱された試料台26上に載置して、30秒間行った。
【0020】図2に、仕切板としてフッ素含有プラズマ
にて表面を処理したアルミニウム板を用いた場合(本発
明例)とフッ素含有プラズマ処理を行っていないアルミ
ニウム板を用いた場合(比較例)の平均アッシングレー
トの分布を示す。横軸が平均アッシングレート(μm/
min)で、縦軸がその0.2μm/min間隔の範囲
に含まれる装置数である。この図より、仕切板としてフ
ッ素含有プラズマにて表面を処理したアルミニウム板を
用いた場合(本発明)の方がフッ素含有プラズマ処理を
行っていないアルミニウム板を用いた場合(比較例)に
比べ、分布が均一化ししかもアッシングレートが高くな
っていることがわかる。
【0021】また、一度処理を行ったアルミニウム板は
アッシング処理を繰り返し行っても、アッシングレート
の極端な低下は見られなかった。
【0022】また、本実施例ではフッ素含有プラズマ処
理をプラズマアッシング装置とは別の装置で行ったが、
プラズマアッシング装置に仕切板を取り付けた後、この
装置自身の内でフッ素含有プラズマ処理を行っても、同
様の効果が得られた。
【0023】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明に係るプラ
ズマアッシング装置によれば、アッシングレートの装置
依存性を改善できるとともにアッシングレート自体も向
上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ダウンストリーム型のプラズマアッシング装置
を示す概略断面図である。
【図2】本発明例と比較例の平均アッシングレートの分
布を示すグラフである。
【符号の説明】
11 反応器 12 誘電体線路 12a 金属板 12b 誘電体層 13 ガス供給管 14 排気口 15 導波管 16 マイクロ波発振器 21 冷却室 22 耐熱性板 23 仕切板 24 プラズマ生成室 25 処理室 26 試料台 27 孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラズマ生成室と、試料台が配設される処
    理室と、該プラズマ生成室と処理室とに分離すべく設け
    られた多数の孔を有する仕切板とを備えたプラズマアッ
    シング装置において、前記仕切板としてフッ素含有プラ
    ズマによって表面処理されたアルミニウム板を用いるこ
    とを特徴とするプラズマアッシング装置。
JP20096494A 1994-08-25 1994-08-25 プラズマアッシング装置 Pending JPH0864581A (ja)

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JP20096494A JPH0864581A (ja) 1994-08-25 1994-08-25 プラズマアッシング装置

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JPH0864581A true JPH0864581A (ja) 1996-03-08

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JP20096494A Pending JPH0864581A (ja) 1994-08-25 1994-08-25 プラズマアッシング装置

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JP (1) JPH0864581A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6465363B1 (en) 1997-04-28 2002-10-15 Shibaura Mechatronics Corporation Vacuum processing method and vacuum processing apparatus
JP2011035161A (ja) * 2009-07-31 2011-02-17 Ulvac Japan Ltd プラズマ処理装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6465363B1 (en) 1997-04-28 2002-10-15 Shibaura Mechatronics Corporation Vacuum processing method and vacuum processing apparatus
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Effective date: 20040608

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02