JPH0863916A - データ記録再生装置及びそのヘッド位置決め制御方法 - Google Patents

データ記録再生装置及びそのヘッド位置決め制御方法

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JPH0863916A
JPH0863916A JP20243294A JP20243294A JPH0863916A JP H0863916 A JPH0863916 A JP H0863916A JP 20243294 A JP20243294 A JP 20243294A JP 20243294 A JP20243294 A JP 20243294A JP H0863916 A JPH0863916 A JP H0863916A
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head
servo
disk
sector
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JP20243294A
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Tadashi Nakano
正 中野
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ヘッドを目標トラックの中心に位置決めする位
置制御時に、その目標トラックに含まれるセクタ毎の偏
心量を考慮した制御を実行できるようにして、高精度の
ヘッド位置決め制御を実現できるデータ記録再生装置を
提供することにある。 【構成】CPU10は例えば装置の起動時に、ヘッド1
をディスク2の測定用サーボエリアが設けられた最外周
エリアに位置決めする。CPU10は測定用サーボエリ
アから読出されたサーボデータを使用して、ヘッドの偏
心量を各セクタ毎に測定して、測定結果をセクタ毎のテ
ーブルとしてメモリ11に格納する。ヘッドの位置制御
時に、CPU10はアクセス対象のセクタの偏心量を考
慮した位置制御を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に磁気ディスク装置
に関し、ヘッドをトラック中心に位置決め制御するとき
の偏心量を測定する測定手段を備えたデータ記録再生装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気ディスク装置である例えばハ
ードディスク装置(HDD)は、記録媒体としてディス
クを使用し、ヘッドによりそのディスクにデータを記録
し、またディスクからデータを再生する装置である。
【0003】ヘッドはアクチュエータ(キャリッジ)に
より保持されており、このアクチュエータを回転駆動さ
せるボイスコイルモータ(VCM)により、ディスクの
半径方向に移動する。HDDには、そのVCMを駆動制
御して、ヘッドはディスク上の目標トラックまで移動し
て位置決めするためのサーボシステム(ヘッド位置決め
制御装置)が設けられている。
【0004】サーボシステムは、ディスク上の各トラッ
クに設けられたサーボエリアからサーボデータを再生
し、このサーボデータを使用してヘッドを目標トラック
(アクセス対象のセクタを含むトラック)の中心に位置
決め制御する。サーボデータは、大別してシリンダコー
ド(トラックアドレス)とバーストデータからなる。
【0005】サーボシステムは、シリンダコードを使用
してヘッドを目標トラックまで移動する速度制御および
バーストデータを使用する位置制御を実行する。この位
置制御は、トラック追従制御とも呼ばれており、ヘッド
を目標トラックの中心に位置決めするための制御であ
る。
【0006】ここで、サーボシステムには、位置制御時
にバーストデータだけでなく、予め測定して記憶してい
るオフセット量を考慮した制御を実行する方式がある。
具体的には、バーストデータに基づいて算出したヘッド
の位置誤差量に、予めトラック毎に用意されたオフセッ
ト量を加算した制御量を求めている。オフセット量は、
ヘッド移動機構を構成するVCMの駆動特性(DCオフ
セットと称する)やヘッドの取付け構造(メカ的なオフ
セット)によるオフセット(位置ずれ)を解消するため
の測定量である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のHDDのサーボ
システムには、位置制御時にバーストデータだけでな
く、予めトラック毎に測定されたオフセット量を考慮し
た制御量に基づいて、ヘッドを目標トラックの中心に位
置決めする制御を実行する方式がある。
【0008】ところで、HDDでは、ヘッドを目標トラ
ックに位置決めして、その目標トラックに含まれるセク
タに対してデータのリード/ライトを実行させる。この
とき、そのセクタに対応するサーボエリアから再生され
たバーストデータに基づいて、ヘッドの位置制御が実行
される。即ち、再生されたバーストデータからヘッドの
位置誤差量を算出し、この位置誤差量を0にするように
VCMを駆動制御する。しかしながら、各セクタ毎に得
られる位置誤差量は必ずしも同一ではなく、セクタ間で
ディスクの回転振れ等の要因によるヘッドの偏心量が発
生する。このため、実際上では、トラック毎のオフセッ
ト量を考慮した制御でも、まだ十分な精度の位置制御を
実現できていないのが現状である。
【0009】本発明の目的は、ヘッドを目標トラックの
中心に位置決めする位置制御時に、その目標トラックに
含まれるセクタ毎の偏心量を考慮した制御を実行できる
ようにして、高精度のヘッド位置決め制御を実現できる
データ記録再生装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、通常のデータ
をリード/ライトを行なうための各トラック以外の例え
ば最外周の周エリアに、各トラックに設けられたサーボ
エリアのサーボデータと同一のサーボデータが記録され
た測定用サーボエリアが設けられたディスクを使用す
る。さらに、本発明は、測定時にヘッドを周エリアに位
置決めして、測定用サーボエリアから読出されたサーボ
データを使用して、ヘッドの偏心量を各セクタ毎に測定
する測定手段、および測定された偏心量を考慮した位置
制御を実行する制御手段を有する。
【0011】
【作用】本発明では、例えば装置の起動時に、ヘッドを
測定用サーボエリアが設けられた周エリアに位置決めし
て、測定用サーボエリアから読出されたサーボデータを
使用して、ヘッドの偏心量を各セクタ毎に測定する測定
手段が設けられている。この測定された各セクタ毎の偏
心量を記憶することにより、ヘッドの位置制御時に各セ
クタ毎の偏心量を考慮した制御が可能となる。
【0012】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。図1は同実施例のHDDの要部を示すブロック図、
図2は同実施例のディスクの構成を説明するための概念
図、図3は同実施例に関係するメモリとレジスタの内容
を説明するための概念図、図4と図5は同実施例の動作
を説明するためのフローチャートである。 (構成の説明)同実施例のHDDは、図1に示すよう
に、データのリード/ライトを行なうヘッド1とデータ
を記録するディスク2を有する。HDDは、ホストコン
ピュータのコマンドに従って、ヘッド1によりディスク
2にデータを記録し、またはヘッド1により読出された
データの再生を行なう。ディスク2は1枚または複数枚
設けられており、同実施例では便宜的に1枚とする。デ
ィスク2は、スピンドルモータ3により高速回転する。
【0013】ヘッド1は1枚のディスク2の両面に対応
して複数個が設けられている。各ヘッド1はヘッドアク
チュエータ4に保持されている。ヘッドアクチュエータ
4は、ボイスコイルモータ(VCM)5により回転駆動
し、ヘッド1をディスク2の半径方向に移動させる。V
CM5は、VCMドライバ6から駆動電流が供給されて
駆動される。
【0014】リード/ライト回路7は通常では専用の集
積回路からなり、データのリード/ライト処理を実行す
る。リード/ライト回路7は、ホストコンピュータから
転送されたライトデータ(NRZ符号化データ)をライ
ト信号(ライト電流)電流に変換してヘッド1に出力
し、またヘッド1から出力されたリード信号をディジタ
ルのリードデータに変換する。
【0015】ディスクコントローラ(HDC)8は、H
DDとホストコンピュータとの間でデータや各種インタ
ーフェース信号の転送を行なうインターフェースであ
る。HDC8は、ホストコンピュータから転送されたラ
イトデータを受信し、リード/ライト回路7に出力す
る。また、リード/ライト回路7により再生されたリー
ドデータをホストコンピュータに転送する。HDC8は
セクタバッファと称するバッファメモリ(図示せず)を
制御して、リード/ライトデータ(通常ではセクタ単
位)を一時的に格納する。さらに、HDC8は、HDD
の制御を行なう制御装置(CPU)10に、ホストコン
ピュータから発行されたコマンド等を転送したり、CP
U10から各種制御信号を受信する。
【0016】CPU10は、サーボ制御等の各種制御処
理を実行するための制御用マイクロプロセッサ(マイク
ロコントローラ)である。CPU10は、ヘッド位置決
め制御を実行するサーボシステムの主要構成要素であ
る。ヘッド位置決め制御では、CPU10はサーボ回路
9からのサーボデータに基づいてVCMドライバイ6を
制御し、ヘッド1をディスク2上の目標トラックに位置
決めする。
【0017】同実施例では、CPU10は、後述するよ
うに、本発明の要旨であるセクタ毎の偏心量を測定する
測定処理を実行する。CPU10は、測定結果である偏
心量をテーブル化してメモリ11に格納する。メモリ1
1は、例えばEEPROM等の不揮発性リード/ライト
メモリからなり、CPU10により作成された偏心量の
測定結果からなるテーブルを保持する。また、CPU1
0は、測定処理に内部レジスタ(後述するレジスタA,
B)を利用する。
【0018】サーボ回路9はサーボシステムの構成要素
であり、主としてディスク2に記録されているサーボデ
ータを再生して、CPU10に出力する機能を有する。
サーボデータは、前述したように、ヘッド位置決め制御
の速度制御に使用されるシリンダコード(トラックアド
レス)と位置制御(トラック追従制御)に使用されるバ
ーストデータからなる。
【0019】サーボ回路9は、ヘッド1により読出され
たリード信号からシリンダコードとバーストデータを抽
出する。具体的には、サーボ回路9は、リード/ライト
回路7から出力されたリードパルスからシリンダコード
を抽出する。また、リード/ライト回路7から出力され
たアナログのリード信号からバーストデータに相当する
信号をサンプリングして、ディジタルのバーストデータ
に変換する。
【0020】次に、同実施例の動作を説明する。 (ディスクフォーマットの説明)同実施例では、ディス
ク2のフォーマットは、図2に示すように、中心部に設
けられているCSSエリア、データの記録エリアである
多数のトラックTR0〜TRNおよび最外周エリアに設
けられているガードバンド(以下測定用周エリアと称す
る)20からなる。
【0021】各トラックTR0〜TRNは、外周側から
内周側にトラック番号(シリンダ番号)が順番に割当て
られている。例えば外周側のトラックTR0はトラック
番号0である。各トラックTR0〜TRNは、一定間隔
にサーボエリアSAが配置されており、データのアクセ
ス単位である複数のセクタに分割されている。ここで、
セクタフォーマットは、各サーボエリアSAに対応して
1セクタからなる方式(便宜的に通常方式とする)と各
サーボエリアSA毎に1セクタまたは複数セクタから構
成されるCDR方式がある。
【0022】通常方式のセクタフォーマットは、トラッ
クに構成された各セクタの先頭部がサーボエリアSAと
なる構成である。これに対して、CDR(consta
ntdensity recording)方式は、各
サーボエリアSAを基準としたサーボセクタ及びこのサ
ーボセクタに含まれる1または複数のデータセクタから
なるセクタ構成である。いずれの方式でも、セクタまた
はデータセクタがデータのリード/ライトを行なうアク
セス単位であり、本発明を適用することができる。
【0023】同実施例では、最外周エリアには測定用周
エリア20が設けられている。この測定用周エリア20
は通常のデータのリード/ライトが禁止されたいわば特
定トラックである。測定用周エリア20には、各トラッ
クTR0〜TRNに設けられたサーボエリアSAに相当
するサーボエリア(測定用サーボエリア)SAeが配置
されている。したがって、各サーボエリアSAeには、
サーボエリアSAのサーボデータと同一のサーボデータ
が記録されている。
【0024】ここで、各サーボエリア(SA,SAe)
には、図6に示すように、サーボデータの中で、シリン
ダコード以外に位置制御用のバーストデータA〜Dが記
録されている。なお、各サーボエリアには、実際上では
シリンダコードとバーストデータ以外に、AGC信号や
セクタパターン(セクタパルスを生成するためのデー
タ)等が記録されている。
【0025】CPU10は、位置制御時にサーボ回路9
により再生されたバーストデータA〜Dに基づいて、ヘ
ッド1の現在位置とトラック中心(図6に示す各トラッ
クに対応する実線)との位置誤差量「(A−B)/(A
+B)」と「(C−D)/(C+D)」を算出する。C
PU10は、算出した位置誤差量に基づいて、ヘッド1
が目標トラックの中心に位置決めするための制御量を算
出し、VCMドライバ6を介してVCM5を駆動制御す
る。 (偏心量の測定動作)前記のような内容を前提として、
本発明の要旨である偏心量の測定動作について図3と図
4を参照して説明する。
【0026】ここで、偏心量とは、通常ではディスクの
回転運動に伴う回転振れにより発生するヘッドの位置ず
れ量である。これは、ディスクの回転中心が組み立て誤
差等によりずれてしまう現象を要因として発生するもの
と想定される。
【0027】まず、例えばHDDの起動時(電源投入直
後)に、CPU10は、図4のステップS1に示すよう
に、ヘッド1をディスク2の最外周エリアである測定用
周エリア20まで移動させて固定化させる。具体的に
は、VCMドライバ6を介してVCM5に外周方向の駆
動電流を継続的に供給して、VCM5をロックさせる。
VCM5にはマグネットとストッパを利用したロック機
構が設けられている。
【0028】これにより、ヘッド1は、図2に示すよう
に、測定用周エリア20に固定的に位置決めされて、測
定用周エリア20の各サーボエリアSAeからバースト
データの読出し可能の状態になっている。なお、ヘッド
1は、CPU10の制御によりディスク2の半径方向
(矢印R)に移動する。
【0029】次に、CPU10は、ヘッド1によりセク
タN(例えばセクタ番号0)に対応するサーボエリアS
Aeから読出されたバーストデータを読込む(ステップ
S2)。ここで、各サーボエリアSAeは、各トラック
TR0〜TRNの各サーボエリアSAに相当するから、
各トラックTR0〜TRNの各セクタに対応している。
但し、CDR方式では、サーボエリアSAeに対応する
セクタとはサーボセクタを意味する。
【0030】CPU10は、セクタNに対応するバース
トデータに基づいて、ヘッド1の位置誤差量PEを算出
する(ステップS3)。位置誤差量PEとは、前記の
「(A−B)/(A+B)」または「(C−D)/(C
+D)」である。CPU10は、算出した位置誤差量P
Eを、図3(A)に示すように、複数の内部レジスタの
中でレジスタAに格納する(ステップS4)。ここで、
別のレジスタBを用意し、レジスタBには1セクタ前の
セクタN−1に対応する位置誤差量PEを格納する(図
3(B)を参照)。
【0031】CPU10は、レジスタA,Bの各内容に
基づいて、セクタNに対応するヘッド1の偏心量ENを
算出する(ステップS5)。具体的には、CPU10
は、レジスタBの内容とレジスタAの内容との差を求め
て、偏心量ENとして算出する。CPU10は、図3
(C)に示すように、偏心量ENを各セクタ毎にテーブ
ル化し、メモリ11に保存する(ステップS6)。次
に、レジスタAの内容をレジスタBに格納する(ステッ
プS7)。即ち、レジスタBには、次のセクタN+1の
前のセクタNの位置誤差量PEが格納されることにな
る。
【0032】このようなセクタ毎の偏心量の測定処理を
全セクタに対して実行し、図3(C)に示すように、各
セクタ毎の偏心量からなるテーブルを作成することにな
る(ステップS8)。 (偏心量を考慮した位置制御動作)次に、図5を参照し
て、偏心量の測定結果であるテーブルを使用して、ヘッ
ド1を目標トラックの中心に位置決めする位置制御の動
作について説明する。
【0033】まず、ホストコンピュータからのコマンド
に従って、CPU10はヘッド1をアクセス対象の目標
トラックまで移動させる速度制御を実行する(ステップ
S10)。この速度制御ではサーボデータのシリンダコ
ードが利用される。
【0034】ヘッド1を目標トラックまで移動させる
と、CPU10は目標トラックの中心に位置決めする位
置制御に移行する。ここで、ヘッド1は指定された目標
トラックに含まれるセクタNに対してデータのリード/
ライトを行なう。
【0035】CPU10は、セクタNに対応するサーボ
エリアSAからバーストデータを読込み、前記のような
位置誤差量PEを算出する(ステップS11,S1
2)。また、前述したように、従来のトラック毎のオフ
セット量を用意している場合には、CPU10はそのオ
フセット量OFを格納したメモリ(11または別のメモ
リ)から読出す(ステップS13)。さらに、CPU1
0は、メモリ11に格納されたテーブルからセクタNに
対応する偏心量ENを読出す(ステップS14)。
【0036】CPU10は、位置誤差量PEに対してオ
フセット量OFと偏心量ENを考慮した制御量を算出し
て、VCMドライバ6を介してVCM5を駆動制御する
(ステップS15)。具体的には、VCMドライバ6に
は、CPU10からの制御量をD/A変換回路により電
圧信号に変換されて供給される。VCMドライバ6は、
その制御量に応じた駆動電流をVCM5に供給する。
【0037】このようにして、ヘッド1を目標トラック
の中心に位置決めする位置制御時に、従来のトラック毎
のオフセット量だけでなく、セクタ毎の偏心量を考慮し
た位置制御を実行することができる。したがって、目標
トラックに含まれるアクセス対象のセクタに対して、ヘ
ッド1を高精度に位置決めすることが可能となる。これ
により、アクセス対象のセクタに対して、データのリー
ド/ライトを高精度に行なうことができるため、特に高
記録密度のHDDには有効である。
【0038】また、同実施例では、ディスク2上の各ト
ラック以外の最外周エリアに配置したサーボエリアを利
用して、各セクタ毎の偏心量を求めてテーブルを作成す
る測定処理が実行される。したがって、例えばHDDの
起動時にその測定処理を実行することになるが、テーブ
ルを作成してメモリ11に格納した後は、必ずしも起動
毎に測定処理を実行する必要はない。また、測定用周エ
リア20は必ずしも、最外周エリアである必要はなく、
例えば最内周側のトラック等を使用してもよい。
【0039】さらに、同実施例では、ディスク2の枚数
を1枚の場合について説明したが、ディスク2が複数枚
の場合には各ディスクに対して、セクタ毎の偏心量のテ
ーブルを作成するようにしてもよい。
【0040】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、ヘ
ッドを目標トラックの中心に位置決めする位置制御時
に、その目標トラックに含まれるセクタ毎の偏心量を考
慮した制御を実行できる。したがって、アクセス対象で
あるセクタに対して、ヘッドを高精度に位置決めするこ
とが可能となる。特に、高記録密度のHDD等に適用す
れば、アクセス対象のセクタに対してデータのリード/
ライトを高精度に行なうことができるため、極めて有効
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係わるHDDの要部を示すブ
ロック図。
【図2】同実施例のディスクの構成を説明するための概
念図。
【図3】同実施例に関係するメモリとレジスタの内容を
説明するための概念図。
【図4】同実施例の動作を説明するためのフローチャー
ト。
【図5】同実施例の動作を説明するためのフローチャー
ト。
【図6】従来のサーボデータと位置誤差量を説明するた
めの概念図。
【符号の説明】
1…ヘッド、2…ディスク、4…ヘッドアクチュエー
タ、5…ボイスコイルモータ(VCM)、6…VCMド
ライバ、7…リード/ライト回路、10…制御装置(C
PU)、11…メモリ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データのリード/ライトを行なうヘッド
    と、 各トラックに構成された複数のセクタ、および前記各セ
    クタに対応し、前記ヘッドを位置決め制御するためのサ
    ーボデータが記録されたサーボエリアを有するディスク
    と、 このディスクを回転駆動させるディスク駆動手段と、 このディスクに記録された前記サーボデータを使用し
    て、前記ヘッドの偏心量を前記各セクタ毎に測定する測
    定手段と、 前記ヘッドより読出された前記サーボデータと前記測定
    手段により測定された前記偏心量とに基づいて前記ヘッ
    ドの位置決め制御に必要な制御量を求めて、前記制御量
    に従って前記ヘッドを前記ディスク上の目標トラックに
    位置決め制御する制御手段とを具備したことを特徴とす
    るデータ記録再生装置。
  2. 【請求項2】 各トラックに構成された複数のセクタを
    有するディスク、このディスクを回転駆動させるディス
    ク駆動手段、および前記各トラックの目標トラックに位
    置決めされて、前記各セクタ単位にデータのリード/ラ
    イトを行なうヘッドを有するデータ記録再生装置におい
    て、 前記ディスクの前記各トラック以外の所定の周エリアに
    記録されたサーボデータを使用して、前記ヘッドの偏心
    量を前記各セクタ毎に測定する測定手段と、 この測定手段により測定された前記各セクタ毎の前記偏
    心量を記憶するメモリ手段とを具備したことを特徴とす
    るデータ記録再生装置。
  3. 【請求項3】 データのリード/ライトを行なうヘッド
    と、 各トラックに構成された複数のセクタ、前記各セクタに
    対応して前記ヘッドを位置決め制御するためのサーボデ
    ータが記録されたサーボエリア、および前記各トラック
    以外の所定の周エリアに配置されて、前記サーボデータ
    と同一のサーボデータが記録された測定用サーボエリア
    を有するディスクと、 このディスクを回転駆動させるディスク駆動手段と、 前記ヘッドを前記周エリアに位置決めして、前記測定用
    サーボエリアから読出された前記サーボデータを使用し
    て、前記ヘッドの偏心量を前記各セクタ毎に測定する測
    定手段と、 前記ヘッドを前記ディスク上の目標トラックに位置決め
    制御するときに、前記目標トラックの前記サーボエリア
    から読出された前記サーボデータと前記測定手段により
    測定された前記偏心量とに基づいて前記ヘッドの位置決
    め制御に必要な制御量を求める制御手段とを具備したこ
    とを特徴とするデータ記録再生装置。
  4. 【請求項4】 データのリード/ライトを行なうヘッド
    と、 各トラックに構成された複数のセクタ、前記各セクタに
    対応して前記ヘッドを位置決め制御するためのサーボデ
    ータが記録されたサーボエリア、および前記各トラック
    以外の最外周エリアに配置されて、前記サーボデータと
    同一のサーボデータが記録された測定用サーボエリアを
    有するディスクと、 このディスクを回転駆動させるディスク駆動手段と、 前記ヘッドの偏心量を測定するときに、前記ヘッドを前
    記最外周エリアに固定的に位置決めするための位置決め
    手段と、 この位置決め手段により位置決めされた前記ヘッドによ
    り前記測定用サーボエリアから読出された前記サーボデ
    ータを使用して、前記偏心量を前記各セクタ毎に測定す
    る測定手段と、 前記ヘッドを前記ディスク上の目標トラックに位置決め
    制御するときに、前記目標トラックの前記サーボエリア
    から読出された前記サーボデータと前記測定手段により
    測定された前記偏心量とに基づいて前記ヘッドの位置決
    め制御に必要な制御量を求める制御手段とを具備したこ
    とを特徴とするデータ記録再生装置。
  5. 【請求項5】 データのリード/ライトを行なうヘッ
    ド、このディスクを回転駆動させるディスク駆動手段、
    および各トラック毎に構成された複数のセクタと前記各
    トラック以外の所定の周エリアに配置されて、前記ヘッ
    ドを位置決め制御するための前記サーボデータが記録さ
    れた測定用サーボエリアとを有するディスクを備えたデ
    ータ記録再生装置において、 前記ヘッドを前記周エリアに位置決めして、前記測定用
    サーボエリアから読出された前記サーボデータを使用し
    て、前記ヘッドの偏心量を前記各セクタ毎に測定するス
    テップと、 測定された前記各セクタ毎の前記偏心量を記憶するステ
    ップと、 前記ヘッドを目標トラックに移動するステップと、 前記目標トラックのサーボエリアから読出されたサーボ
    データと記憶された前記偏心量とに基づいて、前記ヘッ
    ドを前記目標トラックの中心に位置決めするステップと
    からなることを特徴とするデータ記録再生装置のヘッド
    位置決め制御方法。
  6. 【請求項6】 データのリード/ライトを行なうヘッ
    ド、このディスクを回転駆動させるディスク駆動手段、
    および各トラック毎に構成された複数のセクタと前記各
    トラック以外の最外周エリアに配置されて、前記ヘッド
    を位置決め制御するための前記サーボデータが記録され
    た測定用サーボエリアとを有するディスクを備えたデー
    タ記録再生装置において、 前記ヘッドを前記最外周エリアに固定的に位置決めする
    ステップと、 位置決めされた前記ヘッドにより前記測定用サーボエリ
    アから読出された前記サーボデータを使用して、前記ヘ
    ッドの偏心量を前記各セクタ毎に測定するステップと、 測定された前記各セクタ毎の前記偏心量を記憶するステ
    ップとからなることを特徴とするデータ記録再生装置の
    偏心量測定方法。
JP20243294A 1994-08-26 1994-08-26 データ記録再生装置及びそのヘッド位置決め制御方法 Pending JPH0863916A (ja)

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JP (1) JPH0863916A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6496322B1 (en) 1996-06-10 2002-12-17 Fujitsu Limited Head position control for a disk drive which performs recording about the rotational center even if the recorded servo information is eccentric
KR100712557B1 (ko) * 2006-07-03 2007-05-02 삼성전자주식회사 와피지가 발생한 디스크를 효과적으로 스크린하는 방법
US7365927B2 (en) 2003-09-17 2008-04-29 Fujitsu Limited Eccentricity correction data recording method and recording medium having eccentricity correction data

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KR100712557B1 (ko) * 2006-07-03 2007-05-02 삼성전자주식회사 와피지가 발생한 디스크를 효과적으로 스크린하는 방법

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